JPH06311689A - 全閉外扇形回転電機 - Google Patents

全閉外扇形回転電機

Info

Publication number
JPH06311689A
JPH06311689A JP8897593A JP8897593A JPH06311689A JP H06311689 A JPH06311689 A JP H06311689A JP 8897593 A JP8897593 A JP 8897593A JP 8897593 A JP8897593 A JP 8897593A JP H06311689 A JPH06311689 A JP H06311689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
electric machine
cooling fins
load side
rotary electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8897593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Sato
忠幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8897593A priority Critical patent/JPH06311689A/ja
Publication of JPH06311689A publication Critical patent/JPH06311689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却風の良好な流れを確保しつつ、ファンカ
バーの開口部における安全性の向上を図る。 【構成】 固定子枠22の外周部に、相互間に通風路2
4を構成する複数の冷却フィン23を放射状に一体形成
する。固定子枠22の反負荷側端部に設けられた軸受ブ
ラケットから回転軸33を外方に突出させて設け、ファ
ンを取付ける。さらに、回転電機本体11の反負荷側端
部に、ファンを覆い、開口端部が通風路24に連続する
円筒容器状のファンカバー37を設ける。複数の冷却フ
ィン23の反負荷側端部の中間部に凹部を形成し、周方
向に延びる線材製の保護リング38をこの凹部に嵌め込
んでかしめ固定する。保護リング38を、3本の単位線
材38aから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機本体の反負荷
側端部に設けられたファンにより、本体の外周に設けら
れた冷却フィン部分に冷却風を供給するようにした全閉
外扇形回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の全閉外扇形回転電機としては、
従来より、図6及び図7に示す構成のものが供されてい
る。即ち、押出し加工により円筒状に形成された固定子
枠1の外周には、軸方向に延びる複数の冷却フィン2が
放射状に一体形成され、この固定子枠1の内周には固定
子コイル3を巻装した固定子コア4が圧入されている。
固定子枠1の左右の開口端部には、夫々軸受ブラケット
5,6が、その開口部を塞ぐように嵌着され、それら軸
受ブラケット5,6に設けられた軸受7,7に、回転軸
8が回転自在に支持されている。前記回転軸8の途中部
位には、前記固定子コア4の内側部位に位置して、かご
形導体9(短絡環部分のみ図示)を有するロータコア1
0が嵌挿固定されている。
【0003】そして、反負荷側(図6で左側)の軸受ブ
ラケット5から外方に突出した回転軸8の端部には、フ
ァン11が取付けられ、軸受ブラケット5の外周部に
は、前記ファン11を覆う円筒容器状のカバー12が取
付けられている。このカバー12は、図6で左側面に吸
気口12aが形成されていると共に、右端側は、図7に
示すように、前記冷却フィン2同士間の空間に臨んで開
口している。これにて、回転軸8が回転駆動されると、
ファン11により、外気が吸気口12aから吸入されて
冷却フィン2部分に対して送風され、以て固定子枠1ひ
いては固定子コイル3等の冷却が図られるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
回転電機の反負荷側の端部においては、冷却フィン2同
士間の隙間とファンカバー12内部とが連通しているた
め、特に回転電機が大形となり冷却フィン2同士間の隙
間が大きくなるような場合には、作業者の手指等が外部
からファンカバー12内に挿通される大きさに開口する
ことになり、安全性の面で改善の余地が残されていた。
【0005】この場合、軸受ブラケット5の外周部に、
冷却フィン2同士間の隙間に位置するような保護用の突
起を設けて手指等の侵入を阻止することも行われている
が、そのような構成では、保護用の突起により冷却風の
流れが阻害されるようになり、冷却効果の低下を招いて
しまうことになる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、冷却風の良好な流れを確保しつつ、フ
ァンカバーの開口部における安全性の向上を図ることが
できる全閉外扇形回転電機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の全閉外扇形回転
電機は、外周部に軸方向に延びる複数の冷却フィンを放
射状に有する回転電機本体と、この回転電機本体の反負
荷側端部に突出する回転軸に取付けられたファンと、前
記回転電機本体の反負荷側端部の外周を囲むようにして
前記ファンを覆い前記冷却フィン同士間の空間に臨む開
口部を有するファンカバーと、前記複数の冷却フィンの
反負荷側端部に冷却フィン同士間に掛渡されるように周
方向に延びて設けられる線材製の保護リングとを具備す
るものであって、前記各冷却フィンの反負荷側端部の中
間部に凹部を形成し、前記保護リングを前記各凹部に嵌
め込んでかしめ固定するようにしたところに特徴を有す
るものである。また、この場合、前記保護リングを、円
弧状をなす複数個の単位線材から構成することができ
る。
【0008】
【作用】上記手段によれば、反負荷側端部における冷却
フィン同士間の空間は、線材製の保護リングにより内外
周に分断されるようになり、その分ファンカバー内に通
ずる1個の開口が小さくなるので、作業者の手指等が外
部からファンカバー内に侵入することを不可能とするこ
とができる。しかも、保護リングは線材より構成されて
いるので、冷却風の流れをさほど阻害することがなく、
良好な流れを確保することができる。そして、保護リン
グは、冷却フィンの凹部に嵌め込んでかしめ固定するこ
とにより取付けられるので、位置決めや取付けの作業を
簡単に済ませることができる。
【0009】また、保護リングを円弧状をなす複数個の
単位線材から構成すれば、保護リングの取付作業を、部
分によって数回に分けて行うことができるので、リング
状の一体物を取付ける場合に比べて取付け作業がより容
易となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例(請求項2に対応)
について、図1乃至図5を参照して説明する。まず、図
1及び図2を参照して、本実施例に係る全閉外扇形回転
電機の全体構成について述べる。
【0011】回転電機本体21の外殻を構成する固定子
枠22は、金属の押出し加工により円筒状に形成され、
その外周部に複数の冷却フィン23が放射状に一体形成
されている。これら冷却フィン23は、軸方向(図2で
左右方向)に長い薄板状をなし、後述のように、これら
冷却フィン23同士間がなす空間が冷却風の通風路24
となる。さらには、固定子枠22の両端部の外周には、
夫々複数個の取付突部25が一体に形成されている。前
記固定子枠22の内周には、固定子コイル26を巻装し
た固定子コア27が圧入固定されている。また、固定子
枠22の外側面部には、前記固定子コイル26のリード
線が導出される端子箱28が取付けられている。
【0012】そして、固定子枠22の左右の開口端部に
は、夫々軸受ブラケット29,30が、その開口部を塞
ぐように嵌着されている。このうち反負荷側(図2で左
側)の軸受ブラケット29は、全体として円形をなし、
その外周部に前記取付突部25に対応する取付片部31
を一体に有している。これにて、軸受ブラケット29
は、取付片部31を前記取付突部25に重ね合わせてボ
ルト締めすることにより取付けられている。また、負荷
側(図2で右側)の軸受ブラケット30も同様に固定子
枠22にボルト締めされている。
【0013】これら軸受ブラケット29,30の中心部
には、夫々軸受32,32が設けられており、それら軸
受32に、回転軸33が回転自在に支持されている。こ
の回転軸33の途中部位には、前記固定子コア27の内
側部位に位置して、かご形導体34(短絡環部分のみ図
示)を有するロータコア35が嵌挿固定されている。ま
た、前記回転軸33は、負荷側(図2で右側)だけでな
く、反負荷側(図2で左側)においても、軸受ブラケッ
ト29から外方(左方)に突出している。
【0014】以上のように構成された回転電機本体11
に対し、図2に示すように、前記回転軸33の反負荷側
の突出端部には、軸受ブラケット29の外面側に位置し
てファン36が取付けられている。さらに、回転電機本
体11の反負荷側端部には、前記ファン36を覆うファ
ンカバー37が設けられている。このファンカバー37
は、全体として円筒容器状をなし、その開口端部(図2
で右端部)が、回転電機本体11の左端部外周に被るよ
うにして、前記軸受ブラケット29の取付片部31にボ
ルト締めされている。
【0015】これにて、ファンカバー37の開口部が、
前記冷却フィン23同士間の通風路24に連続するよう
になっている。また、このファンカバー37の図2で左
側面には、フィルタで覆われた吸気口37aが設けられ
ている。かかる構成により、回転軸33が回転駆動され
ると、ファン36により、外気が吸気口37aから吸入
されて冷却フィン23間の通風路24に部分に対して送
風され、以て冷却フィン23からの放熱が促進されて固
定子枠22ひいては固定子コイル26等の冷却が図られ
るようになっている。
【0016】さて、前記複数の冷却フィン23の反負荷
側端部(図2で左端部)には、それら冷却フィン23同
士間に掛渡されるように全周方向に延びて線材製の保護
リング38が取付けられている。本実施例では、図5に
示すように、保護リング38は、円弧状の3個の単位線
材38aから全体としてほぼ円環状をなすように構成さ
れている。この保護リング38(単位線材38a)は、
次のようにして冷却フィン23の反負荷側端部に取付け
られている。
【0017】即ち、図3及び図4に示すように、各冷却
フィン23の反負荷側端部(図で左端部)の辺部の中間
部には、機械加工により、凹部23aが形成されてい
る。そして、前記保護リング38(単位線材38a)
を、図3に示すようにそれら各凹部23aに嵌め込み、
その後、図4に示すように凹部23aの開口端部両側部
分を内側にかしめて変形させることにより、保護リング
38が冷却フィン23に固定されるのである。尚、この
場合、全ての冷却フィン23においてかしめ固定を行う
必要はなく、間欠的に数箇所の冷却フィン23において
かしめ固定が行われている。
【0018】上記構成によれば、反負荷側端部における
冷却フィン23同士間の空間即ち通風路24の反負荷側
端部は、線材製の保護リング38により内外周に分断さ
れるようになり、その分ファンカバー37内に通ずる1
個の開口が小さくなる。このため、作業者の手指等が外
部からファンカバー37内に侵入することが不可能とな
る。しかも、保護リング38は線材より構成されている
ので、ファンカバー37から通風路24に流入する冷却
風の流れがさほど阻害されることがなく、良好な冷却風
の流れを確保することができる。
【0019】そして、保護リング38は、冷却フィン2
3の凹部23aに嵌め込んでかしめ固定することにより
取付けられるので、位置決めや取付けの作業を簡単に済
ませることができる。特に本実施例では、保護リング3
8を複数個の単位線材38aから構成したので、保護リ
ング38(単位線材38a)の取付作業を、部分によっ
て数回に分けて行うことができるので、リング状の一体
物を取付ける場合に比べて取付け作業が容易となる。
【0020】このように本実施例によれば、従来のよう
なファンカバー12の1個の開口が大きくなっていて安
全性に劣っていたものと異なり、作業者の手指等が外部
からファンカバー37内に侵入することが不可能とな
り、安全性を向上させることができる。また、軸受ブラ
ケット5の外周部に保護用の突起を設けるものとも異な
って、冷却風の流れが阻害されることなく冷却風の良好
な流れを確保することができ、ひいては回転電機本体2
1の冷却を効果的に行うことができる。
【0021】尚、上記実施例では、保護リング38を3
個の単位線材38aから構成したが、1本の線材から構
成したりもっと多数の単位線材から構成することもでき
る。また、保護リング38を一重だけでなく二重,三重
に設けるようにしても良い等、本発明は要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0022】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の全閉外扇形回転電機によれば、冷却フィンの反負荷側
端部に複数の冷却フィン同士間に掛渡されるように周方
向に延びる線材製の保護リングを設けると共に、各冷却
フィンの反負荷側端部の中間部に凹部を形成し保護リン
グをそれら各凹部に嵌め込んでかしめ固定するようにし
たので、冷却風の良好な流れを確保しつつ、ファンカバ
ーの開口部における安全性の向上を図ることができ、さ
らには保護リングの取付け作業を簡単に済ませることが
できるという優れた実用的効果を奏するものである。ま
た、この場合、前記保護リングを、円弧状をなす複数個
の単位線材から構成すれば、保護リングの取付け作業が
より容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、全閉外扇形回
転電機の縦断正面図
【図2】全閉外扇形回転電機の縦断側面図
【図3】凹部部分のかしめ前の状態を示す要部の拡大縦
断側面図
【図4】凹部部分をかしめた状態を示す要部の拡大縦断
側面図
【図5】保護リングを示す正面図
【図6】従来例を示す図2相当図
【図7】図1相当図
【符号の説明】
図面中、21は回転電機本体、22は固定子枠、23は
冷却フィン、23aは凹部、24は通風路、29,30
は軸受ブラケット、33は回転軸、36はファン、37
はファンカバー、38は保護リング、38aは単位線材
を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に軸方向に延びる複数の冷却フィ
    ンを放射状に有する回転電機本体と、この回転電機本体
    の反負荷側端部に突出する回転軸に取付けられたファン
    と、前記回転電機本体の反負荷側端部の外周を囲むよう
    にして前記ファンを覆い前記冷却フィン同士間の空間に
    臨む開口部を有するファンカバーと、前記複数の冷却フ
    ィンの反負荷側端部に冷却フィン同士間に掛渡されるよ
    うに周方向に延びて設けられる線材製の保護リングとを
    具備するものであって、 前記各冷却フィンの反負荷側端部の中間部に凹部を形成
    し、前記保護リングを前記各凹部に嵌め込んでかしめ固
    定するようにしたことを特徴とする全閉外扇形回転電
    機。
  2. 【請求項2】 保護リングを、円弧状をなす複数個の単
    位線材から構成するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の全閉外扇形回転電機。
JP8897593A 1993-04-16 1993-04-16 全閉外扇形回転電機 Pending JPH06311689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8897593A JPH06311689A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 全閉外扇形回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8897593A JPH06311689A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 全閉外扇形回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06311689A true JPH06311689A (ja) 1994-11-04

Family

ID=13957810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8897593A Pending JPH06311689A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 全閉外扇形回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06311689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103956849A (zh) * 2014-04-04 2014-07-30 宁波安信数控技术有限公司 一种风冷却的电机组合壳体
EP3637595A1 (en) * 2018-10-11 2020-04-15 Siemens Aktiengesellschaft Electric machine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103956849A (zh) * 2014-04-04 2014-07-30 宁波安信数控技术有限公司 一种风冷却的电机组合壳体
CN103956849B (zh) * 2014-04-04 2016-09-14 宁波安信数控技术有限公司 一种风冷却的电机组合壳体
EP3637595A1 (en) * 2018-10-11 2020-04-15 Siemens Aktiengesellschaft Electric machine
CN111049310A (zh) * 2018-10-11 2020-04-21 西门子股份公司 电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5081384A (en) Cooled electric motor protecting components from coolant
US3719843A (en) Dynamoelectric machine cooling arrangement
JPH02219447A (ja) スタータの電機子
JP2010041854A (ja) 電動モータ
JP2002010574A (ja) アウターロータ形磁石式回転機
JPH06311689A (ja) 全閉外扇形回転電機
JPH0343827Y2 (ja)
JPH06153448A (ja) 全閉外扇形回転電機
JP2000308309A (ja) 回転電機
JPH07241059A (ja) 回転電機
JPH06296340A (ja) 回転電機
US20230043968A1 (en) Electric Motor Having Improved Cooling
JPH0746796A (ja) 電動機
US1794649A (en) Protecting and cooling means for dynamo-electric machines
JP2885294B2 (ja) 電動機の冷却構造
JPS6241566Y2 (ja)
JPH019252Y2 (ja)
JPS5837783B2 (ja) 竪形回転電機の通風装置
CN219322222U (zh) 一种内置涡流风扇的电机
JP2001045725A (ja) 回転電機の回転子構造
JPH0242064Y2 (ja)
JP5542984B1 (ja) 車両用交流発電機
JPH0340067Y2 (ja)
JPS605720Y2 (ja) 回転電機の冷却装置
JPH07298536A (ja) 回転電機