JPS6135125Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6135125Y2
JPS6135125Y2 JP14655179U JP14655179U JPS6135125Y2 JP S6135125 Y2 JPS6135125 Y2 JP S6135125Y2 JP 14655179 U JP14655179 U JP 14655179U JP 14655179 U JP14655179 U JP 14655179U JP S6135125 Y2 JPS6135125 Y2 JP S6135125Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cooking
rice
pot
temperature
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14655179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5662722U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14655179U priority Critical patent/JPS6135125Y2/ja
Publication of JPS5662722U publication Critical patent/JPS5662722U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6135125Y2 publication Critical patent/JPS6135125Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鍋を加熱して炊飯動作を行なう炊飯器
に関するもので、その目的は、ご飯をむらなく均
一に炊き上げることができると共に、消費電力を
軽減し得る炊飯器を提供するにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。第1図乃至第3図において、1は
炊飯器本体で、この炊飯器本体1は、略円筒状の
外ケース2、外ケース22の外側部に上下に延び
るように付設された化粧カバー3、外ケース2の
下部に嵌着された底枠4、外ケース2内に配設さ
れた内ケース5並びに外ケース2及び内ケース5
間に配設された断熱材6とから成る。また、7は
内ケース5内にこれとの間に所定の空間部8を在
して着脱自在に配設される鍋、9は鍋7の上面開
口を閉鎖する内蓋、10は外蓋である。11は内
蓋9及び外蓋10を貫通して鍋7内と炊飯器本体
1外とを連通させるように設けられた蒸気通路
で、その内部には鍋7から発生される蒸気の温度
を感知する温度感知素子たるサーミスタ12を配
設している。一方、13は環状をなす第1炊飯ヒ
ータで、これは前記内ケース5の内底部に鍋7の
底部外周と所定間隔を在するようにして一対の碍
子14a,14bを介して配設されている。さら
に、15は第1炊飯ヒータ13より小径の環状を
なす第2炊飯ヒータで、これは内ケース5の内底
部に鍋7の底部と所定間隔を在し且つ第1炊飯ヒ
ータ13と同心的配置となるようにして一対の碍
子16a,16bを介して配設されている。この
とき、第1炊飯ヒータ13としては定格出力が例
えば600(W)程度のものを用いると共に、第2
炊飯ヒータ15としては定格出力が例えば300
(W)程度のものを用いており、また、各碍子1
4a,14b,16a,16bは第3図に示す如
く互違い配置となるように構成されている。一
方、17は内ケース5の上部外周に巻装された保
温ヒータ、18は内蓋9の上面に接するように設
けた蓋ヒータである。しかして19は炊飯動作の
開始及び終了を制御するための温度スイツチであ
り、この温度スイツチ19は鍋7の外底部に図示
しないスプリングにより圧接されて該鍋7の底部
温度(以下これを鍋底温度Dと呼ぶ)を感知する
ように設けられた磁気式の温度感知部20と、一
端が温度感知部20に連結され且つ他端たる操作
子21aが化粧カバー3から外部に突出された操
作レバー21と、この操作レバー21の往復回動
に応じて動作されるマイクロスイツチ22とから
成る周知構成のものである。尚、斯かる温度スイ
ツチ19は、操作レバー21の操作に応じてセツ
トされてマイクロスイツチ22の接片c−a間
(第4図参照)を閉成し、また鍋底温度Dが所定
の炊き上り温度例えば130℃に達したときにこれ
を感知した温度感知部20によつて復帰されてマ
イクロスイツチ22の接片c−b間(第4図参
照)を閉成する構成である。
次に電気的構成を示す第4図において、23は
電源プラグで、その両端に接続した母線24及び
25間には前記マイクロスイツチ22の接片c−
a間、第1炊飯ヒータ13、リレースイツチ26
の常閉接片b及び可動接片c間の直列回路を接続
しており、また、リレースイツチ26の常開接片
aとマイクロスイツチ22の接片aとの間に前記
第2炊飯ヒータ15を接続している。そして、マ
イクロスイツ22の接片c−a間と並列に保温動
作用の周知構成のサーモスイツチ27及び前記保
温ヒータ17の直列回路を接続すると共に、マイ
クロスイツ22の接片bを開放している。しかし
て、28は炊飯制御装置であり、以下これについ
て述べる。即ち、29は定電圧回路で、これは母
線24及び25間に図示極性のダイオード30、
抵抗31及びコンデンサ32の直列回路を接続す
ると共に、該コンデンサ32と並列に抵抗33及
び図示極性のツエナーダイオード34の直列回路
を接続した周知構成のものである。35は温度感
知回路であり、これは抵抗36及び37の直列回
路と前記サーミスタ12及び抵抗38の直列回路
とを夫々ツエナーダイオード34と並列に接続す
ると共に、コンバレータとして機能するオペアン
プ39の反転入力端子(−)を抵抗36及び37
の共通接続点に接続し、且つ該オペアンプ39の
非反転入力端子(+)をサーミスタ12及び抵抗
38の共通接続点に接続した構成である。
そして、斯かる温度感知回路35においては、
サーミスタ12が感知する蒸気温度が例えば90℃
を越えたときに初めてオペアンプ39の出力が負
電圧から正電圧に反転するように各抵抗36及至
38の抵抗値を設定している。また、40は駆動
回路で、これは母線24及び25間に図示極性の
ダイオード41、抵抗42及びコンデンサ43の
直列回路を接続すると共に、該コンデンサー43
と並列に前記リレースイツチ26駆動用のリレー
コイル44及びトランジスタ45のコレクタ・エ
ミツタ間の直列回路を接続し、さらに該トランジ
スタ45のベースを、オベアンプ39の出力端子
と母線25との間に直列に接続された抵抗46,
47の共通接続点に接続した構成である。尚、4
8はリレーコイル44と並列に接続したトランジ
スタ45保護用のダイオードである。
しかして上記構成の本実施例の作用について説
明する。まず、鍋7に所定量の米49及び水50
を入れてこれを内ケース5に装着し、内蓋9及び
外蓋10を閉塞状態とした後に電源プラグ23を
コンセントに差し込み、次いで操作レバー21に
よつて温度スイツチ19をセツト操作してマイク
ロスイツチ22の接片c−a間を閉成させる。
この時点では、サーミスタ12の感知温度が90
℃以下の状態にあつてオペアンプ39が負電圧を
出力してトランジスタ45がオフしており、従つ
てリレーコイル44が断電状態を呈してリレース
イツチ26は可動接片c及び常閉接片b間を閉成
している。このため、第1炊飯ヒータ13が通電
されるようになつて鍋7が加熱され、以て該第1
炊飯ヒータ13による炊飯動作が開始される。斯
ような炊飯動作の継続によつて鍋7内の水50が
沸謄してその蒸発が活発になると、蒸気通路11
を通過する蒸気の量が増加してサーミスタ12に
よる感知温度が上昇し、その感知温度が90℃を越
えるようになるとオペアンプ39が正電圧を出力
するようになつてトランジスタ45がオンされ
る。従つて、リレーコイル44が通電されてリレ
ースイツチ26の可動接片c及び常垣接片a間が
閉成されるようになつて第2炊飯ヒータ15が通
電されるようになり、これ以後は該第2炊飯ヒー
タ15による炊飯動作が行なわれる。その後、炊
飯動作の継続によつて鍋7内の水50が引続き沸
謄し、この状態で水50が残つている間は鍋底温
度Dが略100℃に保たれるが、水50がなくなつ
て鍋7が所請ドライアツプ状態を呈すると鍋底温
度Dが急上昇する。斯ようにして鍋底温度Dが
130℃を越えるようになると、これを感知した温
度感知部20により操作レバー21が復帰回動さ
れてマイクロスイツチ22が接片c−a間閉成状
態から接片c−b間閉成状態に切換り、以て第2
炊飯ヒータ15が断電されて炊飯動作が終了し、
これ以後は炊き上がつたご飯のむらし動作が行な
われる。その後、鍋底温度Dが所定の保温温度
(例えば72℃)以下まで低下するとサーモスイツ
チ27の動作に応じて保温ヒータ17が通電され
るようになつて保温動作が行なわれる。
しかして、上記した本実施例のように、炊飯動
作開始後の所定時期に第1炊飯ヒータ13通電状
態から第2炊飯ヒータ15通電状態に切換えるこ
とによつて得られる効果を従来の炊飯器との比較
によつて第5図乃至第7図を参照しながら説明す
る。尚、第5図は鍋7内の温度分布状態等を説明
するためのものであり、また第6図及び第7図は
第5図中のa乃至fの6ポイントにおける温度上
昇特性を示すもので、縦軸が鍋7内の温度D0
(℃)に、及び横軸が炊飯動作時間Tに夫々対応
する。さて、従来の炊飯器は、第1炊飯ヒータ1
3を炊飯動作開始から終了まで連続通電させる構
成に相当し、このときにおける鍋7内温度の上昇
特性を第6図に示す。即を、この場合には、炊飯
動作開始後に鍋7内で第5図中矢印Aで示すよう
な対流が生起され、また鍋7側面からの熱によつ
て水50が加熱され各ポイントa乃至fの温度は
「e÷f>c÷d>a÷b」の関係で上昇する。
ところが、炊飯動作が進行して水50が。49に
吸収され或は蒸発したりして減少すると、前述し
た対流現象が弱められるため、鍋7中央部の各ポ
イントb,d,fに対する熱供給作用が低下して
その温度上昇率が鍋7周辺部の各ポイントa,
c,eのそれより低くなる。また、このように温
度上昇率の差が目立ち始める時刻t1に至ると、第
1炊飯ヒータ13に最も近いポイントaの温度が
急上昇すると共に、鍋7周縁部から水50が大量
に蒸発し始める。このような状態になると、鍋7
周縁部で多量の熱損失が生じて水50の対流現象
がますます弱められ、特にポイントa,bへの熱
供給作用が著しく阻害される。このため、特にポ
イントdの温度上昇率が低くなつて、この部分の
米49は、水分の補給を十分に受けながらそのア
ルフア化に要する温度以上に保たれる期間が短か
くなつてしまい、十分なアルフア化が促進されず
にその炊飯が不十分になつてしまう。また、特に
ポイントa部分の米49は他の部分より長時間ア
ルフア化温度以上に加熱されて所謂炊き過ぎにな
つてしまう。以上のように従来の炊飯器では、鍋
7内の場所に応じて所謂炊きむらが生じてしまう
欠点がある。
これに対して、前記本実施例ではサーミスタ1
2が感知する蒸気温度が90℃を越えたときに第1
炊飯ヒータ13による炊飯動作から第2炊飯ヒー
タ15による炊飯動作に切換えるようにしてい
る。即ち、サーミスタ12は蒸気通路11を通過
する蒸気の温度を感知するように設けられている
から、前述した時刻t1にて鍋7周縁部から水50
が大量に蒸発し始めると、これを感知して第2炊
飯ヒータ15による炊飯動作に切換える。このた
め、鍋7内では第5図中矢印Bで示すような対流
が生起され、しかも第2炊飯ヒータ15は第1炊
飯ヒータ13より径小であるからポイワトbに対
する熱供給が第1炊飯ヒータ13による炊飯動作
時よりも大きくなり、また、ポイントaへの熱供
給は従来に比して減少するようになり、以つて各
ポイントa乃至fの温度は第7図に示す如く「e
÷f>c÷d>a÷b」の関係のまま上昇するよ
うになる。従つて、従来のようにポイワトd部分
の米49の炊飯が不十分になつたり、或はポイン
トa部分の米49が炊き過ぎになつてしまう虞が
なく、ご飯をむらなく均一に炊き上げることがで
きる。しかも、本実施例では第2炊飯ヒータ15
の出力を第1炊飯ヒータ13の半分に設定してい
るから、第2炊飯ヒータ15による炊飯動作時に
は鍋7周縁部からの水50の蒸発を抑制し得て加
熱損失を少なくでき、以て消費電力を減少させる
ことができる。尚、上記のように第2炊飯ヒータ
15の出力を小さくしても支障がないのは以下の
理由による。即ち、第2炊飯ヒータ15による炊
飯動作へ切換わる頃には、鍋7上部(ポイント
e,f部分)の米49は十分な炊飯状態に達する
寸前になつているから、主にポイントa乃至d部
分の米49を比較的小出力で加熱すれば事足り、
しかも、この頃には鍋7内の水50の量が減少し
ていて対流現象による加熱に依存するよりも熱伝
導による加熱に依存した方が効果的であつて無闇
に大出力で加熱しても無意味であるからである。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば炊飯制御装置としてはタイマー装置
を適用しても良い等、その要旨を逸脱しない飯囲
で種々変形して実施することができる。
本考案は以上説明したように、鍋を加熱して炊
飯動作を行なう炊飯器において、前記鍋の底部外
周と対応させた環状の第1炊飯ヒータと、前記第
1炊飯ヒータより小出力でしかも小経の環状をな
し該第1炊飯ヒータと略同心的に配置された第2
炊飯ヒータと、前記炊飯動作をその開始から所定
時期まで前記第1炊飯ヒータにより行なわせると
共にこれ以後は前記第2炊飯ヒータにより行なわ
せる炊飯制御装置とを設けたことに特徴を有し、
この特徴の結果、ご飯をむらなく均一に炊き上げ
ることができると共に、消費電力を軽減すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に関するもので、第1
図は一部縦断側面図、第2図は要部の縦断側面
図、第3図は第1炊飯ヒータ及び第2炊飯ヒータ
の位置関係を示す平面図、第4図は電気回路図、
第5図は鍋内での温度分布を説明するための縦断
側面図、第6図及び第7図は夫々従来及び本実施
例における鍋内温度の上昇特性曲線図である。 図中、7は鍋、12はサーミスタ(温度感知素
子)、13は第1炊飯ヒータ、15は第2炊飯ヒ
ータ、28は炊飯制御装置である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鍋を加熱して炊飯動作を行なうものにおい
    て、前記鍋の底部外周と対応させた環状の第1
    炊飯ヒータと、前記第1炊飯ヒータより小出力
    でしかも小径の環状をなし該第1炊飯ヒータと
    略同心的に配置された第2炊飯ヒータと、前記
    炊飯動作をその開始から所定時期まで前記第1
    炊飯ヒータにより行なわせると共にこれ以後は
    前記第2炊飯ヒータにより行なわせる炊飯制御
    装置とを設けたことを特徴とする炊飯器。 2 炊飯制御装置は、鍋内から発生される蒸気の
    温度を感知する温度感知素子を有し、その感知
    温度が所定温度に達したときに第1炊飯ヒータ
    による炊飯動作から第2炊飯ヒータによる炊飯
    動作に切換えるように構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の炊飯器。
JP14655179U 1979-10-22 1979-10-22 Expired JPS6135125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14655179U JPS6135125Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14655179U JPS6135125Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5662722U JPS5662722U (ja) 1981-05-27
JPS6135125Y2 true JPS6135125Y2 (ja) 1986-10-13

Family

ID=29377708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14655179U Expired JPS6135125Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6135125Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137123A (ja) * 1984-07-27 1986-02-22 タイガー魔法瓶株式会社 温度センサ付き炊飯ジヤ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5662722U (ja) 1981-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6115764Y2 (ja)
JPS6135125Y2 (ja)
JPS646766B2 (ja)
JPS6245607Y2 (ja)
JPH0822255B2 (ja) 炊飯器
JPS5841878Y2 (ja) ジャ−炊飯器のムラシ制御装置
JPS5856579Y2 (ja) 電気炊飯器
JPH0577404B2 (ja)
JPS5942972Y2 (ja) 炊飯器
JP2844014B2 (ja) 炊飯器
JPH06277144A (ja) 炊飯器
JPS5856586Y2 (ja) 炊飯器
JPS6038422Y2 (ja) 電気式調理器
JPS5920176Y2 (ja) タイマ−装置
JPS5920175Y2 (ja) 炊飯器
JPH06277145A (ja) 炊飯器
JPS636985Y2 (ja)
JPS6326111Y2 (ja)
JPH06277146A (ja) 炊飯器
JPH0221822A (ja) 電気調理器
JPS5856587Y2 (ja) 炊飯器
JPS6332651Y2 (ja)
JPS591623Y2 (ja) 炊飯器
JPH0433824Y2 (ja)
JPH0436741Y2 (ja)