JPH06293431A - 物品処理方法及び装置 - Google Patents

物品処理方法及び装置

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JPH06293431A
JPH06293431A JP10495693A JP10495693A JPH06293431A JP H06293431 A JPH06293431 A JP H06293431A JP 10495693 A JP10495693 A JP 10495693A JP 10495693 A JP10495693 A JP 10495693A JP H06293431 A JPH06293431 A JP H06293431A
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bottle
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    • B65G2201/00Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
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  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品処理装置を構成する搬送ラインの信頼
性、生産性を向上しながら、装置の設置スペースを有効
利用可能とすること。 【構成】 キャップ2を保持可能とするキャップ固定装
置4を搬送ライン23に沿って搬送し、該キャップ2を
その搬送過程で処理する物品処理方法において、キャッ
プ固定装置4に磁気力を及ぼすことにて該キャップ固定
装置4の搬送ライン上での搬送位置を位置決めし、該キ
ャップ固定装置4を搬送ライン23の少なくとも一部で
傾斜搬送もしくは鉛直搬送せしめるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器等の物品に洗剤、
食用油等の内容物を充填し、その内容物を充填された物
品に閉塞部材を装着する等の物品処理方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、充填方法等の物品処理方法とし
て、実開平1-58498 号公報に記載の如く、ボトル(物
品)を保持可能とするボトル固定装置(物品固定装置)
を搬送ラインに沿って搬送し、該ボトルにその搬送過程
で充填処理を施すものがある。
【0003】この従来技術によれば、ボトルを充填工程
へと搬送するとき、その搬送速度、搬送姿勢を容易に一
定制御できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、ボトル等の物品固定装置を単に搬送コンベア上に
載置して搬送するものであるから、物品固定装置が搬送
コンベヤ上で滑る等によって自由に移動し易く、その搬
送位置の位置決めの確実に困難がある。
【0005】また、従来技術では、ボトル等の物品固定
装置を搬送する搬送ラインがほぼ水平配置されており、
この水平配置された搬送ラインに沿って複数の物品処理
部を設置するものであるため、広い床スペースを必要と
する。
【0006】本発明は、物品処理装置を構成する搬送ラ
インの信頼性、生産性を向上しながら、装置の設置スペ
ースを有効利用可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、物品を保持可能とする物品固定装置を搬送ラインに
沿って搬送し、該物品をその搬送過程で処理する物品処
理方法において、物品固定装置に磁気力を及ぼすことに
て該物品固定装置の搬送ライン上での搬送位置を位置決
めし、該物品固定装置を搬送ラインの少なくとも一部で
傾斜搬送もしくは鉛直搬送せしめるようにしたものであ
る。
【0008】請求項2に記載の本発明は、物品を保持可
能とする物品固定装置を搬送ラインに沿って搬送し、該
物品をその搬送過程で処理する物品処理装置において、
物品固定装置は磁性体を有し、搬送ラインに沿う位置
に、物品固定装置の磁性体に磁気力を及ぼすことにて該
物品固定装置の搬送ライン上での搬送位置を位置決めす
る位置決め用磁性体を設け、上記搬送ラインの少なくと
も一部に傾斜搬送部もしくは鉛直搬送部を設けてなるよ
うにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記搬送ラインに沿う少なく
とも2位置に第1と第2の処理部を設け、第1処理部を
鉛直上位に、第2処理部を鉛直下位に設定してなるよう
にしたものである。
【0010】
【作用】 物品は物品固定装置に保持されて搬送ライン上を搬送
されるものであるから、その搬送速度、搬送姿勢を容易
に一定制御できる。そして、物品固定装置は磁気力にて
搬送ライン上での搬送位置を確実に位置決めされながら
搬送される。従って、搬送ラインの信頼性、生産性を向
上し得る。
【0011】搬送ラインが傾斜搬送部もしくは鉛直搬
送部を持つから、この傾斜もしくは鉛直配置の搬送ライ
ンに沿って設置される複数の物品処理部を鉛直上位と鉛
直下位に層分け配置でき、装置の設置スペースを有効利
用できる。尚、物品固定装置は、傾斜もしくは鉛直配置
の搬送ラインでも、その搬送位置を磁気力にて確実に位
置決めされ滑落する等がないから、搬送ラインの信頼
性、生産性を損なうところがない。
【0012】
【実施例】図1は充填装置の全体配置図、図2はボトル
搬送ラインを示す模式図、図3はキャップ搬送ラインを
示す模式図、図4はボトル固定装置を示す模式図、図5
はキャップ固定装置を示す模式図、図6は水平搬送装置
を示す模式図、図7は水平搬送装置の他の例を示す模式
図、図8は水平搬送装置のコンベヤの突き合わせ構造を
示す模式図、図9は水平搬送装置のコンベヤ並設構造を
示す模式図、図10は鉛直搬送装置を示す模式図、図1
1は旋回搬送装置を示す模式図、図12は図11の平面
図、図13は図11の位置決め用磁石の配置を示す模式
図、図14は物品搬送状態を示す模式図、図15は物品
位置決め状態を示す模式図、図16は物品移載装置を示
す模式図、図17は図16のA視を示す模式図、図18
は物品駆動用磁石の反発磁界と減磁用磁石の減磁作用を
示す模式図、図19は物品搬送面レベルに生ずる磁束密
度を示す線図、図20はキャップ整列供給機を示す模式
図、図21はキャップ姿勢制御装置を示す模式図、図2
2はキャップ姿勢制御方法を示す模式図、図23はキャ
ップを示す模式図、図24はキャップを示す模式図、図
25はキャップを示す模式図である。
【0013】充填装置(物品処理装置)10は、図1に
示す如く、ボトル整列供給機11、キャップ整列供給機
12(第1処理部)、充填機13、キャップ装着機(第
2処理部)14、箱詰機15を有して構成される。ボト
ル整列供給機11はボトル(物品)1を一定の供給姿勢
に整列してボトル固定装置(物品固定装置)3に供給す
る。キャップ整列供給機12はキャップ(物品)2を一
定の供給姿勢に整列してキャップ固定装置(物品固定装
置)4に供給する。充填機13はボトル固定装置3に保
持されているボトル1に洗剤、食用油等の内容物を充填
する。キャップ装着機14はキャップ固定装置4に保持
されているキャップ2を受取り、内容物を充填されたボ
トル1にこのキャップ2を装着する。箱詰機15はキャ
ップ2を装着されたボトル1を箱5に詰める。尚、箱5
は製凾機15Aにて製凾される。
【0014】充填装置10は、ボトル整列供給機11、
充填機13、キャップ装着機14、箱詰機15を循環す
るボトル搬送ライン(搬送ライン)16を有する(図
1、図2)。このボトル搬送ライン16は、ボトル整列
供給機11から充填機13に渡る水平搬送装置17、物
品移載装置18と、充填機13からキャップ装着機14
に渡る旋回搬送装置19と、キャップ装着機14から箱
詰機15、ボトル整列供給機11に渡る旋回搬送装置2
0、物品移載装置21、水平搬送装置22とにより構成
される。このボトル搬送ライン16は、ボトル1を保持
したボトル固定装置3をボトル整列供給機11から充填
機13の旋回搬送装置13A、キャップ装着機14の旋
回搬送装置14Aを経て箱詰機15に搬送し、箱詰機1
5にてボトル1を取出されたボトル固定装置3をボトル
整列供給機11に返送する如くに、ボトル固定装置3を
循環搬送する。
【0015】充填装置10は、キャップ整列供給機1
2、キャップ装着機14を循環するキャップ搬送ライン
(搬送ライン)23を有する(図1、図3)。このキャ
ップ搬送ライン23は、キャップ整列供給機12からキ
ャップ装着機14に渡る水平搬送装置24、鉛直搬送装
置25、水平搬送装置26、物品移載装置27、旋回搬
送装置28と、キャップ装着機14からキャップ整列供
給機12に渡る旋回搬送装置28、物品移載装置29、
水平搬送装置30、鉛直搬送装置31、水平搬送装置3
2とにより構成される。尚、キャップ搬送ライン23の
水平搬送装置26、物品移載装置27、旋回搬送装置2
8、物品移載装置29、水平搬送装置30は、図2に示
す如く、平面視でボトル搬送ライン16の一部と重なる
が、ボトル搬送ライン16より高い位相にあって干渉は
しない。このキャップ搬送ライン23は、キャップ2を
保持したキャップ固定装置4をキャップ整列供給機12
からキャップ装着機14の旋回搬送装置14Bに搬送
し、キャップ装着機14にてキャップ2を抜き取られた
キャップ固定装置4をキャップ整列供給機12に返送す
る如くに、キャップ固定装置4を循環搬送する。
【0016】そして、ボトル固定装置3は後に詳述する
ように磁性体(着床用磁石118)を有している。他
方、充填機13の旋回搬送装置13A、キャップ装着機
14の旋回搬送装置14A、ボトル搬送ライン16の水
平搬送装置17、物品移載装置18、旋回搬送装置1
9、20、物品移載装置21、水平搬送装置22は、後
に詳述するように、ボトル固定装置3の磁性体に磁気力
を及ぼすことにてボトル固定装置3の充填機13、キャ
ップ装着機14、ボトル搬送ライン16上での搬送位置
を位置決めする位置決め用磁性体を付帯的に備える。
【0017】また、キャップ固定装置4は後に詳述する
ように磁性体(着床用磁石128)を有している。他
方、キャップ装着機14の旋回搬送装置14B、キャッ
プ搬送ライン23の水平搬送装置24、鉛直搬送装置2
5、水平搬送装置26、物品移載装置27、旋回搬送装
置28、物品移載装置29、水平搬送装置30、鉛直搬
送装置31、水平搬送装置32は、後に詳述するよう
に、キャップ固定装置4の磁性体に磁気力を及ぼすこと
にてキャップ固定装置4のキャップ装着機14、キャッ
プ搬送ライン23上での搬送位置を位置決めする位置決
め用磁性体を付帯的に備える。
【0018】尚、充填装置10は、キャップ搬送ライン
23に沿う鉛直上位(上階床)にキャップ整列供給機1
2を設置し、その鉛直下位(下階床)にキャップ装着機
14を設置し、鉛直搬送装置25、31によりキャップ
固定装置4を鉛直搬送可能としている。
【0019】従って、充填装置10は、下記(1) 〜(12)
の如くに作動する。 (1) ボトル整列供給機11において、ボトルフィーダ4
1から送り込まれるボトル1を12列のボトル供給路42
を介して、1度に12個のボトル1を12個のボトル固定装
置3に供給する。このとき、12個の空のボトル固定装置
3は、12列のボトル供給路42の下方で、ボトル受取コ
ンベヤ43上の同一ライン上に整列待機する。
【0020】(2) ボトル整列供給機11においてボトル
1を供給されたボトル固定装置3は、ボトル搬送ライン
16の水平搬送装置17、物品移載装置18により充填
機13に搬入せしめられる。尚、ボトル搬送ライン16
の水平搬送装置17は、ボトル搬送ライン16の水平搬
送装置22の側方を並行した後、水平搬送装置22と交
差し、水平搬送装置22の下方を並行する。
【0021】(3) 充填機13に搬入せしめられたボトル
固定装置3は、充填機13の旋回搬送装置13Aに沿っ
て充填ステーションとともに旋回する過程で、ボトル1
に内容物を充填される。図2において、Aは充填エリア
である。
【0022】(4) 内容物を充填されたボトル1は、ボト
ル固定装置3とともに、旋回搬送装置19によりキャッ
プ装着機14に搬入せしめられる。
【0023】(5) 他方、上記(1) 〜(4) と並行して、キ
ャップ整列供給機12において、キャップフィーダ51
から送り込まれるキャップ2をキャップ固定装置4に供
給する。
【0024】(6) キャップ整列供給機12においてキャ
ップ2を供給されたキャップ固定装置4は、キャップ搬
送ライン23の水平搬送装置24、鉛直搬送装置25、
水平搬送装置26、物品移載装置27、旋回搬送装置2
8によりキャップ装着機14に搬入せしめられる。尚、
キャップ搬送ライン23の水平搬送装置24、鉛直搬送
装置25は、それぞれ、キャップ搬送ライン23の水平
搬送装置32、鉛直搬送装置31の側方を並行する。
【0025】(7) キャップ装着機14に搬入せしめられ
たキャップ固定装置4は、キャップ装着機14にてキャ
ップ2を抜取られる。図3において、Aはキャップ抜取
部である。
【0026】(8) キャップ2を抜取られた空のキャップ
固定装置4は、キャップ搬送ライン23の物品移載装置
29、水平搬送装置30、鉛直搬送装置31、水平搬送
装置32によりキャップ整列供給機12に返送され、上
記(5) へ戻る。
【0027】(9) 然して、上記(4) にてキャップ装着機
14に搬入せしめられたボトル固定装置3は、キャップ
装着機14の旋回搬送装置14Aに沿ってキャップ装着
ステーションとともに旋回する過程で、上記(7) にてキ
ャップ装着機14に供給されて旋回搬送装置14Bに沿
って搬送せしめられるキャップ2をボトル1に装着せし
められる。図2においてBはキャップ装着エリアであ
る。
【0028】(10)キャップ2を装着されたボトル1は、
ボトル固定装置3とともに、ボトル搬送ライン16の旋
回搬送装置20、物品移載装置21、水平搬送装置22
により箱詰機15に搬入される。
【0029】(11)箱詰機15に搬入されたボトル固定装
置3は、ボトル1を取出される。そして、ボトル1は箱
詰めされる。
【0030】(12)ボトル1を取出された空のボトル固定
装置3は、水平搬送装置22によりボトル整列供給機1
1に返送され、上記(1) へ戻る。
【0031】以下、(A) ボトル固定装置3、(B) キャッ
プ固定装置4、(C) 水平搬送装置17、22、24、2
6、30、32、(D) 鉛直搬送装置25、31、(E) 旋
回搬送装置13A、14A、14B、19、20、2
8、(F) 物品移載装置18、21、27、29、(G) キ
ャップ整列供給機12のそれぞれについて、詳細に説明
する。
【0032】(A) ボトル固定装置3(図4) ボトル固定装置3は、ボトル保持領域111内に装填さ
れたボトル1の両側面を、前後一対のボトル保持部材1
12にて挟圧保持し、搬送ラインに沿って連続的に移送
される。
【0033】然るに、ボトル保持部材112は、ゴム等
の弾性体もしくはテフロン(商品名)等の低摩擦体から
なり、ボトル保持部材112の裏面には第1磁石114
が固定されている。第1磁石114及びボトル保持部材
112はボトル固定装置3に設けたガイド孔115に沿
ってボトル保持方向に移動できるように、ボトル固定装
置3に支持されている。
【0034】また、ボトル固定装置3には、第1磁石1
14に対面配置される第2磁石116が固定されてい
る。ここで第2磁石116はボトル固定装置3に設けた
装着孔117に圧入固定されている。そして、両磁石1
14、116の互いに相対する磁極を同一極(例えばN
極)としている。
【0035】尚、ボトル保持部材112は前述の如くの
前後一対からなり、両ボトル保持部材112のそれぞれ
はボトル固定装置3のボトル保持領域111を挟む前後
方向にて相対する如くに配設されている。
【0036】また、第2磁石116の第1磁石114に
相対していない側の磁極(例えばS極)はボトル固定装
置3の外面に配設されている。これにより、搬送ライン
に沿って先後のボトル固定装置3を移送するとき、各ボ
トル固定装置3の相対することとなる前後両外面には第
2磁石116が設けられ、相対することとなる第2磁石
116は互いに同一極の磁極(例えばS極)を対面し合
うことになる。
【0037】次に、本実施例の作用について説明する。 ボトル1をボトル固定装置3のボトル保持領域111
に装填するとき、ボトル保持部材112は、第1磁石1
14と第2磁石116の互いに相対する同一極(例えば
N極)の磁極間に生ずる磁気反発力に打ち勝つボトル1
の装入力によりボトル固定装置3内に押動される。そし
て、ボトル1がボトル保持領域111に装填されると、
ボトル保持部材112は、上述の第1磁石114と第2
磁石116との間の磁気反発力によりボトル1を押圧
し、確実に保持する。
【0038】ボトル保持部材112がボトル1を押圧
保持する押圧力は、磁気反発力に基づくものであり、半
永久的に劣化することがなく、メンテナンス頻度を少な
くできる。
【0039】ボトル保持部材112の磁気反発力に抗
しての移動ストロークは相当に大きく設定できる。従っ
て、上記移動ストロークの範囲内でボトル1の寸法形状
の変化を吸収でき、且つボトル保持領域111内に装填
されたボトル1は当該ボトル1の寸法形状の大小によら
ず、ボトル保持部材112により適度な押圧力を付与さ
れる等の適切な保持状態を付与される。従って、ボトル
1の寸法形状の変化に対する適応性が良い。
【0040】一対のボトル保持部材112が、ボトル
保持領域111を挟んで相対向するとき、両ボトル保持
部材112はそれぞれ相等しい磁気反発力にバックアッ
プされてボトル1を挟圧する。従って、ボトル1の寸法
形状の変化によらず、ボトル1をボトル保持領域111
内でセンタリングできる。
【0041】搬送ラインに沿って先後のボトル固定装
置3を連続的に移動するとき、先後のボトル固定装置3
は、それらの外面に配設されている第2磁石116間に
生ずる磁気反発力により直接的な衝突を防止せしめられ
る。従って、ボトル固定装置3の衝突を緩衝できる。
【0042】尚、ボトル固定装置3の底面側には着床用
磁石118が内蔵され、搬送ラインを構成する搬送コン
ベヤ等の下側には搬送方向に沿って延在する磁性体が設
けられている。これにより、本実施例によれば、先後の
ボトル固定装置3の前述した如くの衝突に際し、先後の
ボトル固定装置3の相対する第2磁石116間に磁気的
反発力を生ずるとき、両ボトル固定装置3は前後左右に
無秩序に浮動する如くに逃げ移動する可能性がある。こ
のとき、ボトル固定装置3側の着床用磁石118は搬送
ライン側の磁性体との間に磁気的吸引力を生じており、
上記逃げ移動を生ずることなく安定とされる。
【0043】(B) キャップ固定装置4(図5) キャップ固定装置4は、キャップ保持領域121回りに
装填されたキャップ2の内面を、前後一対のキャップ保
持部材122にて加圧保持し、搬送ラインに沿って連続
的に搬送される。
【0044】然るに、キャップ保持部材122は、ゴム
等の弾性体もしくはテフロン(商品名)等の低摩擦体か
らなり、キャップ固定装置4に設けた上下 2本のガイド
ロッド123に沿ってキャップ保持方向に移動できるよ
うに、キャップ固定装置4に支持されている。
【0045】また、両キャップ保持部材122の相対す
る内側面には、互いに同一極(N極とN極)を相対する
第1磁石124、124が埋込み設置されている。ま
た、両キャップ保持部材122の間には、ガイドロッド
123回りに装着された圧縮ばね125が介装されてい
る。両キャップ保持部材122は、相対する第1磁石1
24、124の磁気反発力、及び圧縮ばね125の弾発
力により、キャップ2の内面を加圧するキャップ保持習
性力を付与される。
【0046】また、キャップ固定装置4は、両キャップ
保持部材122を挟む2位置で、各第1磁石124に相
対する位置に、各第1磁石124と同一極(S極とS
極)を相対する第2磁石126、126が埋込み設置さ
れている。両キャップ保持部材122は、相対する磁石
124、126の磁気反発力(相対する磁石124、1
24の磁気反発力よりは弱い)により、キャップ固定装
置4内でのセンタリングを施される。これにより、両キ
ャップ保持部材122に保持されたキャップ2は、キャ
ップ固定装置4の中心位置にセンタリング保持される。
【0047】また、キャップ固定装置4の外側部には、
ガイド用磁石127が埋込み設置される。これにより、
搬送ラインに沿って先後のキャップ固定装置4を移送す
るとき、各キャップ固定装置4の相対することとなる前
後両外面にはガイド用磁石127が設けられ、相対する
こととなるガイド用磁石127は互いに同一極の磁極
(例えばS極)を対面し合うことになる。尚、このガイ
ド用磁石127は、後述する鉛直搬送装置25の出側に
て、水平搬送装置26へ移行するキャップ固定装置4の
ガイド用としても機能する。
【0048】次に、本実施例の作用について説明する。 キャップ2をキャップ固定装置4のキャップ保持領域
121回りに装填するとき、両キャップ保持部材122
は、第1磁石124、124の磁気反発力、及び圧縮ば
ね125の弾発力に打ち勝つキャップ2の挿入力によ
り、縮閉される。そして、キャップ2がキャップ保持領
域121回りに装填されると、両キャップ保持部材12
2は、第1磁石124、124の磁気反発力、及び圧縮
ばね125の弾発力により拡開されてキャップ2を加圧
し、確実に保持する。
【0049】キャップ保持部材122がキャップ2を
加圧保持する加圧力は、磁気反発力に基づくものであ
り、半永久的に劣化することがなく、メンテナンス頻度
を少なくできる。
【0050】キャップ保持部材122の磁気反発力に
抗しての移動ストロークが相当に大きく設定できる。従
って、上記移動ストロークの範囲内でキャップ2の寸法
形状の変化を吸収でき、かつキャップ保持領域121回
りに装填されたキャップ2は当該キャップ2の寸法形状
の大小によらず、キャップ保持部材122により適度な
加圧力を付与される等の適切な保持状態を付与される。
従って、キャップ2の寸法形状の変化に対する適応性が
良い。
【0051】一対のキャップ保持部材122が、キャ
ップ保持領域121を挟んで相対向するとき、両キャッ
プ保持部材122はそれぞれ相等しい磁気反発力にバッ
クアップされてキャップ2を加圧する。然も、両キャッ
プ保持部材122はセンタリング用の第2磁石126と
第1磁石124の磁気反発力によりキャップ固定装置4
内でのセンタリングを施される。従って、キャップ2の
寸法形状の変化によらず、キャップ2をキャップ保持領
域121内でセンタリングできる。
【0052】搬送ラインに沿って先後のキャップ固定
装置4を連続的に移動するとき、先後のキャップ固定装
置4は、それらの外面に配設されているガイド用磁石1
27間に生ずる磁気反発力により直接的な衝突を防止せ
しめられる。従って、キャップ固定装置4の衝突を緩衝
できる。
【0053】尚、キャップ固定装置4の底面側には着床
用磁石128が内蔵され、搬送ラインを構成する搬送コ
ンベヤ等の下側には搬送方向に沿って延在する磁性体が
設けられている。これにより、本実施例によれば、先後
のキャップ固定装置4の前述した如くの衝突に際し、先
後のキャップ固定装置4の相対するガイド用磁石127
間に磁気的反発力を生ずるとき、両キャップ固定装置4
は前後左右に無秩序に浮動する如くに逃げ移動する可能
性がある。このとき、キャップ固定装置4側の着床用磁
石128は搬送ライン側の磁性体との間に磁気的吸引力
を生じており、上記逃げ移動を生ずることなく安定とさ
れる。
【0054】(C) 水平搬送装置17、22、24、2
6、30、32(図6〜図9) ボトル搬送ライン16の水平搬送装置17、22、キャ
ップ搬送ライン23の水平搬送装置24、26、30、
32としては、図6に示す水平搬送装置210を採用で
きる。水平搬送装置210は、ボトル固定装置3、キャ
ップ固定装置4の代表である物品固定装置212を搬送
するものとして説明する。そして、物品固定装置212
は、ボトル固定装置3、キャップ固定装置4の着床用磁
石118、128である着床用磁石215を有するもの
として説明する。
【0055】搬送装置210は、一定の移動経路に沿っ
て移動する搬送ベルト211に物品固定装置212を載
置して搬送するものである。213は搬送ベルト駆動モ
ータである。214は非磁性体製ベルト受である。
【0056】物品固定装置212は着床用磁石215を
有すると共に、側面の中心軸回りの互いに90度をなす4
位置に平坦状案内面216を備えている。物品固定装置
212は、案内面216を後述する物品位置規制部材2
17に摺接してその搬送姿勢を位置決め保持される。
【0057】また、物品固定装置212は製品容器その
もの等であっても良く、或いは製品容器等のための搬送
用ケース等であっても良い。
【0058】搬送装置210は、搬送ベルト211によ
る物品移動経路に沿う上方位置に棒状或いは板状の物品
位置規制部材217を設置している。218は支持ステ
ーである。
【0059】また、搬送装置210は、マグネットロー
ラー(又は鉄等の磁性体製ローラー)211Aに巻き回
される水平搬送ベルト211による物品移動経路に沿う
下方位置に、着床用磁石215に対し磁気作用を及ぼ
し、物品固定装置212の案内面216を物品位置規制
部材217に圧接せしめる物品位置決め用磁石219を
設置している。
【0060】ここで、着床用磁石215と物品位置決め
用磁石219は平板状磁石にて構成されている。そし
て、着床用磁石215と物品位置決め用磁石219は、
互いに吸引し合う磁極を搬送ベルト211及び非磁性体
製ベルト受214を介して対面可能とし、かつ物品固定
装置212が物品位置規制部材217に圧接される状態
下での着床用磁石215の中心よりも、物品位置決め用
磁石219の中心を物品位置規制部材217寄りに偏心
配置させている。これにより、物品位置決め用磁石21
9は着床用磁石215に対し磁気吸引作用を及ぼし、物
品固定装置212の案内面216を物品位置規制部材2
17に圧接せしめる。即ち、着床用磁石215はS極を
物品位置決め用磁石219に対面可能とされ、物品位置
決め用磁石219はN極を着床用磁石215に対面可能
とされている。
【0061】尚、着床用磁石215と物品位置決め用磁
石219は、互いに反発し合う磁極を搬送ベルト211
及び非磁性体製ベルト受214を介して対面可能とし、
かつ物品固定装置212が物品位置規制部材217に圧
接される状態下での着床用磁石215の中心よりも、物
品位置決め用磁石219の中心を反物品位置規制部材2
17側に偏心配置させても良い。この場合には、物品位
置決め用磁石219は着床用磁石215に対し磁気反発
作用を及ぼし、物品固定装置212の案内面216を物
品位置規制部材217に圧接せしめる。
【0062】また、物品位置決め用磁石219は、物品
固定装置212の着床用磁石215に対し磁気作用を及
ぼし、物品固定装置212の案内面216を物品位置規
制部材217に圧接せしめるものであれば良い。従っ
て、物品位置決め用磁石219は搬送ベルト211及び
非磁性体製ベルト受214を介して着床用磁石215の
反対側に設置されることを必須としない。即ち、物品位
置決め用磁石219は、搬送ベルト211による物品移
動経路に沿う上方位置に配置されても良い。
【0063】上述の磁石215、219は、永久磁石、
ゴム磁石、電磁石のいずれであっても良い。また、磁石
215と磁石219の一方を鉄板等の単なる磁性体とす
ることもできる。
【0064】次に、本実施例の作用について説明する。
物品固定装置212は、搬送ベルト211による搬送過
程で、物品位置決め用磁石219が及ぼす磁気作用(磁
気吸引作用又は磁気反発作用)によって物品位置規制部
材217に圧接されて移動する。即ち、物品固定装置2
12は搬送ベルト211による搬送過程で物品位置規制
部材217により位置決め保持され、その水平搬送姿勢
のずれを生ずることがない。
【0065】上記水平搬送装置210は、図7の水平搬
送装置210Aによって代替できる。水平搬送装置21
0Aは、水平搬送装置210における物品位置規制部材
217を撤去したものである。この水平搬送装置210
Aによれば、物品固定装置212は、搬送ベルト211
による搬送過程で、着床用磁石215を物品位置決め用
磁石219に対し磁気的吸引作用により合致するように
位置決めされつつ水平搬送せしめられる。
【0066】但し、物品固定装置212の搬送姿勢は、
水平搬送装置210Aよりも水平搬送装置210におい
てより安定である。従って、図2において、水平搬送装
置17における物品移載装置18との接続ゾーン、水平
搬送装置22における物品移載装置21との接続ゾーン
等、物品固定装置212に高い搬送位置決め精度を付与
したいゾーンでは、水平搬送装置210を採用するのが
好ましい。
【0067】図8は、水平搬送装置210が複数の搬送
ベルト211を搬送方向に直列接続されて構成されると
き、それらのベルト211の突き合わせ構造を示すもの
である。図8において、両ベルト211は、それらの突
き合わせ部で、マグネットローラー(又は鉄等の磁性体
製ローラー)211Aに巻き回されてUターンしてい
る。そして、両マグネットローラー211Aに挟まれる
物品固定装置212の乗り移り部には、フリーローラー
221が配置される。フリーローラー221は、両マグ
ネットロ−ラー211A間の谷間にて支持部材222に
回転自在に支持され、かつ両搬送ベルト211の搬送面
と同一面上に設定され、一方の搬送ベルト211から他
方搬送ベルト211へ乗り移る物品固定装置212を安
定支持可能とする。
【0068】図9は、搬送装置210が複数の搬送ベル
ト211からなり、上流側ベルト211の出側端と下流
側ベルト211の入側端とを搬送直角方向に並列接続し
て構成されるとき、それらの搬送ベルト211の並設構
造を示すものである。両搬送ベルト211は、それらの
出側端の一定長と入側端の一定長とを互いに並設してい
る。そして、両搬送ベルト211の並設ゾーンの下方に
て物品位置決め用磁石219Aを搬送方向に斜交配置
し、物品位置決め用磁石219Aの一端を上流側ベルト
211の下方の物品位置決め用磁石219に接続し、物
品位置決め用磁石219Aの他端を下流側ベルト211
の下方の物品位置決め用磁石219に接続している。こ
れにより、物品固定装置212は、両搬送ベルト211
間での乗り移り過程で、物品固定装置212の着床用磁
石215が物品位置決め用磁石219Aに対し磁気吸引
作用により合致せしめられることにて、その搬送方向を
斜め方向に変換され、結果として上流側のベルト211
から下流側のベルト211に安定的に移載される。
【0069】(D) 鉛直搬送装置25、31(図10) キャップ搬送ライン23の鉛直搬送装置25、31とし
ては、図10に示す鉛直搬送装置310を採用できる。
ここでは、鉛直搬送装置25に用いた場合について説明
する。
【0070】鉛直搬送装置310は、上下のマグネット
ローラー(又は鉄等の磁性体製ローラー)311A、3
11Bに巻き回される鉛直搬送ベルト311による物品
移動経路に沿う内方位置に、キャップ固定装置4の着床
用磁石128に対し磁気吸引作用を及ぼす物品位置決め
用磁石312を設置している。311Cは非磁性体製ベ
ルト受である。
【0071】ここで、鉛直搬送装置310の入側と出側
には、それぞれ、前述の水平搬送装置210が接続配置
されている。
【0072】そして、鉛直搬送装置310の入側には、
入側の水平搬送装置210との間の乗り移り部にフリー
ローラー313が配置されている。フリーローラー31
3は、両マグネットローラー211A、311Aの谷間
にて支持部材(不図示)に回転自在に支持され、かつ両
ベルト211、311の搬送面と同一面上に設置され、
水平搬送ベルト211から鉛直搬送ベルト311へ乗り
移るキャップ固定装置4を安定支持可能とする。
【0073】また、鉛直搬送装置310の出側には、出
側の水平搬送装置210との間の乗り移り部に左右一対
のガイドローラー314が配置されている。両ガイドロ
ーラー314は、鉛直搬送ベルト311の側方と水平搬
送ベルト211の上方で、それらによるキャップ固定装
置4の移動経路の両側にて、モータ315により回転さ
れる支持軸316に支持されている。各ガイドローラー
314は、キャップ固定装置4の移動経路に向けて、キ
ャップ固定装置4の前述ガイド用磁石127と反対極を
対面するガイド用磁石317を備えている。両ガイドロ
ーラー314は、モータ315により水平搬送装置21
0、鉛直搬送装置310と同期的に回動され、鉛直搬送
ベルト311から水平搬送ベルト211へ乗り移るキャ
ップ固定装置4の両側ガイド用磁石127に磁気吸引作
用を及ぼし、このキャップ固定装置4を安定的に90度
(水平搬送ベルト211と鉛直搬送ベルト311の交差
角)転換せしめる。これにより、キャップ固定装置4は
鉛直搬送ベルト311から水平搬送ベルト211に安定
的に移載される。
【0074】次に、本実施例の作用について説明する。
キャップ固定装置4は、鉛直搬送ベルト311による搬
送過程で、着床用磁石128を物品位置決め用磁石31
2に対し磁気吸引作用により合致するように位置決めさ
れつつ安定的に鉛直搬送せしめられる。
【0075】(E) 旋回搬送装置13A、14A、14
B、19、20、28(図11〜図15)
【0076】充填機13の旋回搬送装置13A、キャッ
プ装着機14の旋回搬送装置14B、ボトル搬送ライン
の旋回搬送装置19、20、キャップ搬送ライン23の
旋回搬送装置28としては、図11〜図15に示す旋回
搬送装置320を採用できる。旋回搬送装置320は、
ボトル固定装置3、キャップ固定装置4の代表である物
品固定装置212を搬送するものとして説明する。そし
て、物品固定装置212は、ボトル固定装置3、キャッ
プ固定装置4の着床用磁石118、128である着床用
磁石215を有するものとして説明する。
【0077】搬送装置320は、円板状第1旋回テーブ
ル321と円板状第2旋回テ−ブル322とを隣接配置
し、両テーブル321、322は互いに近接する受渡領
域で、第1旋回テーブル321から第2旋回テーブル3
22に物品固定装置212を受渡す。
【0078】物品固定装置212は、着床用磁石215
を有するとともに、側面の中心軸回りの互いに90度をな
す 4位置に平坦状案内面216を備えている。
【0079】ここで、両テーブル321、322は、そ
れらの歯車状テーブル外縁に所定の間隔で離隔配置し、
上述の物品受渡領域で互いに噛み合う如くに近接する複
数の物品支持部328、329を有している。そして、
両テーブル321、322は、各物品支持部328、3
29が受渡領域で順次近接することとなるように互いに
同期駆動される。
【0080】尚、両テーブル321、322の同期駆動
構造は、図11に示す如く、第1旋回テーブル321の
旋回軸321Aに設けたギヤ323と、第2旋回テーブ
ル322の旋回軸322Aに設けたギヤ324とを、中
間ギヤ325、326により連動可能に連結し、旋回軸
321A、322Aの一方(この実施例では322A)
を駆動モータ327により駆動することにて構成され
る。
【0081】また、両テーブル321、322は、それ
らの物品支持部328、329の内側にリング状の物品
位置規制部材331、332を固定されている。これに
より、両テーブル321、322は、物品支持部32
8、329上に載置された物品固定装置212の案内面
216を物品位置規制部材331、332の凹状規制面
331A、332Aに当接せしめることにて、テーブル
321、322上での物品位置を規制保持する。尚、両
テーブル321、322の受渡領域において、物品固定
装置212は両物品支持部328、329上に同時に載
り、両物品位置規制部材331、332の凹状規制面3
31A、332Aに挟まれる如くとなる。
【0082】更に、搬送装置320にあっては、第1旋
回テーブル321の直下に第1固定テーブル333を固
定配置し、第1旋回テーブル321による物品移動経路
(搬入部A〜受渡部B)に沿う第1固定テーブル333
上の半周部に、物品固定装置212を吸着する物品位置
決め/吸着磁石334を設けている。磁石334は、着
床用磁石215に対し磁気吸引作用を及ぼし、物品固定
装置212の案内面216を物品位置規制部材331の
凹状規制面331Aに圧接せしめる。
【0083】また、搬送装置320にあっては、第2旋
回テーブル322の直下に第2固定テーブル335を固
定配置し、第2旋回テーブル322による物品移動経路
(受渡部B〜搬出部C)に沿う第2固定テーブル335
上の半周部に、物品固定装置212を吸着する物品位置
決め/吸着磁石336を設けている。磁石336は、着
床用磁石215に対し磁気吸引作用を及ぼし、物品固定
装置212の案内面216を物品位置規制部材332の
凹状規制面332Aに圧接せしめる。
【0084】尚、両物品位置決め/吸着磁石334、3
36は両旋回テーブル321、322の受渡領域で同一
物品固定装置212を同時に吸着できるように配置され
ている。
【0085】ここで、着床用磁石215と各物品位置決
め/吸着磁石334、336は平板状磁石にて構成され
ている。そして、着床用磁石215と各物品位置決め/
吸着磁石334、336は互いに吸引し合う磁極を上下
に対面可能とし、かつ物品固定装置212が各物品位置
規制部材331、332に圧接される状態下での着床用
磁石215の中心よりも、各物品位置決め/吸着磁石3
34、336の中心を物品位置規制部材331、332
寄りに偏心配置させている。これにより、各物品位置決
め/吸着磁石334、336は着床用磁石215に対し
磁気吸引作用を及ぼし、物品固定装置212の案内面2
16を各物品位置規制部材331、332に圧接せしめ
る。即ち、着床用磁石215はS極を各物品位置決め/
吸着磁石334、336に対面可能とされ、各物品位置
決め/吸着磁石334、336はN極を着床用磁石21
5に対面可能とされている。
【0086】尚、着床用磁石215と各物品位置決め/
吸着磁石334、336は、互いに反発し合う磁極を上
下に対面可能とし、かつ、物品固定装置212が各物品
位置規制部材331、332に圧接される状態下での着
床用磁石215の中心よりも、各物品位置決め/吸着磁
石334、336の中心を反物品位置規制部材331、
332側に偏心配置させても良い。この場合には、各物
品位置決め/吸着磁石334、336は着床用磁石21
5に対し磁気反発作用を及ぼし、物品固定装置212の
案内面216を各物品位置規制部材331、332に圧
接せしめる。
【0087】また、各物品位置決め/吸着磁石334、
336は、着床用磁石215に対し磁気作用を及ぼし、
物品固定装置212の案内面216を各物品位置規制部
材331、332に圧接せしめるものであれば良い。従
って、各物品位置決め/吸着磁石334、336は着床
用磁石215に対し上下に対面して設置されることを必
須としない。即ち、各物品位置決め/吸着磁石334、
336は、各旋回テーブル321、322による物品移
動経路に沿う側方位置に配置されても良い。
【0088】上述の磁石215、334、336は、永
久磁石、ゴム磁石、電磁石等のいずれであっても良い。
また、磁石215と磁石334の一方、磁石215と磁
石336の一方はそれぞれ鉄板等の単なる磁性体であっ
ても良い。物品位置決め/吸着磁石336の磁力が物品
位置決め/吸着磁石334の磁力より同等もしくは大き
くなるように設定することが好ましい。
【0089】次に、本実施例の作用について説明する
(図14、図15参照)。 第1旋回テーブル321によって搬送されてきた物品
固定装置212は、両旋回テーブル321、322が互
いに近接する受渡領域で第1旋回テーブル321側の物
品位置決め/吸着磁石334に吸着されながら、第2旋
回テーブル322側の物品位置決め/吸着磁石336に
も吸着され、その後、物品位置決め/吸着磁石336に
吸着されながら第2旋回テーブル322に受渡されて搬
送される。このため、物品固定装置212は、第1旋回
テーブル321から第2旋回テーブル322への受渡し
作業中、両磁石334、336のいずれにも吸着されな
い自由状態におかれることなく、常にいずれかの磁石3
34、336の吸着による拘束を受けながら受渡し完了
される。よって、第1旋回テーブル321から第2旋回
テーブル322へスムースに、かつ搬送姿勢のずれを生
ずることなく、物品固定装置212を受渡しできる。
【0090】物品固定装置212は、旋回テーブル3
21、322による搬送過程で、物品位置決め/吸着磁
石334、336が及ぼす磁気作用(磁気吸引作用又は
磁気反発作用)によって物品位置規制部材331、33
2に圧接されて移動する。即ち、物品固定装置212は
旋回テーブル321、322による搬送過程で物品位置
規制部材331、332により位置決め保持され、その
搬送姿勢のずれを生ずることがない。
【0091】(F) 物品移載装置18、21、27、29
(図16〜図19) ボトル搬送ライン16の物品移載装置18、21、キャ
ップ搬送ライン23の物品移載装置27、29として
は、図16〜図19に示す物品移載装置410を採用で
きる。物品移載装置410は、ボトル固定装置3、キャ
ップ固定装置4の代表である物品固定装置212を搬送
するものとして説明する。そして、物品固定装置212
は、ボトル固定装置3、キャップ固定装置4の着床用磁
石118、128である着床用磁石215を有するもの
として説明する。
【0092】物品移載装置410は、前述の水平搬送装
置210から物品固定装置212を移載し、或いはその
逆方向に物品固定装置212を移載して搬送するもので
ある。
【0093】物品固定装置212は前述の如く平板状永
久磁石からなる着床用磁石215を付帯的に備えてい
る。
【0094】水平搬送装置210は、前述の如くモータ
213にて駆動される搬送ベルト211を有し、この搬
送ベルト211上に物品固定装置212を載置して搬送
可能とする。
【0095】物品移載装置410は、モータ431にて
駆動される旋回テーブル432を有し、この旋回テーブ
ル432の下面の周方向に一定の間隔をおいた複数位置
に上記着床用磁石215に磁気吸引作用を及ぼす、平板
状永久磁石からなる物品駆動用磁石433を設けてい
る。
【0096】物品移載装置410は、水平搬送装置21
0の搬送ベルト211に対する下方に、旋回テーブル4
32を配置することにて、搬送ベルト211と旋回テー
ブル432とを一部ラップさせ、このラップ領域にて、
搬送ベルト211上の物品固定装置212を旋回テーブ
ル432の上記物品駆動用磁石433の磁気吸引作用に
より旋回テーブル432上に吸引して移載する。尚、物
品移載装置410の旋回テーブル432上に移載された
物品固定装置212は、着床用磁石215と物品駆動用
磁石433との磁気吸引作用にて旋回テーブル432上
に保持されて搬送される。
【0097】ここで、物品移載装置410は、水平搬送
装置210の搬送ベルト211と旋回テーブル432と
のラップ領域における、旋回テーブル432の上記物品
駆動用磁石433に対する下方(反搬送ベルト211
側)に、物品駆動用磁石433に磁気吸引作用を及ぼ
す、平板状永久磁石からなる減磁用磁石441を配置し
ている。減磁用磁石441は、支持ブラケット442を
介して、水平搬送装置210の架台443に支持されて
いる(図17参照)。
【0098】このとき、減磁用磁石441の磁極面積
は、物品駆動用磁石433の磁極面積より大きく設定さ
れている。
【0099】然るに、物品駆動用磁石433の周辺に発
生し物品搬送面レベルに及ぶ反発磁界と、減磁用磁石4
41がその反発磁界を低減する減磁作用について説明す
れば、以下の通りである。尚、図19(A)、(B)は
搬送ベルト211の物品搬送面レベル上の磁束密度B
を、物品駆動用磁石433の中心からの距離Lについて
測定した結果であり、図19(B)は物品駆動用磁石4
33と減磁用磁石441とのギャップgを0mm 、10mmに
変化させた場合の結果である。そして、図19(A)、
(B)おける正の磁束密度BはN極の磁束密度Bであ
り、負の磁束密度BはS極の磁束密度Bである。
【0100】(a) 減磁用磁石441を設けないとき(図
18(A)参照)。 物品駆動用磁石433の搬送ベルト211に対面する磁
極がN極であるとすると、物品駆動用磁石433の搬送
ベルト211に臨む周辺にはS極の反発磁界が生じ、こ
のS極の反発磁界は搬送ベルト211の物品搬送面レベ
ルにまで及ぶ(図19(A)参照)。従ってこの場合に
は、物品駆動用磁石433の上記S極の反発磁界が物品
固定装置212の着床用磁石215に磁気反発力を及ぼ
す結果、物品固定装置212は搬送面レベルから浮き上
がったり位置ずれを生じ搬送不安定である。
【0101】(b) 減磁用磁石441を設けたとき(図1
8(B)参照)。 上記(a) において、減磁用磁石441を付加すると、減
磁用磁石441が物品駆動磁石433に磁気吸引作用を
及ぼす結果、物品駆動用磁石433の搬送ベルト211
に臨む周辺に生じている反発磁界は低減されて減磁さ
れ、搬送ベルト211の物品搬送面レベルに及ぶことが
なく、その物品搬送面レベルにはN極の吸引磁界のみを
生ずる(図19(B)参照)。従ってこの場合には、物
品駆動用磁石433の前記S極の反発磁界が物品固定装
置212の着床用磁石215に磁気反発力を及ぼすこと
がなく、物品固定装置212は搬送面レベルから浮き上
がったり位置ずれを生ずることがなく、搬送安定であ
る。
【0102】尚、上記(b) の減磁用磁石441による減
磁作用は、図19(B)にて明らかな如く、物品駆動用
磁石433と減磁用磁石441とのギャップgが小なる
ほど大である。
【0103】また、本発明の実施において、物品側磁
石、物品駆動用磁石、減磁用磁石は、電磁石からなるも
のであっても良い。
【0104】 (G) キャップ整列供給機12(図20〜図25) キャップ整列供給機12は、キャップ2を 1個ずつ一定
姿勢にてキャップ固定装置4に受渡し、このキャップ固
定装置4に受渡されたキャップ2を次工程のキャップ装
着機14に供給するものである。
【0105】キャップ整列供給機12は、架台512に
支持される中央柱513回りに旋回テーブル514を支
持し、旋回テーブル514の外周側表面上の周方向略全
域にアウタガイド515を固定配置し、旋回テーブル5
14の外周側表面上の周方向に沿う多数位置のそれぞれ
に旋回テーブル514の半径方向においてアウタガイド
515の内外に渡るキャップ受溝516を設け、アウタ
ガイド515の内側の一部に沿ってインナガイド517
を固定配置し、アウタガイド515とインナガイド51
7との間にキャップ排出路518を形成している。尚、
キャップ受溝516は旋回テーブル514を構成する上
下のテーブル構成体514A、514Bの隣り合う突条
部間に形成される。これにより、キャップ整列供給機1
2は、アウタガイド515内に貯留してある多数のキャ
ップ2を 1個ずつ上記キャップ受溝516に受容せし
め、旋回テーブル514の旋回と共に、各キャップ受溝
516に受容したキャップ2を自由な姿勢でキャップ排
出路518から後述するキャップ姿勢制御装置530の
側に排出せしめる。
【0106】ここで、キャップ整列供給機12は、架台
512に設置したモータ521の出力軸に固定の歯車5
22と中間テーブル523に固定の歯車524とを噛合
いさせ、更に中間テーブル523に設置したモータ52
5の出力軸に固定の歯車526と旋回テーブル514に
固定の歯車527とを噛合いさせている。これにより、
キャップ整列供給機12は、モータ525を停止させた
状態で、モータ521を駆動することにより、旋回テー
ブル514と中間テーブル523とを一体的に旋回可能
としている。そして、モータ525の駆動により、旋回
テーブル514を構成する上テーブル構成体514Aに
対し、その下テーブル構成体514Bを微小回転し、両
テーブル構成体514A、514Bの隣り合う突条部に
て形成されるキャップ受溝516の溝幅をキャップ2の
サイズに応じて変更可能としている。
【0107】更に、キャップ整列供給機12は、旋回テ
ーブル514の表面上でキャップ排出路518の入側に
対応する部分に、キャップつまり防止ベルト528を配
置している。キャップつまり防止ベルト528はモータ
529により駆動され、キャップ排出路518の入側に
おいてキャップ受溝516に受容されていないキャップ
2を旋回テーブル514の中心側へ連れ戻し、キャップ
排出路518の入側におけるキャップ2のつまり発生を
防止する。
【0108】また、キャップ整列供給機12は、キャッ
プ排出路518の出側に設定されるキャップ払い出し位
置に、キャップ受溝516を旋回テーブル514の外縁
部にまで直線状に延ばした払い出しガイド516Aを設
けている。払い出しガイド516Aは、キャップ排出路
518の出側に到達したキャップ2を、旋回テーブル5
14の回転と共に対応するキャップ受溝516内の半径
方向外方に押出し、キャップ姿勢制御装置530の通路
構成体531内に投入せしめる。尚、キャップ受溝51
6は旋回テーブル514の半径方向外方に向けて水平又
は下り勾配とされている。
【0109】以下、キャップ姿勢制御装置530につい
て説明する。キャップ姿勢制御装置530は、中間テー
ブル523の外周部の周方向に沿う多数位置に、旋回テ
ーブル514の各キャップ受溝516に 1対 1で対応す
る如くに設けられている。キャップ姿勢制御装置530
は、通路構成体531と、上昇流形成装置532と、キ
ャップ保持部材533と、反転装置534と、キャップ
固定装置4とを有して構成される。
【0110】通路構成体531は中間テーブル523に
固定された筒状体であり、キャップ2が回転自在に通過
できる鉛直通路531Aを備える。
【0111】上昇流形成装置532はキャップ保持部材
533に設けられる流路532Aに圧縮空気配管を接続
されて構成され、通路構成体531の鉛直通路531A
に圧縮空気の上昇流を形成する。尚、上昇流形成装置5
32が鉛直通路531Aに圧縮空気の上昇流を形成する
とき、この上昇流が通路構成体531の下端開口部回り
に形成する陰圧が該通路構成体531の下端開口部から
周辺空気を吸込み、鉛直通路531A内の上昇流を該鉛
直通路531Aの略全域においてより層流状とし、結果
として後述するキャップ2の姿勢整列作用をより確実に
する。
【0112】キャップ保持部材533は通路構成体53
1の下部に位置するように中間テーブル523に支持さ
れ、前述の流路532Aが開口する凹状保持面533A
を備えている。尚、キャップ保持部材533の支軸53
3Bは反転装置534により反転され得るように中間テ
ーブル523に回転可能に支持されている。キャップ保
持部材533は、通路構成体531の鉛直通路531A
で上述の上昇流により略一定方向に整えられたキャップ
2を真空吸引して支持し、その真空吸引を解除できる。
【0113】尚、キャップ保持部材533は前述の流路
532Aに電磁切換弁等を介して前述の圧縮空気配管と
真空配管とを切換接続されるようになっている。
【0114】反転装置534は中間テーブル523に回
転自在に支持した反転アーム534Aの支軸534Bに
歯車536を固定すると共に、キャップ保持部材533
の支軸533Bに歯車537を固定し、歯車536と歯
車537を噛合いさせている。また、反転アーム534
Aに設けられているカムフォロワ534Cは、架台51
2の周辺柱538に支持された中間テーブル523の周
回ラインに沿い設けられている反転用カム539に係合
されて駆動され、中間テーブル523が 1回転する間に
キャップ保持部材533を正立状態から 180度反転し、
且つ正立状態に復帰せしめる。尚、歯車536と歯車5
37の歯数比は 2対 1であり、反転アーム534Aの90
度回転にて、キャップ保持部材533を 180度回転でき
る。
【0115】キャップ固定装置4はキャップ保持部材1
22を備えており、反転装置534にて反転されたキャ
ップ保持部材533から真空吸引を解除されたキャップ
2を、上記整えられた状態の反転状態である一定姿勢に
て受取る。
【0116】尚、キャップ固定装置4は搬入装置からキ
ャップ姿勢制御装置530の移載具保持部541に受渡
されて保持され、該移載具保持部541から搬出装置に
受渡され、次工程のキャップ装着機の側に搬出される。
このとき、移載具保持部541は移載具位置決め磁石装
置542を備えており、キャップ固定装置4が内蔵して
いる磁石543との相互吸引作用により、キャップ固定
装置4をキャップ保持部材533の同軸直下に位置決め
可能としている。
【0117】また、キャップ姿勢制御装置530の移載
具保持部541は中間テーブル523に固定されている
中空ガイド544に支持されると共に、カムフォロワ5
45を備え、カムフォロワ545を、架台512の側に
支持され中間テーブル523の周回ラインに沿い設けら
れている昇降用カム546に係合させて、移載具保持部
541を適宜昇降可能としている。これにより、移載具
保持部541上のキャップ固定装置4は、キャップ保持
部材533からキャップ2を受取る際、キャップ保持部
材533の凹状保持面533A側に接近し、受取り安定
性を向上できる。
【0118】次に、上記キャップ姿勢制御装置530に
よるキャップ2の姿勢制御方法について説明する。
【0119】(1) キャップ整列供給機12のキャップ払
い出し位置の上流側にて、キャップ固定装置4がキャッ
プ姿勢制御装置530の移載具保持部541に受渡され
て保持される。
【0120】(2) 上昇流形成装置として機能するキャッ
プ保持部材533の流路532Aに圧縮空気配管が接続
され、通路構成体531の鉛直通路531Aに圧縮空気
の上昇流を形成する。
【0121】(3) 旋回テーブル514のキャップ受溝5
16に受容されているキャップ2をキャップ排出路51
8の出側にて、払い出しガイド516Aにより通路構成
体531に投入する。これにより、キャップ2は、上昇
流により、重心を鉛直下位に位置し、即ち開口面を上向
きとする方向に整えられ、浮遊する(図22(A)参
照)。
【0122】(4) 予め設定した時間の経過後、電磁切換
弁等の切換動作により、キャップ保持部材533の流路
532Aに真空配管を切換接続し、圧縮空気の上昇流を
停止すると共に、キャップ2を上記整えた状態でキャッ
プ保持部材533の凹状保持面533Aに真空吸引して
支持する(図22(B)参照)。
【0123】(5) 反転装置534によりキャップ保持部
材533を 180度反転する(図22(C)参照)。
【0124】(6) 真空吸引を停止し、キャップ保持部材
533の凹状保持面533Aへのキャップ2の吸引を解
除し、更に必要に応じて流路532Aに圧縮空気配管を
切換接続してキャップ保持部材533の凹状保持面53
3Aに圧縮空気配管を接続しキャップ保持部材533の
凹状保持面533Aからキャップ2を強制的に剥離する
ことにて、キャップ2を上記整えられた状態の反転状態
である一定姿勢にてキャップ固定装置4に受渡す(図2
2(D)参照)。
【0125】次に、上記実施例の作用について説明す
る。 ランダムに供給されるキャップ2は、上昇流の中で浮
遊しながら、その重心が鉛直下位に位置する略一定方向
に整えられて安定する。そしてその後、上昇流が停止或
いは減速せしめられると、上述の略一定方向に整えられ
た状態で鉛直下方に落下し、キャップ保持部材533に
吸引されて保持される。
【0126】上記の後、キャップ保持部材533が
反転せしめられ、更にキャップ保持部材533によるキ
ャップ2の吸引が解除されると、キャップ2は上述の整
えられた状態の反転状態である一定姿勢にて、キャップ
固定装置4に受渡され、取出されることとなる。
【0127】尚、本発明の実施においては、以下の如く
の変形が可能である。 (1) 上昇流形成装置は、物品保持部に形成される流路に
よらず、物品保持部と別体の圧縮空気供給ノズル等にて
構成できる。
【0128】(2) 上昇流形成のための圧縮空気流路と、
物品を真空吸引するための真空流路とは、互いに兼用す
るものでなく、独立別流路であっても良い。
【0129】(3) 物品保持部への物品吸引手段は、真空
吸引によらず、磁気吸引によるものであっても良い。こ
のとき、物品は、物品保持部側の磁石に吸引され得る磁
性体を具備することが必要となる。
【0130】(4) 上昇流形成装置が形成する上昇流の流
量、圧力は、物品のサイズ、重量によって調整できる。
【0131】尚、本発明の実施において、キャップ2と
しては、図23〜図25に例示する如くの多様なものを
取り扱うことができる。図23のキャップ2は頭部b1
が半球状で、本体部b2 が円筒状のもの、図24のキャ
ップ2は頭部b1 が半球状で、本体部b2 が楕円錐台形
状のもの、図25のキャップ2は頭部b1 が略円盤状
で、本体部b2 が円筒状のものである。
【0132】以下、本実施例の作用について説明する。 ボトル1、キャップ2はボトル固定装置3、キャップ
固定装置4にそれぞれ保持されてボトル搬送ライン1
6、キャップ搬送ライン23上を搬送されるものである
から、それらの搬送速度、搬送姿勢を容易に一定制御で
きる。そして、ボトル固定装置3、キャップ固定装置4
は磁気力にて搬送ライン16、23上での搬送位置を確
実に位置決めされながら搬送される。従って、搬送ライ
ン16、23の信頼性、生産性を向上し得る。
【0133】キャップ搬送ライン23が鉛直搬送装置
25、31を持つから、この鉛直配置の搬送ライン23
に沿って設置される複数の物品処理部(キャップ整列供
給機12とキャップ装着機14)を鉛直上位と鉛直下位
に層分け配置でき、装置の設置スペースを有効利用でき
る。尚、キャップ固定装置4は、鉛直配置の搬送ライン
23でも、その搬送位置を磁気力にて確実に位置決めさ
れ滑落する等がないから、搬送ライン23の信頼性、生
産性を損なうところがない。
【0134】尚、本発明は、上述の実施例に限定されな
い。例えば、物品はボトル、キャップに限らず、びんや
角柱状の紙製容器等、栓や蓋等であっても良い。
【0135】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品処理
装置を構成する搬送ラインの信頼性、生産性を向上しな
がら、装置の設置スペースを有効利用可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は充填装置の全体配置図である。
【図2】図2はボトル搬送ラインを示す模式図である。
【図3】図3はキャップ搬送ラインを示す模式図であ
る。
【図4】図4はボトル固定装置を示す模式図である。
【図5】図5はキャップ固定装置を示す模式図である。
【図6】図6は水平搬送装置を示す模式図である。
【図7】図7は水平搬送装置の他の例を示す模式図であ
る。
【図8】図8は水平搬送装置のコンベヤの突き合わせ構
造を示す模式図である。
【図9】図9は水平搬送装置のコンベヤ並設構造を示す
模式図である。
【図10】図10は鉛直搬送装置を示す模式図である。
【図11】図11は旋回搬送装置を示す模式図である。
【図12】図12は図11の平面図である。
【図13】図13は図11の位置決め用磁石の配置を示
す模式図である。
【図14】図14は物品搬送状態を示す模式図である。
【図15】図15は物品位置決め状態を示す模式図であ
る。
【図16】図16は物品移載装置を示す模式図である。
【図17】図17は図16のA視を示す模式図である。
【図18】図18は物品駆動用磁石の反発磁界と減磁用
磁石の減磁作用を示す模式図である。
【図19】図19は物品搬送面レベルに生ずる磁束密度
を示す線図である。
【図20】図20はキャップ整列供給機を示す模式図で
ある。
【図21】図21はキャップ姿勢制御装置を示す模式図
である。
【図22】図22はキャップ姿勢制御方法を示す模式図
である。
【図23】図23はキャップを示す模式図である。
【図24】図24はキャップを示す模式図である。
【図25】図25はキャップを示す模式図である。
【符号の説明】
1 ボトル(物品) 2 キャップ(物品) 3 ボトル固定装置(物品固定装置) 4 キャップ固定装置(物品固定装置) 10 充填装置(物品処理装置) 12 キャップ整列供給機(第1処理部) 14 キャップ装着機(第2処理部) 16 ボトル搬送ライン(搬送ライン) 23 キャップ搬送ライン(搬送ライン) 25、31 鉛直搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/74 Z 8010−3F 47/92 Z 8010−3F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保持可能とする物品固定装置を搬
    送ラインに沿って搬送し、該物品をその搬送過程で処理
    する物品処理方法において、物品固定装置に磁気力を及
    ぼすことにて該物品固定装置の搬送ライン上での搬送位
    置を位置決めし、該物品固定装置を搬送ラインの少なく
    とも一部で傾斜搬送もしくは鉛直搬送せしめることを特
    徴とする物品処理方法。
  2. 【請求項2】 物品を保持可能とする物品固定装置を搬
    送ラインに沿って搬送し、該物品をその搬送過程で処理
    する物品処理装置において、物品固定装置は磁性体を有
    し、搬送ラインに沿う位置に、物品固定装置の磁性体に
    磁気力を及ぼすことにて該物品固定装置の搬送ライン上
    での搬送位置を位置決めする位置決め用磁性体を設け、
    上記搬送ラインの少なくとも一部に傾斜搬送部もしくは
    鉛直搬送部を設けてなることを特徴とする物品処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ラインに沿う少なくとも2位置
    に第1と第2の処理部を設け、第1処理部を鉛直上位
    に、第2処理部を鉛直下位に設定してなる請求項2記載
    の物品処理装置。
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