JP3184410B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

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悦司 田上
正信 本多
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インライン型電子銃を
内蔵してなるカラー受像管と、このカラー受像管に装着
されたセルフコンバーゼンス形式の偏向ヨークと、この
偏向ヨークの電子銃側端部の上下または左右に対称的に
配置されたE字状またはU字状の1対のコアと、両コア
にそれぞれ巻装された補助コイルと、この補助コイルに
垂直偏向電流を分流させる制御回路とを備えてなるカラ
ー受像管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン型電子銃を内蔵して
なるカラー受像管には、セルフコンバーゼンス形式の偏
向ヨークが装着され、この偏向ヨークは、ピンクッショ
ン状に歪んだ水平偏向磁界およびバレル状に歪んだ垂直
偏向磁界を発生する。そして、かかる垂直偏向磁界とカ
ラー受像管とが相対的に左右方向に軸ずれしていると、
図3の(a)または(b)に示すようなパターンのミス
コンバーゼンス(以下、軸ずれミスコンと略称する)が
起こる。すなわち、電子銃から発せられた青、緑および
青発光用の3本の電子ビームのうち、両サイドの電子ビ
ームによって画面1の上部および下部に映出される青お
よび赤の水平ラインB,Rが、互いに外側または内側に
離れる。
【0003】このようなことが起こると色純度に低下を
きたすので、従来は図4に示すように1対の垂直偏向コ
イル2a,2bにダンピング抵抗3a,3bを、可変抵
抗4を介して並列に接続している。このように回路構成
すると、左右1対の垂直偏向コイル2a,2bのそれぞ
れに流れる垂直偏向電流の大きさを可変抵抗4で微調整
できるので、軸ずれミスコンの補正が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された回路による軸ずれミスコンの補正は、青および
赤の水平ラインB,Rを画面1の上部および下部におい
て同時に、かつ、等量を移動させることになる。したが
って、垂直偏向磁界とカラー受像管とが相対的に回転方
向に位置ずれしているときのミスコンバーゼンスを補正
することはできない。つまり、垂直偏向磁界とカラー受
像管とが相対的に回転方向に位置ずれしているときは、
図5の(a)または(b)に示すようなパターンのミス
コンバーゼンス(以下、回転ミスコンと略称する)が起
こるので、かかる回転ミスコンを図4に示す回路構成に
よって補正することはできない。また、1対の垂直偏向
コイル2a,2bの差動成分が大きくなるのに伴って垂
直偏向磁界の左右非対称性が大きくなるので、図6の
(a)または(b)に示すような台形歪みが画面1に生
じやすくなる。
【0005】したがって本発明の目的は、図3に示すよ
うな軸ずれミスコンや、図5に示すような回転ミスコン
を、図6に示すような台形歪みを生じることなく画面の
上部および下部で個別に補正できるカラー受像管装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上述し
た目的を達成するために、インライン型電子銃を内蔵し
てなるカラー受像管と、このカラー受像管に装着された
セルフコンバーゼンス形式の偏向ヨークと、この偏向ヨ
ークの電子銃側端部の上下または左右に対称的に配置さ
れたE字状またはU字状の1対のコアと、両コアにそれ
ぞれ巻装された補助コイルと、この補助コイルに垂直偏
向電流を分流させる制御回路とを備え、前記制御回路
は、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルに直列に接続され
た2個の抵抗の直列接続体と、この直列接続体に並列に
接続されたダイオードブリッジ回路とを有し、ダイオー
ドブリッジ回路の4個のダイオードのうち、垂直偏向電
流の正の半サイクル成分を流通させる2個のダイオード
が第1の可変抵抗を介して直列に接続され、垂直偏向電
流の負の半サイクル成分を流通させる2個のダイオード
が第2の可変抵抗を介して直列に接続され、かつ、第1
および第2の可変抵抗の各可動電極が前記補助コイルを
介して前記直列接続体の中間接続点に接続されてなるこ
とを特徴とするカラー受像管装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明は上述のように構成されるので、第1お
よび第2の可変抵抗の可動電極を選択的に摺動させるこ
とによって、垂直偏向電流の正の半サイクル成分および
負の半サイクル成分のそれぞれにつき、補助コイルに分
流する電流の方向と大きさとを調整することができる。
そして、補助コイルに分流する電流によってミスコンバ
ーゼンス補正用の4極磁界が生成されるので、垂直偏向
磁界の左右対称性を大きく崩すことなく、画面の上部お
よび下部のそれぞれにおけるミスコンバーゼンスを個別
に補正することが可能となる。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面を参照しな
がら説明する。
【0009】図1に示すように、インライン型電子銃5
を内蔵してなるカラー受像管6は、セルフコンバーゼン
ス形式の偏向ヨーク7を装着しており、偏向ヨーク7の
上下1対のサドル型水平偏向コイル8a,8bはピンク
ッション状に歪んだ水平偏向磁界を発生する。また、左
右1対のサドル型垂直偏向コイル9a,9bはバレル状
に歪んだ垂直偏向磁界を発生する。
【0010】1対の垂直偏向コイル9a,9bが、2対
の垂直コマ収差補正用コイル10a,10b,11a,
11bおよび制御回路12を介して図外の垂直偏向電流
供給回路に接続される。制御回路12は、1対の垂直偏
向コイル9a,9bに直列に接続された2個の抵抗13
a,13bの直列接続体13と、この直列接続体13に
並列に接続されたダイオードブリッジ回路14とからな
る。2個の抵抗13a,13bは同一の抵抗値を有して
いる。ダイオードブリッジ回路14の4個のダイオード
15〜18のうち、垂直偏向電流の正の半サイクル成分
を流通させる2個のダイオード15,16は、第1の可
変抵抗19を介して直列に接続されており、垂直偏向電
流の負の半サイクル成分を流通させる2個のダイオード
17,18は、第2の可変抵抗20を介して直列に接続
されている。そして、第1および第2の可変抵抗19,
20の各可動電極が、1対の補助コイル21,22を介
して直列接続体13の中間接続点23に接続されてい
る。
【0011】偏向ヨーク7の電子銃5側端部の上下に
は、図2の(a),(b)に示すようにE字状の1対の
コア24,25が対称的に配置され、両コア24,25
の各中央脚部24a,25aに、1対の補助コイル2
1,22がそれぞれ巻装されている。そして、両補助コ
イル21,22に垂直偏向電流が分流することによっ
て、実線矢印で示す4極磁界が生成される。
【0012】つまり、図2の(a)に示すように両コア
24,25の中央脚部24a,25aがともにN極に磁
化されるとき、電子銃5から発せられた3本の電子ビー
ムb,g,rのうち、両サイドの電子ビームb,rに対
して上下方向の力Fb,Frがそれぞれ作用する。ま
た、図2の(b)に示すように中央脚部24a,25a
がともにS極に磁化されるときは、両サイドの電子ビー
ムb,rに対して上述とは逆方向の力Fb,Frがそれ
ぞれ作用する。
【0013】第1の可変抵抗19の可動電極を端子a側
へ摺動させていくと、垂直偏向電流の正の半サイクル成
分は、ダイオード15、第1の可変抵抗19、1対の補
助コイル22,21および抵抗13bを通じて分流す
る。このため、図2の(a)に示す4極磁界が発生し
て、青発光用電子ビームbに上向きの力Fbが、そし
て、赤発光用電子ビームrに下向きの力Frがそれぞれ
作用し、図5の(a)に示す回転ミスコンを補正するこ
とができる。
【0014】また、第1の可変抵抗19の可動電極を端
子b側へ摺動させていくと、垂直偏向電流の正の半サイ
クル成分が、抵抗13a、1対の補助コイル21,2
2、第1の可変抵抗19およびダイオード16を通じて
分流する。つまり、1対の補助コイル21,22に流れ
る電流の向きが上述とは逆になるので、図2の(b)に
示す4極磁界が発生して、青発光用電子ビームbに下向
きの力Fbが、そして、赤発光用電子ビームrに上向き
の力Frがそれぞれ作用し、図5の(b)に示す回転ミ
スコンを補正することができる。
【0015】第1の可変抵抗19の可動電極が両端子
a,bの中間位置にあるときは、1対の補助コイル2
1,22に電流が流れず、4極磁界は発生しない。この
ように、画面1の上部における回転ミスコンを、画面1
の下部とは無関係に必要量だけ微細に補正することがで
きる。また、画面1の下部における回転ミスコンは、第
2の可変抵抗20の可動電極を摺動調整することによっ
て、画面1の上部とは無関係に、上述と同様に補正する
ことができる。
【0016】垂直偏向系のインダクタンスが5mHのと
き、各補正コイル21,22のターン数を40に、各抵
抗13a,13bの抵抗値を1.5Ωに、各可変抵抗1
9,20の最大抵抗値を10Ωにそれぞれ設定すること
ができる。この場合、青発光用電子ビームbを基準にし
て赤発光用電子ビームrを上方および下方に移動幅±
0.5mmの幅で移動調整することができ、これによっ
て、軸ずれミスコンおよび回転ミスコンをほぼ完全に補
正することができる。
【0017】上述した実施例では1対のコア24、25
にE字状のものを用いたが、これにU字状のものを用い
るときは、その両脚部にまたがるように補助コイルを巻
装することができる。また、両コアは偏向ヨークの電子
銃側端部の左右に対称的に配置してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、垂直偏向
電流の正の半サイクル成分および負の半サイクル成分ご
とにミスコンバーゼンス補正用の4極磁界を生成させ、
そのための補助コイルに分流させる電流の方向および大
きさが可変抵抗によって微細に調整できるので、垂直偏
向磁界の左右対称性を大きく崩すことなく、画面の上部
および下部のそれぞれにおいて個別に、軸ずれミスコン
および回転ミスコンを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラー受像管装置の要部の
電気回路図
【図2】本発明の一実施例におけるミスコンバーゼンス
補正用磁界の説明図
【図3】軸ずれによって起こるミスコンバーゼンスのパ
ターンを示す図
【図4】軸ずれで起こるミスコンバーゼンスを補正する
ための従来の回路構成図
【図5】回転ずれによって起こるミスコンバーゼンスの
パターンを示す図
【図6】台形歪みのパターンを示す図
【符号の説明】
6 カラー受像管 7 偏向ヨーク 9a,9b 垂直偏向コイル 12 制御回路 13a,13b 抵抗 14 ダイオードブリッジ回路 15〜18 ダイオード 19,20 可変抵抗 21,22 補助コイル 24,25 コア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76 H04N 9/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インライン型電子銃を内蔵してなるカラ
    ー受像管と、このカラー受像管に装着されたセルフコン
    バーゼンス形式の偏向ヨークと、この偏向ヨークの電子
    銃側端部の上下または左右に対称的に配置されたE字状
    またはU字状の1対のコアと、両コアにそれぞれ巻装さ
    れた補助コイルと、この補助コイルに垂直偏向電流を分
    流させる制御回路とを備え、前記制御回路は、前記偏向
    ヨークの垂直偏向コイルに直列に接続された2個の抵抗
    の直列接続体と、この直列接続体に並列に接続されたダ
    イオードブリッジ回路とを有し、ダイオードブリッジ回
    路の4個のダイオードのうち、垂直偏向電流の正の半サ
    イクル成分を流通させる2個のダイオードが第1の可変
    抵抗を介して直列に接続され、垂直偏向電流の負の半サ
    イクル成分を流通させる2個のダイオードが第2の可変
    抵抗を介して直列に接続され、かつ、第1および第2の
    可変抵抗の各可動電極が前記補助コイルを介して前記直
    列接続体の中間接続点に接続されてなることを特徴とす
    るカラー受像管装置。
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JP3786387B2 (ja) 1997-12-25 2006-06-14 松下電器産業株式会社 垂直偏向回路
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JP2002025472A (ja) * 2000-06-13 2002-01-25 Samsung Electro Mech Co Ltd 電子ビーム偏向装置およびカラー表示管
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KR20030027223A (ko) * 2001-09-18 2003-04-07 삼성에스디아이 주식회사 편향요크의 컨버전스 보정장치
KR20030065695A (ko) * 2002-01-30 2003-08-09 삼성전기주식회사 화면 불균형 개선 회로

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