JPH0546173Y2 - - Google Patents

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JPH0546173Y2
JPH0546173Y2 JP16801988U JP16801988U JPH0546173Y2 JP H0546173 Y2 JPH0546173 Y2 JP H0546173Y2 JP 16801988 U JP16801988 U JP 16801988U JP 16801988 U JP16801988 U JP 16801988U JP H0546173 Y2 JPH0546173 Y2 JP H0546173Y2
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JP
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shielding
metal foil
conductor
coating
flat cable
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Description

【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は電子機器などの内部配線に使用する圧
接コネクタ用シールド付フラツトケーブルの改良
に関する。 <従来の技術> 第1図は圧接コネクタ用シールド付フラツトケ
ーブルの一従来例の横断面図である。 この図において、1は圧接コネクタのピツチに
適した間隔をおいて互いに並設した複数本(図で
は3本)の導体で、錫メツキ軟銅線などの撚線か
らなる。これらの導体1の少なくとも1本の導体
1aはドレン線として残し、他の導体にはポリエ
チレン、塩化ビニルなどのプラスチツク材で絶縁
被覆体2が被覆されている。また、上記の少なく
とも1本の導体1aには、カーボンの微粉末を塩
化ビニルなどに混入して得た導電性被覆体3が被
覆されている。4はこれら上記の各絶縁被覆体2
および導電性被覆体3の全体を覆い連設されるよ
うにしたシールド用金属箔であり、アルミニウ
ム/ポリエステルの複合テープ等からなるシール
ドテープを縦添えして形成されている。さらに、
このシールド用金属箔4の表面全体には塩化ビニ
ルなどの絶縁シース5が被覆されている。 <考案が解決しようとする問題点> 以上のような構成からなる従来の圧接コネクタ
用シールド付フラツトケーブルでは、コネクタの
圧接加工時に、圧接部分のシールド用金属箔4と
絶縁シース5を剥ぎ取り、絶縁被覆体2あるいは
導電性被覆体3で被覆された導体1,1aをコネ
クタのコンタクトへ入れ込む。そのため圧接加工
後、導体1より発生する電気的雑音はシールド用
金属箔4から導電性被覆体3を介して導体1aへ
導かれる。ところが、シールド用金属箔の体積固
有抵抗が10-5〜10-6Ωcmに対し、導電性被覆体の
体積固有抵抗が103〜10-1Ωcmと大きいため、シ
ールド用金属箔と導電性被覆体の接触抵抗が大き
くなり、シールド用金属箔の特性が損なわれてし
まい、性能を十分に生かしたシールド効果が期待
できなくなるという欠点がある。 <問題点を解決するための手段> 本考案は、上記の問題点を解消した改良された
シールド付フラツトケーブルを提供するものであ
り、互いに並設した複数本の導体の少なくとも一
本の導体を残し他の導体を絶縁被覆し、上記の少
なくとも一本の導体には前記絶縁被覆の肉厚相当
の外径を有する金属線を巻き付け、さらに金属線
の表面が露出するように樹脂を被覆し、前記絶縁
被覆体と前記樹脂被覆体との外径をほぼ同じに
し、これらの被覆体全体を覆い連設させるように
したシールド用金属箔を施し、さらに、このシー
ルド用金属箔の表面を絶縁被覆したことを特徴と
するものである。 <作用> 導体に巻かれた金属線は絶縁被覆体の肉厚相当
の外径を有するため、その上に絶縁被覆体とほぼ
同じ外径の樹脂被覆体を被覆した場合、前記金属
線の表面が樹脂被覆体から露出しシールド用金属
箔と接触する。そのため、接触抵抗が大幅に低減
でき、シールド効果の優れたシールド用フラツト
ケーブルを提供できる。 絶縁被覆体と樹脂被覆体の外径が同一であるた
め従来と同様にコネクタへの圧接が可能である。 <実施例> 第2図は、本考案のシールド付フラツトケーブ
ルの一実施例の横断面図である。 この図において、1は圧接コネクタのピツチ
(この場合2.0mm)に適した間隔をおいて互いに並
設した複数本の導体で、これらの導体1の少なく
とも1本の導体1aを残し、他の導体に絶縁被覆
体2が被覆されているのは第1図の場合と同様で
ある。 上記の少なくとも1本の導体1a上には、絶縁
被覆体2の肉厚相当の外径(0.24mm)を有する錫
メツキ軟銅線の単線6がバンチヤー(ピツチ3.0
mm)で巻きつけてあり、さらにその上に前記単線
6の表面が露出するように、2と同様の絶縁樹脂
被覆体7が押出し被覆してある。絶縁被覆体2と
7の外径は、ほぼ同じであり、これら被覆体全体
には、第1図と同様にシールド用金属箔4と絶縁
シース5が形成されている。 本考案では単線を巻き付ける事により接触抵抗
が大幅に低減できるので、上記の実施例では、ド
レン線の被覆体として絶縁性樹脂を用いている
が、従来どおり導電性樹脂を用いても構わない。
また、シールド用金属箔には、アルミニウム/ポ
リエステルの複合テープの他にアルミニウム、
銅、錫メツキ銅などの金属テープやこれらの金属
とポリエステルとの複合テープでも良い。 本実施例のシールド付フラツトケーブルと第2
図に示すような従来例のフラツトケーブルにおい
て、ドレン線の導電性被覆体3または巻き付け金
属線6と、シールド用金属箔との接触抵抗を測定
した結果が第1表である。
【表】 また、従来例と本実施例についての電磁波シー
ルド効果を第4図に示す。 これらの測定結果から、本実施例は従来例に比
べ大幅に接触抵抗が小さく、シールド効果が優れ
ているといえる。 <考案の効果> 本考案のシールド付フラツトケーブルでは導体
に巻かれた金属線が絶縁被覆体の肉厚相当の外径
を有し、前記金属線の表面が樹脂被覆体から露出
しシールド用金属箔と直接接触するため、従来の
ものより接触抵抗が大幅に低減できるので、シー
ルド効果の優れたシールド用フラツトケーブルを
提供できる。 また、導体、被覆体の外径が従来と同じなの
で、コネクタへの圧接加工方法は従来どおりに行
える。
【図面の簡単な説明】
第1図はフラツトケーブルの一従来例を示す断
面図であり、第2図は本考案のフラツトケーブル
の一実施例を示す断面図であり、第3図は第2図
の実施例の斜視図である。また、第4図は従来例
と実施例のフラツトワイヤーのシールド効果測定
結果を示すグラフである。 図中、1,1a……導体、2……絶縁被覆体、
3……導電性被覆体、4……シールド用金属箔、
5……絶縁シース、6……巻き付け金属線、7…
…樹脂被覆体を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに並設した複数本の導体の少なくとも一本
    の導体を残し他の導体を絶縁被覆し、上記の少な
    くとも一本の導体には前記絶縁被覆の肉厚相当の
    外径を有する金属線を巻き付け、さらに金属線の
    表面が露出するように樹脂を被覆し、前記絶縁被
    覆体と前記樹脂被覆体との外径をほぼ同じにし、
    これらの被覆体全体を覆い連設させるようにした
    シールド用金属箔を施し、さらに、このシールド
    用金属箔の表面を絶縁被覆したことを特徴とする
    シールド付フラツトケーブル。
JP16801988U 1988-12-26 1988-12-26 Expired - Lifetime JPH0546173Y2 (ja)

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JP16801988U JPH0546173Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

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JPH0287326U JPH0287326U (ja) 1990-07-11
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