JPS6320024Y2 - - Google Patents

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JPS6320024Y2
JPS6320024Y2 JP7123079U JP7123079U JPS6320024Y2 JP S6320024 Y2 JPS6320024 Y2 JP S6320024Y2 JP 7123079 U JP7123079 U JP 7123079U JP 7123079 U JP7123079 U JP 7123079U JP S6320024 Y2 JPS6320024 Y2 JP S6320024Y2
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JP
Japan
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adhesive layer
jacket
shielded
aluminum foil
wire
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JP7123079U
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JPS55170706U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシールド付絶縁電線、特にテレビ、ス
テレオ等の電子機器の内部配線材として使用され
るシールド付絶縁電線の改良に関するものであ
る。
近年アルミ箔をシールド材とした、シールド付
絶縁電線が提案されている。
第1図はその一例を示すもので、1は導体、2
はその外周に施された絶縁体であり、この絶縁導
体二本を、アルミ箔から成るシールドテープ3に
より8の字状に覆い、ドレンワイヤ4を縦添えし
た後、その上からジヤケツト5を押出被覆したも
のである。
ところでこの種シールド付絶縁電線は、端末処
理作業の合理化を目的として、ジヤケツト5と接
する側のアルミ面に、接着材層を一様に施こし、
ジヤケツト5とシールドテープ3を一体化してい
る。
第2図はシールドテープ3を拡大したもので、
アルミ箔6の一方の片面に接着材層7、他の片面
に補強層8を設けたものである。
そして、接着材層7面がジヤケツト5面側にし
て縦添えされ、ジヤケツト5とアルミ箔6が一体
化されるものである。
この構造を採用することにより、ジヤケツトの
剥離時に、シールドテープも同時に剥離されるも
のであり、端末処理作業が大幅に簡略化されるも
のである。
しかしドレンワイヤが接着材層上に、ジヤケツ
ト押出被覆時に縦添えされ、ジヤケツト押出被覆
時の熱により、接着材層を溶融させ、下地のアル
ミ面とドレンワイヤが電気的に接触する機構をと
つているため、ジヤケツト押出被覆時の温度の高
低のバラツキ、あるいは、接着材層厚の厚い薄
い、さらにはジヤケツト材の硬軟等の要因によ
り、電気的接触状態が安定しない欠点があつた。
即ち、接触抵抗値にバラツキが生じると同時
に、電線に振動が加わつた場合にも、アルミ面と
ドレンワイヤの電気的接触状態が不安定となりや
すく、シールド効果の低下につながるものであ
る。
本考案は以上の諸点にかんがみ、アルミ箔をシ
ールド材としたシールド付絶縁電線の、端末処理
作業の合理化の利点を継承しつつ、ドレンワイヤ
とアルミ箔面の電気的接触の安定性を大幅に向上
した、改良されたシールド付絶縁電線の提供を目
的として為されたもので、その要旨とするところ
は、絶縁導体と、その外周に縦添え形成されたシ
ールドテープと、そのシールドテープに接触させ
て縦添えされたドレンワイヤと、これらの外周に
押出被覆されたジヤケツトとより成り、前記シー
ルドテープのジヤケツト側の表面には、間歇的に
接着材層が設けられていることを特徴とするシー
ルド付絶縁電線にある。
上記において、導体としては、軟銅撚線、錫メ
ツキ軟銅撚線、一括錫コーテイング軟銅線等が用
いられる。
ドレンワイヤも同様なものが用いられる。
絶縁体としては、ポリエチレン、発泡ポリエチ
レン、あるいはこれらを架橋したもの等が適当で
ある。
ジヤケツトとしては、塩化ビニルが適当であ
る。
シールドテープはアルミ箔が用いられ、厚さは
7〜20ミクロン適度である。
アルミ箔の強度が弱く製造が困難な場合は、ア
ルミ箔を補強するため、紙あるいはポリエステル
等の補強層を設けても良い。
補強層を設けた場合、アルミ箔を薄くすること
も可能であり、材料コストが低減される利点があ
る。
接着材層としては、ジヤケツトと同材質の塗料
即ち、塩化ビニルの塗料をコーテイングしたもの
が適当であり、ジヤケツトの押出被覆時の押出熱
より溶融し、接着材層とジヤケツトが一体化する
ものである。
ここで接着材層が間歇的に設けられていると言
うことは、接着材層の存在する部分と、接着材層
の存在しない部分があり、接着材層の存在する部
分ではジヤケツトと一体化され、接着材層の存在
しない部分では、ドレンワイヤとアルミ箔が接触
していることを意味するものである。
即ち、接着材層の存在する部分ではジヤケツト
と一体化され、端末処理作業の合理化が得られ、
接着材層の存在しない部分では、ドレンワイヤと
アルミ箔面の安定した電気的接触が得られるもの
である。
種々の実験を行つたところ、接着材層の量とし
ては、重量で0.25〜0.5g/m2が好ましいことが
明らかとなつた。
即ち0.25g/m2以下では接着性に難点があり、
ジヤケツト剥離時に同時にシールドテープが剥離
されない場合があり、又、0.5g/m2以上では接
着材層が厚くなり、ドレンワイヤとアルミ箔の電
気的な接触が不安定なものである。
接着材層にアルミ粉末を10%以上含有させた場
合、導電性を有するため電気的接触が安定し好ま
しいが、20%以上含有させた場合は、接着性に問
題が出てくる。
シールドテープとジヤケツトは間歇的にしか一
体化されていないため、電線を屈曲させた場合ア
ルミ箔の破断が考えられるが、接着材層を施す
時、電線長手方向に対して、30〜60゜の角度であ
れば破断しないことが実験の結果明らかとなつ
た。
角度を付けて接着材層を施こす方法としては、
一定方向に平行に施すものと、格子状に施こすも
のが考えられる。
またアルミ箔の破断を防止する方法としては、
接着材層のパターンを密にすることも好ましく、
接着材層の占有面積が50%以上あれば良いことが
明らかとなつた。
しかし電気的接触の安定性を考えた場合、アル
ミ箔の地肌の露出面積が25%以上であることが好
ましく、従つて接着材層の占有面積は75%以下で
あることが好ましい。
さらにアルミ箔の破断を防止するためには、接
着材層の幅及びアルミ箔地肌の露出幅が1mm以下
であれば良いことが実験により明らかとなつた。
次に、本考案シールド付絶縁電線の一実施例
を、添付図面第1図及び第3図を参照して説明す
る。
1は錫メツキ軟銅撚線より成る導体にして、2
はその外周に押出被覆されたポリエチレン絶縁体
である。
この絶縁導体は二本が並列配置され、その外周
にシールドテープ3が8の字状に形成され、軟銅
撚線より成るドレンワイヤ4を縦添えした後、最
外周に塩化ビニルより成るジヤケツト5が押出被
覆され完成されるものである。
シールドテープ3は第3図に示す様に、アルミ
箔6の片面に補強のためのポリエステルテープ8
が設けられており、他方の片面には、接着材層7
として塩化ビニル塗料が塗布されている。
塩化ビニル塗料7は、電線長手方向に対して
45゜の角度で、塗布部分の幅と非塗布部分の幅が
0.8mmとなる様に塗布されており、この接着材層
7面が塩化ビニルジヤケツト5側となる様縦添え
形成されている。
そしてジヤケツト5の押出熱により塩化ビニル
塗料7が溶融して、ジヤケツト5とシールドテー
プ3が一体化される。
この様にして成る本実施例絶縁電線は、ジヤケ
ツト5の剥離と同時にシールドテープ3も同時に
剥離されることが確められた。
またアルミ箔6とドレンワイヤ4の電気接触も
安定であり、さらに電線を屈曲させても、アルミ
箔6が破断しなかつた。
以上説明した本考案によれば、端末処理作業の
容易な、電気的にも安定した優れたシールド付絶
縁電線の提供を可能としたものであり、その実用
的価値は非常に大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はシールド付絶縁電線の一例を示す横断
面図、第2図は従来のシールド付絶縁電線に使用
されたシールドテープの一例を示す斜視拡大説明
図、第3図は本考案シールド付絶縁電線で使用さ
れるシールドテープの一実施例を示す斜視拡大説
明図である。 1:導体、2:絶縁体、3:シールドテープ、
4:ドレンワイヤ、5:ジヤケツト、6:アルミ
箔、7:接着材層、8:補強テープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 絶縁導体と、その外周に縦添え形成されたシ
    ールドテープと、そのシールドテープに接触さ
    せて縦添えされたドレンワイヤと、これらの外
    周に押出被覆されたジヤケツトとより成り、前
    記シールドテープのジヤケツト側の表面には、
    間歇的に接着材層が設けられていることを特徴
    とするシールド付絶縁電線。 2 接着材層が、0.25〜0.5g/m2であることを
    特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のシールド付絶縁電線。 3 接着材層にアルミ粉末を10〜20%含有させた
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載のシールド付絶縁電線。 4 接着材層が電線の長手方向に対し、30゜〜60゜
    の角度であることを特徴とする、実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載の
    シールド付絶縁電線。 5 接着材層の占有面積が、50〜75%であること
    を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項又は第3項又は第4項記載のシール
    ド付絶縁電線。 6 接着材層の幅が1mm以下であることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項又は第3項又は第4項又は第5項記載のシー
    ルド付絶縁電線。
JP7123079U 1979-05-25 1979-05-25 Expired JPS6320024Y2 (ja)

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JP7123079U JPS6320024Y2 (ja) 1979-05-25 1979-05-25

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JP7123079U JPS6320024Y2 (ja) 1979-05-25 1979-05-25

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JPS55170706U JPS55170706U (ja) 1980-12-08
JPS6320024Y2 true JPS6320024Y2 (ja) 1988-06-03

Family

ID=29304934

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JPS63141211A (ja) * 1986-12-03 1988-06-13 日立電線株式会社 フラツトケ−ブル
JP6859649B2 (ja) * 2016-10-05 2021-04-14 住友電気工業株式会社 二芯平行ケーブル

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JPS55170706U (ja) 1980-12-08

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