JPH06277097A - 血清中の二酸化炭素の測定のための安定な単一液体試薬 - Google Patents
血清中の二酸化炭素の測定のための安定な単一液体試薬Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 血清中の二酸化炭素の測定のための安定な単
一液体試薬を提供すること。 【構成】 アルカリ性条件下における血清及び体液中の
二酸化炭素の測定のための、液体の、時間安定な、単一
のアッセイ用試薬であって、下記の水溶液を含む該試薬 (a)反応的に安定化したホスホエノールピルベートカ
ルボキシラーゼ及び診断的に有効な量で存在する第1の
診断用基質 (b)診断的に有効な量の第2の基質 (c)第2の基質と生成物との反応により第2の基質の
酸化型を形成する、診断的に有効な量の第2の診断用酵
素、及び (d)少なくとも1種の安定化用酵素及び、第2の基質
の酸化を阻止するのに十分な量であるが、血清中の二酸
化炭素の尺度として第2の基質の酸化型を形成する第2
の基質と生成物との反応において第2の基質の酸化型の
測定を阻害するには不十分な量で存在する該安定化用酵
素の対応する基質(上記の溶液は、約5〜11のpHを
有する)。
一液体試薬を提供すること。 【構成】 アルカリ性条件下における血清及び体液中の
二酸化炭素の測定のための、液体の、時間安定な、単一
のアッセイ用試薬であって、下記の水溶液を含む該試薬 (a)反応的に安定化したホスホエノールピルベートカ
ルボキシラーゼ及び診断的に有効な量で存在する第1の
診断用基質 (b)診断的に有効な量の第2の基質 (c)第2の基質と生成物との反応により第2の基質の
酸化型を形成する、診断的に有効な量の第2の診断用酵
素、及び (d)少なくとも1種の安定化用酵素及び、第2の基質
の酸化を阻止するのに十分な量であるが、血清中の二酸
化炭素の尺度として第2の基質の酸化型を形成する第2
の基質と生成物との反応において第2の基質の酸化型の
測定を阻害するには不十分な量で存在する該安定化用酵
素の対応する基質(上記の溶液は、約5〜11のpHを
有する)。
Description
【0001】
【発明の分野】この発明は、血清及びその他の体液中の
二酸化炭素の測定のための安定な単一試薬に関する。
二酸化炭素の測定のための安定な単一試薬に関する。
【0002】
【発明の背景】その他の医療用及び研究室用の情報に関
して、血清の全CO2 の測定は、酸塩基状態の評価に必
要である。高CO2 含量は、補償呼吸性アシドーシス及
び代謝性アルカローシスにおいて観られる。低CO2 含
量は、補償呼吸性アルカローシス及び代謝性アシドーシ
スにおいて観られる。
して、血清の全CO2 の測定は、酸塩基状態の評価に必
要である。高CO2 含量は、補償呼吸性アシドーシス及
び代謝性アルカローシスにおいて観られる。低CO2 含
量は、補償呼吸性アルカローシス及び代謝性アシドーシ
スにおいて観られる。
【0003】血清又は血漿中の全二酸化炭素は、2つの
主要な化学的形態、溶解CO2 及び重炭酸(HCO3 -)
アニオン、で存在する。少ない形態は、炭酸及び炭酸イ
オン及び血漿蛋白質のカルバミノ誘導体である。
主要な化学的形態、溶解CO2 及び重炭酸(HCO3 -)
アニオン、で存在する。少ない形態は、炭酸及び炭酸イ
オン及び血漿蛋白質のカルバミノ誘導体である。
【0004】化学分析器による全二酸化炭素の測定に用
いる方法は、血清へのアルカリの添加による全二酸化炭
素形態のHCO3 - への定量的変換を含む。次いで、重
炭酸塩を酵素的にNADH消費にリンクさせ、下記の反
応により分光測光的に定量する:
いる方法は、血清へのアルカリの添加による全二酸化炭
素形態のHCO3 - への定量的変換を含む。次いで、重
炭酸塩を酵素的にNADH消費にリンクさせ、下記の反
応により分光測光的に定量する:
【化1】 (式中、PEPCは、ホスホエノールピルベートカルボ
キシラーゼであり、MDHは、マレートデヒドロゲナー
ゼである)。340nmにおける吸収の減少は、CO2
の血清中の濃度に関連する。これに関して一層詳しく
は、血清中の二酸化炭素を測定するための種々の他の方
法が、Clinical Chemistry, Kaplan等、TheC. V. Mosby
Company (1984) 1056-58 頁に記載されており、本明
細書中に参考として援用する。
キシラーゼであり、MDHは、マレートデヒドロゲナー
ゼである)。340nmにおける吸収の減少は、CO2
の血清中の濃度に関連する。これに関して一層詳しく
は、血清中の二酸化炭素を測定するための種々の他の方
法が、Clinical Chemistry, Kaplan等、TheC. V. Mosby
Company (1984) 1056-58 頁に記載されており、本明
細書中に参考として援用する。
【0005】CO2 及び他の血清成分の測定のための診
断用試薬は、しばしば、限られた安定性に悩まされた。
一般に、市販品は、少なくとも一部分を凍結乾燥する必
要のある組成物に限られた。一度再構成すると、その試
薬組成物は、2〜10℃の通常の貯蔵における限られた
安定性及び室温における一層短い安定性しか有しない。
断用試薬は、しばしば、限られた安定性に悩まされた。
一般に、市販品は、少なくとも一部分を凍結乾燥する必
要のある組成物に限られた。一度再構成すると、その試
薬組成物は、2〜10℃の通常の貯蔵における限られた
安定性及び室温における一層短い安定性しか有しない。
【0006】CO2 用試薬について、その不安定性は、
次の2つの主要因子により引き起こされた:DADHの
NADへの急速分解及びホスホエノールピルベートカル
ボキシラーゼ(PEPC)の急速な酵素活性の喪失。
次の2つの主要因子により引き起こされた:DADHの
NADへの急速分解及びホスホエノールピルベートカル
ボキシラーゼ(PEPC)の急速な酵素活性の喪失。
【0007】Crowther等の米国特許第5,116,72
8号(ここでは、「’728」と記す)は、参考とし
て、組み合せたときに血清中の二酸化炭素の検出のため
の診断用試薬を形成する2成分組成物を開示している。
Crowther等は、NADHの分解産物、NADをNADH
へ戻すために安定化反応の利用を記載している。これ
は、Modrovich の米国特許第4,394,449号(こ
こでは、「’449」と記す)の特定の応用であり、本
明細書中に参考として援用する。
8号(ここでは、「’728」と記す)は、参考とし
て、組み合せたときに血清中の二酸化炭素の検出のため
の診断用試薬を形成する2成分組成物を開示している。
Crowther等は、NADHの分解産物、NADをNADH
へ戻すために安定化反応の利用を記載している。これ
は、Modrovich の米国特許第4,394,449号(こ
こでは、「’449」と記す)の特定の応用であり、本
明細書中に参考として援用する。
【0008】Modrovich の’449は、不安定な補酵素
が再生反応により安定化し得ることを教示している。安
定化した補酵素溶液を、再生すべき補酵素を含む水溶液
に再生用酵素を添加することにより調製する。再生用酵
素の添加に加えて、酵素が触媒作用を働かせる基質も又
添加する。再生用酵素及び基質の補酵素溶液又はアッセ
イ系への添加は、補酵素の再生を与え、こうして、結果
として、補酵素の安定化を与える。基質及び酵素との相
互作用において他の補酵素型(即ち、それぞれ、酸化型
又は還元型)を生成する還元又は酸化された型等の補酵
素型も又、補酵素溶液又はアッセイ系に加えてよい。例
えば、補酵素NAD又はNADHを用いた場合、もしN
ADHを安定化することが望ましいならば、NADをそ
の溶液にNADHを生成するための適当な酵素及び基質
と共に添加してよい。補酵素変換型の存在は、その存在
により、補酵素が変換又は分解し始めるとすぐにその補
酵素を生成し始めるので、補酵素の再生を助成する。
が再生反応により安定化し得ることを教示している。安
定化した補酵素溶液を、再生すべき補酵素を含む水溶液
に再生用酵素を添加することにより調製する。再生用酵
素の添加に加えて、酵素が触媒作用を働かせる基質も又
添加する。再生用酵素及び基質の補酵素溶液又はアッセ
イ系への添加は、補酵素の再生を与え、こうして、結果
として、補酵素の安定化を与える。基質及び酵素との相
互作用において他の補酵素型(即ち、それぞれ、酸化型
又は還元型)を生成する還元又は酸化された型等の補酵
素型も又、補酵素溶液又はアッセイ系に加えてよい。例
えば、補酵素NAD又はNADHを用いた場合、もしN
ADHを安定化することが望ましいならば、NADをそ
の溶液にNADHを生成するための適当な酵素及び基質
と共に添加してよい。補酵素変換型の存在は、その存在
により、補酵素が変換又は分解し始めるとすぐにその補
酵素を生成し始めるので、補酵素の再生を助成する。
【0009】’728特許は、CO2 の検出のための2
成分試薬系を記載している。第1の成分は、第1の診断
用酵素のための第1の診断用基質、還元型の補酵素、緩
衝液(適宜)、補酵素の酸化型を還元する安定剤酵素、
安定剤酵素の基質、酸化型の補酵素(適宜)、第1又は
第2の診断用酵素の一つの速度制限的量及び他の診断用
酵素の非速度制限的量を含む。第2成分は、2種の診断
用酵素を含む。
成分試薬系を記載している。第1の成分は、第1の診断
用酵素のための第1の診断用基質、還元型の補酵素、緩
衝液(適宜)、補酵素の酸化型を還元する安定剤酵素、
安定剤酵素の基質、酸化型の補酵素(適宜)、第1又は
第2の診断用酵素の一つの速度制限的量及び他の診断用
酵素の非速度制限的量を含む。第2成分は、2種の診断
用酵素を含む。
【0010】これらの診断用酵素は、マレートデヒドロ
ゲナーゼ(MDH)及びホスホエノールピルベートカル
ボキシラーゼ(PEPC)であることが知られている。
Crowther等の明細書において、PEPCが不安定である
のでMDHが速度制限的診断用酵素であることが論じら
れている。
ゲナーゼ(MDH)及びホスホエノールピルベートカル
ボキシラーゼ(PEPC)であることが知られている。
Crowther等の明細書において、PEPCが不安定である
のでMDHが速度制限的診断用酵素であることが論じら
れている。
【0011】本発明の譲受人は、血清及び血漿中の種々
の成分の測定用の液体試薬の利用を長いこと進めてき
た。この探究は、常に、単一試薬を開発し、それは、製
造時に溶液又はエマルジョン中ですべての成分を合わせ
ることが出来、凍結乾燥したアッセイ用成分の場合のよ
うな、使用時にアッセイ溶液を再構成する際及び多成分
組成物の使用の際の誤り(成分を合わせるときに生じ得
る誤り)を除去するものである。これは、製造時に完全
な品質制御を可能とし、使用時にアッセイ用組成物を処
方する際のユーザー側における誤りの可能性を除去又は
最小化する。
の成分の測定用の液体試薬の利用を長いこと進めてき
た。この探究は、常に、単一試薬を開発し、それは、製
造時に溶液又はエマルジョン中ですべての成分を合わせ
ることが出来、凍結乾燥したアッセイ用成分の場合のよ
うな、使用時にアッセイ溶液を再構成する際及び多成分
組成物の使用の際の誤り(成分を合わせるときに生じ得
る誤り)を除去するものである。これは、製造時に完全
な品質制御を可能とし、使用時にアッセイ用組成物を処
方する際のユーザー側における誤りの可能性を除去又は
最小化する。
【0012】市販可能な単一試薬組成物であるために
は、製造地での貯蔵、世界の任意の地域への発送及び目
的地における使用までの貯蔵を可能にするだけ十分な安
定性並びに使用中の安定性を有していなければならな
い。しばしば、この探究は、2〜10℃において12〜
18か月の最小耐用年数(一般にストレス試験として言
及される加速安定性試験における、41℃での3日間に
相当)を有する溶液を処方することである。
は、製造地での貯蔵、世界の任意の地域への発送及び目
的地における使用までの貯蔵を可能にするだけ十分な安
定性並びに使用中の安定性を有していなければならな
い。しばしば、この探究は、2〜10℃において12〜
18か月の最小耐用年数(一般にストレス試験として言
及される加速安定性試験における、41℃での3日間に
相当)を有する溶液を処方することである。
【0013】単一試薬溶液を形成する能力は又、再構成
された凍結乾燥組成物及び濃縮した多成分系を安定化す
る能力をも増大する。この再構成又は濃縮した多成分系
の安定性を増大する能力は、劣化する前に使用出来ずに
浪費される試薬の量を減少させる。
された凍結乾燥組成物及び濃縮した多成分系を安定化す
る能力をも増大する。この再構成又は濃縮した多成分系
の安定性を増大する能力は、劣化する前に使用出来ずに
浪費される試薬の量を減少させる。
【0014】それ故、単一の、液体の安定な二酸化炭素
用試薬を供給する必要がある。この試薬系は、多成分試
薬系の必要を排除する。それは又、更にNADHを安定
化するために利用すべき速度制限的診断用酵素の必要を
も排除する。
用試薬を供給する必要がある。この試薬系は、多成分試
薬系の必要を排除する。それは又、更にNADHを安定
化するために利用すべき速度制限的診断用酵素の必要を
も排除する。
【0015】
【発明の要約】本発明により、血清中の二酸化炭素の測
定用の安定な単一液体試薬を提供する。この試薬は、反
応的に安定化したホスホエノールピルベートカルボキシ
ラーゼ(PEPC)である第1の酵素、ホスホエノール
ピルベートカルボキシラーゼ用の第1の診断用基質(好
ましくは、ホスホエノールピルベート)、第1の診断反
応の生成物と第2の診断反応のための基質との間の反応
を触媒し得る第2の診断用酵素(好ましくは、マレート
デヒドロゲナーゼ)、ニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチド(NADH)又はニコチンアミドアデニンジヌク
レオチドホスフェートの還元型(NADPH)である第
2の診断用基質、NADHの安定化用の試薬(それら
は、対応する基質の存在下で、酸化型のニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(NAD)又はそのリン酸塩N
ADPを、診断反応を有意に妨害することなくNADH
又はNADPHを十分に安定化する速度で、還元型NA
DH又はNADPHに変換し得る少なくとも1つの安定
化酵素を含む)の水溶液として処方する。補助因子は、
反応性安定化PEPCの安定性の更なる増大を提供する
ために望ましい(好ましくは、d−ビオチンであり、適
宜、ポリオール及び/又はゼラチンも又、PEPCの安
定性を更に増大するために添加してよい)。この溶液
は、約5〜11(好ましくは、約8.0〜9.5)のp
Hを有する。適宜、このpHを、許容可能pH範囲に緩
衝し得る緩衝剤の添加により維持する(両性イオン性緩
衝剤が好適に用いられる)。抗菌性安定剤も又、適宜、
加えてよく、操作中、無菌条件を利用して汚染の危険を
減らすことが出来る。
定用の安定な単一液体試薬を提供する。この試薬は、反
応的に安定化したホスホエノールピルベートカルボキシ
ラーゼ(PEPC)である第1の酵素、ホスホエノール
ピルベートカルボキシラーゼ用の第1の診断用基質(好
ましくは、ホスホエノールピルベート)、第1の診断反
応の生成物と第2の診断反応のための基質との間の反応
を触媒し得る第2の診断用酵素(好ましくは、マレート
デヒドロゲナーゼ)、ニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチド(NADH)又はニコチンアミドアデニンジヌク
レオチドホスフェートの還元型(NADPH)である第
2の診断用基質、NADHの安定化用の試薬(それら
は、対応する基質の存在下で、酸化型のニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(NAD)又はそのリン酸塩N
ADPを、診断反応を有意に妨害することなくNADH
又はNADPHを十分に安定化する速度で、還元型NA
DH又はNADPHに変換し得る少なくとも1つの安定
化酵素を含む)の水溶液として処方する。補助因子は、
反応性安定化PEPCの安定性の更なる増大を提供する
ために望ましい(好ましくは、d−ビオチンであり、適
宜、ポリオール及び/又はゼラチンも又、PEPCの安
定性を更に増大するために添加してよい)。この溶液
は、約5〜11(好ましくは、約8.0〜9.5)のp
Hを有する。適宜、このpHを、許容可能pH範囲に緩
衝し得る緩衝剤の添加により維持する(両性イオン性緩
衝剤が好適に用いられる)。抗菌性安定剤も又、適宜、
加えてよく、操作中、無菌条件を利用して汚染の危険を
減らすことが出来る。
【0016】CO2 を測定するために反応する成分を、
診断に有効な量で供給する。即ち、濃度を、それらが用
いられる診断用装置の運転特性にぴったり合わせる。診
断当量を、37℃で10分以内、30℃で12分以内又
は20℃で15分以内で診断が達成されるようにデザイ
ンする。米国における標準運転温度は37℃である。
診断に有効な量で供給する。即ち、濃度を、それらが用
いられる診断用装置の運転特性にぴったり合わせる。診
断当量を、37℃で10分以内、30℃で12分以内又
は20℃で15分以内で診断が達成されるようにデザイ
ンする。米国における標準運転温度は37℃である。
【0017】この発明の安定な単一液体試薬は、2〜1
0℃で18か月を超える保存寿命(41℃で3日を超え
る安定性に相当)を有する。
0℃で18か月を超える保存寿命(41℃で3日を超え
る安定性に相当)を有する。
【0018】
【詳細な解説】本発明は、血清及びその他の体液中の二
酸化炭素の測定のための単一の安定な液体試薬に向けら
れている。本発明の単一液体試薬を用いて、二酸化炭素
をアルカリ性診断用媒質中で重炭酸塩に変換し、更に、
第1の基質(好ましくは、ホスホエノールピルベート)
をPEPCの存在下で反応性生成物(好ましくは、オキ
シロアセテート)及び無機リン酸塩に変換する。第2の
診断用酵素(好ましくは、MDH)又はNADPH及び
NADHの存在下において、生成物オキサロアセテート
をマレートに還元し且つNADH又はNADPHをNA
Dに酸化する。NADHのNADへの又はNADPHの
NADPへの変換は、約340nmの波長で監視するこ
とが出来る。
酸化炭素の測定のための単一の安定な液体試薬に向けら
れている。本発明の単一液体試薬を用いて、二酸化炭素
をアルカリ性診断用媒質中で重炭酸塩に変換し、更に、
第1の基質(好ましくは、ホスホエノールピルベート)
をPEPCの存在下で反応性生成物(好ましくは、オキ
シロアセテート)及び無機リン酸塩に変換する。第2の
診断用酵素(好ましくは、MDH)又はNADPH及び
NADHの存在下において、生成物オキサロアセテート
をマレートに還元し且つNADH又はNADPHをNA
Dに酸化する。NADHのNADへの又はNADPHの
NADPへの変換は、約340nmの波長で監視するこ
とが出来る。
【0019】変換速度は、試料中のCO2 濃度に比例す
る。終点及び速度型反応をCO2 の測定において利用す
ることが出来る。何れにしても、このCO2 測定のため
の基本的反応は下記の通りである:
る。終点及び速度型反応をCO2 の測定において利用す
ることが出来る。何れにしても、このCO2 測定のため
の基本的反応は下記の通りである:
【化2】
【0020】NADH又はNADPHが水溶液中でNA
D+ に分解される非常に不安定な基質であるということ
は周知である。この安定化反応は、NADHをNAD+
から再生する駆動力を供給することに基づいている。’
449特許に開示されているように、NADHをNAD
+ から形成する反応の触媒に関与する任意の酵素又は酵
素系及びその対応する基質は、NADH又はNADPH
を安定化するために利用し得る。かかる系の非制限的例
は、下記を含む:
D+ に分解される非常に不安定な基質であるということ
は周知である。この安定化反応は、NADHをNAD+
から再生する駆動力を供給することに基づいている。’
449特許に開示されているように、NADHをNAD
+ から形成する反応の触媒に関与する任意の酵素又は酵
素系及びその対応する基質は、NADH又はNADPH
を安定化するために利用し得る。かかる系の非制限的例
は、下記を含む:
【表1】
【0021】他の酵素−基質の組合せも又用い得る。ヘ
キソキナーゼ/グルコース 6−ホスフェートデヒドロ
ゲナーゼ−グルコースの組合せは、この発明の組成物中
でNADHを安定化するために好適に用い得る。
キソキナーゼ/グルコース 6−ホスフェートデヒドロ
ゲナーゼ−グルコースの組合せは、この発明の組成物中
でNADHを安定化するために好適に用い得る。
【0022】NAD+ をNADHに変換する反応の速度
がNAD+ をNADHに直ちに変換するように早過ぎる
ならば、この試薬は、NADHのNAD+ への変換の速
度又は程度を測定することが出来ないので、CO2 反応
に用いることが出来ない。
がNAD+ をNADHに直ちに変換するように早過ぎる
ならば、この試薬は、NADHのNAD+ への変換の速
度又は程度を測定することが出来ないので、CO2 反応
に用いることが出来ない。
【0023】それ故、NAD+ のNADHへの又はNA
DP+ のNADPHへの変換の速度がほぼ保存時におけ
るNADH又はNADPHの分解速度であって上記の診
断用反応により引き起こされるNADH又はNADPH
のNAD+ 又はNADP+ への変換速度を含まず且つ用
いる酵素−基質量が丁度NADHをレコード基質として
維持するのに必要な量であることが重要である。
DP+ のNADPHへの変換の速度がほぼ保存時におけ
るNADH又はNADPHの分解速度であって上記の診
断用反応により引き起こされるNADH又はNADPH
のNAD+ 又はNADP+ への変換速度を含まず且つ用
いる酵素−基質量が丁度NADHをレコード基質として
維持するのに必要な量であることが重要である。
【0024】ヘキソキナーゼは活性がマグネシウムによ
り制御されるということは公知である。マグネシウムの
存在量を制御することにより、ヘキソキナーゼの活性を
制御し、それにより、グルコースのグルコース−6−ホ
スフェートへの変換を制御し、更に、NAD+ のNAD
Hへの変換速度を制御することが出来る。
り制御されるということは公知である。マグネシウムの
存在量を制御することにより、ヘキソキナーゼの活性を
制御し、それにより、グルコースのグルコース−6−ホ
スフェートへの変換を制御し、更に、NAD+ のNAD
Hへの変換速度を制御することが出来る。
【0025】好ましくは、マグネシウムを酢酸マグネシ
ウムとして添加し且つその利用可能性をエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)等のキレート剤の利用により制御
することが出来る。
ウムとして添加し且つその利用可能性をエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)等のキレート剤の利用により制御
することが出来る。
【0026】安定化反応を制御する他の方法は、溶液に
添加する安定化酵素の量又は溶液に添加する対応する基
質の量を制御することによる。かかる技術は、当業者に
は周知であり、この発明の好適組成物の成分を列挙した
表1に示してある。
添加する安定化酵素の量又は溶液に添加する対応する基
質の量を制御することによる。かかる技術は、当業者に
は周知であり、この発明の好適組成物の成分を列挙した
表1に示してある。
【0027】この発明の鍵となる要件は、反応的に安定
化されたPEPCを用いることである。その反応的安定
化の方法は、1992年3月26日出願の、同時係属の
米国特許出願第7/858,399号に詳細に記載され
ており、本明細書中に参考として援用する。
化されたPEPCを用いることである。その反応的安定
化の方法は、1992年3月26日出願の、同時係属の
米国特許出願第7/858,399号に詳細に記載され
ており、本明細書中に参考として援用する。
【0028】一般に、PEPCは、水性媒質中で縮合剤
又は架橋剤の存在下で生物安定剤と反応させることによ
り反応的に安定化される。この技術において、適当な冷
凍条件(即ち、0℃より高く、約10℃以下)下でPE
PC溶液を先ず供給し、それに、生物安定剤の溶液を低
温(0℃より高く約10℃以下)で攪拌しながらゆっく
りと添加する。これに続いて、PEPCと生物安定剤と
の間の共有結合の形成を促進する縮合剤の溶液に添加す
る。この縮合剤は、反応を引き起こし且つ/又は反応に
参加し及び可溶性の安定化した生成物の部分となる。
又は架橋剤の存在下で生物安定剤と反応させることによ
り反応的に安定化される。この技術において、適当な冷
凍条件(即ち、0℃より高く、約10℃以下)下でPE
PC溶液を先ず供給し、それに、生物安定剤の溶液を低
温(0℃より高く約10℃以下)で攪拌しながらゆっく
りと添加する。これに続いて、PEPCと生物安定剤と
の間の共有結合の形成を促進する縮合剤の溶液に添加す
る。この縮合剤は、反応を引き起こし且つ/又は反応に
参加し及び可溶性の安定化した生成物の部分となる。
【0029】用語「生物安定剤」は、不安定な分析物
(ここでは、PEPC)との架橋共有反応に参加して直
接又は縮合剤を介して活性型の分析物を不動化する生物
学的物質を意味する。
(ここでは、PEPC)との架橋共有反応に参加して直
接又は縮合剤を介して活性型の分析物を不動化する生物
学的物質を意味する。
【0030】用語「縮合剤又は架橋剤」は、生物安定剤
及び不安定な分析物を含む共有架橋反応を引き起こし又
はそれに参加する化合物を意味する。
及び不安定な分析物を含む共有架橋反応を引き起こし又
はそれに参加する化合物を意味する。
【0031】不安定な分析物への結合に用いられる生物
安定剤は、分析物上の部位と反応性の1つ以上の部位を
元々含むか又は含むように修飾し得る、水溶性の、親水
性化合物である。これらの生物安定剤は、ポリアルギニ
ン、ポリ−dl−リジン、ポリ−l−リジン、ポリ−d
l−アスパラギン酸塩、ポリ−l−アスパラギン酸塩、
ポリ−l−グルタミン酸、ポリスクシニル化リジン(P
SL)等のバイオポリマーを含む。
安定剤は、分析物上の部位と反応性の1つ以上の部位を
元々含むか又は含むように修飾し得る、水溶性の、親水
性化合物である。これらの生物安定剤は、ポリアルギニ
ン、ポリ−dl−リジン、ポリ−l−リジン、ポリ−d
l−アスパラギン酸塩、ポリ−l−アスパラギン酸塩、
ポリ−l−グルタミン酸、ポリスクシニル化リジン(P
SL)等のバイオポリマーを含む。
【0032】縮合剤は、架橋反応を開始し及びそれに参
加することが出来る。それらは、生物安定剤と不安定な
分析物との間の共有結合を開始する適当な反応性の基を
含む分子である。縮合剤は、反応を活性化し及び/又は
それに参加することが出来、例えば、生物安定剤と分析
物との間の架橋基として作用する。
加することが出来る。それらは、生物安定剤と不安定な
分析物との間の共有結合を開始する適当な反応性の基を
含む分子である。縮合剤は、反応を活性化し及び/又は
それに参加することが出来、例えば、生物安定剤と分析
物との間の架橋基として作用する。
【0033】この共有結合は、同じ官能基間又は異なる
官能基間の何れかであってよい。3つの型の縮合剤があ
る。即ち、ホモ二官能性試薬、ヘテロ二官能性試薬及び
ゼロ距離試薬。これらの範疇に適合する数百の試薬があ
る。
官能基間の何れかであってよい。3つの型の縮合剤があ
る。即ち、ホモ二官能性試薬、ヘテロ二官能性試薬及び
ゼロ距離試薬。これらの範疇に適合する数百の試薬があ
る。
【0034】ホモ二官能性試薬において、不安定な分析
物と生物安定剤との間の反応に関与する官能基は同じで
ある。ヘテロ二官能性試薬は、2つの異なる特異性の非
類似の反応性の基を含む。ゼロ距離(zero-length )試
薬は、特殊なクラスの化合物である。それらは、何ら追
加の原子又は分子を導入することなく、蛋白質の2つの
化学基の直接結合を誘導する。
物と生物安定剤との間の反応に関与する官能基は同じで
ある。ヘテロ二官能性試薬は、2つの異なる特異性の非
類似の反応性の基を含む。ゼロ距離(zero-length )試
薬は、特殊なクラスの化合物である。それらは、何ら追
加の原子又は分子を導入することなく、蛋白質の2つの
化学基の直接結合を誘導する。
【0035】この反応性安定化技術は、PEPCが水溶
液中でその酵素活性を保持することを可能にする。PE
PCの安定化のための現在の好ましい技術を、本出願の
実施例1に記載する。
液中でその酵素活性を保持することを可能にする。PE
PCの安定化のための現在の好ましい技術を、本出願の
実施例1に記載する。
【0036】補助因子を用いて、更に、PEPCの安定
性を増大させることが出来る。好適補助因子は、d−ビ
オチンである。ソルビトール、マンニトール、トレハロ
ース等のポリオール、及び/又はゼラチンを用いて、更
に、PEPCの安定性を増大させることが出来る。この
発明のアッセイ用溶液は、約5〜11(好ましくは、約
8.0〜9.5)のpHを有する。溶液のpHは、許容
し得るpH範囲内に緩衝し得る両性イオン性緩衝剤の添
加によって維持することが出来る。かかる緩衝剤は、
(2−[(2−アミノ−2−オキソエチル)−アミノ]
−−エタンスルホン酸、(N−[2−アセタミド]−2
−イミノ二酢酸、(3−[1,1−ジメチル−2−ヒド
ロキシエチル)アミノ]−2−ヒドロキシプロパンスル
ホン酸、(N,N−ビス[2ヒドロキシエチル]−2−
アミノエタンスルホン酸、(N,N−ビス[2−ヒドロ
キシエチル]−グリシン、(3−[シクロヘキシルアミ
ノ]−1−プロパンスルホン酸、(2−{N−シクロヘ
キシルアミノ]−エタンスルホン酸、(N−[2−モル
ホリノ]エタンスルホン酸、(3−[N−モルホリノ]
プロパンスルホン酸)、(3−[N−トリス(ヒドロキ
シメチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロパンス
ルホン酸)、トリス[ヒドロキシメチル]アミノメタン
等、及びこれらの混合物を含む。更に、抗菌性安定剤
を、適宜、添加してよい。かかる抗菌剤は、アジ化ナト
リウム、抗生物質等を含む。操作中に無菌条件を利用し
て汚染の危険を減じることが出来る。
性を増大させることが出来る。好適補助因子は、d−ビ
オチンである。ソルビトール、マンニトール、トレハロ
ース等のポリオール、及び/又はゼラチンを用いて、更
に、PEPCの安定性を増大させることが出来る。この
発明のアッセイ用溶液は、約5〜11(好ましくは、約
8.0〜9.5)のpHを有する。溶液のpHは、許容
し得るpH範囲内に緩衝し得る両性イオン性緩衝剤の添
加によって維持することが出来る。かかる緩衝剤は、
(2−[(2−アミノ−2−オキソエチル)−アミノ]
−−エタンスルホン酸、(N−[2−アセタミド]−2
−イミノ二酢酸、(3−[1,1−ジメチル−2−ヒド
ロキシエチル)アミノ]−2−ヒドロキシプロパンスル
ホン酸、(N,N−ビス[2ヒドロキシエチル]−2−
アミノエタンスルホン酸、(N,N−ビス[2−ヒドロ
キシエチル]−グリシン、(3−[シクロヘキシルアミ
ノ]−1−プロパンスルホン酸、(2−{N−シクロヘ
キシルアミノ]−エタンスルホン酸、(N−[2−モル
ホリノ]エタンスルホン酸、(3−[N−モルホリノ]
プロパンスルホン酸)、(3−[N−トリス(ヒドロキ
シメチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロパンス
ルホン酸)、トリス[ヒドロキシメチル]アミノメタン
等、及びこれらの混合物を含む。更に、抗菌性安定剤
を、適宜、添加してよい。かかる抗菌剤は、アジ化ナト
リウム、抗生物質等を含む。操作中に無菌条件を利用し
て汚染の危険を減じることが出来る。
【0037】本発明の溶液は酸性pHとして供給してよ
いが、このアッセイがアルカリ条件下で行なわれること
は理解される。これは、アッセイ溶液を試料と合わせる
か又はその混合物をアルカリ化することによる結果であ
ってよい。
いが、このアッセイがアルカリ条件下で行なわれること
は理解される。これは、アッセイ溶液を試料と合わせる
か又はその混合物をアルカリ化することによる結果であ
ってよい。
【0038】これらの好適な溶液は、約0.1〜100
g/l(好ましくは、約0.4g/l)のトリス、約
0.001〜10(好ましくは、約0.2g/l)のE
DTA、約0.1〜100g/l(好ましくは、約2g
/l)のグルコース、約0.1〜100g/l(好まし
くは、約5g/l)の基質、約0.01〜50g/l
(好ましくは、約0.5g/l)のATP、約0.01
〜20g/l(好ましくは、約0.4g/l)のアジ化
ナトリウム(抗菌剤として)、約0.01〜5g/l
(好ましくは、約0.244g/l)のビタミンH、0
〜約200ml/l(好ましくは、約40ml/l)の
ソルビトールとゼラチンとの混合物、約0.6〜2.0
g/l(好ましくは、約1.3g/l)のNADH、2
5℃で、約2〜2,000U/l(好ましくは、25℃
で、約200U/l)のヘキソキナーゼ、25℃で、
0.1〜2,000U/l(好ましくは、約20U/
l)のG6PDH、約200〜5,000(好ましく
は、約500U/l)のMDH、37℃で、約200〜
2,000U/l(好ましくは、約500U/l)のP
EPCを含む水溶液である(該溶液は、約8.75〜
9.25のpHを有する)。
g/l(好ましくは、約0.4g/l)のトリス、約
0.001〜10(好ましくは、約0.2g/l)のE
DTA、約0.1〜100g/l(好ましくは、約2g
/l)のグルコース、約0.1〜100g/l(好まし
くは、約5g/l)の基質、約0.01〜50g/l
(好ましくは、約0.5g/l)のATP、約0.01
〜20g/l(好ましくは、約0.4g/l)のアジ化
ナトリウム(抗菌剤として)、約0.01〜5g/l
(好ましくは、約0.244g/l)のビタミンH、0
〜約200ml/l(好ましくは、約40ml/l)の
ソルビトールとゼラチンとの混合物、約0.6〜2.0
g/l(好ましくは、約1.3g/l)のNADH、2
5℃で、約2〜2,000U/l(好ましくは、25℃
で、約200U/l)のヘキソキナーゼ、25℃で、
0.1〜2,000U/l(好ましくは、約20U/
l)のG6PDH、約200〜5,000(好ましく
は、約500U/l)のMDH、37℃で、約200〜
2,000U/l(好ましくは、約500U/l)のP
EPCを含む水溶液である(該溶液は、約8.75〜
9.25のpHを有する)。
【0039】表1は、本発明に従い且つ速度又は終点法
によるCO2 測定に実行可能であることが見出された特
定の配合を示している。表1において、A及びCは、ア
ナライザーと共に用いる5倍濃縮溶液である(使用時
に、アッセイ用組成物を、水4部及びアッセイ溶液1部
で、希釈する)。これらの組成物の配合において、安定
化したPEPCを実施例1に従って安定化する。
によるCO2 測定に実行可能であることが見出された特
定の配合を示している。表1において、A及びCは、ア
ナライザーと共に用いる5倍濃縮溶液である(使用時
に、アッセイ用組成物を、水4部及びアッセイ溶液1部
で、希釈する)。これらの組成物の配合において、安定
化したPEPCを実施例1に従って安定化する。
【0040】特定の配合物を提供するが、必須成分は、
診断的に有効な量で供給する。用語「診断的に」有効な
量は、アッセイを37℃(体温)で10分以内、30℃
で12分以内又は25℃で15分以内で達成すること
(市販の質量分光計に対する標準的設計の運転パラメー
ター)を可能にする濃度を意味する。
診断的に有効な量で供給する。用語「診断的に」有効な
量は、アッセイを37℃(体温)で10分以内、30℃
で12分以内又は25℃で15分以内で達成すること
(市販の質量分光計に対する標準的設計の運転パラメー
ター)を可能にする濃度を意味する。
【0041】実施例2、3及び4において示すすべての
結果は、Roche Cobas Bio アナライザーを用いて得られ
た。配合物A及びCについて、アッセイ用組成物は、使
用前に手作業で希釈した(水4部及びアッセイ用組成物
1部)。すべての反応を、終点アッセイとして行なった
(但し、実施例6は、速度アッセイとして行なった)。
アッセイのパラメーターは、下記のように定めた:
結果は、Roche Cobas Bio アナライザーを用いて得られ
た。配合物A及びCについて、アッセイ用組成物は、使
用前に手作業で希釈した(水4部及びアッセイ用組成物
1部)。すべての反応を、終点アッセイとして行なった
(但し、実施例6は、速度アッセイとして行なった)。
アッセイのパラメーターは、下記のように定めた:
【表2】
【0042】25mEg/l NERL標準を、較正と
して、各アッセイに用いた。
して、各アッセイに用いた。
【表3】
【0043】
【実施例】実施例1及び対照1 ホスホエノールピルベートカルボキシラーゼ(PEP
C)の安定化 50mg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)、10
mg/mlのトリス及び50mg/mlのアスパラギン
酸マグネシウムを含む水性塩基にPEPCを溶解するこ
とによりPEPCの20mg/ml溶液を作成した(p
H調節なし)。
C)の安定化 50mg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)、10
mg/mlのトリス及び50mg/mlのアスパラギン
酸マグネシウムを含む水性塩基にPEPCを溶解するこ
とによりPEPCの20mg/ml溶液を作成した(p
H調節なし)。
【0044】1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−カルボジイミド及びポリスクシニル化リジン
(PSL)のDMSO溶液を、それぞれ、100mg/
ml及び20mg/mlの濃度で作成した。
ロピル)−カルボジイミド及びポリスクシニル化リジン
(PSL)のDMSO溶液を、それぞれ、100mg/
ml及び20mg/mlの濃度で作成した。
【0045】PSL溶液をPEPC溶液に氷浴上で攪拌
しながら滴下して加えてから、EDAC溶液を加え、混
合物を4℃で4日間貯蔵し、そして35℃で2日間イン
キュベートした。
しながら滴下して加えてから、EDAC溶液を加え、混
合物を4℃で4日間貯蔵し、そして35℃で2日間イン
キュベートした。
【0046】表2は、表1のパイロットBにおけるPE
PCの安定性を比較する。対照は、最初に安定化するこ
となくパイロットBに添加したPEPCである。
PCの安定性を比較する。対照は、最初に安定化するこ
となくパイロットBに添加したPEPCである。
【表4】
【0047】実施例2 表1の組成物Dを、配合時(4℃)及び41℃で3日間
のストレスをかけた後に用いて、血清中のCO2 をアッ
セイする能力を測定した。その結果を表3に示す(工業
用NERL標準使用)。これらの結果は、4℃の試薬と
41℃で3日のストレスを与えた試薬との間に10%未
満の差しかないことを確立している。これは、予測され
る4℃での長期の試薬安定性を示す。このデータを図1
にプロットし且つ表3に示す。
のストレスをかけた後に用いて、血清中のCO2 をアッ
セイする能力を測定した。その結果を表3に示す(工業
用NERL標準使用)。これらの結果は、4℃の試薬と
41℃で3日のストレスを与えた試薬との間に10%未
満の差しかないことを確立している。これは、予測され
る4℃での長期の試薬安定性を示す。このデータを図1
にプロットし且つ表3に示す。
【表5】 更に、380nmで初期吸光度を、4℃及び41℃で3
日間の両試薬について測定した。これは、このアッセイ
がNADHのNAD+ への変換を試料中のCO2濃度の
関数として測定することに基づいているので重要であ
る。MDH及び安定化PEPCの安定性も又、ストレス
の後に測定した。結果は、表4にある。
日間の両試薬について測定した。これは、このアッセイ
がNADHのNAD+ への変換を試料中のCO2濃度の
関数として測定することに基づいているので重要であ
る。MDH及び安定化PEPCの安定性も又、ストレス
の後に測定した。結果は、表4にある。
【表6】 これは、この試薬組成物中のMDHの本来の安定性及び
実施例1で示した方法により最初に安定化することによ
って得られたPEPCの安定性を示す。
実施例1で示した方法により最初に安定化することによ
って得られたPEPCの安定性を示す。
【0048】実施例3 次の研究において、配合時の表1の組成物Dと41℃で
3日のストレスの後の組成物との間の相関関係をNER
L標準とchemTRAK対照(レベル1、2及び3)
を用いて測定した。この相関関係の測定値を、表5に示
し及び図2にプロットする。この相関関係は、完全な相
関関係を1としたときに0.9985であった。
3日のストレスの後の組成物との間の相関関係をNER
L標準とchemTRAK対照(レベル1、2及び3)
を用いて測定した。この相関関係の測定値を、表5に示
し及び図2にプロットする。この相関関係は、完全な相
関関係を1としたときに0.9985であった。
【表7】
【0049】実施例4 実施例3と同じ手順に従って、再び研究を行ない(代り
に30人の異なる患者からのヒト血清を用いた)、図3
に示すように、相関関係は、この研究については、0.
9984であった。このプールは、幾つかのヒト試料を
合わせたものであった。その結果のCO2 濃度は、「未
稀釈」で示した。1/5、2/5、3/5及び4/5の
試料は、塩溶液によるプールの希釈である。これは、試
薬の希釈可能性因子を評価するために行なった。これ
は、試薬の販売可能性を見積もるときに重要なステップ
である。
に30人の異なる患者からのヒト血清を用いた)、図3
に示すように、相関関係は、この研究については、0.
9984であった。このプールは、幾つかのヒト試料を
合わせたものであった。その結果のCO2 濃度は、「未
稀釈」で示した。1/5、2/5、3/5及び4/5の
試料は、塩溶液によるプールの希釈である。これは、試
薬の希釈可能性因子を評価するために行なった。これ
は、試薬の販売可能性を見積もるときに重要なステップ
である。
【0050】強化プール1、2、3及び4は、重炭酸ナ
トリウムを添加することによりCO2 濃度を増加させた
「未稀釈」プールからの試料であった。
トリウムを添加することによりCO2 濃度を増加させた
「未稀釈」プールからの試料であった。
【0051】結果を、表6に示す。
【表8】
【0052】実施例5 再び、NERL及びChemTRAK対照を用いて、表
1の組成物Cについて、配合時の組成物と41℃で3日
のストレスの後の組成物との相関関係を算定した。表7
に示し且つ図4にプロットした結果は、0.9991の
相関係数を確立した。chemTRAKは、Medical An
alysis Systems, Inc.の商品である。
1の組成物Cについて、配合時の組成物と41℃で3日
のストレスの後の組成物との相関関係を算定した。表7
に示し且つ図4にプロットした結果は、0.9991の
相関係数を確立した。chemTRAKは、Medical An
alysis Systems, Inc.の商品である。
【表9】
【0053】更に、380nmで初期吸光度を、4℃及
び41℃で3日間の両試薬について測定した。MDH及
び安定化PEPCの安定性も又、ストレス後に測定し
た。測定前に、試薬1部に4部の水を加えて希釈した。
結果は、表8にある。
び41℃で3日間の両試薬について測定した。MDH及
び安定化PEPCの安定性も又、ストレス後に測定し
た。測定前に、試薬1部に4部の水を加えて希釈した。
結果は、表8にある。
【表10】 再び、これは、天然のMDH及び安定化PEPCの両者
について、良い安定性を示している。
について、良い安定性を示している。
【0054】実施例6 実施例5と同じ手順に従って(但し、終点アッセイの代
りに速度アッセイを行なった)、30人の異なる患者か
らのヒト血清を用いて、研究を繰り返し、図5に示すよ
うに、相関関係は、この研究については、0.9969
であった。このプールは、幾つかのヒト試料を合わせた
ものであった。その結果のCO2 濃度は、「未稀釈」で
示した。1/5、2/5、3/5及び4/5の試料は、
塩溶液でのプールの希釈であった。
りに速度アッセイを行なった)、30人の異なる患者か
らのヒト血清を用いて、研究を繰り返し、図5に示すよ
うに、相関関係は、この研究については、0.9969
であった。このプールは、幾つかのヒト試料を合わせた
ものであった。その結果のCO2 濃度は、「未稀釈」で
示した。1/5、2/5、3/5及び4/5の試料は、
塩溶液でのプールの希釈であった。
【0055】強化プール1、2及び3は、重炭酸ナトリ
ウムを添加することによりCO2 濃度を増加させた「未
稀釈」プールからの試料であった。
ウムを添加することによりCO2 濃度を増加させた「未
稀釈」プールからの試料であった。
【0056】結果を、表9に示す。
【表11】 再び、これは、天然のMDH及び安定化PEPCの両者
について、良い安定性を示している。
について、良い安定性を示している。
【図1】NERL標準を使用した、配合時及び41℃で
3日間のストレスの後の、CO2 アッセイ用組成物につ
いての、CO2 のアッセイ値と理論値の相関を示すグラ
フである(データは、表2に記載してある)。
3日間のストレスの後の、CO2 アッセイ用組成物につ
いての、CO2 のアッセイ値と理論値の相関を示すグラ
フである(データは、表2に記載してある)。
【図2】配合時のCO2 回収(X)の、41℃で3日間
のストレスを加えた組成物(mEq/L)(Y)に対す
るプロットである(相関係数は、0.9985であり、
データは、表4に記載してある)。
のストレスを加えた組成物(mEq/L)(Y)に対す
るプロットである(相関係数は、0.9985であり、
データは、表4に記載してある)。
【図3】配合時(X)及び41℃で3日間のストレスの
後のアッセイ用組成物(Y)を用いた、30人の個人か
ら得たヒト血清からのCO2 回収のプロットである(デ
ータは、表5に記載したものである)。
後のアッセイ用組成物(Y)を用いた、30人の個人か
ら得たヒト血清からのCO2 回収のプロットである(デ
ータは、表5に記載したものである)。
【図4】NERL標準及び3chemTRAKレベルを使用した
CO2 回収の、5×組成物(表1)を用いた回収に対す
るプロットである(配合時(X)及び41℃で3日間の
ストレスの後(Y))。
CO2 回収の、5×組成物(表1)を用いた回収に対す
るプロットである(配合時(X)及び41℃で3日間の
ストレスの後(Y))。
Claims (20)
- 【請求項1】 アルカリ性条件下における血清及び体液
中の二酸化炭素の測定のための、液体の、時間安定な、
単一のアッセイ用試薬であって、下記の水溶液を含む該
試薬 (a)反応的に安定化したホスホエノールピルベートカ
ルボキシラーゼ及び反応的に安定化したホスホエノール
ピルベートカルボキシラーゼの存在下で重炭酸イオンと
反応して、還元されたニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチド及び還元されたニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチドホスフェートからなる群より選択する第2の基質
と反応する生成物を形成するのに十分な診断的に有効な
量で存在する第1の診断用基質 (b)診断的に有効な量の第2の基質 (c)第2の基質と生成物との反応により第2の基質の
酸化型を形成する、診断的に有効な量の第2の診断用酵
素、及び (d)少なくとも1種の安定化用酵素及び、第2の基質
の酸化を阻止するのに十分な量であるが、血清中の二酸
化炭素の尺度として第2の基質の酸化型を形成する第2
の基質と生成物との反応において第2の基質の酸化型の
測定を阻害するには不十分な量で存在する該安定化用酵
素の対応する基質(上記の溶液は、約5〜11のpHを
有する)。 - 【請求項2】 補助因子を与えて、更に、反応的に安定
化したホスホエノールピルベートカルボキシラーゼを安
定化した、請求項1に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項3】 補助因子がd−ビオチンである、請求項
2に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項4】 ポリオール、ゼラチン及びそれらの混合
物からなる群より選択する第2の基質に対する第2の安
定剤を更に含む、請求項1に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項5】 第1の診断用基質がホスホエノールピル
ベートである、請求項1に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項6】 第2の診断用酵素がマレートデヒドロゲ
ナーゼである、請求項1に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項7】 第2の診断用酵素がマレートデヒドロゲ
ナーゼである、請求項5に記載のアッセイ用試薬。 - 【請求項8】 第2の基質に対する安定化用酵素がヘキ
ソキナーゼであり、対応する基質がグルコースとグルコ
ース−6−リン酸との混合物である、請求項1に記載の
アッセイ用試薬。 - 【請求項9】 ヘキソキナーゼの制御用のマグネシウム
イオン及びマグネシウム用のキレート剤を供給した、請
求項8に記載のアッセイ用組成物。 - 【請求項10】 アデノシン−5’−三リン酸を、第2
の基質に対する追加の安定剤として供給した、請求項4
に記載のアッセイ用組成物。 - 【請求項11】 溶液のpHを両性イオン性緩衝剤によ
り維持する、請求項1に記載のアッセイ用組成物。 - 【請求項12】 血清中の二酸化炭素の測定のための、
液体の、時間安定性の、単一試薬であって、約0.1〜
100g/lの緩衝剤、約0.001〜10g/lのマ
グネシウム用キレート剤、約0.1〜100g/lのグ
ルコース、約0.1〜100g/lのホスホエノールピ
ルベートトリ(シクロヘキシルアンモニウム)塩、0.
01〜約50g/lのアデノシン−5−三リン酸、0.
01〜約5g/lのd−ビオチン、0〜200ml/l
のソルビトールとゼラチンとの混合物、0.6〜約2g
/lのニコチンアミドアデニンジヌクレオチド、約2〜
2000U/lのヘキソキナーゼ(25℃で測定)、
0.1〜約5000U/lのグルコース−6−リン酸デ
ヒドロゲナーゼ(25℃で測定)、200〜約5000
U/lのマレートデヒドロゲナーゼ、約200〜500
0U/lの安定化したホスホエノールピルベートカルボ
キシラーゼ(37℃で測定)を含む、二酸化炭素を含ま
ない水溶液を含む、上記の試薬(該組成物は、約5〜1
1のpHを有する)。 - 【請求項13】 溶液が約8.7〜9.5のpHを有す
る、請求項12に記載の組成物。 - 【請求項14】 緩衝剤が両性イオン性緩衝剤である、
請求項12に記載の組成物。 - 【請求項15】 緩衝剤が両性イオン性緩衝剤である、
請求項13に記載の組成物。 - 【請求項16】 両性イオン性緩衝剤がトリス(ヒドロ
キシメチルアミノエタン)である、請求項14に記載の
組成物。 - 【請求項17】 両性イオン性緩衝剤がトリス(ヒドロ
キシメチルアミノエタン)である、請求項15に記載の
組成物。 - 【請求項18】 抗菌性安定剤が存在する、請求項12
に記載の組成物。 - 【請求項19】 抗菌性安定剤が、約0.01〜20g
/lの量で存在するアジ化ナトリウムである、請求項1
2に記載の組成物。 - 【請求項20】 血清中の二酸化炭素の測定のための、
時間安定性の、単一試薬であって、約0.4〜2g/l
のトリス(ヒドロキシメチルアミノエタン)、約0.2
〜1g/lのエチレンジアミン四酢酸、約2〜10g/
lのグルコース、約0.5〜20g/lのホスホエノー
ルピルベートトリ(シクロヘキシルアンモニウム)塩、
0.5〜約2.5g/lのアデノシン−5−三リン酸、
0.4〜約2g/lのアジ化ナトリウム、約0.64〜
3.2g/lの酢酸マグネシウム、0.24〜1.2g
/lのd−ビオチン、約40ml/lのソルビトールと
ゼラチンとの混合物、1.3〜約6.5g/lのニコチ
ンアミドアデニンジヌクレオチド、約200〜1000
U/lのヘキソキナーゼ(25℃で測定)、20〜約1
00U/lのグルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ
(25℃で測定)、500〜約2500U/lのマレー
トデヒドロゲナーゼ、約500〜2500U/lの反応
的に安定化したホスホエノールピルベートカルボキシラ
ーゼ(37℃で測定)を含む水溶液を含む、上記の試薬
(該組成物は、約8.75〜9.25のpHを有す
る)。
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