JPS6317389Y2 - - Google Patents

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JPS6317389Y2
JPS6317389Y2 JP1981018850U JP1885081U JPS6317389Y2 JP S6317389 Y2 JPS6317389 Y2 JP S6317389Y2 JP 1981018850 U JP1981018850 U JP 1981018850U JP 1885081 U JP1885081 U JP 1885081U JP S6317389 Y2 JPS6317389 Y2 JP S6317389Y2
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JP
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heater
rice
cooking
container
minutes
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JP1981018850U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は炊飯器やジヤー炊飯器に関し、その目
的とするところはむらしあがりまでに必要な時間
の短縮をはかると共に炊きむらを防ぐことにあ
る。 従来の電気式炊飯器は、被加熱調理物を入れる
容器の外側底部に600〜650ワツトの加熱用ヒータ
が配設されており、炊飯器で御飯を炊く動作は次
の4つの過程に分けられる。 (i) 炊飯する米を水洗いして、ごみ、糠などを除
く。 (ii) 30分程度、水に浸たす。 (iii) 600〜650Wの電力で加熱する。〔1升炊飯時
など〕 (iv) 98℃に20分間保持してβ澱粉をα化する。 この4つの過程に要する時間は(i)が10分、(ii)が
30分、(iii)が30分、(iv)が20分の合計1時間30分程度
が必要である。ところで最近の調理器は、例えば
電子レンジのように短縮調理が可能なものが増加
しており、炊飯器についても早く炊きあがるもの
が要望されているのが現状である。そこで前記(ii)
(iii)(iv)の各工程の短縮について見ると、述分に吸水
させた米粉をα化する(iv)の工程としては、水と澱
粉質を化学的に結合させる必要上、98℃20分の反
応時間が必要である。この反応時間を短縮するこ
とは触媒あるいは加圧によつて可能であるかのよ
うに思われるが、触媒を使用することは食品とし
て不衛生であり、また加圧するにしても圧力が上
昇するまでに時間がかかるため、短縮化には困難
が伴う。では(iii)の工程の加熱による炊きあげ時間
を短かくすることはどうであろうか、結論はこれ
も技術的に複雑になる。すなわち、従来の炊飯器
は加熱源が単一の電力ヒータであり、炊飯量が少
ないときは短時間となり、反対に多いときには長
時間となるため、サーモスイツチあるいは電子回
路による制御が必要となるからである。また炊飯
器は、一般家庭内で使用されるため、高電力炊飯
器は電気コードの大容量化、屋内配線の大容量化
などの問題が発生し、好ましくない。次に(ii)の工
程について見ると、浸水時の時間を短縮するため
には、水温を40〜60℃にすれば良いことが既に知
られているが、従来の炊飯器は前述のように容器
の外側底部に位置する加熱用ヒータしか設けられ
ていないため、この加熱用ヒータによつて水温を
40〜60℃にすることが考えられるが、容器底の温
度が65℃以上になると、米内の酵素の働きによ
り、芯に充分吸水せずに米表面より湖化するた
め、芯のある食べて不味い御飯となる。そのため
この場合には前記加熱用ヒータの制御手段を必要
とし、これもまた構成が複雑となる。 そこで本考案は上記問題点を回避すべく成され
たものであつて、本考案の一実施例を第1図と第
2図に基づいて説明する。 1は炊飯器本体、2は炊飯器本体1の上部に配
設された外蓋、3は被加熱調理物としての米4を
入れる容器、5は容器3の外底部に配設された第
1のヒータとしての主ヒータ、6は容器3の開口
部を覆う内蓋、7は前記主ヒータ等を構造的に支
持する保護枠、8は容器3の外底部に密着する感
熱応部で、炊飯の完了を検知する。9は感熱応部
8と炊飯スイツチ10を機械的にリンクするレバ
ーで、炊飯スイツチ10を下方に押圧すると所定
時間後に前記主ヒータ5に通電が開始され、炊飯
完了と共に感熱応部8による力が該レバー9に伝
わり、炊飯スイツチ10を炊飯前の状態に戻すよ
う構成されている。11は容器3の外周側壁の中
央部付近に配設された第2のヒータとしての胴ヒ
ータ、12は内蓋6に対向するよう外蓋2に配設
された蓋ヒータ、13は炊飯器本体1に容器3の
外周を取り巻くよう配設された保温用ヒータであ
る。 容器3の中に予じめ計量された米4と水14を
入れ、先ず、胴ヒータ11およそ15分間200ワツ
ト程度に発熱させ、この熱量を米4の上部の水1
4に伝え、水14を40℃〜60℃の適温にする。と
云うのも、米4は一種の断熱材の性質を示し、短
時間では米温度が上昇しないからであり、炊飯し
ようとする米全体を均一に加熱しようとしても熱
伝導が悪く、第1図に示す部分アがうまく加熱さ
れないからである。 胴ヒータ11の熱量によつて水14およそ10分
程度で前記適温となり、この温度であると、浸水
時間は米の重量%でおよそ30%前後の吸水を高能
率で行なわれることが知られており、この適温よ
り米のα化が開始される温度65℃までに達する時
間は、充分10分以上とることができるため、胴ヒ
ータ11の15分間の前記通電によつて、30%前後
の充分な浸水効果を得ることができる。 この後、容器3の外底部に配設された主ヒータ
5により加熱すると、この容器3の内底部付近の
米4は既に15分間ほど水に浸水されており、また
主ヒータ5の熱量を適当にすれば、65℃に達する
までの時間を少なくとも25分にすることができ
る。この時の主ヒータ5の最適電力値は450ワツ
ト前後である。即ち、容器3の内底部付近の米
も、15分間の浸水後に更に65℃以下の水温で10分
以上の浸水が可能となり、これによつて全体の米
4の浸水がほぼ30%前後になるので、米4をα化
させるために98℃以上の温度に20分以上維持する
には、胴ヒータ11と主ヒータ5との合計電力
650ワツトによつて加熱すれば容易に98℃以上に
できる。 ところで最初に胴ヒータ11が15分間通電され
るときには、主ヒータ5には通電しないため、15
分後に更に主ヒータ5に通電するタイマ手段が必
要となるが、次にこれを第2図によつて説明す
る。 15は15分後にスイツチ16を閉成するタイマ
ー機構部で、スイツチ16は主ヒータ5と直列に
接続され、スイツチ16と主ヒータ5との直列回
路の両端に前記胴ヒータ11とタイマー機構部1
5がそれぞれ並列接続されており、これら並列回
路の両端にマイクロスイツチ17を介して電源電
圧の例えば100ボルトが印加される。マイクロス
イツチ17は前記炊飯スイツチ10を下へ押した
時には胴ヒータ11などに通電するよう接点A側
に接続され、前記感熱応部8によつて炊飯スイツ
チ10が復帰した時には接点B側に切換えられる
ものである。マイクロスイツチ17が接点B側に
接続された保温時には、主ヒータ5に保温ヒータ
13を介して電源電圧が印加され、主ヒータ5と
保温ヒータ13との直列回路の両端に蓋ヒータ1
2が並列接続され、この3つのヒータ5,12,
13はサーマルリードスイツチ18、抵抗19、
双方向性制御整流素子20などにより、適温の70
℃前後に維持される。 このようにタイマー機構部15は胴ヒータ11
と並列接続されているため、胴ヒータ11に通電
が開始されて15分後にスイツチ16を介して主ヒ
ータ5への通電が開始される。またマイクロスイ
ツチ17が接点B側に切換わつて保温状態となる
と、タイマー機構部15には、最早、通電が行わ
れないため、スイツチ16は常に開成しているこ
とになり、保温用にヒータ5,12,13が効率
よく機能する。即ち、保温においては内蓋6への
結露防止および容器3の内壁上部などに結露する
ことを嫌うが、このためには蓋ヒータ12と保温
ヒータ13および主ヒータ5のワツトのバラン
ス、即ち電力比が、それぞれ、およそ30%、60
%、10%であれば最も良好な保温性能となる。一
例として電源電圧100ボルト時における抵抗値と
電力を示す。蓋ヒータ12は300Ω−33W、保温
ヒータ13は120Ω−60W、主ヒータ5は22.2Ω−
10Wであり、実験による確認の結果、良好な性能
を発揮している。 このとき、炊飯時については電源電圧が100ボ
ルト±10%の90ボルトと110ボルトについても炊
飯性能を満足させなければならないので、その時
の抵抗値のバラツキの範囲について主ヒータ5が
22.4Ω±2Ω、胴ヒータ11が55Ω±5Ωとなり、そ
れぞれの限界値は下記第1表のようになる。
【表】 この第1表により90ボルト時には主ヒータ5は
最低332ワツトとなり、胴ヒータ11は最低162ワ
ツトになることが分かる。即ち、それぞれの最
大、最小値に対して主ヒータ5の電力と胴ヒータ
11の電力比を求めると、下記の第2表のように
なる。
【表】 即ち、主ヒータ5と胴ヒータ11の電力比を
2.04〜2.94にすれば炊飯性能を満足させることが
できる。しかも、胴ヒータ11が最低の135ワツ
ト以下になると、1升炊飯時の炊飯性能を発揮で
きなくなる。これは浸水過程において充分な水温
にできないためである。また逆に最大の242ワツ
トについても2合炊飯時の少量炊飯時に容器3の
内面壁を加熱するため、御粘と云う澱粉質を含ん
だ液が乾燥して付着するのを防ぐためにも242ワ
ツト以下にする必要がある。 主ヒータ5の電力についても、最低の332ワツ
トは、これ以下になると炊きあげ電力不足によ
り、1升炊飯時に充分な温度、即ち98℃20分が不
可能となり、最大の593ワツト以上では、最小炊
飯時に御焦げができ易くなり、不都合である。こ
れらを要約すると、電源電圧90ボルト、110ボル
トそれぞれにおいて、主ヒータ5と胴ヒータ11
の電力比を2.04対1〜2.94対1にすることによ
り、構成簡単にして炊飯性能を満足することがで
きる。 このように構成したため、本考案によると、炊
飯スイツチ10を押して通電を開始することによ
つて、まず、中央部付近の第2のヒータに通電さ
れ、これにより、効果的な浸水が短時間にて実現
され、くり返し炊飯を実現できる。また容器3の
外底部の単一のヒータだけで炊飯する従来の炊飯
器では、古米などの炊飯において、過剰水分によ
る柔かい御飯が炊けることがあつたが、本考案の
炊飯器によると、これをも防ぐことができ、炊き
むら防止にも効果がある。また、第2のヒータに
所定時間通電後に第1のヒータと第2のヒータの
両方に通電することにより、容易に98℃以上にな
つて米のα化を十分に行なうことができ、しか
も、電力比を2.04対1〜2.94対1に設定すること
により、炊き上げが不十分になつたり、あるいは
焦げたりすることのない非常にすぐれた炊飯性能
が得られる。また炊飯に際して30分間水につけて
から炊飯スイツチ10を入れる従来の炊飯器と比
べ、二度手間が省略でき、炊き忘れが防止でき、
かつ短時間に美味しい御飯を食べられるなどの大
きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は電気
式ジヤー炊飯器の縦断面図、第2図は電気結線図
である。 3……容器、4……米、5……主ヒータ〔第1
のヒータ〕、11……胴ヒータ〔第2のヒータ〕、
13……保温ヒータ、14……水、15……タイ
マー機構部、16……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加熱物を入れる容器の外底部に第1のヒータ
    を設けると共に前記容器の外周側壁の中央部付近
    に、上部の保温用ヒータとは別個に独立した第2
    のヒータを設け、第2のヒータに所定時間通電後
    に第1のヒータと第2のヒータに通電するタイマ
    手段を設け、かつ前記第1のヒータと第2のヒー
    タとの電力比を2.04対1〜2.94対1に設定したこ
    とを特徴とする炊飯器。
JP1981018850U 1981-02-12 1981-02-12 Expired JPS6317389Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981018850U JPS6317389Y2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981018850U JPS6317389Y2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12

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Publication Number Publication Date
JPS57132626U JPS57132626U (ja) 1982-08-18
JPS6317389Y2 true JPS6317389Y2 (ja) 1988-05-17

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ID=29816801

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654823A (en) * 1979-10-11 1981-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rice cooker

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614738Y2 (ja) * 1977-05-10 1981-04-07
JPS55136411U (ja) * 1979-03-20 1980-09-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654823A (en) * 1979-10-11 1981-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rice cooker

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JPS57132626U (ja) 1982-08-18

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