JPH062754U - カバー体の係止装置 - Google Patents

カバー体の係止装置

Info

Publication number
JPH062754U
JPH062754U JP4251992U JP4251992U JPH062754U JP H062754 U JPH062754 U JP H062754U JP 4251992 U JP4251992 U JP 4251992U JP 4251992 U JP4251992 U JP 4251992U JP H062754 U JPH062754 U JP H062754U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
engaging
case
cover
cover body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4251992U
Other languages
English (en)
Inventor
浩幸 加藤
直之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP4251992U priority Critical patent/JPH062754U/ja
Publication of JPH062754U publication Critical patent/JPH062754U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース本体1の係合体14に、第1カバー体
2における係止体13を強固に係止すると共に、係止体
13の撓み変形よる破損を防止する。 【構成】ケース本体1の開口部を覆うための第1カバー
体2の内面に突設した係止体13における柱部13bを
弾性変形し易いように形成し、係止体13の先端に備え
た係止爪13aが弾性に抗してケース本体1の係合体1
4における係合凹所15に係脱するにように形成する。
ケース本体1には、係合体14と対峙させて、係止体1
3における係止爪13aを係合凹所15に向かって弾性
的に押圧するための補助押圧体17を突設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタ等の電気製品等におけるケース本体とそのカバー体との係 止装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の製品におけるケース本体とカバー体とを合成樹脂材にて成形し たものにおいては、ケース本体の開口部、周縁内面の適宜箇所に係合溝を形成し 、該係合溝に着脱する係止爪体をカバー体の内面に一体的に設ける。そして、ケ ース本体の開口部に対してカバー体を覆うように押圧するとき、カバー体の内面 から突出する係止爪体の先端側が前記係合溝の外縁により押されて弾性撓み変形 し、次いで、係止爪体における係止爪部が前記係合溝に嵌合するように構成して いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の係止爪体による係合溝へのロック(係合)強さは、係止爪体自体の撓み 変形に対する抗力に左右される。従って、この抗力が小さいとき、例えば係止爪 体の肉厚を薄く成形すると、一旦係合溝にロックされた係止爪体は外れ易く、不 用意にカバー体がケース本体から外れてしまう。反対に、前記抗力を大きくすべ く、係止爪体の肉厚を太くすると、ロック時等に係止爪体に大きな力が掛かり、 係止爪体や係止爪部が破損したり、係合溝部が破損したりしてしまうという問題 があった。
【0004】 本考案は、この問題を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、ケース本体に設けた係合体と、前記ケー ス本体の開口部を覆うためのカバー体に設けた係止体とからなる係止装置におい て、前記カバー体における係止体を、その先端に備えた係止爪が、弾性に抗して 前記係合体における係合凹所に係脱するように形成する一方、ケース本体には、 前記係合体と適宜離れた位置に、前記係止体における係止爪を前記係合凹所に向 かって弾性的に押圧するための補助押圧体を備えたものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を具体化した実施例について説明する。本実施例におけるプリン タは、図1に示すように、機構部や図示しない回路基板等を内蔵するようにした 上側開放状のケース本体1と、第1カバー体2及び第2カバー体3とを有する。 機構部は、図示するように、外周側縁に送り爪を突設した紙送りホイール4と、 プラテン5と、該プラテン5の前面に対向して配置した印字ヘッド6と、駆動モ ータ7と伝動歯車群8等からなる。
【0007】 前記ケース本体1、第1カバー体2及び第2カバー体3は、それぞれPBT樹 脂等熱可塑性等の合成樹脂材にて一体成形したものであって、第2カバー体3は 前記印字ヘッド6の略上方を覆うようにケース本体1に着脱自在に装着されてい る。第1カバー体2はケース本体1の前部寄り上面開口部を覆うもので、該ケー ス本体1の前部寄り部位の内部には、図示しないが、電源スイッチ部や外部制御 装置(ホストコンピュータ)等とのデータ交換等のためのインターフェイス等を 備えている。
【0008】 次に、ケース本体1と第1カバー体2との係止装置について、図2〜図4を参 照して説明する。ケース本体1の前部壁9の上端縁には、左右一対の内向きの突 起部10,10を一体的に形成してあり、第1カバー体2の下向きに延びる前枠 2aの内面には、リブ11,11を下向きに突設し、この各リブ11の下端部に は、前記各突起部10に係止する爪部12を形成している。
【0009】 第1カバー体2の上面板2bの下面には、左右側枠2c,2cの近傍に下向き に長い一対の係止体13,13を一体的に設ける。この各係止体13の下端(先 端)には、前記ケース本体1の前部壁9に向かうように突設した鉤状の係止爪1 3aを備える。後述の係合体14における係合凹所15に対して、前記係止体1 3はそれ自身の弾性撓み変形に抗して係脱できるように、肉厚をやや薄く形成す る。
【0010】 ケース本体1の底板1aから左右一対の係合体14,14を一体的に上向きに 突設する。この係合体14は、図3及び図4に示すように、横断面をコ字状に形 成し、係合体14の上端部には、略水平状の係合板部14aと左右側板部14b ,14bとで係合凹所15を形成するものであり、係合板部14aの上端縁には 、前記係止爪13aのための案内傾斜面16を形成してある。
【0011】 また、前記係合体14と対峙して弾性変形撓みし易い、薄板状の補助押圧体1 7を前記底板1aから上向きに突設する。この場合、係合体14における係合板 部14aの縁(係合凹所15の縁)と、補助押圧体17前面との隙間間隔(H1 )を、係止体13の柱部13bの肉厚(T)より若干小さくなるように設定する 。
【0012】 この構成により、ケース本体1の開口部を覆うように、第1カバー体2を被せ るには、まず、図3に示すように、第1カバー体2の前枠2aのリブ11,11 の下端爪部12,12を、ケース本体1の前部壁9における突起部10,10に 内側から係合させる。 次いで、図5の(a)に示すように、第1カバー体2における係止体13,1 3をケース本体1における係合体14,14の上方から近づけるように下向き回 動させる。図5の(b)及び(c)に示すように、第1カバー体2を下向きに押 圧するにつれて、各係止体13の係止爪13aが係合体14における上端の案内 傾斜面16に当接して押されるから、当該係止体13は、その柱部13bの弾性 撓み変形にて逃げ回動する。このとき、横断面がコ字状等のように変形し難いよ うに形成されている係合体14と対峙するように配置された補助押圧体17は前 記柱部13aの背面にて押圧され、補助押圧体17はその上端側(自由端側)は 係合体14から離れるように弾性撓み変形する。
【0013】 図5の(d)に示すように、最終的に係止体13の係止爪13aが係合体14 における係合凹所15に嵌り係止すると、係止体13の柱部13bはそれ自体の 弾性力にて前記弾性撓み変形が解除されて元の姿勢に戻る。そのとき、補助押圧 体17もそれ自身の弾性力にて係止体13の柱部13bの背面に当接または押圧 するように姿勢が復帰する。
【0014】 このような係止状態では、係止体13における係止爪13aは係合体14と補 助押圧体とで前後挟まれた状態に保持できることになる。従って、係止体13に おける柱部13b自体の弾性撓み力がそれほど大きくなくても、補助押圧体17 の弾性撓み変形抗力の助けを借りて、係止体13と係合体14とを強固に係止す ることができるのである。また、係止体13の柱部13b自体の弾性変形量が大 きいようなものでも、当該柱部13bの座屈変形さえしなければ、係止体13を 係合体14と補助押圧体17との間の隙間に押し込む作用に支障がない。
【0015】 さらに、係止体13自体を撓み変形し易い形状に形成することで係合体14へ のロック時の操作力を軽くすることができ、反対に係止体13の肉厚を厚くして ロック力を強める必要がないので、ロック操作時に係止体に無理な力が作用せず 、当該係止体13が折損することもなくなる。 前記実施例において、係合体14における係合板部14aの縁(係合凹所15 の縁)と、補助押圧体17前面との隙間間隔(H1)が、係止体13の柱部13 bの肉厚(T)より若干小さくなるように設定すれば、係合体14の係合凹所1 5に対して係止する係止爪13a近傍の柱部13bの背面は、補助押圧体17の 弾性撓み変形による抗力にて押圧された状態で保持されるので、一層強固な係止 状態を実現することができる。
【0016】 なお、ケース本体1の底板1aには、前記係合体14の基部と補助押圧体17 の基部との間にドライバー等の取り外し用の棒状体(図示せず)を挿入できる操 作穴20を穿設している。これにより、前述のように、係合体14における係合 凹所15に係止した係止体13の係止爪13aに、ケース本体の下面側から挿入 したドライバーの先端を当接させてこじることにより、係止爪13aは係合凹所 15から簡単に外すことができる。
【0017】 また、ケース本体1に装着した状態での第1カバー体2の広幅面(上面板2b )の撓みを抑止するため、当該上面板2bの内面(下面)略中央部に下向き凸状 のボス部21を突設し、ケース本体1底板1aには前記ボス部21の下端面を支 持する上面板22aにて閉鎖した筒状の支柱部22を上向きに突設してあり、第 2カバー体2が不用意に外れないようにねじ(図示せず)止めすることができる 。この場合にも底板1aに操作穴23を穿設している。
【0018】 本考案は、プリンタばかりではなく、他の電気製品等種々の製品のケース本体 とカバー体との係止装置に適用できることはいうまでもない。
【0019】
【考案の作用・効果】
以上に詳述したように、ケース本体を覆うように、カバー体における係止体の 係止爪を係合体に押しつけると、係止体自体の弾性撓み変形にて逃げ回動する。 このとき、変形し難いように形成されている係合体と対峙するように配置された 補助押圧体も前記係止体にて押圧され、補助押圧体はその自由端側が係合体から 離れるように弾性撓み変形し、係合凹所に係止爪が係止すると、係止体及び補助 押圧体の弾性撓みが解除される。
【0020】 そして前記の係止状態では、係止体における係止爪は係合体と補助押圧体とで 挟まれた状態に保持できることになる。従って、係止体自体の弾性撓み力がそれ ほど大きくなくても、補助押圧体の弾性撓み変形抗力の助けを借りて、係止体と 係合体とを強固に係止することができるのである。 このように、本考案によれば、係止体を撓み易くして、係止体の破損を防止で きるものでありながら、係止の強度を挙行にできるという優れた効果を奏するの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの側断面図である。
【図2】第1カバー体部分の平面図である。
【図3】第1カバー体をケース本体に覆う状態の側断面
図である。
【図4】係止体と係合体と補助押圧体との要部斜視図で
ある。
【図5】(a)は係合体への係止体の接近始め状態、
(b)は係止爪が案内傾斜面に当接した状態、(c)さ
らに係止体を押し込んだ状態、(d)は係止爪が係合凹
所に係止した状態を示す、状態説明図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a 底板 2 第1カバー体 2b 上面板 13 係止体 13a 係止爪 13b 柱部 14 係合体 14a 係合板部 15 係合凹所 16 案内傾斜面 17 補助押圧体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に設けた係合体と、前記ケー
    ス本体の開口部を覆うためのカバー体に設けた係止体と
    からなる係止装置において、前記カバー体における係止
    体を、その先端に備えた係止爪が、弾性に抗して前記係
    合体における係合凹所に係脱するように形成する一方、
    ケース本体には、前記係合体と適宜離れた位置に、前記
    係止体における係止爪を前記係合凹所に向かって弾性的
    に押圧するための補助押圧体を備えたことを特徴とする
    カバー体の係止装置。
JP4251992U 1992-06-19 1992-06-19 カバー体の係止装置 Pending JPH062754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4251992U JPH062754U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 カバー体の係止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4251992U JPH062754U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 カバー体の係止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062754U true JPH062754U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12638333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4251992U Pending JPH062754U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 カバー体の係止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062754U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001044654A (ja) * 1999-07-26 2001-02-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2012073348A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013062377A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Sony Computer Entertainment Inc 電気装置
JP2015115511A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社シグマ コネクタパネル
JP2016006458A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001044654A (ja) * 1999-07-26 2001-02-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2012073348A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013062377A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Sony Computer Entertainment Inc 電気装置
US8837125B2 (en) 2011-09-13 2014-09-16 Sony Corporation Electric apparatus
JP2015115511A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社シグマ コネクタパネル
JP2016006458A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH062754U (ja) カバー体の係止装置
JPS588726B2 (ja) 計器の取付構造
JP2004221121A (ja) フック取付構造およびこのフック取付構造を用いた筐体構造
JP2513775Y2 (ja) 車両用収納体の蓋体取付装置
JPH0738005Y2 (ja) 自動車のグローブボックスリッドの構造
KR100595518B1 (ko) 차량용 정보기록재생장치의 프론트 판넬의 착탈 기구
JPH04115391U (ja) デイスク装置
JPH048459Y2 (ja)
JPH061883Y2 (ja) 車両用アウターミラーのミラーホルダー
JPS6313976Y2 (ja)
JPH0434096Y2 (ja)
JPH056694Y2 (ja)
JPH071095Y2 (ja) 外刃ケースが脱着できる電気カミソリ
JPH0344537Y2 (ja)
JP2571483Y2 (ja) カバー
JPS6030128Y2 (ja) ホ−ンボタンの取付装置
JP2002314259A (ja) 電気機器のキャビネット
JP2586770Y2 (ja) パネル取付ユニットのロック機構
JP3508141B2 (ja) 電気機器の取付け構造
JPH0659778B2 (ja) 自動車ウインドウパネルの固定装置
JPH0756527Y2 (ja) ロビーインターホンの表面カバー取付部構造
JP2545667Y2 (ja) 車両用デフロスタグリル取付装置
JP2523444Y2 (ja) 扁平受像管の取付装置
JPS6038463Y2 (ja) 電気カミソリのケ−ス構造
JPH0216393Y2 (ja)