JP3541672B2 - 垂直偏向回路、カラー受像管装置 - Google Patents
垂直偏向回路、カラー受像管装置 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ受像機やディスプレイモニタ等のカラー受像管装置に使用される垂直偏向回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ受像機やディスプレイモニタ等に使用されるインライン型カラー受像管において、垂直偏向磁界の中心軸とカラー受像管の中心軸とのずれや、垂直偏向磁界とカラー受像管との回転ずれが生じると、カラー受像管の表示面(蛍光体スクリーン面)の上部および下部で個別にミスコンバーゼンスが発生する。
【0003】
このようなミスコンバーゼンスを表示面の上部および下部のそれぞれで個別に補正する手段として、特開平8−102270号公報に、偏向ヨークの後部である電子銃側に2個の補助コイルを設け、この補助コイルに、ダイオードブリッジ回路により構成したコンバーゼンス補正回路により補正された電流を流すことが記載されている。
【0004】
図4は、上記従来技術の垂直偏向ヨークの回路図であり、図5中の曲線(a)は、上記従来技術の垂直偏向ヨークのインピーダンス特性を示す図である。
【0005】
図4に示すように、垂直偏向ヨークは、カラー受像管70に取り付けられた垂直偏向コイル60、ダイオードによるスイッチを利用したコンバーゼンス補正回路2、垂直コマ収差補正用コイル209a、209b、209c、209d、210a、210bを備える。コンバーゼンス補正回路2は、抵抗201と抵抗202とが直列に接続され、これと並列に接続されたダイオード203、可変抵抗205、およびダイオード203と同方向に接続されたダイオード204からなる直列回路を有し、さらにダイオード203と逆方向に接続されたダイオード206、可変抵抗208、およびダイオード206と同方向に接続されたダイオード207からなる直列回路を有する。コンバーゼンス補正回路2は直列垂直回路の一部を構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなミスコンバーゼンスを補正する回路を付加した場合、コンバーゼンス補正回路内のダイオード203、204、206および207のV−I特性に起因して、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性が、図5中の曲線(a)に示すように、垂直偏向期間の中央の近傍すなわち偏向電流の電流値が0〔A〕の近傍で急峻に変化する。このため、垂直偏向ヨークに供給される垂直偏向電圧が、偏向電流に対する垂直偏向ヨークのインピーダンス変化に追従できず、垂直方向の偏向の速度がカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で遅くなる。このため、水平走査による走査線の垂直方向の密度が高くなり、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近において横方向の帯状の白い部分が現れるという問題があった。
【0007】
なお、このような帯状の白い部分は、ダイオードのスイッチング特性を利用した補正手段を垂直偏向回路に付加した場合等、上記従来例で示したコンバーゼンス補正回路以外でも発生していた。
【0008】
本発明は、上記問題を解決することを目的とするものであり、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性が急峻に変化した場合においても、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の垂直偏向回路は、垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路であって、前記垂直リニアリティ補正回路は、第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、前記コンバーゼンス補正回路は、第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路とが並列に接続された構成を備え、前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続されたことを特徴とする(請求項1)。
【0012】
この構成によれば、垂直偏向電圧の正負両極性で動作するダイオードのスイッチ作用により垂直偏向ヨークのインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。また、第1の抵抗器の合成抵抗値と第2の抵抗器の合成抵抗値の調整により、垂直偏向ヨークのインピーダンスを調整することができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化をカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。これらの作用により、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減できる。
【0013】
また、前記第1および第2のダイオードは、前記コンバーゼンス補正回路中のダイオードと実質的に同じV−I特性を持つことが好ましい(請求項2)。
【0014】
この構成によれば、コンバーゼンス補正回路に備えられているダイオードと同じタイミングで垂直リニアリティ補正回路のダイオードのオン・オフ状態をスイッチさせることができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化と同じタイミングでカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で垂直偏向ヨークのインピーダンスを小さくすることができる。したがって、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を効果的に低減できる。
【0015】
また、前記第1および第2の抵抗器の少なくとも一つが可変抵抗器であることが好ましい(請求項3)。
【0016】
この構成によれば、可変抵抗の抵抗値を調整することにより、垂直偏向ヨークのインピーダンスを調整することができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化をカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。したがって、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減できる。
【0017】
また、本発明のカラー受像管装置は、インライン型電子銃を内蔵するカラー受像管と、垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路とを備えるカラー受像管装置であって、前記垂直リニアリティ補正回路は、第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、前記コンバーゼンス補正回路は、第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路とが並列に接続された構成を備え、前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続された
ことを特徴とする(請求項4)。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の垂直偏向回路は、垂直偏向コイル60と、ダイオード203、204、206、207のスイッチング作用を利用するコンバーゼンス補正回路2と、垂直コマ収差補正用コイル209a、209b、209c、209dと、補正コイル210a、210bとからなる垂直偏向ヨーク3を備えるとともに、カラー受像管(図示せず)の表示面の上下方向の中央付近に電子ビームが衝突するときに垂直偏向回路のインピーダンスを小さくする手段である垂直リニアリティ補正回路1をさらに備えるものである。このような垂直偏向回路のうち、垂直偏向ヨーク3がインライン型電子銃を内蔵したカラー受像管に装着されて、本発明のカラー受像管装置を構成する(図示せず)。
【0021】
垂直リニアリティ補正回路1は、差動入力ICである垂直偏向出力IC4の出力部に一端が接続され、コンバーゼンス補正回路2の出力部にもう一端が接続され、かつ、垂直偏向ヨーク3に並列に接続される。垂直偏向コイル60は、一端が垂直出力IC4の出力部に接続される。コンバーゼンス補正回路2は、図4に示すコンバーゼンス補正回路と同様の構成を有する。
【0022】
垂直リニアリティ補正回路1は、第1のダイオード101と、ダイオード101と並列にかつダイオード101と逆方向に接続された第2のダイオード102とを備え、ダイオード101および102からなる並列回路と並列に接続された第1の抵抗器103と、ダイオード101および102からなる並列回路と直列に接続された第2の抵抗器104とを備える。
【0023】
以下、本発明の垂直偏向回路の動作について詳細に説明する。
ダイオード101および102は、図2に示すような垂直偏向電圧5が印加されると、スイッチ作用により抵抗器103のオン・オフを繰り返す。すなわち、垂直偏向電圧5が+0.7〔V〕以上のときにはダイオード101がオン状態になり、−0.7〔V〕以下のときにはダイオード102がオン状態になるから、これらの範囲では抵抗器103が短絡され、抵抗器104のみが有効となる。一方、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の間のときには、ダイオード101および102はともにオフ状態となるから、抵抗器103および104の両方が有効になる。
【0024】
したがって、抵抗器103の抵抗値をR1とし、抵抗器104の抵抗値をR2とすると、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕以下または+0.7〔V〕以上のときには抵抗値R2のみが垂直偏向ヨーク3と並列に接続されることになり、一方、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の範囲のときには、合成抵抗R=R1+R2が垂直偏向ヨーク3と並列に接続されることになる。
【0025】
垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の範囲は、図5の曲線(a)に示すように、ミスコンバーゼンス補正回路2内のダイオード203、204、206、および207のV−I特性に起因して垂直偏向ヨークのインピーダンスが垂直偏向期間の中央の近傍で急峻に変化する範囲と一致する。つまり、この範囲では、垂直偏向ヨーク3のインピーダンスが高くなるが、同時に、垂直偏向ヨーク3に並列に接続された垂直リニアリティ補正回路1のインピーダンスも抵抗器103および104の合成抵抗となり高くなるため、垂直偏向回路全体としては合成インピーダンスが小さくなり、結果としてフラットなインピーダンス特性が得られる。図5に示すように、本発明の垂直偏向回路のインピーダンス特性曲線(b)は、垂直リニアリティ補正回路を有さない従来の垂直偏向ヨークのインピーダンス特性曲線(a)に比べて、より平坦な特性に改善されていることがわかる。
【0026】
抵抗器103および104の抵抗値を適切に選択することにより、垂直偏向回路のインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央部で最適にすることができ、カラー受像管の表示面の上下方向の中央部に現れる横方向の帯状の白い部分を効果的に低減することができる。
【0027】
垂直偏向回路のインピーダンスを最適に小さくする各抵抗器の抵抗値の一例をあげると、41〔cm〕(17インチ)のカラー受像管用の偏向ヨークに適用する場合で、垂直偏向コイル60のインダクタンスが6.36〔mH〕、インピーダンスが8.18〔Ω〕のときに、抵抗器103の抵抗値が5.6〔kΩ〕で、抵抗器104の抵抗値が270〔Ω〕である。
【0028】
なお、垂直リニアリティ補正回路1に用いられているダイオード101および102として、コンバーゼンス補正回路2に用いられているダイオードと実質的に同じV−I特性を有するダイオードを用いることが好ましい。この場合には、垂直偏向ヨーク3のインピーダンスの変化と同じタイミングで、ダイオード101および102のオン・オフ状態がスイッチする。このため、垂直偏向ヨーク3のインピーダンス変化のタイミングにあわせて抵抗器103をオンオフ動作させることができるので、垂直偏向回路のインピーダンス特性をよりフラットなものとすることができる。
【0029】
(第2の実施の形態)
図3に示すように、第2の実施の形態は、垂直リニアリティ補正回路の抵抗器103を可変抵抗器105に置き換えている点において第1の実施の形態と異なる。なお、第2の実施の形態の垂直偏向回路の動作は、第1の実施の形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0030】
第2の実施の形態の垂直偏向回路によれば、カラー受像管の表示面を目視しながら可変抵抗器105の抵抗値を調整することにより、カラー受像管の表示面の上下方向の中央部に現れる横方向の帯状の白い部分を最小限に抑えることができる。
【0031】
また、垂直偏向回路やカラー受像管の製造時におけるばらつきや、垂直リニアリティ補正回路中の抵抗値のばらつきが発生した場合には、第1の実施の形態の場合には抵抗器を交換する必要があるが、第2の実施の形態では可変抵抗器の抵抗値を調整するだけでよい。
【0032】
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の抵抗器103を可変抵抗器105に置き換えているが、抵抗器104を可変抵抗器に置き換えてもよく、抵抗器103および104の両方を可変抵抗器に置き換えてもよい。
【0033】
上記各実施の形態は、従来技術で示したコンバーゼンス補正回路が垂直偏向回路に付加された場合について説明しているが、ダイオードのスイッチング特性を利用したその他の補正回路であっても同様の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、垂直偏向回路のインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることにより、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を効率的に低減することができる垂直偏向回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の垂直偏向回路の回路図
【図2】垂直偏向電圧の波形を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態のリニアリティ補正回路を示す回路図
【図4】従来の垂直偏向ヨークの回路図
【図5】従来の垂直偏向ヨークおよび本発明の垂直偏向回路の各々のインピーダンス特性を示す図
【符号の説明】
1 垂直リニアリティ補正回路
2 コンバーゼンス補正回路
3 垂直偏向ヨーク
4 垂直出力IC
5 垂直偏向電圧
60 垂直偏向コイル
101、102、203、204、206、207 ダイオード
103、104 抵抗器
105 可変抵抗器
209a、209b、209c、209d 垂直コマ収差補正用コイル
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ受像機やディスプレイモニタ等のカラー受像管装置に使用される垂直偏向回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ受像機やディスプレイモニタ等に使用されるインライン型カラー受像管において、垂直偏向磁界の中心軸とカラー受像管の中心軸とのずれや、垂直偏向磁界とカラー受像管との回転ずれが生じると、カラー受像管の表示面(蛍光体スクリーン面)の上部および下部で個別にミスコンバーゼンスが発生する。
【0003】
このようなミスコンバーゼンスを表示面の上部および下部のそれぞれで個別に補正する手段として、特開平8−102270号公報に、偏向ヨークの後部である電子銃側に2個の補助コイルを設け、この補助コイルに、ダイオードブリッジ回路により構成したコンバーゼンス補正回路により補正された電流を流すことが記載されている。
【0004】
図4は、上記従来技術の垂直偏向ヨークの回路図であり、図5中の曲線(a)は、上記従来技術の垂直偏向ヨークのインピーダンス特性を示す図である。
【0005】
図4に示すように、垂直偏向ヨークは、カラー受像管70に取り付けられた垂直偏向コイル60、ダイオードによるスイッチを利用したコンバーゼンス補正回路2、垂直コマ収差補正用コイル209a、209b、209c、209d、210a、210bを備える。コンバーゼンス補正回路2は、抵抗201と抵抗202とが直列に接続され、これと並列に接続されたダイオード203、可変抵抗205、およびダイオード203と同方向に接続されたダイオード204からなる直列回路を有し、さらにダイオード203と逆方向に接続されたダイオード206、可変抵抗208、およびダイオード206と同方向に接続されたダイオード207からなる直列回路を有する。コンバーゼンス補正回路2は直列垂直回路の一部を構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなミスコンバーゼンスを補正する回路を付加した場合、コンバーゼンス補正回路内のダイオード203、204、206および207のV−I特性に起因して、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性が、図5中の曲線(a)に示すように、垂直偏向期間の中央の近傍すなわち偏向電流の電流値が0〔A〕の近傍で急峻に変化する。このため、垂直偏向ヨークに供給される垂直偏向電圧が、偏向電流に対する垂直偏向ヨークのインピーダンス変化に追従できず、垂直方向の偏向の速度がカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で遅くなる。このため、水平走査による走査線の垂直方向の密度が高くなり、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近において横方向の帯状の白い部分が現れるという問題があった。
【0007】
なお、このような帯状の白い部分は、ダイオードのスイッチング特性を利用した補正手段を垂直偏向回路に付加した場合等、上記従来例で示したコンバーゼンス補正回路以外でも発生していた。
【0008】
本発明は、上記問題を解決することを目的とするものであり、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性が急峻に変化した場合においても、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の垂直偏向回路は、垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路であって、前記垂直リニアリティ補正回路は、第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、前記コンバーゼンス補正回路は、第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路とが並列に接続された構成を備え、前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続されたことを特徴とする(請求項1)。
【0012】
この構成によれば、垂直偏向電圧の正負両極性で動作するダイオードのスイッチ作用により垂直偏向ヨークのインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。また、第1の抵抗器の合成抵抗値と第2の抵抗器の合成抵抗値の調整により、垂直偏向ヨークのインピーダンスを調整することができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化をカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。これらの作用により、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減できる。
【0013】
また、前記第1および第2のダイオードは、前記コンバーゼンス補正回路中のダイオードと実質的に同じV−I特性を持つことが好ましい(請求項2)。
【0014】
この構成によれば、コンバーゼンス補正回路に備えられているダイオードと同じタイミングで垂直リニアリティ補正回路のダイオードのオン・オフ状態をスイッチさせることができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化と同じタイミングでカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で垂直偏向ヨークのインピーダンスを小さくすることができる。したがって、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を効果的に低減できる。
【0015】
また、前記第1および第2の抵抗器の少なくとも一つが可変抵抗器であることが好ましい(請求項3)。
【0016】
この構成によれば、可変抵抗の抵抗値を調整することにより、垂直偏向ヨークのインピーダンスを調整することができ、垂直偏向ヨークのインピーダンス特性の変化をカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることができる。したがって、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を低減できる。
【0017】
また、本発明のカラー受像管装置は、インライン型電子銃を内蔵するカラー受像管と、垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路とを備えるカラー受像管装置であって、前記垂直リニアリティ補正回路は、第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、前記コンバーゼンス補正回路は、第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路とが並列に接続された構成を備え、前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続された
ことを特徴とする(請求項4)。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の垂直偏向回路は、垂直偏向コイル60と、ダイオード203、204、206、207のスイッチング作用を利用するコンバーゼンス補正回路2と、垂直コマ収差補正用コイル209a、209b、209c、209dと、補正コイル210a、210bとからなる垂直偏向ヨーク3を備えるとともに、カラー受像管(図示せず)の表示面の上下方向の中央付近に電子ビームが衝突するときに垂直偏向回路のインピーダンスを小さくする手段である垂直リニアリティ補正回路1をさらに備えるものである。このような垂直偏向回路のうち、垂直偏向ヨーク3がインライン型電子銃を内蔵したカラー受像管に装着されて、本発明のカラー受像管装置を構成する(図示せず)。
【0021】
垂直リニアリティ補正回路1は、差動入力ICである垂直偏向出力IC4の出力部に一端が接続され、コンバーゼンス補正回路2の出力部にもう一端が接続され、かつ、垂直偏向ヨーク3に並列に接続される。垂直偏向コイル60は、一端が垂直出力IC4の出力部に接続される。コンバーゼンス補正回路2は、図4に示すコンバーゼンス補正回路と同様の構成を有する。
【0022】
垂直リニアリティ補正回路1は、第1のダイオード101と、ダイオード101と並列にかつダイオード101と逆方向に接続された第2のダイオード102とを備え、ダイオード101および102からなる並列回路と並列に接続された第1の抵抗器103と、ダイオード101および102からなる並列回路と直列に接続された第2の抵抗器104とを備える。
【0023】
以下、本発明の垂直偏向回路の動作について詳細に説明する。
ダイオード101および102は、図2に示すような垂直偏向電圧5が印加されると、スイッチ作用により抵抗器103のオン・オフを繰り返す。すなわち、垂直偏向電圧5が+0.7〔V〕以上のときにはダイオード101がオン状態になり、−0.7〔V〕以下のときにはダイオード102がオン状態になるから、これらの範囲では抵抗器103が短絡され、抵抗器104のみが有効となる。一方、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の間のときには、ダイオード101および102はともにオフ状態となるから、抵抗器103および104の両方が有効になる。
【0024】
したがって、抵抗器103の抵抗値をR1とし、抵抗器104の抵抗値をR2とすると、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕以下または+0.7〔V〕以上のときには抵抗値R2のみが垂直偏向ヨーク3と並列に接続されることになり、一方、垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の範囲のときには、合成抵抗R=R1+R2が垂直偏向ヨーク3と並列に接続されることになる。
【0025】
垂直偏向電圧5が−0.7〔V〕から+0.7〔V〕の範囲は、図5の曲線(a)に示すように、ミスコンバーゼンス補正回路2内のダイオード203、204、206、および207のV−I特性に起因して垂直偏向ヨークのインピーダンスが垂直偏向期間の中央の近傍で急峻に変化する範囲と一致する。つまり、この範囲では、垂直偏向ヨーク3のインピーダンスが高くなるが、同時に、垂直偏向ヨーク3に並列に接続された垂直リニアリティ補正回路1のインピーダンスも抵抗器103および104の合成抵抗となり高くなるため、垂直偏向回路全体としては合成インピーダンスが小さくなり、結果としてフラットなインピーダンス特性が得られる。図5に示すように、本発明の垂直偏向回路のインピーダンス特性曲線(b)は、垂直リニアリティ補正回路を有さない従来の垂直偏向ヨークのインピーダンス特性曲線(a)に比べて、より平坦な特性に改善されていることがわかる。
【0026】
抵抗器103および104の抵抗値を適切に選択することにより、垂直偏向回路のインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央部で最適にすることができ、カラー受像管の表示面の上下方向の中央部に現れる横方向の帯状の白い部分を効果的に低減することができる。
【0027】
垂直偏向回路のインピーダンスを最適に小さくする各抵抗器の抵抗値の一例をあげると、41〔cm〕(17インチ)のカラー受像管用の偏向ヨークに適用する場合で、垂直偏向コイル60のインダクタンスが6.36〔mH〕、インピーダンスが8.18〔Ω〕のときに、抵抗器103の抵抗値が5.6〔kΩ〕で、抵抗器104の抵抗値が270〔Ω〕である。
【0028】
なお、垂直リニアリティ補正回路1に用いられているダイオード101および102として、コンバーゼンス補正回路2に用いられているダイオードと実質的に同じV−I特性を有するダイオードを用いることが好ましい。この場合には、垂直偏向ヨーク3のインピーダンスの変化と同じタイミングで、ダイオード101および102のオン・オフ状態がスイッチする。このため、垂直偏向ヨーク3のインピーダンス変化のタイミングにあわせて抵抗器103をオンオフ動作させることができるので、垂直偏向回路のインピーダンス特性をよりフラットなものとすることができる。
【0029】
(第2の実施の形態)
図3に示すように、第2の実施の形態は、垂直リニアリティ補正回路の抵抗器103を可変抵抗器105に置き換えている点において第1の実施の形態と異なる。なお、第2の実施の形態の垂直偏向回路の動作は、第1の実施の形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0030】
第2の実施の形態の垂直偏向回路によれば、カラー受像管の表示面を目視しながら可変抵抗器105の抵抗値を調整することにより、カラー受像管の表示面の上下方向の中央部に現れる横方向の帯状の白い部分を最小限に抑えることができる。
【0031】
また、垂直偏向回路やカラー受像管の製造時におけるばらつきや、垂直リニアリティ補正回路中の抵抗値のばらつきが発生した場合には、第1の実施の形態の場合には抵抗器を交換する必要があるが、第2の実施の形態では可変抵抗器の抵抗値を調整するだけでよい。
【0032】
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の抵抗器103を可変抵抗器105に置き換えているが、抵抗器104を可変抵抗器に置き換えてもよく、抵抗器103および104の両方を可変抵抗器に置き換えてもよい。
【0033】
上記各実施の形態は、従来技術で示したコンバーゼンス補正回路が垂直偏向回路に付加された場合について説明しているが、ダイオードのスイッチング特性を利用したその他の補正回路であっても同様の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、垂直偏向回路のインピーダンスをカラー受像管の表示面の上下方向の中央付近で小さくすることにより、カラー受像管の表示面の上下方向の中央付近に現れる横方向の帯状の白い部分を効率的に低減することができる垂直偏向回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の垂直偏向回路の回路図
【図2】垂直偏向電圧の波形を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態のリニアリティ補正回路を示す回路図
【図4】従来の垂直偏向ヨークの回路図
【図5】従来の垂直偏向ヨークおよび本発明の垂直偏向回路の各々のインピーダンス特性を示す図
【符号の説明】
1 垂直リニアリティ補正回路
2 コンバーゼンス補正回路
3 垂直偏向ヨーク
4 垂直出力IC
5 垂直偏向電圧
60 垂直偏向コイル
101、102、203、204、206、207 ダイオード
103、104 抵抗器
105 可変抵抗器
209a、209b、209c、209d 垂直コマ収差補正用コイル
Claims (4)
- 垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路であって、
前記垂直リニアリティ補正回路は、
第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、
前記コンバーゼンス補正回路は、
第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、
第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、
前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路と
が並列に接続された構成を備え、
前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続された
ことを特徴とする垂直偏向回路。 - 前記第1および第2のダイオードは、前記コンバーゼンス補正回路中のダイオードと実質的に同じV−I特性を持つことを特徴とする請求項1に記載の垂直偏向回路。
- 前記第1および第2の抵抗器の少なくとも一つが可変抵抗器であることを特徴とする請求項1に記載の垂直偏向回路。
- インライン型電子銃を内蔵するカラー受像管と、
垂直偏向コイル(60)と、前記垂直偏向コイルと直列に接続された垂直コマ収差補正用コイル(209)およびコンバーゼンス補正回路(2)と、垂直リニアリティ補正回路(1)とを備える垂直偏向回路と
を備えるカラー受像管装置であって、
前記垂直リニアリティ補正回路は、
第1のダイオード(101)と、前記第1のダイオードと並列にかつ逆方向に接続された第2のダイオード(102)と、前記第1および第2のダイオードと並列に接続された第1の抵抗器(103)と、前記第1および第2のダイオードと直列に接続された第2の抵抗器(104)とを備え、
前記コンバーゼンス補正回路は、
第3の抵抗(201)と第4の抵抗(202)の直列回路と、
第3のダイオード(203)と、第1の可変抵抗(205)と、前記第3のダイオードと同方向に接続された第4のダイオード(204)とからなる直列回路と、
前記第3のダイオードと逆方向に接続された第5のダイオード(206)と、第2の可変抵抗(208)と、前記第5のダイオードと同方向に接続された第6のダイオード(207)とからなる直列回路と
が並列に接続された構成を備え、
前記垂直リニアリティ補正回路は、前記垂直偏向コイルと前記垂直コマ収差補正用コイルと前記コンバーゼンス補正回路との直列回路と並列に接続された
ことを特徴とするカラー受像管装置。
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