JPH0627960A - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JPH0627960A
JPH0627960A JP4182183A JP18218392A JPH0627960A JP H0627960 A JPH0627960 A JP H0627960A JP 4182183 A JP4182183 A JP 4182183A JP 18218392 A JP18218392 A JP 18218392A JP H0627960 A JPH0627960 A JP H0627960A
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    • Y10S84/22Chord organs

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動伴奏装置において、発音する和音の転回形
を適切なものにし、和音の進行に応じて自然な感じで自
動伴奏を行なえるようにする。 【構成】実際に発音する最初の和音“C”の構成音の最
高音「ド」などの特定音高順の音を注目パート音とす
る。次に検出された和音“F”の構成音の中で前の和音
の注目パート音「ド」との音程関係が優先順位条件にあ
った最高優先順位となる音「ド」を注目パート音として
設定する。この注目パート音を基準にして和音“F”の
転回形を決定する。優先順位条件は、優先度の高いもの
から「短2度下行」、「短2度上行」、「同音」、「長
2度下行」等の順で設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器等において和
音の進行に応じて所定の和音構成音を発音して自動伴奏
を行う自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動伴奏装置は例えば鍵
盤式電子楽器で実現されており、鍵盤操作で入力される
演奏情報から和音を検出し、この和音の所定の和音構成
音を伴奏パターンに応じたタイミングで発音して和音の
自動伴奏を行うものがある。なお、伴奏パターンは複数
種類の中から曲のスタイルに応じて選択できるようにな
っている。
【0003】ところで、和音は発音する音の音名を規定
するものであり、同じ和音でも発音する音の音高の組合
せに応じて複数の転回形が存在する。そこで、実際に発
音するときにはこの転回形を決める必要があるが、従来
の自動伴奏装置では、例えば図8に示したように、特定
の転回形を固定的に用いて和音に応じて音高を平行移動
して発音するようにしている。
【0004】すなわち、図8の例では、和音が“C”の
とき音高の低い方から順に「ミ」(中音)、「ソ」(属
音)、「ド」(主音)となる転回形になり、和音が
“F”に変化したときも音高をシフトするだけで、
「ラ」(中音)、「ド」(属音)、「ファ」(主音)の
ように和音が“C”のときと同じ転回形になっている。
【0005】しかしながら、同じ転回形で音高をシフト
するだけでは、図8のa,bの部分のように伴奏音の中
で最も耳につきやすい最高音に4度や5度といった大き
な跳躍が起こってしまうなど、不自然な伴奏となること
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動伴奏装
置において和音の進行に応じて自然な感じで自動伴奏を
行うようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の自動伴奏装置は、和音構成音の発音
する音の中で特定の音高順位となる音を注目パート音と
し、該注目パート音から和音の転回形を決定して和音の
伴奏を発音するようにした自動伴奏装置であって、和音
の進行に応じて、前回の和音における注目パート音に対
する今回の和音構成音の音程関係と予め設定したルール
とに基づいて今回の和音における注目パート音を決定
し、該注目パート音を基準にして和音の転回形を決定す
るようにしたことを特徴とする。
【0008】ここで、実施態様のいくつかを示すと、前
記ルールを複数用意しておき、切換えて使うとよい。ま
た、注目パートを決めるときに伴奏音域についても加味
して異常な音域へ移行しないようにするとよい。
【0009】
【作用】本発明の自動伴奏装置において、注目パート音
とは、和音構成音の発音する音の中で特定の音高順位と
なる音、例えば最高音、最低音、あるいは中間の音な
ど、和音の回転形を決定するための基準として予め設定
された音である。そして、前回発音した和音における注
目パート音の音高を記憶しておき、この注目パート音に
対する今回の和音構成音の音程関係と予め設定した優先
順位を有する音程条件とに基づいて今回の和音における
注目パート音を決定し、該注目パート音を基準にして今
回の和音の転回形が決定される。
【0010】したがって、和音の進行に応じて、和音間
の注目パート音同志の音程関係が優先順位の高い所定の
音程条件を満足する傾向になり、発音される伴奏音が自
然な感じになる。なお、注目パート音を選択できるよう
にして、楽曲のスタイルなど所望に応じて伴奏の繋がり
具合いを選択できるようにすると、さらに自然な伴奏を
得ることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明実施例の自動伴奏装置を適用し
た電子楽器のブロック図であり、この電子楽器はCPU
1によって制御され、鍵盤2とパネルスイッチ3の操作
により、通常モードにおける鍵盤演奏と自動伴奏モード
における鍵盤演奏および自動伴奏を行う。また、自動伴
奏時には鍵盤2から和音を検出し、最初の和音について
は所定の転回形で発音し、その後は発音した前の和音の
最高音または最低音を注目パート音とし、この注目パー
ト音と和音構成音との音程条件に基づいて転回形を決定
して発音する。なお、この注目パート音の設定および音
程条件は、条件入力モードにおいて選択できるようにな
っている。
【0012】図1において、鍵盤2は押鍵または離鍵の
キーイベントがあると、キーイベントのあった鍵に対応
するキーコードと押鍵または離鍵を示すキーオン信号を
出力し、このキーコードおよびキーオン信号はCPU1
に取り込まれる。なお、鍵盤2はキーコードに基づいて
機能の点で右鍵域と左鍵域とに分けられており、自動伴
奏モードのとき右鍵域はメロディ演奏用の鍵として機能
し、左鍵域は和音検出用の鍵として機能する。
【0013】パネルスイッチ3は、演奏曲に応じて自動
伴奏のスタイルを選択するための複数のスタイル選択ス
イッチ、自動伴奏の開始と停止を制御するためのスター
ト/ストップスイッチ、注目パート音の設定や条件設定
を行うための入力スイッチ、音色等を設定するためのそ
の他のスイッチ、電源スイッチ等の各種のスイッチを備
えており、各スイッチの操作イベントに応じた信号を出
力し、この信号はCPU1に取り込まれる。
【0014】タイマ4はCPU1によって設定されるテ
ンポ値に応じたタイミングで2分の1拍(8分音符1
個)毎にテンポクロックを発生し、CPU1はこのテン
ポクロックにより割込み処理を行って自動伴奏の発音制
御を行う。
【0015】音源5は複数の発音チャンネルを有してお
り、押鍵に対応して通常の楽音を発生するためのノーマ
ルTG(トーンジェネレータ)、自動伴奏の和音を発生
するための伴奏TGおよびリズム音を発生するためのリ
ズムTGを備えている。音源5にはアンプやスピーカ等
から構成されたサウンドシステム6が接続されており、
音源5はCPU1からのキーオン信号およびキーコード
の入力により、通常の発音/消音処理を行うとともに、
自動伴奏時の和音の伴奏音およびリズム音を発生する。
なお、この実施例では伴奏TGとリズムTGからの楽音
信号は自然減衰するように構成されている。
【0016】ROM7には、図4〜図7にフローチャー
トを示した制御プログラム、自動伴奏の伴奏タイミング
パターン、リズムパターン等が記憶されており、後述説
明するようにCPU1はROM7の制御プログラムに基
づいてRAM8に設定した各種レジスタやフラグを使用
しながら制御を行う。
【0017】図3はROM7に記憶されている伴奏タイ
ミングパターンの一例を示す図である。伴奏タイミング
パターンは、和音の転回形における最低音、内声音1、
内声音2および最高音の4つの和音構成音についての発
音/無発音を“1/0”で表したデータを、4小節分の
32個のテンポクロックCLK(CLK=0〜31)に
それぞれ対応させたテーブルであり、この伴奏タイミン
グパターンは各スタイル毎、和音の種類(メジャ,マイ
ナー,ディミニッシュ,セブンスサスフォーなど)毎に
それぞれ備えられている。
【0018】そして、自動伴奏時には、後述説明するよ
うに和音の転回形が和音構成音高(キーコード)で音高
順に記憶され、現在選択されているスタイルおよび検出
された和音の種類に対応する伴奏タイミングパターンを
参照し、現在のテンポクロックの値(8分音符の分解能
における4小節内の位置)で“1”となっている音の和
音構成音高の音が発音される。なお、この伴奏タイミン
グパターンはRAM8に自由に設定できるようにしても
よい。
【0019】ここで、この実施例における和音の転回形
を決定する方法について説明する。先ず、和音の注目パ
ート音は最高音または最低音の何れかに設定することが
できる。また、最初の和音については所定の転回形に設
定し、この転回形における注目パート音の音高(キーコ
ード)が定まる。その後は、和音が検出されると、前の
和音の注目パート音に対して検出された和音の構成音が
どのような音程関係にあるかを判定する。
【0020】この条件は、注目パート音に対して「短2
度下行」という条件を最優先にして「短2度下行>短2
度上行>同音>長2度下行>低い音で音程差が最小」と
なる優先順位を付けた条件(以後、優先順位条件とい
う。)と、「音程差が最小のもので2つある時は高い方
の音」という条件(以後、最小音程条件という。)の2
種類の条件があり、条件入力モードでこの2種類から一
方を選択できるようになっている。
【0021】そして、検出された和音の構成音のうち現
在選択されている条件について所定の条件を満足する構
成音を今回の注目パート音とし、この注目パート音を基
準にして今回の転回形を決定する。例えば、優先順位条
件が選択されているときは、今回の和音の構成音の中
で、前の和音の注目パートとの音程関係が満足する条件
の優先順位が最も高い構成音を今回の注目パートとして
設定する。また、最小音程条件が選択されているとき
は、今回の和音の構成音の中で前の和音の注目パートと
の音程が最小になるもので、2つあるときは高い方の構
成音を今回の注目パートとして設定する。ただし、転回
形が一定の音域(例えばC1〜C3)から外れるような
場合は除外する。
【0022】図4は制御プログラムのメインルーチン、
図5〜図7はサブルーチンおよび割込み処理ルーチンを
示すフローチャートであり、各フローチャートに基づい
て実施例の動作を説明する。なお、以下の説明および各
フローチャートにおいて、制御に用いられる各レジスタ
およびフラグを以下のラベルで表記し、各レジスタおよ
びフラグとそれらの内容は特に断らない限り同一のラッ
チで表す。
【0023】RUN:自動伴奏のスタート/ストップを
示すランフラグ CND:優先順位条件または最小音程条件の設定状態を
示すフラグ PTPR:最高音または最低音のうち設定された注目パ
ート音の種類を示すフラグ STYL:選択されたスタイル番号を記憶するレジスタ CLK:テンポクロックレジスタ RT:現在の和音の根音コードを記憶するレジスタ TP:現在の和音の種類コードを記憶するレジスタ OLDRT:前の和音の根音コードを記憶するレジスタ OLDTP:前の和音の種類コードを記憶するレジスタ CNSKC(i):決定された転回形に対応する和音構
成音高のキーコードを変数iに対応させて音高順に記憶
するレジスタ N:和音構成音高数を記憶するレジスタ PRT:和音構成音高のキーコードを走査するための変
数レジスタ
【0024】先ず、電源が投入されると、CPU1は図
4のメインルーチンの処理を開始し、ステップS1でラ
ンフラグRUNのリセットや各種レジスタのセットアッ
プ等の初期設定を行う。次に、ステップS2でパネルス
イッチ3の状態に応じて現在条件入力モードであるか否
かを判定し、条件入力モードでなければステップS4に
進み、条件入力モードであればステップS3で条件入力
処理を行ってステップS4に進む。ステップS3の条件
入力処理はパネルスイッチ3の操作に応じてフラグCN
DおよびPTPRを設定する処理であり、優先順位条件
が選択されたときCND=0、最小音程条件が選択され
たときCND=1、最高音が注目パート音として選択さ
れたときPTPR=0、最低音が注目パートとして選択
されたときPTPR=1に設定する。
【0025】ステップS4では、鍵盤2におけるキーイ
ベントの有無を判定し、キーイベントが無ければステッ
プS6に進み、キーイベントが有ればステップS5で図
5のキーイベント処理を行ってステップS6に進む。ス
テップS6では、パネルスイッチ3のスタイル/ストッ
プスイッチのオンイベントの有無を判定し、オンイベン
トが無ければステップS10に進み、オンイベントが有
ればステップS7以降の処理を行う。
【0026】先ず、ステップS7でフラグRUNを反転
し、ステップS8でRUN=1であるか否かを判定す
る。RUN=1でなければ自動伴奏のストップが指定さ
れたことになるのでステップS10に進み、RUN=1
であれば、自動伴奏のスタートが指定されたことになる
ので、ステップS9でクロックレジスタCLKをリセッ
トするとともにレジスタRTおよびTPにデフォルト値
である“FFH ”(「H」は16進数を示す)をセット
し、自動伴奏開始の初期設定を行う。
【0027】次に、ステップS10ではパネルスイッチ
3のスタイル選択スイッチのオンイベントの有無を判定
し、オンイベントが有ればステップS11で選択された
スタイル番号をレジスタSTYLにセットしてステップ
S12に進み、オンイベントが無ければステップS12
でその他の処理を行ってステップS2に戻る。
【0028】図5のキーイベント処理では、先ず、ステ
ップS21で現在のキーイベントが左鍵域におけるキー
イベントであるか否かを判定し、左鍵域でなければ右鍵
域のキーイベントであるのでステップS22で通常の発
音/消音処理を行ってメインルーチンに復帰し、左鍵域
であればステップS23で和音検出処理を行う。なお、
この和音検出処理は、実際に押鍵された鍵の組合せから
和音を検出するフィンガード、あるいは、簡略化された
押鍵パターンに対して和音を付与するシングルフィンガ
ーなど公知の方法を用いることができる。
【0029】ステップS23の和音検出処理が終了する
と、ステップS24で、和音が検出されたか否かを判定
し、和音が検出されてなければそのままメインルーチン
に復帰し、和音が検出されていれば、ステップS25で
レジスタRTとTPの内容をレジスタOLDRTおよび
OLDTPにそれぞれ退避させ、ステップS26で現在
検出された和音の根音コードをレジスタRTにセットす
るとともに、種類コードをレジスタTPにセットしてス
テップS27に進む。
【0030】ステップS27では、OLDRT=RTか
つOLDTP=TPの条件を満足するか否かを判定し、
条件を満足すれば、今回検出された和音が前回の和音と
同一であることになるのでそのままメインルーチンに復
帰し、条件を満足しなければ今回検出された和音が前回
の和音と異なることになるのでステップS28の処理を
行う。ステップS28では、OLDRT=FFH かつO
LDTP=FFH の条件を満足するか否かを判定し、条
件を満足すればステップS29以降の処理を行い、条件
を満足しなければステップS202で図6の転回形決定
処理を行ってメインルーチンに復帰する。
【0031】このステップS28の判定は、今回検出さ
れた和音が自動伴奏開始後最初に検出された和音である
か否かを判定するものであり、ステップS9(図4)お
よびステップS25の処理により、今回の和音検出が最
初のものであればステップS28の条件が満足されるこ
とになる。そこで、ステップS29で、検出された和音
すなわちRTの根音コードとTPの種類コードに対応す
る和音について、その和音構成音の根音を最低音として
所定音域内に入るように各構成音高を決定し、音高の低
い順から各キーコードをレジスタCNSKC(0),C
NSKC(1),CNSKC(2)…の順に格納する。
そしてステップS201でこれらの構成音の数をレジス
タNにセットしてメインルーチンに復帰する。
【0032】これにより、最初の和音の転回形が設定さ
れ、そのキーコードがレジスタCNSKC(i)(i=
0〜N−1)に格納される。なお、2回目以降の和音検
出時には、ステップS28の条件が満足されなくなり、
ステップS202の転回形決定処理を行うようになる。
【0033】図6の転回形決定処理では、先ずステップ
S31でPTPR=0であるか否かを判定する。すなわ
ち、これは注目パート音が最高音に設定されているか最
低音に設定されているかを判定する処理であり、PTP
R=0であればステップS32以降で最高音を注目パー
ト音にした場合の処理を行い、PTPR=0でなければ
ステップS303で最低音を注目パート音にした場合の
処理を行う。なお、ステップS303の詳細は後述説明
するように簡単のために省略してある。
【0034】いま、最高音を注目パート音として設定し
た場合について説明すると、ステップS32で、検出さ
れた和音(RT,TPで指定される和音)の構成音全て
を候補音とし、ステップS33でCND=0であるか否
かを判定する。すなわち、これは優先順位条件が選択さ
れているか最小音程条件が選択されているかを判定する
処理であり、CND=0であれば優先順位条件が選択さ
れているのでステップS34以降の処理を行い、CND
=0でなければ最小音程条件が選択されているのでステ
ップS38以降の処理を行う。
【0035】ステップS34では、前回の和音であるC
NSKC(i)(i=0〜N−1)の最高音(前回の注
目パート音)と現在の候補音の全てとを比較し、候補音
の中で前回の最高音との音程差が優先順位条件の優先順
位が高い音程差となる構成音を今回の注目パート音とし
て選択し、ステップS35で、選択した構成音が最高音
になるように和音の転回形を決定する。次に、ステップ
S36で、決定された転回形の全構成音高が所定の音域
内(例えばC1〜C3内)にあるか否かを判定し、この
音域内であればステップS304に進み、音域内でなけ
ればステップS37で現在選択した注目パート音として
の構成音を候補音から除去し、ステップS34以降の処
理を繰り返す。
【0036】以上の処理により、最終的に決定された和
音の回転形が所定の音域内になり、かつ前回の和音の最
高音と今回の和音の最高音との音程差が、優先順位条件
に基づく適切な音程差となる。
【0037】最小音程条件の場合は、ステップS38
で、前回の和音であるCNSKC(i)(i=0〜N−
1)の最高音(前回の注目パート音)と現在の候補音の
全てとを比較し、候補音の中で前回の最高音との音程差
が最小となるものを今回の注目パート音として選択す
る。なお、2つある場合は音高の高い方を選択する。そ
して、ステップS39で、選択した構成音が最高音にな
るように和音の転回形を決定し、ステップS301で、
決定された転回形の全構成音高が所定の音域内(例えば
C1〜C3内)にあるか否かを判定し、この音域内であ
ればステップS304に進み、音域内でなければステッ
プS302で現在選択した注目パート音としての構成音
を候補音から除去し、ステップS38以降の処理を繰り
返す。
【0038】以上の処理により、和音の回転形が所定の
音域内になり、かつ前回の和音の最高音と今回の和音の
最高音との音程差が最も小さなものとなる。
【0039】ステップS304では、最終的に決定され
た転回形の構成音の各キーコードを、音高の低い順から
レジスタCNSKC(i)(CNSKC(0),CNS
KC(1),…の順)に格納し、これらの構成音の数を
レジスタNにセットしてメインルーチンに復帰する。な
お、このレジスタCNSKC(i)のキーコードは図7
の割込み処理により音源8に出力され、決定された転回
形の音高で発音される。
【0040】なお、最低音を注目パート音として設定し
た場合はステップS31からステップS303の処理に
移行するが、このステップS303の処理は、注目パー
ト音として設定された前の和音の最低音について、上記
のように最高音を注目パート音として設定した場合の最
高音についての処理と同様の処理を行うものである。す
なわち、ステップS303は、図6のフローチャートに
図示した破線の枠で囲ったフローにおける「最高音」を
「最低音」に置き換えたフローであるので、簡単のため
に詳細を省略してある。
【0041】図7の割込み処理は、タイマ5からのテン
ポクロックにより2分の1拍(8分音符1個)毎に起動
され、先ず、ステップS41でRUN=1であるか否か
を判定する。RUN=1でなければ元のルーチンに復帰
し、RUN=1であれば自動伴奏走行状態であるので、
ステップS42で、STYLで選択されているリズムパ
ターンとCLKに応じてリズムの再生を行い、ステップ
S43で変数レジスタPRTをリセットする。
【0042】次に、ステップS44で、STYL,TP
に対応する伴奏タイミングパターンを参照して、現在の
CLKに対応し、かつPRT(図3参照)で示される構
成音に対応するデータ(“0”または“1”)を読み出
しレジスタDATAにセットする。次に、ステップS4
5でDATA=1であるか否かを判定し、DATA=1
でなければPRTの構成音を発音しないのでステップS
47に進み、DATA=1であればPRTの構成音を発
音するので、ステップS46で、キーオン信号とレジス
タCNSKC(PRT)のキーコードとを音源8に出力
し、自動伴奏の楽音を発生する。
【0043】そして、ステップS47で変数レジスタP
RTをインクリメントして、ステップS48でPRT=
Nであるか否かを判定し、PRT=Nでなければレジス
タCNSKC(i)にまだ発音されていないキーコード
が存在することになるので、ステップS44以降を繰り
返し、PRT=NであればレジスタCNSKC(i)の
全てのキーコードを発音したことになるので、ステップ
S49以降でクロックCLKの処理を行う。ステップS
49ではCLK=31であるか否かを判定し、CLKが
31に達していればステップS401でCLKをリセッ
トして元のルーチンに復帰し、CLKが31に達してい
なければステップS402でCLKをインクリメントし
て元のルーチンに復帰する。
【0044】以上の実施例では、最初の和音について
は、根音を最低音として転回形を設定するようにしてい
るが、これに限らず根音を最高音として転回形を設定す
るなど、その他の条件で設定するようにしてもよい。
【0045】図2は以上の実施例で最高音を注目パート
音として設定するとともに優先順位条件を選択した場合
の自動伴奏の発音例を示す図であり、最初の和音“C”
の転回形を「ド」を最高音に設定した場合を示してあ
る。最初の和音“C”から次の和音“F”に移行すると
き、和音“C”の注目パート音「ド」に対して和音
“F”の構成音中で優先順位条件で優先度の最も高い条
件を満足するのは「ド」の音(「同音」の条件)であ
り、この「ド」を和音“F”の注目パート音として転回
形が決定されている。
【0046】同様に、次の和音“G7”については和音
“F”の「ド」から和音“G7”の「シ」に移行する
「短2度下行」の条件で「シ」が注目パート音として設
定され、次の和音“C”については和音“G7”の
「シ」から和音“C”の「ド」に移行する「短2度上
行」の条件で「ド」が注目パート音として設定され、そ
れぞれ“G7”,“C”の転回形が決定されている。
【0047】このように、和音が移行するとき注目パー
ト音同志の音程差が優先順位条件に応じた適切なものに
なるので、前記図8で説明したような音の跳躍が生じる
などの不具合を防止することができる。
【0048】以上実施例では最高音または最低音を注目
パート音として設定するようにしているが、これに限ら
ず、中間の音を注目パート音として設定するようにして
もよい。また、自動伴奏の発音制御の方法は、実施例の
ように伴奏タイミングパターンを用いて制御するものに
限らず、他の方法であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動伴奏装
置によれば、和音構成音の発音する音の中で特定の音高
順位となる音を注目パート音とし、前回の和音における
注目パート音に対する今回の和音構成音の音程関係と予
め設定した優先順位を有する音程条件などのルールとに
基づいて今回の和音における注目パート音を決定し、該
注目パート音を基準にして和音の転回形を決定するよう
にしたので、和音間の注目パート音同志の音程関係を優
先順位の高い適切なものにすることができ、和音の進行
に応じて自然な感じで自動伴奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の自動伴奏装置を適用した電子楽
器のブロック図である。
【図2】実施例における自動伴奏音の発音例を示す図で
ある。
【図3】実施例における伴奏タイミングパターンの一例
を示す図である。
【図4】実施例におけるメインルーチンのフローチャー
トである。
【図5】実施例におけるキーイベント処理のフローチャ
ートである。
【図6】実施例における転回形決定処理のフローチャー
トである。
【図7】実施例における割込み処理のフローチャートで
ある。
【図8】従来の自動伴奏音の発音例を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…鍵盤、3…パネルスイッチ、4…タイ
マ、5…音源、6…サウンドシステム、7…ROM、8
…RAM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 和音構成音の発音する音の中で特定の音
    高順位となる音を注目パート音とし、該注目パート音か
    ら和音の転回形を決定して和音の伴奏を発音するように
    した自動伴奏装置であって、 和音の進行に応じて、前回の和音における注目パート音
    に対する今回の和音構成音の音程関係と予め設定したル
    ールとに基づいて今回の和音における注目パート音を決
    定し、該注目パート音を基準にして和音の転回形を決定
    するようにしたことを特徴とする自動伴奏装置。
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