JP2579768Y2 - 薬剤容器 - Google Patents

薬剤容器

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JP2579768Y2
JP2579768Y2 JP6162192U JP6162192U JP2579768Y2 JP 2579768 Y2 JP2579768 Y2 JP 2579768Y2 JP 6162192 U JP6162192 U JP 6162192U JP 6162192 U JP6162192 U JP 6162192U JP 2579768 Y2 JP2579768 Y2 JP 2579768Y2
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medicine
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北村寛
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は薬剤容器に関し、特
に、薬剤の残存量を知ることができる薬剤容器に関する
ものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】一般に、香
料、防虫剤、殺虫剤などの薬剤が収納された薬剤容器に
はいろいろなものが存在し、それぞれの薬剤容器は薬剤
の残存量を目視することができるように薬剤容器の一部
を透明にする等の処置が施されている。
【0003】しかしながら、薬剤容器に素焼き、紙、不
織布等の不透明な材質のものを使用すると、その使用の
際、薬剤容器の内部に収納された薬剤の残存量を目視す
ることができず、薬剤効果の消滅時点を確認することが
困難であった。
【0004】この考案は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、薬剤容器の外部から薬
剤の残存量を知ることができる薬剤容器を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、不透明な不織布成形容器の外側に密
着した不透気性カバーを有し、この不織布成形容器に、
香料、防虫剤、殺虫剤などの常温揮散性の薬剤を含む着
色ゲルを充填し、蓋材でシールされ、この不織布成形容
器材料中に、着色ゲルが充填されることによって、この
不織布成形容器が透明化され、着色ゲルが固化した時不
透明化するという手段を採用したものである。
【0006】
【作用】この考案は上記の手段を採用したことにより、
不織布成形容器の内部に収納された着色ゲルはその材料
中に浸透するとともに、その内周面に付着する。そし
て、この着色ゲルが浸透すると、不織布成形容器は透明
化し、不織布成形容器の内周面に付着した着色ゲルを確
認できるようになる。また、この着色ゲルはそれに含ま
れる薬剤の揮散とともに徐々に収縮し、この着色ゲルの
大きさを不織布成形容器の外部から観察することにより
薬剤残存量を容易に知ることができる。さらに、薬剤の
残存中は不織布成形容器の内周面にゲルが付着して薬剤
を不織布成形容器に供給するため、薬剤の揮散面積は常
に一定に保たれる。そして、薬剤が揮散し終わると、着
色ゲルが固化し、不織布成形容器が乾燥して、不透明化
し、薬剤揮散の終点を知らせる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1にはこの考案による薬剤容器の実施例が
示されていて、この薬剤容器1は、中央部に円錐台状の
凹部が形成された不織布成形容器2と平板状の蓋材4と
の間に形成された空所内に着色ゲル3が充填され、前記
不織布成形容器2を覆うように不透気性カバーであるカ
バー材5が密着し、このカバー材5の端部がシール部材
6でシールされたものである。
【0008】前記不織布成形容器2は、不透明で、着色
ゲル3が浸透可能であるとともに、この着色ゲル3が浸
透すると透明化するようになっている。
【0009】また、前記着色ゲル3は薬剤にゲル化剤が
添加されて形成され、前記薬剤は常温揮散性の香料、防
虫剤、殺虫剤等であり、前記ゲル化剤はカラギナン、寒
天等の水性ゲル化剤、ステアリン酸ソーダ等の油性ゲル
化剤、高吸収性樹脂等である。
【0010】さらに、前記カバー材5は不透気性の材質
から形成され、図1に示すように、不織布成形容器2の
外周面を覆った状態で設ける他に、図2の別の実施例に
示すように、全体を覆った状態で設けることができる。
【0011】なお、前記蓋材4は着色ゲル3が浸透およ
び付着しない材質のもので形成される。
【0012】上記のように構成された薬剤容器1、11
を使用するには、まず、図3に示すようにカバー材5、
7を取り外して、蓋材4を下にして適宜の場所に設置す
る。
【0013】そして、前記不織布成形容器2と蓋材4と
の間に充填された着色ゲル3は、徐々に不織布成形容器
2の材料中に浸透し、この着色ゲル3に含まれる薬剤が
不織布成形容器2の外周面から徐々に揮散して防臭、芳
香、防虫、殺虫等の諸機能を発揮する。
【0014】また、前記薬剤の揮散量を調整する調整手
段は、不織布成形容器2の外周面に薬剤を浸透しないフ
ィルム等を揮散量に応じて貼付するか、調整手段を有す
る別の外容器内にセットすればよい。
【0015】そして、不織布成形容器2の内部に充填さ
れた着色ゲル3は、それに含まれる薬剤の揮散に伴って
徐々に収縮するが、少なくとも薬剤が残存する限りは常
に不織布成形容器2の内周面に付着する。
【0016】すなわち、着色ゲル3が徐々に収縮する
と、この着色ゲル3には収縮力、着色ゲル3に作用する
重力および不織布成形容器2との間の引張り力が作用す
るが、前記蓋材4には着色ゲル3が付着しない材質のも
のを使用しているため、蓋材4との間には引張り力が作
用しないため、着色ゲル3はその収縮力によってそれに
働く重力に抗して不織布成形容器2の上部内周面に付着
するようになる。
【0017】また、前記不織布成形容器2は着色ゲル3
が浸透すると、透明化し、内周面に付着した着色ゲル3
を目視できるようになり、薬剤の揮散に伴って着色ゲル
3が縮小するのを目視によって確認することができ、着
色ゲル3の残存量を知ることができる。
【0018】そして、前記着色ゲル3は、それに含まれ
る薬剤が完全に揮散を終了すると固化するため、前記不
織布成形容器2は乾燥し、不透明化して、薬剤揮散の終
了時点を知らせる。
【0019】また、前記着色ゲル3は不織布成形容器2
の材料中に浸透するため、この不織布成形容器2には常
に着色ゲル3から薬剤が供給され、使い始めから使い終
わりまで揮散面積が一定(不織布成形容器2の表面積は
一定)となって、一定の揮散量を確保することができ
る。
【0020】さらに、使用前の薬剤容器は、カバー材
5、7で覆われているため、流通段階で薬剤が揮散する
ことがなく、カバー材5、7を取り外すという容易な操
作で揮散を開始することができる。
【0021】なお、薬剤は一般的にその有効成分の他に
アルコール、防カビ剤、紫外線吸収剤等が添加される
が、この考案の実施には特に必要はない。
【0022】
【考案の効果】この考案は前記のように、不織布成形容
器を着色ゲルの浸透が可能であるとともに、この着色ゲ
ルの浸透時に透明化するように形成したため、不織布成
形容器と蓋材との間に着色ゲルを充填すると、この着色
ゲルは不織布成形容器に浸透し、不織布成形容器を透明
化させ、その内部が目視可能となり、内部に充填された
着色ゲルの残存量、すなわち着色ゲルに含まれる薬剤の
残存量を目視によって確認することができる。
【0023】また、前記着色ゲルは不織布成形容器に浸
透するとともに、その内周面に付着しているため、不織
布成形容器には常に着色ゲルに含まれる薬剤が浸透して
供給され、使用開始から使用終了時まで一定した揮散量
を確保することができる。
【0024】さらに、使用前の薬剤容器は、不透気性カ
バーで覆われているため、流通段階で薬剤が揮散するお
それがなく、不透気性カバーを取り外すという容易な操
作で揮散を開始することができるという効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による薬剤容器の実施例を示す概略断
面図である。
【図2】この考案による薬剤容器の別の実施例を示す概
略断面図である。
【図3】薬剤容器からカバー材を取り去った状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1、11……薬剤容器 2……不織布成形容器 3……着色ゲル 4……蓋材 5、7……カバー材 6、8……シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−30295(JP,U) 実開 平3−53464(JP,U) 実開 平4−41887(JP,U) 実開 昭55−180510(JP,U) 実開 昭63−86012(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/00 B65D 81/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明な不織布成形容器の外側に密着し
    た不透気性カバーを有し、該不織布成形容器に、香料、
    防虫剤、殺虫剤などの常温揮散性の薬剤を含む着色ゲル
    を充填し、蓋材でシールされ、該不織布成形容器材料中
    に、着色ゲルが充填されることによって、該不織布成形
    容器が透明化され、着色ゲルが固化した時不透明化する
    ことを特徴とする薬剤容器。
JP6162192U 1992-09-01 1992-09-01 薬剤容器 Expired - Fee Related JP2579768Y2 (ja)

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