JP2513775Y2 - 車両用収納体の蓋体取付装置 - Google Patents

車両用収納体の蓋体取付装置

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JP2513775Y2
JP2513775Y2 JP1991052533U JP5253391U JP2513775Y2 JP 2513775 Y2 JP2513775 Y2 JP 2513775Y2 JP 1991052533 U JP1991052533 U JP 1991052533U JP 5253391 U JP5253391 U JP 5253391U JP 2513775 Y2 JP2513775 Y2 JP 2513775Y2
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JP
Japan
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lid
opening
locking claw
holding piece
locking
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JP1991052533U
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JPH055606U (ja
Inventor
秀治 黒岩
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のヒューズボッ
クスなどの車両用収納体の蓋体取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばヒューズボックスなど
蓋体取付装置は、実開平1−158352号公報に示さ
れるように、車内に対向して開口部が設けられ、蓋体の
一側部がこの開口部の一側縁に回動自在に係止されると
ともに、蓋体の他側部から裏面側に突設された係止爪
が、開口部の他側縁に係脱自在に係合される構造が採ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、蓋体に設けられた係止爪が硬質である
と、開口部から蓋体を着脱する際に、係止爪に無理な力
が作用してこの係止爪を破損させることがある。
【0004】そこで、係止爪の破損を防止するために、
蓋体の係止爪と開口部の他側縁との係合に緩みを持たせ
ると、開口部の他側縁と蓋体の係止爪との係合状態が不
安定になることがある。また、実公平3−8775号公
報に示されるように、可撓性を有する合成樹脂により断
面略U字状に形成された係止装置を平面矩形状に開口さ
れた被係止装置に係止するロック機構が知られている。
しかしながら、この構成では、U字状の係止装置を用い
るため、構成が複雑で小形化が困難になり、外観の向上
が困難になる問題を有している。
【0005】本考案は、このような点に鑑みなされたも
ので、蓋体を開口部に容易に係脱できるとともに構成が
簡略で小形化し得る車両用収納体の蓋体取付装置を提供
することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用収納体の
蓋体取付装置は、収納体に開口部が設けられ、蓋体の一
側部が前記開口部の一側縁に係止されるとともに、前記
蓋体の他側部から裏面側に突設された保持片部に設けら
た係止爪が前記開口部の他側縁に係脱自在に係合され
る車両用収納体の蓋体取付装置において、前記保持片部
可撓性を有して前記蓋体から突設され、前記係止爪
、前記保持片部に設けられた空間部に、前記保持片部
の先端側から基端側に向かって弾性変形可能に突設され
ものである。
【0007】
【作用】本考案の車両用収納体の蓋体取付装置は、開
口部の一側縁と蓋体の一側部との係止、および開口部の
他側縁と蓋体の係止爪との係合によって、蓋体開口部
に取り付けられる。そして、蓋体の他側部から裏面側に
突設された保持片部は可撓性を備えるとともに、この保
持片部の先端側から基端側に向けて突設された係止爪は
弾性を備えている。そこで、開口部の他側縁から係止爪
を係脱する際の係止爪の変位量は、蓋体に対して撓む保
持片部の変位量に、係止爪が弾性変形する変位量を加え
たものになり、変位量が大きく確保される。従って、開
口部の他側縁から蓋体の係止爪を係脱する係脱動作を少
ない力で軽快に行うことが可能になるとともに、係止爪
に無理な力が作用せず、係止爪の破損防止される。
た、係止爪は、保持片部に設けた空間部に配置されてい
るので、係止爪の変位に保持片部が干渉せず、係止爪の
変位量が確保されるとともに、構成が簡略化され、装置
の小形化が可能になる。
【0008】
【実施例】本考案の車両用収納体の蓋体取付装置の一実
施例を図1乃至図7に基づいて説明する。
【0009】図6および図7において、自動車のロアカ
バー1に収納体としてのヒューズボックス2の開口部3
が略矩形状に開口形成され、このヒューズボックス2に
はヒューズ4が収納されている。この開口部3は、下側
になる一側縁が内方に折曲されて係止部5が形成され、
一方、開口部3の上側になる他側縁が内方に折曲されて
傾斜して係合部6が形成されている。
【0010】図1乃至図3において、11は蓋体で、この
蓋体11は着脱自在に前記開口部3に取り付けられる。こ
の蓋体11は合成樹脂製で、周枠12が前記開口部3に嵌合
される形状に形成されている。そして、前記係止部5と
対向する蓋体11の一側部に、この係止部5に回動自在に
係止される係止片部13が対をなして形成されている。一
方、前記係合部6と対向する蓋体11の他側部に、対をな
す保持片部14が、前記ヒューズ4と相対する裏面側から
平行に突設している。
【0011】前記保持片部14は、図2および図3に示す
ように矩形枠状に形成され、成形時のヒケ防止のために
薄肉のブラケット16を介して蓋体11と一体に設けられて
いる。そして、この保持片部14の先端を折り返し部17よ
り蓋体11に向けて折り返して、複数の係止爪18が間隙を
介して互いに略平行に形成され、係止爪18の先端18a
は、蓋体11に対向している。そして、保持片部と係止爪
との間には、コ字状の空間部19が形成される。
【0012】前記係止爪18は、図3に示すように、傾斜
部20,21を有して上方に突出する山型に形成され、前記
蓋体11と相対する一方の傾斜部20に、前記開口部3の係
合部6の先端22が当接して係合するようになっている。
【0013】さらに、蓋体11の上部には、蓋体11の取り
外し時に指を挿入するための挿入穴25とこの指を案内す
る挿入案内部26とが設けられている。
【0014】また、前記開口部3の係合部6の裏側に位
置規制片部31が突設され、この位置規制片部31は、係合
部6に係止爪18を係合させた蓋体11の保持片部14の間に
嵌合されるように設けられている。そして、この位置規
制片部31は、保持片部14の間に嵌合されると、この位置
規制片部31の両側が相対する係止爪18の側面32に密着す
るようになっている。
【0015】次に本実施例の作用について説明する。
【0016】前記保持片部14および前記係止爪18は、合
成樹脂製の蓋体11と一体に成形され、保持片部14は枠状
であるから可撓性を有し、係止爪18は保持片部14を折り
返しているので弾性を有している。このため、図4に示
すように、保持片部14が破損せずに変形できる変位量α
として、保持片部14のブラケット16側に対する折り返し
部17側の変位をとり、また、図5に示すように、係止爪
18が保持片部14より折れることなく変形できる変位量β
として、係止爪18の折り返し部17側に対する先端側18a
の変位をとると、係合部6から係止爪18を係脱する際の
係止爪18の弾性変位量は、係止爪18の変位βに保持片部
14の変位αを加えた(α+β)になる。従って、従来の
蓋体11の裏面側より突設する構造の係止爪18の変位量に
比較して、係合部6から係止爪18を係脱する際の係止爪
18の弾性変位量を大きく取ることができるので、係合部
6と係止爪18との係合に緩みを持たせることなく、開口
部3の係合部6から蓋体11の係止爪18を係脱する係脱操
作を少ない力で無理なく軽快に行うことができる。さら
に、係止爪18は、保持片部14に設けた空間部19に配置さ
れているので、係止爪18の変位に保持片部14が干渉せ
ず、係止爪18の変位量を確保できるとともに、保持片部
14と係止爪18との全体を略板状として薄形化し、構成を
簡略化し、装置を小形化することができる。
【0017】従って、蓋体11を開口部3に取り付ける時
は、まず、図6に示すように、開口部3の係止部5の先
端に蓋体11の係止片部13を係止させ、この係止片部13を
中心としてヒューズ4に向けて蓋体11を回動させる。そ
して、開口部3の他側縁より蓋体11の保持片部14を押し
込むと、係止爪18は係合部6により下方に押し下げられ
るとともに、押し下げられた係止爪18の折り返し部17を
介して保持片部14が下方に押し下げられて、係止爪18の
頂部33が係合部6の先端22を通過する。そして、係止爪
18は変形により生じた弾性により付勢されて、一方の傾
斜部20が係合部6の先端22に当接するので、係止爪18が
係合部6に係合し、蓋体11は開口部3に取り付けられ
る。同時に、蓋体11の保持片部14の間に、係合部6の裏
面側に設けられた位置規制片部31が嵌合し、この位置規
制片部31の両側面が相対する各保持片部14の係止爪18の
側面32と密着する。
【0018】一方、開口部3より蓋体11を外す時は、挿
入穴25に指を挿入して蓋体11を開口部3より手前に引き
出すと、係止爪18は係合部6の先端22により下方に押し
下げられ、さらに、押し下げられた係止爪18の折り返し
部17を介して保持片部14が下方に押し下げられて、係止
爪18の頂部33が係合部6の先端22を通過する。従って、
開口部3の係合部6と蓋体11の係止爪18との係合が解か
れ、さらに、開口部3の係止部5より蓋体11の係止片部
13を外すと、蓋体11が開口部3より外れる。
【0019】このように上記構成によれば、前記係止爪
18は、係止爪18自身が有する弾性と保持片部14の有する
可撓性とにより、係合部6から係止爪18を係脱する際の
係止爪18の弾性変位量を多くとることができる。このた
め、係合部6に係止爪18を緩みを持たせることなく係合
させても、係合部6から係止爪18を係脱する係脱動作を
無理なく少ない力で軽快に行うことができる。従って、
係合部6から係脱される係止爪18に無理な力が作用しな
いので、この係止爪18の破損を防止できる。
【0020】また、蓋体11の保持片部14の間に嵌合され
た位置規制片部31が係止爪18に密着しているので、開口
部3に対する蓋体11の横方向の動きを規制できる。
【0021】なお、上記実施例では、収納体としてヒュ
ーズボックス2について説明したが、本考案は、車両に
設けられた蓋体を開閉自在とする適宜の収納体に同様の
作用効果を有する。
【0022】
【考案の効果】本考案の車両用収納体の蓋体取付装置に
よれば、蓋体の他側部から裏面側に突設された保持片部
は可撓性を有しているとともに、この保持片部の先端
から基端側に向けて突設された係止爪は弾性を有してい
。そこで、開口部の他側縁から係止爪を係脱する際の
係止爪の変位量は、蓋体に対して撓む保持片部の変位量
に、係止爪が弾性変形する変位量を加えたものになり、
変位量を大きくることができる。このため、開口部の
他側縁と係止爪との係合に緩みを持たせることなく係合
させながらも、開口部の他側縁から蓋体の係止爪を係脱
する係脱動作を少ない力で無理なく軽快に行うことがで
きるとともに、係止爪に無理な力が作用せず、開口部か
ら蓋体を着脱する際の係止爪の破損を防止できる。
た、係止爪は、保持片部に設けた空間部に配置されるた
め、係止爪の変位に保持片部が干渉せず、係止爪の変位
量を確保できるとともに、構成を簡略化し、係止爪を設
けた保持片部を薄形化して、装置を小形化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すヒューズボックスの蓋
体取付装置の蓋体の裏面側の斜視図である。
【図2】同上保持片部の上面図である。
【図3】同上保持片部の側面図である。
【図4】同上保持片部の変位を説明する説明図である。
【図5】同上係止爪の変位を説明する説明図である。
【図6】同上開口部からの蓋体の着脱動作を説明する説
明図である。
【図7】同上開口部に取り付けられた蓋体の裏面側から
の平面図である。
【符号の説明】
2 収納体としてのヒューズボックス 3 開口部 11 蓋体 14 保持片部 18 係止爪19 空間部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納体に開口部が設けられ、蓋体の一側
    部が前記開口部の一側縁に係止されるとともに、前記蓋
    体の他側部から裏面側に突設された保持片部に設けられ
    た係止爪が前記開口部の他側縁に係脱自在に係合される
    車両用収納体の蓋体取付装置において、 前記保持片部は可撓性を有して前記蓋体から突設さ
    、 前記係止爪は、前記保持片部に設けられた空間部に、
    記保持片部の先端側から基端側に向かって弾性変形可能
    に突設されたことを特徴とする車両用収納体の蓋体取付
    装置。
JP1991052533U 1991-07-08 1991-07-08 車両用収納体の蓋体取付装置 Expired - Lifetime JP2513775Y2 (ja)

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JPH055606U JPH055606U (ja) 1993-01-26
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JPS578674A (en) * 1980-06-18 1982-01-16 Oshima Takakazu Warehouse body into which heat insulator is entered
JP5127529B2 (ja) * 2008-03-26 2013-01-23 ダイキョーニシカワ株式会社 開閉蓋構造

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