JPH0433826Y2 - - Google Patents

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JPH0433826Y2
JPH0433826Y2 JP12102185U JP12102185U JPH0433826Y2 JP H0433826 Y2 JPH0433826 Y2 JP H0433826Y2 JP 12102185 U JP12102185 U JP 12102185U JP 12102185 U JP12102185 U JP 12102185U JP H0433826 Y2 JPH0433826 Y2 JP H0433826Y2
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rice
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、炊飯器、特に、米の吸水状態に応じ
て炊飯ヒータへの供給電力を制御して炊飯を行な
うことができると共に、白米だけでなく玄米の炊
飯をも行うことができる炊飯器に関する。
(従来の技術) 最近、マイクロコンピユータを内蔵させ、白米
をおいしく炊けるだけでなく玄米その他の米飯を
炊けるようにした多機能電子炊飯ジヤーが実用に
供されている。また、温度スイツチで炊飯動作と
保温動作とに切り換える従来の電気炊飯器におい
ても、おいしい米飯を炊くため炊飯ヒータへの供
給電力を制御する機能を付与したものが提案され
ている。例えば、実開昭55−11153号公報には、
鍋の温度を感知する温度スイツチとダイオードと
の並列回路を炊飯ヒータと直列接続し、炊飯工程
の初期段階ではダイオードを介して炊飯ヒータに
電力を供給して低電力で鍋を加熱し、鍋が所定温
度に達したとき温度スイツチとオンしてダイオー
ドを短絡させ、炊飯ヒータに最大電力を供給する
ように炊飯器が、また実開昭55−13510号公報に
は、熱源で加熱される外鍋の温度を検出する温度
スイツチを設け、外鍋と内鍋との間に形成される
水収容空間の水が略消滅したとき前記温度スイツ
チを作動させ、該温度スイツチと並列接続された
ダイオードを介して炊飯ヒータへ電力を供給させ
るようにした炊飯器が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、マイクロコンピユータを内蔵し
た電子炊飯ジヤーは、構造が複雑でコストが非常
に高くなるという問題がある。また、従来の炊飯
器や炊飯ジヤーは、電子炊飯ジヤーに比べて安価
に製造できるが、単一機能しか持たないため、米
飯をおいしく炊くためには種々の制約を受けると
いう問題がある。例えば、前記実開昭55−11153
号公報や実開昭55−13510号公報に記載の炊飯器
は、いずれも炊飯動作時の電力供給パターンが一
定であるため、白米を炊く場合には良好は結果が
得られるが、種類の異なる米、例えば、玄米を研
いで直ぐに炊飯を開始すると、玄米に充分に吸水
させるにとができないため、芯のある米飯しか炊
けないという問題があつた。しかも、前者の炊飯
器では、米が十分に吸水している場合でも、低電
力で加熱する前工程を経るため早炊きができず、
炊飯時間が長くなるので省エネルギーの観点から
も望ましくなく、また後者の炊飯器では、炊飯開
始時に全電力で加熱し、炊飯完了直前に供給電力
を半減させるため、米が十分吸水した状態で炊飯
を行う場合には、良好な結果が得られるが、米を
研いだ後、直ちに炊飯を行うと、芯のある堅い米
飯しか炊けないという問題があつた。
従つて、本考案の目的は、マイクロコンピユー
タを使用することなく、簡単な構成で米の吸水量
や種類に応じて電力供給パターンを変えることが
でき、白米だけでなく玄米をもおいしく炊ける安
価な炊飯器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題を解決する手段として、第
1図に示すように、内鍋3を加熱する炊飯ヒータ
10と、前記内鍋3の温度を検知し内鍋の温度が
炊飯完了温度に達するまで炊飯ヒータ10へ通電
する温度スイツチ7とを備えた炊飯器において、
前記炊飯ヒータ10と温度スイツチ7の常閉接点
との間に、ダイオードDと3接点切換スイツチ1
3との並列回路からなる電力制御回路15を接続
し、前記切換スイツチ13の固定接点のうち第1
接点をダイオードに直結する一方、第2接点を、
内鍋3を収容する外鍋2に取り付けられ所定温度
でオンするサーモスタツト12を介してダイオー
ドDに接続し、第3接点をダイオードDと非接続
状態にしてなることを特徴とする炊飯器を提供す
るものである。
好ましい実施態様においては、炊飯ヒータ10
が外鍋2から離して装着され、サーモスタツト1
2が外鍋2の底部に配設される。
(作用) 本考案に係る炊飯器は、電力制御回路に切換ス
イツチ13を切り換えて、炊飯ヒータ10と直列
に挿入されたダイオードDを短絡させたり、ダイ
オードDと並列にサーモスタツト13を接続して
所定温度でダイオードDを短絡させたり、あるい
はダイオードDのみを介して通電することによつ
て、炊飯ヒータ10への電力供給パターンを変え
ることができ、各種の米飯をおしく炊くことがで
きる。即ち、切換スイツチ13によりダイオード
Dを短絡させて炊飯を行うと、温度スイツチ7の
常閉接点が炊飯ヒータ10に直結され通電される
ため、ダイオードD及びサーモスタツト12に関
係なく、炊飯完了まで定格電力の100%が炊飯ヒ
ータ10に供給される。
また、切換スイツチ13でダイオードDと並列
にサーモスタツト12を挿入して炊飯を行うと、
炊飯動作の初期段階では、水温が低くサーモスタ
ツト12が開放しているため、ダイオードDを介
して炊飯ヒータ10へ電力が供給され、内鍋3は
定格電力の50%の電力で加熱される。水温が所定
温度に達すると、サーモスタツト12が閉成しダ
イオードDが短絡されるため、炊飯ヒータ10に
はサーモスタツト12を介して炊飯完了まで定格
電力の100%が供給される。
さらに、切換スイツチ13をダイオードDと非
接続状態で、即ち、オフ状態で炊飯を行うと、炊
飯ヒータ10と直列にダイオードDが挿入され、
炊飯動作の初期段階から炊飯完了までダイオード
Dを介して炊飯ヒータ10に定格電力の50%の電
力が供給される。
以下、本考案の実施例について説明する。
(実施例) 本考案に係る炊飯器を示す第1図〜第3図にお
いて、1は外装体、2は外鍋、3は内鍋、4は外
装体1にヒンジ結合された蓋体、5は蓋体4を開
く際のロツク解除ボタン、6は電源コード、7は
温度スイツチ、8はサーマルリードスイツチ、9
は加熱板、13は切換スイツチ、17は温度ヒユ
ーズ、18は電源スイツチ、19は底体で止めネ
ジ16により外鍋2に固定されている。内鍋3が
載置される加熱板9は、炊飯ヒータ10が装着さ
れ、加熱板自体は複数の支持片20により外鍋2
から離して支持されている。外鍋2は、その外周
部に保温ヒータ11及びサーマルリードスイツチ
8が取り付けられている。
炊飯ヒータ10は、第1図に示すように、電力
制御回路15を介して温度スイツチ7の常閉接点
に接続されると共に、保温ヒータ11とサーマル
リードスイツチ8とからなる直列回路を介して温
度スイツチ7の常開接点に接続されている。
電力制御回路15は、一端を温度スイツチ7の
接点に接続され他端を炊飯ヒータ10に接続され
たダイオードDと、該ダイオードDと並列接続さ
れた3接点切換スイツチ13とから構成されてい
る。即ち、切換スイツチ13は可動接点がダイオ
ードDの一端側に接続され、3つの固定接点にう
ち第1接点がダイオードDの他端側に直結され、
第2接点が所定温度でオンするサーモスタツト1
2を介してダイオードDに接続され、第3接点が
ダイオードDの他端側と非接続状態にしてある。
なお、温度スイツチ7は、公知の構造のもの
で、例えば、第3図に示されるように、マグネツ
ト温度センサー21と、マイクロスイツチ22
と、マグネツト温度センサー21の作用を受けて
マイクロスイツチ22を作動させる操作レバー2
3とから構成されている。
また、サーモスタツト12を炊飯ヒータ10や
保温ヒータ11からの熱を直接受けたり、内鍋に
接触するように配設すると、予熱炊きする際に誤
動作する恐れがあるため、本考案に係る炊飯器に
おいては、サーモスタツト12を外鍋2の下部、
好ましくは、底部に装着して、米を湯で研いで炊
飯開始した場合に予熱時間が短くなるのを防止す
る一方、炊飯ヒータ10が取り付けられる加熱板
9を外鍋2から離して配設することによつて炊飯
量に応じた予熱時間を確保し、おいしい米飯が炊
けるようにしている。
次に、前記構造の炊飯器の動作について説明す
る。まず、米に十分吸水させた後、炊飯する場
合、切換スイツチ13をその可動接点が第1接点
に接続された状態にセツトして、早炊きモードで
炊飯を行う。炊飯動作は、電源スイツチ18を入
れ、炊飯スイツチ25を押すことによつて開始さ
れる。炊飯スイツチ25をおすと、操作レバー2
3の作用により温度スイツチ7がセツトされ、そ
のマイクロスイツチ22が常閉接点側に切り換え
られる。この場合、ダイオードDは切換スイツチ
13により短絡された状態になつているので、第
4図に実線で示すように、炊飯ヒータ10には定
格電力の100%の電力が供給され、炊飯完了まで
そのままの状態が維持される。内鍋3の底の温度
が炊飯完了温度、例えば、135℃に達すると、温
度スイツチ7が常開接点側へ切替わり、保温モー
ドに移行する。
この保温モードでは、保温ヒータ11が炊飯ヒ
ータ10と直列に入り、サーマルリードスイツチ
8の作用により保温ヒータ11及び炊飯ヒータ1
0への間欠的な通電が行なわれ、米飯が所定温
度、例えば、70℃に維持される。
次に、白米を研いで直ぐに炊飯を行なう場合、
切換スイツチ13をその可動接点が第2接点に接
続された状態にセツトして、予熱炊きモードで炊
飯を行う。この予熱炊きモードの初期段階では、
水温が低いためサーモスタツト12がオフで、ダ
イオードDを介して炊飯ヒータ10へ電力が供給
され、第4図に破線で示すように、定格電力の50
%の電力で加熱される。従つて、内鍋3内の米
は、いわゆる弱火で加熱されることになり、十分
な吸水時間が確保される。
内鍋3が低電力で加熱され、該内鍋からの熱伝
導により外鍋2の底部の温度が所定温度、例え
ば、40℃に達すると、サーモスタツト12がオン
しダイオードDが短絡されるため、炊飯ヒータ1
0には定格電力の100%の電力が供給され、内鍋
3は、いわゆる強火で加熱される。内鍋3内の水
が無くなり、内鍋3の底に温度が温度スイツチ7
の動作温度、例えば、135℃に達すると、炊飯が
完了し、温度スイツチ7が常開接点側に切替わ
り、保温モードに移行する。以後は、早炊きモー
ドの場合と同様にして米飯が所定温度で保温され
る。
また、玄米を炊く場合、切換スイツチ13をそ
の可動接点が第3接点に接続された状態にセツト
して、玄米炊きモードで炊飯を行う。この場合、
切換スイツチ13の第3接点がダイオードDに接
続されていないため、途中でサーモスタツト12
がオンしてもそれに関係なく、炊飯ヒータ10に
は、第4図に一点鎖線で示すように、炊飯動作の
初期段階から炊飯完了までダイオードDを介して
電力が供給され、弱火で炊飯が行なわれる。内鍋
3の底の温度が温度スイツチ7の動作温度に達す
ると炊飯が完了する。以後は、温度スイツチ7が
常開接点側に切替わり、早炊きモードの場合と同
様にして米飯が所定温度で保温される。
また、サーモスタツト12を外鍋2の底部に配
設しているため、予熱炊きモードで炊飯する際
に、米を研ぐのに40℃前後の湯が使用されても、
その熱は内鍋3及び外鍋2を介してサーモスタツ
ト12に伝導されることから、サーモスタツト1
2が40℃の温度を検知するのに時間的なズレを生
じる結果、内鍋3内の水温がより高い温度、例え
ば、50℃程度に達した後、サーモスタツト12が
オンすることになる。従つて、米を研ぐのに湯が
使用されても、米に吸水させるのに十分な時間が
確保され、芯の無いおいしい米飯を炊くことがで
きる。また、これと同様、炊飯量の多少に応じて
水温が所定温度に上昇するまでの時間が変化し、
サーモスタツト12がオンするまでの時間も変化
する結果、炊飯量に応じた吸水時間が確保され
る。
さらに、外鍋2が断熱材24で外周部を包囲さ
れているため、サーモスタツト12が所定温度を
検出するまでの時間が外気温の影響をさほど受け
ず、炊飯量が一定であれば、四季を通じてほぼ一
定の時間で炊飯を行なわれる。
本考案は前記実施例のみにかぎられるものでは
なく、種々に変形しうるものであることは言うま
でも無い。例えば、前記実施例においては、省電
力のため、保温を切るように電源スイツチ18を
挿入しているが、電源スイツチ18を省略して炊
飯器のプラグをコンセントに差し込んでいる限
り、保温動作が行なわれるようにしても良い。ま
た、保温動作時、保温ヒータ11が炊飯ヒータ1
0と直列に入るようにしているが、保温ヒータ1
1のみに通電するようにしても良い。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、簡単な構成で早炊き、予熱炊き及び玄米炊き
の三通りの炊き方ができ、しかもマイクロコンピ
ユータを使用することなく、切換スイツチ13を
切り換えるという簡単な操作で米の吸水状態に応
じて適切な電力供給パターンを選択しておいしい
米を炊くことができると同時に、白米だけでなく
玄米をも炊くことができる。さらに、本考案に係
る炊飯器は安価に製造でき、しかもサーモスタツ
トを外鍋の底部に装着することにより、炊飯器の
誤動作を防止することができると同時に、製造時
の組立の容易化を図ることができるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す炊飯器の電気
回路図、第2図は第1図の炊飯器の構造を示す部
分断面側面図、第3図は第2図の炊飯器の底体を
外した状態を示す底面図、第4図は第1図の炊飯
器の供給電力の変化を示す特性図である。 1……外装体、2……外鍋、3……内鍋、4…
…蓋体、7……温度スイツチ、8……サーマルリ
ードスイツチ、9……加熱板、10……炊飯ヒー
タ、11……保温ヒータ、12……サーモスタツ
ト、13……切換スイツチ、15……電力制御回
路、D……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内鍋3を加熱する炊飯ヒータ10と、前記内
    鍋3の温度を検知し内鍋の温度が炊飯完了温度
    に達するまで炊飯ヒータ10へ通電する温度ス
    イツチ7とを備えた炊飯器において、前記炊飯
    ヒータ10と温度スイツチ7の常閉接点との間
    に、ダイオードDと3接点切換スイツチ13と
    の並列回路からなる電力制御回路15を接続
    し、前記切換スイツチ13の固定接点のうち第
    1接点をダイオードに直結する一方、第2接点
    を、内鍋3を収容する外鍋2に取り付けられ所
    定温度でオンするサーモスタツト12を介して
    ダイオードDに接続し、第3接点をダイオード
    Dと非接続状態にしてなることを特徴とする炊
    飯器。 (2) 前記サーモスタツト12が外鍋3の底部に配
    設されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の炊飯器。
JP12102185U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH0433826Y2 (ja)

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JP12102185U JPH0433826Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JPS6230725U JPS6230725U (ja) 1987-02-24
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