JPS6241566Y2 - - Google Patents

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JPS6241566Y2
JPS6241566Y2 JP15189881U JP15189881U JPS6241566Y2 JP S6241566 Y2 JPS6241566 Y2 JP S6241566Y2 JP 15189881 U JP15189881 U JP 15189881U JP 15189881 U JP15189881 U JP 15189881U JP S6241566 Y2 JPS6241566 Y2 JP S6241566Y2
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stator
poles
coil
iron core
field
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JP15189881U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転電機に係り、とくに固定子に補
極を装備した回転電機子型直流発電機などの回転
電機に関する。
一般に、小型の回転電機たとえば直流発電機に
おいては、第1図および第2図に示すようにその
固定子1側に界磁コイル2と補極コイル3とが装
備され、さらにこれらのコイル2,3に依る加熱
を防止するため、前記固定子1には通気用貫孔
4,4,……が設けられている。
この第1図ないし第2図に示す界磁コイル2お
よび補極コイル3は、いづれも、鉄心5の加工上
の問題およびコイルの装填等の組立上の問題など
から、単純な形状の矩形状切除溝5A,5A,…
…に収納装備されている。一方、界磁コイル2お
よび補極コイル3に依る加熱を防止するために前
記鉄心5に形成された通気用貫孔4,4,……
は、第1図に示すように界磁極5B,5B,……
部分に形成され、これによつて界磁極5B,5
B,……を直接冷却すると共に固定子全体を空冷
し得るようになつている。
しかしながら、界磁極5B,5B,……部分に
通気用貫孔4,4,……を設けると、磁路断面積
減少の問題があつて大きい出力を得ることができ
ないという不都合があり、また、第2図からも明
らかのように温度上昇の大きい補極コイル3の補
極5C,5C,……部分を直接冷却することがで
きないばかりか、第1図に示すように前記通気用
貫孔4,4,……部分の大半が、その構造上、界
磁コイル2,2,……によつて蓋をされる状態と
なり、従つて、冷却効果が悪いという不都合が生
じていた。
本考案の目的は、上記従来技術の有する不都合
を改善し、固定子の冷却効果の増大を図ると共
に、これによつて出力の増加を図り得る回転電機
を提供することにある。
そこで、本考案では、固定子と回転子とを備
え、前記回転子には空冷用フアンが装備され、前
記固定子には、その内径側に、複数の界磁極およ
び該界磁極に巻装された界磁コイルと、複数の補
極および該補極に巻装された補極コイルとが、交
互に略等間隔に設けられて成る回転電機におい
て、前記固定子の一部を成す補極部分の外周側の
鉄心部分に、中心軸側に頂点を向けるようにして
断面三角形状の通気用貫孔を中心軸に略平行に形
成する、という構成を採り、これによつて前述し
た目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第3図および第4図
に基づいて説明する。
第3図において、11は固定子を示し、12は
回転子を示す。固定子11は、筒状に形成された
鉄心25と、この鉄心25の中心軸に直交する面
の両端に固着されたリング部材17,18とを備
えている。この各リング部材17,18には、当
該各リング部材17,18を覆うようにして第3
図に示す如く断面コ字状のハウジング15,16
がその開口部を対向させて固着されている。回転
子12には、冷却用フアン13が装備され、さら
に外部へ出力するための集電機構14が装備され
ている。この回転子12は前記ハウジング15,
16によつて回転自在に支承されている。そし
て、ハウジング15,16には、通気孔15A,
16Aが形成されている。
固定子11の鉄心25は、第4図に示すよう
に、中心部からみて逆T字状に形成された界磁極
25A,25A,……と、これら各界磁極25A
相互間に形成された補極25B,25B,……
と、これら各補極25Bと前記各界磁極25Aと
により囲まれるようにして鉄心25に形成された
コイル装填溝25C,25C,……とを各々有し
ている。鉄心25には、更に各補極25Bの外周
側に、三角形状の通気用貫孔20,20,……が
設けられている。この三角形状の通気用貫孔2
0,20,……により、前記鉄心25の中心部か
らみて前述した各補極25B部分がY字状を成す
ようになつている。この各通気用貫孔20は固定
子冷却用の通気孔であつて、内側の冷却面積を大
きくとり且つ鉄心の強度を損なわないように、三
角形状に形成されている。また、各通気用貫孔2
0の外周側の一辺20Aがいづれも前記鉄心25
の中心軸を中心点とした共通の同一円周の一部を
成すように形成され、さらに、前記各通気用貫孔
20の他の二辺には、各々凹凸部20B,20B
が設けられ、これによつて当該各通気用貫孔20
部分からの放熱効果の増大が図られている。
前記鉄心25の界磁極25Aには界磁コイル2
が巻回されている。この界磁コイル2は、前述し
たコイル装填溝25Cの深部に収納装備されてい
る。又補極25Bには補極コイル3が巻回されて
いる。この補極コイル3は、コイル装填溝25C
の回転子側に収納装備されている。
また、前記各通気用貫孔20内には、第2図に
も示したように、その吸気側に近接して制御用の
整流器21,21,……等が各々収納装備され、
これによつて当該各整流器21が常時空冷される
ようになつている。
前記鉄心25の両側端部に固着されたリング部
材17,18は、鉄心25側に向かう複数の突起
部17A,18Aを各々有しており(この実施例
では6個)、この突起部17A,18Aが前述し
た三角形状の通気用貫孔20,20,……の外周
側の一辺20A,20A,……に案内されて当該
鉄心25に係止され、これによつて当該鉄心25
とリング部材17,18との各中心軸線が一致す
るようになつている。この場合、リング部材1
7,18は、前記鉄心25に装着されたのち、そ
の外周側が溶接等によつて当該鉄心25に一体的
に固着されるようになつている。従つて、かかる
リング部材17,18を介して回転子12を支承
したハウジング15,16を前記鉄心25の両側
端部に各々装着する構造としたので、前記回転子
12と固定子11とは、その中心軸が完全に一致
するようになつている。また、前記鉄心25の外
周中央部分は、第3図からも明らかなように外部
に露出されており、これがため当該固定子11部
分の放熱がより一層効果的に行われるようになつ
ている。
なお、前述したハウジング15,16について
は、リング部材17,18を介することなく鉄心
25に直接固定するように構成してもよい。
以上のように、本考案によると、固定子の通気
用貫孔を当該固定子に装備された補極及び補極コ
イルに近接して形成したので、とくに大電流が流
されて加熱され易い補極コイル周辺を効果的に常
時空冷することができ、同時にこれに近接した界
磁極の界磁コイルをも有効に冷却することがで
き、以上のように構成され機能するので、前述し
た従来技術の有する不都合を大幅に改善すること
ができ、界磁コイル及び補極コイルの温度上昇に
伴う抵抗増を幾分押えることができるので、かか
る点において回転電機の耐久性及び性能の向上を
図ることができるという従来にない優れた利点を
備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す説明図、第2図は直流回
転機子形発電機の回路図の例示、第3図は本考案
に係る回転電機の一例を示す断面図、第4図は第
3図中の鉄心部分の具体例を示す拡大部分正面図
である。 1,11……固定子、3……補極コイル、4,
20……冷却用貫孔、5,25……固定子の主要
部を成す鉄心、12……回転子、13……空冷用
フアン、15,16……ハウジング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定子と回転子とを備え、前記回転子には空冷
    用フアンが装備され、前記固定子には、その内径
    側に、複数の界磁極および該界磁極に巻装された
    界磁コイルと、複数の補極および該補極に巻装さ
    れた補極コイルとが、交互に略等間隔に設けられ
    て成る回転電機において、 前記固定子の一部を成す補極部分の外周側の鉄
    心部分に、中心軸側に頂点を向けるようにして断
    面三角形状の通気用貫孔を中心軸に略平行に形成
    したことを特徴とする回転電機。
JP15189881U 1981-10-13 1981-10-13 回転電機 Granted JPS5857274U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15189881U JPS5857274U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 回転電機

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JP15189881U JPS5857274U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 回転電機

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Publication Number Publication Date
JPS5857274U JPS5857274U (ja) 1983-04-18
JPS6241566Y2 true JPS6241566Y2 (ja) 1987-10-24

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ID=29944576

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JP15189881U Granted JPS5857274U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 回転電機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041376A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Ihi Corp 集中巻きモータ用ステータ及び集中巻きモータ
DE102015213514A1 (de) * 2015-07-17 2017-01-19 Wobben Properties Gmbh Statorring, Generator, sowie Windenergieanlage mit selbigem

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Publication number Publication date
JPS5857274U (ja) 1983-04-18

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