JPH06298063A - アンチロックブレーキ装置を備えた液圧式の車両ブレーキ装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ装置を備えた液圧式の車両ブレーキ装置

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JPH06298063A
JPH06298063A JP6053980A JP5398094A JPH06298063A JP H06298063 A JPH06298063 A JP H06298063A JP 6053980 A JP6053980 A JP 6053980A JP 5398094 A JP5398094 A JP 5398094A JP H06298063 A JPH06298063 A JP H06298063A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にカーブ走行時の車両走行特性を自動制動
によって改善するための手段が設けられており、自動制
動時に、補助圧力源によって圧力媒体がアンチロックブ
レーキ装置に供給され、ひいては車輪ブレーキに供給さ
れるようになっており、このために、補助圧力源とアン
チロックブレーキとの間で各ブレーキ回路毎に1つの仕
切りピストンが設けられている形式の、2つのブレーキ
回路及びアンチロックブレーキ装置を備えた液圧式の車
両ブレーキ装置を改良して、2つの仕切り弁のために共
通の1つの、蓋を備えたシリンダしか必要としないよう
にする。 【構成】 2つの仕切りピストン314,315が、袋
孔302を備えた1つの組み込みシリンダ301内に取
り付けられていて、これによってコストが安価になって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2回路式のマスタブレ
ーキシリンダを備えた液圧式の車両ブレーキ装置であっ
て、マスタブレーキシリンダ用のリザーバと、自動車の
車輪ブレーキ用の2つのブレーキ回路と、車輪ブレーキ
に配属されたアンチロックブレーキ装置と、該アンチロ
ックブレーキ装置と協働して自動的に制動するための付
加的な装置とを備えており、前記アンチロックブレーキ
装置が、ブレーキ圧調整弁装置と、各ブレーキ回路にそ
れぞえ1つの戻し案内ポンプとを有しており、前記付加
的な装置が、マスタブレーキシリンダとリザーバとから
成る組み合わせとアンチロックブレーキ装置との間で、
各ブレーキ回路毎に、前記組み合わせに向かって延びる
少なくとも1つの2/2行程弁と、アンチロックブレー
キ装置に接続された、各ブレーキ回路毎にそれぞれ1つ
のシリンダ孔とを有しており、該シリンダ孔内で摺動可
能な仕切りピストンが設けられていて、この仕切りピス
トンが、一次室と二次室とを仕切っており、前記付加的
な装置がさらに、仕切りピストン戻しばねと、2つのブ
レーキ回路のための、弁部材を備えた共通の補助ポンプ
とを有しており、該補助ポンプが、自動的な制動運転中
に、仕切りピストンを摺動させるために及び前記2/2
行程弁を閉鎖するために圧力を供給するようになってお
り、車輪ロックの危険性を避けるためにアンチロックブ
レーキ装置を制御し、かつ、自動的な制動を行なうため
に付加的な装置を制御するための制御装置が設けられて
いる形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキ装置と制御装置と
を備えた液圧式の車両ブレーキ装置は、アメリカ合衆国
特許公報第4809183号明細書により公知である。
この公知の車両ブレーキ装置は、オーバー制御傾向、ア
ンダー制御傾向、及び横滑り危険性の開始を検知し、か
つ、アンチロックブレーキ装置のための制御信号を生ぜ
しめるための少なくとも1つの評価回路と、圧力源とを
有しているので、この公知のアンチロックブレーキ装置
は、液圧式の圧力源を使用して、車両の少なくとも1つ
の車輪を自動的に制動するようになっている。自動的な
制動によって車両は安定され、オーバー制御傾向又はア
ンダー制御傾向、あるいは横滑りの危険性又は既に生じ
ているところの横滑りに抗して働くようになっている。
圧力源は、図示されていない。制御信号を得るために、
例えば斜め走行角度が測定され、あらかじめ選定された
閾値と比較する。例えばジャイロスコープによって上下
軸線を中心とした車両の回転速度を観察することもでき
る。また二者択一的に横方向加速も、車軸に配属された
加速センサによって測定し評価することができる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許公開第410992
25号明細書によれば、有利な形式で閉鎖される2つの
ブレーキ回路と、いわゆる戻し案内原理に従って作業す
るアンチロックブレーキ装置とを有する液圧式のブレー
キ装置が開示されている。このブレーキ装置は、車両の
カーブ走行特性を制御するための、アンチロックブレー
キ装置とマスタブレーキシリンダとの間で各ブレーキ回
路内に、制御可能な2/2行程弁とシリンダとから成る
組み合わせ部材が組み込まれており、仕切りピストン
と、仕切りピストン戻しばねと、2つのブレーキ回路の
ためのの補助ポンプと、この補助ポンプに後置接続され
た、前記仕切りピストンの制御負荷しかつ前記2/2行
程弁を制御するための3/2行程弁が設けられており、
前記2/2行程弁は、シリンダとマスタブレーキシリン
ダとの間のブレーキ回路のブレーキ導管を閉鎖するため
に、制御インレットを通じて液圧式に制御可能である。
マスタブレーキ導管の遮断後に、シリンダ内に形成され
る圧力はアンチロックブレーキ装置によって調整され、
4つの車輪の各車輪ブレーキに個別に供給されるように
なっている。アンチロックブレーキ装置は、車輪ブレー
キに供給された圧力を個別に減圧させることもできる。
車両のカーブ走行特性を改善するために、3/2行程弁
とアンチロックブレーキ装置とを制御する制御装置は、
補助ポンプのための駆動モータも作動接続(スイッチオ
ン)する。しかしながらこの場合の欠点は、シリンダを
アンチロックブレーキ装置の調整弁装置に液圧式に接続
することに基づいて、カーブ走行中において必要とされ
る高いブレーキ圧を得る程度の高い圧力を供給しなけれ
ばならないということである。それに応じて、補助ポン
プを頑丈に構成し、しかもこのために必要な駆動モータ
は重量が重く、車両の車内電流源を不都合に負荷するこ
とになる重い駆動モータ及び重い補助ポンプはコストが
高い。さらにまた、ポンプ運転中に、生じた高い圧力に
よって、妨害となりまた場合によってはうるさい雑音が
生じるという欠点もある。また、補助ポンプによって負
荷可能であるアキュムレータ、並びに2/2行程弁の液
圧式の制御インレット及び仕切りピストンの負荷を制御
する電気制御式の3/2行程弁は高価である。また、シ
リンダ及びその仕切りピストンの構成に基づいて、各2
/2行程弁は逆止弁機能に接続され、ひいては自動的な
制動運転中にブレーキペダル操作にだけによって直ちに
通常のブレーキ運転に移行することができる。従って開
示された実施例においては、2/2行程弁の第2の位置
に逆止弁の記号が配属されている。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願第423231
1.8号(ドイツ連邦共和国特許公開第4232311
号)明細書によれば、戻し案内ポンプの原理で作業する
アンチロックブレーキ装置を備えた液圧式の車両ブレー
キ装置が提案されている。このブレーキ装置は、例えば
カーブ走行中の車両の走行特性を改善する目的で自動制
動するために及び/又は駆動車輪においてトラクション
スリップ制御を行なうために設けられており、ピストン
と、シリンダと、2/2行程弁と、自動制動のための補
助圧力源とが配置されていることによって、自動制動運
転時に、補助圧力源及びアンチロックブレーキ装置から
発生する雑音ができるだけわずかで、また駆動に必要な
エネルギーが小さくなるように構成されている。この提
案された構成によれば、補助圧力源が、ピストンを負荷
するために低圧源として構成されていて、それぞれの戻
し案内ポンプに後置接続された一方の車輪ブレーキ内で
ブレーキ圧を形成するか又は加圧する必要がある場合に
だけ、シリンダが、制御可能な2/2行程弁を介して戻
し案内ポンプのインレットに圧力媒体を供給することが
できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この後置のブレーキ装
置の欠点は、それぞれ個別に配属された2つの仕切りピ
ストンが、それぞれ蓋によって気密にシールされたそれ
ぞれ1つの固有のシリンダを有している点にある。ま
た、2つの仕切りピストンを液圧式に負荷する補助ポン
プを、2つのシリンダに液圧式に接続しなければならな
い。そこで本発明の課題は、このような欠点を取り除く
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、2つの仕切りピストンのシリンダ孔が同軸
的に整列されていて、共通の組み込みシリンダ内で袋孔
として構成され、かつ、組み込まれており、袋孔の始端
部が蓋によって閉鎖されており、2つの仕切りピストン
が一次側の端部で互いに向き合っていて、仕切りピスト
ン戻しばねの間に配置されており、組み込みシリンダ内
に、仕切りピストンの間に開口する補助圧接続部が配置
され、該補助圧接続部に補助圧力源から圧力が供給され
るようになっている。
【0007】
【発明の効果】本発明の液圧式の車両ブレーキ装置は、
2つの仕切りピストンのために、1つの組み込みシリン
ダと1つの蓋しか必要としないという利点を有してい
る。また、2つの仕切りピストンを液圧式に負荷するた
めに、組み込みシリンダに1つの接続を必要とするだけ
であって、これによって車両への組み込みが作業さらに
安価に行なわれる。
【0008】請求項2に記載の手段によって、請求項1
に記載された車両ブレーキ装置の有利な変化実施例及び
改良が可能である。請求項2に記載の手段によれば、液
圧式の車両ブレーキ装置は例えばタンデムマスタブレー
キシリンダに設けられる市販されている安価なピストン
を使用して組み立てることができる。このようなタンデ
ムマスタブレーキシリンダの市販されているピストン
は、実験で証明された部材、例えばいわゆる一次側スリ
ーブ、仕切りスリーブ、シールリング、場合によっては
中央弁を既に備えているので、これらの部材を使用する
ことによって、製造コストが安価になるだけではなく、
液圧式の車両ブレーキ装置の高い安全性が得られる。
【0009】
【実施例】
第1実施例 図1に示した、本発明による液圧式の車両ブレーキ装置
の実施例は、2回路式のマスタブレーキシリンダ3と、
ブレーキペダル6と、2つのブレーキ回路I及びII
と、ブレーキ回路Iに配属された前車輪ブレーキ7,8
と、ブレーキ回路IIに配属された後車輪ブレーキ9,
10と、マスタブレーキシリンダ3と車輪ブレーキ7〜
10との間に配置されたアンチロックブレーキ装置11
と、自動的に制動を行なうための付加的な装置12とを
有している。マスタブレーキシリンダ3は、このマスタ
ブレーキシリンダ3に圧力媒体を供給するためのリザー
バ4と、例えばニューマチック式のブレーキ倍力装置5
とを備えている。
【0010】マスタブレーキシリンダ3は公知の形式で
組み立てられ、ブレーキペダル6の補助によって操作さ
れるようになっているのので、ブレーキ回路IとIIと
の間でブレーキ圧が形成される。ブレーキペダル6によ
ってマスタブレーキシリンダ3に働く作用はブレーキ倍
力装置5によって増幅される。リザーバ4は、マスタブ
レーキシリンダ3に圧力媒体を供給し、この圧力媒体
は、マスタブレーキシリンダ3によって車輪ブレーキ7
〜10の方向に圧送され、付加的な装置12及び通常ブ
レーキ動作のためのアンチロックブレーキ装置11を貫
流する。
【0011】アンチロックブレーキ装置11は、いわゆ
る戻し案内型のアンチロックブレーキ装置であって、ブ
レーキ回路Iのための戻し案内ポンプ13とブレーキ回
路IIのための戻し案内ポンプ14とを有している。さ
らにまた各車輪ブレーキ7〜10のためのアンチロック
ブレーキ装置11は固有のブレーキ圧調整弁装置15,
16,17若しくは18を有していて、それぞれ1つの
ブレーキ圧加圧弁19と、各ブレーキ圧減圧弁20と、
各ブレーキ回路I及びIIのためのアキュムレータ21
若しくは22とを有している。また、ブレーキ回路Iの
ための例えば第1の緩衝室23と、ブレーキ回路IIの
ための第2の緩衝室24と、緩衝絞り25若しくは26
とが設けられている。モータ27は、駆動装置として戻
し案内ポンプ13及び14に配属されている。車輪ブレ
ーキ7,8,9,10から出発して、これらの車輪ブレ
ーキにそれぞれ配属されたブレーキ圧加圧弁19が、逆
止弁28を介してマスタブレーキシリンダ3に向かう方
向に迂回している。これらの逆止弁28は、減圧時に、
例えばブレーキ圧加圧弁19がその遮断位置に制御され
るか又はその通常の開放位置で、組み込まれた絞りが働
く時に、それぞれのブレーキ圧加圧弁19を介して、マ
スタブレーキシリンダ3に向かって開放可能である。
【0012】アンチロック運転は、アンチロックブレー
キ装置12のための各部材によって可能である。このた
めに、普通の場合、開放位置にあるブレーキ圧加圧弁1
9が、各車輪ブレーキ7〜10とマスタブレーキシリン
ダ3との間に配置されているので、ブレーキペダル6を
操作することによって、マスタブレーキシリンダ3内で
生ぜしめられる圧力が車輪ブレーキ7〜10に達する。
同様に、車輪ブレーキ7〜10に接続された、ブレーキ
圧調整弁装置15,16,17,18のブレーキ圧減圧
弁20は、通常位置で閉鎖されていて、制御された位置
で、絞られた貫流通過を可能にし、ブレーキ回路Iの戻
し案内ポンプ13にインレット側で接続されるか、若し
くはブレーキ回路IIの戻し案内ポンプ14にインレッ
ト側で接続される。アウトレット側では、戻し案内ポン
プ13若しくは14に、緩衝室23若しくは24が接続
される。マスタブレーキシリンダ3若しくは各ブレーキ
圧加圧弁19に向かう方向で、緩衝室23若しくは24
に絞り25若しくは26が続いている。
【0013】アンチロックブレーキ装置11には、制御
装置30と、車輪7〜10の図示していない車輪に配属
された車速センサ31〜34が所属している。図4に
は、この制御装置30の概略図が示されている。制御装
置30は、これらの車速センサ31〜34に接続されて
いる。この制御装置30自体には、一方ではブレーキ圧
調整装置15〜18の各弁19,20が接続されてい
て、他方では、モータ27が接続されている。さらにま
た、例えばブレーキペダル6の範囲にはブレーキペダル
スイッチ35及び/又はマスタブレーキシリンダ3にお
いては圧力センサ36が配置されており、これらは制御
装置30に接続されている。
【0014】ブレーキペダル6を操作することによっ
て、例えばブレーキ倍力装置5の補助を受けてマスタブ
レーキシリンダ3内に圧力が形成される。この圧力は、
2つのブレーキ回路I及びIIの開放しているブレーキ
圧加圧弁19を通って車輪ブレーキ7,8,9及び10
に伝達される。
【0015】例えば均一なグリップ性を有する道路上で
ブレーキペダル6が次第に強く操作されると、車速セン
サ31〜34から発信される信号は、制御装置30が車
輪ロックの危険性を示すように変化する。車輪ロック傾
向がすべての車輪において同時に発生すると仮定して、
制御装置30は、モータ27を作動接続し、ひいては戻
し案内ポンプ13及び14を作動接続し、ブレーキ圧調
整装置15〜18のすべてのブレーキ圧加圧弁19を閉
鎖し、所属のすべてのブレーキ圧減圧弁20を開放す
る。これによって、マスタブレーキシリンダ3内で場合
によってはなお上昇する圧力は車輪ブレーキ7〜10に
達するのではなく、これらの車輪ブレーキから所定量の
圧力媒体がアキュムレータ21若しくは22に流れ込
む。次いでこれらのアキュムレータ21若しくは22か
ら圧力媒体が戻し案内ポンプ13若しくは14に流入す
る。その結果、これらの戻し案内ポンプ13及び14
は、圧力媒体を、緩衝室23,24及び絞り25,26
及び2つのブレーキ回路I及びIIを通してマスタブレ
ーキシリンダ3に戻し案内する。車輪ロックの危険性が
なくなると(この場合、偶然にすべての車輪7〜10に
おいて車輪ロックの危険性が同時になくなると仮定す
る)、制御装置30がブレーキ圧減圧のために必要な制
御電流の供給を終了することによって、ブレーキ圧調整
装置15〜18はその基本位置に戻される。例えばそれ
に続く所定の時間中に車輪ロックの危険性が生じなけれ
ば、制御装置30はモータ27への電流供給も終了す
る。
【0016】例えば、前車輪ブレーキ7,8の圧力を、
個別に及び互いに独立して調整可能にし、これによって
縞状に種々異なる摩擦係数を有する車道上で前車輪の可
能な限り良好なブレーキ作用が得られるように、制御装
置30は公知の形式で構成される。例えば右側通行の場
合には、凍結のために車道縁部の右側においてより低い
摩擦値が存在し、自動車の左下側には、縞状の乾燥した
車道のためにより高い摩擦値が存在する。
【0017】このような個別の制御若しくは調整原理は
後車輪ブレーキ9,10にも適用することができるが、
例えば所定の前提条件下においては、いわゆるセレクト
・ロー(select-low)制御も使用することができる。つ
まり、後車輪のうちの一方がロックしそうになると、後
車輪のうちの他方の車輪ブレーキ内のブレーキ圧も低下
する。これによって、車両を減速させるために後車輪ブ
レーキが供給するブレーキ媒体量は場合によっては減少
するが、これは、カーブ走行中の側方安定性のために及
び走行特性のために非常に有利である。これは、後車輪
がカーブから側方へ出るようなずれを押さえることがで
きるので、走行特性に良好に作用する。後車輪ブレーキ
9及び10の応答したセレクト・ロー制御は、車両の運
動特性、特に車両の上下軸線若しくは旋回点を中心とし
た回転特性に影響を与えるためのな有用な手段である。
車両の上下軸線を中心とした不都合な回転加速、つまり
固有の力学は、前記のような形式で妨げられる。
【0018】自動制動を行うための装置12には、ブレ
ーキ回路I及びII内の、それぞれ1つの圧力制限弁4
1若しくは42、及び安全性の理由によりそれぞれ1つ
の逆止弁43若しくは44が所属している。さらにま
た、戻し案内ポンプ13若しくは14には、インレット
側でさらに2/2行程弁45,46並びに逆止弁91,
92が配属されている。装置12への間接的な供給のた
めにさらに、補助モータ50を備えた補助ポンプ49と
補助圧力制限弁51と絞り52とが所属している。
【0019】補助モータ50は制御装置30に接続され
ていて、この制御装置30によって作動接続され得るよ
うになっているので、補助ポンプ49は駆動可能であ
る。補助ポンプ49はインレット53を有しており、こ
のインレット53は例えばライン54を介してマスタブ
レーキシリンダ3のリザーバ4に接続されている。アウ
トレット55は補助圧力ライン56を介して組み込みシ
リンダ301に接続されている。補助圧力制限弁51は
入口側で補助ポンプ49のアウトレット55に接続され
ていて、この補助ポンプ49若しくはライン54のイン
レット53に向かう方向で開放可能である。この補助ポ
ンプ49はリザーバ4に連通している。
【0020】補助圧力制限弁51は例えば、5〜15ba
r の圧力において開放可能であるように構成されてい
る。同様に、補助ポンプ49のアウトレット55には絞
り52が接続されており、この絞り52は他方では補助
ポンプ49のインレット53及びライン54に連通して
いる。補助ポンプ49が停止している場合、絞り52
は、アウトレット55とインレット53との間の圧力差
を解消するように働く。制御装置30と補助モータ50
とが協働した状態で、前記部材が制御可能な補助圧力源
57を形成する。
【0021】組み込みシリンダ301内に袋孔302が
形成されており、この袋孔302は端壁303で終わっ
ている。袋孔302はその始端部304で蓋305によ
って閉鎖されている。蓋305は袋孔302内でワイヤ
リング306によって保持されており、このワイヤリン
グ306は、袋孔302から出発する溝307内に侵入
している。蓋305はワイヤリング306に向いた側で
溝309を有しており、この溝309内でシールリング
310が支承されている。シールリング310は、袋孔
302から圧力媒体が漏れ出るのを妨げる。組み込みシ
リンダ301に対して直交する想定基準面(端壁303
と蓋305との間の想定基準面)内で、ストッパねじ3
11が半径方向で組み込みシリンダ301を貫通し、ス
トッパピン312と共に袋孔302内に侵入する。ほぼ
前記基準面内で、組み込みシリンダ301は、袋孔30
2と連通する補助圧力ライン313を有している。この
補助圧力ライン313は補助圧力ライン56に接続され
ている。
【0022】前記基準面の両側で、袋孔302は、一次
側の端部316で互いに向き合う2つの仕切り面31
4,315のためのシリンダ孔を形成している。同一形
状の2つの仕切りピストン戻しばね317,318は、
それぞれ端壁303若しくは蓋305で支えられてい
て、仕切りピストン314及び315を互いに負荷す
る。これによって、仕切りピストン314若しくは31
5の一次側の端部316及び317が互いに近づくと、
ストッパピン312は、図2に示されているように2つ
の仕切りピストン314及び315の基本位置を配慮す
る。図22に示されているように、補助圧力ライン31
3を通じて、2つの仕切りピストン314及び315の
一次側の端部316が、補助圧力源57から補助ライン
56を通じて供給される圧力媒体によって負荷される。
各仕切りピストン314若しくは315は一次側の端部
316若しくは317に隣接して、少なくとも1つの周
方向溝319と、この周方向溝319内に挿入された少
なくとも1つのシールリング320とを有している。そ
れぞれ二次側の端部321若しくは3222に向かって
軸方向で間隔を保って、各仕切りピストン314若しく
は315はショルダ323の範囲でスリーブシール32
4を有しており、このスリーブシールは、補助リング3
25の補助を受けてそのショルダ323に対して相対的
に、組み込み時に各仕切りピストン戻しばね317若し
くは318によって与えられるプレロード(予荷重)を
伴なって固定される。仕切りピストン314及び315
は、タンデムマスタブレーキシリンダ内で2つのブレー
キ回路を互いに仕切るタンデムマスタブレーキシリンダ
のピストンと同様に構成されるので、2つの仕切りピス
トン314及び315のための設計図で十分である。こ
のようなピストンは例えば、ドイツ、フランクフルトの
アルフレッドテベス有限会社(Firma Alfred Teves Gmb
H, 6000 Frankfurt 90, Deutschland)により市販されて
いる。
【0023】仕切りピストン314と端壁303との
間、若しくは仕切りピストン315と蓋305との間に
は、各スリーブシール324の近くで各二次室326若
しくは327内にリリーフ開口328が開口しており、
このリリーフ開口328は、仕切りピストン314若し
くは315が基本位置に存在するときに開放する。仕切
りピストン314が端壁303に向かって移動するか、
若しくは仕切りピストン315が蓋305に向かって移
動すると、スリーブシール324が各リリーフ開口32
8を通過する。各リリーフ開口328は接続部62に連
通しており、接続部62は、ブレーキ回路I,IIを通
じてマスタブレーキシリンダ3に連通している。
【0024】さらに、二次室326及び327には各1
つの別の接続部61が配属されており、これらの接続部
61は、各仕切りピストン314若しくは315が移動
しても開放されたままであるように配置されている。接
続部61は前記アンチロックブレーキ装置11に接続さ
れている。これによって、仕切りピストン314及び3
15がその出発位置若しくは基準位置を占めている限り
は、圧力媒体を供給するために組み込みシリンダ301
が移動可能であって、圧力媒体は、ブレーキペダル6を
操作することによってマスタブレーキシリンダ3からブ
レーキ回路I及びIIに押しやられ、組み込みシリンダ
301によってアンチロックブレーキ装置11に流入
し、ここから車輪ブレーキ7〜10に達する。
【0025】2つの仕切りピストン314及び315の
一次側の端部316及び317が、補助圧力源57を作
動させることによって液圧式に負荷されると、仕切りピ
ストン314及び315は仕切りピストン戻しばね31
7及び318の力に抗して移動せしめられ、各スリーブ
シール324が、所属の各リリーフ開口328を通過す
る。これによって、二次室326若しくは327がマス
タブレーキシリンダ3に対して相対的に遮断される。こ
の時に、スリーブシール324及びリリーフ開口328
は弁の部材として、組み込みシリンダ301内で2つの
2/2行程弁を形成する。この2/2行程弁は、液圧式
につまり補助圧によって制御可能である。そうでない場
合は、仕切りピストン314及び315は、補助圧源5
7の補助圧力をアンチロックブレーキ装置11内に伝達
するために使用される。
【0026】既に述べたように、組み込みシリンダ30
1の接続部61は、ブレーキ回路I及びIIの、通常は
開放している切換え弁39,40によってブレーキ圧調
整装置15,16並びに17,18のブレーキ圧加圧弁
19に接続されている。組み込みシリンダ301からブ
レーキ圧調整装置15,16並びに17,18に向かっ
て、逆止弁43によって前記ブレーキ圧調整弁の方向に
向かって開放するバイパスが設けられている。
【0027】切換え弁39,40は有利には圧力制限弁
41,42と組み合わされているので、電気制御される
と、自由な連通の代わりに、ブレーキ圧加圧弁19とマ
スタブレーキシリンダ3との間に十分な圧力の減圧が形
成された時にだけ、マスタブレーキシリンダ3に向かう
方向の連通が形成される。この減圧は、マスタブレーキ
シリンダ3が操作されない時に圧力制限弁41,42の
手前に形成される圧力が、自動制動及び場合によっては
車輪ロックのために十分である程度の大きさである。
【0028】2/2行程弁45,46はその通常位置で
閉鎖され電気的に開放可能である。この2/2行程弁4
5若しくは46は、組み込みシリンダ301の接続部6
1と戻し案内ポンプ13若しくは14のインレット8
9,90との間に配置されている。組み込みシリンダ3
01の二次室326,327をアキュムレータ21若し
くは22から遮断するために、これらの二次室と2/2
行程弁45若しくは46との間に前記逆止弁91若しく
は92が配置されている。これらの逆止弁91,92は
前記付加的な装置12に加えられる。何故ならば、ロッ
ク防止運転自体が、戻し案内ポンプ13,14としてい
わゆる自由プランジャポンプを使用する際に、戻し案内
ポンプ91,92を必要としないからである。
【0029】付加的な装置12には、図4に示されてい
るようにブラックボックス93が配属されている。この
ブラックボックス93には、例えば、自動車の横滑りが
発生する危険性を監視するための、冒頭で述べたような
手段が配属されている。この手段とは例えば、ジャイロ
スコープ、回転加速を監視するための装置、加速セン
サ、車速センサ、車輪スリップ測定装置、制御信号を得
るための限界値スイッチである。この制御信号は、制御
装置30に影響を与え、この制御装置30を介して、補
助圧力源57、戻し案内ポンプ13,14並びにブレー
キ圧調整装置15〜18、切換え弁39,40及び2/
2行程弁45,46を制御する。
【0030】例えば本発明による装置を装備した車両に
おいて、カーブを制動しないで走行した時にに、車両の
いわゆる過剰制御によって横滑りの危険性が生じた場合
には、これはブラックボックス93によって略示された
監視装置によって検知される。この監視装置は、所定の
限界値を越えた時に後車輪ブレーキ9及び10のブレー
キ圧加圧弁19を遮断位置に制御し、補助モータ50を
作動接続し、2/2行程弁45を開放し、切換え弁39
を閉鎖し、戻し案内ポンプ13を駆動させるためのモー
タ27を作動接続する。これによって補助ポンプ39は
補助圧を形成し、この補助圧は、ライン56を通って組
み込みシリンダ301に達し、仕切りピストン314,
315の一次側の端部316を負荷し、仕切りピストン
314,315を移動させる。この時に、仕切りピスト
ン314,315のスリーブシール324がリリーフ開
口328を通過し、二次室326,327内に圧力が形
成されるので、二次室326から圧力媒体が、開放する
2/2行程弁45を通って戻し案内ポンプ13へ流入
し、逆止弁43を通って車輪ブレーキシリンダ7及び/
又は8へ流入する。組み込みシリンダ301内に導入さ
れた補助圧力によって、戻し案内ポンプ13は間接的に
満たされるので、この戻し案内ポンプ13は閉じられた
切換え弁39の手前で圧力を形成することができる。こ
の圧力は、ブレーキ圧調整装置15及び/又は16の開
放されたブレーキ圧加圧弁19を通って車輪ブレーキ7
及び/又は8に達する。ここでは一方又は両方の車輪が
制動され、これによって従来技術におけるように、少な
くとも一方の車輪における側方安定性が低下する。これ
によって、前横方向のスリップが生じるか、又は後車輪
の側方スリップの大きさに増大するか又は場合によって
はこの後車輪の側方スリップの大きさを越えるという、
所望の影響が得られることになる。これによって意図的
に、車両の上下軸線を中心とする車両の回転速度の増
大、つまり横滑りに抗するように又は横滑り自体が終了
するように作用する。
【0031】以上のような意図的なブレーキ圧が得られ
ると、ブレーキ圧調整装置15及び/又は16のブレー
キ圧加圧弁19が閉じられ、これによって少なくともま
ず車輪ブレーキ7及び/又は8内のブレーキ圧が一定に
維持される。
【0032】この時間中に、戻し案内ポンプから圧力制
限弁41を通って送られた余剰の圧力媒体は、不必要な
エネルギー消費、及び嫌なポンプ雑音の原因となるの
で、この時間中は制御装置30によって2/2行程弁4
5が一時的に閉鎖されるようになっている。これによっ
て戻し案内ポンプ13のインレット89には圧力媒体は
供給されず、戻し案内ポンプは空駆動される。
【0033】ブラックボックス93に配属された手段
が、横滑りの危険性に十分抗して、つまりあらかじめ設
定された限界値を下回ることを確認すると、まず車輪ブ
レーキ7及び/又は8内に閉じ込められたブレーキ圧が
少なくとも部分的に低下せしめられる。これは、ブレー
キ圧調整装置15及び/又は16のブレーキ圧減圧弁2
0を開放することによって得られる。
【0034】これによって圧力媒体は、前車輪ブレーキ
7及び/又は8からアキュムレータ21に達し、次いで
逆止弁91を通って戻し案内ポンプに達し、ここから圧
力制限弁41を通って組み込みシリンダ301内に戻し
案内される。この場合に、仕切りピストン314は、補
助圧力制限弁51によって調節されたわずかな補助圧力
に抗して後退する。
【0035】ブレーキ圧を新たに加圧する必要がある場
合は、2/2行程弁45が開放され、これによって戻し
案内ポンプ13が新たに圧力を加圧することができる。
この圧力はブレーキ圧加圧弁19によって、前述の形式
で車輪ブレーキ7及び/8に供給される。この場合、車
輪ブレーキシリンダ7及び/又は8だけが、車両のカー
ブ走行特性を改善するために使用される。前記の場合の
ためには、後車軸がドリフトすることによる横滑りの危
険性から、つまりいわゆるオーバー制御傾向の危険性か
ら出発している。オーバー制御傾向を伴なう車両は普及
しているが、またアンダー制御傾向を伴なう車両も存在
する。積載の形式に応じて、車両はある時はオーバー制
御傾向を有し、ある時はアンダー制御傾向を有するよう
にすることもできる。
【0036】アンダー制御傾向が生じると、前車輪の側
方安定性が不足している時の力学が、後車輪のうちの少
なくとも一方の側方安定性が自動的に減少することによ
って、補償し合いながら互いに逆方向に作用する。この
ために、後車輪ブレーキ9及び/又は10に自動的なブ
レーキ圧が供給される。これは、前車輪ブレーキ7及び
8のための前述の説明に従って、仕切りピストン31
5、2/2行程弁46、戻し案内ポンプ14及び切換弁
40を使用して行なわれる。従って、符号が違うだけな
ので、それについての詳しい説明を繰り返すことは省
く。
【0037】横滑りの危険性は、ほぼ一様な速度で走行
する時にだけ生ずるのではなく、カーブ走行時の制動に
よっても生じることがある。これは特に、車両の重心点
が前車軸及び後車軸に対して相対的に整列維持されるに
もかかわらず、制動時に前車輪の負荷がダイナミックに
高まり、また後車輪の負荷がダイナミックに低下するか
らである。後車輪の側方安定性が、前車輪の側方安定性
に対して相対的に弱くなる傾向が確認されると、これに
よって車両がその重心点を中心にして回転加速にさらさ
れ、許容できない限界値に達することがある。この場
は、ドライバーがブレーキペダルを操作することによっ
て前車輪7及び8のための選択されたブレーキ圧を自動
的に高める必要がある。これも、付加的な装置12及び
アンチロックブレーキ装置11を作動させることによっ
ても可能である。この作動時において、自動制動のため
の付加的な装置12とアンチロックブレーキ装置11と
から成る組み合わせが、ドライバーの意志を支配する。
ドライバーが既に制動を行なっている場合は、自動的な
制動運転が、少なくとも1つの前車輪ブレーキのために
高い制動圧を供給するように働くので、従来技術の冒頭
で述べたように、前車輪の側方安定性力の合計が低下せ
しめられる。
【0038】車両ブレーキ装置は、4つの車輪のすべて
の車輪ブレーキにおいて、4つのブレーキ圧調整装置1
5〜18のために、ブレーキ圧が自動的に個別に制御さ
れるので、この車両ブレーキ装置は、前輪駆であるか後
輪駆動であるか、又は4輪駆動であるかに関係なしに、
トラクションスリップ制御を行なうために適している。
トラクションスリップ制御は、これが4つの車輪のすべ
てにおいて場合には、やはり、補助ポンプ49、組み込
みシリンダ301、切換弁39,40、2/2行程弁4
5及び46、アンチロックブレーキ装置11を使用して
行なわれる。トラクションスリップ制御装置は、駆動可
能な前車輪(ダイアゴナルブレーキ回路に配属されてい
る)のために設けることも、また後車輪(前後ブレーキ
回路分割のために選択されている)に設けることも公知
であるので、トラクションスリップ制御のための制御若
しくは機能に関する説明は省く。 状況に制限されて、
トラクションスリップ制御中に、各車輪ブレーキに存在
する圧力をブレーキペダル操作毎に高める必要がある。
これは、スリーブシール324のうちの少なくとも1つ
の周囲をめぐって流れるようにすることによって得られ
る。ブレーキペダルにかかる圧力が十分に高くなること
によって、マスタブレーキシリンダ圧力は、補助圧を十
分に越える程度に上昇し、これによって、スリーブシー
ル324が逆止弁として作用する。この時点で、前車輪
ブレーキ(これに駆動可能な車輪が所属している)の切
換弁39をまだ閉鎖しておく必要がある場合には、前記
圧力は、貫流しない切換弁39を巡るバイパスを形成す
る逆止弁43を開放するので、車輪ブレーキ7及び8内
のブレーキ圧上昇が、ドライバーの所望の形式で可能で
ある。つまりこの場合に、仕切り弁314(仕切り弁
は、二次室326からの、補助圧よりも高い圧力によっ
て負荷されるので)は、その初期位置へ向かう方向つま
りストッパピン312に向かって移動するが、これは妨
害となるような欠点を生じることになる。何故ならば、
補助圧だけによって仕切りピストン314を移動させる
ことによって、車輪ブレーキ7及び8が満たされるから
である。
【0039】図1に示された前車輪ブレーキ及び後車輪
ブレーキの符号において、ブレーキ回路Iはいわゆる前
車軸ブレーキ回路であって、ブレーキ回路IIは後車軸
ブレーキ回路である。このようなブレーキ回路分割は、
IIブレーキ回路分割とも呼ばれている。しかしながら
本発明の考え方は、このようなIIブレーキ回路だけに
限定されるのもではない。なぜならば、前車輪ブレーキ
の符号と後車輪ブレーキの符号とを交換することによっ
て、いわゆる、ダイアゴナルブレーキ回路(Xブレーキ
回路と呼ばれている)にも達する。この場合、すべての
4つの車輪には個別のブレーキ圧が自動的に供給される
得るようになっていて、車両の不都合なダイナミックな
固有特性に抗して作用する。
【0040】第2実施例 図3に示した第2実施例は、組み込みシリンダ301を
有する図1及び図2に示した第1実施例のものとは細部
が異なって構成された組み込みシリンダ341を有して
いる。
【0041】組み込みシリンダ341は同様に、端壁3
43で終わっている袋孔342を有している。組み込み
シリンダ341は同様に、袋孔342の始端部344を
有している。この始端部344は、第1実施例の始端部
304と同一に構成されていて、同様に前述の蓋305
がはめ込まれている。蓋305はやはりワイヤリング3
06によって軸方向で固定されており、このワイヤリン
グ306は、一方では、始端部342に設けられた溝3
07内に侵入し、他方では、蓋305に設けられたショ
ルダ308と協働する。蓋305内には同様に溝309
が形成されており、この溝309内にシールリング31
0が挿入されている。このシールリング310は、組み
込みシリンダ341からの圧力媒体損失を妨げる。端壁
343と蓋305との間で、組み込みシリンダ341は
同様に補助圧力接続部313を有している。この補助圧
力接続部313と端壁314との間には第1の仕切りピ
ストン345が設けられていて、補助圧力接続部313
と蓋305との間には、第2の仕切りピストン346摺
動可能に配置されている。各仕切りピストン345,3
46は、長手方向軸線で、スリット上の切欠347を有
していて、この切欠347を通ってストッパピン348
が延びている。各ストッパピン348は、組み込みシリ
ンダ341に対して、例えば図示していない半径方向孔
によって固定されている。仕切りピストン345と端壁
343との間には、仕切りピストン戻しばね317が設
けられている。この仕切りピストン戻しばね317は、
第1の実施例に示されている。同様の形式で、仕切りピ
ストン346には、第1実施例に示された仕切りピスト
ン戻しばね318が配属されている。これらの仕切りピ
ストン戻しばね317,318の配置に従って、仕切り
ピストン345及び346は、図3に示した初期位置を
占める。この場合に、仕切りピストン345及び346
の一次側の端部349若しくは350が互いに向き合っ
て補助圧力接続分313の範囲内に配置されている。一
次側の端部349若しくは350とその切欠347との
間で、仕切りピストン345及び346は、周方向溝3
51内にはめ込まれたシールリング352を有してい
る。この実施例では、シールリング352はスリーブシ
ールの形状に構成されていて、従って各仕切りピストン
345若しくは346が一対で配置されている。スリー
ブシールはシールリップ353を有していて、これらの
シールリップ353のうちの、補助圧力接続部313の
隣に配置されているシールリップはこの補助圧力接続部
313に向けられている。別の2つのシールリップは、
端壁343若しくは蓋305に向けられている。ストッ
パピン348と端壁343若しくは蓋305との間で、
仕切りピストン345,346は、それぞれ、周方向溝
354内にはめ込まれた、各1つのシールリップ356
を備えたスリーブシール355を有している。仕切りピ
ストン345に向けられたシールリップ356は端壁3
43側に向けられている。仕切りピストン346に配属
されたシールリップ356は蓋305に向けられてい
る。この第2実施例においても、スリーブシール355
は、弁機能を行なう必要はない。この第2実施例では、
弁機能のためにはつまり、いわゆる中央弁357が各仕
切りピストン345若しくは346内に組み込まれてい
る。各中央弁357は、各仕切りピストン345若しく
は346で弁座358、弁シール359、弁ばね360
及び弁ピン361を有している。弁ばね360は弁シー
ル369を弁座358に向かう方向に付勢する。弁座3
58からは弁孔362が各ストッパピン348に向かっ
て延びていて、各切欠347内に開口している。弁ばね
360は、プレロード(若しくは予荷重)のかけられた
状態で皿ばね363で支えられている。この皿ばね36
3自体は各仕切りピストン345若しくは346内に係
止されている。このような仕切りピストン345及び3
46は、タンデムマスタシリンダから抜き出し可能な、
中央弁を有するマスタシリンダピストン(このマスタシ
リンダピストンを互いに液圧式に仕切っている)と同一
形状で構成されているので、仕切りピストン345及び
346の構造的な詳細についての詳しい説明は省く。こ
の仕切りピストンは、前記 Firma Alfred Teves GmbH.
(アルフレッドテベス有限会社)により市販されてい
る。
【0042】また仕切りピストン345と所属の単壁3
43との間には、二次室326が配置されていて、仕切
りピストン346と蓋305との間には二次室327が
配置されている。これら2つの二次室326,327
は、それぞれ1つの接続部61を有しており、この接続
部61は、図1に示されているように、アンチロックブ
レーキ装置11に連通している。ブレーキ回路I及びI
Iを介してマスタブレーキシリンダ3に接続されている
接続部62は、第2実施例ではくびれ部364に連通し
ており、このくびれ部364は、スリーブシール355
と、1対のシールリング352との間で仕切りピストン
345及び346に配置されている。このくびれ部36
4は各切欠347に連通している。弁ピン361は、図
示の実施例で配置された仕切りピストン345及び34
6において、弁シール359が各弁座350から持ち上
げられるように長く構成されているので、各マスタブレ
ーキ側の接続部62から、アンチブロックブレーキ装置
11と連通する接続部61に延びる自由な通路が形成さ
れている。
【0043】補助圧力接続部313を通って仕切りピス
トン345,346の一次側の端部349,350向か
う圧力による液圧負荷によって、仕切りピストン34
5,346は単壁343若しくは蓋305に向かって移
動可能である。これによって、まず、弁ピン361がス
トッパピン348に当て付け維持され、これによって弁
座358が弁シール359に当て付けられる。これによ
って補助弁357は、制御可能な2/2行程弁357と
して働く。他方では、各接続部62に働く圧力が、各二
次室326若しくは327内及び所属の接続部61で形
成される圧力よりも所定の程度だけ高い場合に、弁ばね
360が柔軟に構成されていて、小さプレロード(若し
くは予荷重)下で組み込まれていれば、中央弁357が
逆止弁として働くことができる。その限りにおいて、図
2に示したに実施例に対して、逆止弁の形式のスリーブ
シール355の弁作用に付加的に、逆止弁の形式と同様
に圧力を減圧するように駆動可能な2/2行程弁がさら
に設けられている。
【0044】図3に示した第2実施例においても、一次
側の端部349若しくは350を備えた同一に構成され
た2つの仕切りピストン345,346を1つの組み込
みシリンダ341内に組み込むことができるという本発
明による考え方が開示されている。この場合、組み込み
シリンダ341には1つの閉鎖可能な蓋305が必要な
だけである。
【0045】第2実施例の機能 前述のように、通常では仕切りピストン345,346
は、ばね317若しくは318によって戻されるその初
期位置に配置されている。この場合に中央弁357は開
放されている。従って、ブレーキペダル6によってマス
タブレーキシリンダ3を操作することによって、ブレー
キ圧は、組み込みシリンダ341を通ってアンチロック
ブレーキ装置11に案内され、このアンチロックブレー
キ装置11を通って、これを装備した車両の車輪ブレー
キ7〜10に案内される。
【0046】このような通常制動時にアンチロック制御
運転が必要な場合は、アンチロックブレーキ装置11は
第1実施例におけるのと同様に作動する。車輪ブレーキ
7,8,9若しくは10内に必要でない量の圧力媒体
は、戻し案内ポンプ13及び/又は14によって組み込
みシリンダ341及びその中央弁357を通ってマスタ
ブレーキシリンダ3に戻し案内される。
【0047】自動的に制動する必要が生じると、ブラッ
クボックス93によって略示された監視装置が制御装置
30と一緒に、補助圧力源57、付加的な装置12及び
アンチロックブレーキ装置11を作動し、この場合に、
戻し案内ポンプ13,14が作動接続され、種々異なる
弁が第1実施例で記載された形式で制御される。そのお
いて図1に示した実施例との相違はない。補助圧力源4
7が作動接続されると、1つ又は複数の仕切りピストン
345若しくは346が移動せしめられ、それぞれ2/
2行程弁として働く中央弁357が閉鎖され、これによ
って各二次室326若しくは327内に、補助圧力源5
7によって供給される補助圧力よりも事実上同じ高さの
圧力が形成される。
【0048】この実施例においても、自動的な制動時に
おける車輪ブレーキ内のブレーキ圧を、ドライバーがブ
レーキペダル6を操作することによってマスタブレーキ
シリンダ3内に形成される圧力を越えて高めることが可
能である。これは、自動制動運転への移行時に二次室3
226若しくは327内に形成される圧力が、車輪ブレ
ーキ内の圧を直接形成するために使用されるのではな
く、この圧力が、2/2行程弁45若しくは46の少な
くとも1つによって各二次室から圧力媒体を戻し案内ポ
ンプ13若しくは14に供給してブレーキ圧を形成する
ために使用されるようになっているので可能である。こ
の場合、マスタブレーキシリンダ3からの圧力は、少な
くとも1つの戻し案内ポンプに圧力媒体を供給するため
にだけ使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による液圧式の車両ブレーキ
装置のためのな液圧回路図である。
【図2】図1に示した車両ブレーキ装置の第1実施例の
詳細を示す縦断面図である。
【図3】第2実施例による車両ブレーキ装置の詳細を示
す縦断面図である。
【図4】本発明による車両ブレーキ装置のための電気ブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
3 マスタブレーキシリンダ、 4 リザーバ、 5
ブレーキ倍力装置、6 ブレーキペダル、 7,8 前
車輪ブレーキ、 9,10 後車輪ブレーキ、 11
アンチロックブレーキ装置、 12 付加的な装置、
13,14戻し案内ポンプ、 15,16,17,18
ブレーキ圧調整装置、 19 ブレーキ圧加圧弁、
20 ブレーキ圧減圧弁、 21,22 アキュムレー
タ、23,24 緩衝室、 25,26 緩衝絞り、
27 モータ、 28 逆止弁、 30 制御装置、
31,32,33,34 車速センサ、 35ブレーキ
ペダルスイッチ、 36 力センサ、 39,40 切
換弁、 41,42圧力制限弁、 43,44 逆止
弁、 45,46 2/2行程弁、 47補助圧力源、
49 補助ポンプ、 50 補助モータ、 51 補
助圧力制限弁、 52 絞り、 53 インレット、
54 ライン、 55 アウトレット、 56 補助圧
力ライン、 57 補助圧力源、 61,62 接続
部、91,92 逆止弁、 93 ブラックボックス
(監視装置)、 301 組み込みシリンダ、 302
袋孔、 303 端壁、 304 袋孔の始端部、3
05 蓋、 306 ワイヤリング、 307 溝、
308 ショルダ、309 溝、 310 シールリン
グ、 311 ストッパねじ、 312 ストッパピ
ン、 313 補助圧力接続部、 314,315 仕
切りピストン、316 一次側の端部、 317,31
8 仕切りピストン戻しばね、 319 シールリン
グ、 321,322 二次側の端部、 323 ショ
ルダ、324 スリーブシール、 325 支持リン
グ、 326,327 二次室、328 リリーフ開
口、 341 組み込みシリンダ、 342 袋孔、
343 端壁、 344 始端部、 345,346
仕切りピストン、 347スリット状の切欠、 348
ストッパピン、 349,350 一次側の端部、
351 周方向溝、 352 シールリング、 353
シールリップ、354 周方向溝、 355 スリー
ブシール、 356 シールリップ、357 中央弁、
358 弁座、 359 弁シール、 360 弁ば
ね、361 弁ピン、 362 弁孔、 363 皿ば
ね、 364 くびれ部、369 弁シール、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー ラウアー ドイツ連邦共和国 ヴァイスアッハ オー ベラー エトレスベルク 9 (72)発明者 アントン ファン ツァンテン ドイツ連邦共和国 ディッツィンゲン ヴ ァルトシュトラーセ 15−2 (72)発明者 ユルゲン ビンダー ドイツ連邦共和国 シュツットガルト ヴ ァイスドルンヴェーク 2 (72)発明者 マイケル−レイモンド マイヤー ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク エルンスト−バウアー−シュトラーセ 10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2回路式のマスタブレーキシリンダを備
    えた液圧式の車両ブレーキ装置であって、マスタブレー
    キシリンダ用のリザーバと、自動車の車輪ブレーキ用の
    2つのブレーキ回路と、車輪ブレーキに配属されたアン
    チロックブレーキ装置と、該アンチロックブレーキ装置
    と協働して自動的に制動するための付加的な装置とを備
    えており、前記アンチロックブレーキ装置が、ブレーキ
    圧調整弁装置と、各ブレーキ回路にそれぞれ1つの戻し
    案内ポンプとを有しており、前記付加的な装置が、マス
    タブレーキシリンダとリザーバとから成る組み合わせと
    アンチロックブレーキ装置との間で、各ブレーキ回路毎
    に、前記組み合わせに向かって延びる少なくとも1つの
    2/2行程弁と、アンチロックブレーキ装置に接続され
    た、各ブレーキ回路毎にそれぞれ1つのシリンダ孔とを
    有しており、該シリンダ孔内で摺動可能な仕切りピスト
    ンが設けられていて、この仕切りピストンが、一次室と
    二次室とを仕切っており、前記付加的な装置がさらに、
    仕切りピストン戻しばねと、2つのブレーキ回路のため
    の、弁部材を備えた共通の補助ポンプとを有しており、
    該補助ポンプが、自動的な制動運転中に、仕切りピスト
    ンを摺動させるために及び前記2/2行程弁を閉鎖する
    ために圧力を供給するようになっており、車輪ロックの
    危険性を避けるためにアンチロックブレーキ装置を制御
    し、かつ、自動的な制動を行なうために付加的な装置を
    制御するための制御装置が設けられている形式のものに
    おいて、 2つの仕切りピストン(314,315;345,34
    6)のシリンダ孔が同軸的に整列されていて、共通の組
    み込みシリンダ(301;341)内で袋孔(302;
    342)として構成され、かつ、組み込まれており、袋
    孔(302;342)の始端部(304;344)が蓋
    (305)によって閉鎖されており、2つの仕切りピス
    トン(314,315;345,346)が一次側の端
    部(316;349,350)で互いに向き合ってい
    て、仕切りピストン戻しばね(317,318)の間に
    配置されており、組み込みシリンダ(301;341)
    内に、仕切りピストンの間に開口する補助圧接続部(3
    13)が配置され、該補助圧接続部(313)に補助圧
    力源(57)から圧力が供給されるようになっているこ
    とを特徴とする、アンチロックブレーキ装置を備えた液
    圧式の車両ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 2つのブレーキ回路(I,II)の間に
    配置されてこれらのブレーキ回路を液圧式に仕切る、タ
    ンデム・マスタブレーキシリンダのピストンの形式に従
    って、仕切りピストン(314,315;345,34
    6)が構成されている、請求項1記載の車両ブレーキ装
    置。
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