JPH06277146A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH06277146A
JPH06277146A JP718994A JP718994A JPH06277146A JP H06277146 A JPH06277146 A JP H06277146A JP 718994 A JP718994 A JP 718994A JP 718994 A JP718994 A JP 718994A JP H06277146 A JPH06277146 A JP H06277146A
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rice
heating
heater
circuit
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Kazuya Miyake
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温中の再加熱時における飯の乾燥などを防
止する。 【構成】 炊飯ヒータおよび保温ヒータにより、鍋を加
熱する。各ヒータの制御を制御手段21により行う。再加
熱指示手段36を操作すると、制御手段21は鍋内の飯が保
温温度よりも高い所定温度になるまで再加熱行程をを行
う。この再加熱行程が終了すると、元の保温行程に移行
する。 【効果】 再加熱行程は自動的に終了して、再加熱前の
保温行程に戻る。したがって、長時間高温状態が続くこ
とによって起こる飯の乾燥や、メイラード反応による飯
の黄変色、および飯の黄色変色に伴う臭いの発生を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保温状態の飯を再加熱で
きるようにした炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の炊飯器は、被炊飯物たる
米と水を容器たる鍋に収容した後、制御手段に予め記憶
された加熱パターンに基づき、炊飯ヒータや保温ヒータ
などの加熱手段を制御しながら、炊飯および保温等の各
行程を行うように構成されているが、保温行程時には容
器内の飯が炊き上がり温度よりも低い所定の保温温度に
保たれるため、温度的に熱い炊きたて感の有る飯が得ら
れないという欠点がある。こうした問題点に対処するた
めに、例えば、特公昭60−7486号公報において公
知の、一旦断電状態となり容器内の温度が保温温度以下
になると、再通電後温度検出手段たるサーミスタが保温
温度に達した時点から制御温度を保温温度より一定時間
高く設定する調理器や、あるいは、特開昭57−999
25号公報において公知の、保温中に蓋体を開放後閉塞
すると、保温温度よりも高い温度にて鍋を所定時間加熱
するようにした炊飯器の加熱制御技術などに基づいて、
容器内の飯を保温温度より高い温度に再加熱することが
考えられる。また、特開昭59−151919号公報に
は、電気湯沸器ではあるが、再沸騰スイッチを操作する
と容器内の湯水を加熱保温状態から加熱沸騰状態に切換
えて、再沸騰させることができるものが開示されてお
り、この再沸騰における技術を炊飯器に適用することも
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、特公昭60−7486号公報および特開昭57−9
9925号公報に記載されたものは、制御温度を保温中
における所定の設定温度よりも高く設定することで、容
器内の飯を再加熱することができるが、この高く設定さ
れた制御温度が一定時間継続するようになると、容器内
が長時間高温状態に保たれるため、飯の乾燥およびメイ
ラード反応による飯の黄変色が発生するとともに、この
飯の黄変色に伴って臭いが発生するなどの問題点が懸念
される。また、特開昭59−151919号公報に記載
された電気湯沸器は、再沸騰時における加熱パターンが
電源投入時に容器内の水を沸騰させる加熱パターンと同
一であるため、これをそのまま炊飯器に適用させると、
飯がドライアップ状態となるまで容器内が加熱され、前
記飯の乾燥などの現象が一層顕著になる。
【0004】そこで本発明は、保温中の再加熱時におけ
る飯の乾燥などを防止することの可能な炊飯器を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は被炊飯物を収容
する容器と、この容器を加熱する加熱手段と、前記容器
の温度を検出する温度検出手段と、再加熱指示手段と、
前記温度検出手段からの検出温度に基づいて前記加熱手
段を制御して炊飯および保温等の各行程を実行する制御
手段とを具備し、この制御手段は保温行程中に前記再加
熱指示手段が操作されると、飯を保温行程中の加熱手段
の加熱量より大きい加熱量により再加熱して保温時の保
温温度よりも高い所定温度にまで加熱する再加熱行程を
実行するとともに、この再加熱行程を終了した後に保温
行程を実行するものである。
【0006】
【作用】上記構成により、再加熱指示手段を操作する
と、制御手段は容器内の飯が保温時における保温温度よ
りも高い所定温度となるまで、温度検出手段からの検出
温度に基づいて加熱手段を加熱制御し、再行程を実行す
る。そして、この再加熱行程が終了すると、制御手段に
より自動的に元の保温行程を実行する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0008】図3および図4は炊飯器の概略構成を示
し、同図において1は本体であり、この本体1は略有底
円筒状の外枠2と、この外枠2内に配置された略有底円
筒状の内枠3と、これら内枠3および外枠2の上端部間
を連結する枠体4と、前記内枠3の底部にスプリング5
を介して設けられた反射板6と、この反射板6の上面側
に設けられた例えば600 Wの加熱手段たる炊飯ヒータ7
と、前記内枠3の外周面に装着され、例えば100 Wの2
本の加熱手段たる保温ヒータ8,9を埋設した熱盤10と
から構成されている。11は前記内枠3内に収容される略
有底円筒状の容器たる鍋であり、この鍋11を前記内枠3
内に収容した状態における鍋11の高さの中心線lの下方
に一方の保温ヒータ8が設けられ、上方に他方の保温ヒ
ータ9が設けられている。12は前記反射板6の中央開口
部6Aにスプリング5Aを介して設けられた受筒13の内
部に配設されたサーミスタ等の温度センサであり、前記
スプリング5Aの付勢により受筒13が前記鍋11の底部に
接触するようにしている。14は蓋体であり、この蓋体14
の下面には内蓋15が一体的に設けられている。16は前記
内枠3の上部に一体的に設けられ内周面には少なくとも
前記保温ヒータ8,9に対応した箇所に酸化金属被膜処
理または黒色塗装等の表面処理が施された上部内枠であ
る。また図4の説明図で示すように炊飯ヒータ7のリー
ド接続部たる口元部7Aと保温ヒータ8,9の口元部8
A,9Aとが相互に180 ゜ずれた状態で炊飯ヒータ7お
よび保温ヒータ8,9が設けられている、また前記鍋11
には被炊飯物たる米17と水18が収容されている。
【0009】図2は電気的構成を示すブロック図であ
り、同図において19は前記温度センサ12とで温度検出手
段20を構成するA/D変換器であり、前記温度検出手段
20によって鍋11の温度を検出し、この検出温度に応じた
温度検出信号を出力する。21はマイクロコンピュータか
ら成る制御手段であり、これは周知のように前記A/D
変換器19,CPU22,タイマ回路23,メモリ24,入力回
路25,出力回路26等を有して成る。この制御手段21は、
これが保有する制御プログラムに従い前記炊飯ヒータ7
および保温ヒータ8,9の駆動制御を行うものであり、
さらに前記温度検出手段20からの検出温度に基づいて容
量の検出および炊飯行程におけるドライアップ(炊き上
り)状態の検出を行い、また再加熱行程における再加熱
終了状態の検出等を行う。27はヒータ駆動手段たるリレ
ー駆動回路であり、これは前記出力回路26に接続され、
前記制御手段21からの信号により後述する各リレースイ
ッチをオン,オフして後述するヒータ回路の切換制御を
行う。36は前記入力回路25に接続された再加熱指示手段
である。
【0010】図1は回路図を示し、同図のように電源電
圧eの出力端子には第1のリレースイッチ28の接点28B
を介して接続される炊飯ヒータ7と、第2および第3の
リレースイッチ29,30とが直列接続されている。また前
記第1のリレースイッチ28の接点28Cと前記第2のリレ
ースイッチ29の接点29Aとが接続されているとともに、
前記第1のリレースイッチ28の固定接点28Aと第2,第
3のリレースイッチ29,30の共通の固定接点31との間に
一方の保温ヒータ8が接続されている。また前記第1の
リレースイッチ28の固定接点28Aと前記第3のリレース
イッチ30の接点30Aとの間に他方の保温ヒータ9が接続
され、このようにしてヒータ回路32が構成されている。
一方電源電圧eの出力端子には、電源トランス33および
直流電源回路34を介して前記制御手段21が接続され、こ
の制御手段21の入力側には前記温度センサ12が接続さ
れ、出力側には前記リレー駆動回路27が接続されてい
る。
【0011】次に図5乃至図9を参照にして作用につい
て説明する。
【0012】まず炊飯スタートスイッチ(図示せず)が
オンされると、制御手段21から炊飯信号が出力され、こ
の炊飯信号によってリレー駆動回路27は図7のように第
1のリレースイッチ28を接点28Bに接続するとともに第
2および第3のリレースイッチ29,30を接点29A,30A
に接続して炊飯用ヒータ回路32Aを形成する。この炊飯
用ヒータ回路32Aは炊飯ヒータ7および保温ヒータ8,
9が相互に並列接続され、炊飯ヒータ7を主にした高発
熱量となる。すなわち炊飯ヒータ7の600 Wと保温ヒー
タ8,9の200 Wとで800 W出力が得られる。そしてこ
の高出力で適宜通断電することによりひたし炊き行程が
実行され、その後炊飯行程に移行する。この炊飯行程で
は、そのまま高出力で鍋11が加熱され、温度検出手段20
による検出温度が沸騰状態の温度に達したとして検出さ
れた後、前記検出温度に基づき鍋11内がドライアップ状
態であるとして検出された時点に炊飯用ヒータ回路32A
による加熱を停止して炊飯行程を終了させ、その後前記
高出力で炊飯用ヒータ回路32Aを通断電して所定時間例
えば15分程度むらし行程を実行した後保温行程に移行す
る。この保温行程では、制御手段21から保温信号が出力
され、この信号によってリレー駆動回路27は図8のよう
に第1および第3のリレースイッチ28,30をオフして保
温用ヒータ回路32Bを形成する。この保温用ヒータ回路
32Bは炊飯ヒータ7と保温ヒータ8,9とが相互に直列
接続され、保温ヒータ8,9を主にした低発熱量とな
る。すなわち炊飯ヒータ7の3.6 Wと保温ヒータの42W
とで略46W出力が得られる。そしてこの低出力で適宜通
断電することにより所定保温温度例えば73℃に維持され
る。
【0013】この保温行程中において再加熱指示手段36
がオンされると制御手段21から再加熱信号が出力され、
この信号によってリレー駆動回路27は図9のように第1
のリレースイッチ28を接点28Cに接続し、かつ第2のリ
レースイッチ29をオフするとともに第3のリレースイッ
チ30を接点30Aに接続して再加熱用ヒータ回路32Cを形
成する。この再加熱用ヒータ回路32Cは相互に並列接続
された保温ヒータ8,9が炊飯ヒータ7に直列接続さ
れ、保温ヒータ8,9を主にした中発熱量となる。すな
わち炊飯ヒータ7の37Wと保温ヒータ8,9の112.5 W
の略150 W出力が得られる。そしてこの再加熱用ヒータ
回路32Cによる中出力で鍋11が再加熱されるものであ
り、その過程において、図6のように検出温度が73℃乃
至100 ℃の間の所定の2時点例えば80℃の時点Pa から
87℃の時点Pb に達するまでの時間T1 をカウントし、
2時点Pa ,Pb 間の上昇温度t1 と時間T1 から温度
上昇率を求め、この温度上昇率が所定範囲以下であれば
再加熱される飯の容量を大容量、所定範囲内であれば中
容量、所定範囲以上であれば小容量として検出する。そ
して後述する再加熱終了状態の温度上昇率を大容量では
4℃/9分,中容量では4℃/6分,小容量では4℃/
3分としてそれぞれ設定する。このようにして検出温度
が100 ℃になる前の所定温度例えば80℃から継続して上
昇温度t2 =4℃に対する経過時間T2 を求め、その上
昇温度t2 と時間T2 から求めた温度上昇率が再加熱容
量に応じて設定された上記設定値に達した時点Pc に鍋
11内の飯が図6のA曲線のように実際に100 ℃に達した
再加熱終了状態として検出され、前述した保温行程に移
行する。
【0014】このように上記実施例では、再加熱指示手
段36を操作すると、炊飯および保温などの各行程を実行
する制御手段21により、鍋11内に保温された飯に対し、
保温行程中の加熱量である略46Wから略150 Wに加熱量
を大きくしつつ、温度検出手段20の検出温度が通常の保
温時の保温温度より高い所定温度、例えば100 ℃に達す
るまで再加熱行程による加熱を行い、その後、この再加
熱行程の終了を検出すると、自動的に元の保温行程に移
行して、略46Wの加熱量で鍋11を加熱するようにしてい
る。つまり、再加熱行程は自動的に終了して、再加熱前
の保温行程に戻るため、長時間高温状態が続くことによ
って起こる飯の乾燥や、メイラード反応による飯の黄変
色のみならず、この飯の黄変色に伴う臭いの発生を防止
することが可能となる。
【0015】また、再加熱時において、制御手段21から
の再加熱信号により相互に並列接続された保温ヒータ
8,9を炊飯ヒータ7に直列接続して保温ヒータ8,9
を主とした中出力で再加熱されるように構成しているた
め、前記鍋11はその胴部に対応して内枠3に設けられた
保温ヒータ8,9によって112.5 Wで間接的に加熱さ
れ、かつ鍋11の底部に設けられた炊飯ヒータ7によって
37Wで加熱され、鍋11を包むようにして炊飯ヒータ7お
よび保温ヒータ8,9により再加熱される。このように
して鍋11の胴部側を主としかつ鍋11全体を包むようにし
て再加熱されるものであるため鍋11内の飯の温度むらお
よび焦げを可及的に防止することができる。従来におい
ては炊飯行程における炊き上り温度例えば120 ℃程度ま
で再加熱しつづけるため、焦げが多く生じ易いが、この
実施例では、まず検出温度が100 ℃になる以前の所定の
2時点Pa ,Pb 間の温度上昇率t1 /T1 に基づいて
大,中,小の再加熱容量の検出を行い、この検出された
容量に応じて設定された温度上昇率t2 /T2 に基づい
て再加熱行程の終了時点Pc を検出するようにしたか
ら、必要以上の加熱を防止でき食味の良好な飯が得られ
る。
【0016】また炊飯時においては、制御手段21からの
炊飯信号により炊飯ヒータ7および保温ヒータ8,9が
並列接続して炊飯ヒータ7を主とした大出力で炊飯され
るように構成しているため、鍋11は炊飯ヒータ7によっ
て600 Wで加熱され、かつ保温ヒータ8,9によって20
0 Wで加熱され、このようにして鍋11を包み込むように
して良好に炊飯される。このため、炊飯時の加熱むらが
少なくなり、水温が早く上昇する部分は米17に多くの水
18を吸収するが、水温の上昇の遅い部分は水18の吸収が
少ないことに起因して鍋11内の周囲と上部の飯が柔らか
くなり、中心部と底部が硬くなるといった現象を防止で
きる。
【0017】また保温時においては、制御手段21からの
保温信号により炊飯ヒータ7および保温ヒータ8,9が
直列接続して保温ヒータ8,9を主とした小出力で保温
されるように構成しているため、鍋11は保温ヒータ8,
9によって42Wで加熱され、かつ炊飯ヒータ7によって
3.6 Wで加熱され、このようにして鍋11を全体的に保温
できるとともに、通断電時における鍋11の温度変化を抑
制することができる。また炊飯ヒータ7は鍋11の底部と
反射板6とで形成される密閉空間で発熱するため、炊飯
ヒータ7から比較的離間した鍋11の底部の中心部分まで
熱が伝わり鍋11の底部が略均一に加熱される。この場合
炊飯ヒータ7の熱盤(図示せず)を鍋11の底部周囲に接
触させたものにおいては、接触した部分と接触しない部
分との温度差が大きく、このため加熱むらを生じ易いが
本実施例では反射板6によって均一な加熱が可能であ
る。
【0018】また図4のように炊飯ヒータ7の口元部7
Aと保温ヒータ8,9の口元部8A,9Aを相互に180
゜ずらして構成しているため、各ヒータ7,8,9の発
熱量の少なくなる口元部7A,8A,9Aの弱点を相互
に補うことができ、部分的な熱量不足を可及的に防止す
ることができ、このため部分的な加熱不足から飯の上面
が部分的に凹むという現象を解消できる。また保温ヒー
タ8,9の一方を鍋11の高さの中心より上方に設け、他
方を中心より下方に設けているため、鍋11の胴部からの
加熱状態を略均一にすることができるとともに、上部内
枠16の内周面に形成された酸化金属被膜処理または黒色
塗装等の表面処理によって保温ヒータ8,9の熱が鍋11
の胴部の全体を略均一に加熱できる。
【0019】図10乃至図12は本発明の他の実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を用い同一箇所
の説明を省略して説明すると、この実施例においては、
ヒータ回路32において第1のリレースイッチ28の固定接
点28Aを共通の固定接点とする第4のリレースイッチ35
を設け、このリレースイッチ35によって保温ヒータ8,
9の一端側を接離できるようにしている。そして炊飯過
程において、制御手段21は所定の2時点例えば検出温度
が70゜の時点Pd と80゜の時点Pe 間の温度上昇t3 に
達する時間T3 を求め、この温度上昇t3 と時間T3 か
ら得られる温度上昇率t3 /T3 に基づいて前述した容
量検出と同様に大,中,小の容量検出を行い、大容量の
場合は制御手段21から出力される大容量信号によって図
10のように炊飯ヒータ7および保温ヒータ8,9が並
列接続された800 Wの大出力の大容量用ヒータ回路32D
を形成し、中容量の場合は制御手段21から出力される中
容量信号によって第4のリレースイッチ35がオフし図1
1のように炊飯ヒータ7と一方の保温ヒータ8とが並列
接続された700 Wの中出力の中容量用ヒータ回路32Eを
形成し、小容量の場合は制御手段21から出力される小容
量信号によってさらに第1のリレースイッチ28がオフし
図12のように炊飯ヒータ7による600 Wの小容量用ヒ
ータ回路32Fを形成し、このようにして炊飯容量に応じ
た発熱量を炊飯ヒータ7を主として形成される大,中,
小容量用ヒータ回路32D,32E,32Fによって得ること
ができ、これにより炊飯ヒータ7および保温ヒータ8,
9によって鍋11を全体的に加熱して炊飯することができ
るとともに、炊飯容量に応じた適正な発熱量で炊飯する
ことによりエネルギーのロスを防止できる。
【0020】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。例えば保温ヒータの数およびヒータ回路
の接続状態は適宜選定すればよく、また再加熱終了時点
の検出は飯の温度が100 ℃になるようにして行ったが、
90℃以上の適宜温度で検出するようにしてもよい。また
炊飯器の概略構成は各種タイプのものに適用できる。ま
た制御手段の各機能をマイクロコンピュータにより得る
ようにしたが、個別の電子回路によって得るようにして
もよい。
【0021】
【発明の効果】本発明における炊飯器は、被炊飯物を収
容する容器と、この容器を加熱する加熱手段と、前記容
器の温度を検出する温度検出手段と、再加熱指示手段
と、前記温度検出手段からの検出温度に基づいて前記加
熱手段を制御して炊飯および保温等の各行程を実行する
制御手段とを具備し、この制御手段は保温行程中に前記
再加熱指示手段が操作されると、飯を保温行程中の加熱
手段の加熱量より大きい加熱量により再加熱して保温時
の保温温度よりも高い所定温度にまで加熱する再加熱行
程を実行するとともに、この再加熱行程を終了した後に
保温行程を実行するものであり、保温中の再加熱時にお
ける飯の乾燥や、メイラード反応による飯の黄変色、お
よび飯の黄色変色に伴う臭いの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成の回路図で
ある。
【図2】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図3】同上炊飯器の概略構成を示す断面図である。
【図4】同上炊飯ヒータと保温ヒータの口元部の対応位
置を示す概略説明図である。
【図5】同上経過時間と検出温度の関係を示すグラフで
ある。
【図6】同上再加熱行程の容量検出と再加熱終了状態の
検出を示すグラフである。
【図7】同上炊飯用ヒータ回路を示す回路図である。
【図8】同上保温用ヒータ回路を示す回路図である。
【図9】同上再加熱用ヒータ回路を示す回路図である。
【図10】他の実施例を示す大容量用ヒータ回路の回路
図である。
【図11】同上中容量用ヒータ回路を示す回路図であ
る。
【図12】同上小容量用ヒータ回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
7…炊飯ヒータ(加熱手段) 8,9…保温ヒータ(加熱手段) 11…鍋(容器) 17…米(被炊飯物) 18…水(被炊飯物) 20…温度検出手段 21…制御手段 36…再加熱指示手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被炊飯物を収容する容器と、この容器を
    加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検出する温度検
    出手段と、再加熱指示手段と、前記温度検出手段からの
    検出温度に基づいて前記加熱手段を制御して炊飯および
    保温等の各行程を実行する制御手段とを具備し、この制
    御手段は保温行程中に前記再加熱指示手段が操作される
    と、飯を保温行程中の加熱手段の加熱量より大きい加熱
    量により再加熱して保温時の保温温度よりも高い所定温
    度にまで加熱する再加熱行程を実行するとともに、この
    再加熱行程を終了した後に保温行程を実行することを特
    徴とする炊飯器。
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