JP2530077Y2 - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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JP2530077Y2
JP2530077Y2 JP1989087448U JP8744889U JP2530077Y2 JP 2530077 Y2 JP2530077 Y2 JP 2530077Y2 JP 1989087448 U JP1989087448 U JP 1989087448U JP 8744889 U JP8744889 U JP 8744889U JP 2530077 Y2 JP2530077 Y2 JP 2530077Y2
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Inventor
政博 野崎
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豊田合成 株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は中空形態のメインシールと中空形態のサブリ
ップとを備えたウエザーストリップの接続構造に関する
ものであって、特に自動車のドアウエザーストリップに
有効に利用出来るものである。
〔従来の技術〕
従来のドアウエザーストリップとしては、第4図に示
す如く、中空部H2を有する取付基部1と、基部上方から
中空部H1を介して斜め前方に突出したメインシール2
と、メインシール後部から上方に突出したサブシールリ
ップ4′とから成ったものが普通であって、取付基部を
ドアDのフランジに嵌着して自動車のボデーBとのシー
ルを達成していた。しかし、サブシールのシール性向上
の要求や、製造時のばらつきによる障害を除去するため
に、サブシールをリップ形状から中空形状にすることが
提案されている(特開昭58−39519号公報参照)。
また、ドアウエザーストリップは押出成形品である
が、コーナー部(第3図P2)にあっては型成形手段によ
って所望形状に接合している。しかし、押出成形手段に
よってはどのような断面形状の成形も可能であるが、型
成形部にあっては中子を抜き取らねばならないために、
その断面形状も制約を受ける。
従って、第5図に示す如き改善された従来例にあって
は、型成形部は第6図に示す断面形状で実施されてい
た。即ち、取付基部1の下面には中子を抜き取るための
スリット5があり、外形こそは押出成形部(第5図)と
同様のメインシール2とサブリップ4との輪郭を有して
いるが、内部は連通した1つの中空部Hである。
〔考案が解決しようとする課題〕
押出成形部P1(第3図)が第5図の断面形状を有し、
型成形部P2(第3図)が第6図の断面形状を有する従来
のウエザーストリップを装着したドアを閉じた際には、
そのメインシール2には矢印Fの押圧力が作用し、押出
成形部P1は第5図点線図示の形態に変形してサブリップ
4は中空形態であって、且つブリッジ3を有しているた
め41の位置を占めるがなお好適にボデーとシール作用を
達成するが、型成形部P2はメインシール2とサブリップ
4との間にブリッジが存在しないために、第6図点線図
示の如く、メインシール2がボデーからの矢印Fの力を
受けて変形した際に、サブリップ4が大きく後退して42
の位置を占め、その先端が車外へはみ出す傾向になり、
結局、型成形部P2のサブリップ4は、外形こそ中空リッ
プ形態であるが、中空形態特有の大きな保形性を欠除
し、シール作用を十分に達成しなかった。
本考案は、型成形部を新規な構造として上述の如き問
題点を解消することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
第5図に示す如く、取付基部1と、該基部1から斜め
前方に突出した中空形状のメインシール2と、該メイン
シールの後方から中間ブリッジ3を介して上方に突出し
た中空状のサブリップ4とを有する断面形状の押出成形
部P1の両側端部間に対し、第1図に示す如く、外形断面
のみは押出成形部P1と同様の基部とメインシール2とサ
ブリップ4とを有し、内部は基部下底にスリット5を有
し、メインシール内の中空部Hとサブリップ内の中空部
H′との連通した中空部であって、メインシール2とサ
ブリップとの結合部Jから内方に押圧片6を突出し、押
圧片の押圧面S1に対向する支承面S2を間隔Gを介して有
する支承片7を押圧片の対向内面に突設した断面形状の
型成形部P2を、それぞれメインシール、サブリップ、及
び取付基部が衝合した状態に接合一体成形した。
従って、中子の抜脱は、サブリップ4の中空部H′内
に入り込んだ頭部も押圧片6と支承片7との間の間隔G
から抜け、且つ底部のスリット5の拡開によって取り出
せる。
また、このウエザーストリップの使用時に、矢印Fの
押圧力によってメインシール2が変形しても、メインシ
ールの中空がつぶれる時点で押圧片6の押圧面S1が対向
側の支承面S2に当接して、ブリッジを形成しサブリップ
4の先端に車外にはみ出るような大きな曲げ変形は生じ
ない。
また、押圧片6の先端に中子の補強用肉厚リブの当接
した切欠部8が存在する形態とすれば、中子を薄肉とし
てもその必要強度は肉厚リブで得られるため、結局、中
子の板状部の厚みによって形成される押圧片6と支承片
7との間隔Gを狭く出来、メインシール2の少しの変形
で押圧片6と支承片7とがブリッジを構成する型成形部
となる。
〔実施例〕
第3図に示す如く、一般部が押出成形部P1であってコ
ーナー部を型成形部P2で接続するドアウエザーストリッ
プWに本考案を適用した。
即ち、押出成形部P1としては第5図に示す従来の押出
成形品を用意した。
次いで型成形部P2は、第1図の内腔H及びH′の形状
の中子を用いて両側の押出成形部P1の端部と共に所定コ
ーナー形状の金型にセットし、押出成形部と同様のEPDM
スポンジゴムで一体型成形した。即ち、型成形部P2の内
腔形状は、メインシール2とサブリップ4との結合部J
から上面に押圧平面S1を有する断面短形の押圧片6を突
出し、押圧片6の対向内面には、中子抜脱用の間隔Gを
介して支承面S2を有する断面三角形の支承片7を突設し
た形状とし、第2図に示す如く押圧片6の先端には切欠
部8を2ヵ所(図では1ヵ所のみ図示)間隔を開けて設
けた形状とした。押圧片6が間隔Gだけ変位してはじめ
てブリッジ機能を奏するので、中子抜脱用間隔Gは小で
ある程好ましいが、中子の引抜き強度も必要であるの
で、間隔Gを小とするため中子の対応部を薄肉とすると
共に、押圧片6の2ヵ所の切欠部の対応部で中子に厚肉
リブを付与した。
得られたウエザーストリップにあっては、型成形部P2
が第1図及び第2図に示す如く、押圧片6と支承片7と
の間に中子を抜脱した間隔Gが存在するが、中子は押圧
片6の切欠部8に該当する肉厚リブを有するので、間隔
Gは小さく出来た。
また、ウエザーストリップを第3図に示す如く自動車
のドアに適用して使用した際、ドアの閉止時に第1図に
示す如く矢印Fの応力が作用してメインシール2は点線
の如き21の位置を占めたが、間隔Gが小であるために、
メインシール2が少し変形してその中空がつぶれる時点
で押圧片6の押圧面S1と支承片7の支承面S2とが接触し
てブリッジを形成し、結局点線図示の41で示す変形しか
生ぜず、型成形部P2のサブリップ4は押出部のサブリッ
プ4の変形と殆んど同じ変形を呈し、従来の型成形部の
サブリップの如く車外にはみ出すことはなかった。
なお、押出成形部P1の断面形状を型成形部P2の断面形
状と同一とすれば、ウエザーストリップの全部分が同一
断面形状と出来、且つ中空状のサブリップには押圧片と
支承片とによるブリッジ作用が付与出来ることは当業者
にとって自明である。
また、押圧片6と支承片7との関係構造は、メインシ
ール2の変位によって両者がブリッジ機能を奏すれば良
いのであって、両部片の形状と間隔Gとは種々の変形が
可能である。
〔考案の効果〕
型成形部の内部には中子を抜脱した間隔Gを介して押
圧片と支承片とが対向しているため、ドア閉止時には、
メインシールの中空がつぶれる変形で押圧面S1と支承面
S2とが面当接してブリッジ作用でサブリップの変形が抑
制されるため、コーナー型成形部P2のサブリップ4も押
出成形部P1のサブリップ4の変形と殆んど同じ変形を呈
し、型成形部のサブリップ4先端の車外へのはみ出しが
防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の型成形部の断面図であり、第2図は
その斜視図である。 第3図は、本考案品を適用した状態の略示平面図であ
る。 第4図は、従来のドアウエザーストリップの押出成形部
断面図であり、第5図は改良された従来の押出成形部断
面図であり、第6図は、第5図の押出成形部の接続に用
いられている従来の型成形部の断面図である。 1…取付基部、2…メインシール、3…ブリッジ、4…
サブリップ、5…スリット、6…押圧片、7…支承片、
8…切欠部、B…ボデー、D…ドア、S1…押圧面、S2
支承面、P1…押出成形部、P2…型成形部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基部(1)と、取付基部から前方に突
    出した中空メインシール(2)と、メインシール(2)
    から上方に突出した中空状サブリップ(4)とを備え、
    メインシール(2)とサブリップ(4)との間に中間ブ
    リッジ(3)を備えた押出成形部(P1)に対し、底面に
    中子抜きスリット(5)を有する中空状取付基部(1)
    と、該基部(1)から前方に突出した中空メインシール
    (2)と、メインシール(2)から上方に突出してその
    中空部がメインシールの中空部と連通した中空状サブリ
    ップ(4)とからなり、メインシール(2)とサブリッ
    プ(4)との結合部(J)からは押圧片(6)が、サブ
    リップ側の対向面には支承片(7)が、メインシール
    (2)のシール作用変形によってメインシール(2)の
    中空がつぶれる時点で押圧片(6)の押圧面(S1)と支
    承片(7)の支承面(S2)とが当接してブリッジを構成
    する関係に、間隔(G)を介して対向突設した形状のコ
    ーナー型成形部(P2)が、型成形によって接続一体化さ
    れたウエザーストリップの接続構造。
  2. 【請求項2】押圧片(6)先端に中子の補強用肉厚リブ
    の当接した切欠部(8)が存在する請求項1記載の接続
    構造。
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JPS613690U (ja) * 1984-06-12 1986-01-10 株式会社日立ホームテック 遠赤外線ヒ−タ
JPH0143156Y2 (ja) * 1985-07-19 1989-12-14

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