JPH0628739U - 列車速度検出装置 - Google Patents
列車速度検出装置Info
- Publication number
- JPH0628739U JPH0628739U JP6844692U JP6844692U JPH0628739U JP H0628739 U JPH0628739 U JP H0628739U JP 6844692 U JP6844692 U JP 6844692U JP 6844692 U JP6844692 U JP 6844692U JP H0628739 U JPH0628739 U JP H0628739U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 数種の列車編成で運転される列車の速度を車
外で測定する。 【構成】 軌道の側方に列車1の先端から後端までの通
過時間を測定する1個の赤外線センサ2を設け、その検
出時間と列車編成による車両の長さによってコンピュー
タ4で速度を演算させる。センサを小間隔で2個設けて
演算値相互の平均値により精度を高めるとともに、相互
の差によって検出装置の異常を検出することができる。
演算結果は表示器5に表示させ、記録装置6に記録させ
る。 【効果】 列車の速度が速くても十分な検出精度が得ら
れ、設置操作が簡単でスペースも小さく設置場所の制約
がない。2個のセンサを設けることにより、列車の走行
方向を検出し、精度の向上と装置の異常検出ができる。
外で測定する。 【構成】 軌道の側方に列車1の先端から後端までの通
過時間を測定する1個の赤外線センサ2を設け、その検
出時間と列車編成による車両の長さによってコンピュー
タ4で速度を演算させる。センサを小間隔で2個設けて
演算値相互の平均値により精度を高めるとともに、相互
の差によって検出装置の異常を検出することができる。
演算結果は表示器5に表示させ、記録装置6に記録させ
る。 【効果】 列車の速度が速くても十分な検出精度が得ら
れ、設置操作が簡単でスペースも小さく設置場所の制約
がない。2個のセンサを設けることにより、列車の走行
方向を検出し、精度の向上と装置の異常検出ができる。
Description
【0001】
本考案は、新幹線や在来線の特急列車などのように、決められた長さの編成で 運転される列車の速度を、車外で測定する検出装置に関する。
【0002】
列車などの車両の速度を車外において測定する場合は、列車の走行方向に一定 の距離で設置された2個の非接触形列車検出器を設け、一方の検出器と他方の検 出器がそれぞれ車両を検知したときの時間差と、前記一定の距離によりコンピュ ータを用いて速度を検出している。(特開昭56−30652、特開昭56−1 68164、特開昭60−4865ほか)
【0003】
このような検出装置では、列車速度を検出するために2個の検出器を所定の間 隔で設置する必要があり、列車の速度が速くなると、誤差を小さくするために検 出器の設置間隔を大きくし、設置間隔も正確にする必要があり、設置に手間がか かるだけでなく、検出器相互間のケーブルが長くなるなどの欠点がある。
【0004】
本考案は、列車軌道の側方に1個の非接触形の車両センサたとえば赤外線セン サを設け、列車の先端から後端までの通過時間を測定し、あらかじめ列車編成に よる車両の長さを記憶させたコンピュータによって速度を演算して表示させるよ うにしている。また、車両センサを任意の小間隔で2個設けることにより、列車 の走行方向を検出させるとともに、検出装置の誤差を少なくし、装置の異常を検 出表示させる。
【0005】
図1は基本的な実施例を示すもので、1は列車、2は列車を検出する車両セン サで、たとえば赤外線センサを用いている。3は列車編成選択器、4はコンピュ ータで、入力処理回路4a、演算処理回路4b、記憶回路4c、出力処理回路4 dをそなえている。5は表示器、6は記録装置で、たとえばプリンタ61やメモ リカードリーダ/ライタ62をそなえている。7はリレー出力である。
【0006】 新幹線の列車の長さLは車両編成に応じて、6両編成で150m、12両編成 では300m、16両編成のときは400mになっており、在来線の特急列車な ども車両編成によって長さがほぼ決まっている。また、どのような編成の列車が 通過するかは時刻表によって判断できる。したがって、つぎに通過する列車の長 さは、測定前にあらかじめ列車編成選択器3によってコンピュータ4にインプッ トされる。 なお、新幹線のように列車の編成が数種類に限定されている場合は、その都度 入力せずに、それぞれの列車編成に応じた数種の長さをあらかじめインプットし ておくようにしてもよい。
【0007】 列車1が通過すると、赤外線センサ2が列車の先端位置で動作し、列車の後端 が通過するまで動作を継続する。この赤外線センサ2の出力はコンピュータ4に 入力され、動作継続時間(t秒)をコンピュータ4の入力処理回路4aで計測す る。 コンピュータ4は、あらかじめ列車編成選択器3で選択され記憶している列車 の長さL(m)から、速度S(Km/H)を
【数1】 S=(L×60×60)÷t×1000 により演算し、表示器5に表示する。
【0008】 表示器5には、図2に例示するように、測定日51と検出時刻52、選択され た列車の長さ53および検出速度54が表示され、検出されたデータは、プリン タ61で打ち出すことができ、メモリカードリーダ/ライタ62でメモリカード に記憶させるとともに、必要により騒音計等を動作させるリレー出力7を出力す るようにしている。
【0009】 なお、数種類たとえば3種類の列車の長さをインプットした場合に、列車編成 選択器からの指示がない場合は、コンピュータ4に記憶された各長さごとに速度 が表示される。 赤外線センサ2の動作が1秒以下の場合は、列車以外の通過によるものとして 入力処理回路4aでカットされ、速度の検出を行わないようにしている。
【0010】 図3の実施例は、速度とともに列車の進行方向を検出し、装置の異常も検出で きるようにしたもので、図1と同じ部分は同一の符号を付してある。 21、22は列車を検出する車両センサたとえば赤外線センサ、8は異常表示 器たとえば表示灯やブザーである。
【0011】 赤外線センサ21と22を軌道の側方に沿って任意の間隔で設置しておけば、 列車1が矢印のように右から左に通過(たとえば下り方向)すると、先に赤外線 センサ21が列車の先端位置を検出し、つぎに赤外線センサ22が列車の先端位 置を検出する。この検出信号の立ち上がりをコンピュータ4で比較し、赤外線セ ンサ21からの信号の立ち上がりが、赤外線センサ22の信号より早かった場合 は、表示器5に「下り」の表示を行う。
【0012】 また、各赤外線センサ21、22は列車の後端が通過するまで動作し、その出 力はコンピュータ4に入力され、動作継続時間に応じてコンピュータ4の入力処 理回路4aでそれぞれの動作継続時間(t秒)を計測し、演算処理回路4bで前 記の(数1)により速度S(Km/H)を演算する。
【0013】 演算されたそれぞれの速度は、出力処理回路4dで比較され、両方の検出値相 互の差の割合が、あらかじめ設定した基準値より小さい時は、両方の検出値の平 均値を演算値として出力し、表示器5に表示する。 検出値相互の差の割合が基準値より大きい時は、異常信号を異常表示器8に出 力する。異常表示は表示器5の表示面に設けるようにしてもよい。 また異常の場合は、表示器5に検出値の平均値を表示せずに、両方の検出値を 表示させ、プリンタ61およびメモリカードリーダ/ライタ62にも、両方の検 出値を記録させて異常原因の調査資料にする。
【0014】 図4は、3種類の編成が記憶されており列車編成選択器3からの長さの指定が ないときに、異常が発生した場合の表示例を示すもので、測定日51と時刻52 とともに、列車編成の長さ53ごとに両方の速度検出値54を表示している。5 5は検出器番号、56は列車の進行方向を示す表示であり、両方のデータが表示 されたことで異常を知ることができる。 異常がない場合は、速度検出値54としては平均値だけが表示され、検出器番 号55も表示されない。
【0015】
このように、本考案は列車の軌道側方に設けた1個の非接触形の車両センサで 列車の通過時間を検出し、あらかじめ列車編成による車両の長さを記憶させたコ ンピュータによって速度を演算して表示させるようにしているので、列車の速度 が速い場合も十分な検出精度を得られ、車両センサを任意の場所に設置できるの で設置操作が簡単で、長いケーブルを必要とせず、設置スペースも小さく、設置 場所の制約を受けない利点がある。
【0016】 また、任意の僅かな間隔で2個の車両センサを設けることにより、列車の走行 方向の検出ができ、検出装置の精度を向上させるとともに、装置の異常を検出で きるなどの効果が得られる。
【図1】本考案の実施例を示すブロック図である。
【図2】表示例を示す正面図である。
【図3】他の実施例を示すブロック図である。
【図4】図3の実施例における異常時の表示例を示す正
面図である。
面図である。
1 列車 2 車両センサ 3 列車編成選択器 4 コンピュータ 5 表示器 6 記録装置 7 リレー出力 8 異常表示器 61 プリンタ 62 メモリカード
リーダ/ライタ
リーダ/ライタ
フロントページの続き (72)考案者 上田 哲司 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 松本 卓也 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 軌道の側方に列車の先端から後端までの
通過時間を測定する1個の非接触形の車両センサを設
け、前記車両センサの検出時間とあらかじめ記憶させた
列車編成による車両の長さによって速度を演算するコン
ピュータと、前記コンピュータの演算結果を表示する表
示器と、演算結果を記録する記録装置をそなえたことを
特徴とする列車速度検出装置。 - 【請求項2】 軌道の側方に任意の間隔で設置し、それ
ぞれ列車の先端から後端までの通過時間を測定する2個
の非接触形の車両センサを設け、先に動作した車両セン
サを検出して列車の進行方向を判別するとともに、それ
ぞれの車両センサの検出時間とあらかじめ記憶させた列
車編成による車両の長さによって速度を演算し、それぞ
れの演算結果の差の割合が、基準値より小さい時は平均
値を、大きい時は異常信号を出力するコンピュータと、
前記コンピュータの演算結果を表示する表示器と、演算
結果を記録する記録装置をそなえたことを特徴とする列
車速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6844692U JPH0628739U (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 列車速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6844692U JPH0628739U (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 列車速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628739U true JPH0628739U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=13373943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6844692U Pending JPH0628739U (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 列車速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628739U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005283495A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Railway Technical Res Inst | 移動体の速度測定装置 |
WO2013072999A1 (ja) | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士通株式会社 | 電子装置、携帯端末及び速度計測方法 |
JP2017167123A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-09-21 | メトラー−トレド ゲーエムベーハー | 測定領域内を移動する車両によって運ばれる物体を寸法測定するための装置および方法 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP6844692U patent/JPH0628739U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005283495A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Railway Technical Res Inst | 移動体の速度測定装置 |
WO2013072999A1 (ja) | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士通株式会社 | 電子装置、携帯端末及び速度計測方法 |
US9229023B2 (en) | 2011-11-14 | 2016-01-05 | Fujitsu Limited | Electronic apparatus, mobile terminal, and velocity measuring method |
JP2017167123A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-09-21 | メトラー−トレド ゲーエムベーハー | 測定領域内を移動する車両によって運ばれる物体を寸法測定するための装置および方法 |
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