JP2585704Y2 - 自動車のシール構造 - Google Patents

自動車のシール構造

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JP2585704Y2
JP2585704Y2 JP1991071779U JP7177991U JP2585704Y2 JP 2585704 Y2 JP2585704 Y2 JP 2585704Y2 JP 1991071779 U JP1991071779 U JP 1991071779U JP 7177991 U JP7177991 U JP 7177991U JP 2585704 Y2 JP2585704 Y2 JP 2585704Y2
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seal rubber
seal
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rubber
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守 高橋
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のシール構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のシール構造としては、例
えば実開昭62−146648号公報に記載されるもの
や図5〜図7に示すようなものがある。
【0003】1はエンジンフード(開閉体)で、エンジ
ンルーム(車体開口部)Eを覆うためのものであり、フ
ードアウタ2の内面に、補強用のフードインナ3を接合
したものである。このフードインナ3は板部材をプレス
成形したものであり、周囲に平坦部3aを有している。
そして、この平坦部3aの内側に、厚みを増して剛性を
増加させるための骨部3bや、重量を減らすための図示
しない打抜き部を設けたものである。
【0004】そして、4がシールラバーであり、エンジ
ンフード1の後端部が対向するカウルトップパネル(縁
部)5の上面に設けられている。そして、エンジンフー
ド1を閉じた際にエンジンフード1がシールラバー4の
上面に当接して押圧することによりエンジンルームEの
後端を遮蔽する。これにより、エンジンルームE内のオ
イル等の臭いが外部の漏れて、それがカウルトップパネ
ル5に設けられている空気導入口から車室内に流れ込む
のを防止することができる。
【0005】また、このシールラバー4は、エンジンフ
ード1の車幅方向Aの全幅に渡って設けられているの
で、エンジンフード1の端部では平坦部3aに対向し、
両端部間の中央部ではエンジンフード1の骨部3bに対
向することになる。従って、シールラバー4をエンジン
フード1に密着させるためには、端部と中央部とで断面
形状が異なるように形成されたシールラバー4を使用し
なければならない。このため、中央部に対しては、エン
ジンフード1の骨部3bとカウルトップパネル5の隙間
に対応する高さの一定断面で一体押出成形された中央部
シールラバー4bを用い、端部に対しては、エンジンフ
ード1の両端の平坦部3aとカウルトップパネル5の隙
間に対応する高さの端部シールラバー4aを用いてお
り、これら端部及び中央部シールラバー4a、4bを互
いに加硫接着してシールラバー4を形成している。そし
て、このシールラバー4をクリップ6によりカウルトッ
プパネル5の上面に取付けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、一定断面の中央部シールラ
バー4bの他に、所定の高さを有する端部シールラバー
4aを別途用意してこれらを接着して製作しなければな
らないため、製作コストが高くなり、さらに、作業性の
面でも不利な構造となっている。また、柔軟なシールラ
バー4を直接クリップ6により取付けているので、クリ
ップ6から外れたり、クリップ6より外側のシールラバ
ー4の端部が浮き上がったりするおそれがある。
【0007】この考案は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シールラバーの両端部を確実
に取付けることができ且つコスト的にも有利な自動車の
シール構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る自動車の
シール構造は、上記の目的を達成するために、シールラ
バーを車体開口部の縁部とそれを覆う開閉体との隙間の
中央部の遮蔽に適した同一の所定断面で形成し、且つ該
シールラバーの両端部内部に該両端部の断面を拡大せし
める整形部材を挿入し、該整形部材ごとシールラバーの
両端部を固着体にて固着したものである。
【0009】
【作用】この考案に係る自動車のシール構造によれば、
前記隙間の中央部の遮蔽に適した同一の所定断面で形成
されたシールラバーを用い、その両端部内部に該両端部
の断面を拡大せしめる整形部材を挿入して、端部の断面
形状を拡大した。このため、前記隙間の両端部の遮蔽に
適した断面で形成されたシールラバーを別個に用意する
必要がなく、また接着する必要もないので、生産コスト
の低減が図れる。また、該整形部材ごとシールラバーの
両端部を固着体にて固着したので、シールラバーの両端
部が浮き上がったりすることがなく、更にシールラバー
が固着体から抜け外れることもない。
【0010】
【実施例】以下この考案の好適な一実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。尚、従来例と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】「車体開口部」としてのエンジンルームE
を覆う「開閉体」としてのエンジンフード1は、前述の
ようにフードアウタ2の裏面にフードインナ1を接合し
て形成されている。そして、車幅方向Aの両端部のフー
ドインナ3は平坦部3aとなっているので、エンジンフ
ード1の両端部は他の部分に比べて全体厚さが薄くなっ
ている。一方、カウルトップパネル5の上面は車幅方向
Aに沿って略平坦になっているので、両端部ではカウル
トップパネル5とエンジンフード1の裏面との間隔は大
きくなっている。そして、20がシールラバーであり、
エンジンフード1の全幅にわたってカウルトップパネル
5の上面に設けられている。このシールラバー20は、
前壁20aが曲率半径の大きな円の一部であり、後壁2
0b、上下壁20c、20dが平面状をしていて、内部
に中空部分20eを有する閉断面部材である。このシー
ルラバー20は全長にわたって一定断面で押出成形され
ている。また、このシールラバー20の高さは中央部分
のエンジンフード1とカウルトップパネル5との高さに
対応したものとなっているため、シールラバー20の両
端部20g、20gではシールラバー20の高さが不足
することになる。
【0012】このため、エンジンフード1の平坦部3a
とカウルトップパネル5との間隔に対応する高さのリテ
ーナ(整形部材)21、つまりこのシールラバー20の
高さに比べて高いリテーナ21をシールラバー20の両
端部20g、20gの中空部分20eに挿入して、両端
部20g、20gの全体高さを増している(断面形状を
拡大している)。このリテーナ21は樹脂製(金属板製
でも可)で、略L字状断面をしており、シールラバー2
0の前壁20aと、下壁20dとに対応する部分から構
成されている。これにより、シールラバー20は長手方
向に沿って両端部20g、20gが一段高くなった形状
を呈することになる。また、リテーナ21の下面には取
付孔21aが形成されており、この取付孔21aに対応
するシールラバー20の下壁20dにも取付孔20fが
形成されていて、シールラバー20の両端部20gをリ
テーナ21ごとクリップ(固着体)22にて固着してい
る。
【0013】このようなシールラバー20にすれば、エ
ンジンフード1の両端部に対する部分と中央部分に対す
る部分とを別個に製作する必要がなく、またこれらを接
着することも必要でないので、製作コストの低減が図れ
る。また、シールラバー20の両端部20g、20gは
リテーナ21を介してクリップ22によりカウルトップ
プレート5の上面に取付けられるため、シールラバー2
0の端部20gが浮き上がったりすることがなく確実に
固着されることになる。
【0014】次に、図4に基づいて別の実施例を説明す
る。この実施例においては、シールラバー23に略L字
状の開断面部材を使用している。従って、前述の実施例
と異なってこのシールラバー23には中空部20eがな
いため、シールラバー23の肉厚部分にリテーナ24挿
入用の切込み25を設け、この切込み25の内部に高い
リテーナ24を押し込み、シールラバー23の両端部に
おける断面形状を拡大している。その他の構成等につい
ては前述の実施例と同様であるので説明を省略する。こ
れにより、前述の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0015】尚、以上の説明において、「車体開口部」
としてエンジンルームEを例としたが、トランクルーム
やラゲッジルームその他の開口部でも良い。また、「開
閉体」としてもエンジンフードに限定されず、トランク
リッドやバックドア等でも良い。従って、「シールラバ
ー」は、ドアウェザストリップや各種シール体を含む広
い概念を意味する。
【0016】更に、シールラバーの両端部の断面形状は
単に高さを増すだけの拡大に限らず、前後方向サイズも
合わせて拡大しても良い。
【0017】
【考案の効果】この考案に係る自動車のシール構造は、
以上説明したように、同一の所定断面で形成されたシー
ルラバーを用い、その両端部内部に形状の異なる整形部
材を挿入して、端部を断面形状を拡大した。このため、
前記隙間の両端部の遮蔽に適した断面で形成されたシー
ルラバーを別個に用意する必要がなく、また接着する必
要もないので、生産コストの低減が図れる。また、整形
部材ごとシールラバーの両端部を固着体にて固着したの
で、シールラバーの両端部が浮き上がったりすることが
なく、更にシールラバーが固着体から抜け外れることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る自動車のシール構造の一実施例
を示す分解組立図。
【図2】図1の組立後を示す斜視図。
【図3】シールラバーを取付けた状態を示す断面図。
【図4】別の実施例を示す図1相当の分解組立図。
【図5】車体におけるシールラバーの取付位置を示す斜
視図。
【図6】従来における自動車のシール構造を示す斜視
図。
【図7】図5中SA−SA線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 エンジンフード(開閉体) 5 カウルトップパネル(縁部) 20、23 シールラバー 20g、23a 両端部 21、24 リテーナ(整形部材) E エンジンルーム(車体開口部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体開口部の縁部とそれを覆う開閉体と
    の間にあって、中央部に比べ両端部でより広くなってい
    る隙間を遮蔽すべく、前記車体開口部の縁部又は開閉体
    のいずれか一方にシールラバーを配し、且つ該シールラ
    バーの両端部を前記車体開口部の縁部又は開閉体に対し
    て固着体にて固着する自動車のシール構造において、 前記シールラバーを前記隙間の中央部の遮蔽に適した同
    一の所定断面で形成し、且つ該シールラバーの両端部内
    部に該両端部の断面を拡大せしめる整形部材を挿入し、
    該整形部材ごとシールラバーの両端部を固着体にて固着
    したことを特徴とする自動車のシール構造。
JP1991071779U 1991-09-06 1991-09-06 自動車のシール構造 Expired - Lifetime JP2585704Y2 (ja)

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JPH0522204U JPH0522204U (ja) 1993-03-23
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