JPH0212652Y2 - - Google Patents

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JPH0212652Y2
JPH0212652Y2 JP1983064728U JP6472883U JPH0212652Y2 JP H0212652 Y2 JPH0212652 Y2 JP H0212652Y2 JP 1983064728 U JP1983064728 U JP 1983064728U JP 6472883 U JP6472883 U JP 6472883U JP H0212652 Y2 JPH0212652 Y2 JP H0212652Y2
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JP
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wire
shield layer
layer
composite film
sample
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JP1983064728U
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JPS59170322U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子機器等の装置内及び機器間伝送に
用いられる耐屈曲性シールド電線に関するもので
ある。
従来構造のシールド電線は、例えば第1図イに
示すように、絶縁導体3の上に金属箔4aと紙、
布、プラスチツク等の絶縁基材4bを一体化して
なる複合フイルム4を巻回し、外部絶縁体層6を
設けたもの、又は上記複合フイルムの巻回層に代
えて同図ロに示すようにこれを縦添え4したもの
若しくはシールド導体を横巻したり編組したもの
が一般的である。しかしながら近年種々の電子機
器から発生する電磁妨害に対する規制が強化され
る傾向にあり、当然これら電子機器に用いられる
電線には高度のシールド特性が求められており、
殊に繰り返し屈曲を受けた場合にもシールド特性
が低下しないことが要求される。しかし、上記従
来のシールド電線にあつては、特に50MHz以上の
高周波帯域において十分なシールド効果が得ら
れ、かつ屈曲に対するシールド特性が満足できる
ものはなかつた。即ち、編組シールド線は比較的
良好なシールド特性と耐屈曲シールド特性を有す
るが編組工数がかかり、かつ端末処理が難かしい
欠点を有する。また、金属箔複合フイルムを巻回
あるいは縦添えしたシールド線は繰り返し屈曲を
受けたとき、複合フイルムの金属箔に破断、クラ
ツクを生じたり、複合フイルムの重ね合せ部に開
きを生じるため屈曲に対するシールド特性が著く
低下する。
本案は上記の欠点を解消し、高周波帯域におけ
るシールド特性と屈曲に対するシールド特性が優
れかつ端末処理が容易な耐屈曲性シールド電線を
提供することを目的とする。
第2図は本案に係る耐屈曲性シールド電線の構
造を示す斜視図で、3は導体1を覆う内部絶縁体
層2からなる絶縁導体、4は金属箔4aと紙、
布、プラスチツク等の絶縁基材4bを一体化して
なる複合フイルムを金属箔面を外側にして縦添え
し設けた第1のシールド層で、5はこの第1のシ
ールド層の上に設けた金属線を横巻した第2のシ
ールド層、6は第2のシールド層の上に設けたジ
ヤケツト層、7は第2のシールド層とジヤケツト
層との間に配されたドレイン線である。
第3図及び第4図は、アルミ箔にポリエステル
フイルムを貼り付けた複合フイルムを用い試作し
た本案の耐屈曲性シールド電線と従来構造のシー
ルド電線のシールド特性及び屈曲に対するシール
ド特性を比較したものである。
試料 A 本案の実施例を示すもので、下記構成からな
る。
導体:0.08mm SnめつきCu線の7本撚り 内部絶縁体:PVC樹脂 仕上り外径1mm 第1シールド層:A110μm厚、ポリエステル
12μm厚×3.8mm幅の複合フイルムを1/5
ラツプで縦添え 第2シールド層:0.08mm SnめつきCu線×20
本の横巻き ドレイン線:0.1mm SnめつきCu線 ジヤケツト層:PVC樹脂 仕上り外径1mm 試料 B 比較例を示す。下記構成の従来シールド線 導体:試料Aに同じ 内部絶縁体: 〃 シールド層:試料Aと同一構造の複合フイルム
を1/3ラツプで巻回 ドレイン線:試料Aに同じ ジヤケツト層: 〃 試料 C 比較例を示す。下記構成の従来シールド線 導体:試料Aに同じ 内部絶縁体: 〃 シールド層:試料Aと同一構造の複合フイルム
を1/5ラツプで縦添え ドレイン線:試料Aに同じ ジヤケツト層: 〃 第3図から明らかなように試料Aは、試料B及
び試料Cにくらべ高周波帯域において優れたシー
ルド特性を示す。これは本案に係る耐屈曲性シー
ルド電線において金属線の横巻層5と複合フイル
ムの金属箔4a面が電気的に要項に接触すること
により、シールド抵抗が低下するためと考えられ
る。
また試料を一定基準により屈曲させシールド効
果の影響を測定した結果は、第4図に示す如く試
料Aが2000回以上の屈曲にもシールド効果の減少
が見られないのに対し、試料B及び試料Cは屈曲
回数の少ない時点でシールド効果を失う。これは
試料Aにおいては、屈曲に対しても第2のシール
ド層を構成する金属線の横巻層が第1シールド層
の金属箔のクラツク及び破断を防止すると共に、
屈曲時に生ずる複合フイルムの重ね合せ部分の開
きを防止する効果を有するためである。また、第
1のシールド層にクラツク及び破断が発生しても
第2のシールド層がこの部分を電気的に接続しシ
ールド特性の減少を防止するといつた効果も有す
るためである。
なお、複合フイルム4には基材4b面に接着剤
層を設けておくと、絶縁体層2との融着一体化が
図れ、屈曲特性及び可撓性を大幅に改良すること
ができ、より効果的である。
以上説明したように本案の耐屈曲性シールド電
線は従来構造のものに比較して優れたシールド特
性、屈曲特性を有し、かつ材料、製造工数面で有
利であり、また端末処理が容易である等、実用上
の効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図イ及びロは、従来のシールド電線の構造
を示す正面図、第2図は、本案の耐屈曲性シール
ド電線の構造を示す正面図である。第3図及び第
4図は本案の耐屈曲性シールド電線と従来構造の
シールド電線のシールド特性及び耐屈曲性シール
ド特性を示すグラフである。 1……導体、2……絶縁体層、3……絶縁導
体、4a……金属箔、4b……基材、4……複合
フイルム、5……金属線の横巻シールド層、6…
…ジヤケツト層、7……ドレイン線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁導体3の上に、金属箔4aと絶縁基材4b
    を一体化してなる複合フイルムを金属箔面を外側
    にして縦添えして設けた第1シールド層4、さら
    にその上に設けた金属線を横巻した第2シールド
    層5からなる耐屈曲性シールド電線。
JP6472883U 1983-04-28 1983-04-28 耐屈曲性シールド電線 Granted JPS59170322U (ja)

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JP6472883U JPS59170322U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 耐屈曲性シールド電線

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JP6472883U JPS59170322U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 耐屈曲性シールド電線

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JPS59170322U JPS59170322U (ja) 1984-11-14
JPH0212652Y2 true JPH0212652Y2 (ja) 1990-04-10

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JP6472883U Granted JPS59170322U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 耐屈曲性シールド電線

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5114867B2 (ja) * 2006-05-16 2013-01-09 日立電線株式会社 電気ケーブル
JP2009146850A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Autonetworks Technologies Ltd シールド電線

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JPS5559409U (ja) * 1978-10-18 1980-04-22

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JPS59170322U (ja) 1984-11-14

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