JP3049794B2 - コンバージェンス補正装置 - Google Patents
コンバージェンス補正装置Info
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- JP3049794B2 JP3049794B2 JP3047184A JP4718491A JP3049794B2 JP 3049794 B2 JP3049794 B2 JP 3049794B2 JP 3047184 A JP3047184 A JP 3047184A JP 4718491 A JP4718491 A JP 4718491A JP 3049794 B2 JP3049794 B2 JP 3049794B2
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- correction
- diodes
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- parallel
- correction device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー陰極線管のコンバ
ージェンスを補正するコンバージェンス補正装置に関す
る。
ージェンスを補正するコンバージェンス補正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より縦軸上の弓形横ミスコンバージ
ェンスの補正を補正用偏向ヨークで行うことが提案され
ている。そして、弓形横ミスコンバージェンスは図7
(a)に示すような特性を有することから理論的に補正
用偏向ヨークにはパラボラ状波形電流を供給することが
望ましい。
ェンスの補正を補正用偏向ヨークで行うことが提案され
ている。そして、弓形横ミスコンバージェンスは図7
(a)に示すような特性を有することから理論的に補正
用偏向ヨークにはパラボラ状波形電流を供給することが
望ましい。
【0003】しかし、パラボラ状波形電流の生成回路を
新たに設けるとコスト的負担等が大きくなるため垂直偏
向電流を利用したものが提案されている。図4にはかか
るコンバージェンス補正装置の従来の回路図が示されて
いる。
新たに設けるとコスト的負担等が大きくなるため垂直偏
向電流を利用したものが提案されている。図4にはかか
るコンバージェンス補正装置の従来の回路図が示されて
いる。
【0004】図4において、補正コイルLA,LBとダイ
オードDA,DBを直列接続した2つの回路を有し、この
2つの回路が互いのダイオードDA,DBの導通方向を逆
にして並列に接続されている。
オードDA,DBを直列接続した2つの回路を有し、この
2つの回路が互いのダイオードDA,DBの導通方向を逆
にして並列に接続されている。
【0005】双方の補正コイルLA,LBは図5に示すよ
うに、補正コア1にバイファイラ巻きで巻回され、互い
に逆方向の通電で同一方向の補正磁界を生成するよう構
成されている。そして、前記並列接続された接続点に垂
直偏向電流が供給される。
うに、補正コア1にバイファイラ巻きで巻回され、互い
に逆方向の通電で同一方向の補正磁界を生成するよう構
成されている。そして、前記並列接続された接続点に垂
直偏向電流が供給される。
【0006】上記構成において、図6の(a)に示す垂
直偏向電流が供給されると、図4に示す如く正相では補
正コイルLAにA方向に電流が通電され、負相では補正
コイルLBにB方向に電流が通電される。そして、2つ
の補正コイルLA,LBは逆方向電流で同一の補正磁界を
生成する関係のため、双方の補正コイルLA,LBの合計
電流波形は図6の(b)に示すようになる。
直偏向電流が供給されると、図4に示す如く正相では補
正コイルLAにA方向に電流が通電され、負相では補正
コイルLBにB方向に電流が通電される。そして、2つ
の補正コイルLA,LBは逆方向電流で同一の補正磁界を
生成する関係のため、双方の補正コイルLA,LBの合計
電流波形は図6の(b)に示すようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
流波形はパラボラ状波形とはほど遠いため画面中間部に
おいて若干のオーバ補正を生じるという欠点があった。
流波形はパラボラ状波形とはほど遠いため画面中間部に
おいて若干のオーバ補正を生じるという欠点があった。
【0008】そこで、本発明は垂直偏向電流を利用する
ものにあってパラボラ状波形に近い電流波形を補正コイ
ルに供給するようにして補正精度の向上となるコンバー
ジェンス補正装置を提供することを課題とする。
ものにあってパラボラ状波形に近い電流波形を補正コイ
ルに供給するようにして補正精度の向上となるコンバー
ジェンス補正装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のコンバージェンス補正装置は、補正コイルと
ダイオードを直列接続した2組の回路を互いのダイオー
ドの導通方向を逆にして並列に接続し、前記双方の補正
コイルが互いに逆方向の通電で同一方向の補正磁界を生
じるようバイファイラ巻きで補正コアに巻回し、前記並
列回路の両端に垂直偏向電流を供給するコンバージェン
ス補正装置において、前記双方のダイオードにそれぞれ
各ダイオードと導通方向を同じくする複数のダイオード
の直列回路を各段毎にダイオードの個数を異ならせて1
段以上並列に接続したものである。
の本発明のコンバージェンス補正装置は、補正コイルと
ダイオードを直列接続した2組の回路を互いのダイオー
ドの導通方向を逆にして並列に接続し、前記双方の補正
コイルが互いに逆方向の通電で同一方向の補正磁界を生
じるようバイファイラ巻きで補正コアに巻回し、前記並
列回路の両端に垂直偏向電流を供給するコンバージェン
ス補正装置において、前記双方のダイオードにそれぞれ
各ダイオードと導通方向を同じくする複数のダイオード
の直列回路を各段毎にダイオードの個数を異ならせて1
段以上並列に接続したものである。
【0010】
【作用】ノコギリ波状の垂直偏向電流が供給されると、
単一のダイオードのみの回路はある順方向電圧(以後、
「V 0 」という。)以上で導通し、複数のダイオードの
回路はV 0 の複数倍の電圧になったときにそれぞれ導通
するため補正コイルに流れる電流波形は多段的に傾斜を
変えてパラボラ状に近いものとなる。
単一のダイオードのみの回路はある順方向電圧(以後、
「V 0 」という。)以上で導通し、複数のダイオードの
回路はV 0 の複数倍の電圧になったときにそれぞれ導通
するため補正コイルに流れる電流波形は多段的に傾斜を
変えてパラボラ状に近いものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図3には本発明の一実施例が示されてい
る。
る。図1から図3には本発明の一実施例が示されてい
る。
【0012】図1にはコンバージェンス補正装置の回路
ブロック図が示されている。図1において、従来と同一
構成箇所は従来の図4と同一符号を付してその説明を省
略する。
ブロック図が示されている。図1において、従来と同一
構成箇所は従来の図4と同一符号を付してその説明を省
略する。
【0013】即ち、双方のダイオードDA,DBにはそれ
ぞれ各ダイオードDA,DBと導通方向を同じくする複数
(N個)のダイオードD1〜DNの直列回路が並列に接続
されている点が異なるのみである。他の構成は従来例と
同一である。
ぞれ各ダイオードDA,DBと導通方向を同じくする複数
(N個)のダイオードD1〜DNの直列回路が並列に接続
されている点が異なるのみである。他の構成は従来例と
同一である。
【0014】上記構成において、図2の(a)に示す如
くノコギリ波状の垂直偏向電流が供給されると、正相で
図1のA方向に電流が流れ、逆相で図1のB方向に電流
が流れる。
くノコギリ波状の垂直偏向電流が供給されると、正相で
図1のA方向に電流が流れ、逆相で図1のB方向に電流
が流れる。
【0015】そして、単一のダイオードDA,DBはV
0 以上が印加されたときに導通し、複数(N個)のダイ
オードD1〜DNの直列回路はV 0 のN倍の電圧が印加
されたときに通電する。
0 以上が印加されたときに導通し、複数(N個)のダイ
オードD1〜DNの直列回路はV 0 のN倍の電圧が印加
されたときに通電する。
【0016】従って、補正コイルLA,LBにはそれらの
合計電流が通電されるために図2の(b)に示す如くパ
ラボラ状波形に近い電流が通電される。このパラボラ状
波形の電流によって縦軸上の横ミスコンバージェンスは
図3に示す如く適正に補正される。
合計電流が通電されるために図2の(b)に示す如くパ
ラボラ状波形に近い電流が通電される。このパラボラ状
波形の電流によって縦軸上の横ミスコンバージェンスは
図3に示す如く適正に補正される。
【0017】尚、図1にて仮想線で示すように各ダイオ
ードDA,DBに直列に抵抗を挿入したり、複数のダイオ
ードD1〜DNの直列回路の一端を各補正コイルLA,LB
の途中に接続することによって電流波形の波形調整を行
うことができる。
ードDA,DBに直列に抵抗を挿入したり、複数のダイオ
ードD1〜DNの直列回路の一端を各補正コイルLA,LB
の途中に接続することによって電流波形の波形調整を行
うことができる。
【0018】尚、上記実施例においては双方のダイオー
ドDA,DBにダイオードの回路をそれぞれ1段しか並列
に接続していないが、ダイオードの数を異ならしめた回
路を2段以上並列に接続すればさらにパラボラ状波形に
近い電流波形を得ることができ、より補正精度が向上す
る。
ドDA,DBにダイオードの回路をそれぞれ1段しか並列
に接続していないが、ダイオードの数を異ならしめた回
路を2段以上並列に接続すればさらにパラボラ状波形に
近い電流波形を得ることができ、より補正精度が向上す
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、補正
コイルとダイオードを直列接続した2組の回路を互いの
ダイオードの方向を逆にして並列接続し、この接続間に
垂直偏向電流を供給するコンバージェンス補正装置にお
いて、前記各ダイオードに導通方向を同じくする複数の
ダイオードの直列回路を並列に接続したので、補正コイ
ルに供給される電流波形がパラボラ状に近くなり補正精
度の向上になるという効果を奏する。
コイルとダイオードを直列接続した2組の回路を互いの
ダイオードの方向を逆にして並列接続し、この接続間に
垂直偏向電流を供給するコンバージェンス補正装置にお
いて、前記各ダイオードに導通方向を同じくする複数の
ダイオードの直列回路を並列に接続したので、補正コイ
ルに供給される電流波形がパラボラ状に近くなり補正精
度の向上になるという効果を奏する。
【図1】コンバージェンス補正装置の回路ブロック図
(実施例)。
(実施例)。
【図2】補正コイルの電流波形図(実施例)。
【図3】縦軸上の各電子ビームの照射位置を示す図(実
施例)。
施例)。
【図4】コンバージェンス補正装置の回路ブロック図
(従来例)。
(従来例)。
【図5】補正ヨークの概略図(従来例)。
【図6】補正コイルの電流波形図(従来例)。
【図7】(a)は補正しない場合における縦軸上の各電
子ビームの照射位置を示す図であり、(b)は補正した
場合における縦軸上の各電子ビームの照射位置を示す図
(従来例)。
子ビームの照射位置を示す図であり、(b)は補正した
場合における縦軸上の各電子ビームの照射位置を示す図
(従来例)。
【符号の説明】 LA,LB…補正コイル、DA,DB,D1〜DN…ダイオー
ド。
ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幸雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−35440(JP,A) 特開 昭61−148751(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76 H04N 9/28
Claims (1)
- 【請求項1】 補正コイルとダイオードを直列接続した
2組の回路を互いのダイオードの導通方向を逆にして並
列に接続し、前記双方の補正コイルが互いに逆方向の通
電で同一方向の補正磁界を生じるようバイファイラ巻き
で補正コアに巻回し、前記並列回路の両端に垂直偏向電
流を供給するコンバージェンス補正装置において、前記
双方のダイオードにそれぞれ各ダイオードと導通方向を
同じくする複数のダイオードの直列回路を各段毎にダイ
オードの個数を異ならせて1段以上並列に接続したこと
を特徴とするコンバージェンス補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3047184A JP3049794B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | コンバージェンス補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3047184A JP3049794B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | コンバージェンス補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298942A JPH04298942A (ja) | 1992-10-22 |
JP3049794B2 true JP3049794B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12768010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3047184A Expired - Fee Related JP3049794B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | コンバージェンス補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6759815B2 (en) * | 2001-09-03 | 2004-07-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Color picture tube device in which YH misconvergence is corrected |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3047184A patent/JP3049794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04298942A (ja) | 1992-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |