JP2508686Y2 - コンバ―ジェンス補正回路 - Google Patents

コンバ―ジェンス補正回路

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JP2508686Y2
JP2508686Y2 JP1990035126U JP3512690U JP2508686Y2 JP 2508686 Y2 JP2508686 Y2 JP 2508686Y2 JP 1990035126 U JP1990035126 U JP 1990035126U JP 3512690 U JP3512690 U JP 3512690U JP 2508686 Y2 JP2508686 Y2 JP 2508686Y2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カラー陰極線管の画面のY軸(縦軸)上に
おける水平方向のミスコンバージェンスYHを補正するコ
ンバージェンス補正回路に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、カラー陰極線管の画面は、大型、広角、高精細
化の傾向にあり、これにともない、偏向ヨークのフォー
カス特性をよくするために、偏向ヨークの水平偏向コイ
ルと垂直偏向コイルとをともにリニア磁界にする傾向が
ある。このうち、垂直偏向コイルの磁界分布をよりリニ
アにすると、陰極線管の画面のY軸上で、水平方向のミ
スコンバージェンスYHが発生するという問題がある。
このミスコンバージェンスYHを補正するために、最近
の偏向ヨークにはコンバージェンス補正回路が設けられ
ているものがある。
この種のコンバージェンス補正回路は、偏向ヨークの
ネック側にスクリーン側から見てブルーBとグリーンG
とレッドRの電子銃を左側から右側に直線状にインライ
ン配列された陰極線管において、ブルーBのビームとレ
ッドRのビームを上下互い違い方向に横切る補正磁界を
発生する補正コイルを備え、偏向ヨークを構成する垂直
偏向コイルと、前記補正コイルとの間に垂直偏向電流を
全波整流してパラボラ状の補正電流を前記補正コイルに
加えるダイオードブリッヂ回路を介設したものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般に、ダイオードの印加電圧に対する電流特性は、
第7図のように示され、ダイオードに印加される電圧が
動作電圧となった時に電流が流れるが、この電流は、立
ち上がり部分でパラボラ状の曲線状をなし、電圧が高く
なるにつれ、ほぼ直線状に増加する。この曲線は従来の
コンバージェンス補正回路の補正電流を、陰極線管の画
面の半分側の走査時の波形で示したものと一致する。
ところで、大きな補正量を必要とするミスコンバージ
ェンスYHを補正するための補正電流の理想波形は第8図
の鎖線で示すようなパラボラ波形となる。前記補正電流
の波形と理想波形とを比べるとわかるように、ミスコン
バージェンスYHの補正量が小さいうちは、ダイオードの
特性曲線の電圧の小さい部分のみを使うため補正電流の
波形がほぼ理想波形に近く、効果的な補正が行われるの
であるが、大きな補正量を必要とする場合には、補正電
流も大きくする関係上、ダイオードの特性曲線の直線部
分の領域をもミスコンバージェンスYHの補正に利用しな
ければならず、このため、陰極線管の画面の上下中間部
分の走査時に補正電流が理想波形の電流よりも大きくな
り、この部分で過補正状態となり、例えば、第5図
(a)に示すようなアンダータイプのミスコンバージェ
ンス(レッドRとブルーBの各ビームが電子銃の配列方
向と逆方向にずれるミスコンバージェンス)YHの補正を
行うと、中間部分での過補正により第6図に示すような
補正パターンが生じてしまうという問題があった。
本考案は上記従来の課題を解決するためになされたも
のであり、その目的は、ミスコンバージェンスYHの補正
量を大きくした場合においても、陰極線管の画面の中間
部分で過補正状態になることがなく、補正量の大小にか
かわらず適切な補正を行うことができるコンバージェン
ス補正回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、次のように構
成されている。すなわち、本考案は、偏向ヨークにブル
ーのビームとレッドのビームを上下互い違いに横切る4
極の補正磁界を発生する補正コイルが配置され、この補
正コイルと垂直偏向コイルとの間には垂直偏向電流を全
波整流してパラボラ状の補正電流を前記補正コイルに供
給するダイオードブリッヂ回路の全波整流回路が介設さ
れているコンバージェンス補正回路において、前記全波
整流回路には陰極線管の画面の上側半分の走査時に補正
電流が流れる第1の経路と、画面の下側半分の走査時に
補正電流が流れる第2の経路とにそれぞれバイパス経路
が設けられ、このバイパス経路には画面の上下周辺部の
走査時に、対応するバイパス経路を動作させ、画面の中
央部分の走査時にはバイパス経路の動作をオフするツェ
ナーダイオードを用いた補正電流の波形修正回路が形成
されていることを特徴として構成されている。
〔作用〕
本考案では、陰極線管の画面の上側周辺部の走査時で
は、修正回路を構成するツェナーダイオードにかかる電
圧がツェナー電圧を越えているので、ツェナーダイオー
ドはオンし、第1の経路のバイパス経路を動作させる。
したがって、補正電流は第1の経路とバイパス経路を通
って流れやすくなり、補正電流の流れる量が飛躍的に増
加する。画面上半分の中間部分から画面の中心部に至る
走査時では、ツェナーダイオードにかかる電圧がツェナ
ー電圧よりも低下するので、ツェナーダイオードはオフ
し、前記バイパス経路の動作がオフされ、補正電流は第
1の経路に流れる分だけとなるので補正電流の流れる量
が減少する。
次に、陰極線管の中心部から下側の画面中間領域の走
査時には、第2の経路に補正電流が流れるが、この第2
の経路のバイパス経路に設けられている修正回路のツェ
ナーダイオードにかかる電圧がツェナー電圧よりも小さ
いので、ツェナーダイオードはオヅ状態を保ち、第2の
経路のバイパス経路は動作がオフされ、補正電流は増加
されない。これに対し、画面下側の中間部分から周辺部
分に至る走査時には、修正回路のツェナーダイオードに
かかる電圧がツェナー電圧よりも大きくなるので、ツェ
ナーダイオードはオンし、バイパス経路は動作する。こ
れにより、第2の経路に流れる補正電流が急激に増加す
る。
このように、本考案では、陰極線管の画面の上下周辺
部分の走査時には対応する修正回路のツェナーダイオー
ドがオン動作して、補正電流がバイパス経路に流れやす
くなる分飛躍的に増加し、画面の中央部分ではツェナー
ダイオードがオフして補正電流の増加作用は行われない
ので、補正コイルに流れる補正電流はほぼ理想的なパラ
ボラ波形となり、補正量を大きくしても、画面の上下中
間部分で過補正状態は発生しない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本考案に係るコンバージェンス補正回路の
第1の実施例の回路構成が示されている。同図におい
て、偏向ヨークを構成する垂直偏向コイル1には抵抗器
2が直列に接続されており、この抵抗器2に補正電流を
作り出す全波整流回路3が並列に接続されている。この
全波整流回路3は抵抗器4,5と、ダイオード6〜9とで
全波整流のブリッヂ回路が構成されており、このブリッ
ヂ回路の入力側端子10a,10bは前記抵抗器2の両端側に
接続されており、ブリッヂ回路の出力側端子11a,11b間
には補正コイル12a,12bが直列に接続されている。この
回路で、垂直偏向コイル1側から入力側端子10a、ダイ
オード7、出力側端子11b、補正コイル12a,12b、抵抗器
5、ダイオード9に至るルートは陰極線管の画面の上側
半分の走査時に補正コイル12a,12bに補正電流が流れる
第1の経路となっている。また、入力側端子10b、ダイ
オード8、出力側端子11bを経て補正コイル12a,12b、抵
抗器4、ダイオード6に至るルートは、陰極線管の画面
の下側半分の走査時に補正電流が補正コイル12a,12bに
流れる第2の経路となっている。
本実施例では、抵抗器4とダイオード6との直列接続
体に、可変抵抗器13とダイオード14との直列接続体がダ
イオード14のカソード側を出力側端子11a側として並列
に接続されており、また、抵抗器5とダイオード9の直
列接続体に、可変抵抗器15とダイオード16との直列接続
体がダイオード16のカソード側を出力側端子11a側とし
て並列に接続されている。ダイオード14は陰極線管の画
面の下側の走査時に補正電流が第1の経路に流れないよ
うにするためのものであり、ダイオード16は陰極線管の
画面の上側半分の走査時に、補正電流が第2の経路に流
れないようにするために設けられる。つまり、ダイオー
ド14,16の動作により、陰極線管の画面の上側半分の走
査時の動作と下側半分の走査時における動作とが独立に
行われ、相互に干渉が全く生じなく補正量を可変できる
ようにしてあるものである。
本実施例が特徴的なことは、前記第1の経路と第2の
経路とにそれぞれ、バイパス経路17,18が設けられ、こ
の各バイパス経路17,18に補正電流の修正回路20,21が設
けられていることである。修正回路20は、ツェナーダイ
オード22とトランジスタ24との直列回路により構成さ
れ、トランジスタ24のベースはツェナーダイオード22の
アノードに接続されている。そして、トランジスタ24の
コレクタは出力側端子11aに接続され、エミッタは入力
側端子10b側に接続されている。また、ツェナーダイオ
ード22のカソードは入力側端子10a側に接続されてい
る。同様に修正回路21もツェナーダイオード23とトラン
ジスタ25との直列回路により構成され、ツェナーダイオ
ード23のアノードはトランジスタ25のベースに接続さ
れ、同トランジスタ25のコレクタは出力側端子11aに、
エミッタは入力側端子10aにそれぞれ接続されている。
そして、ツェナーダイオード23のカソードは入力側端子
10b側に接続されている。
前記補正コイル12a,12bは第2図に示すように、偏向
ヨークのネック部26の左右側に対向配置されている。こ
れら補正コイル12a,12bはコ字形状をしたコア27a,27bに
巻線28a,28bを巻回することにより構成されており、こ
の巻線28a,28bは、第3図(d)に示すようなパラボラ
波形の補正電流が加えられたとき、ブルーBのビームに
対しては、トップ側からボトム側に、レッドRのビーム
に対しては、ボトム側からトップ側にそれぞれ互い違い
に横切る補正磁界Bを発生する向きに巻かれている。
第1の実施例は上記のように構成されており、以下
に、ミスコンバージェンスYHの補正作用について説明す
る。
偏向ヨークが駆動されると、垂直偏向コイルには第3
図(a)に示すような垂直偏向電流が流れ、これがコン
バージェンス補正回路に加えられる。陰極線管の画面の
上側半分の走査時においては、第1の経路を通って垂直
偏向電流が流れ、抵抗器5とダイオード9に流れる電流
波形は第3図(c)における走査期間の左側半分の整流
波形となる。この画面の上側半分の走査時では、その中
間部よりも上側の部分(上側周辺部)の走査時では、ツ
ェナーダイオード22にかかる電圧がツェナー電圧よりも
高いので、ツェナーダイオード22はオンし、トランジス
タ24にベース電流が流れる。これによりトランジスタ24
はオンし、コレクタ側からエミッタ側に電流が流れ、バ
イパス経路17が動作し、このバイパス経路17に第3図
(b)に示す電流I17が流れる。陰極線管の画面の上側
半分の中間領域から画面の中心部に至る走査時には、ツ
ェナーダイオード22にかかる電圧がツェナー電圧よりも
小さくなるので、ツェナーダイオード22はオフし、バイ
パス経路17は動作がオフされ、電流I17は流れない。こ
の結果、画面の上側半分の走査時のバイパス経路17を流
れる電流波形は第3図(b)における走査期間の左側半
分の波形となる。したがって、画面の上側半分の走査時
における補正コイル12a,12bを流れる補正電流の波形は
第3図(b)と(c)の電流を加え合わせた第3図
(d)に示すようなパラボラ状波形のうち左半分の部分
の理想的な波形となる。
次に、陰極線管の画面の下側半分の走査時において
は、垂直偏向電流は第2の経路を通って流れ、抵抗器4
とダイオード6を通る電流は第3図(c)における走査
期間の右側半分の波形の電流となる。このとき、画面の
中心部から下側半分の中間領域にかけての走査時には、
ツェナーダイオード23にかかる電圧がツェナー電圧より
も小さいので、ツェナーダイオード23はオフ状態を保
ち、バイパス経路18は動作がオフしている。画面中間部
から下端領域にかけての走査時には、ツェナーダイオー
ド23にかかる電圧がツェナー電圧を越えるので、ツェナ
ーダイオード23はオンし、トランジスタ25のコレクタ側
からエミッタ側に第3図(b)に示す電流I18が流れ
る。したがって、画面の下側半分の走査時に、補正コイ
ル12a,12bを流れる補正電流は第3図(b)と(c)の
走査期間の右側半分の波形の電流を加え合わせた第3図
(d)の走査期間右側半分に示すような理想的なパラボ
ラ波形の電流となる。
このように、本実施例では、修正回路20,21の修正作
用により、陰極線管の画面の上下両周辺部の走査時にお
いて、バイパス経路17,18を動作させて補正コイル12a,1
2bに流れる電流を大きくし、画面の中心領域ではバイパ
ス経路17,18の動作をオフして補正コイル12a,12bに流れ
る補正電流を少なくするようにしたものであるから、補
正電流は第3図(d)に示すように理想的なパラボラ波
形となる。この理想的なパラボラ波形の補正電流により
ミスコンバージェンスYHの補正が行われるから、例えば
第5図(a)に示すようなアンダータイプのミスコンバ
ージェンスYHを補正したときに、第6図に示すような過
補正状態が発生するということはなく、高精度のもとに
正確なミスコンバージェンスYHの補正が行われる。
このミスコンバージェンスYHの補正に際し、可変抵抗
器13の抵抗値を可変調整することにより、画面の上側半
分の走査時における補正電流の大きさを可変でき、補正
量の調整が可能となる。同様に、可変抵抗器15の抵抗値
を可変調整することにより、画面の下側半分の走査時に
おける補正電流の大きさが変わり、ミスコンバージェン
スYHの補正量の調整が可能となる。この補正量の調整に
際し、ダイオード16は可変抵抗器13の抵抗値の調整の影
響が第2の経路側におよぶのを阻止し、ダイオード14は
可変抵抗器15による抵抗値の調整の影響が第2の経路側
におよぶのを阻止する。このことから、画面の上下で、
補正電流の調整を第1の経路と第2の経路とで相互に干
渉することなく別個独立に行うことができ、補正量の調
整が確実、かつ、容易になる。
なお、本実施例において、補正コイル12a,12bの極性
を逆にすれば、補正コイル12a,12bから発生する補正磁
界Bの向きも逆になり、第5図(b)に示すようなオー
バータイプのミスコンバージェンスYHの補正が同様に行
われる。
第4図には本考案に係るコンバージェンス補正回路の
第2の実施例が示されている。この第2の実施例が前記
第1の実施例と異なることは、修正回路20,21をツェナ
ーダイオードとダイオードの直列回路により構成したこ
とであり、それ以外の構成は前記第1の実施例と同様で
ある。すなわち、修正回路20はツェナーダイオード22と
ダイオード30との直列回路により構成され、ダイオード
30とツェナーダイオード22のアノード側同士が接続さ
れ、ダイオード30のカソードは入力端子10b側に、ツェ
ナーダイオード22のカソードは出力側端子11aに接続さ
れている。同様に、修正回路21はダイオード31とツェナ
ーダイオード23との直列回路により構成され、ダイオー
ド31とツェナーダイオード23のアノード同士が接続され
ている。そして、ダイオード31のカソードは入力側端子
10aに接続され、ツェナーダイオード23のカソードは出
力側端子11aに接続されている。
この第2の実施例も、前記第1の実施例と同様に、陰
極線管の画面の上側周辺部の走査時において、ツェナー
ダイオード22にかかる電圧がツェナー電圧よりも大きい
ときに、ツェナーダイオード22はオンし、バイパス経路
17は動作する。そして、画面上側の中間部から中心部に
かけての走査時にあっては、ツェナーダイオード22にか
かる電圧がツェナー電圧よりも小さくなるのでツェナー
ダイオード22はオフし、バイパス経路17は動作をオフす
る。同様に、修正回路21は陰極線管の画面の中心部から
下側中間部にかけてツェナーダイオード23はオフ状態を
維持してバイパス経路18の動作をオフし、中間部から下
端部にかけての走査時にはツェナーダイオード23がオン
してバイパス経路18を動作させ、補正コイル12a,12bに
流れる電流を飛躍的に大きくし、第3図(d)に示すよ
うな理想的なパラボラ波形の補正電流が得られる。な
お、ダイオード30,31は全波整流を確保するためのもの
である。
この第2の実施例においても、理想波形のパラボラ補
正電流が得られるから、前記第1の実施例と同様に、補
正量を大きくしても画面の中間部分において過補正のな
い好適なミスコンバージェンスYHの補正が可能となる。
なお、本考案は上記各実施例に限定されることはな
く、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例
では、補正コイル12a,12bを偏向ヨークのネック部26の
左右側に配置したが、これをネック部26の上下側に対向
配置してもよい。
また、上記各実施例では、抵抗器4,5を固定抵抗器に
より構成したが、これを可変抵抗器により構成してもよ
い。
さらに、本考案のコンバージェンス補正回路は、偏向
ヨークと一体的に設けてもよく、偏向ヨークと分離して
設けてもよく、その配置態様は任意に設計できる。
〔考案の効果〕
本考案は、陰極線管の画面の上側半分の走査時に補正
電流が流れる第1の経路と、画面の下側半分の走査時に
補正電流が流れる第2の経路とにそれぞれバイパス経路
を設け、このバイパス経路に画面の上下周辺部の走査時
にはバイパス経路を動作させ、補正電流を流れやすくす
ることで、補正電流を増加させ、画面の中央部分の走査
時にはバイパス経路の動作をオフするように構成したも
のであるから、補正電流を理想的なパラボラ波形の電流
に修正することが可能となり、これにより、補正量を大
きくしても画面の上下中間部分において過補正状態が発
生するということがなく、補正量の大小にかかわらずミ
スコンバージェンスYHの補正を正確に行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンバージェンス補正回路の一実
施例を示す回路図、第2図は同実施例における補正コイ
ルの配置態様図、第3図は同実施例における補正電流の
修正作用を示す説明図、第4図は本考案に係るコンバー
ジェンス補正回路の第2の実施例の回路図、第5図はミ
スコンバージェンスYHの各種パターン図、第6図は従来
のコンバージェンス補正回路の補正により生じるミスコ
ンバージェンスYHの過補正状態のパターン図、第7図は
一般的なダイオードの動作特性図、第8図は従来のコン
バージェンス補正回路により作り出される補正電流波形
をパラボラ理想波形との比較で示す波形説明図である。 1…垂直偏向コイル、2…抵抗器、3…全波整流回路、
4,5…抵抗器、6,7,8,9…ダイオード、10a,10b…入力側
端子、11a,11b…出力側端子、12a,12b…補正コイル、1
3,15…可変抵抗器、14,16…ダイオード、17,18…バイパ
ス経路、20,21…修正回路、22,23…ツェナーダイオー
ド、24,25…トランジスタ、26…ネック部、27a,27b…コ
ア、28a,28b…巻線、30,31…ダイオード。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏向ヨークにブルーのビームとレッドのビ
    ームを上下互い違いに横切る4極の補正磁界を発生する
    補正コイルが配置され、この補正コイルと垂直偏向コイ
    ルとの間には垂直偏向電流を全波整流してパラボラ状の
    補正電流を前記補正コイルに供給するダイオードブリッ
    ヂ回路の全波整流回路が介設されているコンバージェン
    ス補正回路において、前記全波整流回路には陰極線管の
    画面の上側半分の走査時に補正電流が流れる第1の経路
    と、画面の下側半分の走査時に補正電流が流れる第2の
    経路とにそれぞれバイパス経路が設けられ、このバイパ
    ス経路には画面の上下周辺部の走査時に、対応する当該
    バイパス経路を開き、画面の中央部分の走査時にはバイ
    パス経路を閉じるツェナーダイオードを用いた補正電流
    の波形修正回路が形成されていることを特徴とするコン
    バージェンス補正回路。
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