JPH07184220A - コンバーゼンス補正装置 - Google Patents

コンバーゼンス補正装置

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JPH07184220A
JPH07184220A JP32356793A JP32356793A JPH07184220A JP H07184220 A JPH07184220 A JP H07184220A JP 32356793 A JP32356793 A JP 32356793A JP 32356793 A JP32356793 A JP 32356793A JP H07184220 A JPH07184220 A JP H07184220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
convergence correction
power supply
voltage
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP32356793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Misonoo
丈裕 御園生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP32356793A priority Critical patent/JPH07184220A/ja
Publication of JPH07184220A publication Critical patent/JPH07184220A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面の中間部分のみミスコンバーゼンス量が
増加し、画面の上下端部にかけてミスコンバーゼンス量
が増加しないパターンの横ミスコンバーゼンスを補正す
る。 【構成】 四重極磁界を発生するよう配置されたコンバ
ーゼンス補正コイルL1,L2に、ダイオードDと抵抗R
との直列回路を並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管の縦軸
上の横ミスコンバーゼンスを補正するコンバーゼンス補
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電子ビームの通過領域に四重極
磁界を発生させて縦軸上の横ミスコンバーゼンスを補正
する技術が知られている。図12(a)にはかかるコン
バーゼンス補正装置の概略構成図が、図12(b)には
その概略回路図がそれぞれ示されている。図12
(a),(b)において、カラー陰極線管のネック部1
には左右一対のコア2が配置され、この各コア2にはコ
ンバーゼンス補正コイルL1,L2がそれぞれ巻き付けら
れている。この一対のコンバーゼンス補正コイルL1
2は電源Eに対して直列に接続されている。そして、
図13に示すように、電源Eより垂直走査区間周期の略
パラボラ波状の電圧を印加すると、コンバーゼンス補正
コイルL1,L2には同様に略パラボラ波状の電流が流れ
る。ネック部1内にはこの電流に比例する四重極磁界が
発生し、図14に示す弓形横ミスコンバーゼンスを補正
することができる。
【0003】また、図15に示すように、電源Eより垂
直走査区間周期のノコギリ波状の電圧を印加すると、コ
ンバーゼンス補正コイルL1,L2には同様にノコギリ波
状の電流が流れ、図16に示す非対称横ミスコンバーゼ
ンスを補正することができる。
【0004】ここで、横ミスコンバーゼンスのパターン
にはあらゆるパターンが考えられる。例えば弓形横ミス
コンバーゼンスが画面中間部に対して画面上下端部のミ
スコンバーゼンス量がさほど大きくならない場合があ
り、本出願人はこのようなパターンに対しては図17に
示す回路を提案した(特願平3−47184号出願書類
参照)。図17において、この回路では一対のコンバー
ゼンス補正コイルL1,L2に対してダイオードD1と抵
抗Rの並列回路が直列に接続されている。電源Eの電圧
が一定以下ではダイオードD1がオープン状態となり抵
抗Rを介して電流が流れるためコンバーゼンス補正コイ
ルL1,L2にはより少ない電流Iしか流れない。そのた
め、図18に示すように、電源Eより垂直走査区間周期
のパラボラ状の電圧を印加すると、コンバーゼンス補正
コイルL1,L2にはよりパラボラ波形に近い電流が流
れ、パラボラ状の弓形横ミスコンバーゼンスが補正され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な横
ミスコンバーゼンスは画面の中間部に対して上下端部側
に行くに従ってミスコンバーゼンス量が増加するのが通
常であるが、何らかの原因で図19又は図20に示す如
く画面の中間部分のみミスコンバーゼンス量が増加し、
画面の上下端部にかけてミスコンバーゼンス量が増加し
ない場合もある。このような場合、前記した補正装置で
はミスコンバーゼンスのパターンとの整合がとれず有効
な補正ができない。
【0006】そこで、本発明は画面の中間部分のみミス
コンバーゼンス量が増加し、画面の上下端部にかけてミ
スコンバーゼンス量が増加しないようなパターンでも有
効な補正が行えるコンバーゼンス補正装置を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明のコンバーゼンス補正装置は、四重極磁界を発
生するよう配置されたコンバーゼンス補正コイルに、ダ
イオードと抵抗との直列回路を並列に接続したものであ
る。
【0008】
【作用】コンバーゼンス補正コイルの両端電圧がダイオ
ードの順方向電圧以下のときにはダイオードがオープン
状態で抵抗に電流が流れないために電源からの電流は全
てコンバーゼンス補正コイルに流れ、又、コンバーゼン
ス補正コイルの両端電圧がダイオードの順方向電圧を越
えるとダイオードがショート状態で電源から見込んだイ
ンピーダンスが減少して負荷への電流の傾きが大きくな
る一方、コンバーゼンス補正コイルの両端電圧が低くな
り補正電流の傾きが小さくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図5には本発明の第1実施例が示されてい
る。図1(a)には原理回路図、図1(b)にはその等
価回路図がそれぞれ示されている。図1(a),(b)
において、左右のコンバーゼンス補正コイルL1,L2
直列に接続され、この直列回路の両端に電源Eが接続さ
れている。コンバーゼンス補正コイルL1,L2には抵抗
RとダイオードDとの直列回路が並列に接続されてい
る。又、図1(b)において、RLはコンバーゼンス補
正コイルL1,L2の等価抵抗、ROは電源出力の等価抵
抗である。
【0010】図1(b)において、電源Eからの出力電
圧VOがダイオードDの順方向電圧未満であると、ダイ
オードDがオープンの状態となる。すると、抵抗Rには
電流IRが流れず電源Eからの電流Iは全てコンバーゼ
ンス補正コイルL1,L2に流れる。
【0011】図2に示すように、電源Eからの出力電圧
がダイオードDの順方向電圧を越えると、ダイオードD
が導通状態となり電源Eから見込んだインピーダンスは
減少し、電源Eからの電流Iの傾きは大きくなる。ここ
で、コンバーゼンス補正コイルL1,L2の両端の電圧は
等価抵抗ROのインピーダンスの影響で低くなり、図3
に示す如く、コンバーゼンス補正コイルL1,L2の電流
Lの傾きは小さくなる。
【0012】従って、図4に示すように、電源Eが略パ
ラボラ状波形の電圧を出力すると、ダイオードDの順方
向電圧以上の区間でコンバーゼンス補正コイルL1,L2
の電流ILの傾きが小さくなる。これにより画面の中間
部分のみミスコンバーゼンス量が増加し、画面の上下端
部にかけてミスコンバーゼンス量が増加しないパターン
の弓形横ミスコンバーゼンスが補正される。
【0013】また、図5に示すように、電源Eがノコギ
リ波状の電圧を出力すると、同様にダイオードDの順方
向電圧以上の区間でコンバーゼンス補正コイルL1,L2
の電流ILの傾きが小さくなり、画面の中間部分のみミ
スコンバーゼンス量が増加し、画面の上下端部にかけて
ミスコンバーゼンス量が増加しないパターンの非対称横
ミスコンバーゼンスが補正される。
【0014】図6には第2実施例の回路図が示されてい
る。図6において、この第2実施例ではダイオードDに
対して並列に接続された抵抗R1が付加されている。
【0015】図7には第3実施例の回路図が示されてい
る。図7において、この第3実施例では抵抗Rとダイオ
ードDの直列回路が複数段設けられ、且つ、2段目以後
のダイオードDには並列接続の抵抗R1が付加されてい
る。各抵抗R1の値を異ならせることによって各ダイオ
ードDの導通タイミングが異なり電流ILの傾きが複数
段の傾斜となる。
【0016】図8には第4実施例の回路図が示され、こ
の第4実施例は実際の垂直偏向系に本発明を適用した例
である。図8において、両端子t1、t2間には垂直偏向
コイルL3,L4、コマ補正コイルL5,L6、CBH変調
コイルL7,L8及び整流ブリッジ回路3が直列に介在さ
れている。整流ブリッジ回路3は4つのダイオードD3
がブリッジ状に配置され、このブリッジの出力端子間に
コンバーゼンス補正コイルL1,L2が接続されている。
そして、このコンバーゼンス補正コイルL1,L2に抵抗
RとダイオードDの直列回路が並列に接続されている。
【0017】上記構成において、両端子t1,t2間に垂
直周期のノコギリ波状電圧が印加されると、コンバーゼ
ンス補正コイルL1,L2には整流ブリッジ回路3で整流
された略パラボラ状の電圧が供給される。従って、第1
実施例で説明したように画面の中間部分のみミスコンバ
ーゼンス量が増加し、画面の上下端部にかけてミスコン
バーゼンス量が増加しないパターンの弓形横ミスコンバ
ーゼンスが補正される。
【0018】図9及び図10には第5実施例と第6実施
例の各回路図がそれぞれ示されている。この第5及び第
6実施例では第4実施例と異なりブリッジ整流回路3が
垂直偏向コイルL3,L4に並列に接続されている。上記
構成において、図11に示すように、両端子t1,t2
に垂直周期のノコギリ波状電圧が印加されると、コンバ
ーゼンス補正コイルL1,L2には画面の上下端部に対応
する部分の変化量が小さく、且つ、画面の中間部に対応
する部分の変化量が2段に可変された電流ILが通電さ
れる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
バーゼンス補正コイルに、ダイオードと抵抗との直列回
路を並列に接続したので、画面の中間部分のみミスコン
バーゼンス量が増加し、画面の上下端部にかけてミスコ
ンバーゼンス量が増加しないパターンの横ミスコンバー
ゼンスを有効に補正できるという効果がある。又、能動
素子を用いないため、垂直偏向回路からの出力波形を整
形するよう構成でき、このように構成することによって
コスト安に回路を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はコンバーゼンス補正装置の原理回路
図、(b)はその等価回路図(第1実施例)。
【図2】電源の電圧と電流の波形図(第1実施例)。
【図3】コンバーゼンス補正コイルの電流ILと抵抗の
電流IRの波形図(第1実施例)。
【図4】電源の電圧とコンバーゼンス補正コイルの電流
Lの波形図(第1実施例)。
【図5】電源の電圧とコンバーゼンス補正コイルの電流
Lの波形図(第1実施例)。
【図6】コンバーゼンス補正装置の回路図(第2実施
例)。
【図7】コンバーゼンス補正装置の回路図(第3実施
例)。
【図8】垂直偏向系の回路図(第4実施例)。
【図9】垂直偏向系の回路図(第5実施例)。
【図10】垂直偏向系の回路図(第6実施例)。
【図11】両端子の印加電圧とコンバーゼンス補正コイ
ルの電流との波形図(第5,第6実施例)。
【図12】(a)はコンバーゼンス補正装置の概略構成
図、(b)はその概略回路図(従来例)。
【図13】電源の電圧と電流の波形図(従来例)。
【図14】弓形横ミスコンバーゼンス状態を示す図(従
来例)。
【図15】電源の電圧と電流の波形図(従来例)。
【図16】非対称横ミスコンバーゼンス状態を示す図
(従来例)。
【図17】コンバーゼンス補正装置の回路図(従来
例)。
【図18】電源の電圧と電流の波形図(従来例)。
【図19】本願発明が補正する非対称横ミスコンバーゼ
ンス状態を示す図。
【図20】本願発明が補正する弓形横ミスコンバーゼン
ス状態を示す図。
【符号の説明】
1,L2…コンバーゼンス補正コイル D…ダイオード R…抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四重極磁界を発生するよう配置されたコ
    ンバーゼンス補正コイルに、ダイオードと抵抗との直列
    回路を並列に接続したことを特徴とするコンバーゼンス
    補正装置。
JP32356793A 1993-12-22 1993-12-22 コンバーゼンス補正装置 Pending JPH07184220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32356793A JPH07184220A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 コンバーゼンス補正装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32356793A JPH07184220A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 コンバーゼンス補正装置

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JPH07184220A true JPH07184220A (ja) 1995-07-21

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ID=18156145

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JP32356793A Pending JPH07184220A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 コンバーゼンス補正装置

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