JPH06274117A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH06274117A
JPH06274117A JP6159293A JP6159293A JPH06274117A JP H06274117 A JPH06274117 A JP H06274117A JP 6159293 A JP6159293 A JP 6159293A JP 6159293 A JP6159293 A JP 6159293A JP H06274117 A JPH06274117 A JP H06274117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
terminal
current
voltage
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6159293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Watanabe
敏光 渡邊
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06274117A publication Critical patent/JPH06274117A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、赤,緑,青3本の投写形ブラ
ウン管からなるディスプレイ装置において、投写距離短
縮時に増加するコンバーゼンス回路の消費電力を低く抑
える事にある。 【構成】管面上のラスタが左右対称のキーストーン形状
となる2本の投写形ブラウン管のネック部に取り付けら
れた2個の偏向コイルの接続点に、電流制御素子を設
け、水平周期の補正電流を加える構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写形のブラウン管,
投写レンズ等を用いて構成された投写形の画像表示装置
における偏向回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写形ディスプレイの構成例を図3に、
ディスプレイ上の映像を図4に、図3の投写形ブラウン
管55,56,57の管面上の映像を図5に示す。投写
形ディスプレイは、スクリーン51、投写レンズ52,
53,54、投写形のブラウン管55,56,57、偏
向コイル58,59,60、コンバーゼンスコイル6
1,62,63、コンバーゼンス回路67より構成され
ている。
【0003】投写形ブラウン管56,55の管面上の映
像は、投写レンズ53,52によりスクリーン51上に
拡大投影される。この時のスクリーン51の左右端に到
達する映像光の光路を実線68〜73で示す。投写レン
ズ53からの光は光路68,69であり左右対称(図4
の実線81)となるが、投写レンズ52からの光は左右
における光路長が異なり、左端で短く(光路70)、右
端で長く(光路71)なるため、左側で小さく右側で大
きい映像となる(図4の破線83)。同様に、投写レン
ズ54からの光も同様に図4に示す一点鎖線82とな
る。この様な映像の歪は、キーストーン歪と呼ばれてい
る。
【0004】コンバーゼンス回路67からの補正電流を
コンバーゼンスコイル61に加え、図5に示すように、
例えば、スクリーン51上での破線83の映像光を実線
81の映像光に一致させるためには、投写形ブラウン管
55の管面上の映像を左側で大きく、右側で小さな映像
となるように補正する(映像84とする)事により行っ
ている。同様に、投写形ブラウン管57の管面上の映像
においては、左側で小さく、右側で大きな映像86とな
るように補正する事により、スクリーン51上での映像
光81,82,83を一致させる様に動作している。
【0005】尚、この様な投写形ブラウン管を用いたデ
ィスプレイ装置の構成例の従来例としては、特公昭63
−49433号公報等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、投写レンズの設
計技術の進歩により、投写距離L(投写レンズ53から
スクリーン51までの距離)の短縮が可能となってお
り、ディスプレイのコンパクト化が進みつつある。しか
しながら、図3に示すように、投写距離L寸法の短縮
は、集中角αの増大につながり、赤,緑,青のスクリー
ン51上の映像光のキーストーン歪量も増大する。従っ
て、キーストーン歪補正量の増加が必要となり、コンバ
ーゼンス補正回路67の電力損失の増加、コンバーゼン
スコイルの発熱量の増加という問題が生ずる。一般的
に、コンバーゼンス回路の電力損失は、おおよそキース
トーン歪の2乗に比例して増加するため、コンパクトな
投写形のディスプレイを実現するためには、キーストー
ン歪を如何に低減し、コンバーゼンス回路の電力負担を
減少できるかと言う点が大きな課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】偏向コイル58,59,
60は、通常並列、もしくは直列に接続され、同一の偏
向電流が流れている。上記問題を解決するために、垂直
のこぎり波形と水平のこぎり波形を乗算する回路を設
け、左及び右に配置される投写形ブラウン管55,57
のネック部に装着されている垂直偏向コイル58,60
の共通の接続点に、水平周期の電流を制御できる素子
(例えば、トランスなど)を接続し、前記乗算回路の出
力により前記電流制御素子を駆動する構成となってい
る。
【0008】
【作用】偏向コイル59においては、水平,垂直とも従
来通りの偏向電流が流れるため、投写形ブラウン管56
の管面上のラスタ形状は、糸巻歪みがあるもののほぼ長
方形のラスタとなる。これに対し、垂直偏向コイル5
8,60においては、管面の上下端において水平のこぎ
り波成分の振幅が大きく、管面の中央部において水平の
こぎり波成分の振幅は無い為、水平方向のキーストーン
補正を行ったラスタ形状とする事ができる。この時、偏
向コイル58と偏向コイル60の共通の接続点に電流制
御素子が接続されているので、偏向コイル58と偏向コ
イル60に流れる水平周期ののこぎり波による補正電流
は逆位相となる。従って投写形ブラウン管55,57の
管面上のラスタは、ラスタ84と、ラスタ86と、ほぼ
左右対称のキーストーン補正されたラスタ形状となる。
従って、コンバーゼンス回路67の補正信号中にはキー
ストーン補正を行う必要がなくなるため、回路及びコン
バーゼンスコイルの消費電力が低減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図1により説
明する。図1は、本発明を投写形テレビジョン装置に適
用した例を示す図である。
【0010】同実施例の構成は、垂直のこぎり波発生回
路1、垂直ドライブアンプ2、垂直偏向コイル3,4,
5、コンデンサ6、垂直サイズ調整可変抵抗7、変調ト
ランス8、電圧増幅器9、抵抗10,11、乗算器1
2、水平のこぎり波発生回路13より構成されている。
【0011】変調トランス8において、一次巻線が端子
24,25に接続されており、端子21,23は二次巻
線に接続されている。端子22は二次巻線の中間タップ
である。
【0012】次に動作について説明する。
【0013】垂直のこぎり波発生回路1で発生した垂直
のこぎり波は、垂直ドライブアンプ2の正相側入力端子
に入力され、所定の利得で増幅された後、出力される。
垂直ドライブアンプ2の出力から供給する垂直偏向電流
は、垂直偏向コイル3,4,5に分流する。垂直偏向コ
イル3を流れる垂直偏向電流はそのままコンデンサ6、
抵抗7を通り接地点に流れる。垂直偏向コイル4を流れ
る垂直偏向電流は、変調トランスの2次側のコイルの端
子21から22に流れ、コンデンサ6、抵抗7を通り接
地点に流れる。垂直偏向コイル5を流れる垂直偏向電流
は、変調トランスの2次側のコイルの端子23から22
に流れ、コンデンサ6、抵抗7を通り接地点に流れる。
従って、垂直ドライブアンプ2の出力電流は、全てコン
デンサ6、抵抗7を通り接地点に流入し、抵抗7の両端
には流入電流に比例した電圧を発生する。抵抗7は可変
抵抗器であり、抵抗7の摺動部で発生する電圧は垂直ド
ライブアンプ2の負側入力端子に入力され、正相側に入
力された電圧と等しくなるように、垂直ドライアンプ2
の出力電流が制御されている。尚、コンデンサ6は直流
阻止が目的である。ここまでの動作は従来からの垂直偏
向回路とまったく同一の動作である。
【0014】乗算器12では、垂直のこぎり波発生回路
1で発生した垂直のこぎり波と、水平のこぎり波発生回
路13で発生した水平のこぎり波を振幅変調し、図6に
示す波形89を生成する事ができる。波形89は、電圧
増幅器9、抵抗10,11から構成されるバッファアン
プを通して変調トランス8の端子24に加えられる。変
調トランス8の端子25は接地されており、端子25と
端子24の間に加えられる電圧は、二次側の巻線に巻線
比に応じて誘起され、端子22を基準として、端子23
に正(負)の電圧が発生するときは、端子21には負
(正)の電圧が発生する。従って、垂直偏向コイル5を
流れる電流は減少し、垂直偏向コイル4に流れる電流は
増加する。
【0015】従って、垂直偏向コイル5に流れる電流は
図6における波形87となり、垂直偏向コイル4に流れ
る電流は波形88となり、図5におけるラスタ84,8
6を得る事ができる。この時、変調トランス8、垂直偏
向コイル5,4は、閉路を形成するため、垂直偏向コイ
ル5における電流の減少量と垂直偏向コイル4における
電流の増加量は等しく、端子22からコンデンサ6に向
かって流れる電流は、本来の垂直ドライブアンプ2から
垂直偏向コイル4,5への流入電流のみとなるので主偏
向回路の動作に影響を与える事はない。
【0016】次に、本発明の第二の実施例を図2に示
す。図2は、本発明を投写形テレビジョン装置に適用し
た例を示す図である。
【0017】同実施例の構成は、垂直のこぎり波発生回
路1、垂直ドライブアンプ2、垂直偏向コイル34,3
5,36、コンデンサ6、垂直サイズ調整可変抵抗7、
変調トランス28、電圧増幅器9、抵抗10,11、乗
算器12、水平のこぎり波発生回路13、コンデンサ2
6,27より構成されている。変調トランス28におい
て、一次巻線が端子32,33に接続されており、端子
29,30,31は二次巻線に接続されている。
【0018】次に動作について説明する。
【0019】垂直のこぎり波発生回路1で発生した垂直
のこぎり波は、垂直ドライブアンプ2の正相側入力端子
に入力され、所定の利得で増幅された後、出力される。
垂直ドライブアンプ2の出力から供給する垂直偏向電流
は、直列接続された垂直偏向コイル34,35,36に
流れる。垂直偏向コイル34を流れる垂直偏向電流はコ
ンデンサ6、抵抗7を通り接地点に流れ、抵抗7の両端
には流入電流に比例した電圧を発生する。
【0020】抵抗7は可変抵抗器であり、抵抗7の摺動
部からの電圧は垂直ドライブアンプ2の負側入力端子に
入力され、正相側に入力された電圧と等しくなるよう
に、垂直ドライブアンプ2の出力電流が制御されてい
る。尚、コンデンサ6は直流阻止が目的である。ここま
での動作は従来からの垂直偏向回路とまったく同一の動
作である。
【0021】乗算器12では、垂直のこぎり波発生回路
1で発生した垂直のこぎり波と、水平のこぎり波発生回
路13で発生した水平のこぎり波を振幅変調し、図6に
示す波形89を生成する事ができる。波形89は、電圧
増幅器9、抵抗10,11から構成されるバッファアン
プを通して変調トランス28の端子32に加えられる。
変調トランス28の端子33は接地されており、端子3
2に加えられる電圧が正(負)の場合は、端子30を基
準として端子31に正、端子29に負の電圧が誘起す
る。端子31に誘起された正の電圧は、コンデンサ2
7,垂直偏向コイル36,端子30で構成される閉路に
電流が流れる。この閉路電流は、垂直ドライブアンプ2
からの主偏向電流に対して逆方向である。また、端子2
9に誘起された正の電圧は、コンデンサ26,垂直偏向
コイル35,端子30で構成される閉路に電流が流れ
る。この閉路電流は、垂直ドライブアンプ2からの主偏
向電流に対して同方向である。コンデンサ26,27
は、垂直周期の電流に対しては高いインピーダンスを保
ち、水平周期の電流に対しては低いインピーダンスとな
るように設定する。
【0022】従って、図6の波形89が端子32に加え
られると、垂直偏向コイル35に流れる電流は図6にお
ける波形87となり、垂直偏向コイル36に流れる電流
は波形88となり、図5におけるラスタ86,84を得
る事ができる。この時、変調トランス28の二次巻線の
巻き回数を等しくする事により、垂直偏向コイル35に
おける電流の減少量と垂直偏向コイル36における電流
の増加量は等しく、コンデンサ6に向かって流れ込む電
流は本来の垂直アンプ2からの流入電流のみとなるので
主偏向回路の動作に影響を与える事はない。
【0023】第1及び第2の実施例において、管面上の
ラスタ形状を、コンバーゼンス回路による補正を行うこ
となく、あらかじめキーストーン補正を行う事ができ、
コンバーゼンス回路及び、コンバーゼンスコイルの電力
負担が軽減できる。また、第1の実施例においては、垂
直ドライブアンプ2からの主偏向電流は、変調トランス
8の二次側を流れるが、変調トランス内部で発生する磁
界は互いに打ち消し合う向きであるため、トランスのコ
アの飽和等は起こりにくく、比較的小さなトランスを用
いる事が可能である。第2の実施例においても、変調ト
ランスに垂直ドライブアンプ2からの主偏向電流は流れ
ていないので、同様にトランスのコア飽和等は起こりに
くく、比較的小さなトランスを用いる事が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本実施例によれ
ば、偏向コイルに流れる垂直偏向電流に水平周期ののこ
ぎり波電流を重畳する事ができ、管面上のラスタのキー
ストーン補正を行う事ができる。従って、コンバーゼン
ス回路、コンバーゼンスコイルの電力損失を低減する事
ができ、コンパクトな投写形のディスプレイを構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すディスプレイ装置
の第1の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すディスプレイ装置
の第2の構成図である。
【図3】従来の投写形のディスプレイ装置の構成例を示
す図である。
【図4】図3におけるディスプレイ装置の動作を示す図
である。
【図5】図3におけるディスプレイ装置の動作を示す図
である。
【図6】図1における実施例の動作を示す図である。
【符号の説明】
1…垂直のこぎり波発生回路、2…垂直ドライブアン
プ、3,4,5,34,35,36…垂直偏向コイル、
6…コンデンサ、7…可変抵抗、8,28…変調トラン
ス、9…電圧増幅器、10,11…抵抗、12…乗算
器、13…水平のこぎり波発生回路、87,88,89
…信号波形。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ赤,緑,青の3本のブラウン管、
    3本の投写レンズ、及び該3本のブラウン管のネック部
    に装着された3個の偏向コイルからなる投写形のディス
    プレイ装置において、該3本のブラウン管がインライン
    配置(左,中央,右)され、左側及び右側に配置される
    2本のブラウン管に装着された前記2個の偏向コイルに
    互いに逆位相の電流を流す事のできる素子(例えば、ト
    ランス等)を接続してなる偏向回路を用いたことを特徴
    とするディスプレイ装置。
JP6159293A 1993-03-22 1993-03-22 ディスプレイ装置 Pending JPH06274117A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6159293A JPH06274117A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ディスプレイ装置

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JP6159293A JPH06274117A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ディスプレイ装置

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JP6159293A Pending JPH06274117A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ディスプレイ装置

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