JPH0924772A - ルーフレール - Google Patents
ルーフレールInfo
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- JPH0924772A JPH0924772A JP20045895A JP20045895A JPH0924772A JP H0924772 A JPH0924772 A JP H0924772A JP 20045895 A JP20045895 A JP 20045895A JP 20045895 A JP20045895 A JP 20045895A JP H0924772 A JPH0924772 A JP H0924772A
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- Japan
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- roof rail
- hollow
- flange portion
- roof
- flange
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽くて強度・剛性の高いルーフレールを提供
する。 【構成】 ステンレススチール製の中空状部材を基に、
ルーフレール本体1を形成する。このルーフレール本体
1は、その中央部に異形断面形態からなる中空状のフレ
ーム部11が設けられており、両端末部には、中空状部
材が平板状に押し潰されることによって形成されるフラ
ンジ部15が設けられている構成となっている。そし
て、このフレーム部11からフランジ部15にかけて
は、断面形態が徐々に変化する移行部19が設けられて
いる。このような構成からなるフランジ部15には、プ
ラスチック材等からなるカバー2が設けられ、上記フラ
ンジ部15の周りを被うようになっている。また、この
カバー2には、場合によっては、作業用のリッド3が取
り付けられるようになっている。
する。 【構成】 ステンレススチール製の中空状部材を基に、
ルーフレール本体1を形成する。このルーフレール本体
1は、その中央部に異形断面形態からなる中空状のフレ
ーム部11が設けられており、両端末部には、中空状部
材が平板状に押し潰されることによって形成されるフラ
ンジ部15が設けられている構成となっている。そし
て、このフレーム部11からフランジ部15にかけて
は、断面形態が徐々に変化する移行部19が設けられて
いる。このような構成からなるフランジ部15には、プ
ラスチック材等からなるカバー2が設けられ、上記フラ
ンジ部15の周りを被うようになっている。また、この
カバー2には、場合によっては、作業用のリッド3が取
り付けられるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等、車両の
ルーフパネル上に設けられるルーフレールに関するもの
であり、特に、長尺物搭載用のルーフキャリア等の装着
用ベースとなるルーフレールに関するものである。
ルーフパネル上に設けられるルーフレールに関するもの
であり、特に、長尺物搭載用のルーフキャリア等の装着
用ベースとなるルーフレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のルーフレールは、例えば図7及び
図8に示す如く、アルミニウム合金製の中空状部材10
と、当該中空状部材10の両端部に設けられるルーフパ
ネル90への取付部を成す取付ブラケット20と、から
なるものである。このような構成からなるものにおい
て、上記取付ブラケット20は、アルミニウム合金製の
ダイカスト鋳物、すなわち、アルミダイカスト製、ある
いは亜鉛ダイカスト製等からなるものである。そして、
当該ダイカスト製の取付ブラケット20には、上記ルー
フパネル90への取付用のボルト210等が一体的に設
けられている構成となっている。そして更に、このよう
な構成からなる本取付ブラケット20と上記中空状部材
10とは、図8に示す如く、接着剤30等にて一体的に
結合されている構成からなるものである。また、このよ
うな構成からなるルーフレール組立体(ルーフレールア
センブリ)は、その外表面部に、防錆用の黒色塗装等が
施されている構成となっている。そして、このような構
成からなるルーフレールアセンブリが、図8に示す如
く、ナット60等の締結手段にて、車両のルーフパネル
90上に、シール材50等を介して取り付けられるよう
になっているものである。
図8に示す如く、アルミニウム合金製の中空状部材10
と、当該中空状部材10の両端部に設けられるルーフパ
ネル90への取付部を成す取付ブラケット20と、から
なるものである。このような構成からなるものにおい
て、上記取付ブラケット20は、アルミニウム合金製の
ダイカスト鋳物、すなわち、アルミダイカスト製、ある
いは亜鉛ダイカスト製等からなるものである。そして、
当該ダイカスト製の取付ブラケット20には、上記ルー
フパネル90への取付用のボルト210等が一体的に設
けられている構成となっている。そして更に、このよう
な構成からなる本取付ブラケット20と上記中空状部材
10とは、図8に示す如く、接着剤30等にて一体的に
結合されている構成からなるものである。また、このよ
うな構成からなるルーフレール組立体(ルーフレールア
センブリ)は、その外表面部に、防錆用の黒色塗装等が
施されている構成となっている。そして、このような構
成からなるルーフレールアセンブリが、図8に示す如
く、ナット60等の締結手段にて、車両のルーフパネル
90上に、シール材50等を介して取り付けられるよう
になっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、中空状部材10と取付ブラケット20との2部
品からなるものであり、これらが、図8に示す如く、接
着剤30等により連結されるようになっているものであ
る。従って、ルーフレールアセンブリの製造に当って
は、中空状部材10と取付ブラケット20との2部品の
製造を行なわなければならず、製造工程が煩雑にならざ
るを得ないという問題点がある。特に、上記中空状部材
10と取付ブラケット20とは接着剤30によって結合
される構成となっているため、煩雑な接着作業を必要と
する等の問題点がある。また、これら接着作業を行なう
に際しては、図8に示す如く、まず、上記取付ブラケッ
ト20の挿入部290を中空状部材10の内径部内に挿
入する必要があるので、この挿入作業を円滑に行なわし
めるため、中空状部材10の一部に、空気抜き用の通孔
110が設けられている。なお、このような構成からな
る通孔110を有するルーフレールアセンブリが車両の
ルーフ上に取り付けられ使用されると、雨水等の浸入の
おそれがある。これに対処するためルーフレールアセン
ブリとして組み立てられた後には、当該通孔110を塞
ぐ等の処置を施す必要がある。従って、ルーフレールア
センブリの製造工程を複雑にするという問題点がある。
ものは、中空状部材10と取付ブラケット20との2部
品からなるものであり、これらが、図8に示す如く、接
着剤30等により連結されるようになっているものであ
る。従って、ルーフレールアセンブリの製造に当って
は、中空状部材10と取付ブラケット20との2部品の
製造を行なわなければならず、製造工程が煩雑にならざ
るを得ないという問題点がある。特に、上記中空状部材
10と取付ブラケット20とは接着剤30によって結合
される構成となっているため、煩雑な接着作業を必要と
する等の問題点がある。また、これら接着作業を行なう
に際しては、図8に示す如く、まず、上記取付ブラケッ
ト20の挿入部290を中空状部材10の内径部内に挿
入する必要があるので、この挿入作業を円滑に行なわし
めるため、中空状部材10の一部に、空気抜き用の通孔
110が設けられている。なお、このような構成からな
る通孔110を有するルーフレールアセンブリが車両の
ルーフ上に取り付けられ使用されると、雨水等の浸入の
おそれがある。これに対処するためルーフレールアセン
ブリとして組み立てられた後には、当該通孔110を塞
ぐ等の処置を施す必要がある。従って、ルーフレールア
センブリの製造工程を複雑にするという問題点がある。
【0004】また、上記取付ブラケット20は亜鉛ダイ
カスト製等からなるものであり、その質量も重いもので
ある。従って、このような質量の重い取付ブラケット2
0を用いる従来のものは、そのルーフレールアセンブリ
全体としても、その質量が重くならざるを得ないという
問題点がある。このような問題点を解決するために、中
空状部材と取付ブラケットとの一体化された、かつ、軽
量化の図られたルーフレールアセンブリを提供しようと
するのが、本発明の目的(課題)である。
カスト製等からなるものであり、その質量も重いもので
ある。従って、このような質量の重い取付ブラケット2
0を用いる従来のものは、そのルーフレールアセンブリ
全体としても、その質量が重くならざるを得ないという
問題点がある。このような問題点を解決するために、中
空状部材と取付ブラケットとの一体化された、かつ、軽
量化の図られたルーフレールアセンブリを提供しようと
するのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両の
ルーフパネル上に設けられるものであってルーフキャリ
ア等の取り付けに用いられるルーフレールに関して、中
空状の金属製部材を基礎にして形成されるフレーム部
と、当該フレーム部の両端部に、当該フレーム部に連続
して設けられるものであって、上記中空状の金属製部材
が押し潰されることによって形成されるフランジ部と、
からなる構成を採ることとした。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両の
ルーフパネル上に設けられるものであってルーフキャリ
ア等の取り付けに用いられるルーフレールに関して、中
空状の金属製部材を基礎にして形成されるフレーム部
と、当該フレーム部の両端部に、当該フレーム部に連続
して設けられるものであって、上記中空状の金属製部材
が押し潰されることによって形成されるフランジ部と、
からなる構成を採ることとした。
【0006】このような構成を採ることにより、本発明
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、本ルーフレールは、その主要部であるフレーム部の
基本断面形態が、図6に示す如く、閉断面形態からなる
ものであるので、軽量化が図られたうえで強度・剛性の
高いものとなっている。また、このような基本断面形態
からなるフレーム部に連続して、徐々に断面形状の変化
する移行部が形成されるとともに、当該移行部に連続し
て、平板状に押し潰された形態からなるフランジ部が設
けられるようになっているので、ルーフレール全体とし
ての急激な断面形状変化が無く、ルーフレールとして強
度・剛性の均一化が図られている。従って、ルーフパネ
ル上に取り付けられ、ルーフレールとして荷重(力)を
受けた場合に、当該荷重(力)を円滑に上記フランジ部
からルーフパネルに分散させることができるようにな
る。
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、本ルーフレールは、その主要部であるフレーム部の
基本断面形態が、図6に示す如く、閉断面形態からなる
ものであるので、軽量化が図られたうえで強度・剛性の
高いものとなっている。また、このような基本断面形態
からなるフレーム部に連続して、徐々に断面形状の変化
する移行部が形成されるとともに、当該移行部に連続し
て、平板状に押し潰された形態からなるフランジ部が設
けられるようになっているので、ルーフレール全体とし
ての急激な断面形状変化が無く、ルーフレールとして強
度・剛性の均一化が図られている。従って、ルーフパネ
ル上に取り付けられ、ルーフレールとして荷重(力)を
受けた場合に、当該荷重(力)を円滑に上記フランジ部
からルーフパネルに分散させることができるようにな
る。
【0007】特に、本ルーフレールは、そのフレーム部
及びルーフパネルへの取付部をなすフランジ部が1本の
金属製部材にて形成されており、途中に溶接部等の強度
・剛性の急変するところがない。また、このような強度
・剛性の均一化されたルーフレールにおいて、その主要
部を成すフレーム部は、中空状の金属製部材からなるも
のであるので、その質量も軽減化されている。
及びルーフパネルへの取付部をなすフランジ部が1本の
金属製部材にて形成されており、途中に溶接部等の強度
・剛性の急変するところがない。また、このような強度
・剛性の均一化されたルーフレールにおいて、その主要
部を成すフレーム部は、中空状の金属製部材からなるも
のであるので、その質量も軽減化されている。
【0008】また、このような構成からなるものの外
に、請求項2記載の発明においては、車両のルーフパネ
ル上に設けられるものであって、ルーフキャリヤ等の取
り付けのための基礎となるルーフレールに関して、中空
状の金属製部材を基礎に形成されるものであって、その
両端部に平板状に押し潰された形態からなるフランジ部
を有するルーフレール本体と、上記両フランジ部に設け
られるものであって、当該フランジ部を被うように形成
されるカバーと、からなる構成を採ることとした。
に、請求項2記載の発明においては、車両のルーフパネ
ル上に設けられるものであって、ルーフキャリヤ等の取
り付けのための基礎となるルーフレールに関して、中空
状の金属製部材を基礎に形成されるものであって、その
両端部に平板状に押し潰された形態からなるフランジ部
を有するルーフレール本体と、上記両フランジ部に設け
られるものであって、当該フランジ部を被うように形成
されるカバーと、からなる構成を採ることとした。
【0009】このような構成を採ることにより、本発明
においても、上記請求項1記載の発明と同様の作用を呈
することとなる。すなわち、本ルーフレールの主体をな
すルーフレール本体は、中空状の金属製部材を基礎にし
て、1本の部材にて形成されているものであるので、全
体的に軽量化が図られたうえで、その強度・剛性の強化
が図られることとなる。また、その両端部のフランジ部
に設けられるカバーは、プラスチック成形品あるいは板
金成形品等からなるものであり、上記フランジ部に設け
られるルーフパネルへの締結手段を被うために設けられ
るものである。従って、従来のもののような強度部材を
形成するものではない。その結果、従来のものの如く、
ダイカスト製品等にて厚肉状に形成する必要が無い。こ
れらのことからも、本ルーフレールアセンブリは、全体
的に軽量化が図られることとなる。
においても、上記請求項1記載の発明と同様の作用を呈
することとなる。すなわち、本ルーフレールの主体をな
すルーフレール本体は、中空状の金属製部材を基礎にし
て、1本の部材にて形成されているものであるので、全
体的に軽量化が図られたうえで、その強度・剛性の強化
が図られることとなる。また、その両端部のフランジ部
に設けられるカバーは、プラスチック成形品あるいは板
金成形品等からなるものであり、上記フランジ部に設け
られるルーフパネルへの締結手段を被うために設けられ
るものである。従って、従来のもののような強度部材を
形成するものではない。その結果、従来のものの如く、
ダイカスト製品等にて厚肉状に形成する必要が無い。こ
れらのことからも、本ルーフレールアセンブリは、全体
的に軽量化が図られることとなる。
【0010】次に、請求項3記載の発明は、請求項1及
び請求項2記載の発明において、そのルーフレール本体
を形成する中空状金属製部材の外表面部に、プラスチッ
ク製の被覆部を設けるようにした構成からなるものであ
る。このような構成を採ることにより、本発明のルーフ
レールアセンブリは、耐腐食性能及び防錆性能において
優れたものとなる。特に、上記プラスチック製の被覆部
は、従来のものにおける塗装処理等に比べて、耐久性及
び引っ掻き強度等においても優れており、ルーフレール
アセンブリとして、その見栄えの向上及びその耐久性の
向上にも寄与することとなる。
び請求項2記載の発明において、そのルーフレール本体
を形成する中空状金属製部材の外表面部に、プラスチッ
ク製の被覆部を設けるようにした構成からなるものであ
る。このような構成を採ることにより、本発明のルーフ
レールアセンブリは、耐腐食性能及び防錆性能において
優れたものとなる。特に、上記プラスチック製の被覆部
は、従来のものにおける塗装処理等に比べて、耐久性及
び引っ掻き強度等においても優れており、ルーフレール
アセンブリとして、その見栄えの向上及びその耐久性の
向上にも寄与することとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図6を基に説明する。本発明の実施の形態につ
いての、その基本的構成は、図1に示す如く、中空状の
金属製部材からなるものであって、その中央部に設けら
れるフレーム部11、及び当該フレーム部11に連続し
て設けられるものであって、その両端部に形成される平
板状に押し潰された形態のフランジ部15からなるルー
フレール本体1と、当該両フランジ部15のところに設
けられるカバー2と、からなるものである。
1ないし図6を基に説明する。本発明の実施の形態につ
いての、その基本的構成は、図1に示す如く、中空状の
金属製部材からなるものであって、その中央部に設けら
れるフレーム部11、及び当該フレーム部11に連続し
て設けられるものであって、その両端部に形成される平
板状に押し潰された形態のフランジ部15からなるルー
フレール本体1と、当該両フランジ部15のところに設
けられるカバー2と、からなるものである。
【0012】このような基本構成において、上記ルーフ
レール本体1は、図6に示す如く、その基本断面形態が
閉断面形態からなるものである。すなわち、ステンレス
スチール等からなる金属材を基に、パイプ状の中空状部
材が形成され、この外表面部に、プラスチック材からな
る被覆部12が設けられるようになっているものであ
る。このような構成からなる上記中空状部材は、帯板状
のストリップ状金属片を基に、ロール成形手段等にて形
成することも可能であるし、または、中空状の金属性パ
イプを基に、ロール成形手段にて、図6に示すような異
形断面形態を有する部材に成形することによって得るこ
とも可能である。そして、このような所定の基本断面形
態を有する金属製中空状部材を基に、上記ロール成形工
程の途中にて、その外表面部に、全周にわたって、ポリ
塩化ビニール(PVC)等の熱可塑性樹脂材あるいはポ
リウレタン(PUR)等の熱硬化性樹脂材からなる被覆
部12が設けられるようになっている。すなわち、上記
ロール成形手段を経ることによって、その外表面部に、
プラスチック材のコーティングされたステンレススチー
ル製の中空状部材が形成されることとなる。
レール本体1は、図6に示す如く、その基本断面形態が
閉断面形態からなるものである。すなわち、ステンレス
スチール等からなる金属材を基に、パイプ状の中空状部
材が形成され、この外表面部に、プラスチック材からな
る被覆部12が設けられるようになっているものであ
る。このような構成からなる上記中空状部材は、帯板状
のストリップ状金属片を基に、ロール成形手段等にて形
成することも可能であるし、または、中空状の金属性パ
イプを基に、ロール成形手段にて、図6に示すような異
形断面形態を有する部材に成形することによって得るこ
とも可能である。そして、このような所定の基本断面形
態を有する金属製中空状部材を基に、上記ロール成形工
程の途中にて、その外表面部に、全周にわたって、ポリ
塩化ビニール(PVC)等の熱可塑性樹脂材あるいはポ
リウレタン(PUR)等の熱硬化性樹脂材からなる被覆
部12が設けられるようになっている。すなわち、上記
ロール成形手段を経ることによって、その外表面部に、
プラスチック材のコーティングされたステンレススチー
ル製の中空状部材が形成されることとなる。
【0013】このような構成からなる中空状部材が、図
1に示す如く、所定のキャンバ(そり)を有するように
ベンディング加工が施されるとともに、その両端部が押
し潰されることによって、平板状のフランジ部15が形
成されることとなる。また、このような両端部における
平板状のフランジ部15の成形によって、当該フランジ
部15と中央のフレーム部11との間に、図1に示すよ
うな、中空断面形態が徐々に変化する移行部19が形成
されることとなる。この移行部19は、図2及び図4に
示す如く、中央のフレーム部11に近い側は、当該フレ
ーム部11とほぼ同じ断面形態を有し、端末部に近づく
に従って、徐々に、その断面形態が偏平状になり、最終
的に平板状のフランジ部15へと移行するようになって
いるものである。このような成形加工が施されることに
よって、図1に示すような、中空状部材を基礎とした1
本の部材からなるルーフレール本体1が形成されること
となる。
1に示す如く、所定のキャンバ(そり)を有するように
ベンディング加工が施されるとともに、その両端部が押
し潰されることによって、平板状のフランジ部15が形
成されることとなる。また、このような両端部における
平板状のフランジ部15の成形によって、当該フランジ
部15と中央のフレーム部11との間に、図1に示すよ
うな、中空断面形態が徐々に変化する移行部19が形成
されることとなる。この移行部19は、図2及び図4に
示す如く、中央のフレーム部11に近い側は、当該フレ
ーム部11とほぼ同じ断面形態を有し、端末部に近づく
に従って、徐々に、その断面形態が偏平状になり、最終
的に平板状のフランジ部15へと移行するようになって
いるものである。このような成形加工が施されることに
よって、図1に示すような、中空状部材を基礎とした1
本の部材からなるルーフレール本体1が形成されること
となる。
【0014】なお、このような構成からなるフランジ部
15には、ルーフパネルへの取り付けに用いられるボル
ト装着用の取付穴155が設けられるとともに、場合に
よっては、図2及び図3に示す如く、ルーフパネル上へ
の装着の際に用いられる締結手段(ナット)5が設けら
れるようになっている。このような締結手段(ナット)
5は、それがウエルディングナットである場合には、上
記フランジ部15の外側に被覆されることとなる被覆部
12が取り除かれた状態で取り付けられることとなる。
また、クリッチナット等の機械的に取り付けられるもの
にあっては、上記被覆部12は、特に取り除かれること
無く、そのまま上記ナット5が取り付けられることとな
る。
15には、ルーフパネルへの取り付けに用いられるボル
ト装着用の取付穴155が設けられるとともに、場合に
よっては、図2及び図3に示す如く、ルーフパネル上へ
の装着の際に用いられる締結手段(ナット)5が設けら
れるようになっている。このような締結手段(ナット)
5は、それがウエルディングナットである場合には、上
記フランジ部15の外側に被覆されることとなる被覆部
12が取り除かれた状態で取り付けられることとなる。
また、クリッチナット等の機械的に取り付けられるもの
にあっては、上記被覆部12は、特に取り除かれること
無く、そのまま上記ナット5が取り付けられることとな
る。
【0015】また、このような構成からなる上記フラン
ジ部15のところには、図1ないし図5に示す如く、カ
バー2が設けられるよになっている。このカバー2は、
上記フランジ部15及び当該フランジ部15の上記取付
穴155の周りに設けられるナット等の締結手段5の粗
隠し用に設けられるものである。従って、従来のものに
おけるような強度部材とはならない。その結果、その構
成も軽量化をねらったプラスチック成形品あるいは板金
成形品等からなるものである。このような構成からなる
カバー2について、ここでは、図1ないし図5に示すよ
うなプラスチック成形品からなるものについて説明す
る。なお、このプラスチック成形品からなるものにおい
ても、フランジ部15にナット等の締結手段5の設けら
れるタイプのものと、そうで無い、ナット5を有しない
タイプのものとの二通りのものが考えられるので、それ
らについて説明する。
ジ部15のところには、図1ないし図5に示す如く、カ
バー2が設けられるよになっている。このカバー2は、
上記フランジ部15及び当該フランジ部15の上記取付
穴155の周りに設けられるナット等の締結手段5の粗
隠し用に設けられるものである。従って、従来のものに
おけるような強度部材とはならない。その結果、その構
成も軽量化をねらったプラスチック成形品あるいは板金
成形品等からなるものである。このような構成からなる
カバー2について、ここでは、図1ないし図5に示すよ
うなプラスチック成形品からなるものについて説明す
る。なお、このプラスチック成形品からなるものにおい
ても、フランジ部15にナット等の締結手段5の設けら
れるタイプのものと、そうで無い、ナット5を有しない
タイプのものとの二通りのものが考えられるので、それ
らについて説明する。
【0016】まず、フランジ部15のところにナット5
を有する形態からなるものについて、図2及び図3を基
に説明する。このものは、ルーフレール本体1の移行部
19からフランジ部15にかけて、フランジ部15に設
けられたナット等の締結手段5の粗隠しをするように、
プラスチック製のカバー2が設けられるようになってい
るものである。従って、このプラスチック製のカバー2
は、強度部材を形成するものでは無いので、上記フラン
ジ部15周りの全体を被うとともに、ルーフレール本体
1のフレーム部11から両端部にかけて見栄えの美しい
曲面にて形成されるようになっているものである。ま
た、本実施の形態のものにおいては、図2及び図3に示
す如く、上記ナット5の周りにはルーフパネル側からの
締結ボルトが挿入されるための空間部21が設けられる
ようになっている。
を有する形態からなるものについて、図2及び図3を基
に説明する。このものは、ルーフレール本体1の移行部
19からフランジ部15にかけて、フランジ部15に設
けられたナット等の締結手段5の粗隠しをするように、
プラスチック製のカバー2が設けられるようになってい
るものである。従って、このプラスチック製のカバー2
は、強度部材を形成するものでは無いので、上記フラン
ジ部15周りの全体を被うとともに、ルーフレール本体
1のフレーム部11から両端部にかけて見栄えの美しい
曲面にて形成されるようになっているものである。ま
た、本実施の形態のものにおいては、図2及び図3に示
す如く、上記ナット5の周りにはルーフパネル側からの
締結ボルトが挿入されるための空間部21が設けられる
ようになっている。
【0017】また、このような構成からなる本カバー2
は、それが熱可塑性のプラスチック材らなるものである
場合には、まず、移行部19及びフランジ部15の部分
が金型の内部にインサートされ、このような状態におい
て、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂材がイン
ジェクションされることによって、すなわち、インジェ
クション成形手段によって、上記ルーフレール本体1と
一体的に成形される。また、ポリウレタン(PUR)等
の熱硬化性樹脂材からなるものにあっては、上記フラン
ジ部15等が金型内にインサートされた状態において、
当該金型にプラスチック材が注入され、更にはこれらが
反応することによって、すなわち、反応成形手段によっ
て、上記ルーフレール本体と一体的に成形されることと
なる。なお、この外に、本カバー2を、プラスチック成
形品にて別個に形成しておき、それらを上記フランジ部
15の周りに、全体を被うように装着することによっ
て、ルーフレールアセンブリを形成させることも可能で
ある。また、本カバー2を板金プレス成形品等にて形成
しておき、それらを上記フランジ部15の周りに、全体
を被うように装着させるようにすることも可能である。
は、それが熱可塑性のプラスチック材らなるものである
場合には、まず、移行部19及びフランジ部15の部分
が金型の内部にインサートされ、このような状態におい
て、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂材がイン
ジェクションされることによって、すなわち、インジェ
クション成形手段によって、上記ルーフレール本体1と
一体的に成形される。また、ポリウレタン(PUR)等
の熱硬化性樹脂材からなるものにあっては、上記フラン
ジ部15等が金型内にインサートされた状態において、
当該金型にプラスチック材が注入され、更にはこれらが
反応することによって、すなわち、反応成形手段によっ
て、上記ルーフレール本体と一体的に成形されることと
なる。なお、この外に、本カバー2を、プラスチック成
形品にて別個に形成しておき、それらを上記フランジ部
15の周りに、全体を被うように装着することによっ
て、ルーフレールアセンブリを形成させることも可能で
ある。また、本カバー2を板金プレス成形品等にて形成
しておき、それらを上記フランジ部15の周りに、全体
を被うように装着させるようにすることも可能である。
【0018】次に、上記フランジ部15のところにナッ
ト等の締結手段5が設けられていないタイプのものにつ
いて、図4及び図5を基に説明する。このものは、別途
締結用のボルトが上記フランジ部15に設けられた取付
穴155のところに挿入されることによって、本ルーフ
レールがルーフパネル上に装着されるようになっている
ものである。従って、上記フランジ部15の取付穴15
5のところには、上記締結手段であるナット5は設けら
れていない。その代わり、上記締結用ボルト装着のため
の作業用開口部が必要となるので、これに対処するた
め、図4及び図5に示す如く、カバー2の上方部に開口
部29が設けられている。また、これとともに、当該開
口部29を塞ぐためのリッド3が別個に設けられるよう
になっている。
ト等の締結手段5が設けられていないタイプのものにつ
いて、図4及び図5を基に説明する。このものは、別途
締結用のボルトが上記フランジ部15に設けられた取付
穴155のところに挿入されることによって、本ルーフ
レールがルーフパネル上に装着されるようになっている
ものである。従って、上記フランジ部15の取付穴15
5のところには、上記締結手段であるナット5は設けら
れていない。その代わり、上記締結用ボルト装着のため
の作業用開口部が必要となるので、これに対処するた
め、図4及び図5に示す如く、カバー2の上方部に開口
部29が設けられている。また、これとともに、当該開
口部29を塞ぐためのリッド3が別個に設けられるよう
になっている。
【0019】すなわち、本実施の形態におけるカバー2
は、図4及び図5に示す如く、ルーフレール本体1の移
行部19及びフランジ部11の周りを被うように形成さ
れているものであり、すでに述べた上記実施の形態のも
のと同様、プラスチック成形品あるいは板金成形品にて
形成されているものである。そして、プラスチック成形
品からなるものである場合には、上記移行部19及びフ
ランジ部15が金型内にインサートされることによって
ルーフレール本体1と一体的に形成されるものである。
また、この外に、あらかじめ別個にてカバー2を形成し
ておき、ルーフレールアセンブリとしてルーフレール本
体1と一体化することも可能である。なお、このような
構成からなるものにおいて、本カバー2には、装着作業
用の開口部29が設けられるようになっているので、こ
の開口部29を塞ぐためのリッド3が設けられるように
なっている。このリッド3は、図4及び図5に示す如
く、カバー2と同じようにプラスチック材等にて形成さ
れているものである。また、このような構成からなるリ
ッド3には、上記カバー2への着脱を簡単に行なえるよ
うにするための弾力性のある爪33が設けられている。
すなわち、図4及び図5に示す如く、カバー2の開口部
29に設けられた係合部22に係合するように弾性爪3
3が設けられている構成となっている。なお、本リッド
3は、本実施の形態においては、軽量化を図るためにプ
ラスチック材が採用されているが、これに限定されるも
のではなく、金属製の、いわゆる板金成形品等からなる
ものであっても良い。
は、図4及び図5に示す如く、ルーフレール本体1の移
行部19及びフランジ部11の周りを被うように形成さ
れているものであり、すでに述べた上記実施の形態のも
のと同様、プラスチック成形品あるいは板金成形品にて
形成されているものである。そして、プラスチック成形
品からなるものである場合には、上記移行部19及びフ
ランジ部15が金型内にインサートされることによって
ルーフレール本体1と一体的に形成されるものである。
また、この外に、あらかじめ別個にてカバー2を形成し
ておき、ルーフレールアセンブリとしてルーフレール本
体1と一体化することも可能である。なお、このような
構成からなるものにおいて、本カバー2には、装着作業
用の開口部29が設けられるようになっているので、こ
の開口部29を塞ぐためのリッド3が設けられるように
なっている。このリッド3は、図4及び図5に示す如
く、カバー2と同じようにプラスチック材等にて形成さ
れているものである。また、このような構成からなるリ
ッド3には、上記カバー2への着脱を簡単に行なえるよ
うにするための弾力性のある爪33が設けられている。
すなわち、図4及び図5に示す如く、カバー2の開口部
29に設けられた係合部22に係合するように弾性爪3
3が設けられている構成となっている。なお、本リッド
3は、本実施の形態においては、軽量化を図るためにプ
ラスチック材が採用されているが、これに限定されるも
のではなく、金属製の、いわゆる板金成形品等からなる
ものであっても良い。
【0020】このような構成からなる各種カバー2が、
図1に示す如く、ルーフレール本体1の両端部に設けら
れることによって、ルーフレールアセンブリが形成され
るようになっている。なお、この両端部に設けられるカ
バー2は、左右両端部に同じタイプのものが設けられる
場合と、左右でそれぞれ異なったタイプのものが設けら
れる場合とがある。また、このような構成からなる上記
カバー2の下側には、ゴム材等の弾性材からなるシール
材6が設けられるようになっており、本ルーフアセンブ
リがルーフパネル上に取り付けられる際に、当該ルーフ
レールアセンブリの装着性を良くするとともに、ルーフ
パネルとの間のシール性を向上させる役目を果たすよう
になっている。
図1に示す如く、ルーフレール本体1の両端部に設けら
れることによって、ルーフレールアセンブリが形成され
るようになっている。なお、この両端部に設けられるカ
バー2は、左右両端部に同じタイプのものが設けられる
場合と、左右でそれぞれ異なったタイプのものが設けら
れる場合とがある。また、このような構成からなる上記
カバー2の下側には、ゴム材等の弾性材からなるシール
材6が設けられるようになっており、本ルーフアセンブ
リがルーフパネル上に取り付けられる際に、当該ルーフ
レールアセンブリの装着性を良くするとともに、ルーフ
パネルとの間のシール性を向上させる役目を果たすよう
になっている。
【0021】このような構成からなる本発明の実地の形
態についての、その作用等について説明する。まず、本
ルーフレール(ルーフレールアセンブリ)は、その主要
部であるルーフレール本体1の基本断面形態が、図6に
示す如く、閉断面形態からなるものであるので、軽量化
が図られているとともに、強度・剛性も高いものとなっ
ている。また、このような基本断面形態からなる中空状
のフレーム部11に連続して、図1、図2、及び図4に
示す如く、徐々に断面形状の変化する移行部19が形成
され、更に、当該移行部19に連続して、平板状に押し
潰された形態からなるフランジ部15が設けられるよう
になっているので、ルーフレール本体1全体としての急
激な断面形状変化が無く、ルーフレールとして強度・剛
性の均一化が図られている。従って、ルーフパネル上に
取り付けられ、ルーフレールとして荷重(力)を受けた
場合、当該荷重(力)を円滑に上記フランジ部15から
ルーフパネルに分散させることができるようになる。
態についての、その作用等について説明する。まず、本
ルーフレール(ルーフレールアセンブリ)は、その主要
部であるルーフレール本体1の基本断面形態が、図6に
示す如く、閉断面形態からなるものであるので、軽量化
が図られているとともに、強度・剛性も高いものとなっ
ている。また、このような基本断面形態からなる中空状
のフレーム部11に連続して、図1、図2、及び図4に
示す如く、徐々に断面形状の変化する移行部19が形成
され、更に、当該移行部19に連続して、平板状に押し
潰された形態からなるフランジ部15が設けられるよう
になっているので、ルーフレール本体1全体としての急
激な断面形状変化が無く、ルーフレールとして強度・剛
性の均一化が図られている。従って、ルーフパネル上に
取り付けられ、ルーフレールとして荷重(力)を受けた
場合、当該荷重(力)を円滑に上記フランジ部15から
ルーフパネルに分散させることができるようになる。
【0022】特に、本ルーフレールは、ルーフレール本
体1が1本の中空状の金属製部材からなるものであり、
途中に溶接部等の不連続部が無い構成となっている。そ
して、その両端部には、フランジ部15が設けられてお
り、このフランジ部15へは徐々に断面形状の変化する
移行部19が形成されるようになっている。従って、ル
ーフレールアセンブリとして、強度・剛性上に不連続部
が無く、その均一化が図られている。また、このような
強度・剛性の均一化されたルーフレールアセンブリにお
いて、その主要部を成すフレーム部11は、図6に示す
如く、中空状の金属製部材からなるものであるので、そ
の質量も軽減化されている。また、本ルーフレールの、
その両端部に取り付けられるカバー2は、プラスチック
製あるいは板金製等からなるものであるので、従来の亜
鉛ダイカスト製あるいはアルミダイカスト製のもの等に
比べて質量が軽減化されている。これらのことからも、
本ルーフレールは、より軽量化が図られていることとな
る。
体1が1本の中空状の金属製部材からなるものであり、
途中に溶接部等の不連続部が無い構成となっている。そ
して、その両端部には、フランジ部15が設けられてお
り、このフランジ部15へは徐々に断面形状の変化する
移行部19が形成されるようになっている。従って、ル
ーフレールアセンブリとして、強度・剛性上に不連続部
が無く、その均一化が図られている。また、このような
強度・剛性の均一化されたルーフレールアセンブリにお
いて、その主要部を成すフレーム部11は、図6に示す
如く、中空状の金属製部材からなるものであるので、そ
の質量も軽減化されている。また、本ルーフレールの、
その両端部に取り付けられるカバー2は、プラスチック
製あるいは板金製等からなるものであるので、従来の亜
鉛ダイカスト製あるいはアルミダイカスト製のもの等に
比べて質量が軽減化されている。これらのことからも、
本ルーフレールは、より軽量化が図られていることとな
る。
【0023】また、このような構成からなる本ルーフレ
ールの大部分を成すルーフレール本体1には、図6に示
す如く、その外表面部全周にわたって、プラスチック製
の被覆部12が設けられている。また、ルーフレール本
体1の両端部に設けられたフランジ部15及び移行部1
9には、図2ないし図5に示す如く、プラスチック製の
カバー2が設けられている。従って、これら被覆部12
及びカバー2の作用により、本ルーフレールアセンブリ
は、耐腐食性能及び防錆性能においても優れている。
ールの大部分を成すルーフレール本体1には、図6に示
す如く、その外表面部全周にわたって、プラスチック製
の被覆部12が設けられている。また、ルーフレール本
体1の両端部に設けられたフランジ部15及び移行部1
9には、図2ないし図5に示す如く、プラスチック製の
カバー2が設けられている。従って、これら被覆部12
及びカバー2の作用により、本ルーフレールアセンブリ
は、耐腐食性能及び防錆性能においても優れている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、車両のルーフパネル上
に設けられるものであって、ルーフキャリヤ等の取り付
けに用いられるルーフレールに関して、中空状の金属製
部材を基礎にして形成されるものであって、その両端部
に平板状に押し潰された形態からなるフランジ部を有す
るとともに、当該両フランジ部のところに、当該フラン
ジ部を被うように形成されたカバーを設けるようにした
構成を採ることとしたので、全体的に軽量化が図られた
うえで、強度・剛性の高いルーフレールを得ることがで
きるようになった。特に、本ルーフレールの主要部を成
すルーフレール本体を中空断面形状を有する部材を基礎
として1本の部材にて形成するとともに、両端部への移
行部において、その断面形状を徐々に変化させるように
したので、断面形状の急変する部分が無くなり、ルーフ
レール全体の軽量化及び強度・剛性の向上を図ることが
できるようになった。
に設けられるものであって、ルーフキャリヤ等の取り付
けに用いられるルーフレールに関して、中空状の金属製
部材を基礎にして形成されるものであって、その両端部
に平板状に押し潰された形態からなるフランジ部を有す
るとともに、当該両フランジ部のところに、当該フラン
ジ部を被うように形成されたカバーを設けるようにした
構成を採ることとしたので、全体的に軽量化が図られた
うえで、強度・剛性の高いルーフレールを得ることがで
きるようになった。特に、本ルーフレールの主要部を成
すルーフレール本体を中空断面形状を有する部材を基礎
として1本の部材にて形成するとともに、両端部への移
行部において、その断面形状を徐々に変化させるように
したので、断面形状の急変する部分が無くなり、ルーフ
レール全体の軽量化及び強度・剛性の向上を図ることが
できるようになった。
【0025】また、上記ルーフレール本体を、中空状の
金属製部材からなるものであって、その外側にプラスチ
ック製の被覆部を有するフレーム部と、当該フレーム部
の両端部に設けられるものであって平板状に押し潰され
た形態からなるフランジ部とからなるようにするととも
に、当該ルーフレール本体を基礎にして、当該ルーフレ
ール本体の上記両端部に形成された両フランジ部に、当
該フランジ部の周りを被うように形成されたプラスチッ
ク製のカバーを設けるようにした構成を採ることとした
ので、ルーフレール外表面部の耐腐食性能及び防錆性能
の向上を図ることができるようになった。特に、中空状
のフレーム部の外表面部にプラスチック材からなる被覆
部を設けるようにしたので、引っ掻き傷の発生等を防止
することができるようになり、これによって、ルーフレ
ール本体の防錆性能の向上を図ることができるようにな
るとともに、見栄えに関する耐久性の向上をも図ること
ができるようになった。
金属製部材からなるものであって、その外側にプラスチ
ック製の被覆部を有するフレーム部と、当該フレーム部
の両端部に設けられるものであって平板状に押し潰され
た形態からなるフランジ部とからなるようにするととも
に、当該ルーフレール本体を基礎にして、当該ルーフレ
ール本体の上記両端部に形成された両フランジ部に、当
該フランジ部の周りを被うように形成されたプラスチッ
ク製のカバーを設けるようにした構成を採ることとした
ので、ルーフレール外表面部の耐腐食性能及び防錆性能
の向上を図ることができるようになった。特に、中空状
のフレーム部の外表面部にプラスチック材からなる被覆
部を設けるようにしたので、引っ掻き傷の発生等を防止
することができるようになり、これによって、ルーフレ
ール本体の防錆性能の向上を図ることができるようにな
るとともに、見栄えに関する耐久性の向上をも図ること
ができるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示す正面図及びその一部破
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明にかかるフランジ部周りの一実施形態に
ついての、その構成を示す縦断面図である。
ついての、その構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明にかかるフランジ部周りの一実施形態に
ついての、その構成を示す横断面図である。
ついての、その構成を示す横断面図である。
【図4】本発明にかかるフランジ部周りの他の実施形態
についての、その構成を示す縦断面図である。
についての、その構成を示す縦断面図である。
【図5】本発明にかかるフランジ部周りの他の実施形態
についての、その構成を示す横断面図である。
についての、その構成を示す横断面図である。
【図6】本発明にかかるルーフレール本体の中空状フレ
ーム部の構成を示す横断面図である。
ーム部の構成を示す横断面図である。
【図7】従来例の全体構成を示す斜視図である。
【図8】従来例の取付ブラケット周りの構成を示す部分
断面図である。
断面図である。
1 ルーフレール本体 11 フレーム部 12 被覆部 15 フランジ部 155 取付穴 19 移行部 2 カバー 22 係合部 29 開口部 3 リッド 33 爪(弾性爪) 5 締結手段(ナット) 6 シール材
Claims (3)
- 【請求項1】 中空状の金属製部材を基礎にして形成さ
れるフレーム部と、当該フレーム部の両端部に、当該フ
レーム部に連続して設けられるものであって、上記中空
状の金属製部材が押し潰されることによって形成される
フランジ部と、からなることを特徴とするルーフレー
ル。 - 【請求項2】 中空状の金属製部材を基礎にして形成さ
れるものであって、その両端部に平板状に押し潰された
形態からなるフランジ部を有するルーフレール本体と、
上記両フランジ部に設けられるものであって、当該フラ
ンジ部を被うように形成されたカバーと、からなること
を特徴とするルーフレール。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のルーフレ
ールにおいて、上記中空状金属製部材の、その外表面部
に、プラスチック製の被覆部を有するようにした構成か
らなることを特徴とするルーフレール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20045895A JPH0924772A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ルーフレール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20045895A JPH0924772A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ルーフレール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924772A true JPH0924772A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16424646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20045895A Pending JPH0924772A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ルーフレール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1317511C (zh) * | 2003-02-07 | 2007-05-23 | Lg电子株式会社 | 卧式压缩机 |
WO2018227764A1 (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-20 | 广东东箭汽车科技股份有限公司 | 一种带变色灯的全透明行李架及汽车 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP20045895A patent/JPH0924772A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1317511C (zh) * | 2003-02-07 | 2007-05-23 | Lg电子株式会社 | 卧式压缩机 |
WO2018227764A1 (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-20 | 广东东箭汽车科技股份有限公司 | 一种带变色灯的全透明行李架及汽车 |
US10960812B2 (en) | 2017-06-14 | 2021-03-30 | Winbo-Dongjian Automotive Technology Co., Ltd. | Fully transparent luggage rack having colored illuminant and vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041021 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |