JPS5811678B2 - 高速道路における交通事故検出装置 - Google Patents

高速道路における交通事故検出装置

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JPS5811678B2
JPS5811678B2 JP9382576A JP9382576A JPS5811678B2 JP S5811678 B2 JPS5811678 B2 JP S5811678B2 JP 9382576 A JP9382576 A JP 9382576A JP 9382576 A JP9382576 A JP 9382576A JP S5811678 B2 JPS5811678 B2 JP S5811678B2
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JP
Japan
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data processing
traffic
speed
processing device
time
Prior art date
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JP9382576A
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JPS5319000A (en
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中崎勝一
中堀一郎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高速道路等におい才通過車輛の数ないしその
通過速度から得られる情報によって交通事故の発生を検
出する装置に関するものである。
従来、高速道路の交通事故検出装置としては、第1図に
示すように、高速道路1の2地点(通常250 m程度
の間隔の)にそれぞれ時間オキユパンシ−値を検出する
検出器2,3を設置し、下流側の検出器2によって検出
される成る時点での時間オキユパンシ−値と、設置区間
の平均旅行時間だけ過去(通常測定ステップの1ステツ
プ前)の上流側検出器1の時間オキユパンシ−検出値と
の:差を算出し、その差が所定値より大きくなったこと
によって当該道路区間内での交通事故の発生を検知する
、いわゆる差分オキユパンシ−法と呼ばれる方式が用い
られている。
すなわち、第1図に一例を示すようにそれぞれの地点に
端局装置としてレジスタ4および5が設けられ、少くと
も上流側の端局装置のレジスタ4は測定ステップの2ス
テップ分のデータを保持できるシフトレジスタ形式のも
のである。
このように構成された各端局装置からレジスタ4の1ス
テツプ前のデータとレジスタ5における当該ステップの
データとを中央処理装置6に送り、中央処理装置6にお
いて両者の差を算出し、その差が所定閾値を超えたこと
によって交通事故の発生を検知している。
このような差分オキユパンシ−法はイタリーのナポリ、
アメリカのロスアンジエルスの高速道路で用いられたも
のである。
しかしこのような手法では、交通事故によって道路が完
全に封鎖されない小さな事故の場合は、2地点間の時間
オキユバ;ンシーの差の時間変化は緩慢であり、上流側
の検出点に事故渋滞が波及しなければ交通事故の発生を
明確に識別出来ず交通事故発生から検出までの所要時間
が大きいことと、検出区間が短かいため高速道路に設置
する場合番とは検出器が多数必要であるという欠点を有
する。
この発明は上記従来装置の欠点に鑑みてなされたもので
、従来の差分オキユパンシ−法に較べ、事故発生から検
出までの所要時間及び検出の誤り率の小さい事故検出法
の確立と検出区間長の増大を図ることを目的とするもの
である。
第2図はこの発明の一実施例を示す構成系統図で、高速
道路1の所定距離へだてて車輛通過および通過速度検出
器7,8を設け、更にこれ等の検出器7,8から得られ
るデータから所定単位時間当りのそれぞれの通過量(交
通量)qおよび当該単位時間に通過する車輛の速度の逆
数和(速度調和)sを算出する端末データ処理装置9,
10を設げである。
こわらの端末データ処理装置9,10のデータは所定時
間毎にデータ伝送システムによって中央データ処理装置
6に送られ、後に詳述する処理を行なって当該道路区間
の交通事故の発生を検知する。
検出器7,8はある距離(従来の差分オキユパンシ−法
に較べてはるかに長く、通常1〜1.5Kmの長さ)を
隔てた高速道路1上の2地点に設置され、それぞれ車輛
の通過、及び通過速度を計測できるものとする。
ある時間間隔(検出地点間の旅行時間の1/10〜l/
2程度の長さ;通常10〜12秒でこの時間間隔をタイ
ミング信号の間の長さとする。
)において通過した車輛台数、速度調和を車輛通過毎に
更新し、これを自己のレジスタに貯える機能を端末デー
タ処理装置9,10がもっている。
中央データ処理装置6に所定時間間隔でデータが送られ
ると、端末データ処理装置9,10のレジスタの内容は
クリアされ、次の送信時刻まで改めて交通量、速度調和
を蓄積する。
これらの端末データ処理装置9,10の出力はデータ伝
送システムを通って中央データ処理装置6に送られる。
中央データ処理装置6では、これら端末データ処理装置
9,10からのデータを用いて各時刻(通常タイミング
信号の時刻)の時系列を作る。
この時系列を用いて交通事故検出を行う。
以下、所定単位時間毎に送られてくる交通量q、速度調
和Sの時系列を用いて交通事故発生を識別する手法につ
いて簡潔に述べよう。
このとき単位距離に存在する車輛台数(交通密度)ρと
速度調和Sとの間には次の関係が成立している。
但し、 E(X)はXの期待値を示すものとする。
〔1〕の関係式は容易に次のように導(ことができる。
今、検出点近傍の密度をρ、速度分布関数をf s (
v)とする。
速度Vをもつ交通密度及び交通量をそれぞれρv、qv
とすれば次式が成立する。
これらの式を用いれば、Sの期待値は次のようになる。
したがって、〔4〕式より〔13式が成立することがわ
かった。
このように速度調和は検出地点近傍の交通密度をよく表
わすので、これと交通量の時系列によって当該道路区間
の道路状態を把握することができる。
今、区間の両端点(上流点、下流点)をそれぞれa、b
とし、それぞれその地点の値にこの添字を附して表わす
と、下流側の速度調和と交通量の推定値5b(k)、
q’1v(k)はサンプリング時刻kに対して となる。
ただし、αaa(m)、αa b(m) 、αb a
(m) pαb b(m)、 (m = 1.2.3
・・・・M )は自己回帰過程の係数で、Mはその次数
、βaa(m)、βa b(m)、 βba(m)βb
b(m)、 (m= 1.2.3・・・・・・L)は移
動平均過程の係数で、Lはその次数を表わしている。
これらの係数とその次数は当該道路区間の両端点での時
系列解析によって予め定めておく。
下流側検出点での速度調和と交通量に対する予測誤差を
それぞれε(k)、ε′(k)と表わすと、次式が成立
する。
〔7〕、〔8〕式で得られる予測誤差ε1k)、ε′τ
k)はいずれもそれぞれ特有の分散σ2べσ2ε〜持ち
、零平均を持つ正規雑音とみなすことができる。
(この分散σ261.σ28〃の値は時系列解析によっ
て予め定めておく。
)それぞれの予測誤差ε’(k)、ε″(k)の時間的
に連続したn個の標本を均した値7,1′を次式によっ
て算出する。
このとき、次式が成立すれば交通事故が発生したものと
識別する。
ここでZct//!は予め定めた閾値であり、αは〔l
l〕。
〔12〕式による判定の危険率であり、Zα/2との間
には次式の関係が成り立つ。
なお[11) 、(12)式による判定誤りを避けるた
めの保護機構として[11,1,(12)式のnを1か
ら有限個(たとえばl、2.・・・・・・、5)まで考
え、これが連続して定めた有限回[11〕、(12)式
が閾値を超えた場合事故と判定している。
[11) 、 [12〕式の判定のうち、どちらを優先
するか、あるいはAND論理(ともに事故と判定したと
きにかぎり事故発生と判定する論理方式)、OR論理(
どちらか一方が事故と判定すれば、事故発生と判定する
論理方式)にするかは、当該道路区間の状態、使用目的
により選択することができる第3図は従来の時間オキユ
パンシ−法による場合とこの発明の装置による場合との
正常交通時の予測誤差の一例を示し、破線Aは従来手法
によるもの、実線Bはこの発明の装置によるもので、従
来のものの許容域L1に比して、この発明のものの許容
域L2は小さく、すなわち誤り率が小さく信頼性が高い
ことが判る。
第4図および第5図はこの発明の装置による予測誤差の
時系列の一例を、交通正常時と事故発生時とについて示
す。
これらの図から、この発明の装置では高い信頼度で短時
間に事故検出が可能であることが判る。
上記実施例では交通量および速度調和を用いたが、それ
らのデータのいずれか一方を用いても目的は達せられる
以上詳述したように、この発明では高速道路の2地点で
観測した所定時間毎の交通量もしくば速度調和のデータ
をもととして、上流側の過去及び現在のデータから下流
側のデータを予測し、下流側の実測値との差を監視し、
この差を均らした値が所定閾値を超えることによって当
該地点間の交通事故の発生を検出するので、2地点間の
距離を大きくとることができ、これによって所要設備機
器の数を少くできるとともに、その検出も高信頼度で短
時間で行なえるという大きな効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の構成を示す系統図、第2図はこの発
明の一実施例を示す構成系統図、第3図は従来装置とこ
の発明の装置とによる正常交通時の予測誤差の比較例を
示す図、第4図および第5図はこの発明の装置によるそ
れぞれ正常時および事故時の予測誤差の時系列の一例を
示す図である。 図において、1は高速道路、7,8ば車輛通過および通
過速度検出器、9.10は所定単位時間の交通量および
速度調和を算出する端末データ処理装置、6ば中央デー
タ処理装置である。 なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高速道路の互いに距った少くとも2つの地7Qに設
    けられそれぞれの地点における車輛の通過および当該車
    輛の通過速度を検出する検出器、この検出器の出力から
    所定単位時間当りの上記各地店での交通量および速度調
    和を算出する端末データ処理装置、並びにこの端末デー
    タ処理装置からの出力を上記所定単位時間毎に受取り時
    系列的に蓄積するとともに、上流側の地点に対応する上
    記蓄積されたデータから下流側の地点の交通量もしくは
    速度調和を予測し、この予測値と上記下流側の地点に対
    応する上記端末データ処理装置からの咬通量もしくは速
    度調和出力との差を算出し、上計差を均らした値が所定
    閾値を超えることによって上記両地点間の交通事故の発
    生を検出する中央データ処理装置を備えてなる高速道路
    における交逍事故発生検出装置。
JP9382576A 1976-08-05 1976-08-05 高速道路における交通事故検出装置 Expired JPS5811678B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9382576A JPS5811678B2 (ja) 1976-08-05 1976-08-05 高速道路における交通事故検出装置

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JP9382576A JPS5811678B2 (ja) 1976-08-05 1976-08-05 高速道路における交通事故検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5319000A JPS5319000A (en) 1978-02-21
JPS5811678B2 true JPS5811678B2 (ja) 1983-03-04

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ID=14093163

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JP9382576A Expired JPS5811678B2 (ja) 1976-08-05 1976-08-05 高速道路における交通事故検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58207405A (ja) * 1982-05-26 1983-12-02 オムロン株式会社 道路における事故検出方法
WO1995015920A1 (fr) * 1993-12-09 1995-06-15 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Procede et dispositif de production d'oxyde d'aluminium

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5319000A (en) 1978-02-21

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