JP2018002334A - 容器の整列搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の容器を一方向に搬送しながら単列に整列させる容器の整列搬送装置であって、搬送物である容器の形体が、多角形状、または表面に凹凸を有した異形状などである場合であっても、ブリッジ状態に陥ることなく単列に整列させることが可能な、容器の整列搬送装置を提供する。【解決手段】複数の容器Vを一方向に搬送しながら単列に整列させる容器の整列搬送装置1において、搬送経路100の一方の側縁に沿って延出する第一ガイド部材(ガイド部材)21と、搬送経路100の他方の側縁において第一ガイド部材21と対向して配置されるベルトガイド機構(ベルトガイド手段)30と、を備える容器の整列搬送装置1であって、ベルトガイド機構30は、水平方向に回転する無端状の回転ベルト33と、回転ベルト33における搬送経路100側の一部を第一ガイド部材21側に押出すプッシャー機構(プッシャー手段)34とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば化粧品、健康食品、または高級食材などの封入に用いられるデザイン性に富んだ容器であって、多角形状の、または表面に凹凸を有した異形の容器を、搬送に伴い複数不整列から単列にする整列搬送装置の技術に関する。
従来より、無秩序に搬送される複数の円筒形状の容器を、搬送途中に一列に整列させて順に下流側へと搬送する、容器の整列搬送装置が知られている。
このような整列搬送装置は、主に搬送方向に向かって徐々に狭まる搬送経路を有して構成されており、当該搬送経路を通過することにより、複数不整列の状態の容器が単列に整列される。
ここで、整列搬送装置の搬送経路内においては、不意に数個の容器が平面視にて搬送方向との略直交方向に並んでしまい、これらの容器が搬送経路内にて詰まった状態(以下、「ブリッジ状態」と記載する)となる場合があった。
そこで、このようなブリッジ状態の発生を防止するための技術が、例えば「特許文献1」または「特許文献2」によって開示されている。
具体的には、「特許文献1」においては、搬送路の一の側縁に設けられた走行ガイドと、該走行ガイドの一部に設けられ、搬送上流側へ駆動される逆送りコンベヤと、前記搬送路の他の側縁における前記逆送りコンベヤと対向する位置に、前記搬送路の他の側縁から前記一の側縁の方向に、搬送下流側へ向かって斜めに設けられた幅寄せガイドとを備え、前記搬送路を複数列で搬送される被搬送物を単列化する整列搬送装置であって、前記逆送りコンベヤが、搬送下流側から搬送上流側に向かって前記搬送路から離反する方向に斜めに設けられたことを特徴とする整列搬送装置についての技術が開示されている。
また、「特許文献2」においては、円柱状の外形を有する容器を搬送するための並列した複数のコンベヤからなる搬送装置と、該搬送装置上に搬送される容器を複数不整列から単列にするための一対のガイドとを有し、該一対のガイドは、対向する面に多数個のローラをそれぞれ回転自在に配設しており、一方のガイドは前記搬送装置上を斜めに横断して設けた固定ローラガイドとし、他方のガイドは、長手方向に往復動する揺動装置を備えた揺動ローラガイドとし、これらからなる容器整列装置において、前記一対のガイドの間における搬送される容器が前記搬送装置の進行方向に対して垂直方向に並列する部位に対応する揺動ローラガイドのローラ間に、多数のローラから突出して容器側面と当接する突起を設け、この突起が前記揺動装置の往復動作に伴い上記並列する部位から容器の搬送方向に移動するよう往復動作範囲が設定されていることを特徴とする容器の揺動ガイド式整列装置についての技術が開示されている。
特開2010−215303号公報 特開平10−194440号公報
前記「特許文献1」および前記「特許文献2」による技術によれば、ブリッジ状態に陥ることを極力避けつつ、無秩序に搬送される複数の円筒形状の容器を、搬送途中に一列に整列させて順に下流側へと搬送することができる。
しかしながら、搬送物である容器の形体が、多角形状、または表面に凹凸を有した異形状などである場合、円筒形状の容器以上に搬送途中にブリッジ状態に陥り易く、たとえ前記「特許文献1」および前記「特許文献2」による技術を利用したとしても、このような形体からなる複数の容器に対してブリッジ状態を抑制することは困難であった。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、複数の容器を一方向に搬送しながら単列に整列させる容器の整列搬送装置であって、搬送物である容器の形体が、多角形状、または表面に凹凸を有した異形状などである場合であっても、ブリッジ状態に陥ることなく単列に整列させることが可能な、容器の整列搬送装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係る容器の整列搬送装置は、複数の容器を一方向に搬送しながら単列に整列させる容器の整列搬送装置において、搬送経路の一方の側縁に沿って延出するガイド部材と、前記搬送経路の他方の側縁において前記ガイド部材と対向して配置されるベルトガイド手段と、を備える容器の整列搬送装置であって、前記ベルトガイド手段は、水平方向に回転する無端状の回転ベルトと、該回転ベルトにおける前記搬送経路側の一部を前記ガイド部材側に押出すプッシャー手段とを有することを特徴とする。
このような構成を有することにより、例えば従来の整列搬送装置のような、回転ベルトの逆転方向(搬送方向との逆方向)への回転移動のみでは、ブリッジ状態に陥った複数の容器群を取り崩すことができないような場合であっても、本発明の整列搬送装置によれば、プッシャー手段によって回転ベルトにおける搬送経路側の一部をガイド部材側に押出すことにより、ブリッジ状態に陥った複数の容器群を確実に突き崩すことができる。
従って、本発明に係る容器の整列搬送装置によれば、円柱形状の外形を有する容器はもちろんのこと、例え搬送物である容器の形体が、多角形状、または表面に凹凸を有した異形状などである場合であっても、ブリッジ状態に陥ることなく単列に整列させることができる。
また、本発明に係る容器の整列搬送装置において、前記回転ベルトは、内周面に歯型を有しつつ、外周面が平面状である歯付きベルトにより構成されることが好ましい。
このように、本発明においては、内周面に歯型を有する歯付きベルトによって回転ベルトを構成することとしているため、例えば、回転ベルトの外周面を摺動させながら複数の容器を移動させようとする場合、容器が移動し難い状態、例えば、ブリッジ状態、容器が前後に詰まっている状態、またはそれらに近い状態などであって、回転ベルトと容器との間の摩擦力が大きく、回転ベルトと容器に滑りが生じ難い状態では、回転ベルトと駆動・従動プーリーとの間にて滑りが生じようとするが、回転ベルトと駆動・従動プーリーとの噛合状態によって、前記滑りの発生を確実に防止することができるため、より好ましい。
また、本発明においては、回転ベルトの外周面をフラットな平面状に形成することとしており、当該回転ベルトの外周面を摺動させながら容器を移動させる際のグリップ力を、確実に確保することができるためより好ましい。
さらに、プッシャー手段によって回転ベルトの搬送経路側の一部を押出す場合、内周側である歯付きベルトの歯付き側を押える方が、外周側であるフラット面を押えるのに比べて抵抗が小さく、回転ベルトを往復動させる際の摩擦抵抗を小さく抑えることができるため、粉塵等の発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る容器の整列搬送装置において、前記回転ベルトの回転方向は、所定のタイミングによって正転方向または逆転方向に切替えられることが好ましい。
このような構成を有することにより、例えば、ベルトガイド手段の近傍において、複数の容器がブリッジ状態に陥ったとしても、これらの容器に対して摺動しつつ逆転方向(搬送方向との逆方向)に回転する回転ベルトによって、一部の容器が搬送方向との逆方向に移動されることとなり、その結果、これら容器のブリッジ状態が容易に崩されることとなる。
なお、回転ベルトによって一旦搬送方向との逆方向へと移動された容器は、その後、正転方向(搬送方向)に切替った回転ベルトによって、再び搬送方向へと移動されることから、搬送経路上にて搬送される複数の容器において、ある特定の容器群が他の容器群に対して大きく離間するようなことはない。
また、本発明に係る容器の整列搬送装置において、前記プッシャー手段は、前記回転ベルトが逆転方向に回転している間、前記回転ベルトを前記ガイド部材側に押出す一方、前記回転ベルトが正転方向に回転すると、前記回転ベルトを基の位置に復帰させることが好ましい。
このような構成を有することにより、例えば、回転ベルトの正転回転時において当該回転ベルトがガイド部材側に押出されていると、ブリッジ状態が発生し易いが、本発明によれば、このようなブリッジ状態の発生を防止することができ、複数の容器を効率よく単列に整列させることが可能となる。
また、本発明に係る容器の整列搬送装置において、前記ベルトガイド手段は、前記回転ベルトが搬送方向の下流側に向かって前記ガイド部材側に傾斜するようにして配設されることが好ましい。
このような構成を有することにより、ベルトガイド手段は、搬送経路の外側であって、搬送設備上の空いたスペースを利用して効率よく配置することができるため、整列搬送装置全体としての設備レイアウトをコンパクトに収めることができる。
また、本発明に係る容器の整列搬送装置において、前記容器は、平面視多角形状の蓋体および/または筒状本体を有することが好ましい。
このような、単純な円筒形状の容器以上に搬送途中にブリッジ状態に陥り易い形体からなる容器であっても、本発明における整列搬送装置によれば、ブリッジ状態に陥ることなく単列に整列させることができる。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係る容器の整列搬送装置によれば、搬送物である容器の形体が、多角形状、または表面に凹凸を有した異形状などである場合であっても、ブリッジ状態に陥ることなく単列に整列させることができる。
本実施形態における、容器の整列搬送装置の全体的な構成を示した平面図。 整列搬送装置に備えられるベルトガイド機構の構成を示した平面図。 ベルトガイド機構およびその近傍を示した図であって、図2中の矢視Xの方向から見た断面正面図。
次に、本発明を具現化するための実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図1乃至図3中に示した矢印の方向によって、容器の整列搬送装置1の前後方向、左右方向、および上下方向を規定して説明する。
また、図1および図2においては、矢印Aの方向を容器Vの搬送方向と規定して説明する。
[整列搬送装置1]
先ず、本実施形態における、容器の整列搬送装置1(以下、単に「整列搬送装置1」と記載する)の全体的な構成について、図1および図3を用いて説明する。
整列搬送装置1は、一方向に無秩序に搬送される複数の容器V・V・・・を、搬送途中に単列(一列)に整列させて順に下流側へと搬送するための装置である。
ここで、整列搬送装置1によって搬送される容器Vとしては、例えば化粧品、健康食品、または高級食材などの封入に用いられるデザイン性に富んだ容器であって、平面視多角形状の蓋体および/または筒状本体を有する容器、または平面視円形状且つ外周面に凹凸を有した異形の蓋体および/または筒状本体を有する容器が挙げられる。
また、これらの容器Vの外形サイズは、高さ寸法が10mm以上、且つ幅寸法が20mm以上に設定されている。
即ち、本実施形態においては、容器同士の滑りが悪く回転し難い容器(蓋、本体の何れの場合であっても良い)や、サイズが小さい容器(蓋、本体の何れの場合であっても良い)、または容器表面にゴム等の弾性体を備えている容器などのような、ブリッジ状態(複数の容器V・V・・が搬送方向に対する平面視略直交方向に並んでしまい、搬送経路100内にて詰まった状態)に陥り易い形体からなる容器Vを、被搬送物の対象としている。
しかしながら、本実施形態における整列搬送装置1によれば、通常の円筒形状の容器についても、従来装置に比べてブリッジ状態の発生を低減できるので、対象となる容器の形状については限定されるものではない。
整列搬送装置1は、図1に示すように、主に搬送機構10、固定ガイド20、およびベルトガイド機構30などにより構成される。
搬送機構10は、複数の容器V・V・・・を水平方向、且つ一方向(矢印Aの方向)に向かって搬送するものであり、例えば既知のベルトコンベアなどにより構成される。
次に、固定ガイド20について説明する。
固定ガイド20は、搬送機構10によって搬送される複数の容器V・V・・・の搬送方向を規制するとともに、これらの容器V・V・・・を一列に整列させるためのものである。
固定ガイド20は、搬送機構10の搬送経路100上において、その一方(本実施形態においては右方)の側縁に沿って一直線状に延出して配設される第一ガイド部材21、およびその他方(本実施形態においては左方)の側縁にて第一ガイド部材21と対向しつつ当該第一ガイド部材21の延出方向に同じく延出して配設される第二ガイド部材22などにより構成される。
なお、第一ガイド部材21および第二ガイド部材22の本数については、本実施形態に限定されるものではなく、容器Vの高さや形状に合わせて任意に本数を増やしてもよい。
第一ガイド部材21は、例えば図3に示すように、一本の丸棒部材によって構成され、後述するベルトガイド機構30の回転ベルト33に対して左右方向(搬送方向との平面視直交方向)に対向して配置される。
一方、第二ガイド部材22は、例えば互いに上下方向に平行に配設される二本の丸棒部材によって構成されるとともに、上側に位置する第二ガイド部材22(以下、適宜「上側第二ガイド部材22A」と記載する)、および下側に位置する第二ガイド部材22(以下、適宜「下側第二ガイド部材22B」と記載する)によって、前記回転ベルト33(より具体的には、回転ベルト33においてプッシャー機構34によって押出される領域)を、上下間に挟み込むようにして配置される。
そして、図1に示すように、第二ガイド部材22は、搬送方向の上流側端部から中途部にかけて第一ガイド部材21と平行に配置されるとともに、前記中途部から搬送方向の下流側端部にかけて徐々に第一ガイド部材21側(本実施形態においては右側)に向かって傾斜するように配置されている。
これにより、搬送機構10の搬送面上において、第一ガイド部材21および第二ガイド部材22の間に形成される搬送経路100は、搬送方向の中途部より下流側端部に向かって徐々に幅寸法が狭められ、当該搬送経路100内を通過する複数の容器V・V・・・が、下流側端部に向かって徐々に一列に整列される。
なお、図3に示すように、本実施形態において、最も小型の外形サイズからなる容器V(以下、適宜「小型容器Va」)においては、第一ガイド部材21および下側第二ガイド部材22Bによって、その外周面を規制されるように設定されている。
また、最も大型の外形サイズからなる容器V(以下、適宜「大型容器Vb」)においては、第一ガイド部材21および下側第二ガイド部材22Bに加えて、上側第二ガイド部材22Aによっても、その外周面を規制されるように設定されている。
そして、搬送経路100上にて搬送される容器Vの外形サイズに関わらず、これらの小型容器Vaおよび大型容器Vb双方の外周面に、回転ベルト33が当接するように設定されている。
但し、高さ方向の配置については、本実施形態に限定されるものではなく、本実施形態における整列搬送装置1が対応する容器Vのサイズ、外観形状に合わせて、第一ガイド部材21、第二ガイド部材22、および回転ベルト33をそれぞれ個別に高さ方向に調整可能な構成として取付けてもよい。
次に、ベルトガイド機構30について説明する。
ベルトガイド機構30は、図1に示すように、搬送機構10によって搬送される複数の容器V・V・・・がブリッジ状態となるのを防止するためのものである。
ベルトガイド機構30は、搬送経路100の他方(本実施形態においては左方)の側縁において、第一ガイド部材21と対向して配置される。
また、ベルトガイド機構30には、詳細は後述するが、第二ガイド部材22に沿って水平方向に正転・逆転されるとともに、搬送経路100側に突出可能に設けられる無端状の回転ベルト33が備えられる。
そして、前記回転ベルト33によって、略密集して搬送される複数の容器V・V・・・が、搬送方向(矢印Aの方向)または逆搬送方向(矢印Aとの反対方向)へと向かう外力を付加されるとともに、第一ガイド部材21側(右側)へと押出される。
これにより、搬送機構10によって搬送される複数の容器V・V・・・のうち、搬送方向に対する平面視略直交方向に並び始めた数個の容器群V・V・・・が崩され、ブリッジ状態の発生が防止される。
[ベルトガイド機構30]
次に、ベルトガイド機構30の構成について、図1乃至図3を用いて詳述する。
ベルトガイド機構30は、図2に示すように、主に駆動プーリー31、従動プーリー32、回転ベルト33、およびプッシャー機構34などにより構成される。
駆動プーリー31は、例えば歯付きプーリー等により構成される。
また、駆動プーリー31は、軸心方向を上下方向として回転可能に支持される。
そして、駆動プーリー31には駆動モータ(図示せず)が連結されており、当該駆動モータによって、駆動プーリー31は、所定のタイミングによって回転方向を正転方向(図中における矢印Bの方向の方向であって、搬送方向に即する方向)または逆転方向(図中における矢印Cの方向であって、搬送方向との逆方向に即する)に交互に切替りつつ回転駆動される。
次に、従動プーリー32について説明する。
従動プーリー32は、駆動プーリー31と同様に、例えば歯付きプーリー等により構成される。
また、従動プーリー32は、駆動プーリー31の軸心と平行な軸心を有しつつ、当該駆動プーリー31と略前後方向に対向するようにして、回転可能に支持される。
そして、従動プーリー32は、例えば駆動プーリー31に対して近接・離間方向に移動可能に構成されており、これらの駆動プーリー31および従動プーリー32間の離間寸法を調整することにより、後述する回転ベルト33に所定の張力が付加されるようになっている。
なお、従動プーリー32の構成についてはこれに限定されるものではなく、例えば、近接・離間方向への可動機構を有することなく、所定の位置にて回転可能に支持されるとともに、駆動プーリー31と従動プーリー32との間にアイドラーを別途設け、該アイドラーを介して回転ベルト33に所定の張力を付加する構成としてもよい。
次に、回転ベルト33について説明する。
回転ベルト33は、例えば内周面に歯型を有しつつ外周面が平面状である、無端状の歯付きベルト等により構成される。
また、回転ベルト33は、前述した駆動プーリー31および従動プーリー32に捲回され、水平方向に回転可能に設けられる。
このような、駆動プーリー31、従動プーリー32、および回転ベルト33の構成については、本実施形態に限定されるものではなく、例えば丸ベルトや平ベルトなどのような、歯形状を有しないもので構成してもよい。
但し、本実施形態のように、各種プーリー31・32と回転ベルト33とを互いに噛合させる構成とした場合、例えば後述するように、回転ベルト33の外周面を摺動させながら複数の容器V・V・・・を移動させようとすると、回転ベルト33と容器Vとの間の摩擦力によって当該回転ベルト33がロック状態となり、各種プーリー31・32と回転ベルト33との間にて滑りが生じようとするが、各種プーリー31・32と回転ベルト33との噛合状態によって、前記滑りの発生を確実に防止することができるため、より好ましい。
なお、駆動プーリー31および従動プーリー32の構成については、本実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて前後方向を入れ替えてもよい。
また、回転ベルト33の外周面についても、本実施形態のような平面形状に限定されるものではなく、例えば内周面と同様に、歯形状が設けられる構成としてもよい。
但し、本実施形態のようにフラットな外周面とすれば、当該回転ベルト33の外周面を摺動させながら容器Vを移動させる際のグリップ力を、確実に確保することができるためより好ましい。
次に、プッシャー機構34について説明する。
プッシャー機構34は、回転ベルト33における搬送経路100側の一部を、第一ガイド部材21側(本実施形態においては、右側)に押出すためのものである。
プッシャー機構34は、例えばプッシャー板34Aおよびアクチュエータ34Bなどにより構成される。
プッシャー板34Aは、帯板状の平板部材により構成され、駆動プーリー31および従動プーリー32の間において、回転ベルト33の一方側(本実施形態においては、右側)の内周面に対向するように平面部を向けつつ、前後方向に延出して配置される。
なお、プッシャー板34Aの延出方向(前後方向)の両端部は、回転ベルト33の前記一方側(右側)の内周面との離間方向に傾斜するよう屈曲形成されており、後述するアクチュエータ34Bによって、プッシャー板34Aが前記一方側(右側)へと押出された状態において、駆動プーリー31と従動プーリー32との間を移動する回転ベルト33の内周面が、プッシャー板34Aの平面上へとスムーズに乗り移れる構成となっている。
アクチュエータ34Bは、例えば既知のエアシリンダー等により構成され、当該アクチュエータ34Bによって、プッシャー板34Aが回転ベルト33の内周面の前記一方側(右側)に向かって、出入可能に設けられる。
なお、アクチュエータ34Bの構成については、本実施形態に限定されるものではなく、アクチュエータ34Bについては、搬送機構10の駆動からリンク機構およびカム機構により連動させたものでもよく、プッシャー板34Aを所定方向に移動可能とするものであれば、何れのような構成であってもよい。
このような構成からなるプッシャー機構34において、例えば図3に示すように、プッシャー板34Aの位置が回転ベルト33と離間する位置(図3中のプッシャー板34A1によって示される位置。以下、適宜「戻限位置」と記載する)にある場合、回転ベルト33の一方側(右側)の外周面は、第二ガイド部材22(上側第二ガイド部材22Aおよび下側第二ガイド部材22B)の右端部に対して左側、即ち搬送経路100側との反対側に埋没した状態となり、例えば、この際の第二ガイド部材22の右端部から回転ベルト33の一方側(右側)の外周面までの寸法Y1は、約1mmに設定されている。
一方、プッシャー板34Aの位置が最も右側に突出した位置(図3中のプッシャー板34A2によって示される位置。以下、適宜「出限位置」と記載する)にある場合、回転ベルト33の一方側(右側)の外周面は、第二ガイド部材22の右端部に対して右側、即ち搬送経路100側に突出した状態となり、例えば、この際の第二ガイド部材22の右端部から回転ベルト33の一方側(右側)の外周面までの寸法Y2についても、前述した寸法Y1と同様に約1mmに設定されている。
なお、寸法Y1および寸法Y2の数値については、本実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すればよい。
以上のような構成からなるベルトガイド機構30は、回転ベルト33が搬送方向の下流側に向かって第一ガイド部材21側(右側)に傾斜するようにして配設される。
具体的には、図1に示すように、ベルトガイド機構30は、搬送経路100の搬送方向の中途部から下流側端部にかけて第一ガイド部材21側(右側)に傾斜する第二ガイド部材22に沿って配設される。
これにより、ベルトガイド機構30は、搬送経路100の外側であって、搬送機構10上の空いたスペースを利用して効率よく配置することができるため、整列搬送装置1全体としての設備レイアウトをコンパクトに収めることができる。
このように、搬送経路100の幅寸法が徐々に狭められる搬送方向の下流側において、ベルトガイド機構30は、回転ベルト33の一方側(右側)が上側第二ガイド部材22Aおよび下側第二ガイド部材22B(図3を参照)の間に位置するようにして配置される。
そして、前述したように、ベルトガイド機構30は、回転ベルト33の回転方向が所定のタイミングにて正転方向および逆転方向に切替りつつ、回転ベルト33の一方側(右側)の外周面が第二ガイド部材22より搬送経路100側に所定のタイミングにて繰り返し突出するように構成されている。
これにより、本実施形態におけるベルトガイド機構30によれば、例えば従来の整列搬送装置のような、逆転方向に回転ベルトが回転駆動されるのみの装置と比べて、搬送される複数の容器V・V・・・のブリッジ状態の発生を、より効果的に抑制することができる。
具体的には、例えば、ベルトガイド機構30の近傍において、搬送経路100上を搬送する数個の容器V・V・・・が、不意に搬送方向との平面視直交方向に並んでしまい、ブリッジ状態に陥ったとしても、これらの容器V・V・・・に対して摺動しつつ逆転方向(搬送方向との逆方向)に回転する回転ベルト33によって、一部の容器Vが搬送方向との逆方向に移動されることとなり、その結果、これら容器V・V・・・のブリッジ状態が容易に崩されることとなる。
なお、回転ベルト33によって一旦搬送方向との逆方向へと移動された容器Vは、その後、正転方向(搬送方向)に切替った回転ベルト33によって、再び搬送方向へと移動されることから、搬送経路100上にて搬送される複数の容器V・V・・・において、ある特定の容器群V・V・・・が他の容器群V・V・・・に対して大きく離間するようなことはない。
また、回転ベルト33の逆転方向への回転移動によって、これら容器V・V・・・のブリッジ状態を取り崩すことができなかったとしても、本実施形態においては、所定のタイミングによって回転ベルト33の一方側(右側)の外周面が搬送経路100側に所定のタイミングにて繰り返し突出するようになっており、これにより、これら容器V・V・・・のブリッジ状態は、確実に突き崩されることとなる。
ところで、ベルトガイド機構30の動作タイミングについては、例えば以下のように設定されている。
即ち、駆動プーリー31の回転方向(つまり、回転ベルト33の回転方向)の切替えについては、1秒間の逆転方向への回転、0.3秒間の回転停止、1秒間の正転方向への回転を、順に繰り返す設定となっている。
また、プッシャー機構34の押出し動作については、回転ベルト33の逆転方向への回転時に回転ベルト33を押出す一方、正転方向への回転時には、0.5秒程度押出状態を維持した後、回転ベルト33との離間方向に移動して元の位置に復帰する設定となっている。
このように、本実施形態において、プッシャー機構34は、回転ベルト33が逆転方向に回転している間、当該回転ベルト33を搬送経路100側(第一ガイド部材21側)に押出す一方、回転ベルト33が正転方向に回転すると、当該回転ベルト33を基の位置に復帰させる構成となっている。
なお、回転ベルト33の正転方向への回転時にプッシャー機構34の状態を基の位置に復帰させるのは、このような回転ベルト33の正転回転時において回転ベルト33が搬送経路100側に押出されていると、ブリッジ状態が発生し易いためである。
ここで、回転ベルト33の逆転方向への回転時間、および正転方向への回転時間は、ともに同じ時間間隔である必要はなく、例えば、逆転方向に2秒間回転し、正転方向に1秒間回転することとしたり、或いは逆転方向に3秒間回転し、正転方向に2秒間回転するなど、容器の種類や搬送条件などに基づき、適宜任意の時間間隔が選定される。
また、回転ベルト33の回転速度については、逆転方向および正転方向の何れの場合も同等に設定してもよく、或いはどちらか一方を他方に比べて速く(遅く)なるように設定してもよい。
さらに、搬送機構10の搬送速度との関係については、回転ベルト33の回転方向が正転方向または逆転方向の何れの場合であっても、前記搬送速度に対して速くなるように、または遅くなるように回転速度を設定してもよく、容器の種類や搬送条件などに基づき、適宜任意に選定される。
なお、以上に示したベルトガイド機構30の動作タイミングにおける具体的な数値については、本実施形態に限定されるものではなく、適宜任意に設定されることは言うまでもない。
1 整列搬送装置
21 第一ガイド部材(ガイド部材)
30 ベルトガイド機構(ベルトガイド手段)
33 回転ベルト
34 プッシャー機構(プッシャー手段)
100 搬送経路
V 容器

Claims (6)

  1. 複数の容器を一方向に搬送しながら単列に整列させる容器の整列搬送装置において、
    搬送経路の一方の側縁に沿って延出するガイド部材と、
    前記搬送経路の他方の側縁において前記ガイド部材と対向して配置されるベルトガイド手段と、
    を備える容器の整列搬送装置であって、
    前記ベルトガイド手段は、
    水平方向に回転する無端状の回転ベルトと、
    該回転ベルトにおける前記搬送経路側の一部を前記ガイド部材側に押出すプッシャー手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする容器の整列搬送装置。
  2. 前記回転ベルトは、内周面に歯型を有しつつ、外周面が平面状である歯付きベルトにより構成される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の容器の整列搬送装置。
  3. 前記回転ベルトの回転方向は、
    所定のタイミングによって正転方向または逆転方向に切替えられる、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の容器の整列搬送装置。
  4. 前記プッシャー手段は、
    前記回転ベルトが逆転方向に回転している間、前記回転ベルトを前記ガイド部材側に押出す一方、
    前記回転ベルトが正転方向に回転すると、前記回転ベルトを基の位置に復帰させる、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の整列搬送装置。
  5. 前記ベルトガイド手段は、前記回転ベルトが搬送方向の下流側に向かって前記ガイド部材側に傾斜するようにして配設される、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の容器の整列搬送装置。
  6. 前記容器は、平面視多角形状の蓋体および/または筒状本体を有する、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の容器の整列搬送装置。
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