JP3643847B2 - シート状部材の反転方法とその装置 - Google Patents

シート状部材の反転方法とその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はシート状部材の反転方法及びその装置に関し、更に詳細には、例えば錠剤等の包装・バンディンにおいて、シート状の包装体を移送過程において1枚置きに上下面の反転及び向きの転回を行うのに使用するのに適したシート状部材の反転方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、錠剤(1c)は図9に示すように樹脂シート(1a)のポケット(1b)に収納される形式が主流を占めており、このシート状部材(1){=例えばPTPシートようなもの}は、その複数組が順次裏表に重ね合わされてバンディングテープ(12)でバンディングされ、束状態で取り出されるようになっている(図10参照)。従って、前工程の錠剤パッケージング装置(B)でシート状部材(1)を打ち抜いて搬出した後、バンディング装置(11)に至る過程《即ち、シート状部材搬送装置(A')》においてPTPシートのようなシート状部材(1)は、表向きで且つ一定の間隔でバンディング装置(11)に向かって整列搬送され、その搬送途中で反転機構(9')にて一枚置きに反転して重ね合わされ、表裏に重ね合わされた二枚のシート状部材(1)(1)が一対として搬送され、バンディング装置(11)の直前において、表裏に重ね合わされた一対のシート状部材(1)(1)を更に複数対積み上げ、これを一組としてバンディング装置(11)に供給して図10のようにバンディングされるという形式を取っている。
【0003】
前述のように、シート状部材(1)はその搬送途中で反転機構(9')にて一枚置きに反転して重ね合わされるのであるが、この反転機構(9')には例えば特開昭63−218033号公報に示されるものがあり、以下に示すような欠点を有している。即ち、図13〜15に示すように、即ち、搬送されるシート状部材(1)の搬送面にほぼ平行でかつ搬送方向にほぼ直角な主軸(102)が回転自在に設けられており、この主軸(102)に主ギア(108)が取り付けられ、この主ギア(108)に噛合してハウジング(103)が主軸(102)の周囲を回転するようになっている。該ハウジング(103)には主軸(102)にほぼ直角に設置され、90°間隔で半径方向に伸びる回転軸(105)と固定軸(104)とが交互に設けられている。これら固定軸(104)及び回転軸(105)の外端部には前記シート状部材(1)を保持するクランプ装置(101a)(101b)がそれぞれ設けられている。
【0004】
回転軸(105)の内側端部には歯車(106)が取り付けられており、前記主軸(102)に取り付けられたクランプ回動歯車(107)と噛合するようになっている。これにより、主軸(102)を回転させるとクランプ回動歯車(107)及び主ギア(108)が回転して前記ハウジング(103)が主軸(102)の周囲を一方向に回動し、これと共に回転軸(105)と固定軸(104)が主軸(102)の周囲を回動する。
【0005】
ここで固定軸(104)は自転する事なくハウジング(103)と共に回転するのに対し、回転軸(105)はハウジング(103)が半回転する間にクランプ回動歯車(107)と噛合する歯車(106)の作用により、回転軸(105)も半回転して回転軸(105)の先端のクランプ装置(101b)に吸着したシート状部材(1)を半回転させる。
【0006】
その結果、固定軸(104)のクランプ装置(101a)に吸着されたシート状部材(1)は自転する事なくハウジング(103)と共に回転して表裏が反対向きになるのに対して、回転軸(105)に吸着されたシート状部材(1)は自転して表裏が反対向きになる事なく移送される。その結果、シート状部材(1)は交互に表裏となり、反転機構(9')の出口部分で重ね合わされ(又はその後重ね合わされ)、重ね合わせ状態で搬送されていく。
【0007】
このようなアーム式の反転機構(9')にあっては、反転機構(9')を高速回転した場合大きな遠心力が、シート状部材(1)に加わるため高速運転を行うとクランプ装置(101a)(101b)からシート状部材(1)が離脱する事があり、高速化に限界があった。また、図15に示すようにこの反転機構(9')は歯車列を作用した複雑な構造であり、装置コストも大きいという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもので、その解決課題は反転機構が、▲1▼高速反転が可能であること、▲2▼機構が簡単であることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1のシート状部材(1)の反転方法は『所定の間隔を設けてシート状部材(1)(1)…をその表面が互いに平行になるように段状に配列してその配列方向にシート状部材(1)(1)…を搬送し、隣接するシート状部材(1)のいずれか一方を反転させて隣接するシート状部材(1)が交互に表裏となるようにシート状部材(1)を配列して行くシート状部材(1)の反転方法であって、隣接する前記シート状部材(1)のいずれか一方を搬送方向に対して直角方向に列から抜き出し、且つ列外にて前記搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸(90)の回りにシート状部材(1)を反転させ、然る後、反転したシート状部材(1)を列の空き部分に戻す事』を特徴とする。
【0010】
これにより、シート状部材(1)は搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸(90)の回りに反転するので、回転半径が非常に小さくなり、従って高速回転させることができる。更に、シート状部材(1)を搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸(90)の回りに反転させるので、シート状部材(1)を自転させる必要がなく、反転機構を非常に簡単にする事が出来る。
【0011】
《請求項2》は前記方法を達成するためのシート状部材(1)の反転装置(H)の1具体的機構で、『所定の間隔を設けてシート状部材(1)(1)…をその表面が互いに平行になるように段状に配列してその配列方向にシート状部材(1)(1)…を搬送する移送部(8)と、移送部(8)の搬送方向及び搬送面に対してその回転軸(90)が直角方向に配設され、且つ前記シート状部材(1)に向かって開口し、移送部(8)から突き出されたシート状部材(1)を収納するシート収納部(95)が設けられており、回転軸(90)の回りに反転した後、前記シート収納部(95)からシート状部材(1)を搬送部方向に突き出して移送部(8)にシート状部材(1)を戻す間欠反転部(9)とで構成されている』事を特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下、本発明を図示実施例に従って説明する。図1は本発明に係るシート状部材(1)の搬送装置(A)の正面図、図2はその平面図である。シート状部材搬送装置(A)は架台(2)、供給部(3)、反転増列部(4)、搬送部(5)、対修正部(6)、送入部(7)、バッファーとして作用する移送部(8)、間欠反転部(9)を含む反転装置(H)、搬出部(10)及びバンディングマシン(11)《バンディングマシン(11)は最後尾に一体的に設置してもよいし、別体として設置してもよい。》にて構成されている。
供給部(3)は錠剤パッケージング装置(B)から送り出されて来た裏向きのシート状部材(1)を反転増列部(4)に向かって搬送する部位で、一般的に供給爪(3a1)が突設された供給コンベア(3a)にて構成されている。供給部(3)は本実施例では供給コンベア(3a)を使用しているが、リンク機構のようなものでもよく、シート状部材(1)をピッチ送りできるようなものであればどのような機構でもよい。
【0013】
錠剤パッケージング装置(B)から供給部(3)に移送する過程において、欠錠排出装置(C)が設けられており、この部分で例えばパターン認識のような手法を利用して機械的にシート状部材(1)の欠錠の有無を検出し、欠錠があると自動的に排出され、供給部(3)に供給されないようになっている。欠錠排出装置(C)を通過したシート状部材(1)は裏向きで供給部(3)に供給され、供給コンベア(3a)にて所定の間隔にて反転増列部(4)側に搬送されていく。
【0014】
供給部(3)の途中においても前述と同様の第2の欠錠排出装置(D)が設置されており、ここでもシート状部材(1)内の欠錠を機械的に再検査し、欠錠シートを排出するようになっている。供給部(3)の先端には増列移載部(3b)が設置されてある。増列移載部(3b)は供給コンベア(3a)の搬送ラインにほぼ直角に移動する移送装置となっており、供給部(3)によって搬送されてきたシート状部材(1)を次の反転増列部(4)に増列して移載するようになっている。本実施例では供給部(3)は2列であるが、反転増列部(4)は4列となっている。従って、図2に示すように先頭の2個のシート状部材(1)は手前の2列の反転増列部(4)に供給され、次の2個のシート状部材(1)は反対側の2列の反転増列部(4)に供給されるようになっている。これは反転増列部(4)の次の搬送部(5)での搬送速度を目視検査可能な速度に落とすための処置で、供給部(3)の供給速度が本実施例では目視可能速度の2倍の搬送速度をもっているためである。供給部(3)の供給速度が目視可能速度であれば、増列の必要はない。
【0015】
反転増列部(4)は垂直に設けられた垂直コンベア(41)と垂直コンベア(41)の下端に配設された下側プーリ(42)及び垂直コンベア(41)の上端に配設された上側プリ(43)とで構成されており、垂直コンベア(41)は下側プーリ(42)と上側プーリ(43)の間に懸架され、その周囲を回動するようになっている。垂直コンベア(41)の外周には一定間隔にシート反転片(44)が突設されており、増列移載部(3b)から移送されたシート状部材(1)を各シート反転片(44)に移載するようになっている。移載方法は前述の通り、手前側2列の垂直コンベア(41)と反対側2列の垂直コンベア(41)に交互に移載される。
【0016】
シート反転片(44)に移載されたシート状部材(1)は垂直コンベア(41)のシート反転片(44)に乗って上昇し、さらに上側プーリ(43)の周囲を回って反対側に行き、下降するようになっている。これにより供給コンベア(3a)にて供給された4列のシート状部材(1)は反転されて搬送部(5)側に移動する事になる。ここで裏向きのシート状部材(1)は反転されて表向きとなる。
搬送部(5)において、搬送コンベア(5a)に一致するとシート反転片(44)上のシート状部材(1)は押出アーム(図示せず)にて搬送コンベア(5a)に移動するように押し出され、搬送コンベア(5a)上に移載される。搬送コンベア(5a)に移載されるとシート状部材(1)は搬送コンベア(5a)の搬送爪(51)にて押され、他端に設置されている送部(7)の方向に向かって一定間隔にて移送される。搬送部(5)の搬送コンベア(5a)は、前述の供給コンベア(3a)と同様の構造であるが、勿論これに限られずリンク機構のようなものでもよく、シート状部材(1)をピッチ送りできるようなものであればどのような機構でもよい。
【0017】
反転増列部(4)から移送部(8)に至る搬送部(5)において、作業者による欠錠の最終的な目視検査が行われ、欠錠排出装置(C)(D)を何らかの原因により検出されずに通過してきた欠錠シートを作業者が目視で最終検査し、欠錠があればそのシートを手で取り除くようになっている。このように搬送コンベア(5a)にて搬送されるシート状部材(1)に欠錠があった場合、作業者が欠錠シートを手で取り除くために取り除かれた部分が欠品となりその部分が空欄となる。
【0018】
シート状部材(1)の積層は前後一対となっているシート状部材(1)の表向きのものの上に裏向きのものを重ね合わせて対とするために前記のように目視検査により欠錠シートを取り除くとその部分が空欄となってしまい、この部分では重ね合わせにより表裏一対のシート状部材(1)の組みとすることができない。そこで搬送コンベア(5a)の途中において対修正部(6)が設置されており、前後一対となるシート状部材(1)の内のいずれか一方が欠錠で取り除かれ、他方が残っている場合にはそれを検知して対となるべきシート状部材(1)を搬送コンベア(5a)の搬送ラインから移動させこれを保持しておき、次の欠錠シート除去によって空欄となっている部分に前記保持シート状部材(1)を充填しペアリングを完成する。その具体的方法を図3及び4にて説明する。
【0019】
対修正部(6)は架台(2)に立設された前後一対の昇降ガイド(62)と、その間に配設されたシリンダにて構成された昇降部(61)並びに昇降ガイド(62)にスライド自在に挿通された昇降バー(63)、これに取り付けられた昇降フレーム(64)、その内側面に突設された昇降爪(65)とで構成されている。昇降部(61)のシリンダロット(68)は昇降フレーム(64)に取り付けられており、昇降部(61)を作動させる事により昇降フレーム(64)を昇降させることが出来るようになっている。昇降フレーム(64)は図3から分かるように搬送部(5)の搬送コンベア(5a)を両側から取り囲むような逆U字状の部材で、前記のように昇降フレーム(64)の内側から昇降爪(65)が突設しており、昇降フレーム(64)が仮想線で示すように下死点にいる場合にはコンベア(5a)にて搬送されているシート状部材(1)の下方に昇降爪(65)が位置するようになっている。
【0020】
シート状部材(1)は搬送コンベア(5a)による搬送時、搬送レール(52)上をスライドするようになっており、対修正部(6)にあってはシート状部材(1)の両端は架台(2)上に立設した柱(69)の上端に取り付けられたシートガイド(66)にてガイドされるようになっている。シート状部材(1)に欠錠がなく、搬送コンベア(5a)上からシート状部材(1)がピックアップされない場合には、昇降フレーム(64)は常に下死点にあり、昇降爪(65)はシート状部材(1)の下方に位置するようになっている。シート状部材(1)は搬送レール(52)上を搬送コンベア(5a)の搬送爪(51)によって後端を押されながら移送部(8)方向に移送され、対修正部(6)を通過していく。
【0021】
今、目視検査により搬送コンベア(5a)上から一枚の欠錠シートがピックアップされ、ペアとなるべき前後一対のシート状部材(1)の内の一方が欠けた場合、他方のシート状部材(1)が対修正部(6)に至るとこれを検知して昇降部(61)が作動し、昇降爪(65)が上昇してこのシート状部材(1)を図3の仮想線で示すように上死点に押し上げて保持する。これにより欠錠シートとして除去されたものとペアリングすべき他方のシート状部材(1)は、搬送ラインから離脱して保持される事になる。
なお、昇降爪(65)はシートガイド(66)を貫いて内側に突出するため、シートガイド(66)に穿設された爪用長孔(67)を通過するようになっている。これにより前記において作業者によりピックアップされて取り除かれたシート状部材(1)と対修正部(6)によって搬送ラインから持ち上げられたシート状部材(1)とで2つの搬送空間が連続して空き状態になる。(図1112参照)
【0022】
対修正部(6)を通過したシート状部材(1)は送入部(7)に送り込まれ、上下二段に振り分けられ、送入爪(図示せず)にて移送部(8)に送り込まれる事になる。ここで対修正部(6)の昇降爪(65)上によって持ち上げられたシート状部材(1)は、次の欠錠によってシート状部材(1)が取り除かれ、空欄となった部分が来るまで保持されて上死点で待機しており、空欄部分が対修正部(6)に至ったときこれを検知して昇降部(61)が逆方向に作動して昇降フレーム(64)が下降し、シート状部材(1)を搬送コンベア(5a)の空欄部分にはめ込み、これによってシート状部材(1)の前後一対のペアリングを完成させる事になる。(図1112参照)
【0023】
送入部(7)に送り込まれた一対のシート状部材(1)は前述のように上下に振り分けられて移送部(8)に供給されることになるのであるが、この部分の構造は既知の構造であり簡単に説明する。送入部(7)は上下に揺動する送入フラップレバー(71)と、送入フラップレバー(71)の送出端に一致して配設されている上下2段の2段送入台(72)とで構成されている。この上下の2段送入台(72)の間隔は後述する移送部(8)のシート載置片(86)に一致している。これにより前後一対のシート状部材(1)のいずれか一方が下段の送入台(72)に、他方が上段の送入台(72)に移送される。然る後、揺動する送入爪(図示せず)によって上下の送入台(72)上のシート状部材(1)が一度に移送部(8)のシート載置片(86)に移載される。シート状部材(1)の移載が終了するとバッファー部(8)のガイドベルト(85)が2ピッチ移動して空のシート載置片(86)が上下の送入台(72)に一致して停止する事になる。
【0024】
次にバッファーとして作用する移送部(8)の構造を図5、6によって詳述する。移送部(8)は図6に示すように駆動フレーム(81a)の中心に移送主軸(82)がスライド自在に挿通されており、移送主軸(82)の上端に上水平杆(83a)が、移送主軸(82)の下端に下水平杆(83b)がそれぞれ水平に取り付けられており、その先端にガイドローラ(84)が回動自在に枢着されている。ガイドローラ(84)の外周にはガイドベルト(85)が懸架されており、駆動部(81)によって一方向に無端回転駆動されるようになっている。ガイドベルト(85)の外周面には一定間隔にてシート載置片(86)が突設されており、各シート載置片(86)上に前述のようにシート状部材(1)が上下一対となって同時に供給されるようになっている。
【0025】
駆動部(81)は駆動ギア(87)とその上下に配設された従動ギア(88)とで構成されており、駆動ギア(87)と従動ギア(88)には駆動ベルト(89)が懸架されており、この駆動ベルト(89)がガイドベルト(85)のタイミングベルト(85a)に歯合してガイドベルト(85)を一方向に移動させるようになっている。駆動ギア(87)は駆動モータ(図示せず)に接続しており、駆動ベルト(89)に歯合して駆動ベルト(89)を一方向に無端駆動させ、これによってガイドベルト(85)が一方向に無端駆動させるようになっている。
【0026】
本実施例では、駆動ベルト(89)とタイミングベルト(85a)との歯合部分が確実に歯合するように駆動ベルト(89)とタイミングベルト(85a)の歯合部分は駆動ベルトガイド(13)の溝内を通過するようになっており、これにより確実に駆動ベルト(89)とタイミングベルト(85a)とが歯合して駆動ベルト(89)の駆動力をタイミングベルト(85a)に伝達するようになっている。
【0027】
移送部(8)の対修正部(6)側には間欠反転部(9)をメイン装置とする反転機構(H)が配置されており、シート載置片(86)に移載されたシート状部材(1)を反転するようになっている。即ち、図7、8に示すように間欠反転部(9)は、回転体(91)と、その外周にシート状部材(1)の一枚分の間隙(この部分がシート収納部(95)となる。)を設けて配置された反転片(92)並びに回転体(91)を回転させるための従動ギア(93)とで構成されており、前記従動ギア(93)が駆動ギア(94)に噛合している。(90)は回転軸で、回転体(91)と従動ギア(93)とを接続し、従動ギア(93)の回転力によって回転体(91)を180度間欠回転させるようになっている。
【0028】
間欠反転部(9)に隣接してシート挿脱部(14)が設けられており、間欠反転部(9)とシート挿脱部(14)とで反転機構(H)が構成される。シート挿脱部(14)は、駆動モータ(図示せず)に接続された駆動ギア(15)と、駆動ギア(15)の上下に配設されて駆動ギア(15)に噛合する直線ラック(16a)(16b)、上側の直線ラック(16a)に取着されているシート引出アーム(17a)並びに下側の直線ラック(16b)に取着されているシート送入アーム(17b)とで構成されている。
【0029】
シート引出アーム(17a)は、図7から分かるようにガイドベルト(85)の内側に、シート送入アーム(17b)は逆に外側に待機している。今、送入部(7)を通って移送部(8)に移載された上下で一対の表向きのシート状部材(1)はガイドベルト(85)と共に上昇して行き、間欠反転部(9)の直前に至り、シート収納部(95)とシート状部材(1)とが一致すると駆動ギア(15)が作動して直線ラック(16a)(16b)を直線運動させ、シート引出アーム(17a)によってシート載置片(86)から間欠反転部(9)の下側のシート収納部(95)(=間隙)に挿入移載される。一方、上側のシート収納部(95)には反転によって裏向きになったシート状部材(1)が存在するが、このシート状部材(1)がシート送入アーム(17b)にて押し出され、2段上のシート載置片(86)《この部分はその前のシート移送作用で空欄になっている。》に移送する。シート状部材(1)の移送が完了するとアーム(17a)(17b)は元の位置に戻り次の動作開始迄待機する。
【0030】
このようにして、対となるべきいずれか一方のシート状部材(1)が間欠反転部(9)に移載され、逆に間欠反転部(9)から裏向きになったシート状部材(1)をシート載置片(86)に移載すると駆動ギア(94)が駆動して回転体(91)を180度回転させ、シート状部材(1)を下死点から上死点に反転しこの状態で待機する。反転移送によって上死点に移動したシート状部材(1)は裏向きとなり、後述するようにシート移送作用で空欄となったシート載置片(86)が上昇してくるまでシート収納部(95)内で待機することになる。
【0031】
ガイドベルト(85)は一定方向(間欠反転部(9)側では上昇方向)に移動しているので、前記シート収納部(95)へのシート状部材(1)の移載によって空きとなったシート載置片(86)が2ピッチ上昇して間欠反転部(9)の上死点に一致するところまで移動する。これを検出して前述と同様、アーム(17a)(17b)を作動させ、下側のシート状部材(1)をシート載置片(86)から間欠反転部(9)のシート収納部(95)に移動させ、これと同時に上側の裏向きシート状部材(1)をシート収納部(95)からシート載置片(86)の空欄部分に移載する。これを繰り返すことにより上下一対のシート状部材(1)はいずれか一方が反転した状態となる。この状態でガイドベルト(85)と共に移動し、上水平枠(83a)の上を倒立状態で移動し続いて反対側に移動して行く。
【0032】
なお、バッファ主軸(82)は前述のように駆動フレーム(81a)に昇降自在に挿通されているので、何らかの理由により移送部(8)へのシート状部材(1)の供給が遅れた場合や逆にバンディングマシン(11)側で故障又は停滞が生じた場合、バッファ主軸(82)を昇降させてシート状部材(1)の移送部(8)への送り込み又は搬出を継続させ、移送部(8)の上流側又は下流側で故障又は停滞が生じても他方をそのまま稼働させる事ができる。
【0033】
移送部(8)の反対側は搬出部(10)が待機しており、搬出部(10)に一致したところで上下一対のシート状部材(1)が同時に搬出される。この場合、下側のシート状部材(1)は表向きであり、上側のシート状部材(1)は裏向であり、これらを同時に搬出部(10)側に移載する事により、表向きのシート状部材(1)が下に、裏向きのシート状部材(1)が上になって状態で重なり合って搬出されていく。
【0034】
搬出部(10)には搬出コンベア(10a)《供給コンベア(3a)や搬送コンベア(5a)と同様の構造であり、この部分もリンク機構にて置き換える事ができる。》が設置されており、更に搬出コンベア(10a)の端部に重ね合わされた上下一対のシート状部材(1)が複数組積み上げられる積み上げ機構部(19)が立設されており、重ね合わされた一対のシート状部材(1)が下から順次積み上げられていく。シート状部材(1)の積み上げが完了すると、積み上げ機構部(19)から排出されてバンディングマシン(11)に移載され、バンディングマシン(11)にてバンディングテープ(12)がその周囲にかけ巻回され一束になって結束され排出される事になる。
【0035】
【発明の効果】
本発明方法は、シート状部材は搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸の回りに反転するので、回転半径が非常に小さくなり、従って高速回転させることができた。更に、シート状部材を搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸の回りに反転させるので、シート状部材を自転させる必要がなく、反転機構を非常に簡単にする事が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状部材搬送装置の正面図
【図2】図1の平面図
【図3】本発明のシート状部材搬送装置の搬送部に設置される対修正部の横断面図
【図4】図3の対修正部の縦断面図
【図5】本発明のシート状部材搬送装置のバッファ用移送部近傍の拡大正面図
【図6】本発明のバッファ用移送部の部分省略拡大断面図
【図7】本発明の反転装置の正断面図
【図8】図7の部分斜視図
【図9】本装置で使用されるシート状部材の平面図
【図10】バンデングされたシート状部材の正面図
【図11】本発明方法のシート状部材のフローを示す説明図
【図12】本発明方法のシート状部材の他のフローを示す説明図
【図13】従来例の正面図
【図14】従来の反転機構の外観正面図
【図15】従来例の反転機構の内部構造の斜視図
【符号の説明】
(A)…シート状部材搬送装置
(H)…反転装置
(1)…シート状部材
(5)…搬送部
(8)…移送部
(5a)…搬送コンベア
(6)…対修正部
(61)…昇降部
(65)…昇降爪
(90)…回転軸
(95)…シート収納部

Claims (2)

  1. 所定の間隔を設けてシート状部材をその表面が互いに平行になるように段状に配列してその配列方向にシート状部材を搬送し、隣接するシート状部材のいずれか一方を反転させて隣接するシート状部材が交互に表裏となるようにシート状部材を配列して行くシート状部材の反転方法において、
    隣接する前記シート状部材のいずれか一方を搬送方向に対して直角方向に列から抜き出し、且つ列外にて前記搬送方向及び搬送面に対して直角方向の回転軸の回りにシート状部材を反転させ、然る後、反転したシート状部材を列の空き部分に戻す事特徴とするシート状部材の反転方法。
  2. 所定の間隔を設けてシート状部材をその表面が互いに平行になるように段状に配列してその配列方向にシート状部材を搬送する移送部と、移送部の搬送方向及び搬送面に対してその回転軸が直角方向に配設され、且つ前記シート状部材に向かって開口し、移送部から突き出されたシート状部材を収納するシート収納部が設けられており、回転軸の回りに反転した後、前記シート収納部からシート状部材を搬送部方向に突き出して移送部にシート状部材を戻す間欠反転部とで構成されている事を特徴とするシート状部材の搬送装置。
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