JPH11126074A - アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録した媒体

Info

Publication number
JPH11126074A
JPH11126074A JP9290010A JP29001097A JPH11126074A JP H11126074 A JPH11126074 A JP H11126074A JP 9290010 A JP9290010 A JP 9290010A JP 29001097 A JP29001097 A JP 29001097A JP H11126074 A JPH11126074 A JP H11126074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arpeggio
pattern
patterns
key
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9290010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3829439B2 (ja
Inventor
Akira Iizuka
朗 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP29001097A priority Critical patent/JP3829439B2/ja
Priority to US09/176,645 priority patent/US6051771A/en
Priority to DE69816225T priority patent/DE69816225T2/de
Priority to EP98119760A priority patent/EP0911802B1/en
Publication of JPH11126074A publication Critical patent/JPH11126074A/ja
Priority to JP2000155151A priority patent/JP3507006B2/ja
Priority to JP2000155150A priority patent/JP3353777B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3829439B2 publication Critical patent/JP3829439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/26Selecting circuits for automatically producing a series of tones
    • G10H1/28Selecting circuits for automatically producing a series of tones to produce arpeggios

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子楽器のアルペジオの機能を高めることに
より表現力豊かなアルペジオの発音を行う。 【解決手段】 複数のアルペジオパターンと複数のグル
ーヴパターンをROMに記憶しておく。2つのアルペジ
オパターンを選択するとともに各アルペジオパターンに
対応付けてグルーヴパターンを選択する。各アルペジオ
パターンのタイミングその他のデータを対応するグルー
ヴパターンで変更して第1のアルペジオパターンおよび
第2のアルペジオパターンとしてRAMに記憶する。鍵
盤にアルペジオ鍵域を設定する。アルペジオ鍵域で押鍵
された鍵のノートナンバをキーナンバに割り当てる。割
込み処理により、第1および第2の変更アルペジオパタ
ーンのデータを読み出し、各々のキーナンバに対応する
ノートナンバに基づいて音高を決定して2つのアルペジ
オの楽音を発音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルペジオ(分散
和音)の発音タイミング等を定めたアルペジオパターン
に基づいて、鍵盤等から入力される音高情報から定めた
音高でアルペジオの発音を行うアルペジオ発音装置およ
びアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録し
た媒体に関する。
【0002】従来、電子楽器において、自動伴奏の一形
態として簡単な操作でアルペジオの発音を行えるものが
ある。すなわち、複数のアルペジオパターンが予め記憶
されており、その中から一つのアルペジオパターンを選
択して鍵盤の低音側の所定鍵域を押鍵することにより、
押鍵された鍵のノートナンバからアルペジオパターンに
応じて複数のノートナンバが生成され、そのノートナン
バの楽音が所定の順番で発音される。すなわち、所定の
鍵域で複数の鍵を同時にあるいは適宜押鍵するだけで、
アルペジオ奏法の運指を行わなくてもアルペジオの伴奏
が行える。
【0003】アルペジオパターンは、アルペジオの構成
音の発音タイミング、音長、音量あるいは音程のオクタ
ーブシフトなどを定めた1セットのデータであり、予め
プリセットされたものやユーザーが設定したものなど、
複数のアルペジオパターンから選択して用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子楽
器では、演奏に先立って一つのアルペジオパターンしか
選択できないので、演奏中においては一種類のアルペジ
オ効果のみしか表現できないため演奏が単調なものとな
ってしまうという問題がある。本発明は、アルペジオの
機能を高めることにより表現力豊かなアルペジオの発音
を行えるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
アルペジオ発音装置は、アルペジオの構成音の音高を定
める音高情報を入力する音高情報入力手段と、アルペジ
オの構成音の少なくとも発音タイミングを定めるアルペ
ジオパターンを複数種類記憶するアルペジオパターン記
憶手段と、上記アルペジオパターン記憶手段から複数の
アルペジオパターンを選択するためのアルペジオパター
ン選択手段と、前記音高情報入力手段で入力された音高
情報と前記アルペジオパターン選択手段で選択された複
数のアルペジオパターンとに基づいて、複数のアルペジ
オの楽音を発生する楽音発生手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0006】上記のように構成された請求項1記載のア
ルペジオ発音装置によれば、複数種類のアルペジオ効果
を同時に得ることができるので、表現力豊かなアルペジ
オの発音となり、多彩な楽音の演奏を楽しむことができ
る。
【0007】本発明の請求項2記載のアルペジオ発音装
置は、アルペジオの構成音の音高を定める音高情報を入
力する音高情報入力手段と、アルペジオの構成音の少な
くとも発音タイミングを定めるアルペジオパターンを記
憶するアルペジオパターン記憶手段と、楽音の要素を変
更するためのデータからなる複数のグルーヴパターンを
記憶するグルーヴパターン記憶手段と、上記グルーヴパ
ターン記憶手段からグルーヴパターンを選択するための
グルーヴパターン選択手段と、前記アルペジオパターン
記憶手段に記憶されたアルペジオパターンの楽音の要素
を前記グルーヴパターン選択手段で選択されたグルーヴ
パターンに基づいて変更するアルペジオパターン変更手
段と、前記音高情報入力手段で入力された音高情報と前
記アルペジオパターン変更手段で変更されたアルペジオ
パターンとに基づいて、アルペジオの楽音を発生する楽
音発生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記のように構成された請求項2記載のア
ルペジオ発音装置によれば、アルペジオ効果に加えて、
発音タイミングに微妙なノリを付与できるなどのグルー
ヴ効果も同時に付与できるので、表現力豊かなアルペジ
オの発音となり、多彩な楽音の演奏を楽しむことができ
る。
【0009】本発明の請求項3記載のアルペジオ発音装
置は、請求項2の構成を備え、前記アルペジオパターン
記憶手段には複数種類のアルペジオパターンが記憶さ
れ、該アルペジオパターン記憶手段から複数のアルペジ
オパターンを選択して、該選択した複数のアルペジオパ
ターンを前記アルペジオパターン変更手段で変更するこ
とを特徴とする。
【0010】上記のように構成された請求項3記載のア
ルペジオ発音装置によれば、複数種類のアルペジオ効果
を同時に得ることができるとともに、グルーヴ効果も同
時に付与できるので、さらに表現力豊かなアルペジオの
発音となり、多彩な楽音の演奏を楽しむことができる。
【0011】本発明の請求項4記載のアルペジオ発音装
置は、アルペジオの構成音の音高を定める音高情報を入
力する音高情報入力手段と、アルペジオの構成音の少な
くとも発音タイミングを定めるアルペジオパターンと楽
音の音色を指定する音色情報とを有する複数種類のトラ
ックデータをセットにしたトラックアルペジオパターン
を記憶するトラックアルペジオパターン記憶出力だと、
前記音高情報入力手段で入力された音高情報と前記トラ
ックアルペジオパターン記憶手段に記憶されたトラック
アルペジオパターンとに基づいて、前記トラックデータ
に対応する複数のアルペジオの楽音を該トラックデータ
に対応する前記音色情報の音色で発生する楽音発生手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0012】上記のように構成された請求項4記載のア
ルペジオ発音装置によれば、複数のトラックデータに対
応した複数種類のアルペジオ効果を同時に得ることがで
きるとともに、各トラックデータに応じた音色とするこ
とができ、さらに表現力豊かなアルペジオの発音とな
り、多彩な楽音の演奏を楽しむことができる。また、ト
ラックアルペジオパターンは複数のトラックデータをセ
ットにしたものであるので、各トラックデータに対応す
るアルペジオパターンの組み合わせを予め設定しておく
ことができ、同時に発音する複数のアルペジオパターン
について互いの馴染み具合などの関係を考慮することな
く演奏を楽しむことができる。
【0013】本発明の請求項5記載のプログラムを記録
した媒体は、コンピュータによってアルペジオ発音を制
御するためのプログラムを記録した媒体であって、アル
ペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力するステ
ップと、アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミン
グを定めるアルペジオパターンを複数種類記憶したアル
ペジオパターン記憶手段から、複数のアルペジオパター
ンを選択させるステップと、前記入力された音高情報と
前記アルペジオパターン記憶手段から選択された複数の
アルペジオパターンとに基づいて、複数のアルペジオの
楽音を発生するステップと、を前記コンピュータで実行
するためのプログラムを記録したものであり、このプロ
グラムの実行によれば請求項1と同様の作用効果が得ら
れる。
【0014】本発明の請求項6記載のプログラムを記録
した媒体は、コンピュータによってアルペジオ発音を制
御するためのプログラムを記録した媒体であって、アル
ペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力するステ
ップと、楽音の要素を変更するためのデータからなる複
数のグルーヴパターンを記憶したグルーヴパターン記憶
手段からグルーヴパターンを選択させるステップと、ア
ルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定める
アルペジオパターンの楽音の要素を前記グルーヴパター
ン記憶手段から選択されたグルーヴパターンに基づいて
変更するステップと、前記入力された音高情報と前記変
更されたアルペジオパターンとに基づいて、アルペジオ
の楽音を発生するステップと、を前記コンピュータで実
行するためのプログラムを記録したものであり、このプ
ログラムの実行によれば請求項2と同様の作用効果が得
られる。
【0015】本発明の請求項7記載のプログラムを記録
した媒体は、コンピュータによってアルペジオ発音を制
御するためのプログラムを記録した媒体であって、アル
ペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力するステ
ップと、前記入力された音高情報と、アルペジオの構成
音の少なくとも発音タイミングを定めるアルペジオパタ
ーンと楽音の音色を指定する音色情報とを有する複数種
類のトラックデータをセットにしたトラックアルペジオ
パターンとに基づいて、前記トラックデータに対応する
複数のアルペジオの楽音を該トラックデータに対応する
前記音色情報の音色で発生するステップと、を前記コン
ピュータで実行するためのプログラムを記録したもので
あり、このプログラムの実行によれば請求項4と同様の
作用効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明のアルペジオ発音装置を適用
した電子楽器のブロック図であり、CPU1はROM2
に格納されている制御プログラムに基づいてRAM3の
ワーキングエリアを使用して電子楽器全体の制御を行
う。鍵盤演奏時には、CPU1は鍵盤4からのノートナ
ンバやキーオン信号等を検出回路4aを介して取り込
み、音源回路5に対してノートナンバ、ベロシティおよ
びノートオン/ノートオフを設定することで発音処理お
よび消音処理を行う。なお、音源回路5はCPU1から
設定されるノートナンバ、ノートオン、ベロシティに基
づいて設定されている音色の楽音信号を発生し、音源回
路5で発生された楽音信号には効果回路6で各種効果が
付与され、サウンドシステム7で楽音が発生される。ま
た、ノートナンバとノートオフが設定されることにより
楽音信号を減衰または停止し、消音される。
【0017】アルペジオモードの時には、ユーザーによ
り鍵盤4の任意の鍵域をアルペジオ鍵域として設定する
ようになっており、このアルペジオ鍵域で検出されたノ
ートナンバ(音高情報)はアルペジオの構成音の音高を
定めるために用いる。そして、このアルペジオ鍵域で検
出されたノートナンバと後述説明するアルペジオパター
ンに基づいてノートナンバ、ベロシティおよびノートオ
ン/ノートオフを音源回路5に設定することでアルペジ
オ発音および消音を行う。また、アルペジオ鍵域以外で
検出されたノートナンバは通常の鍵盤演奏としての楽音
発生に用いる。なお、アルペジオ鍵域の設定には、鍵盤
4を低音側と高音側の2つに分割する分割点を選択して
この分割点から低音側をアルペジオ鍵域としたり、アル
ペジオ鍵域の音高範囲を直接選択するなどの方法があ
る。
【0018】また、CPU1は操作パネルに配設された
スイッチ8からの入力データを検出回路8aを介して取
り込み、アルペジオモードへの切換えなど、スイッチ8
の操作に応じた各種処理を行う。さらに、アルペジオパ
ターンの選択などユーザーの入力操作等は、スイッチ8
の他に表示回路9の液晶パネル等を利用した所謂GUI
(グラフィカル・ユーザーズ・インターフェース)も併
用される。
【0019】また、CPU1は入力指定されたテンポの
情報をタイマ10に設定し、タイマ10は設定されたテ
ンポに応じてクロック信号(テンポクロック)を発生
し、CPU1はこの1クロック信号毎に割込み処理を行
なってアルペジオ発音の処理を行う。なお、この実施例
では、上記クロック信号は4分音符一拍に相当するクロ
ック数を96個としており、1小節長は384クロック
となる。
【0020】外部記憶装置11はハードディスク装置、
フロッピィディスク装置、CD−ROM装置、光磁気デ
ィスク装置等であり、アルペジオパターンなどの各種デ
ータの入力と記憶に用いることもできる。また、インタ
ーフェース12はMIDI機器あるいは外部コンピュー
タとの通信インターフェースであり、他のMIDI機器
や外部コンピュータとの間でアルペジオパターンなどの
各種データの授受を行えるようになっている。
【0021】図2はアルペジオパターンのフォーマット
を示す図である。アルペジオパターンは、「タイミン
グ」、「ゲートタイム」、「キーナンバ」、「オクター
ブ」および「ベロシティ」の5つ1セットのデータを1
つの楽音に対応する1発音分データとし、1小節に相当
する発音数だけの1発音分データを最後の「エンドデー
タ」まで記憶したものである。「タイミング」は楽音の
発音開始タイミングに対応するクロック値を表すデータ
であり、「ゲートタイム」は発音する楽音のキーオンか
らキーオフまでの時間長(クロック数値)を表すデータ
である。
【0022】「キーナンバ」は発音する楽音の音高を決
めるためのデータである。すなわち、RAM3にはこの
「キーナンバ」に対応するレジスタが予め設定され、ア
ルペジオ鍵域において検出されたノートナンバをそのレ
ジスタに格納することにより、所定のルールで「キーナ
ンバ」のデータに対してノートナンバを割り当てる。そ
して、アルペジオ発音処理において、アルペジオパター
ン中の「キーナンバ」に対して割り当てられたノートナ
ンバをレジスタから読み出し、このノートナンバを発音
する楽音の音高を定めるノートナンバとする。なお、こ
のノートナンバは、オクターブシフト等の処理もあるの
で楽音の音高そのものとなるとは限らない。
【0023】例えば、アルペジオ鍵域において検出可能
な押鍵数を4つに設定した場合「キーナンバ」は“1”
〜“4”の数値であり、この「キーナンバ」の値はアル
ペジオの音高変化パターンに対応して各1発音分データ
毎に予め決められている。また、この実施例では、アル
ペジオ鍵域で押鍵された鍵のノートナンバを、低音側の
ノートナンバから順に若い「キーナンバ」から順に割り
当てるルールにしている。
【0024】「オクターブ」は、アルペジオ鍵域で押鍵
指示された音高をオクターブ単位で変更させて発音する
際に、何オクターブ分変更するかを指定するデータであ
る。例えば、「キーナンバ」に割り当てられたノートナ
ンバがC3であった時において、「オクターブ」の値が
“0”と記憶されている場合には、C3の音高を発音す
るタイミングで該C3の音高でそのまま発音させるが、
「オクターブ」の値が“+1”と記憶されている場合に
は、C3の音高を発音するタイミングで該C3を1オク
ターブ上にシフトしたC4の音高で発音させる。
【0025】「ベロシティ」は発音する楽音のベロシテ
ィ値(音量の制御などに利用されるデータ)を表すデー
タである。なお、ベロシティ値を検出可能な鍵盤におい
て本実施例のアルペジオ機能を用いる場合には、上記
「ベロシティ」に関するデータを無視して、押鍵時に検
出された各鍵に対応するベロシティ値を用いるようにし
てもよい。
【0026】次に、次表1に示したアルペジオパターン
の具体例に基づいて、アルペジオパターンとアルペジオ
発音の一例を説明する。なお、表中の「timing」
はタイミングを、「gate」はゲートを、「key」
はキーナンバを、「oct」はオクターブを、「ve
l」はベロシティを表している。また、アルペジオパタ
ーンの長さは1小節分(384クロック)であり、タイ
ミング(timing)の値からわかるように、この例
のアルペジオパターンは4分音符毎に発音するパターン
である。
【0027】
【表1】
【0028】いま、アルペジオ鍵域でノートナンバがB
3、C3、E3、G3の鍵が押鍵されたとすると、キー
ナンバ「1」(key=1)にC3が、キーナンバ
「2」(key=2)にE3が、キーナンバ「3」(k
ey=3)にG3が、キーナンバ「4」(key=4)
にB3がそれぞれ割り当てられる(低音順)。なお、表
1の例ではkeyの値は「1」または「2」だけに設定
されており、このアルペジオパターンは、アルペジオ鍵
域で押鍵された鍵の低音側から2つのノートナンバだけ
で音高を定めるようなパターンである。
【0029】表1の1拍目と2拍目は、ともにkey=
1であるので、このkey=1に割り当てられたノート
ナンバC3により音高が決められる。1拍目はoct=
+0であるので、図5に示したように1拍目はそのまま
C3の音高となる。しかし、2拍目はoct=+1であ
るのでC3の1オクターブ上のC4の音高となる。ま
た、3拍目と4拍目は、ともにkey=2であるので、
このkey=2に割り当てられたノートナンバE3によ
り音高が決められ、3拍目はoct=+0であるのでそ
のままE3の音高となるが、4拍目はoct=+1であ
るのでE3の1オクターブ上のE4の音高となる。
【0030】以上のように、アルペジオ鍵域で押鍵され
た鍵のノートナンバをキーナンバで参照し、アルペジオ
パターンに応じてそのノートナンバの音高でそのまま発
音したり、オクターブシフトしたりして発音する。すな
わち押鍵された鍵の上記ノートナンバはアルペジオの構
成音の音高を定める音高情報となっている。
【0031】この電子楽器は、アルペジオ発音の機能の
他に、ユーザが作成した演奏データに対して微妙なノリ
やグルーヴ感(音楽家の演奏時の癖のような表現)を付
加するためのグルーヴ機能を備えている。アルペジオパ
ターンも楽音の時系列な発音タイミングを表したもので
あり、演奏データに類似したフォーマットである。そこ
で、上記グルーヴ機能によりアルペジオパターンの変更
を行えるようにしている。
【0032】(グルーヴ機能)ここで、グルーヴ機能に
ついて説明する。グルーヴ機能はアルペジオパターンの
うちの楽音の用度である「タイミング」、「ゲートタイ
ム」および「ベロシティ」のデータを、例えば演奏のス
タイル(スイング、ビートロック、その他の曲のジャン
ル)に馴染むように変更するものであり、図3に示した
ようなグルーヴパターンのデータに基づいてアルペジオ
パターンを変更する。
【0033】ところで、ユーザーが鍵盤演奏等によって
入力した演奏データは楽音の発音タイミングが正確な拍
の位置からずれることがあるので、従来から、この演奏
データの発音タイミングを正確な拍の位置に修正する機
能(「クォンタイズ」という。)が知られている。この
実施例のグルーヴ機能でも、先ずアルペジオパターンに
対してクォンタイズをかけ、そのクォンタイズされたア
ルペジオパターンを変更する。なお、後述説明する「グ
ルーヴ機能ユーザー設定値」により実質的にクォンタイ
ズをかけないようにもできる。
【0034】図3に示したように、グルーヴパターン
は、クォンタイズの基準となる拍を指定するための「ク
ォンタイズバリュー」というデータ(16分音符、8分
音符、4分音符等を指定するデータ)を持っており、グ
ルーヴパターンは、各基準とする拍に対応してこの「ク
ォンタイズバリュー」に応じたセット数の「グルーヴデ
ータ」を持っている。例えば、4分の4拍子で1小節分
のグルーヴパターンのとき、クォンタイズバリューが1
6分音符の場合は16セット、8分音符の場合は8セッ
ト、4分音符の場合は4セットとなる。なお、「クォン
タイズバリュー」で指定される拍の位置を基準にした処
理単位を「グリッド」という。
【0035】グルーヴデータの1セットは、楽音の発音
タイミングを前後に移動するためのクロック数を表す
「クロックシフト」、楽音のゲートタイムを増減する割
合を表す「ゲートタイムレート」、楽音のベロシティを
増減する値を表す「ベロシティオフセット」のデータで
構成されている。
【0036】また、この実施例では、ユーザーが設定す
る設定値(「グルーヴ機能ユーザー設定値」)により、
クォンタイズを含むグルーヴ機能の効き具合を調節でき
るようになっている。この「グルーヴ機能ユーザー設定
値」には、クォンタイズのかかり具合を決める値として
の「クォンタイズストレングス」、グルーヴパターンで
設定されているクロックシフトの値をどの程度、発音す
る楽音にかけるかを決める値としての「グルーヴタイミ
ング」、グルーヴパターンで設定されているゲートタイ
ムレートの値をどの程度、発音する楽音にかけるかを決
める値としての「グルーヴゲートタイム」、および、グ
ルーヴパターンで設定されているベロシティオフセット
の値をどの程度、発音する楽音にかけるかを決める値と
しての「グルーヴベロシティ」がある。
【0037】図6はグルーヴパターンの一例を示す図、
図7はグルーヴ機能によるアルペジオパターンの変更の
一例を示す図であり、同図に基づいてグルーヴ機能の具
体例について説明する。なお、「クォンタイズバリュ
ー」は「4分音符」の場合であり、「グルーヴ機能ユー
ザー設定値」の「クォンタイズストレングス」、「グル
ーヴタイミング」、「グルーヴゲートタイム」および
「グルーヴベロシティ」の値は全て“0.5”とする。
【0038】図7の横軸は1小節分の時間(クロック)
に対応し、縦軸はベロシティに対応している。先ず、図
7(A) は元のアルペジオパターンであり、第1グリッド
の楽音はタイミングが0クロック(小節の頭)、ゲート
タイムが48クロック、ベロシティが30である。ま
た、第2グリッドの楽音はタイミングが2拍目から24
クロック後、ゲートタイムが24クロック、ベロシティ
が20である。また、第3グリッドの楽音はタイミング
が3拍目の頭、ゲートタイムが48クロック、ベロシテ
ィが30である。また、第4グリッドの楽音はタイミン
グが4拍目から24クロック後、ゲートタイム24クロ
ック、ベロシティが30である。
【0039】上記のアルペジオパターン(図7(A) )に
クォンタイズをかけると、各楽音のタイミングの基準の
拍からのズレ分に「クォンタイズストレングス」
(“0.5”)を掛けた分だけタイミングがシフトす
る。すなわち、図7(B) に示したように、第1グリッド
と第3グリッドはもともとズレがないのでそのままの位
置になるが、第2グリッドと第4グリッドはタイミング
がそれぞれ12クロック(24クロック×0.5)だけ
前にシフトされてクォンタイズされる。
【0040】そして、このクォンタイズされた図7(B)
のアルペジオパターンに対して、図6のグルーヴパター
ンおよび「グルーヴ機能ユーザー設定値」に基づいて、
図7(C) のようにタイミングが変更され、図7(D) のよ
うにゲートタイムが変更され、さらに図7(E) のように
ベロシティが変更される。なお、この実施例では、タイ
ミング、ゲートタイム、ベロシティを各グリッド毎に次
式により変更する。また、「グルーヴ機能ユーザー設定
値」(グルーヴタイミング、グルーヴゲートタイムおよ
びグルーヴベロシティ)は各グリッドに共通である。
【0041】
【数1】
【0042】ただし、tNは新タイミング、tOは旧タ
イミング、CSはクロックシフト、GvTはグルーヴタ
イミング、gNは新ゲートタイム、gOは旧ゲートタイ
ム、GTRはゲートタイムレート、GvGTはグルーヴ
ゲートタイム、vNは新ベロシティ、vOは旧ベロシテ
ィ、VOFはベロシティオフセット、GvVはグルーヴ
ベロシティである。
【0043】図4は実施例における要部の構成と動作を
概念的に示す図である。アルペジオパターンとグルーヴ
パターンはROM2またはRAM3にそれぞれ複数種類
記憶れており、ユーザーはアルペジオモードに設定する
と、複数のアルペジオパターン、複数のグルーヴパター
ンをそれぞれ選択可能になる。なお、各アルペジオパタ
ーンおよびグルーヴパターンはそれぞれ番号等によって
区別され、この番号を選択入力してRAM3に記憶して
おくことにより、各アルペジオパターンおよびグルーヴ
パターンが選択される。また、RAM3にはアルペジオ
パターンの選択状態を示すarpeggioフラグが設
けられており、このarpeggioフラグの値はアル
ペジオパターンが選択されていない状態で“0”、1つ
選択された状態で“1”、2つ選択された状態で“2”
として設定される。
【0044】この実施例では2つのアルペジオパターン
を選択できるようになっており、各選択されたアルペジ
オパターンに対応して所望のグルーヴパターンが選択で
きる。そして、入力設定したグルーヴ機能ユーザー設定
値と選択されたグルーヴパターンに基づいて、選択され
たアルペジオパターンをそれぞれ前記の具体例のように
変更する。この変更したアルペジオパターンはそれぞれ
第1の変更アルペジオパターン、第2の変更アルペジオ
パターンとしてRAM3に記憶する。なお、請求項1に
対応してグルーヴパターンを選択しないようにしてもよ
く、この場合にはグルーヴ機能は使わない。
【0045】第1および第2の変更アルペジオパターン
を記憶するとき、各変更アルペジオパターン内の「タイ
ミング」を格納するtiming1フラグおよびtim
ing2フラグに、それぞれ変更アルペジオパターンに
おける最初の1発音分データ(図2)のタイミング値を
セットする。なお、グルーヴ機能で変更しなかったとき
は、選択したアルペジオパターンにおける最初の1発音
分データのタイミング値をそれぞれセットする。
【0046】そして、アルペジオモードにおいて、押離
鍵処理により、鍵盤4のアルペジオ鍵域で押鍵が検出さ
れると、押鍵された鍵のノートナンバを前記のようにキ
ーナンバに割り当てるとともに、アルペジオ演奏(割込
み処理)によりtiming1フラグ、gate1フラ
グ、timing2フラグ、gate2フラグの制御を
行い、第1および第2の変更アルペジオパターン(変更
しなかった場合は元の選択された2つのアルペジオパタ
ーン)のキーナンバ、ベロシティに基づいて、キーナン
バに対応する音高の楽音を発生する。これにより、2種
類のアルペジオパターンでアルペジオ発音が行われる。
【0047】図8は実施例における制御プログラムのメ
インループのフローチャート、図9〜図11はサブルー
チンおよび割込み処理のフローチャートであり、各フロ
ーチャートに基づいて実施例の動作を説明する。なお、
以下の説明およびフローチャートにおいて、制御に用い
られるフラグを下記のラベルで表記し、各フラグとそれ
らの記憶内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。
【0048】arpeggio:アルペジオパターンの
選択状態を表すフラグ timing1:選択された第1のアルペジオパターン
または第1の変更アルペジオパターン内の「タイミン
グ」値を格納するフラグ timing2:選択された第2のアルペジオパターン
または第2の変更アルペジオパターン内の「タイミン
グ」値を格納するフラグ gate1:選択された第1のアルペジオパターンまた
は第1の変更アルペジオパターン内の「ゲートタイム」
値を格納するフラグ gate2:選択された第2のアルペジオパターンまた
は第2の変更アルペジオパターン内の「ゲートタイム」
値を格納するフラグ time:アルペジオ発音が開始されてから現在に至る
までのクロック数を表すフラグ run:アルペジオ発音開始指示が成されているか否か
を表すフラグ
【0049】先ず、電源の投入等によってCPU1が図
8のメインルーチンの処理を開始すると、ステップS1
で、arpeggio、timing1、timing
2、gate1、gate2、time、runの各フ
ラグにそれぞれ“0”をセットする等の初期設定を行
う。次に、ステップS2でアルペジオモードが選択され
ているか否かを判定し、アルペジオモードが選択されて
いればステップS3で図9のアルペジオ設定処理を行っ
てステップS4に進み、アルペジオモードが選択されて
いなければステップS4で図10の押離鍵処理を行って
ステップS5に進む。ステップS5ではパネルスイッチ
8の操作検出およびその操作に対応する処理等のその他
の処理を行い、次にステップS6で、電源オフ等により
終了が指定されたか否かを判定し、指定されれば処理を
終了し、指定されなければステップS2に戻る。なお、
ステップS5のその他の処理によりアルペジオモードの
選択処理を行い、ここでアルペジオモードに選択された
か否かがステップS2で判定される。
【0050】図9のアルペジオ設定処理では、ステップ
S11でarpeggioフラグに“1”をセットし、
ステップS12でユーザーによる入力操作に対する処理
を行ってアルペジオ鍵域を決定し、ステップS13でユ
ーザーによる入力操作に対する処理を行って第1のアル
ペジオパターンを選択する処理を行う。次に、ステップ
S14でユーザーによる入力操作に対する処理を行って
グルーヴパターンを使用するように設定されたか否かを
判定し、使用しなければステップS17に進み、使用す
るのであればステップS15で第1のグルーヴパターン
を選択する処理を行う。そして、ステップS16で第1
のアルペジオパターンを第1のグルーヴパターンに基づ
いて変更し、第1の変更アルペジオパターンとしてRA
M3の予め決められた領域に記憶し、ステップS17に
進む。ステップS17では選択されたアルペジオパター
ン、または、グルーヴパターン使用時には第1の変更ア
ルペジオパターンについて、その最初のタイミング値を
timing1フラグにセットし、ステップS18に進
む。
【0051】ステップS18では、ユーザーによる入力
操作に対する処理を行って第2のアルペジオパターンを
選択するように設定されたか否かを判定し、選択しない
のであればアルペジオ設定処理を終了する。第2のアル
ペジオパターンを選択するのであれば、ステップS19
でarpeggioフラグに“2”をセットし、ステッ
プS101で入力操作に対する処理を行って第2のアル
ペジオパターンを選択する処理を行ってステップS10
2に進む。ステップS102では、前記同様にグルーヴ
パターンを使用するように設定されたか否かを判定し、
使用しなければステップS105に進み、使用するので
あればステップS103で第2のグルーヴパターンを選
択する処理を行う。そして、ステップS104で第2の
アルペジオパターンを第2のグルーヴパターンに基づい
て変更し、第2の変更アルペジオパターンとしてRAM
3の予め決められた領域に記憶し、ステップS105に
進む。ステップS105では第2の選択されたアルペジ
オパターン、または、グルーヴパターン使用時には第2
の変更アルペジオパターンについて、その最初のタイミ
ング値をtiming2フラグにセットし、アルペジオ
設定処理を終了する。
【0052】なお、選択されたアルペジオパターンある
いは変更アルペジオパターンの各データ(タイミング、
ゲートタイム、キーナンバ、オクターブ、ベロシティ)
は所定のポインタを用いて、このポインタの更新により
順次読み出すようになっており、上記最初のタイミング
値をtiming1あるいはtiming2にセットし
た場合のように、データを読み出すと次のデータ(上記
の例ではゲートタイム)にポインタをセットする。
【0053】以上の処理により、第1のアルペジオパタ
ーンと第2のアルペジオパターンを選択することができ
る。また、第1のアルペジオパターンおよび第2のアル
ペジオパターンに対して、それぞれ所望のグルーヴパタ
ーンに基づいて変更することができる。上記の実施例で
は、アルペジオパターンとグルーヴパターンの組み合わ
せにより、選択の方法は各種あるが、第1および第2の
アルペジオパターン(複数のアルペジオパターン)を選
択する場合が請求項1の実施例に相当する。また、少な
くとも1つのアルペジオパターンと少なくとも1つのグ
ルーヴパターンを選択して、そのアルペジオパターンを
変更する場合が請求項2の実施例に相当する。
【0054】なお、以下の処理でアルペジオ発音に用い
るアルペジオパターンは、グルーヴパターンで変更しな
かった場合は選択したアルペジオパターンそのものであ
り、また、グルーヴパターンで変更した場合はその変更
したアルペジオパターン(変更アルペジオパターン)で
ある。したがって、以下のフローチャートの説明におい
ては、変更しなかった場合のアルペジオパターンも、変
更アルペジオパターンも、いずれも特に断らない限り単
に「アルペジオパターン」という。
【0055】図10の押離鍵処理では、ステップS21
で押鍵があるか否かを判定し、押鍵がなければステップ
S28に進み、押鍵があればステップS22でarpe
ggio=0であるか否かを判定する。arpeggi
o=0であればアルペジオパターンが選択されていない
のでステップS23で押鍵された鍵に対応した発音処理
(通常の鍵盤演奏に対応する処理)を行ってステップS
28に進む。arpeggio=0でなければステップ
S24でアルペジオ鍵域の押鍵であるか否かを判定し、
アルペジオ鍵域の押鍵でなければステップS23で上記
同様の処理を行い、アルペジオ鍵域の押鍵であればステ
ップS25でrun=1としてステップS26に進む。
ステップS26では、押鍵された鍵に対応するノートナ
ンバを、キーナンバの若い方からまだ割り当てられてい
ないもの(次キーナンバ)に対応させてセットし、ステ
ップS27でtimeフラグを“0”(time=0)
にセットしてステップS28に進む。
【0056】なお、アルペジオ鍵域において複数の鍵を
実質的に同時に押鍵した場合でも、複数の鍵を順次押鍵
した場合でも、この押離鍵処理は押鍵が検出される毎に
処理を繰り返すことになり、予め決められているキーナ
ンバ(例えば“1”〜“4”)に対して、押鍵されたノ
ートナンバが低音から順にキーナンバの若いものから順
に割り当てられる。また、アルペジオ鍵域で押鍵されて
いる間はrun=1となる。なお、次に説明するステッ
プS28以降の処理で、アルペジオ鍵域で一つも押鍵さ
れていなければrun=0になる。
【0057】ステップS28では離鍵があるか否かを判
定し、離鍵がなければ押離鍵処理を終了し、離鍵があれ
ばステップS29でrun=1であるか否かを判定す
る。run=1でなければアルペジオ鍵域以外(アルペ
ジオモードでない場合は全ての鍵域)での離鍵であるの
で、ステップS201で離鍵された鍵に対応した消音処
理を行って押離鍵処理を終了する。run=1であれ
ば、ステップS202でアルペジオ鍵域での離鍵である
か否かを判定し、アルペジオ鍵域での離鍵でなければス
テップS201で上記同様の処理を行い、アルペジオ鍵
域での離鍵であればステップS203で離鍵されたノー
トナンバに対応するキーナンバの割当てを解除し、すな
わちキーナンバをフリーにし、ステップS204に進
む。
【0058】ここで、ステップS203の処理により、
離鍵されたノートナンバが割り当てられていたキーナン
バには対応するノートナンバがなくなるので、このキー
ナンバが指定された発音タイミングでは何も発音されな
くなる。すなわち休符となる。なお、このステップS2
03の処理は、離鍵された以外の鍵(まだ押鍵されたま
まの鍵)について再び低音順にキーナンバに割り当てな
おすような処理にしてもよい。
【0059】ステップS204では、アルペジオ鍵域内
に押鍵されている鍵があるか否かを判定し、アルペジオ
鍵域内に押鍵されている鍵があれば押離鍵処理を終了
し、押鍵されている鍵がなければステップS205でr
unフラグを“0”(run=0)にセットし、ステッ
プS206で各アルペジオパターンの読み出し位置を先
頭に(ポインタを先頭に)セットして押離鍵処理を終了
する。すなわち、アルペジオ鍵域の押鍵がなくなると、
その時点でアルペジオパターンのデータ読み出し位置を
先頭にして、そのタイミングをtiming1フラグま
たはtiming2フラグにセットすることで、次のア
ルペジオ開始に備える。
【0060】図11の割込み処理は、タイマ10からの
クロック信号により起動され、先ず、ステップS31で
run=1であるか否かを判定し、run=1でなけれ
ばアルペジオ鍵域で押鍵されていないのでステップS3
09に進み、run=1であればアルペジオ鍵域で押鍵
されているのでステップS32でarpeggio=0
であるか否かを判定する。arpeggio=0であれ
ばアルペジオパターンが選択されていないのでステップ
S309に進み、arpeggio=0でなければアル
ペジオパターンが選択されているので、ステップS33
でtiming1=timeであるか否かを判定する。
【0061】timing1=timeでなければ、現
在のタイミング(time)が第1のアルペジオパター
ンにおける発音のタイミングになっていないのでステッ
プS37に進み、timing1=timeであれば、
第1のアルペジオパターンにおける発音のタイミングに
なったので、ステップS34で第1のアルペジオパター
ンのタイミングデータに続くデータを順次読み出して、
キーナンバに対応する音高のノートナンバ(オクターブ
シフトが有る場合はシフトしたノートナンバ。以下同
様。)とベロシティ値およびノートオンを音源回路5に
出力して発音処理を行う。次に、ステップS35で、読
み出したゲートタイム値をgate1フラグにセット
し、ステップS36で次のタイミング値をtiming
1フラグにセットしてステップS37に進む。
【0062】ステップS37ではgate1=0である
か否かを判定し、gate1=0であれば、第1のアル
ペジオパターンの発音していた楽音について消音タイミ
ングになったので、ステップS38でキーナンバに対応
する音高のノートナンバとノートオフを音源回路5に出
力して消音処理を行い、ステップS301に進む。ga
te1=0でなければゲートタイムのカウントを進める
ためにステップS39でgate1の値を“1”デクリ
メントしてステップS301に進む。
【0063】ステップS301ではarpeggio=
2であるか否かを判定し、arpeggio=2でなけ
れば第1のアルペジオパターンしか選択されていないこ
とになるのでステップS309に進み、arpeggi
o=2であれば、第2のアルペジオパターンが選択され
ているので、ステップS302でtiming2=ti
meであるか否かを判定する。なお、ステップS302
〜ステップS308の処理は第2アルペジオパターンに
対する処理であり、第1のアルペジオパターンに対する
ステップS33〜ステップS39の処理と同様である。
【0064】timing2=timeでなければステ
ップS306に進み、timing2=timeであれ
ば、ステップS303で第2のアルペジオパターンのタ
イミングデータとセットのキーナンバに対応する音高に
ついてベロシティ値に基づいて発音処理を行う。次に、
ステップS304で、読み出したゲートタイム値をga
te2にセットし、ステップS305で次のタイミング
値をtiming2にセットし、ステップS306でg
ate2=0であるか否かを判定する。gate2=0
であれば、ステップS307でキーナンバに対応する音
高について消音処理を行ってステップS309に進み、
gate2=0でなければステップS308でgate
2の値を“1”デクリメントしてステップS309に進
む。
【0065】ステップS309では自動演奏処理を行
う。すなわち、自動演奏処理では自動伴奏を行うが、自
動伴奏もアルペジオ発音と同様にクロック信号に基づい
て時系列な演奏データを順次読み出して楽音を発生する
処理であり、当該割込み処理に含めるようにしている。
なお、このステップS309の自動演奏処理は自動伴奏
モードに設定されている場合に実質的な処理を行うもの
であるが、アルペジオモードで自動伴奏モードに設定し
たときは、例えば演奏データのベースとリズムのトラッ
クを再生してアルペジオ発音とともに、ベースおよびリ
ズムの発音を行うようにしてもよい。
【0066】上記自動伴奏処理が終了すると、ステップ
S310でtime<384であるか否かを判定し、t
ime<384であれば、小節の途中であるのでステッ
プS311でtimeの値を“1”進めて割込み処理を
終了し、time<384でなければ1小節分の時間が
経過したことになるのでステップS312でtimeフ
ラグを“0”(time=0)にセットして割込み処理
を終了する。
【0067】以上の処理により、アルペジオ鍵域で押鍵
された鍵に対応するノートナンバと第1および第2のア
ルペジオパターンに基づいて2種類のアルペジオ発音が
行われるので、アルペジオの機能が高まり、表現力豊か
なアルペジオの発音を行うことができる。
【0068】また、グルーヴパターンによってアルペジ
オパターンを変更アルペジオパターンに変更することが
できるので、アルペジオの機能が高まり、表現力豊かな
アルペジオの発音を行うことができる。
【0069】上記の実施例では複数のアルペジオパター
ンをそれぞれ独立に選択するようにしているが、例えば
図12に示したように、第1〜第nの複数のトラックデ
ータを一つのセットにして各トラックデータのおのおの
でアルペジオパターンを構成したもの(「トラックアル
ペジオパターン」という。)を用いるようにしてもよ
い。このトラックアルペジオパターンの各トラックデー
タは、トラック番号を表す「トラックナンバ」のデータ
と、各トラックデータ毎の音色を設定するための「音色
ナンバ」のデータを含んでおり、その他の「タイミン
グ」、「ゲートタイム」、「キーナンバ」、「オクター
ブ」および「ベロシティ」からなる1発音分データは図
2の場合と同様である。
【0070】このトラックアルペジオパターンを用いる
場合の制御は前記実施例とほぼ同様であり、図11の例
えばステップS33からステップS39までのアルペジ
オパターンに基づく発音処理および消音処理を、1回の
割込み処理毎に全トラックデータについてそれぞれ実行
する。なお、この場合、図11のステップS33および
ステップS36の処理に対応して各トラックのタイミン
グのデータを格納するフラグを各トラック毎に用いる。
また、同様にステップS36、ステップS38およびス
テップS39の処理に対応して各トラックのゲートタイ
ムのデータを格納するフラグを各トラック毎に用いる。
【0071】前記実施例では、発音される楽音の音色は
鍵盤演奏用に選択した1種類の音色であるが、上記のト
ラックアルペジオパターンを用いると、各トラック毎に
異なる音色でアルペジオ発音を実施することができる。
【0072】また、初心者のユーザーにとっては、複数
のアルペジオパターンで同時発音を行う際に、複数のア
ルペジオパターンの中から、あるアルペジオパターンに
馴染む他のアルペジオパターンを選択することは、困難
な作業である。しかし、上記トラックアルペジオパター
ンを用いると、複数のトラックデータによって複数のア
ルペジオパターンを予め1つのセットとして用意してお
くことができるので、例えば初心者のユーザーにも、楽
曲の流れとしてお互いに馴染み合うような複数のアルペ
ジオパターンを用いてアルペジオ発音を容易に実施する
ことができ、より多彩なアルペジオ発音を容易な操作で
実現することができる。
【0073】なお、上記トラックアルペジオパターンを
用いる場合に、所望のトラックに対応するアルペジオ発
音をミュートするように設定できるようにしてもよい。
【0074】以上の実施例では、例えば“1”〜“4”
の4つのキーナンバに対してアルペジオ鍵域で押鍵され
た鍵のノートナンバを割り当てて、アルペジオパターン
のキーナンバに対応する(割り当てられている)ノート
ナンバでアルペジオの音高を決めるようにしている。し
たがって、押鍵された鍵の数がキーナンバの数(4つ)
より少ない場合、ノートナンバが割り当てられないキー
ナンバも生じる。しかし、アルペジオパターンは、上記
のようなノートナンバが割り当てられないキーナンバを
含むこともあので、そのような場合には休符とする。ま
た、休符にしなくても、例えば押鍵された鍵の内の最高
音あるいは最低音など所定のノートナンバを重複して複
数のキーナンバに割り当てるようにしてもよい。
【0075】また、アルペジオパターンのうちキーナン
バを用いずにタイミング、ゲートタイム、ベロシティ等
だけを利用し、アルペジオ鍵域で押鍵された鍵のノート
ナンバと押鍵された順番を記憶しておき、このノートナ
ンバの音高の順番と押鍵された順番を組み合わせた所定
のルールに従って、アルペジオパターンの各楽音の音高
を順次決定するようにしてもよい。また、この場合、音
高を決定するルールを複数決めておき、所望のルールを
選択するようにしてもよい。
【0076】なお、実施例におけるアルペジオパターン
およびグルーヴパターンは1小節長のデータであるが、
これに限らず、複数小節長のデータでもよい。
【0077】実施例では、ユーザーがアルペジオ鍵域を
設定するものであるが、予めアルペジオ鍵域が決められ
ていてもよい。
【0078】実施例では、グルーヴパターンを選択した
時点で、該グルーヴパターンを用いて、選択されたアル
ペジオパターン内のデータを変更し、その変更されたア
ルペジオパターンに基づいてアルペジオ発音を行うよう
にしているが、アルペジオ発音の実行中において、タイ
ミングに応じてグルーヴパターンのグリッドを参照し、
逐次グルーヴパターン内のデータに基づいて、発音され
る楽音に対してグルーヴ効果をかけるようにしてもよ
い。
【0079】実施例では、2つのアルペジオパターンに
ついてそれぞれにグルーヴパターンを選択するようにな
っているが、これに限らず、2つのアルペジオパターン
を同じグルーヴパターンによりデータ変更をするように
してもよい。また、1つのアルペジオパターンに対して
2つ以上のグルーヴパターンを選択して、2つ以上の変
更アルペジオパターンを作成し、該作成された複数の変
更アルペジオパターンに基づいて同時アルペジオ発音を
行うようにしてもよい。
【0080】また、アルペジオパターンが選択された時
点で、該選択されたアルペジオパターンに馴染むような
グルーヴパターン(いわば「お勧めグルーヴパター
ン」)を表示することで、初心者にも簡単にアルペジオ
パターンの変更ができるようにしてもよい。
【0081】実施例は、アルペジオ鍵域で押鍵された鍵
の音高情報(押鍵音高情報)に基づいて、ユーザーによ
り選択された2つのアルペジオパターンを利用して2種
類のアルペジオ楽音を同時に発音するものであるが、前
記選択された2つのアルペジオパターンに対してそれぞ
れ異なる押鍵音高情報を与えてアルペジオ楽音を発音す
るようにしてもよい。
【0082】例えば、アルペジオ鍵域での押鍵音高情報
のうち、低音側から偶数番目に相当する押鍵音高情報は
第1のアルペジオ発音に用い、奇数番目に相当する押鍵
音高情報は第2のアルペジオ発音に用いる。また、第1
と第2との押鍵鍵域を設定し、それぞれの鍵域での押鍵
音高情報を対応する第1および第2のアルペジオ発音に
用いるようにする。あるいは、アルペジオ鍵域において
押鍵された複数の押鍵音高情報を第1のアルペジオ発音
に用い、この押鍵された鍵の1オクターブ分上あるいは
下にシフトした音高情報を用いて第2のアルペジオ発音
を行うようにしてもよい。
【0083】実施例では、アルペジオ鍵域での押鍵音高
情報に対して、低音順に若い「キーナンバ」を割り当て
るようにしているが、これに限らず、例えば押鍵された
順に若い「キーナンバ」から順に割り当てるようにして
もよい。
【0084】実施例では、2種類のアルペジオパターン
あるいはグルーヴパターンを用いた場合について説明し
ているが、これに限らず、2種類以上の複数種類のアル
ペジオパターンあるいはグルーヴパターンを用いて、複
数のアルペジオ発音を行うようにしてもよい。
【0085】実施例におけるアルペジオパターンのフォ
ーマットは、アルペジオ楽音の発生イベントの発生時刻
を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶
対時間」という形式であるが、これに限らず、楽音発生
イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間(ク
ロック数で示すデュレーション)で表した「イベント+
相対時間」という形式でもよい。また、アルペジオパタ
ーンは、発生すべきアルペジオパターンを音符の音高と
符長あるいは休符と休符長で表した「音高(休符)+符
長」という形式でもよい。あるいは、楽音発生イベント
の最小分解能毎(実施例のクロック)にメモリの領域を
確保し、楽音発生イベントの発生する時刻に対応するメ
モリ領域にキーナンバやベロシティ等のデータを記憶し
たいわゆる「ベタ方式」の形式など、どのような形式で
もよい。
【0086】また、アルペジオ発音のテンポを変更する
方法は、テンポクロック(割込み信号)の周期を変更す
るものや、テンポクロックの周期はそのままでテンポに
応じてタイミングデータの値を修正するもの、1回の処
理においてタイミングデータをカウントする値(例えば
減数する数量)を変更するものなど、どのようなもので
あってもよい。
【0087】上記の実施例では、アルペジオパターン、
グルーヴパターンおよび制御プログラムがROM2に予
め記憶されている場合について説明したが、これに限ら
ず次のようにしてもよい。例えば、CD−ROMにアル
ペジオパターンやグルーヴパターンおよび制御プログラ
ムを記録しておき、これらのデータをCD−ROM装置
から制御プログラムをハードディスクにロードする。そ
して、CPU1が、このHDの制御プログラムをRAM
3に展開し、このRAM3のプログラムに基づいて前記
実施例同様にアルペジオ発音の動作を制御する。これに
より、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と
同様の動作をCPUにさせることができる。このように
すると、制御プログラムの新規インストールや追加ある
いはバージョンアップ等が容易に行える。また、フロッ
ピディスク、磁気ディスク(MO)等に制御プログラム
を記録しておいて、RAM3あるいはハードディスクに
供給するようにしてもよい。
【0088】また、インターフェース12を利用し、ア
ルペジオパターン、グルーヴパターンおよび制御プログ
ラムをダウンロードするようにしてもよい。この場、例
えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインタ
ーネットあるいは電話回線等の通信ネットワークに接続
し、該通信ネットワークを介して、サーバコンピュータ
からアルペジオパターン、グルーヴパターンおよび制御
プログラムの配信を受けることにより、それをハードデ
ィスクに記録してダウンロードが完了する。
【0089】本発明は上記実施例のような鍵盤式の電子
楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ等の形態で
もよい。また、音源回路、自動演奏機能を内蔵した電子
楽器に限らず、音源装置、シーケンサ、エフェクタなど
それぞれが別体の装置であって、MIDIあるいは各種
ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するよ
うなものであってもよい。
【0090】以上の実施例は電子楽器に本発明を適用し
たものであるが、本発明のアルペジオ発音装置は、パー
ソナルコンピュータとアプリケーションソフトウエアで
構成することこともできる。
【0091】この場合、パーソナルコンピュータのCP
Uは例えばハードディスクにインストールされたOSに
よりRAMのワーキングエリアを使用して制御を行う
が、前記実施例のように外部記憶装置からアルペジオパ
ターンやグルーヴパターンおよび制御プログラムをアプ
リケーションソフトウエアとしてハードディスク等に供
給し、CPUにより前記実施例と同様の動作を行うこと
ができる。アルペジオパターンやグルーヴパターンの選
択を行う場合、キーボードやマウス等の操作に応じたデ
ータの入力処理で容易に制御できる。また、パーソナル
コンピュータに搭載したサウンドボード等で音源回路を
構成することができる。また、このようにパーソナルコ
ンピュータを用いた場合も、前記同様に、ネットワーク
を介して供給するようにしてもよい。
【0092】なお、以上の実施例で説明したような制御
プログラムが記録された媒体、すなわちROM、RA
M、ハードディスク、CD−ROM、光磁気ディスクあ
るいは通信ネットワークのサーバコンピュータなど配信
先の記憶装置は、本発明の請求項5〜請求項7のプログ
ラムを記録した媒体に相当する。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のアルペジオ発音装置または請求項5記載の媒体に
記録されたプログラムの実行によれば、複数種類のアル
ペジオ効果を同時に得ることができるので、表現力豊か
なアルペジオの発音となり、多彩な楽音の演奏を楽しむ
ことができる。
【0094】また、請求項2記載のアルペジオ発音装置
または請求項6記載の媒体に記録されたプログラムの実
行によれば、アルペジオ効果に加えて、発音タイミング
に微妙なノリを付与できるなどのグルーヴ効果も同時に
付与できるので、表現力豊かなアルペジオの発音とな
り、多彩な楽音の演奏を楽しむことができる。
【0095】また、請求項3記載のアルペジオ発音装置
によれば、複数種類のアルペジオ効果を同時に得ること
ができるとともに、グルーヴ効果も同時に付与できるの
で、さらに表現力豊かなアルペジオの発音となり、多彩
な楽音の演奏を楽しむことができる。
【0096】また、請求項4記載のアルペジオ発音装置
または請求項7記載の媒体に記録されたプログラムの実
行によれば、複数のトラックデータに対応した複数種類
のアルペジオ効果を同時に得ることができるとともに、
各トラックデータに応じた音色とすることができ、さら
に表現力豊かなアルペジオの発音となり、多彩な楽音の
演奏を楽しむことができる。また、トラックアルペジオ
パターンは複数のトラックデータをセットにしたもので
あるので、各トラックデータに対応するアルペジオパタ
ーンの組み合わせを予め設定しておくことができ、同時
に発音する複数のアルペジオパターンについて互いの馴
染み具合などの関係を考慮することなく演奏を楽しむこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルペジオ発音装置を適用した電子楽
器のブロック図である。
【図2】実施例におけるアルペジオパターンのフォーマ
ットを示す図である。
【図3】実施例におけるグルーヴパターンのフォーマッ
トを示す図である。
【図4】実施例における要部の構成と動作を概念的に示
す図である。
【図5】実施例におけるアルペジオ発音の具体例を示す
図である。
【図6】実施例におけるグルーヴパターンの一例を示す
図である。
【図7】実施例におけるグルーヴ機能によるアルペジオ
パターンの変更の一例を示す図である。
【図8】実施例における制御プログラムのメインループ
のフローチャートである。
【図9】実施例におけるアルペジオ設定処理のフローチ
ャートである。
【図10】実施例における押離鍵処理のフローチャート
である。
【図11】実施例における割込み処理のフローチャート
である。
【図12】他の実施例のトラックアルペジオパターンの
フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…鍵盤、5…
音源回路、11…外部記憶装置、12…インターフェー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルペジオの構成音の音高を定める音高
    情報を入力する音高情報入力手段と、 アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定め
    るアルペジオパターンを複数種類記憶するアルペジオパ
    ターン記憶手段と、 上記アルペジオパターン記憶手段から複数のアルペジオ
    パターンを選択するためのアルペジオパターン選択手段
    と、 前記音高情報入力手段で入力された音高情報と前記アル
    ペジオパターン選択手段で選択された複数のアルペジオ
    パターンとに基づいて、複数のアルペジオの楽音を発生
    する楽音発生手段と、を備えたことを特徴とするアルペ
    ジオ発音装置。
  2. 【請求項2】 アルペジオの構成音の音高を定める音高
    情報を入力する音高情報入力手段と、 アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定め
    るアルペジオパターンを記憶するアルペジオパターン記
    憶手段と、 楽音の要素を変更するためのデータからなる複数のグル
    ーヴパターンを記憶するグルーヴパターン記憶手段と、 上記グルーヴパターン記憶手段からグルーヴパターンを
    選択するためのグルーヴパターン選択手段と、 前記アルペジオパターン記憶手段に記憶されたアルペジ
    オパターンの楽音の要素を前記グルーヴパターン選択手
    段で選択されたグルーヴパターンに基づいて変更するア
    ルペジオパターン変更手段と、 前記音高情報入力手段で入力された音高情報と前記アル
    ペジオパターン変更手段で変更されたアルペジオパター
    ンとに基づいて、アルペジオの楽音を発生する楽音発生
    手段と、 を備えたことを特徴とするアルペジオ発音装置。
  3. 【請求項3】 前記アルペジオパターン記憶手段には複
    数種類のアルペジオパターンが記憶され、該アルペジオ
    パターン記憶手段から複数のアルペジオパターンを選択
    して、該選択した複数のアルペジオパターンを前記アル
    ペジオパターン変更手段で変更することを特徴とする請
    求項2記載のアルペジオ発音装置。
  4. 【請求項4】 アルペジオの構成音の音高を定める音高
    情報を入力する音高情報入力手段と、 アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定め
    るアルペジオパターンと楽音の音色を指定する音色情報
    とを有する複数種類のトラックデータをセットにしたト
    ラックアルペジオパターンを記憶するトラックアルペジ
    オパターン記憶手段と、 前記音高情報入力手段で入力された音高情報と前記トラ
    ックアルペジオパターン記憶手段に記憶されたトラック
    アルペジオパターンとに基づいて、前記トラックデータ
    に対応する複数のアルペジオの楽音を該トラックデータ
    に対応する前記音色情報の音色で発生する楽音発生手段
    と、を備えたことを特徴とするアルペジオ発音装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータによってアルペジオ発音を
    制御するためのプログラムを記録した媒体であって、 アルペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力する
    ステップと、 アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定め
    るアルペジオパターンを複数種類記憶したアルペジオパ
    ターン記憶手段から、複数のアルペジオパターンを選択
    させるステップと、 前記入力された音高情報と前記アルペジオパターン記憶
    手段から選択された複数のアルペジオパターンとに基づ
    いて、複数のアルペジオの楽音を発生するステップと、 を前記コンピュータで実行するためのプログラムを記録
    した媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータによってアルペジオ発音を
    制御するためのプログラムを記録した媒体であって、 アルペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力する
    ステップと、 楽音の要素を変更するためのデータからなる複数のグル
    ーヴパターンを記憶したグルーヴパターン記憶手段から
    グルーヴパターンを選択させるステップと、 アルペジオの構成音の少なくとも発音タイミングを定め
    るアルペジオパターンの楽音の要素を前記グルーヴパタ
    ーン記憶手段から選択されたグルーヴパターンに基づい
    て変更するステップと、 前記入力された音高情報と前記変更されたアルペジオパ
    ターンとに基づいて、アルペジオの楽音を発生するステ
    ップと、を前記コンピュータで実行するためのプログラ
    ムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータによってアルペジオ発音を
    制御するためのプログラムを記録した媒体であって、 アルペジオの構成音の音高を定める音高情報を入力する
    ステップと、 前記入力された音高情報と、アルペジオの構成音の少な
    くとも発音タイミングを定めるアルペジオパターンと楽
    音の音色を指定する音色情報とを有する複数種類のトラ
    ックデータをセットにしたトラックアルペジオパターン
    とに基づいて、前記トラックデータに対応する複数のア
    ルペジオの楽音を該トラックデータに対応する前記音色
    情報の音色で発生するステップと、を前記コンピュータ
    で実行するためのプログラムを記録した媒体。
JP29001097A 1997-10-22 1997-10-22 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体 Expired - Fee Related JP3829439B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29001097A JP3829439B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
US09/176,645 US6051771A (en) 1997-10-22 1998-10-21 Apparatus and method for generating arpeggio notes based on a plurality of arpeggio patterns and modified arpeggio patterns
DE69816225T DE69816225T2 (de) 1997-10-22 1998-10-22 Vorrichtung und Verfahren zur Erzeugung von Arpeggiotönen
EP98119760A EP0911802B1 (en) 1997-10-22 1998-10-22 Apparatus and method for generating arpeggio notes
JP2000155151A JP3507006B2 (ja) 1997-10-22 2000-05-25 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な媒体
JP2000155150A JP3353777B2 (ja) 1997-10-22 2000-05-25 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録した媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29001097A JP3829439B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000155150A Division JP3353777B2 (ja) 1997-10-22 2000-05-25 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録した媒体
JP2000155151A Division JP3507006B2 (ja) 1997-10-22 2000-05-25 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な媒体
JP2005357778A Division JP4175364B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11126074A true JPH11126074A (ja) 1999-05-11
JP3829439B2 JP3829439B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=17750620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29001097A Expired - Fee Related JP3829439B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6051771A (ja)
EP (1) EP0911802B1 (ja)
JP (1) JP3829439B2 (ja)
DE (1) DE69816225T2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089643A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Yamaha Corp 電子楽器および電子楽器制御用プログラム
JP2008139451A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Yamaha Corp アルペジオ生成装置およびアルペジオ生成方法を実現するためのプログラム
JP2008164969A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp 演奏パターン再生装置及びそのコンピュータプログラム
JP2008164968A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp 演奏パターン再生装置及びそのコンピュータプログラム
JP2008164923A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp アルペジオデータ生成装置及びプログラム
US7432437B2 (en) 2006-09-21 2008-10-07 Yamaha Corporation Apparatus and computer program for playing arpeggio with regular pattern and accentuated pattern
US7432436B2 (en) 2006-09-21 2008-10-07 Yamaha Corporation Apparatus and computer program for playing arpeggio
WO2021044562A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム
WO2021044559A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム
WO2021044561A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3702785B2 (ja) * 2000-12-27 2005-10-05 ヤマハ株式会社 楽音演奏装置、方法及び媒体
JP4086665B2 (ja) * 2003-01-15 2008-05-14 ローランド株式会社 自動演奏装置
JP3938104B2 (ja) * 2003-06-19 2007-06-27 ヤマハ株式会社 アルペジオパターン設定装置およびプログラム
WO2007040068A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Pioneer Corporation 楽曲再生装置および楽曲再生方法
JP2009139690A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器
US20110011242A1 (en) * 2009-07-14 2011-01-20 Michael Coyote Apparatus and method for processing music data streams
US9263018B2 (en) * 2013-07-13 2016-02-16 Apple Inc. System and method for modifying musical data
US9384719B2 (en) * 2013-07-15 2016-07-05 Apple Inc. Generating customized arpeggios in a virtual musical instrument
US9105260B1 (en) * 2014-04-16 2015-08-11 Apple Inc. Grid-editing of a live-played arpeggio
US10032443B2 (en) * 2014-07-10 2018-07-24 Rensselaer Polytechnic Institute Interactive, expressive music accompaniment system
US9412351B2 (en) * 2014-09-30 2016-08-09 Apple Inc. Proportional quantization

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4271741A (en) * 1978-03-15 1981-06-09 The Wurlitzer Company Accompaniment system for electronic musical instrument
US4444081A (en) * 1982-06-04 1984-04-24 Baldwin Piano & Organ Company Arpeggio generating system and method
JPS5948598U (ja) * 1982-09-22 1984-03-31 カシオ計算機株式会社 電子楽器
JPS62235989A (ja) * 1986-04-07 1987-10-16 ヤマハ株式会社 伴奏パタ−ン選択装置
JP2631722B2 (ja) * 1988-11-11 1997-07-16 ローランド株式会社 自動演奏装置
US5495073A (en) * 1992-05-18 1996-02-27 Yamaha Corporation Automatic performance device having a function of changing performance data during performance
JP3625914B2 (ja) * 1995-09-20 2005-03-02 ローランド株式会社 アルペジエータ
US5714705A (en) * 1995-09-19 1998-02-03 Roland Corporation Arpeggiator

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432437B2 (en) 2006-09-21 2008-10-07 Yamaha Corporation Apparatus and computer program for playing arpeggio with regular pattern and accentuated pattern
US7432436B2 (en) 2006-09-21 2008-10-07 Yamaha Corporation Apparatus and computer program for playing arpeggio
JP2008089643A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Yamaha Corp 電子楽器および電子楽器制御用プログラム
JP2008139451A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Yamaha Corp アルペジオ生成装置およびアルペジオ生成方法を実現するためのプログラム
JP2008164969A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp 演奏パターン再生装置及びそのコンピュータプログラム
JP2008164968A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp 演奏パターン再生装置及びそのコンピュータプログラム
JP2008164923A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Corp アルペジオデータ生成装置及びプログラム
WO2021044562A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム
WO2021044559A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム
WO2021044561A1 (ja) 2019-09-04 2021-03-11 ローランド株式会社 アルペジエータおよびその機能を備えたプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP0911802A1 (en) 1999-04-28
DE69816225D1 (de) 2003-08-14
JP3829439B2 (ja) 2006-10-04
DE69816225T2 (de) 2004-04-22
EP0911802B1 (en) 2003-07-09
US6051771A (en) 2000-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3829439B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
US7750230B2 (en) Automatic rendition style determining apparatus and method
US8314320B2 (en) Automatic accompanying apparatus and computer readable storing medium
JPH11327427A (ja) 楽譜割付け装置及び楽譜割付けプログラムを記録した媒体
JP2612923B2 (ja) 電子楽器
US7420113B2 (en) Rendition style determination apparatus and method
EP0853308B1 (en) Automatic accompaniment apparatus and method, and machine readable medium containing program therefor
EP0980061B1 (en) Arrangement apparatus by modification of music data with arrangement data
JPH11126067A (ja) 自動演奏装置および自動演奏プログラムを記録した媒体
JP3353777B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録した媒体
JP3507006B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な媒体
JP4175364B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
JP3296182B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3397071B2 (ja) 自動演奏装置
JP2943560B2 (ja) 自動演奏装置
JP3379098B2 (ja) 演奏装置、および該装置に係るプログラムまたはデータを記録した記録媒体
JP4214845B2 (ja) 自動アルペジオ装置および同装置に適用されるコンピュータプログラム
JP2570411B2 (ja) 演奏装置
JP3033393B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3791784B2 (ja) 演奏装置
JP2000155573A (ja) 楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体
JPH07104753A (ja) 電子楽器の自動調律装置
JPH0728469A (ja) 電子楽器のコード指定装置
JPH0580759A (ja) 自動伴奏機能付電子楽器
JP2003233374A (ja) 楽曲データの自動表情付け装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees