JPH06215642A - 耐熱性ケーブル - Google Patents
耐熱性ケーブルInfo
- Publication number
- JPH06215642A JPH06215642A JP50A JP433993A JPH06215642A JP H06215642 A JPH06215642 A JP H06215642A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 433993 A JP433993 A JP 433993A JP H06215642 A JPH06215642 A JP H06215642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- cable
- cover layer
- rubber
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第２被覆層のヒビ割れを防止してケーブル本
体を溶湯等から充分に保護すること。 【構成】 ケーブル本体１１と、ケーブル本体１１の表
面に配置されたガラス繊維スリーブからなる第１被覆層
２０と、第１被覆層２０の表面に設けられ、耐熱性を有
したゴム製の熱収縮チューブからなる第２被覆層２１と
を備えたこと。
体を溶湯等から充分に保護すること。 【構成】 ケーブル本体１１と、ケーブル本体１１の表
面に配置されたガラス繊維スリーブからなる第１被覆層
２０と、第１被覆層２０の表面に設けられ、耐熱性を有
したゴム製の熱収縮チューブからなる第２被覆層２１と
を備えたこと。
Description
【０００１】
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性ケーブルに関す
るものであり、特に、ロボット用のケーブルとして利用
される。
るものであり、特に、ロボット用のケーブルとして利用
される。
【０００３】
【従来の技術】従来、この種のケーブルとしては、例え
ば、実開昭６４−４４１１６号公報に示されるものが知
られている。これは、ケーブル本体の表面に配置された
ガラス繊維スリーブからなる第１被覆層の表面に、フッ
素樹脂を塗布したものである。
ば、実開昭６４−４４１１６号公報に示されるものが知
られている。これは、ケーブル本体の表面に配置された
ガラス繊維スリーブからなる第１被覆層の表面に、フッ
素樹脂を塗布したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】第１被覆層の表面に塗
布されたフッ素樹脂は、耐熱性には優れているが、柔軟
性には乏しい。その結果、上記のケーブルが曲げ応力を
受けて屈曲を繰り返すに伴い、フッ素樹脂がヒビ割れる
恐れがある。そして、溶湯等がそのヒビ割れた部分から
ケーブル本体内部に向かって侵入して第１被覆層を溶解
させ、最終的にはケーブル本体内の導体が断線したり、
短絡したりする危険性がある。
布されたフッ素樹脂は、耐熱性には優れているが、柔軟
性には乏しい。その結果、上記のケーブルが曲げ応力を
受けて屈曲を繰り返すに伴い、フッ素樹脂がヒビ割れる
恐れがある。そして、溶湯等がそのヒビ割れた部分から
ケーブル本体内部に向かって侵入して第１被覆層を溶解
させ、最終的にはケーブル本体内の導体が断線したり、
短絡したりする危険性がある。
【０００５】故に、本発明は、耐熱性及び柔軟性に優れ
たケーブルを提供することを、その技術的課題とするも
のである。
たケーブルを提供することを、その技術的課題とするも
のである。
【０００６】
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ケーブル
本体と、ケーブル本体の表面に配置されたガラス繊維ス
リーブからなる第１被覆層と、第１被覆層の表面に設け
られ、耐熱性を有したゴム製の熱収縮チューブからなる
第２被覆層とを備えたことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、ケーブル
本体と、ケーブル本体の表面に配置されたガラス繊維ス
リーブからなる第１被覆層と、第１被覆層の表面に設け
られ、耐熱性を有したゴム製の熱収縮チューブからなる
第２被覆層とを備えたことである。
【０００８】
【作用】上記技術的手段によれば、第２被覆層の材料に
耐熱性ゴムを用いているので、第２被覆層は柔軟性に優
れ、ケーブルが屈曲を繰り返したとしてもゴムの弾性力
により直ちに基の位置に戻る。その結果、第２被覆層が
ヒビ割れることはない。
耐熱性ゴムを用いているので、第２被覆層は柔軟性に優
れ、ケーブルが屈曲を繰り返したとしてもゴムの弾性力
により直ちに基の位置に戻る。その結果、第２被覆層が
ヒビ割れることはない。
【０００９】又、溶湯等が第２被覆層に付着しても上記
耐熱性ゴムの作用により第２被覆層が殆ど溶解しない。
その結果、溶湯等がケーブル本体に向かって侵入し難く
なる。
耐熱性ゴムの作用により第２被覆層が殆ど溶解しない。
その結果、溶湯等がケーブル本体に向かって侵入し難く
なる。
【００１０】以上より、ケーブル本体が溶湯等から充分
に保護され、ケーブル本体内の導体の断線や短絡が抑制
される。
に保護され、ケーブル本体内の導体の断線や短絡が抑制
される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は、本実施例に係る耐熱性ケーブルの
構成図であり、図２は、図１のＡ−Ａ断面図である。
構成図であり、図２は、図１のＡ−Ａ断面図である。
【００１３】図１に示されるように、耐熱性ケーブル１
０は、ケーブル本体１１を備えている。ケーブル本体１
１は、ＴＡ（スズメッキ軟銅線）からなる複数の導体１
３を備えており、各導体１３の周りには、ＥＴＦＥ（エ
チレンテトラフルオロエチレンからなる複数の絶縁体１
４が被覆されている。各導体１３間には、綿糸１２が介
在されている。複数の絶縁体１４をまとめて覆うように
ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）からなるテー
プ１５が設けられている。このテープ１５は、電気特性
に優れている。テープ１５の周りには、ＴＡ（スズメッ
キ軟銅線）からなるシールド１６が設けられており、外
部（例えば、動力線等による伝導ノイズ）からのノイズ
を抑制するようになっている。シールド１６の周りに
は、ＰＵ（ポリウレタン），ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）
からなる保護層１７が被覆されている。
０は、ケーブル本体１１を備えている。ケーブル本体１
１は、ＴＡ（スズメッキ軟銅線）からなる複数の導体１
３を備えており、各導体１３の周りには、ＥＴＦＥ（エ
チレンテトラフルオロエチレンからなる複数の絶縁体１
４が被覆されている。各導体１３間には、綿糸１２が介
在されている。複数の絶縁体１４をまとめて覆うように
ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）からなるテー
プ１５が設けられている。このテープ１５は、電気特性
に優れている。テープ１５の周りには、ＴＡ（スズメッ
キ軟銅線）からなるシールド１６が設けられており、外
部（例えば、動力線等による伝導ノイズ）からのノイズ
を抑制するようになっている。シールド１６の周りに
は、ＰＵ（ポリウレタン），ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）
からなる保護層１７が被覆されている。
【００１４】図１及び図２に示されるように、ケーブル
本体１１の周りつまり保護層１７の周りには、ガラス繊
維スリーブからなる円筒状の第１被覆層２０が設けられ
ている。この第１被覆層２０の材質となるガラス繊維
は、熱伝導性に乏しいので、外部からの熱がケーブル本
体１１に伝わるのを抑制できる。
本体１１の周りつまり保護層１７の周りには、ガラス繊
維スリーブからなる円筒状の第１被覆層２０が設けられ
ている。この第１被覆層２０の材質となるガラス繊維
は、熱伝導性に乏しいので、外部からの熱がケーブル本
体１１に伝わるのを抑制できる。
【００１５】第１被覆層２０の周りには、本発明の特徴
部分となる円筒状の第２被覆層２１が設けられており、
この第２被覆層２１は、エチレン−プロピレンゴム等か
らなる耐熱性ゴム製の熱収縮チューブから構成されてい
る。第２被覆層２１の材質となるエチレン−プロピレン
ゴム等からなる耐熱性ゴムは、柔軟性に優れているの
で、ケーブル１０が屈曲を繰り返したとしてもゴムの弾
性力により直ちに基の位置に戻る。その結果、第２被覆
層２１がヒビ割れることはない。又、溶湯（例えば、ア
ルミ溶湯）が第２被覆層２１に付着しても上記耐熱性ゴ
ムの作用で、第２被覆層２１が殆ど溶解しない。従っ
て、溶湯がケーブル本体１１に向かって侵入し難くな
り、ケーブル本体１１が溶湯から充分に保護され、ケー
ブル本体１１内の導体１３の断線や短絡を抑制できる。
部分となる円筒状の第２被覆層２１が設けられており、
この第２被覆層２１は、エチレン−プロピレンゴム等か
らなる耐熱性ゴム製の熱収縮チューブから構成されてい
る。第２被覆層２１の材質となるエチレン−プロピレン
ゴム等からなる耐熱性ゴムは、柔軟性に優れているの
で、ケーブル１０が屈曲を繰り返したとしてもゴムの弾
性力により直ちに基の位置に戻る。その結果、第２被覆
層２１がヒビ割れることはない。又、溶湯（例えば、ア
ルミ溶湯）が第２被覆層２１に付着しても上記耐熱性ゴ
ムの作用で、第２被覆層２１が殆ど溶解しない。従っ
て、溶湯がケーブル本体１１に向かって侵入し難くな
り、ケーブル本体１１が溶湯から充分に保護され、ケー
ブル本体１１内の導体１３の断線や短絡を抑制できる。
【００１６】上記の如く構成されたケーブル１０の製造
方法を以下に説明する。但し、ケーブル本体１１の製造
方法は周知であるので、省略する。
方法を以下に説明する。但し、ケーブル本体１１の製造
方法は周知であるので、省略する。
【００１７】まず、ケーブル本体１１の周りにガラス繊
維スリーブからなる円筒状の第１被覆層２０を配置し
た。次に、第１被覆層２０の周りにエチレン−プロピレ
ンゴム製の熱収縮チューブからなる第２被覆層２１を被
せた。その状態で、ドライヤー等により第２被覆層２１
を加熱して収縮させて、第１被覆層２０の周りに第２被
覆層２１を被覆した。
維スリーブからなる円筒状の第１被覆層２０を配置し
た。次に、第１被覆層２０の周りにエチレン−プロピレ
ンゴム製の熱収縮チューブからなる第２被覆層２１を被
せた。その状態で、ドライヤー等により第２被覆層２１
を加熱して収縮させて、第１被覆層２０の周りに第２被
覆層２１を被覆した。
【００１８】尚、本実施例に係るケーブル１０は、ロボ
ット等の可動部品等に適用される。
ット等の可動部品等に適用される。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【００２０】第１被覆層の表面に設けられた第２被覆層
の材料として耐熱性及び柔軟性に優れたゴム製の熱収縮
チューブを用いたので、第２被覆層がヒビ割れることは
なくなり、溶湯等の影響で第２被覆層が溶解する危険性
が少なくなる。その結果、ケーブル本体を溶湯等から充
分に保護でき、ケーブル本体内の導体の断線や短絡を抑
制できる。
の材料として耐熱性及び柔軟性に優れたゴム製の熱収縮
チューブを用いたので、第２被覆層がヒビ割れることは
なくなり、溶湯等の影響で第２被覆層が溶解する危険性
が少なくなる。その結果、ケーブル本体を溶湯等から充
分に保護でき、ケーブル本体内の導体の断線や短絡を抑
制できる。
【図１】本実施例に係る耐熱性ケーブルの構成図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
１０ 耐熱性ケーブル １１ ケーブル本体 ２０ ガラス繊維スリーブからなる第１被覆層 ２１ 耐熱性を有したゴム製の熱収縮チューブからなる
第２被覆層
第２被覆層
Claims (1)
- 【請求項１】 ケーブル本体と、 前記ケーブル本体の表面に配置されたガラス繊維スリー
ブからなる第１被覆層と、 前記第１被覆層の表面に設けられ、耐熱性を有したゴム
製の熱収縮チューブからなる第２被覆層とを備えたこと
を特徴とする耐熱性ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06215642A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 耐熱性ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06215642A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 耐熱性ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06215642A true JPH06215642A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11581687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06215642A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 耐熱性ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06215642A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013005623A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤーハーネス用保護材料及びワイヤーハーネス |
| KR101445091B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2014-09-29 | (주)에스엔엔씨 | 전기로 열전대용 내열 절연 보상도선 |
| CN110232998A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-13 | 王章力 | 复合电缆 |
| KR102090579B1 (ko) * | 2019-07-10 | 2020-03-18 | 노청담 | 선박용 히팅 케이블의 마감 처리방법 및 그 방법에 의해 제조된 선박용 히팅 케이블 |
-
1993
- 1993-01-13 JP JP50A patent/JPH06215642A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013005623A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤーハーネス用保護材料及びワイヤーハーネス |
| KR101445091B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2014-09-29 | (주)에스엔엔씨 | 전기로 열전대용 내열 절연 보상도선 |
| CN110232998A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-13 | 王章力 | 复合电缆 |
| CN110232998B (zh) * | 2019-06-18 | 2020-12-18 | 无锡市新宇线缆有限公司 | 复合电缆 |
| KR102090579B1 (ko) * | 2019-07-10 | 2020-03-18 | 노청담 | 선박용 히팅 케이블의 마감 처리방법 및 그 방법에 의해 제조된 선박용 히팅 케이블 |
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