JPH07242323A - 矩形容器の整列装置 - Google Patents

矩形容器の整列装置

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JPH07242323A
JPH07242323A JP6017694A JP6017694A JPH07242323A JP H07242323 A JPH07242323 A JP H07242323A JP 6017694 A JP6017694 A JP 6017694A JP 6017694 A JP6017694 A JP 6017694A JP H07242323 A JPH07242323 A JP H07242323A
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JP
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conveyor
cans
rectangular
containers
guide means
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JP6017694A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Mochizuki
治光 望月
Hidemi Hajiyama
秀見 枦山
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KINJIYOU KIKO KK
Original Assignee
KINJIYOU KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 矩形の容器を上下反転させることなく迅速か
つ自動的にマトリックス状に整列させる。 【構成】 コンベヤ13c上の不規則な缶10を駆動ロ
ープ14に接触させて長手方向が送り方向となるように
矯正し、その缶10をガイド手段24に縦列状態で導き
入れ、ガイド手段24から送り出された所定数の缶10
をコンベヤ26上でストッパー31に当接させて縦列待
機させ、これらの缶10を押込装置32で幅方向に一体
として移動させてローダーコンベヤ34上に移載し、そ
の操作を複数列について繰り返すことにより缶10をマ
トリックス状に整列させる。そしてそれらの一群の缶1
0にスイープホルダを嵌め、整列状態を維持したまま更
に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品缶詰などの矩形
断面の容器を整列させるための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】食品缶詰などの容器の形状や大きさを、
その内容物によって最も合理的な形状、大きさに決める
ことは当然であり、例えば飲料缶や果物の缶詰などに円
形断面の缶が一般に使用されているのに対して、魚の缶
詰には矩形缶(角缶)が使用され、またプリンや特定の
ゼリー等には矩形のプラスチック容器が使用されてい
る。これらの矩形もしくは非円形断面の容器は、内容物
を取り出し易くするために、また意匠上の要請で、開口
端側すなわち上側の面積が広い逆角錐台状をなしてお
り、したがっていわゆる方向性のある容器となってい
る。そのため円筒形状の一般的な缶詰あるいは容器に比
較して特別な配慮が必要であり、搬送や整列あるいは梱
包などの一連の作業を自動化する場合、容器の形状の特
殊性を加味した手段を設けていないと、本来の機能を果
たせなくなる。
【0003】すなわち例えば充填工程や巻締め工程を経
た缶詰はランダムに送り出されるが、これを次の工程に
搬送する場合、一般的な円筒状の缶であれば、所定のガ
イド手段で規制された搬送路内で缶同士を干渉させ、そ
の形状に沿って例えば千鳥に配列しているが、上述した
矩形容器では、缶同士が押し合うことにより、その形状
に基づく分力で缶の姿勢あるいは上下の向きが変わって
しまうことが多い。これを高さの低い矩形缶詰を例に説
明すると、図6に示すようにこの種の缶詰1は底部を上
にするとともに蓋巻締め部2を下にしてコンベヤ3に載
せられるが、この状態で後続の缶詰1が先行の缶詰1を
押した場合、図6の(A)に示すように、両者の接触部
で山折れ状態に起き上がり、ついでその接触状態が外れ
て、一方の缶詰1が他方の缶詰1の下側に潜り込み(図
6の(B))、その潜り込んだ缶詰1がそのまま前進す
るために、図6の(C)に示すように上側の缶詰1を更
に押し上げて反転させてしまうのである。
【0004】したがって前述したような矩形容器を対象
とする装置では、容器同士を干渉させて整列などの作業
を行うことは困難である。しかしながらこれとは反対に
1つづつの容器についてその姿勢を整えつつハンドリン
グするとすれば、装置のみならず制御システムが複雑か
つ大型化する問題を生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように食品などに
使用されている矩形容器は、その形状の特殊性のため
に、多数を同時に整列させ、さらには積み重ねる作業を
自動化することが困難であり、そのために従来では手作
業でそれらの作業を行い、また機械化できるとしても速
度が遅く、あるいは常時作業員による監視が必要なもの
であり、いずれにしても整列作業の完全自動化には至っ
ていないので実情である。
【0006】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、多数の矩形容器を縦横に迅速かつ自動的に整
列させることのできる装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、不規則に配置された矩形容器をマト
リックス状に整列させる矩形容器の整列装置において、
矩形容器を不規則に載せるコンベヤの搬送方向での前方
側に、その矩形容器がその長手方向を前進方向に向けて
侵入可能なガイド手段を設けるとともに、前記コンベヤ
上には矩形容器の側面に接触して矩形容器の向きをガイ
ド手段に対して侵入可能な向きに矯正する駆動ロープを
設け、またガイド手段の出口側にガイド手段から送り出
された所定数の矩形容器を長手方向を送り方向として一
列に並べて密着させて待機させる縦列待機装置を設け、
その縦列待機装置上の所定数の矩形容器を縦列状態のま
まその幅方向に一体として押す押込装置を縦列待機装置
の一側部に配置するとともに、縦列待機装置を挟んで前
記押込装置とは反対側に複数列の矩形容器を載せる集積
装置を配置し、その集積装置上にマトリックス状に整列
された矩形容器をその外周に枠体を嵌めてそれらの矩形
容器を一体として移動させるスイープ装置を設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明においては、不規則に配置された矩形
容器は先ずコンベヤに載せられてガイド手段に向けて搬
送されるが、そのガイド手段は長手方向を搬送方向に向
けた矩形容器のみを侵入させるよう構成されているか
ら、ガイド手段に侵入できなかった矩形容器は、コンベ
ヤ上に配置してある駆動ロープに接触して向きが矯正さ
れる。したがって矩形容器はいわゆる縦向きにしてガイ
ド手段に送り込まれ、このようにして一列縦隊に配列さ
れ、その状態で縦列待機装置に所定数が縦列待機させら
れる。ついで押込装置がこれら所定数の縦列待機してい
る矩形容器を幅方向に一体として移動させ、この操作を
複数列について繰り返し行うことにより、集積装置上に
矩形容器がマトリックス状に整列される。整列数が規定
の数に達すると、スイープ装置がそれらの一群の矩形容
器に枠体を嵌めて、これを一体として更に搬送する。
【0009】
【実施例】つぎにこの発明を図に示す実施例に基づいて
説明する。以下に述べる実施例は、高さの低い矩形缶を
マトリックス状に整列させるとともに、複数段に積み重
ねるよう構成した例である。この矩形の缶10は、前述
した図6に示すように巻締め部の寸法が底部の寸法より
大きいほぼ逆角錐台状をなすものであり、図示しない前
工程からは巻締め部を下側にして排出される。この缶1
0をランダムに載せて搬送するコンベヤ11の終端部に
図1に示すようにアキュームレータコンベヤ12が配置
されている。このアキュームレータコンベヤ12は、必
要に応じて缶10を一時的に溜めておくことにより、次
の工程への缶10の送り量を調整するためのものであ
り、前記コンベヤ11より幅の広いコンベヤによって構
成されている。
【0010】このアキュームレータコンベヤ12の排出
側、すなわちアキュームレータコンベヤ12を挟んで前
記コンベヤ11とは反対側には、缶10をその長手方向
に沿って一列に配列する縦列装置が設けられている。こ
れは図1および図2に示すように、それぞれ缶10の幅
とほぼ等しい幅の3列のTT(テーブルトップ)コンベ
ヤ13a,13b,13cを主体とするものであり、こ
れらのTTコンベヤ13a,13b,13cは、アキュ
ームレータコンベヤ12に対して直角方向に向けて配置
されている。またアキュームレータコンベヤ12に最も
近い第1のTTコンベヤ13aの長さが最も短く、アキ
ュームレータコンベヤ12から最も離れたTTコンベヤ
13cの長さが長くなるように設定され、そしてこれら
のTTコンベヤ13a,13b,13cは共に図に矢印
で示す方向に駆動されている。
【0011】これらのTTコンベヤ13a,13b,1
3cの先端側であってアキュームレータコンベヤ12の
側部から外れた位置に、逆転駆動ロープ14が、第1お
よび第2のTTコンベヤ13a,13bの上方を斜めに
横切るように配置されている。この逆転駆動ロープ14
は、例えばウレタン製の丸ベルトであって、アキューム
レータコンベヤ12の先端側の側部に配置した駆動プー
リ15と第2のTTコンベヤ13bの先端側の上方に配
置した従動プーリ16と第1のTTコンベヤ13aの側
部に外れた位置に配置したアイドルプーリ17とに巻き
掛けられている。また従動プーリ16はTTコンベヤ1
3a,13b,13cの幅方向に移動可能に保持されて
おり、さらに駆動プーリ15と従動プーリ16との間に
は、逆転駆動ロープ14を外側に押圧するガイド18が
設けられている。そしてこの逆転駆動ロープ14は、こ
のガイド18の部分でTTコンベヤ13a,13b,1
3cの走行方向とはほぼ反対方向に走行するように駆動
されている。
【0012】TTコンベヤ13a,13b,13cを挟
んで前記アキュームレータコンベヤ12とは反対側の位
置には、第3のTTコンベヤ13cと同方向に走行させ
られる送り用駆動ロープ19が配置されている。この送
り用駆動ロープ19も例えばウレタン製の丸ベルトから
なるものであり、TTコンベヤ13cに沿って配置した
駆動プーリ20と従動プーリ21とアイドルプーリ22
とに巻き掛けられ、TTコンベヤ13cに沿う部分がT
Tコンベヤ13cと同方向に走行するように駆動されて
いる。さらにTTコンベヤ13a,13b,13cの後
端部の上方を斜めに横切るように対向させた満杯検知セ
ンサ23a,23bが設けられている。これは、TTコ
ンベヤ13a,13b,13c上の缶10の高さ位置を
横切るようにビーム光を照射する投光器と受光器とから
なるものであり、そのビーム光が遮られることによりT
Tコンベヤ13a,13b,13c上に缶10が充満し
たことを検知するようになっている。
【0013】第3のTTコンベヤ13cの両側部の上方
であって前記逆転駆動ロープ14のための従動プーリ1
6の近傍と前記送り用駆動ロープ19の先端位置の近傍
とから前方に延びた一対のサイドガイド24が設けられ
ている。この一対のサイドガイド24は、缶10の幅と
ほぼ等しい間隔に設定した2本のシャフトもしくはパイ
プからなるものである。このサイドガイド24は、第3
のTTコンベヤ13cの先端部を越えて更に前方に延
び、この第3のTTコンベヤ13cに接近して設けてあ
る方向変換機構としてのターンテーブル25の周辺部上
方に沿ってほぼ180°湾曲されている。
【0014】ターンテーブル25は、要は一列に縦列さ
せた缶10の送り方向を変換するためのものであり、T
Tコンベヤ13cの送り速度とほぼ等しい周速もしくは
それ以上の周速となるように回転させられている。
【0015】上記のターンテーブル25を配置したスペ
ースを挟んでTTコンベヤ13cと対向する位置にコン
ベヤ26を主体とする縦列待機装置が配置されている。
このコンベヤ26は、縦列させた一列の缶10を載せる
幅のものであり、ターンテーブル25から載せ替えられ
た缶10を更に前方に送るように駆動されている。図3
および図4に示すようにこのコンベヤ26の始端部すな
わちターンテーブル25側の端部の上方に、エアーシリ
ンダ等のアクチュエータ27によって下降動作させられ
ることにより缶10を押さえ付けてその前進を止めるス
トッパー28が配置されている。またこのストッパー2
8よりもコンベヤ26の駆動方向での前方側に、カウン
タ29が配置されている。このカウンタ29は、コンベ
ヤ26を挟んで対向配置した投光器と受光器との間を缶
10が通過するごとにアップカウントするものであり、
そのカウント値が予め定めた所定の数(図に示す例では
“5”)になると、ターンテーブル25とコンベヤ26
とを停止させるとともに、前記アクチュエータ27を動
作させてストッパー28によって後続の缶10の前進を
止めるようになっている。さらにコンベヤ26の側部
(TTコンベヤ13c側とは反対側の側部)には、コン
ベヤ26上の缶10の側面を揃える平板状の缶パターン
ストッパー30が、図示しないアクチュエータによって
コンベヤ26の上面より高い位置とコンベヤ26の上面
より下がった位置との間で上下動するように配置されて
いる。そしてコンベヤ26の先端側上部には、缶10を
当接させて前端位置を決める缶ストッパー31が、アク
チュエータ31aによって前後動可能となるように配置
されている。
【0016】コンベヤ26を挟んで前記缶パターンスト
ッパー30とは反対側に押込装置32が設けられてい
る。これは、コンベヤ26上に一列に縦列させた所定数
(5個)の缶10をコンベヤ26の上面から缶パターン
ストッパー30側に押し出すものであり、縦列させた所
定数の缶10の長さとほぼ同じ長さのプレート33を、
図示しないエアーシリンダ等のアクチュエータによって
コンベヤ26の上方を横切る方向に前後動させるよう構
成されている。
【0017】缶パターンストッパー30を挟んでコンベ
ヤ26とは反対側に集積装置が配置されている。これ
は、コンベヤ26の上面に一列に縦列させた所定数の缶
10の長さとほぼ等しい幅のローダーコンベヤ34を主
体とするものであり、このローダーコンベヤ34と前記
コンベヤ26と間には、縦列させた缶10をコンベヤ2
6からローダーコンベヤ34にスライドさせる缶パスプ
レート(図示せず)が配置されている。この缶パスプレ
ートの上方もしくはローダーコンベヤ34の始端部の上
方に、缶列に通過数をカウントするカウンタ35が配置
されている。このカウンタ35は前述したカウンタ29
と同様に、投光器と受光器とを対向させて配置し、それ
らの間の光線が遮られる都度、アップカウントするもの
である。ローダーコンベヤ34は、所定数の列に密着配
置した缶10を載せるのに充分な長さを有しており、こ
のローダーコンベヤ34の前方には、マトリックス状に
配列した缶10をバスケット35内に段積みするテーブ
ルリフター36が配置されている。
【0018】ローダーコンベヤ34の上面にマトリック
ス状に配列した一群の缶10をバスケット35に向けて
移動させるスイープ装置について説明すると、ローダー
コンベヤ34の左右両側には、ローダーコンベヤ34に
対応する位置からテーブルリフタ36に対応する位置ま
での間を前後動する台車37(図では一方のみを示して
ある)が配置されており、それらの台車37を連結する
ように回転軸38が設けられ、この回転軸38に矩形枠
状のスイープホルダ39がその一辺部で取り付けられて
いる。さらにその回転軸38の一端部にレバー40を介
してエアーシリンダなどのアクチュエータ41が連結さ
れている。すなわちこのアクチュエータ41によって回
転軸38を回転させることにより、回転軸38と共にス
イープホルダ39が回動して、ローダーコンベヤ34上
の一群の缶10に被せられてこれを取り囲み、また上方
に引き上げられるようになっている。
【0019】図5に示すように、バスケット35は、上
記のスイープホルダ39で移送された一群の缶10をそ
のまま収容するものであり、例えば金網で周囲の四面を
囲んだ枠状に形成され、その底部の周辺部には、内周側
に突出したフランジ部42を有し、テーブルリフタ36
がそのフランジ部42の内側を通って上下動するように
なっている。なお、缶10を多段に積むために一段ごと
に仕切り板43が挟み込まれ、その仕切り板43はフラ
ンジ部42に係合する大きさに設定されている。なお、
この実施例では、缶10を加熱・冷却による殺菌工程に
送るために整列させて多段に積むのであり、そのために
前記仕切り板43として多数の孔をあけたいわゆるパン
チングメタルが使用されている。
【0020】つぎに上述した装置の作用について説明す
る。内容物を充填し、かつ缶蓋を巻き締めた缶10は、
巻締め部を下側にしたいわゆる反転状態でコンベヤ11
により搬送される。その場合、缶10はランダムにコン
ベヤ11上に載せられており、そのままアキュームレー
タコンベヤ12に送られる。アキュームレータコンベヤ
12はそれより先の工程での缶10の充満状態に応じて
駆動・停止させられ、このアキュームレータコンベヤ1
2が駆動されることにより、缶10はTTコンベヤ13
a,13b,13cに移送される。
【0021】第1および第2のTTコンベヤ13a,1
3bに載って搬送される缶10は、その前端側で逆転駆
動ロープ14に接触してTTコンベヤ13a,13bに
よるる送り方向に対して斜め後方に向けて力を受け、し
たがってTTコンベヤ13a,13bの上面で水平に回
転する。すなわち向きが替えられる。またアキュームレ
ータコンベヤ12から第3のTTコンベヤ13cまで送
られた缶10は、その側部に配置されている送り用駆動
ロープ19に接触して前方に力を受ける。そしてサイド
ガイド24の入口部分に至った缶10は、長手方向が送
り方向となる姿勢であれば、すなわち縦列のための姿勢
となっていれば、サイドガイド24の内部に送り込まれ
る。これに対していわゆる横向きとなっている缶10
は、サイドガイド24の内部に入ることができず、その
外周の一部が前記逆回転駆動ロープ14に接触するか
ら、この缶10はここで回転して姿勢が替わり、その結
果、多くの場合、長手方向が送り方向を向き、サイドガ
イド24内に送り込まれる。このようにしてランダムに
送られる缶10が一列に縦列させられる。なお、TTコ
ンベヤ13a,13b,13cからターンテーブル25
への缶10の送り出し量が、アキュームレータコンベヤ
12からの供給量より少ないために、TTコンベヤ13
a,13b,13c上の缶10の量が多くなると、満杯
検知センサ23a,23bがこれを検知し、その出力信
号に基づいてアキュームレータコンベヤ12が停止させ
られる。また缶10をその長手方向が送り方向を向くよ
うに回転させることのできる頻度を高くするために、前
記ガイド18による押圧力が調整される。
【0022】サイドガイド24の内部に送り込まれた缶
10は、縦列状態を維持したままターンテーブル25に
載り、ターンテーブル25の回転と共に円周方向に進行
する。これは飽くまでもサイドガイド24に沿った移動
であり、したがってほぼ180°進行したところで、サ
イドガイド24がコンベヤ26の方向に向いているの
で、縦列状態の缶10はこのコンベヤ26に向けて進行
させられ、コンベヤ26に載った時点からはこのコンベ
ヤ26によって前方に送られる。コンベヤ26で搬送さ
れる缶10はカウンタ29の箇所を通過することにより
カウンタ29をアップカウントさせ、そして最先端の缶
10は缶ストッパー31に当接して停止する。また後続
の缶10は、同様にカウンタ29をアップカウントさせ
つつ先行の缶10に当接して停止する。このようにして
一列縦隊に並べられた缶10はその側面を缶パターンス
トッパー30によって規制されて、側面をほぼ一直線に
揃えた状態に並べられる。
【0023】缶ストッパー31に当接した缶10を先頭
にして予め定めた数(図の例では5個)の缶10がコン
ベヤ26上に縦列させられると、カウンタ29が設定数
をカウントアップすることになり、その結果、ターンテ
ーブル25およびコンベヤ26が停止させられるととも
に、ストッパー28が下降させられて後続の缶10を押
え付けて前進を止める。
【0024】ついで缶パターンストッパー30が図示し
ていない缶パスプレートの下方に下がると、押込装置3
2が動作してコンベヤ26上の一列の缶10をローダー
コンベヤ34に向けて縦列状態を維持したまま移動させ
る。なおその場合、缶ストッパー31が押込装置32と
干渉しないようにアクチュエータ31aによって後退さ
せられ、またカウンタ35の光線を一時的に遮ることに
よりカウンタ35が“1”づつアップカウントする。缶
列をローダーコンベヤ34上に移動させた押込装置32
は、つぎに後退動作し、そのプレート33が元の位置に
復帰すると、缶パターンストッパー30がコンベヤ26
の側部に沿って位置するように上昇する。このようにし
て復帰動作が完了するとストッパー28が上昇して缶1
0の停止動作を解除し、したがって以降、同様にしてコ
ンベヤ26の上に所定数(5個)の缶10が一列縦隊に
並べられ、しかる後、その縦列状態を維持したままロー
ダーコンベヤ34上に移載される。
【0025】したがってローダーコンベヤ34の上には
缶10が次第に複数列に集積させられ、その数が予め定
めた数になると、すなわちカウンタ35のカウント値が
規定数になると、コンベヤ26からローダーコンベヤ3
4への缶列の移載が止められ、また前記アクチュエータ
41が動作して回転軸38と共にスイープホルダ39を
ローダーコンベヤ34の上面に向けて回動させる。その
結果、マトリックス状に整列させられた一群の缶10の
外周側をスイープホルダ39が囲んだ状態になり、この
状態で前記台車37が前進走行するとともにローダーコ
ンベヤ34が駆動される。こうしてマトリックス状に整
列させた一群の缶10がローダーコンベヤ34の前端側
に向けて移動させられる。
【0026】一方、テーブルリフタ36は、当初は最上
昇位置にあるように動作していて、その上にはバスケッ
ト35の底板とされる比較的厚肉の仕切り板43が載せ
られている。この仕切り板43はローダーコンベヤ34
の上面とほぼ同一高さに保持されており、したがってス
イープホルダ39で移動させられた一群の缶10は、マ
トリックス状の整列状態を維持したまま仕切り板43の
上に載せ替えられる。ついでスイープホルダ39は台車
37と共に元の位置に後退移動させられ、かつ回転軸3
8と共に前述した場合とは反対に回動してローダーコン
ベヤ34の上面から退避させられる。またテーブルリフ
タ36は缶10の高さと仕切り板43の厚さを加えた寸
法を1ピッチとして下降動作させられ、そして一群の缶
10の上に次の仕切り板43が載せられ、後続の一群の
缶10の移載に備える。こうしてバスケット35の内部
に缶10が満杯まで積み重ねられると、バスケット35
ごと殺菌工程などの次の工程に送られる。
【0027】したがって上述した構成の装置では、缶1
0同士を当接させることによる相互の干渉作用で整列さ
せるものではないから、逆角錐台状の矩形缶であっても
上下を反転させることなく整列させることができる。ま
た一連の作業を自動的に行うので、迅速かつ効率良く整
列作業を実行することが可能になる。
【0028】なお、上記の実施例では缶10を対象とし
た例について説明したが、この発明は上記の実施例に限
定されないのであって、プリンなどを充填した合成樹脂
容器を対象とすることもできる。またアキュームレータ
コンベヤ12は、必要に応じて設ければよいのであっ
て、コンベヤ11とTTコンベヤ13a,13b,13
cとの搬送速度が同調していれば、アキュームレータコ
ンベヤ12を設けなくてもよい。さらにターンテーブル
25についても同様であり、ラインの構成によってはこ
れを設けずに、TTコンベヤ13a,13b,13cの
前方に縦列待機装置を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の整列装置
によれば、矩形容器を不規則に載せるコンベヤの搬送方
向での前方側に、その矩形容器をその長手方向を前進方
向に向けて侵入可能なガイド手段を設けるとともに、前
記コンベヤ上には矩形容器の側面に接触して矩形容器の
向きをガイド手段に対して侵入可能な向きに矯正する駆
動ロープを設け、またガイド手段の出口側にガイド手段
から送り出された所定数の矩形容器を長手方向を送り方
向として一列に並べて密着させて待機させる縦列待機装
置を設け、その縦列待機装置上の所定数の矩形容器を縦
列状態のままその幅方向に一体として集積装置上に移載
させる押込装置を設け、集積装置上にマトリックス状に
整列された矩形容器をその外周に枠体を嵌めてそれらの
矩形容器を一体として移動させるスイープ装置を設けた
ので、矩形容器同士を当接たせることによる姿勢の変更
過程がないことにより、矩形容器を上下反転させること
なく、しかも迅速かつ自動的にマトリックス状に整列さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の前半分の構成を概略的に
示す配置図である。
【図2】図1に示す前半分の部分の概略的な斜視図であ
る。
【図3】この発明の一実施例の後半分の構成を概略的に
示す配置図である。
【図4】図3に示す後半分の部分の概略的な斜視図であ
る。
【図5】バスケットおよびテーブルリフタの一例を示す
側面図である。
【図6】矩形缶の搬送過程での反転状況を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
10 缶 13a,13b,13c TTコンベヤ 14 逆転駆動ロープ 19 送り用駆動ロープ 24 サイドガイド 26 コンベヤ 28 ストッパー 29 カウンタ 31 缶ストッパー 32 押込装置 34 ローダーコンベヤ 35 カウンタ 39 スイープホルダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不規則に配置された矩形容器をマトリッ
    クス状に整列させる矩形容器の整列装置において、 矩形容器を不規則に載せるコンベヤの搬送方向での前方
    側に、その矩形容器がその長手方向を前進方向に向けて
    侵入可能なガイド手段を設けるとともに、前記コンベヤ
    上には矩形容器の側面に接触して矩形容器の向きをガイ
    ド手段に対する侵入可能な向きに矯正する駆動ロープを
    設け、またガイド手段の出口側にガイド手段から送り出
    された所定数の矩形容器を長手方向を送り方向として一
    列に並べて密着させて待機させる縦列待機装置を設け、
    その縦列待機装置上の所定数の矩形容器を縦列状態のま
    まその幅方向に一体として押す押込装置を縦列待機装置
    の一側部に配置するとともに、縦列待機装置を挟んで前
    記押込装置とは反対側に複数列の矩形容器を載せる集積
    装置を配置し、その集積装置上にマトリックス状に整列
    された矩形容器をその外周に枠体を嵌めてそれらの矩形
    容器を一体として移動させるスイープ装置を設けたこと
    を特徴とする矩形容器の整列装置。
JP6017694A 1994-03-04 1994-03-04 矩形容器の整列装置 Pending JPH07242323A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5193387B1 (ja) * 2012-10-11 2013-05-08 三田機械株式会社 整列搬送装置
JP2018002334A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 グンゼ株式会社 容器の整列搬送装置
JP2019216654A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社鈴乃蔵 ゼリーの製造方法

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