JPH0561726B2 - - Google Patents

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JPH0561726B2
JPH0561726B2 JP12974888A JP12974888A JPH0561726B2 JP H0561726 B2 JPH0561726 B2 JP H0561726B2 JP 12974888 A JP12974888 A JP 12974888A JP 12974888 A JP12974888 A JP 12974888A JP H0561726 B2 JPH0561726 B2 JP H0561726B2
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JP
Japan
Prior art keywords
conductor
insulated core
grounding conductor
tape
flat cable
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12974888A
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English (en)
Other versions
JPH01298605A (ja
Inventor
Kunio Negishi
Tatsuzo Kato
Koichi Akimoto
Shigeo Miura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP12974888A priority Critical patent/JPH01298605A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、シールド付フラツトケーブルに関す
るものである。
〔従来技術〕
従来からOA機器等の接続用として例えば第2
図、第3図に示すようなシールド付フラツトケー
ブルが使用されている。まず第2図について説明
すると、これは導体1に絶縁体2を被覆した複数
本の絶縁心線3を平面状に並行に並べ絶縁心線群
を形成し、これに必要に応じて一括絶縁層11を
施し、しかる後前記一括絶縁層11の片端または
両端に単線または複数本の細線を撚り合わせた撚
線からなる接地用導体10を縦添えし、続いて全
体を金属テープ側を内側にして、金属−プラスチ
ツクラミネートテープで覆つて一括シールド層1
2と保護被覆13とを形成したものである。尚、
一括シールド層12、保護被覆13を形成する方
法として、各々を別個に形成する方法もある。す
なわち、まずアルミニウムテープや銅テープ等か
らなる金属テープで絶縁心線群および接地用導体
10を覆つて一括シールド層12を形成し、最後
にポリエチレン等からなる保護被覆13を絶縁テ
ープで、あるいは押出被覆でこれに被覆せしめる
方法がそれである。
また第3図に示すものは、対にした絶縁心線
3,3毎に例えば導電性高分子樹脂あるいは金属
テープまたは導体編組等からなる個別シールド層
7、ポリエチレン等からなる個別シース8を順次
施し、次にこれを複数本、平面状に並行に配置せ
しめて絶縁心線群を形成し、この絶縁心線群の片
端または両端に前述したような接地用導体10を
縦添えし、これに第2図のものと同様にして一括
シールド層12と保護被覆13とを設けたもので
ある。尚、第3図のものは2枚の金属−プラスチ
ツクラミネートテープを用意し、これら各テープ
の金属テープ側が向かい合うようにして絶縁心線
群および接地用導体10とを覆い、2枚のテープ
をその両端部で貼り合わせたものである。
ところで、近年EMI(電磁遮蔽)対策が厳しく
なり、その結果として、シールド層の厚さを厚く
する傾向にある。具体的に言うと、従来このシー
ルド層としてアルミニウムテープを使用した場
合、その厚さは約10μm程度であつたものが、最
近ではその倍の約20μmのものが要求されるよう
になつてきている。このようにシールド層が厚
い、すなわち金属テープの厚いものでシールド層
を形成しようとすると、以下のような問題が出て
きた。
いま前記第2図、第3図に示すようなシールド
付フラツトケーブルを形成するに当たつて、ケー
ブル長手方向にしわ等ができないようにしようと
すると、製造時に前記金属テープまたは金属−プ
ラスチツクラミネートテープにある値以上の張力
を負荷しなければならない。当然のことながら金
属テープの厚さが厚くなれば付加する張力も大き
くせざるを得なくなる。このように従来のものよ
り大きな張力で金属テープまたは金属−プラスチ
ツクラミネートテープを繰り出し、一括シールド
層12あるいは該一括シールド層12と共に保護
被覆13とを形成したところ、ケーブル完成後金
属テープまたは金属−プラスチツクラミネートテ
ープに付加していた張力が緩和してケーブル全体
がその長手方向に縮んでしまつた。その結果、 (1) 前記接地用導体10が単線の場合、前述した
ケーブル製造後のケーブルの長手方向の収縮に
接地用導体10が追従できず、逃げ場を失つて
その長手方向の数箇所で曲がりを生じてしまつ
た。
(2) そこで接地用導体10を複数本の導体を撚り
合わせた撚線としたところ、ケーブル長手方向
に部分的に生じる曲がりは解消されたものの、
ケーブル端末処理性が悪化した。すなわちこの
種のシールド付フラツトケーブルでは、その端
末で他線と短絡しないように前記接地用導体1
0に絶縁チユーブを被せる作業を行うが、この
際接地用導体10が撚線だと、その端末で細線
がばらける、いわゆる「わらい」が生じ、絶縁
チユーブに入りにくくなる。
以上のようにシールド層の厚さが厚くなつたこ
とにより、接地用導体10の曲がりや端末処理性
が悪化するという問題が起こつてきた。
〔発明の目的〕
前記問題に鑑み本発明の目的は、前述のごとき
接地用導体の曲がりや、端末処理作業性の悪化を
防止できるシールド付フラツトケーブルを提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
前記目的を達成すべく本発明は、導体に絶縁体
を被覆してなる複数本の絶縁心線を平面状に並行
に配置せしめた絶縁心線群と、該絶縁心線群に縦
添えした接地用導体と、前記絶縁心線群および接
地用導体とを覆うシールド層と、該シールド層を
覆う保護被覆とを有するシールド付フラツトケー
ブルにおいて、前記接地用導体は複数本の導体を
空打ちした編組構造になつていることを特徴とす
るものである。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の実施例を図を参照して詳細に説
明する。本発明者は種々の実験の結果、接地用導
体として複数本の導体を空打ちした編組構造にす
ると、ケーブル製造後に金属テープに負荷した張
力緩和によるケーブル収縮に伴う接地用導体の曲
がりを防止でき、かつ端末作業性、すなわちこの
接地用導体を絶縁チユーブに挿入する作業も容易
にできることを見出した。尚、ここでいう複数本
の導体を空打ちした編組構造とは、複数本の導体
を筒状、すなわち内部が空洞20になるように編
組したものをいい、その一実施例を第1図に示
す。
以下このような複数本の導体を空打ちした編組
構造の接地用導体10を前記第2図、第3図に示
す構造のシールド付フラツトケーブルに適用した
例を具体的に示す。
〔実施例 1〕 0.127mmの導体を7本撚り合わせてなる導体1
にポリ塩化ビニル製の絶縁体2を被覆せしめて絶
縁心線3を形成し、該複数の絶縁心線3を平面状
に並行に並べて絶縁心線群を形成し、これにポリ
エチレンまたはポリ塩化ビニル等からなる一括絶
縁層11を押出被覆にて設けた。ここで各導体1
の間隔は1.27mmになつている。次に前記一括絶縁
層11の両端、すなわち両側面部に前述した第1
図に示す複数本の導体を空打ちした編組構造の接
地用導体10を縦添えし、続いてこれに厚さ約
20μmのアルミニウムテープにポリエステルテー
プをラミネートした金属−プラスチツクラミネー
トテープをアルミニウムテープ側が内側になるよ
うにして、かつ前記接地用導体10と導通するよ
うな状態にて被せ、第2図に示すようなシールド
付フラツトケーブルを形成した。尚、前記接地用
導体10は、外径0.1mmの錫メツキ軟銅線を3本
持16打にて第1図のように空打ち編組したもので
ある。
このようにして形成した本発明のシールド付フ
ラツトケーブルでは、製造時に絶縁心線群、接地
用導体10および金属−プラスチツクラミネート
テープとの間の張力バランスがくずれていたり、
製造後に前記各要素の収縮量に差があつても、接
地用導体10自体が編組構造のため、換言する
と、撚線のごとく導体が撚り込まれた構造になつ
ているため、この差を吸収でき、接地用導体10
の曲がりは生じなかつた。また配線にあたつて
も、この接地用導体10は可撓性に優れているた
め配線作業が容易であつた。さらに端末作業時に
おいても、従来の撚線とは異なり編組の構造のた
め、いわゆる「わらい」は起こりにくく、その結
果絶縁チユーブを被せ易かつた。
(実施例 2) 第3図に示すような構造のシールド付フラツト
ケーブルを製造すべく、まず0.32mmの軟銅線によ
りなる導体1にポリエチレン製の絶縁体2を被覆
せしめて絶縁心線3を形成し、該絶縁心線3を対
にした後、これに導体編組、金属テープあるいは
導電性高分子被覆により個別シールド層7を設
け、続いてこれにポリエチレン等からなる個別シ
ース8を被覆せしめ絶縁心線対を有する対心線群
を形成し、しかる後この個別心線群複数本を平面
状に並行に並べて絶縁心線群を形成し、かつその
両端部に第1図に示す複数本の導体を空打ちした
編組構造の接地用導体10を縦添えした。最後に
この絶縁心線群および接地用導体10両者を厚さ
約20μmのアルミニウムテープにポリエステルテ
ープをラミネートした2枚の金属−プラスチツク
ラミネートテープで、金属テープ側を内側にした
状態にて上下から包み、その両端部を加熱融着せ
しめ一括シールド層12、保護被覆13を形成し
た。尚、この実施例で使用した接地用導体10
は、中心に綿糸を配置し、これに外径0.12mmの錫
メツキ軟銅線を3本持8打にて編組をし、結果的
には第1図に示す空洞20に綿糸を入れた構造も
のを使用した。この方法を採用すると空打ち編組
が容易にできるという利点等がある。尚、中心に
挿入する介在線としては前記綿糸の他に、例えば
プラスチツク紐等が使用できる。
このようにして形成した本発明のシールド付フ
ラツトケーブルでも、前述した実施例1の場合と
同様の効果を確認することができた。
〔発明の効果〕
前述の如く本発明のシールド付フラツトケーブ
ルによれば、製造時および製造後における絶縁心
線群、金属テープおよび接地用導体各要素の張力
のアンバランス等による接地用導体の曲がりを防
止でき、かつ端末処理作業性も向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる接地用導体の一実施例
を示す側面図、第2図、第3図はシールド付フラ
ツトケーブルの種々の例を示す横断面図または一
部横断面図である。 3……絶縁心線、10……接地用導体、12…
…一括シールド層、13……保護被覆、20……
空洞。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導体に絶縁体を被覆してなる複数本の絶縁心
    線を平面状に並行に配置せしめた絶縁心線群と、
    該絶縁心線群に縦添えした接地用導体と、前記絶
    縁心線群および接地用導体とを覆うシールド層
    と、該シールド層を覆う保護被覆とを有するシー
    ルド付フラツトケーブルにおいて、前記接地用導
    体は複数本の導体を空打ちした編組構造になつて
    いることを特徴とするシールド付フラツトケーブ
    ル。
JP12974888A 1988-05-27 1988-05-27 シールド付フラットケーブル Granted JPH01298605A (ja)

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JPH01298605A JPH01298605A (ja) 1989-12-01
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