JP3198544B2 - コンバージェンス補正装置 - Google Patents

コンバージェンス補正装置

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JP3198544B2
JP3198544B2 JP20032191A JP20032191A JP3198544B2 JP 3198544 B2 JP3198544 B2 JP 3198544B2 JP 20032191 A JP20032191 A JP 20032191A JP 20032191 A JP20032191 A JP 20032191A JP 3198544 B2 JP3198544 B2 JP 3198544B2
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恭介 青木
幸雄 中村
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和彦 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー陰極線管のコンバ
ージェンスを補正するコンバージェンス補正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に画面位置に応じて補正量
を可変し横ミスコンバージェンス量に対応した補正を行
うことができるコンバージェンス補正装置を提案した
(特願平3−47185号出願書類参照)。
【0003】このコンバージェンス補正装置を図4及び
図5に基づいて説明する。図4において、閉磁路を構成
するコア1には第1〜第4コイルL1〜L4が巻回され、
第1コイルL1と第4コイルL4及び第2コイルL2と第
3コイルL3がそれぞれバイファイラ巻きで巻き付けら
れている。そして、第1コイルL1及び第4コイルL4
第2コイルL2及び第3コイルL3とに同一方向に電流が
流れたとき発生する磁界の方向が、破線矢印方向のバイ
アス磁界に対して一方が同一方向、他方が逆方向となる
ように配置されている。
【0004】また、コア1にはバイアス用コイルLB
巻回され、このバイアス用コイルLBには垂直周期のパ
ラボラ状波形電流が供給されている。この通電によって
コア1には破線矢印方向のバイアス磁界が発生する。
【0005】図5にはコンバージェンス補正回路の等価
回路図が示されている。図5において、第1コイルL1
と第2コイルL2及び第3コイルL3と第4コイルL4
それぞれ直列接続され、且つ、この双方の直列回路が並
列接続され、この並列接続の各接続点から端子t1及び
端子t2が導出されている。この端子t1,t2間に水平
偏向電流が通電される。又、第1コイルL1及び第2コ
イルL2の共通接続点と第3コイルL3及び第4コイルL
4の共通接続点との間にコンバージェンス補正用コイル
Cが接続されている。このコンバージェンス補正用コ
イルLCは4分割のコイルが90°間隔に配置され、ブ
ラウン管のネック部内に四重極磁界を発生するよう構成
されている。
【0006】上記構成において、端子t1,t2間に水平
偏向電流を通電する。端子t1から端子t2に電流が流れ
ると、第2コイルL2及び第3コイルL3からはバイアス
磁界と反対方向の磁束(図4のA方向)が発生し、第1
コイルL1及び第4コイルL4からはバイアス磁界と反対
方向の磁束(図4のB方向)が発生する。第2コイルL
2及び第3コイルL3の磁束はバイアス磁界と反対方向で
あるためインダクタンスが増加し、第1コイルL1及び
第4コイルL4の磁束はバイアス磁界と同一方向である
ためインダクタンスが減少する。従って、端子t1から
の電流は図5の実線で示すように第1コイルL1を介し
てコンバージェンス補正用コイルLCに流れ、第4コイ
ルL4を介して端子t2に流れる。
【0007】また、端子t2から端子t1に電流が流れる
と、前記と反対に第2コイルL2及び第3コイルL3から
バイアス磁界と同一方向の磁束(図4の反A方向)が発
生し、第1コイルL1及び第4コイルL4からバイアス磁
界と反対方向の磁束(図4の反B方向)が発生するた
め、第2コイルL2及び第3コイルL3のインダクタンス
が減少し、第1コイルL1及び第4コイルL4のインダク
タンスが増加する。従って、端子t2からの電流は図5
の破線で示すように第2コイルL2を介してコンバージ
ェンス補正用コイルLCに流れ、第3コイルL3を介して
端子t1に流れる。
【0008】コンバージェンス補正用コンバージェンス
Cには電流の方向にかかわらず図5に示す如く同一方
向の電流が流れるためコンバージェンス補正用コイルL
Cに流れる電流波形はパラボラ状波形に近いものとな
る。しかも、バイアス用コイルLBには垂直周期のパラ
ボラ状波形電流が通電されて上記電流波形が変調を受け
たものとなるため画面中央部では補正量が小さくコーナ
部に近づくに従って補正量が大きくなり実際の横コスコ
ンバージェンス量に対応した補正が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によればコンバージェンス補正用コイルLC供給用と
バイアス用コイルLB供給用の二種類の波形電流を用
い、コンバージェンス補正用コイルLCのものは水平偏
向電流より簡単な構成で作成したものを用いるが、バイ
アス用コイルLBのものは別途作成しているためその分
装置が複雑になるという欠点があった。
【0010】そこで、本発明は水平偏向電流と垂直偏向
電流を利用し簡単な構成でコンバージェンス補正用電流
を作ることにより装置全体の構成が簡略化されるコンバ
ージェンス補正装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明にかかるコンバージェンス補正装置は、一定の
バイアス磁界が与えられた第1コアに、第1コイル及び
第4コイルに対する前記バイアス磁界と第2コイル及び
第3コイルに対する前記バイアス磁界とが逆方向となる
よう前記第1乃至第4コイルを巻回し、前記第1コイル
と前記第2コイルを直列接続し、前記第3コイルと前記
第4コイルを直列接続し、前記第1コイル及び前記第2
コイルの直列回路と前記第3コイル及び前記第4コイル
の直列回路とを並列接続し、この並列接続点間に水平偏
向電流を供給し、第2コアに第5コイルと第6コイルを
巻回すると共にバイアス用コイルを巻回し、このバイア
ス用コイルに垂直偏向電流を供給して前記第2コアにバ
イアス磁界を発生し、前記第1コイル及び前記第2コイ
ルの共通接続点と前記第3コイル及び前記第4コイルの
共通接続点との間に、前記第5コイル及び第7コイルの
直列回路と前記第6コイル及び第8コイルの直列回路と
を並列に、且つ、前記第5コイルと前記第6コイルとが
対角位置となるよう接続し、前記第5コイル及び前記第
7コイルの共通接続点と前記第6コイル及び前記第8コ
イルの共通接続点との間にコンバージェンス補正用コイ
ルを接続し、このコンバージェンス補正用コイルを通電
時に四重極磁界を発生するよう配置した
【0012】
【作用】水平偏向電流が第1乃至第4コイルに通電され
ると、バイアス磁界の影響で第5乃至第8コイルを構成
する回路には水平周期の略パラボラ状波形電流が供給さ
れる一方、垂直偏向電流がバイアス用コイルに通電され
て第5及び第6コイルがこのバイアス磁界の影響を受け
て第5及び第6コイルのインダクタンスが変化し、垂直
偏向電流の値が増加すると第5及び第6コイルのインダ
クタンスが小さくなるため第5コイル側に流れる電流値
と第8コイル側に流れる電流値に差が生じ、この差電流
がコンバージェンス補正用コイルに流れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図3には本発明を適用した偏向装置が示さ
れている。図1に偏向装置の概略構成図、図2にはその
等価回路図がそれぞれ示されている。
【0014】図1において、第1コア2はコア片2aと
このコア片2aの両端に各永久マグネット3を介して固
定されたコア片2bとから成り、コア2と永久マグネッ
ト3によって閉磁路が形成されている。一対のマグネッ
ト3は同一方向に磁界が発生するよう各極が配置され、
この一対のマグネット3によってコア2に一定のバイア
ス磁界が形成されている。
【0015】第1コイルL1と第4コイルL4は第1コア
2にボビン(図示せず)を介して、又、第2コイルL2
と第3コイルL3は第1コア2に他のボビン(図示せ
ず)を介してバイファイラ巻きでそれぞれ巻き付けられ
ている。そして、各コイルL1〜L4に同一方向の電流が
流れたとき、発生する磁界の方向が永久マグネット3に
よるバイアス磁界に対して一方が同一方向、他方が逆方
向となるように配置されている。
【0016】第5コイルと第6コイルL5,L6は閉磁路
を構成する第2コア4に各ボビン(図示せず)を介して
巻き付けられ、この第2コア4にはさらにバイアス用コ
イルLBも巻き付けられている。
【0017】第7コイルL7及び第8コイルL8はボビン
(図示せず)にバイファイラ巻で巻き付けられ、ネジコ
ア5の出し入れによってインダクタンスが可変される。
【0018】コンバージェンス補正用コイルLCは4分
割されたコイル部から成り、この4個のコイル部がブラ
ウン管のネック部に90°間隔に配置されている。
【0019】図2において、第1乃至第4コイルL1
4は従来例のものと同様に結線され、この第1乃至第
4コイルL1〜L4の回路が水平偏向コイルLHに直列に
接続されている。従って、第1乃至第4コイルL1〜L4
の回路には水平偏向電流が供給される。
【0020】第1コイルL1及び第2コイルL2の共通接
続点と第3コイルL3及び第4コイルL4の共通接続点と
の間には、第5コイルL5及び第7コイルL7の直列回路
と第8コイルL8及び第6コイルL6の直列回路とを並列
に接続して結線されている。そして、第5コイルL5
び第6コイルL6とは対角位置となるよう接続されてお
り、第7コイルL7及び第8コイルL8のネジコア5の位
置調整によって第7コイルL7と第8コイルL8のインダ
クタンスが第5コイルL5及び第6コイルL6と同じに設
定してある。従って、垂直偏向電流の値がゼロのとき下
記するコンバージェンス補正用コイルLCには電流が流
れない。第5コイルL5及び第7コイルL7の共通接続点
と第6コイルL6及び第8コイルL8の共通接続点との間
にコンバージェンス補正用コイルLCが接続されてい
る。
【0021】バイアス用コイルLBは垂直偏向コイルLV
に直列接続されており、バイアス用コイルLBには垂直
偏向電流が供給される。
【0022】以下、上記構成の作用について説明する。
水平偏向電流が第1乃至第4コイルL1〜L4に通電され
ると、従来例で説明したように第5乃至第8コイルL5
〜L8を構成する回路には図3の(a)で示す如く水平
周期の略パラボラ状波形電流i1が供給される。但し、
バイアス磁界は一定のため垂直周期の変調を受けない波
形となる。
【0023】一方、垂直偏向電流バイアス用コイルLB
に通電されると、第5コイルL5及び第6コイルL6がこ
のバイアス磁界の影響を受けてインダクタンスを変化さ
せる。バイアス磁界は垂直偏向電流に対応して変化し、
垂直偏向電流の値が増加すると第5及び第6コイル
5,L6のインダクタンスが小さくなるため第5コイル
5側に流れる電流i2と第8コイルL8側に流れる電流
3の値に差が生じ、その差電流i4がコンバージェンス
補正用コイルLCに流れる。図3の(b)に示すように
電流i2は垂直周期の変調を受けるため、コンバージェ
ンス補正用コイルLCには図3の(d)に示すような垂
直周期で略パラボラ状に変調を受けた波形電流が通電さ
れる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一定
のバイアス磁界がかけられた第1コアに第1乃至第4コ
イルを所定規則に従って巻回し、ブリッジ状に結線した
第1乃至第4コイルに水平偏向電流を供給して水平周期
の略パラボラ状波形電流を作り、この略パラボラ状波形
電流をさらにブリッジ状に結線した第5乃至第8コイル
に供給し、第5乃至第8コイルのブリッジ中央にコンバ
ージェンス補正用コイルを接続し、第5乃至第8コイル
の対角位置にある一対のコイルをバイアス用コイルが巻
回された第2コアに巻回し、バイアス用コイルに垂直偏
向電流を供給して前記一対のコイルのインダクタンスを
可変したので、偏向装置で使用する水平偏向電流及び垂
直偏向電流の波形を用いて簡単な構成で必要とするコン
バージェンス補正電流が得られるため、装置全体の構成
を簡略化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏向装置の回路構成図(実施例)。
【図2】等価回路図(実施例)。
【図3】各部の波形図(実施例)。
【図4】コンバージェンス補正装置の概略構成図(従来
例)。
【図5】等価回路図(従来例)。
【符号の説明】
2…第1コア、3…第2コア、L1〜L8…第1〜第8コ
イル、LB…バイアス用コイル、LC…コンバージェンス
補正用コイル。
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 和彦 福島県安達郡本宮町字樋ノ口2番地 本 宮電子株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−298943(JP,A) 特開 平1−97090(JP,A) 特開 昭61−269835(JP,A) 特開 昭63−309087(JP,A) 特開 平2−177788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/28 H01J 29/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のバイアス磁界が与えられた第1コ
    アに、第1コイル及び第4コイルに対する前記バイアス
    磁界と第2コイル及び第3コイルに対する前記バイアス
    磁界とが逆方向となるよう前記第1乃至第4コイルを巻
    回し、前記第1コイルと前記第2コイルを直列接続し、
    前記第3コイルと前記第4コイルを直列接続し、前記第
    1コイル及び前記第2コイルの直列回路と前記第3コイ
    ル及び前記第4コイルの直列回路とを並列接続し、この
    並列接続点間に水平偏向電流を供給し、 第2コアに第5コイルと第6コイルを巻回すると共にバ
    イアス用コイルを巻回し、このバイアス用コイルに垂直
    偏向電流を供給して前記第2コアにバイアス磁界を発生
    し、 前記第1コイル及び前記第2コイルの共通接続点と前記
    第3コイル及び前記第4コイルの共通接続点との間に、
    前記第5コイル及び第7コイルの直列回路と前記第6コ
    イル及び第8コイルの直列回路とを並列に、且つ、前記
    第5コイルと前記第6コイルとが対角位置となるよう接
    続し、前記第5コイル及び前記第7コイルの共通接続点
    と前記第6コイル及び前記第8コイルの共通接続点との
    間にコンバージェンス補正用コイルを接続し、このコン
    バージェンス補正用コイルを通電時に四重極磁界を発生
    するよう配置したことを特徴とするコンバージェンス補
    正装置。
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