JPH06278654A - 自動車のカウルグリルおよびその製造方法 - Google Patents

自動車のカウルグリルおよびその製造方法

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JPH06278654A
JPH06278654A JP5068259A JP6825993A JPH06278654A JP H06278654 A JPH06278654 A JP H06278654A JP 5068259 A JP5068259 A JP 5068259A JP 6825993 A JP6825993 A JP 6825993A JP H06278654 A JPH06278654 A JP H06278654A
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Japan
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grill
lip
cowl
hollow
molten resin
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JP5068259A
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JP3230885B2 (ja
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Katsutarou Shimizu
克多朗 清水
Hirotake Matsuki
裕威 松木
Osamu Matsuo
修 松尾
Yoshiyuki Yamamura
美幸 山村
Masahide Kotani
雅英 小谷
Kiyokazu Hattori
清和 服部
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SUTAARAITO KOGYO KK
Mazda Motor Corp
Starlite Co Ltd
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SUTAARAITO KOGYO KK
Mazda Motor Corp
Starlite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カウルグリルとシール部材とを一体化すること
によって製造、組み付け上の工程の簡素化を図る。 【構成】カウルグリル1は、先端に行くに従い厚みが連
続的に減少する形状を成しリップ部1aを有する。ウイ
ンドガラス2の前下端とボンネット3とのあいだに配置
されるグリル部1bと、前記リップ部1aとグリル部1
bとの間にウインドガラス2にほぼ全幅にわたって延び
る中空部4を有する補強部1cとを備えている。カウル
グリル1は1つの型によって成形する。リップ部1aの
先端は柔軟性を確保するために極めて薄くなっているの
で、成形時、溶融樹脂の回りが悪くなるが湯回りの悪い
リップ部1aに連続して大容量の補強部1cを形成する
ことによって湯回りの悪化を抑制することができる。ま
た中空部4、6を成形するにあたっては、中空インジェ
クションによって不活性ガスを圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウインドガラスの下端部
に配置されるカウルグリルとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前部構造においてフロントウイン
ドガラスの下部とボンネットとの間の隙間部分には、ウ
インドガラスの下端部を覆い隠すようにカウルグリルが
取り付けられる。たとえば、このようなカウルグリルの
例は実開平3−10916号公報に開示されている。
【0003】この場合カウルグリル先端とウインドガラ
スの表面にできるすき間を埋めて連続的な平面とするた
めにシール部材が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のもの
はウインドガラスの下端部とボンネットの後端とのすき
間を埋めるためにカウルグリルと、シール部材の2つの
部品を取り付けるようになっている。このように2つの
部品を製造し、かつ取り付ける工程が煩雑であることに
鑑み、カウルグリルとシール部材とを一体化したい要請
が従来から存在していた。しかし、カウルグリルは一定
の剛性を必要とするものである一方、シール部材は、ウ
インドガラスへの密着性を要求されることから柔軟性が
必要とする。この相反する性質を要求されるため従来で
は上記のように一体化への要請があたにも係わらず2つ
の部材によってウインドガラスとボンネットのすき間を
埋めるようにしていたものである。
【0005】本発明はこのような事情に基づいて構成さ
れたもので、カウルグリルとシール部材とを一体化にす
ることによって製造、組み付け上の工程の簡素化を図る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下のように構成される。すなわち、本発明
に係るカウルグリルは、先端に行くに従い厚みが連続的
に減少する形状を成しウインドガラスの下端部に上面か
ら弾性的に密着するリップ部と、ウインドガラスの前下
端とボンネットとのあいだに配置されるグリル部と、前
記リップ部とグリル部との間にウインドガラスのほぼ全
幅にわたって延びる中空部を有する補強部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】このようなカウルグリルを製造する場合に
は、一体成形することが好ましい。従来では、一定の剛
性を必要とするカウルグリルに材料としてはタルク20
%ポリプロピレン(PP)を使用していた。しかし、シ
ール部材は柔軟性を必要とすることからこの材料を使用
するとウインドガラスとの密着性が得られない。本発明
では、たとえば、このタルク20%PPよりも柔軟な無
添加PPまたはゴム変成PPを使用する。
【0008】
【作用】本発明によれば、上記のように従来のグリル成
形材料よりも柔軟性のある材料を使用することによって
シール部材に要求される柔軟性を確保し、先に行くほど
連続的に薄くなった構造のリップ部によってウインドガ
ラスの表面への密着性を確保する。また、柔軟な材料を
使用することによって不利となるグリル部に必要な剛性
は、リップ部に連続して大容量部の補強部を設けること
で確保する。この補強部には、ウインドガラスの全幅に
わたって中空部が設けられる。リップ部の先端は柔軟性
を確保するために極めて薄くなっているので、成形時に
溶融樹脂の回りが悪くなる。しかし、このような溶融樹
脂の回りにくいリップ部に連続して大容量の補強部を形
成したので溶融樹脂の回りを促進することができる。ま
た中空部を成形する際に中空インジェクションによって
気体を圧入するためさらに溶湯のリップ部先端への回り
が促進される。このようにして成形した大容量の補強部
は、薄肉構造とすることによって剛性を確保することが
できかつ内部応力を抑制して変形をなくすことができる
一方、中空部分の材料の節約になる。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の好適
な実施例を説明する。図1および図2を参照すると本発
明の1実施例に係るカウルグリル1が示されている。本
例のカウルグリル1は、先端に行くに従い厚みが連続的
に減少する形状を成しリップ部1aを有する。このリッ
プ部1aには、ウインドガラス2の下端部に上面から弾
性的に密着している。ウインドガラス2の前下端とボン
ネット3とのあいだに配置されるグリル部1bと、前記
リップ部1aとグリル部1bとの間にウインドガラス2
にほぼ前幅にわたって延びる中空部4を有する補強部1
cとを備えている。グリル部1bには、長穴状の通風口
5が設けられるまた、グリル部1bに連続して上方に突
出した突出部1dが設けられ突出部の頂部には、幅方向
に延びる中空部6が設けられる。さらに、突出部1dに
連続して、下方前方に延びるスカート部1eが形成され
ている。本例の構造では、カウルボックス7の上端部前
方にカウルパネルの延長部8が形成されこの延長部8に
は、緩衝材9を介してグリル部1bがクリップ10によ
って係止されている。補強部1cはウインドガラス2の
厚みを越える高さを有しており、その幅もグリル部1b
の厚さより大きい容量になっている。
【0010】このようなカウルグリル1は1対の型によ
って射出成形する。リップ部1aの先端は柔軟性を確保
するために極めて薄くなっているので、成形時、樹脂の
回りが悪くなるが湯回りの悪いリップ部1aに連続して
大容量つまり、チャンネル状の補強部1cを形成し湯回
りの悪化を抑制することができる。また中空部4、6を
成形するにあたっては、型内で成形途中に不活性ガスを
圧入する。いわゆる中空インジェクションが利用され
る。
【0011】材料は、比較的柔軟性のある無添加PPま
たはゴム変成PPを使用する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、柔軟な材料を使用する
ことによって不利となるグリル部に必要な剛性は、リッ
プ部に連続して大容量部の補強部を設けることで確保す
る。リップ部の先端は柔軟性を確保するために極めて薄
くなっているので、成形時に溶融樹脂の回りが悪くな
る。しかし、このような溶融樹脂の回りにくいリップ部
に連続して大容量の補強部を形成したので溶融樹脂の回
りを促進することができる。また中空部を成形擦る際に
中空インジェクションによって気体を圧入するためさら
に溶融樹脂のリップ部先端への回りを促進することがで
きる。このようにして成形した大容量の補強部は、中空
部を設けて薄肉構造とすることにみよって剛性を確保し
つつ材料を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して成形したカウルグリルの取り
付け状態を示す断面図、
【図2】カウルグリルの平面図である。
【符号の説明】
1 カウルグリル、1a リップ部、1b グリル部、
1c 補強部、1d 突出部、2 ウインドガラス、3
ボンネット、4、6 中空部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 修 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山村 美幸 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 小谷 雅英 大阪府大阪市鶴見区徳庵1丁目1番71号 スターライト工業株式会社内 (72)発明者 服部 清和 大阪府大阪市鶴見区徳庵1丁目1番71号 スターライト工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に行くに従い厚みが連続的に減少する
    形状を成しウインドガラスの下端部に上面から弾性的に
    密着するリップ部と、ウインドガラスの前下端とボンネ
    ットとのあいだに配置されるグリル部と、前記リップ部
    とグリル部との間にウインドガラスのほぼ全幅にわたっ
    て延びる中空部を有する補強部とを備えたことを特徴と
    する自動車のカウルグリル。
  2. 【請求項2】先端に行くに従い厚みが連続的に減少する
    形状を成しウインドガラスの下端部に上面から弾性的に
    密着するリップ部と、前記リップ部とに連続してウイン
    ドガラスのほぼ全幅にわたって延びる中空部を有しリッ
    プ部に比して大容量の補強部と、該補強部に連続して形
    成されウインドガラスの前下端とボンネットの間に配置
    されるグリル部とを一体成形することを特徴とする自動
    車のカウルグリルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100361855C (zh) * 2003-10-16 2008-01-16 本田技研工业株式会社 车身前围上盖板装饰件构造
CN104417622A (zh) * 2013-09-06 2015-03-18 日本富拉司特株式会社 前罩板
JP2016002952A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 本田技研工業株式会社 車両前部構造

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