JPH06286881A - 荷役設備における防風雨装置 - Google Patents

荷役設備における防風雨装置

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JPH06286881A
JPH06286881A JP7727593A JP7727593A JPH06286881A JP H06286881 A JPH06286881 A JP H06286881A JP 7727593 A JP7727593 A JP 7727593A JP 7727593 A JP7727593 A JP 7727593A JP H06286881 A JPH06286881 A JP H06286881A
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正英 岡
Teruaki Maeda
照明 前田
Sumio Takeda
純男 武田
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 風雨時に船舶Sの荷を積卸しする際、風受け
梁6を下降させることにより、防風雨カーテン12で荷
役作業場を覆うよう構成し、また折り畳み伸縮自在な吊
持体7の一側を屋根5に取り付け、他側を水平桁梁6に
取り付けた両端支持梁構造とした。 【効果】 作業者や荷が風雨にさらされることなく荷役
作業を行うことができ、また水平方向に働く風荷重に対
しても充分に耐えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば港湾施設に設け
られる荷役設備における防風雨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷役設備における防風雨装置は、
図13に示すように、建屋50から海側にブーム51を
突出し、このブーム51の先端部に、防風雨カーテン
(覆体)52の昇降を案内する支柱(風受梁)53を設
けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、防風雨カーテン52に働く風荷重は支柱53で受け
ることになる。しかしこの支柱53は、その一端をブー
ム51に支持した片持構造であるので、防風雨カーテン
52に大きな風荷重が働いた場合には充分に耐えること
が難しいといった課題がある。
【0004】そこで本発明は上記課題を解決し得る荷役
設備における防雨装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、岸壁に沿って立設された複数の支
柱と、該支柱の上端部に配置されるとともに、海面の上
方まで延設された屋根または岸壁側から海面の上方まで
突出可能に設けられた屋根とを具えた荷役設備におい
て、前記各支柱に昇降レールが配置され、該昇降レール
に水平桁梁が昇降自在に設けられ、該水平桁梁は、岸壁
寄り側に配置された案内ローラーを介して昇降レールに
昇降自在に案内されて海側に突出された支持体と、該支
持体の海寄り側に略水平に横架された連結体とから構成
され、前記水平桁梁は折り畳み自在な複数の吊持体を介
して前記屋根に吊持され、前記屋根と水平桁梁との間に
前記吊持体に取り付けられた防風雨カーテンが設けら
れ、前記水平桁梁を昇降するための昇降装置が設けられ
たものである。
【0006】
【作用】上記構成において、晴天時や無風時又は暴風時
は、昇降装置を駆動して水平桁梁を上昇させて吊持体を
折り畳むとともに防風雨カーテンを折り畳んで屋根側に
収納し、この状態で作業者は岸壁に着けた船舶に対して
荷の積卸しをし、雨天時や風があるときは昇降装置を駆
動すると、案内ローラーが昇降レール上を転動して支柱
に沿って水平桁梁が下降し、水平桁梁の下降に伴って吊
持体および防風雨カーテンが下側に伸長して荷役作業場
を防風雨カーテンで覆うので、荷や作業者が風雨にさら
されることなく荷役作業をでき、吊持体は一側が屋根に
取り付けられて他側が水平桁梁に取り付けられた両端支
持梁構造となって、水平方向に働く風荷重に耐える。
【0007】
【実施例】以下、本発明荷役設備における防風雨装置の
実施例を図1の全体正面図、図2の水平桁梁の平面図、
図3の要部側面図、図4の防風雨カーテンおよび吊持体
の正面図、図5の防風雨カーテンおよび吊持体の側面
図、図6の吊持体の要部拡大正面図、図7の吊持体の要
部拡大側面図、図8の防風雨カーテンと吊持体の取り付
け部の拡大正面図、図9のA−A線矢視図、図10のB
−B線矢視図に基いて説明する。
【0008】まず、本発明の実施例における荷役設備に
おける防風雨装置は、図1ないし図3に示すように、岸
壁1に沿って前後一対の支柱2,3が立設固定され、該
支柱2,3の上端部にトラス構造からなるとともに海面
4の上方まで延設された屋根5が固定されている。
【0009】前記各支柱2,3側面に昇降レール2a,
3aが形成され、該昇降レール2a,3aに平面視コ字
形の水平桁梁(立体トラス架構)6が案内ローラーRを
介して昇降自在に設けられ、該水平桁梁6は、岸壁1寄
り側に配置され案内ローラーRを介して前記昇降レール
2a,3aに昇降自在に案内されるとともに、海側Cに
突出された支持体24,25と、該両支持体24,25
の海寄り側に略水平に横架された連結体26とから平面
視コ字形に形成されている。
【0010】この水平桁梁6は図1および図3で示すよ
うに、折り畳み自在な複数の吊持体7を介して前記屋根
5に吊持され、該吊持体7は図4ないし図7に示すよう
に、複数の断面I型又はボックス型のリンク8,9から
構成され、上下のリンク8,8が軸8a,8aを介して
それぞれ屋根5、水平桁梁6に取り付けられ、前記各リ
ンク8,9は肉厚部8b,9aに貫通された支軸10を
介して互いに折畳み伸長自在に連結され、図6に示すよ
うに各リンク8,9の間に取り付けられたヒンジ11に
よって回動範囲を制限されて、吊持体7の伸長姿勢でく
字形に連続する。
【0011】この吊持体7の外側に、吊持体7の折畳み
伸縮方向と直交する方向に折畳み伸縮自在な防風雨カー
テン12が配置され、該防風雨カーテン12は、図4に
示すように、ヒンジ13を介して回動自在に連結された
複数のカーテン板14から構成され、上端12aが前記
屋根5に回動自在に取り付けられるとともに下端12b
が前記水平桁梁6の上面に介して回動自在に取り付けら
れ、中間部12cが前記吊持体7の中間部7a側面に把
持手段16を介して把持されている。
【0012】該把持手段16は、図8ないし図10に示
すように、前記防風雨カーテン12の中間部12cに配
置されて前記ヒンジ15の中心軸15aを同心とする環
状体17と、該環状体17から吊持体7に向けて突出さ
れた脚体18と、該脚体18と吊持体7との間に配置さ
れた台19と、前記脚体18に台19を固定するための
固定体20と、前記吊持体7の中間部7aにねじ21を
介して固定されるとともに台19を固定するための把持
体22とから構成されている。
【0013】また前記水平桁梁6を昇降するための昇降
装置27が設けられ、該昇降装置27は、図1および図
3に示すように、前記屋根5の先端に取り付けられた滑
車28と、前記水平桁梁6の連結体26下面に取り付け
られた滑車29と、この両滑車28,29に掛渡された
ワイヤーロープ30と、前記屋根5に設置されてワイヤ
ーロープ30を巻き上げるためのウインチ32とから構
成されている。
【0014】なお、前記屋根5の下側には、荷を積卸し
するためのクレーン31が設置されている。次に作用を
説明すると、晴天時や無風時又は暴風時はワイヤーロー
プ30を巻き上げて水平桁梁6を上昇させ、図4および
図5の仮想線で示すように、吊持体7を折り畳むととも
に防風雨カーテン12を折り畳んで屋根5側に収納して
おき、岸壁1に着岸した船舶Sに対し荷の積卸しをす
る。
【0015】ところで雨天時や少しの風があるとき、上
記したように水平桁梁6を上昇させた状態からウインチ
32を駆動すると、案内ローラーRが昇降レール2a,
3a上を転動して水平桁梁6が下降し、水平桁梁6の下
降に伴って、各リンク8,9が図4および図5の仮想線
で示した折り畳まれた状態から支軸10を中心に回動し
て吊持体7が下側に伸長し、防風雨カーテン12は把持
手段16で吊持体7に把持されているので、吊持体7が
下側に伸長するのに伴って、カーテン板14が折り畳ま
れた状態からヒンジ13を中心に回動して防風雨カーテ
ン12が下側に伸長する。
【0016】上記の動作により荷役作業場が防風雨カー
テン12で覆われるので、雨天時や風のあるときであっ
ても荷役作業中に作業者や荷が風雨にさらされることな
く荷役作業を行うことができる。
【0017】作業が終了すると、再びウインチ32を駆
動してワイヤーロープ30を巻き上げる。そうすると、
案内ローラーRが昇降レール2a,3a上を転動して水
平桁梁6が上昇し、これに伴って吊持体7および防風雨
カーテン12が折り畳まれ、支柱2,3の上方に位置し
て、屋根5の下側に収納される。
【0018】このように、防風雨カーテン12に通常の
風荷重が働いたとしてもこれを水平桁梁6で受け、水平
桁梁6は、平面視コ字形のトラス架構としているので、
通常の風荷重が働いても強固に耐え、吊持体7は一側が
屋根5に取り付けられ、他側が水平桁梁6に取り付けら
れた両端支持梁構造となっているので、防風雨カーテン
12が水平方向に働く風荷重に対して強い。
【0019】またウインチ32を駆動して水平桁梁6を
上昇することにより吊持体7は折り畳まれて屋根5の下
側に収納されてしまうので非使用時の美観も優れる。な
お本発明は上記実施例に限定されるものではなく、上記
実施例では水平桁梁6を平面視コ字形の構造部材を用い
たが、例えば、両支持体24,25と連結体26とから
平面視I字形に形成された構造部材を用いても上記実施
例と同様の作用効果を奏し得る。
【0020】また上記実施例では、屋根5を支柱2,3
に固定し、海面4の上方に突出させた構成としたが、図
11および図12に示すように屋根5を建屋Hの上面に
水平方向にスライド自在に設け、防風雨カーテン12の
使用時にのみ屋根5を海面4の上方にスライドし、その
後、水平桁梁6を下降させるよう構成しても上記実施例
と同様の作用効果を奏し得る。そして屋根5を海面4の
上方にスライドさせた際に、屋根5の転倒を防止する手
段としては、屋根5側のスライド部36の上昇回転を阻
止する突片37を建屋H側に設けたダウンクロー装置3
8などが好適である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、風雨時に船舶の荷を積卸しする際、水平桁梁および
防風雨カーテンを下降させることにより、荷役作業場を
覆うよう構成したので、作業者や荷が風雨にさらされる
ことなく荷役作業を行うことができる。また、折り畳み
伸縮自在な吊持体の一側を屋根に取り付け、他側を水平
桁梁に取り付けた両端支持梁構造としたので、防風雨カ
ーテンは水平方向に働く風荷重に対しても充分に耐え得
るといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す荷役設備における防風
雨装置の全体正面図である。
【図2】同じく水平桁梁の平面図である。
【図3】同じく要部側面図である。
【図4】同じく防風雨カーテンおよび吊持体の正面図で
ある。
【図5】同じく防風雨カーテンおよび吊持体の側面図で
ある。
【図6】同じく吊持体の要部拡大側面図である。
【図7】同じく吊持体の要部拡大側面図である。
【図8】同じく防風雨カーテンと吊持体の取り付け部の
拡大正面図である。
【図9】同じく図8におけるA−A線矢視図である。
【図10】同じく図8におけるB−B線矢視図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す荷役設備における
防風雨装置のダウンクロー装置の正面図である。
【図12】同じく側面図である。
【図13】従来の荷役設備における防風雨装置を示す全
体斜視図である。
【符号の説明】 1 岸壁 2 支柱 2a 昇降レール 5 屋根 6 水平桁梁 7 吊持体 8 リンク 9 リンク 12 防風雨カーテン
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 15/04 9023−2E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岸壁に沿って立設された複数の支柱と、
    該支柱の上端部に配置されるとともに、海面の上方まで
    延設された屋根または岸壁側から海面の上方まで突出可
    能に設けられた屋根とを具えた荷役設備において、前記
    各支柱に昇降レールが配置され、該昇降レールに水平に
    横架された水平桁梁が昇降自在に設けられ、該水平桁梁
    は、岸壁寄り側に配置された案内ローラーを介して昇降
    レールに昇降自在に案内されて海側に突出された支持体
    と、該支持体の海寄り側に略水平に横架された連結体と
    から構成され、前記水平桁梁は折り畳み自在な複数の吊
    持体を介して前記屋根に吊持され、前記屋根と水平桁梁
    との間に前記吊持体に取り付けられた防風雨カーテンが
    設けられ、前記水平桁梁を昇降するための昇降装置が設
    けられたことを特徴とする荷役設備における防風雨装
    置。
JP7727593A 1993-04-05 1993-04-05 荷役設備における防風雨装置 Expired - Lifetime JP2702052B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990003055A1 (en) * 1988-09-01 1990-03-22 Seiko Epson Corporation Light emitting device and method of producing the same
NL1010840C2 (nl) * 1998-12-18 2002-10-10 Presign B V Inrichting voor het overslaan van goederen, meer in het bijzonder van op pallets geladen goederen.
CN105370087A (zh) * 2015-12-12 2016-03-02 重庆山岱科技有限责任公司 一种可折叠便携帐篷
CN108405547A (zh) * 2017-12-27 2018-08-17 雷润亚 具有纵向开闭功能的柔性索网料场防尘结构
CN108999143A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 中交第三航务工程勘察设计院有限公司 一种多港池大型全天候码头结构及其建造方法

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