JPH0627656U - 薬剤容器 - Google Patents

薬剤容器

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JPH0627656U
JPH0627656U JP6162192U JP6162192U JPH0627656U JP H0627656 U JPH0627656 U JP H0627656U JP 6162192 U JP6162192 U JP 6162192U JP 6162192 U JP6162192 U JP 6162192U JP H0627656 U JPH0627656 U JP H0627656U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤の残存量を確認可能である薬剤容器を提
供すること。 【構成】 不透明な不織布成形容器2の外側に密着した
不透気性のカバー材5を有し、この不織布成形容器2
に、香料、防虫剤、殺虫剤などの常温揮散性の薬剤を含
む着色ゲル3を充填し、蓋材4でシールされ、前記不織
布成形容器2の材料中に、着色ゲル3が充填されること
によって、前記不織布成形容器2が透明化され、着色ゲ
ル3が固化した時不透明化する薬剤容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は薬剤容器に関し、特に、薬剤の残存量を知ることができる薬剤容器 に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
一般に、香料、防虫剤、殺虫剤などの薬剤が収納された薬剤容器にはいろいろ なものが存在し、それぞれの薬剤容器は薬剤の残存量を目視することができるよ うに薬剤容器の一部を透明にする等の処置が施されている。
【0003】 しかしながら、薬剤容器に素焼き、紙、不織布等の不透明な材質のものを使用 すると、その使用の際、薬剤容器の内部に収納された薬剤の残存量を目視するこ とができず、薬剤効果の消滅時点を確認することが困難であった。
【0004】 この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、薬 剤容器の外部から薬剤の残存量を知ることができる薬剤容器を提供することを目 的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、不透明な不織布成形容器の外側に 密着した不透気性カバーを有し、この不織布成形容器に、香料、防虫剤、殺虫剤 などの常温揮散性の薬剤を含む着色ゲルを充填し、蓋材でシールされ、この不織 布成形容器材料中に、着色ゲルが充填されることによって、この不織布成形容器 が透明化され、着色ゲルが固化した時不透明化するという手段を採用したもので ある。
【0006】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、不織布成形容器の内部に収納さ れた着色ゲルはその材料中に浸透するとともに、その内周面に付着する。 そして、この着色ゲルが浸透すると、不織布成形容器は透明化し、不織布成形 容器の内周面に付着した着色ゲルを確認できるようになる。 また、この着色ゲルはそれに含まれる薬剤の揮散とともに徐々に収縮し、この 着色ゲルの大きさを不織布成形容器の外部から観察することにより薬剤残存量を 容易に知ることができる。 さらに、薬剤の残存中は不織布成形容器の内周面にゲルが付着して薬剤を不織 布成形容器に供給するため、薬剤の揮散面積は常に一定に保たれる。 そして、薬剤が揮散し終わると、着色ゲルが固化し、不織布成形容器が乾燥し て、不透明化し、薬剤揮散の終点を知らせる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1にはこの考案による薬剤容器の実施例が示されていて、この薬剤容器1は 、中央部に円錐台状の凹部が形成された不織布成形容器2と平板状の蓋材4との 間に形成された空所内に着色ゲル3が充填され、前記不織布成形容器2を覆うよ うに不透気性カバーであるカバー材5が密着し、このカバー材5の端部がシール 部材6でシールされたものである。
【0008】 前記不織布成形容器2は、不透明で、着色ゲル3が浸透可能であるとともに、 この着色ゲル3が浸透すると透明化するようになっている。
【0009】 また、前記着色ゲル3は薬剤にゲル化剤が添加されて形成され、前記薬剤は常 温揮散性の香料、防虫剤、殺虫剤等であり、前記ゲル化剤はカラギナン、寒天等 の水性ゲル化剤、ステアリン酸ソーダ等の油性ゲル化剤、高吸収性樹脂等である 。
【0010】 さらに、前記カバー材5は不透気性の材質から形成され、図1に示すように、 不織布成形容器2の外周面を覆った状態で設ける他に、図2の別の実施例に示す ように、全体を覆った状態で設けることができる。
【0011】 なお、前記蓋材4は着色ゲル3が浸透および付着しない材質のもので形成され る。
【0012】 上記のように構成された薬剤容器1、11を使用するには、まず、図3に示す ようにカバー材5、7を取り外して、蓋材4を下にして適宜の場所に設置する。
【0013】 そして、前記不織布成形容器2と蓋材4との間に充填された着色ゲル3は、徐 々に不織布成形容器2の材料中に浸透し、この着色ゲル3に含まれる薬剤が不織 布成形容器2の外周面から徐々に揮散して防臭、芳香、防虫、殺虫等の諸機能を 発揮する。
【0014】 また、前記薬剤の揮散量を調整する調整手段は、不織布成形容器2の外周面に 薬剤を浸透しないフィルム等を揮散量に応じて貼付するか、調整手段を有する別 の外容器内にセットすればよい。
【0015】 そして、不織布成形容器2の内部に充填された着色ゲル3は、それに含まれる 薬剤の揮散に伴って徐々に収縮するが、少なくとも薬剤が残存する限りは常に不 織布成形容器2の内周面に付着する。
【0016】 すなわち、着色ゲル3が徐々に収縮すると、この着色ゲル3には収縮力、着色 ゲル3に作用する重力および不織布成形容器2との間の引張り力が作用するが、 前記蓋材4には着色ゲル3が付着しない材質のものを使用しているため、蓋材4 との間には引張り力が作用しないため、着色ゲル3はその収縮力によってそれに 働く重力に抗して不織布成形容器2の上部内周面に付着するようになる。
【0017】 また、前記不織布成形容器2は着色ゲル3が浸透すると、透明化し、内周面に 付着した着色ゲル3を目視できるようになり、薬剤の揮散に伴って着色ゲル3が 縮小するのを目視によって確認することができ、着色ゲル3の残存量を知ること ができる。
【0018】 そして、前記着色ゲル3は、それに含まれる薬剤が完全に揮散を終了すると固 化するため、前記不織布成形容器2は乾燥し、不透明化して、薬剤揮散の終了時 点を知らせる。
【0019】 また、前記着色ゲル3は不織布成形容器2の材料中に浸透するため、この不織 布成形容器2には常に着色ゲル3から薬剤が供給され、使い始めから使い終わり まで揮散面積が一定(不織布成形容器2の表面積は一定)となって、一定の揮散 量を確保することができる。
【0020】 さらに、使用前の薬剤容器は、カバー材5、7で覆われているため、流通段階 で薬剤が揮散することがなく、カバー材5、7を取り外すという容易な操作で揮 散を開始することができる。
【0021】 なお、薬剤は一般的にその有効成分の他にアルコール、防カビ剤、紫外線吸収 剤等が添加されるが、この考案の実施には特に必要はない。
【0022】
【考案の効果】
この考案は前記のように、不織布成形容器を着色ゲルの浸透が可能であるとと もに、この着色ゲルの浸透時に透明化するように形成したため、不織布成形容器 と蓋材との間に着色ゲルを充填すると、この着色ゲルは不織布成形容器に浸透し 、不織布成形容器を透明化させ、その内部が目視可能となり、内部に充填された 着色ゲルの残存量、すなわち着色ゲルに含まれる薬剤の残存量を目視によって確 認することができる。
【0023】 また、前記着色ゲルは不織布成形容器に浸透するとともに、その内周面に付着 しているため、不織布成形容器には常に着色ゲルに含まれる薬剤が浸透して供給 され、使用開始から使用終了時まで一定した揮散量を確保することができる。
【0024】 さらに、使用前の薬剤容器は、不透気性カバーで覆われているため、流通段階 で薬剤が揮散するおそれがなく、不透気性カバーを取り外すという容易な操作で 揮散を開始することができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による薬剤容器の実施例を示す概略断
面図である。
【図2】この考案による薬剤容器の別の実施例を示す概
略断面図である。
【図3】薬剤容器からカバー材を取り去った状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1、11……薬剤容器 2……不織布成形容器 3……着色ゲル 4……蓋材 5、7……カバー材 6、8……シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明な不織布成形容器の外側に密着し
    た不透気性カバーを有し、該不織布成形容器に、香料、
    防虫剤、殺虫剤などの常温揮散性の薬剤を含む着色ゲル
    を充填し、蓋材でシールされ、該不織布成形容器材料中
    に、着色ゲルが充填されることによって、該不織布成形
    容器が透明化され、着色ゲルが固化した時不透明化する
    ことを特徴とする薬剤容器。
JP6162192U 1992-09-01 1992-09-01 薬剤容器 Expired - Fee Related JP2579768Y2 (ja)

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JP2579768Y2 JP2579768Y2 (ja) 1998-08-27

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