JP6756140B2 - Lanケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、複数本の心線を集合させてなる集合線と、集合線の外周に押え巻きテープを巻き付けてなる押え巻き層と、押え巻き層の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層と、を備えているLANケーブルに関する。
図5に示す通り、従来のLANケーブル500は、例えば、複数本の心線501を集合させてなる集合線502と、集合線502の外周に押え巻きテープ503を重ね巻きしてなる押え巻き層504と、押え巻き層504の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層505と、シールド層505の外周に編組素線を編み込んでなる編組シールド層506と、編組シールド層506の外周に樹脂を被覆してなるシース507と、を備えている。LANケーブル500を配索するに際して端末部にコネクタを取り付ける場合は、端末部のシース507と編組シールド層506とシールド層505と押え巻き層504とを順番に除去する端末処理を施す必要がある。
特開2005−018988号公報 特開2002−216549号公報 特開平8−227618号公報 特開平8−180744号公報
特に、押え巻き層504の除去時は、押え巻きテープ503を巻き方向と反対の方向に剥き解く必要があるが、従来のLANケーブル500では、押え巻きテープ503を重ね巻きして押え巻き層504を形成しているため、図6に示す通り、一方の端末側(図示左側)では、押え巻きテープ503を容易に剥き解くことができるものの、他方の端末側(図示右側)では、重ね巻き部508に押え付けられて押え巻きテープ503を容易に剥き解くことができない。
従って、本発明の目的は、何れの端末側においても押え巻きテープを容易に剥き解くことができるLANケーブルを提供することにある。
本発明は、複数本の心線を集合させてなる集合線と、前記集合線の外周に押え巻きテープを間隙巻きしてなる押え巻き層と、前記押え巻き層の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層と、を備えているLANケーブルを提供する。
前記押え巻き層は、前記集合線の外周に前記押え巻きテープを間隙巻きしてなる内層と、前記内層の外周に前記押え巻きテープを間隙巻きしてなる外層と、を有していることが望ましい。
前記内層における前記押え巻きテープの巻き方向と前記外層における前記押え巻きテープの巻き方向とが反対となっていることが望ましい。
前記内層は、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の2分の1以下となっており、前記外層は、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の2分の1以下となっていることが望ましい。
前記押え巻き層は、前記内層における前記押え巻きテープの巻きピッチと前記外層における前記押え巻きテープの巻きピッチとが同一となっていることが望ましい。
前記押え巻き層は、前記集合線の外周に1枚の押え巻きテープを間隙巻きしてなると共に、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の3分の1以下となっていても構わない。
本発明によれば、何れの端末側においても押え巻きテープを容易に剥き解くことができるLANケーブルを提供することができる。
本発明のLANケーブルの構造を示す断面図である。 押え巻き層の構造を示す断面図である。 本発明のLANケーブルの構造を示す断面図である。 押え巻き層の構造を示す外観図である。 従来のLANケーブルの構造を示す断面図である。 押え巻き層の構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に順って説明する。
[第1の実施の形態]
図1に示す通り、本発明の実施の形態に係るLANケーブル100は、少なくとも、複数本の心線101を集合させてなる集合線102と、集合線102の外周に押え巻きテープ103を間隙巻きしてなる押え巻き層104と、押え巻き層104の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層105と、を備えており、更に、シールド層105の外周に編組素線を編み込んでなる編組シールド層106と、編組シールド層106の外周に樹脂を被覆してなるシース107と、を備えている。
心線101は、例えば、複数本の銅線を撚り合わせてなる導体108と、導体108の外周にポリエチレン樹脂を押出被覆してなる絶縁層109と、を有している。なお、導体108は、単線であっても良く、鍍金処理されていても良い。
集合線102は、例えば、4本の心線101を撚り合わせて形成されている。複数本の心線101を撚り合わせることにより、複数本の心線101を縦添えする場合と比較して集合線102の耐屈曲性・漏話等の電気特性を改善することができる。
押え巻きテープ103は、例えば、ポリエチレン樹脂をテープ状に成形して形成されている。押え巻き層104は、集合線102とシールド層105との間の距離を十分に確保することにより、LANケーブル100の電気特性(例えば、反射減衰量、及び/又は特性インピーダンス)を改善する役割を果たしている。なお、テープ幅は、製造効率の観点から10mm以上であることが望ましく、製造容易性の観点から20mm以下であることが望ましい。
押え巻き層104は、集合線102の外周に1枚の押え巻きテープ103を間隙巻きしてなると共に、押え巻きテープ103と押え巻きテープ103との間の間隙が1mm以上テープ幅の3分の1以下となっていることが望ましい(図2を参照)。間隙Gが1mm以上となっている理由は、間隙Gを1mm未満としようとしても、押え巻きテープ103を巻き付ける時の機械的公差に起因する重ね巻き部がLANケーブル100の長手方向に沿って所々に不可避的に形成されてしまうため、巻き始点の端末側において押え巻きテープ103を容易に剥き解くことができなくなる虞があるからである。また、間隙Gがテープ幅の3分の1以下となっている理由は、間隙Gをテープ幅の3分の1超とすると、間隙Gにシールドテープが落ち込み、集合線102とシールド層105との間の距離を十分に確保することができなくなるため、LANケーブル100の電気特性(例えば、反射減衰量、及び/又は特性インピーダンス)が劣化するからである。
シールドテープとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂をテープ状に成形してなる基材層と、基材層の表面にアルミニウム箔を貼り付けてなるアルミニウム層と、を有しているアルミニウムテープを使用することができる。
シールド層105は、例えば、押え巻き層104の外周にシールドテープを重ね巻きして形成されている。シールドテープを重ね巻きすることにより、ケーブル100の全長に亘って隙間の無いシールド層105を形成することができるため、LANケーブル100のシールド特性を十分に担保することができる。
編組素線としては、例えば、銅線を使用することができる。なお、編組素線は、鍍金処理されていても構わない。編組シールド層106は、複数本の編組素線を交互に編み込んで形成されている。複数本の編組素線を交互に編み込むことにより、複数本の編組素線を横巻する場合と比較してLANケーブル100の屈曲時におけるシールド特性の劣化を効果的に抑制することができる。
シース107は、例えば、編組シールド層106の外周にポリ塩化ビニル樹脂を押出被覆して形成されている。シース107は、LANケーブル100の全体を被覆して保護することにより、LANケーブル100の耐久性(例えば、耐傷性、耐火性、及び/又は耐候性)を改善する役割を果たしている。
以上の通り、LANケーブル100は、集合線102とシールド層105との間に1枚の押え巻きテープ103を間隙巻きしてなる一層構造の押え巻き層104を備えているため、図2に示す通り、重ね巻き部508が存在せず、何れの端末側においても押え巻きテープ103を容易に剥き解くことができる。
[第2の実施の形態]
図3に示す通り、本発明の実施の形態に係るLANケーブル300は、LANケーブル100と比較すると、押え巻き層104の構造が異なる。具体的には、LANケーブル300では、図4に示す通り、押え巻き層104は、集合線102の外周に押え巻きテープ103を所定の巻き方向に間隙巻きしてなる内層301と、内層301の外周に押え巻きテープ103を反対の巻き方向に間隙巻きしてなる外層302と、を有している。即ち、LANケーブル300は、LANケーブル100と比較すると、内層301における押え巻きテープ103の巻き方向と外層302における押え巻きテープ103の巻き方向とが反対となっている二層構造の押え巻き層104を備えている点が相違している。
LANケーブル300では、LANケーブル100と同様の理由から、内層301における押え巻きテープ103と押え巻きテープ103との間の間隙Gが1mm以上テープ幅の2分の1以下となっており、外層302における押え巻きテープ103と押え巻きテープ103との間の間隙Gが1mm以上テープ幅の2分の1以下となっていることが望ましい。
なお、間隙Gの上限値をLANケーブル100と同様にテープ幅の3分の1以下とするのでは無く、テープ幅の2分の1以下とする理由は、LANケーブル300では、2枚の押え巻きテープ103によって押え巻き層104を形成しているため、間隙Gにシールドテープが落ち込んでもシールドテープと心線101との接触が生じ難く、間隙Gの上限値をLANケーブル100よりも大きくしても電気特性の劣化が少ないからである。
また、LANケーブル300では、押え巻き層104は、内層301における押え巻きテープ103の巻きピッチと外層302における押え巻きテープ103の巻きピッチとが同一となっていることが望ましい。これにより、LANケーブル300の長手方向に亘って集合線502とシールド層505との間の距離を略均一化することができるため、LANケーブル300の電気特性を更に向上させることができる。
LANケーブル500では、重ね巻き部508によって集合線502とシールド層505との間の距離を稼ぐことができるが、LANケーブル100では、重ね巻き部508が存在せず、押え巻きテープ103の厚さ変更を伴わずに集合線502とシールド層505との間の距離を従来と同等にすることはできない。
一方、LANケーブル300では、押え巻き層104を二層構造としているため、押え巻きテープ103の厚さ変更を伴わずに集合線502とシールド層505との間の距離を従来と同等にすることができ、しかも、内層301と外層302とが共に押え巻きテープ103を間隙巻きして形成されているため、LANケーブル100と同様に重ね巻き部508が存在せず、電気特性(例えば、反射減衰量、及び/又は特性インピーダンス)の劣化を抑制しながらも、何れの端末側においても押え巻きテープ103を容易に剥き解くことができる。
なお、LANケーブル300では、内層301における押え巻きテープ103の巻き方向と外層302における押え巻きテープ103の巻き方向とが反対となっているが、内層301における押え巻きテープ103の巻き方向と外層302における押え巻きテープ103の巻き方向とが同一となっていても構わない。巻き方向を同一とする場合は、内層301における押え巻きテープ103と外層302における押え巻きテープ103とをずらして巻き付ける。
次に、本発明の具体例を説明する。
[実施例1]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.15mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に5mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層(内層)を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを押え巻き層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例2]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.15mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に7mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層(内層)を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを押え巻き層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例3]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に5mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に5mmの間隙を持って同一の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例4]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に7.5mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に7.5mmの間隙を持って同一の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例5]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に10mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に10mmの間隙を持って同一の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例6]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に5mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に5mmの間隙を持って反対の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例7]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に7.5mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に7.5mmの間隙を持って反対の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[実施例8]
導体サイズが0.75mm2である4本の心線を集合させて集合線を形成し、厚さが0.05mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを集合線の外周に10mmの間隙を持って所定の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の内層を形成し、厚さが0.1mmであると共に幅が15mmであるプラスチックテープを押え巻きテープに使用し、その押え巻きテープを内層の外周に10mmの間隙を持って反対の巻き方向に間隙巻きして押え巻き層の外層を形成し、アルミニウムテープをシールドテープに使用し、そのシールドテープを外層の外周に重ね巻きしてシールド層を形成し、銅素線を編組素線に使用し、その編組素線をシールド層の外周に編み込んで編組シールド層を形成し、編組シールド層の外周にポリ塩化ビニル樹脂を被覆してシースを形成することにより、外径が8.5mmであるLANケーブルを試作した。
[評価方法]
実施例1乃至8のLANケーブルの夫々に関して、周波数を1MHz以上100MHz以下の範囲として反射減衰量を測定すると共に、CAT5E規格(TIA-568-C.2)を満足するか否かを合否の基準として評価した。なお、基準に達するものに関しては、前述の周波数の全域に亘って反射減衰量の規格値に対するマージンが5dB以下のものを「良」とすると共に5dB超のものを「優」とした。また、端末処理性に関しても、LANケーブルの何れの端末側においても押え巻きテープを容易に剥き解くことができるか否かを合否の基準として評価した。
Figure 0006756140
[評価結果]
表1に示す通り、押え巻きテープを間隙巻きしてなる押え巻き層を備えているLANケーブルは、押え巻きテープを重ね巻きしてなる押え巻き層を備えているLANケーブルと違い端末処理性に優れていた。特に、押え巻きテープと押え巻きテープとの間の間隙がテープ幅の2分の1以下又はテープ幅の3分の1以下となっているLANケーブルは、押え巻きテープと押え巻きテープとの間の間隙がテープ幅の2分の1以下又はテープ幅の3分の1以下となっていないLANケーブルと違い反射減衰量が少なかった。更に、内層における押え巻きテープの巻き方向と外層における押え巻きテープの巻き方向とが反対となっているLANケーブルは、内層における押え巻きテープの巻き方向と外層における押え巻きテープの巻き方向とが同一となっているLANケーブルよりも反射減衰量が少なかった。
100 LANケーブル
101 心線
102 集合線
103 押え巻きテープ
104 押え巻き層
105 シールド層
106 編組シールド層
107 シース
108 導体
109 絶縁層
300 LANケーブル
301 内層
302 外層
G 間隙

Claims (4)

  1. 複数本の心線を集合させてなる集合線と、
    前記集合線の外周に押え巻きテープを間隙巻きしてなる押え巻き層と、
    前記押え巻き層の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層と、
    を備え
    前記押え巻き層は、前記集合線の外周に前記押え巻きテープを間隙巻きしてなる内層と、前記内層の外周に前記押え巻きテープを間隙巻きしてなる外層と、を有し、
    前記内層は、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の2分の1以下となっており、
    前記外層は、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の2分の1以下となっている
    ことを特徴とするLANケーブル。
  2. 前記内層における前記押え巻きテープの巻き方向と前記外層における前記押え巻きテープの巻き方向とが反対となっている
    請求項に記載のLANケーブル。
  3. 前記押え巻き層は、前記内層における前記押え巻きテープの巻きピッチと前記外層における前記押え巻きテープの巻きピッチとが同一となっている
    請求項1又は2に記載のLANケーブル。
  4. 複数本の心線を集合させてなる集合線と、
    前記集合線の外周に押え巻きテープを間隙巻きしてなる押え巻き層と、
    前記押え巻き層の外周にシールドテープを巻き付けてなるシールド層と、
    を備え、
    前記押え巻き層は、前記集合線の外周に1枚の押え巻きテープを間隙巻きしてなると共に、前記押え巻きテープと前記押え巻きテープとの間の間隙が1mm以上テープ幅の3分の1以下となっている
    ことを特徴とするLANケーブル。
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