JPH0433824Y2 - - Google Patents

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JPH0433824Y2
JPH0433824Y2 JP11143385U JP11143385U JPH0433824Y2 JP H0433824 Y2 JPH0433824 Y2 JP H0433824Y2 JP 11143385 U JP11143385 U JP 11143385U JP 11143385 U JP11143385 U JP 11143385U JP H0433824 Y2 JPH0433824 Y2 JP H0433824Y2
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rice
temperature
switch
thermostat
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、炊飯器、特に、米の吸水状態に応じ
て炊飯ヒータへの供給電力を制御して炊飯を行う
ことができる炊飯器に関する。
(従来の技術) 従来、炊飯ヒータへの供給電力を制御する機能
を付与した炊飯器としては、例えば、実開昭55−
11153号公報に示されるように、鍋の温度を感知
する温度スイツチとダイオードとの並列回路を炊
飯ヒータと直列接続し、炊飯工程の初期段階では
ダイオードを介して炊飯ヒータに電力を供給して
低電力で鍋を加熱し、鍋が所定温度に達したとき
温度スイツチをオンしてダイオードを短絡させ、
炊飯ヒータに最大電力を供給するようにしたも
の、及び実開昭55−13510号公報に示されるよう
に、熱源で加熱される外鍋の温度を検出する温度
スイツチを設け、外鍋と内鍋との間に形成される
水収容空間の水が略消滅したとき前記温度スイツ
チを作動させ、該温度スイツチと並列接続された
ダイオードDを介して炊飯ヒータへ電力を供給さ
せるようにした炊飯器が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の炊飯器では、炊飯時、米
が十分に吸水している場合でも、低電力で加熱す
る前工程を経るため、炊飯時間が長くなるという
問題があつた。また、後者の場合、炊飯開始時に
全電力で加熱し、炊飯完了直前に供給電力を半減
させるため、米が十分吸水した状態で炊飯を行う
場合には、良好な結果が得られるが、米を研いだ
後、直ちに炊飯を行うと、芯のある堅い米飯しか
炊けないという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題を解決する手段として、第
1図に示すように、内鍋3の温度を検出し所定温
度で開放する温度スイツチ7と、該温度スイツチ
7を介して電源に接続され内鍋3を加熱する炊飯
ヒータ10とを備え、前記炊飯ヒータ10と温度
スイツチ7の常閉接点との間に、ダイオードD
と、内鍋3を包囲する外鍋2に取り付けられ所定
温度でオンするサーモスタツト12と、切換スイ
ツチ13との並列回路からなる電力制御回路を接
続してなることを特徴とする炊飯器を提供するも
のである。
好ましい実施態様においては、炊飯ヒータ10
が外鍋2から離して装着され、サーモスタツト1
2が外鍋2の底部に配設される。
(作用) 本考案に係る炊飯器は、切換スイツチ13をオ
ン状態にして炊飯を行うと、ダイオードD及びサ
ーモスタツト12に関係なく、最大電力が炊飯ヒ
ータ10に供給され、炊飯完了までそのままの状
態が維持される。炊飯が完了すると、温度スイツ
チ7が常開接点側へ切替わり、以後はサーマルリ
ードスイツチ8の作用により保温ヒータ11及び
炊飯ヒータ10への間欠的な通電が行なわれ米飯
が所定の温度に維持される。
他方、切換スイツチ13をオフ状態で炊飯を行
うと、炊飯開始時、サーモスタツト12はオフで
あるため、ダイオードDを介して炊飯ヒータ10
へ最大電力の50%の電力が供給される。水温が所
定温度に達するとサーモスタツト12がオンし、
該サーモスタツト12を介して電力が供給され、
最大電力で炊飯が続行される。炊飯が完了する
と、温度スイツチ7が常開接点側に切り換えら
れ、以後は前記の場合と同様にして米飯が所定温
度で保温される。
(実施例) 以下、本考案の実施例について添付の図面を参
照して説明する。
本考案に係る炊飯器を示す第1図〜第3図にお
いて、1は外装体、2は外鍋、3は内鍋、4は蓋
体、5は外蓋、6は内蓋、7は温度スイツチ、8
はサーマルリードスイツチ、9は加熱板、13は
切換スイツチ、17は温度ヒユーズ、18は電源
スイツチ、19は底体、Dはダイオードで、加熱
板9は複数の支持片20により外鍋2から離して
支持され、該加熱板9に炊飯ヒータ10が装着さ
れている。外鍋2の外周部には、保温ヒータ11
及びサーマルリードスイツチ8が取り付けられ、
その底部にはサーモスタツト12が装着されてい
る。
サーモスタツト12を炊飯ヒータ10や保温ヒ
ータ11の熱を直接受けたり、内鍋に接触するよ
うに配設すると、予熱炊きする際に誤動作する恐
れがあるため、本考案に係る炊飯器においては、
サーモスタツト12を外鍋2の下部、好ましく
は、底部に装着して、米を湯で研いで炊飯開始し
た場合に予熱時間が短くなるのを防止する一方、
炊飯ヒータ10が取り付けられる加熱板9を外鍋
2から離して配設することによつて炊飯量に応じ
た予熱時間を確保し、おいしい米飯が炊けるよう
にしている。
炊飯ヒータ10は、第1図に示すように、電力
制御回路15を介して温度スイツチ7の常閉接点
に接続されると共に、保温ヒータ11とサーマル
リードスイツチ8とからなる直列回路を介して温
度スイツチ7の常開接点に接続されている。電力
制御回路15はダイオードDと、所定温度でオン
するサーモスタツト12と、切換スイツチ13と
を並列接続してなる並列回路から構成されてい
る。なお、温度スイツチ7は、第3図に示される
ように、マグネツト感温センサー21と、マイク
ロスイツチ22と、マグネツト感温センサー21
の作用を受けてマイクロスイツチ22を作動させ
るアクチユエータ23とから構成されている。
次に、前記構造の炊飯器の動作について説明す
る。まず、米に十分吸水させた後、炊飯する場
合、切換スイツチ13をオン状態にして、早炊き
モードで炊飯を行う。即ち、この場合、ダイオー
ドD及びサーモスタツト12は切換スイツチ13
により短絡された状態になつているので、第4図
イに示すように、炊飯ヒータ10には最大電力が
切換スイツチ13を介して供給され、炊飯完了ま
でそのままの状態が維持される。炊飯が完了し、
内鍋3の底の温度が所定温度、例えば、127℃に
達すると、温度スイツチ7が常開接点側へ切り換
えられ、保温ヒータ11が炊飯ヒータ10と直列
に入り、以後はサーマルリードスイツチ8の間欠
的なオン−オフにより保温ヒータ11及び炊飯ヒ
ータ10に断続的に通電され、米飯が所定温度、
例えば、70℃に維持される。
他方、米を研いで直ぐに炊飯を行なう場合、切
換スイツチをオフ状態にして、即ち、予熱炊きモ
ードで炊飯を行う。この場合、炊飯開始時にサー
モスタツト12がオフであるため、ダイオードD
を介して炊飯ヒータ10へ電力が供給され、第4
図ロに示すように、定格電力の50%の電力で炊飯
が開始される。このため内鍋3内の米及び水は低
電力で加熱されることになり、十分な吸水時間が
確保される。炊飯ヒータ10で加熱板9を介して
内鍋3が加熱され、その熱が外鍋2を介して熱伝
導によりサーモスタツト12に伝達され、外鍋2
の底部の温度が所定温度、例えば、60℃に達する
と、サーモスタツト12がオンし、該サーモスタ
ツト12を介して電力が供給され、100%の電力
で炊飯が行なわれる。炊飯が完了すると、温度ス
イツチ7により保温に切り換えられ、以後は早炊
きモードの場合と同様にして米飯が所定温度に維
持される。
また、サーモスタツト12を外鍋2の底部に配
設しているため、予熱炊きモードで炊飯する際
に、米を研ぐのに40℃前後の湯が使用されても、
その熱は内鍋3及び外鍋2を介してサーモスタツ
ト12に伝導されることから、サーモスタツト1
2が40℃の温度を検知するのに時間的なズレを生
じ、内鍋3の水温が炊飯ヒータ10からの熱によ
つてより高い温度、例えば、65℃程度に達した
後、サーモスタツト12がオンすることになる。
従つて、米を研ぐのに湯が使用されても、米に吸
水させるのに十分な時間が確保され、芯の無いお
いしい米飯を炊くことができる。また、これと同
様、炊飯量の多少に応じて水温が所定温度に上昇
するまでの時間が変化し、従つてサーモスタツト
12がオンするまでの時間も変化する結果、炊飯
量に応じた吸水時間が確保される。さらに、外鍋
2が断熱材24で包囲されているため、サーモス
タツト12が所定温度を検出するまでの時間が外
気温の影響をさほど受けず、炊飯量が一定であれ
ば、四季を通じてほぼ一定の時間で炊飯を行なわ
れる。
本考案は前記実施例のみに限られるものではな
く、種々に変形しうるものであることは言うまで
も無い。例えば、前記実施例においては、省電力
のため、保温を切るように電源スイツチ18を挿
入しているが、炊飯器のプラグをコンセントに差
し込んでいる限り、保温動作が行なわれるよう
に、電源スイツチ18を省略しても良い。また、
保温動作時、保温ヒータ11が炊飯ヒータ10と
直列に入るようにしているが、保温ヒータ11の
みに通電するようにしても良い。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、簡単な構成で、米に吸水状態に応じて早炊き
と予熱炊きの二通りの炊き方ができ、しかもサー
モスタツトを外鍋の底部に装着することにより、
炊飯器の誤動作を防止すると同時に、製造時に組
立の容易化を図ることができるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す炊飯器の電気
回路図、第2図は第1図の炊飯器の構造を示す概
略断面図、第3図は第2図の炊飯器の底体を外し
た状態を示す底面図、第4図は第1図の炊飯器の
供給電力の変化を示す特性図である。 1……外装体、2……外鍋、3……内鍋、4…
…蓋体、5……外蓋、6……内蓋、7……温度ス
イツチ、8……サーマルリードスイツチ、9……
加熱板、10……炊飯ヒータ、11……保温ヒー
タ、12……サーモスタツト、13……切換スイ
ツチ、15……電力制御回路、D……ダイオー
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内鍋3の温度を検出し所定温度で開放する温
    度スイツチ7と、該温度スイツチ7を介して電
    源に接続され内鍋3を加熱する炊飯ヒータ10
    とを備え、前記炊飯ヒータ10と温度スイツチ
    7の常閉接点との間に、ダイオードDと、内鍋
    3を包囲する外鍋2に取り付けられ所定温度で
    オンするサーモスタツト12と、切換スイツチ
    13との並列回路からなる電力制御回路を接続
    してなることを特徴とする炊飯器。 (2) 前記サーモスタツト12が外鍋2の底部に配
    設されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の炊飯器。
JP11143385U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0433824Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143385U JPH0433824Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143385U JPH0433824Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6223518U JPS6223518U (ja) 1987-02-13
JPH0433824Y2 true JPH0433824Y2 (ja) 1992-08-12

Family

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