JPH019252Y2 - - Google Patents

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JPH019252Y2
JPH019252Y2 JP17060980U JP17060980U JPH019252Y2 JP H019252 Y2 JPH019252 Y2 JP H019252Y2 JP 17060980 U JP17060980 U JP 17060980U JP 17060980 U JP17060980 U JP 17060980U JP H019252 Y2 JPH019252 Y2 JP H019252Y2
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JP
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bracket
sealing plate
frame
stator
short
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JP17060980U
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JPS5793068U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転電機の固定子の防塵装置に関す
る。
従来の電動機では、固定子本体を悪条件の外気
等からシールする場合、電動機そのものを密閉構
造にしたり、また、シヤフト外周や冷却用内扇あ
るいは外扇の外周部分でギヤツプを介して、仕切
板やフレーム間等によつてシールしていた。この
様なシール法はシヤフト外周では周速が小さく、
また通風フアン外周ではシーリング部の内、外風
圧差が大きくなり防塵効果が小さかつた。しかも
固定子、回転子とも密閉されるため温度が高くな
り、そのため小形化への支障となつていた。
しかも、一次電圧制御の可変速かご形誘導機の
用途を考えると、外気状態が悪い所例えば木工用
の木くず、油等が散乱する場所が多いので、固定
子に対する防塵効果の大きなシール構造が必要で
あつた。また、可変速のため低速度ほど防塵効果
や冷却性能が低下し、さらに発熱量は増大する。
特に回転子の発熱が大きいので、回転子について
は外気で直接冷却できるような構造が必要となつ
た。
ここにおいて本考案は、回転周速が大きく、シ
ーリング部の内、外風圧差を小さくでき、かつ、
回転子、軸受等の温度を低下できる構造になる防
塵装置を提供しようとするものである。
第1図に本考案を開放構造の電動機へ適用した
第1の実施例の上半部側断面図を示す。
固定子巻線1を巻装した固定子鉄心2の外周に
電動機内部を囲繞する円筒状のフレーム3を設
け、フレーム3の両端にはブラケツト4を固着し
ハウジングを構成しており、ブラケツト4は軸受
5を介して回転軸6を回転自在に支持し、この回
転軸6には、両端面におのおのリング形状の短絡
環9および回転子冷却用の放熱フイン8を設け、
その外周面が僅かの空隙を介して固定子鉄心2の
内周面に対向する回転子鉄心7を取付けている。
両端面を形成するブラケツト4には、軸受5より
も内側空間と外気が連通するために穿孔された通
風孔11a,11bを開設する。もつともブラケ
ツト4の端面部(椀状底部)に回転軸6を中心に
した同一円上に適宜な直径の通風孔11aとブラ
ケツト4の外周側面部に適切な直径の通風孔11
bをそれぞれ複数個形成している。なお、通風孔
11a,11bはその形状は円に限ることはな
い。
この第1の実施例は、短絡環9の外周との間に
回転のみを許容する最小ギヤツプを有するよう
に、シーリング板10を設置した構造を特徴とし
ており、このシーリング板10の取付けは、シー
リング板10の外周部をフレーム3とブラケツト
4の間に固く嵌装している。すなわち、ここの回
転電機の円筒状外周部材の両端部近傍の通風孔1
1より内側にその一端をフレーム3あるいはブラ
ケツト4もしくはフミレーム3とブラケツト4に
固着し、他端を短絡環9の表面に細隙を介して対
向し、その一端の部分が外周円をなしその他端の
部分が内周円をつくることにより、回転電機内部
を短絡環9の内周表面側と固定子鉄心2側に区分
する防塵仕切り板を構成するシーリング板10を
設けている。
回転子短絡環9の外周部において、この短絡環
9とシーリング板10とによつて固定子本体の防
塵を行なうごとく構成するので、シーリング部の
回転周速は大きく、またシーリング板10の内、
外風圧差も小さくなる。このように、シーリング
板10は内側部に開設された円形空洞をもち、外
側部に円周縁端を有する形態をとる。
したがつて、シーリング板10は、外端がフレ
ーム3またはブラケツト4に固着され、内端が短
絡環9の表面に細〓を介して対向することによ
り、防塵用の仕切を構成するようにしてある。
しかも、短絡環9とシーリング板10との間は
回転のみを許容する最小ギヤツプを有するように
しているので、この短絡環9とシーリング板10
間のギヤツプ部における空気の流通は殆どなくな
つて固定子の防塵効果が上がる。
また、この実施例では短絡環9とシーリング板
10でシールされた部分よりも、軸受側の放熱フ
イン8や短絡環9端面、内周面それに回転子鉄心
7端面、回転軸6、軸受5等はブラケツト4に設
けた通風孔11により外気と連通しているので、
これらを直接外気で冷却できる。
したがつて、固定子の防塵効果の向上に加え、
回転子や軸受温度を低くすることができる。
第2図ないし第7図は、本考案の第2ないし第
7の実施例の要部の断面図である。
第2図、第3図は短絡環9端面を段付きにし、
その段付き端面とシーリング板10とにより防塵
しており、第4図、第5図は短絡環9先端に放熱
フイン8が無い場合に短絡環9端面や外周面とに
より防塵した手段を表わしている。第6図はシー
リング板10よりも軸受5側空間と外気とを連通
する通風孔11a,11bをブラケツト4のみで
なく、フレーム3端とブラケツト4に設けた構造
を示した図であり、この場合シーリング板10外
周部はフレーム3内周面へ装着する。
ここに、シーリング板10の外周側取付けは、
ブラケツト4とフレーム3間またはフレーム3あ
るいはブラケツト4へ装着しても良い。
第7図はシーリング板10の代りに、ブラケツ
ト4の一部と短絡環9とによつて防塵にする構造
を示す。この場合はシーリング板10を別に設置
する必要はなく、また、フレーム3とブラケツト
4を連結固定するボルト座を、フレーム3やブラ
ケツト4の外部等へ設ける必要が無い。ブラケツ
ト4のシーリング部分にボルト穴を設け、通しボ
ルトとして使用できるため構造や製造法が簡単に
できる利点がある。
第8図は、本考案の第8の実施例の上半部側断
面図である。
回転子鉄心7の短絡環9外周にその深さと溝幅
共に数ミリの円周方向溝12を複数設け、この円
周方向溝12の全幅に対向してギヤツプを介した
シーリング板10を設ける。シーリング板10の
他端はフレーム3とブラケツト4間に嵌装設置し
た構造である。
したがつて、シーリング板10で仕切られたブ
ラケツト4側空間部の回転子鉄心7端面、放熱フ
イン8、回転軸6、軸受5部はブラケツト4に設
けた通風孔11a,11bによつて外気と連通
し、円周方向溝付の回転子短絡環9とシーリング
板10とによつて固定子(鉄心2、巻線1)を防
塵する。
回転周速の大きい回転子短絡環9外周に円周方
向溝を複数設け、この円周方向溝の全幅に対向
し、回転のみを許容する最小ギヤツプを有するよ
うにシーリング板10を設置しているので、この
短絡環9とシーリング板10のギヤツプにおける
空気の流通は殆どなくなつて、固定子の防塵効果
が上がる。
これは、流体が急に広がる場合は圧力が低下し
て、そのエネルギーが失われることを応用したラ
ビリンスパツキン(Labyrinth Packing)の原理
を用いたもので、流体が流れようとする通路中に
拡大部分を急激につくれば、流体の通路抵抗が増
大し流れにくゝなり、しかも、回転による周速が
大きいためギヤツプ部に流入しにくゝなるという
作用を適用したものである。
第9図に、本考案の第9の実施例の要部の側断
面図を示す。
この第9の実施例は短絡環9と内側ブラケツト
13の対向面の両側に円周方向の溝12を設けた
ものである。つまり、これら第8および第9の実
施例では、互いに対向するシーリング板10の他
端および短絡環9の外周表面の少なくとも一方
に、ラビリンスパツキンの原理を用いた円周方向
に開設した溝である円周方向溝12を設けてあ
る。
かくして本考案によれば、回転周速の大きい回
転子短絡環を利用し、この短絡環とシーリング板
とにより固定子のみを防塵するので、防塵のため
の周速も得られ、内、外風圧差も小さくなつて簡
単な構造で防塵効果が上がる。
さらには、回転子短絡環外周に円周方向のラビ
リンス溝を設け、このラビリンス溝と対向するよ
うにギヤツプを介してシーリング板を設けている
ので、ラビリンスパツキンと同じ作用でこのギヤ
ツプ間の空気の流通は無くなり、固定子のみを外
気等から防塵できる。
また、シーリング板よりも軸受側空間と外気が
連通する通風孔をブラケツトやフレームに設けれ
ば、回転子端面や軸受を直接外気で冷却すること
ができるから、温度低減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の上半部側断面
図、第2図ないし第7図は本考案の第2ないし第
7の実施例の要部の断面図、第8図は本考案の第
8の実施例の上半部側断面図、第9図は本考案の
第9の実施例の要部の側断面図である。 1……固定子巻線、2……固定子鉄心、3……
フレーム、4……ブラケツト、5……軸受、6…
…回転軸、7……回転子鉄心、8……放熱フイ
ン、9……短絡環、10……シーリング板、11
a,11b……通風孔、12……円周方向溝、1
3……内側ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フレーム3と、2個のブラケツト4と、固定
    子鉄心2と、回転子鉄心7と、シーリング板1
    0を有し、 ブラケツト4は一方の通風孔11aを有し、
    フレーム3またはブラケツト4の一方もしくは
    両方は、その接合部近傍において、他方の通風
    孔11bを有し、 回転子鉄心7は、軸方向端面に短絡環9を有
    し、フレーム3の端面に各ブラケツト4が接合
    されてハウジングを構成しており、 固定子鉄心2は、フレーム3の内面に固着さ
    れており、 回転子鉄心7は、固定子鉄心2の内面におい
    て、空隙を介して回転自在に両ブラケツト4に
    支承されている回転電機において、 シーリング板10は、外端がフレーム3また
    はブラケツト4に固着され、内端が短絡環9の
    表面に細隙を介して対向することにより、防塵
    用の仕切を構成する 回転電機における固定子の防塵装置。 2 シーリング板10の内端または短絡環9の対
    向部のいずれか一方あるいは両方に円周方向溝
    12を持つ 実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転電
    機における固定子の防塵装置。
JP17060980U 1980-11-28 1980-11-28 Expired JPH019252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17060980U JPH019252Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

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JP17060980U JPH019252Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

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JPS5793068U JPS5793068U (ja) 1982-06-08
JPH019252Y2 true JPH019252Y2 (ja) 1989-03-14

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JP17060980U Expired JPH019252Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

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JP2008290218A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2008296306A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具

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