JPH06286118A - リボン経路指示システムおよび該システムにて操作員を支援する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リボンを折り機のあらかじめ選択されたフォ
ーマへ案内するローラ区間を通って印刷機の印刷機から
排出されるウェッブ材料のリボンをセットする際に、印
刷機の操作員を支援する。 【構成】 ２つ以上の経路で用いられる各ローラにリモ
ートディスプレイ装置が設けられている。これらのリモ
ートディスプレイ装置はウェッブ材料管理システムの制
御のもとで作動し、個々のローラの識別子、ローラ周囲
におけるリボン巻き付け方向、および次に巻き付けるべ
きローラの識別子を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ローラ区間を通って印
刷機の印刷ユニットから排出されたウェッブ材料のリボ
ンをセットする際に操作員を支援するリボン経路指示シ
ステム、および該システムにて操作員を支援する方法に
関する。

【０００２】

【従来の技術】印刷機の印刷ユニットから排出される印
刷されたウェッブ材料は、典型的には長手方向に複数個
のリボンに裁断され、裁断されたこれらのリボンは、折
畳みおよび後続処理のために折り機のフォーマへ交互に
案内される。種々異なる多数の出版物を製作するために
ただ１つの印刷機を使用する可能性があるので、折り機
へ至る途中でリボンの辿る経路は生じる作業に依存して
変化する。セットアップの際、操作員はまずはじめに各
リボンを、ターンバー、補正装置、アイドラローラ、イ
ンターリーブローラおよびリードローラから成るアセン
ブリ経路へ通し、折り機の指定のフォーマへセットしな
ければならない。ウェッブ切れが生じた場合には、再び
ウェッブをセットするためにこの工程を繰り返さなけれ
ばならない。

【０００３】各リボンが折り機の適切なフォーマへと案
内されるように、典型的には操作員はレイアウトダイア
グラムを参照して、各作業ごとにいずれのリボン経路を
辿らせるべきかを決定する。そのほかの公知の方式で
は、いずれの経路を辿らせるのかを操作員に指示するた
めに、着色された標識を種々異なるローラに配置するこ
とが必要とされる。

【０００４】リボンをセットするために操作員は両手を
使わなければならない。このことから、セット工程中に
ダイアグラムを参照するのが困難になる。着色された標
識を用いることに関していえば、使用可能なレイアウト
数がこの方法により制限されてしまう。多くのリボンを
使えば使うほど、この業務はいっそう困難になり複雑に
なる。しかも、レイアウト変更が頻繁になされればなさ
れるほど、いっそうエラーが発生しやすくなりさらには
浪費が生じやすくなり、操作員が個々の印刷の操作を熟
知していなければ、ないしは未熟であればとりわけ、こ
のことは起こりやすくなる。

【０００５】上述の欠点は公知の実現手段に付随するも
のである。セットアップおよびリスタートの際の付加的
な浪費が生じないように実際に印刷に関して種々異なる
レイアウトの数を制限することが、一般的な水準であ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、ウェッブセット工程中、フォーマのターンバー、
補正装置／ターンバーにおけるリボンの進入点から、ア
イドラ、インターリーブならびにリードローラから成る
アセンブリを経て折り機の指定のフォーマへ至るまで、
操作員を案内するリボン経路指示システムを提供するこ
とである。

【０００７】本発明の別の課題は、印刷機の補正装置／
ターンバー／ローラ区間を通って折り機の指定のフォー
マへ至る可能性のある全経路をすべて操作員に指示する
リボン経路指示システムを提供することにある。

【０００８】さらに本発明の別の課題は、巻き付けるべ
きすべてのリボンに関するこれらの情報を、印刷機の補
正装置／ターンバー／ローラ区間のそれぞれ異なる場所
にいる多数の操作員に同時に提示して、リボンセットの
業務を各操作員の間で、操作の必要な個所でリボンを他
の操作員に渡すようにして調整できるようにしたリボン
経路指示システムを提供することである。

【０００９】さらに本発明の別の課題は、できるかぎり
じゃまにならず、それにもかかわらず容易に視認でき、
操作を実施するのに必要最小限のデータが表示されると
同時に、表示できるレイアウト数も制限されないように
構成されているリボン経路指示システムを提供すること
にある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、配属されたリモートディスプレイ装置を各々有する
複数個のローラが設けられており、配属された各リモー
トディスプレイ装置は、方向指示ディスプレイおよび次
のローラを指示するディスプレイを有しており、該リモ
ートディスプレイ装置は、時計回りまたは反時計回りの
いずれか一方の巻き付け方向、次に巻き付けるべきロー
ラの識別子を含むリボン経路指令を操作員に表示し、前
記リモートディスプレイ装置の各々に結合された制御手
段が設けられており、該制御手段は各リモートディスプ
レイ装置に対し命令を発生し、時計回りまたは反時計回
りのうちあらかじめ選択されたいずれか一方の巻き付け
方向と、あらかじめ選択された次に巻き付けるべきロー
ラを各リモートディスプレイ装置に表示させることによ
り解決される。

【００１１】

【発明の構成および利点】本発明により、ローラ区間を
通るリボンをセットする際に操作員を支援するためのシ
ステムが提供される。このシステムは操作員に対しリボ
ン経路指令を同時に表示して、選択された作業のための
適切なリボン経路を操作員が迅速に決定できるようにす
る。

【００１２】本発明により、ローラ区間を通って印刷機
の印刷ユニットから排出されるウェッブ材料のリボンを
セットする際に操作員を支援するためのリボン経路指示
システムが提供される。このシステムは複数個のローラ
を有しており、これらのローラの各々にはリモートディ
スプレイ装置が配属されている。各リモートディスプレ
イ装置は、方向指示ディスプレイおよび次のローラを指
示するディスプレイを有しており、操作員に対しリボン
経路指令を表示する。このリボン経路指令には、時計回
りまたは反時計回りのいずれか一方の巻き付け方向、な
らびに次に巻き付けるべきローラの識別子が含まれてい
る。さらにこのシステムには制御手段も設けられてい
る。この制御手段はリモートディスプレイ装置の各々と
接続されており、リボン経路情報を表示するように各リ
モートディスプレイ装置に対し命令を発する。

【００１３】さらに本発明により、リボン経路指示シス
テムを作動する方法が提供される。この方法は、あらか
じめ選択された作業のためのリボン経路情報を記憶装置
から検索するステップと、検索されたリボン経路情報に
基づき、個々のリボン経路情報を表示するよう各リモー
トディスプレイ装置に指示する命令を発生させるために
前記制御手段を作動するステップと、各リモートディス
プレイ装置において前記命令を受信するステップと、個
々のリボン経路指令を表示するよう各リモートディスプ
レイ装置を作動するステップとを有する。

【００１４】本発明により、リボン経路決定をくだす必
要のある各ローラ内部に取り付けられたリモートディス
プレイ装置が提供される。このリモートディスプレイ装
置は、配属されたローラの識別子、配属されたローラ周
囲におけるリボンの巻き付け方向、ならびに次に巻き付
けるべきローラの識別子を表示する。この情報はたとえ
ば時計回りＬＥＤ、反時計回りＬＥＤおよび文字数字Ｌ
ＥＤを用いて表示できる。さらにこのリモートディスプ
レイ装置は、ウェッブ管理システムを有する制御手段と
接続されており、これはプロセッサと、複数の印刷作業
のためのリボン経路情報を含む記憶装置とを有してい
る。このウェッブ管理システムを用いることにより、リ
モートディスプレイ装置の各ディスプレイをセットアッ
プ中、迅速かつ簡単に変化させることができる。

【００１５】本発明の１つの実施例の場合、ウェッブ管
理システムは工場規模コンピュータネットワークと接続
されている。このことによりリボン経路情報を遠隔位置
で生成し記憶できるようになり、利用するためにこれは
ウェッブ管理システムにより検索される。さらに、この
ような構成により本発明は、システムセットアップ時間
を著しく増やさなくても、きわめて多数のリボン経路情
報を記憶できるようになる。

【００１６】次に、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。

【００１７】

【実施例の説明】図１および図２にはウェッブ材料のリ
ボンが示されており、これはローラ区間を辿って折り機
の指定のフォーマへ導かれる。図１を参照すると、ウェ
ッブ材料１０は印刷ユニットから排出され、フルウェッ
ブ補正装置１２を通り、スリッタ１４によってリボン２
０と３０とに裁断されてから、スリッタプルローラ１６
へ入る。図面には２つのリボンしか示されていないが、
ウェッブ材料１０をいかなる個数のリボンに裁断しても
よい。操作員はリボン２０および３０を、それぞれター
ンバー５０および５５へ案内するリードローラ４０、４
５の周囲に巻き付ける。これらのターンバー５０、５５
は、図２に示されているように約９０度、リボン２０と
３０の方向を変化させる。そして操作員はリードローラ
６０を介して、リボン２０を折り機の指定のフォーマ７
５へセットする（リボン３０の経路は図示せず）。

【００１８】リボンを正しいフォーマへ案内するリボン
経路を操作員が選択するのを補助する目的で、本発明に
よれば、図５に示されているような複数個のリモートデ
ィスプレイ装置８０（”ＲＤＤ”）を有するリボン経路
指示システムが設けられている。ＲＤＤ８０は、リボン
が巻き付けられており経路決定をくだす必要のある各ロ
ーラの内側に取り付けられている。択一的に、リボン経
路の決定をくだす必要のある個々のローラのすぐ近く
に、ＲＤＤ８０を適切に取り付けることもできる。しか
しＲＤＤ８０は、操作員が当該のローラを明確に識別で
きるように取り付けなければならない。

【００１９】図３には、たとえばインターリーブローラ
またはリードローラのようなローラ９０が示されてお
り、このローラは前面端部９２と背面端部９４を有す
る。ローラ９０の背面端部９４は、ボア１０２の設けら
れたローラシャフト１００に取り付けられており、この
ボアはローラシャフト中央部を通って軸線方向に延在し
ている。シャフト１００自体は印刷機のフレーム１０４
に取り付けられている。ローラ９０の前面端部内にはＲ
ＤＤ８０が取り付けられている。このＲＤＤ８０は、通
信ケーブル１０６を介してウェッブ管理システム（ＷＭ
Ｓ）と電気的に接続されており、この通信ケーブルは、
ローラ９０内部に軸線方向に設けられたボア１１０と、
シャフト１００中のボア１０２を通ってＷＭＳ１６０ま
で導かれている。

【００２０】ＲＤＤ８０はそれぞれ複数個のＬＥＤディ
スプレイを有しており、これらのＬＥＤディスプレイ
は、 （１）相応のローラが使用すべきローラであればその識
別子（ＲＤＤ識別子）を表示する； （２）リボンをローラの周囲に巻き付けるべき方向（時
計回りあるいは反時計回り）を表示する； （３）次に巻き付けるべきローラの識別子（ネクストＲ
ＤＤ）を表示する。

【００２１】図４を参照すると、この図にはＲＤＤ８０
のディスプレイパネル１２０が示されており、これは時
計回りＬＥＤ１３０、反時計回りＬＥＤ１４０および３
つの７セグメントＬＥＤ１５０を有する。方向指示ＬＥ
Ｄ１３０、１４０は、リボンを巻き付けるべき方向を指
示するために用いられる。使用すべきローラであればそ
の識別子を表示するために、３つの７セグメントＬＥＤ
１５０においてローラ番号（ＲＤＤ識別子）が暗く発光
する。さらにＬＥＤ１５０は、次に巻き付けるべきロー
ラ（ネクストＲＤＤ）の番号をこれによりも明るい照度
で表示するためにも用いられる。ＲＤＤ識別子およびネ
クストＲＤＤは、ＲＤＤ８０により（たとえば５秒間隔
で交替しながら）交互に表示される。各ディスプレイの
明るさは、周知のようにＬＥＤの衝撃係数を変えること
により個別にセットできる。

【００２２】本発明の択一的な実施形態の場合、図４に
示されているようにＲＤＤ前面に貼り付けられたラベル
１５５上にＲＤＤ識別子が設けられている。したがって
この実施例では、３つの７セグメントＬＥＤ１５０はネ
クストＲＤＤと診断情報を表示するためにしか使用され
ない。

【００２３】識別番号の代わりに、アイコンやその他の
いかなるシンボルも使用できることは自明である。ま
た、ディスプレイパネル１２を必要ならば異なるローラ
番号付け方式に適合できることも自明である。

【００２４】図５に示されているようにＲＤＤ８０はそ
れぞれ、ＥＩＡ−４８５規格に準ずるシリアルバス１７
０を介してＷＭＳ１６０と接続されている。これらのＲ
ＤＤ８０は、電源１７２および１７４により給電されて
いる。ＷＭＳ１６０は、ここで述べる機能を実行可能な
通常のいかなるコンピュータによっても構成することが
できる。

【００２５】本発明の図示されている実施例の場合、Ｗ
ＭＳ１６０は、たとえばインテル社の８０２８６マイク
ロプロセッサを有するシステムプロセッサ１６２、ＣＲ
Ｔ１６４およびキーボード１６６により構成されてい
る。セットアップの際、ＷＭＳ１６０はリボン経路情報
をたとえばハードディスクのような局所的な記憶装置か
ら、あるいは工場規模ネットワーク１６８内に設けられ
た遠隔位置の記憶装置から検索し、検索したデータを用
いてＲＤＤ８０へ命令を伝送し、この命令の指示にした
がってＲＤＤ８０は適切なＲＤＤ識別子、方向指示ディ
スプレイ、ネクストＲＤＤおよび診断ディスプレイを表
示する。ＣＲＴ１６４およびキーボード１６６を介して
新たなリボン経路情報を入力可能であり、この情報を局
所的なハードディスクに、または工場規模ネットワーク
１６８を介して遠隔位置で記憶させることができる。も
ちろんリボン経路情報を、工場規模ネットワーク１６８
を介してＷＭＳと接続されている遠隔端末から入力する
こともできる。上述の構成の有する利点とは、これによ
って複数の作業のためのリボン経路情報を記憶しておく
ことができ、さらにこれを繰り返し利用するために検索
できることである。

【００２６】図６を参照すると、各ＲＤＤ８０はＥＩＡ
−４８５受信機１８０、ＥＩＡ−４８５送信機１９０、
８ビットマイクロコントローラ２００、アドレス識別ス
イッチ２１０、時計回りＬＥＤ１３０、反時計回りＬＥ
Ｄ１４０、ならびに７セグメントＬＥＤディスプレイ１
５０を有している。ＷＭＳ１６０はバス１７０を介して
命令を送信し、この命令の指示にしたがって各ＲＤＤ８
０は適切なＲＤＤ識別子、方向指示ディスプレイおよび
ネクストＲＤＤを表示する。さらにＷＭＳ１６０は、個
々のディスプレイの輝度やＲＤＤ識別子とネクストＲＤ
Ｄを交互に表示する際の交替速度のようなセットアップ
情報も送信する。

【００２７】これらの命令は各ＲＤＤ８０のＥＩＡ受信
機において受信され、マイクロコントローラ２００のシ
リアル入力側へ供給される。各ＲＤＤ８０はそれぞれ異
なるアドレスを有しており、これは（マイクロコントロ
ーラ２００と接続された）アドレス識別スイッチ２１０
により判定され、これによってマイクロコントローラ２
００は他のＲＤＤのための命令を無視することができ
る。さらにマイクロコントローラ２００は、４つのＬＥ
Ｄデコーダ／ドライバ２２０〜２２３の各々と接続され
た出力側を有している。ドライバ２２０〜２２２は各
々、７セグメントＬＥＤ１５０のそれぞれ１つと接続さ
れている。ドライバ２２３は方向指示ＬＥＤ１３０、１
４０と接続されている。マイクロコントローラ２００
は、このＲＤＤのためのものであると判定した命令を、
マイクロコントローラ２００内部に設けられたＲＡＭま
たはＥＰＲＯＭに格納されている命令セットにしたがっ
て処理する。このようにして、マイクロコントローラ２
００はドライバ２２０〜２２３を介してＬＥＤディスプ
レイ１３０、１４０、１５０を制御し、ＲＤＤ識別子、
ネクストＲＤＤならびに方向指示ディスプレイを指示通
りに表示させる。

【００２８】マイクロコントローラ２００は、受信デー
タ流中のエラーを検出する目的で連続的なチェックサム
テストも行う。そしてエラーが検出されると、７セグメ
ントＬＥＤ１５０において適切なメッセージが表示され
る。その他の診断機能を実施させるようにマイクロコン
トローラ２００をプログラミングすることもでき、バス
１７０においてたとえば６０秒間、いかなる動きも検出
されない場合に、ＬＥＤディスプレイ上にバスタイムア
ウトを表示させるようにプログラミングすることもでき
る。さらに図６に示されているように、ＥＩＡ−４８５
送信機を各ＲＤＤ８０に設けることができ、これにより
いかなるＲＤＤ８０であっても、この送信機をバス１７
０に簡単にシリアル接続することによって、信号ブース
タとして機能させることができる。

【００２９】本発明は、種々異なるように変形し構成を
変えることができるものであるとはいえ、本発明を既述
の特定の実施形態に限定するものではない。むしろ、特
許請求の範囲に記載の本発明の主旨ならびに枠内に当て
はまるあらゆる変形や択一的な構成を包含しようとする
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】印刷機から排出され２つのリボンに裁断されて
ターンバーへ導かれるウェッブを示す図である。

【図２】別個のローラ区間を辿って折り機の指定のフォ
ーマへ至る裁断されたウェッブ材料の２つのリボンの平
面図である。

【図３】本発明のリモートディスプレイ装置を取り入れ
たローラの横断面図である。

【図４】本発明のリモートディスプレイ装置のディスプ
レイパネル正面図である。

【図５】複数個のリモートディスプレイ装置と接続され
たウェッブ管理システムを表す本発明のリボン経路指示
システムの略図である。

【図６】本発明のリモートディスプレイ装置の回路の有
利な実施形態を示す図である。

【符号の説明】

５ 印刷ユニット １０ ウェッブ材料 １２ 補正装置 １４ スリッタ １６ スリッタプルローラ ２０，３０ リボン ４５ リードローラ ５５，５６ ターンバー ６０ 案内ローラ ７５ フォーマ ８０ リモートディスプレイ装置 ９０ ローラ ９２ 前面端部 ９４ 背面端部 １００ ロール軸 １０２〜１１０ １０４ 印刷機の印刷 １０６ 通信ケーブル １３０ 時計回りＬＥＤ １４０ 反時計回りＬＥＤ １５０ ７セグメントＬＥＤ １６８ 工場規模ネットワーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジルス エル フェクトー アメリカ合衆国 メイン サコ プレザン ト ストリート 189 (72)発明者 ジョエル シー ハーン アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー ロリンスフォード ヘリテイジ ドライヴ 58

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ローラ区間を通って印刷機の印刷ユニッ
   トから排出されたウェッブ材料のリボンをセットする際
   に操作員を支援するリボン経路指示システムにおいて、 （ａ）配属されたリモートディスプレイ装置を各々有す
   る複数個のローラが設けられており、 （ｂ）配属された各リモートディスプレイ装置は、方向
   指示ディスプレイおよび次のローラを指示するディスプ
   レイを有しており、該リモートディスプレイ装置は、時
   計回りまたは反時計回りのいずれか一方の巻き付け方
   向、次に巻き付けるべきローラの識別子を含むリボン経
   路指令を操作員に表示し、 （ｃ）前記リモートディスプレイ装置の各々と結合され
   た制御手段が設けられており、該制御手段は各リモート
   ディスプレイ装置に対し命令を発生し、時計回りまたは
   反時計回りのうちあらかじめ選択されたいずれか一方の
   巻き付け方向と、あらかじめ選択された次に巻き付ける
   べきローラを各リモートディスプレイ装置に表示させる
   ことを特徴とする、 リボン経路指示システム。
2. 【請求項２】 前記制御手段は、記憶手段に結合された
   プロセッサを有するウェッブ材料管理システムであり、
   前記記憶手段は複数個のファイルを記憶し、該ファイル
   の各々には選択された１つの印刷作業のためのリボン経
   路情報が含まれており、前記プロセッサは、複数個のフ
   ァイルのうちあらかじめ選択された１つのファイルを選
   択的に検索し、リボン経路情報を利用して各リモートデ
   ィスプレイ装置に対し、あらかじめ選択されたリボン経
   路指令を操作員に表示するように指令する、請求項１記
   載のリボン経路指示システム。
3. 【請求項３】 各ローラは後端と前端を有しており、前
   記後端は印刷機のフレームに取り付けられており、前記
   前端にはリモートディスプレイ装置が、該リモートディ
   スプレイ装置の指示ディスプレイが操作員に見えるよう
   に取り付けられている、請求項２記載のリボン経路指示
   システム。
4. 【請求項４】 各ローラは軸線方向に内部に配置された
   ボアを有しており、各リモートディスプレイ装置は、各
   々のローラ中のボアを通って前記制御手段に結合されて
   いるケーブルを有する、請求項３記載のリボン経路指示
   システム。
5. 【請求項５】 リモートディスプレイ装置の各々は実質
   的に同時にリボン経路指令を表示する、請求項１記載の
   リボン経路指示システム。
6. 【請求項６】 各リモートディスプレイ装置において次
   のローラを指示するディスプレイは、各リモートディス
   プレイ装置が配属されているローラを識別するローラ識
   別子も表示し、前記制御手段は各リモートディスプレイ
   装置に対し、個々のローラのためのローラ識別子を表示
   させる命令を発生する、請求項１記載のリボン経路指示
   システム。
7. 【請求項７】 各リモートディスプレイ装置において次
   のローラを指示するディスプレイは、前記ローラ識別子
   と次に巻き付けるべきローラの識別子とを交互に表示す
   る、請求項６記載のリボン経路指示システム。
8. 【請求項８】 各リモートディスプレイ装置は、 （ａ）前記制御手段から命令を受信する受信機と、 （ｂ）前記制御手段から受信した命令を処理するマイク
   ロコントローラを有しており、該マイクロコントローラ
   は前記受信機と結合された入力側を有しており、 （ｃ）該マイクロコントローラは、時計回りＬＥＤ、反
   時計回りＬＥＤおよび番号数字ＬＥＤの各々と接続され
   た出力側を有しており、 （ｄ）前記マイクロコントローラは、制御手段から受信
   した命令を処理し、個々のローラのためのリボン経路情
   報を表示させるように前記の時計回りＬＥＤ、反時計回
   りＬＥＤおよび番号数字ＬＥＤを制御する、 請求項７記載のリボン経路指示システム。
9. 【請求項９】 複数個のリモートディスプレイ装置と接
   続された制御手段を有しており、前記リモートディスプ
   レイ装置の各々は、リボン経路設定を行う必要のあるロ
   ーラに配属され該ローラに対応する位置に置かれてお
   り、前記制御手段は、複数の作業のためのリボン経路情
   報を含む記憶装置を有するように構成されているシステ
   ムにて、ローラ区間を通って印刷機の印刷ユニットから
   排出されるウェッブ材料のリボンをセットする際に操作
   員を支援する方法において、 （ａ）あらかじめ選択された作業のためのリボン経路情
   報を前記記憶装置から検索するステップと、 （ｂ）検索されたリボン経路情報に基づき、個々のリボ
   ン経路情報を表示するよう各リモートディスプレイ装置
   に指示する命令を発生させるために前記制御手段を作動
   するステップと、 （ｃ）各リモートディスプレイ装置において前記命令を
   受信するステップと、 （ｄ）個々のリボン経路指令を表示するよう各リモート
   ディスプレイ装置を作動するステップとを有し、前記の
   個々のリボン経路指令には、時計回りまたは反時計回り
   のいずれか一方の巻き付け方向と、次に巻き付けるべき
   ローラの識別子が含まれることを特徴とする、 ローラ区間を通って印刷機の印刷ユニットから排出され
   るウェッブ材料のリボンをセットする際に操作員を支援
   する方法。
10. 【請求項１０】 各リモートディスプレイ装置を作動す
    る前記のステップは、次に巻き付けるべきローラの識別
    子とともに、対応づけられたローラを識別するローラ識
    別子を表示するように各リモートディスプレイ装置を作
    動するステップを有する、請求項９記載の方法。
11. 【請求項１１】 各リモートディスプレイ装置を作動す
    る前記のステップは、個々のリボン経路指令を実質的に
    同時に表示するように各リモートディスプレイ装置を作
    動するステップを有する、請求項１０記載の方法。