JPH11185667A - コンバージェンス補正機能付きの偏向ヨーク - Google Patents

コンバージェンス補正機能付きの偏向ヨーク

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JPH11185667A
JPH11185667A JP35323297A JP35323297A JPH11185667A JP H11185667 A JPH11185667 A JP H11185667A JP 35323297 A JP35323297 A JP 35323297A JP 35323297 A JP35323297 A JP 35323297A JP H11185667 A JPH11185667 A JP H11185667A
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JP
Japan
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horizontal
coil
deflection
axis
vertical
Prior art date
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JP35323297A
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Yoshio Ko
義雄 高
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水平コイルの低インピーダンス化を図りつつ、
CRT画面の四隅及びその画面左右の中間付近の水平動
ミスコンバージェンスを補正できるようにする。 【解決手段】CRTの管軸に関して水平方向をX軸及び
垂直方向をY軸としたとき、このCRTのY軸寄り上部
に設けられて水平偏向磁界を発生する水平コイルL1
と、この水平コイルL1の下部であってX軸よりも上部
に設けられて水平偏向磁界を発生する水平コイルL2
と、CRTのY軸寄り下部に設けられて水平偏向磁界を
発生する水平コイルL3と、この水平コイルL3の上部
であってX軸よりも下部に設けられて水平偏向磁界を発
生する水平コイルL4と、水平コイルL1,L3に流れ
る水平偏向電流を変調する可飽和リアクタ14とを備
え、この可飽和リアクタ14に垂直偏向電流又は該垂直
偏向電流を加工した疑似垂直偏向電流を流すようになさ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示画面が大型
化及びフラット化するカラー陰極線管の偏向ヨークに適
用して好適なコンバージェンス補正機能付きの偏向ヨー
クに関する。
【0002】詳しくは、陰極線管の管軸の上下部や中間
部の水平コイルに流すための水平偏向電流を変調する可
飽和リアクタを設け、この可飽和リアクタに垂直偏向電
流又は該垂直偏向電流を加工した疑似垂直偏向電流を流
して、水平コイルの低インピーダンス化を図りつつ、陰
極線管の画面の四隅及びその画面左右の中間付近の水平
動ミスコンバージェンスを少なくできるようにしたもの
である。
【0003】
【従来の技術】近頃、コンピユータから出力されるさま
ざまな映像信号に基づいて画像表示を行うマルチスキャ
ン型のディスプレイが使用される場合が多くなってき
た。このディスプレイはコンピユータディスプレイ装置
の一種であり、水平・垂直同期信号(偏向周波数を決め
る信号)の様々な種類に対応できると共に、これらの組
み合わせに対応できるディスプレイモニタである。最も
対応度の高いディスプレイにあっては、いわゆるNTS
C方式のテレビ画像表示からコンピユータの高精細度な
画像表示まで対応したものがある。
【0004】上述したディスプレイモニタでは高周波
(水平掃引周期が短い)による偏向走査が求められるた
め、低インピーダンスの偏向ヨークが要求される。この
要求に対して水平偏向コイルを上下に分割して巻線を増
加することによりインピーダンスを低くした偏向ヨーク
が開発されている。
【0005】図12はこの種の従来の3回路並列接続式
の鞍型偏向ヨーク10の構成例を示す図である。図は偏
向ヨーク10の片側のみを示しており、垂直偏向コイル
についてはその説明を省略する。
【0006】図12に示す偏向ヨーク10には、陰極線
管(Cathode-Ray Tube,以下CRTという)の管軸に関
して水平方向をX軸及び垂直方向をY軸としたとき、そ
のX軸を境にして図示しないセパレータなどにセクショ
ン巻きされた上部水平偏向コイル2及び下部水平偏向コ
イル3が配置されている。
【0007】上部水平偏向コイル2の巻始部Sから約1
/3程度の巻線部には中間タップ端子1Aが接続され
る。この中間タップ端子1Aによって画定されたY軸寄
りの水平コイルL1は、正方向にコイルが巻き付けら
れ、そのX軸寄りの水平コイルL2は逆方向にコイルが
巻き付けられる。
【0008】同様に下部水平偏向コイル3の巻き始Sか
ら約1/3程度の巻線部には中間タップ端子1Bが接続
される。この中間タップ端子1Bによって画定されたY
軸寄りの水平コイルL3は正方向にコイルが巻き付けら
れ、そのX軸寄りの水平コイルL4は逆方向にコイルが
巻き付けられる。
【0009】更に、水平コイルL1の巻始部Sと水平コ
イルL3の巻始部Sとが接続される。水平コイルL2の
巻終部Fは中間タップ端子1Bに接続され、水平コイル
L4の巻終部Fが中間タップ端子1Aに接続される。
【0010】上述の偏向ヨーク10を電気回路図に示す
と図13のようになる。図13において、水平コイルL
1及び水平コイルL3は直列回路を成す。この直列回路
と並列に水平コイルL2及び水平コイルL4を接続する
と、3回路並列接続式の鞍型偏向ヨーク10が構成され
る。
【0011】次に、偏向ヨーク10の動作を説明する。
例えば図14に示すCRT4に偏向ヨーク10を取付
け、中間タップ端子1A,1Bに水平偏向電流Ihを流
し、図示しない垂直偏向コイルに垂直偏向電流IVを流
し、アノード5に高電圧VHHを供給し、赤,青、緑表
示用の電子銃6を制御する。
【0012】この制御により、偏向ヨーク10では水平
コイルL2に分流した電流Ih1、水平コイルL4に分
流した電流Ih2及び水平コイルL1,L3に分流した
電流Ih3によって水平偏向磁界が発生し、垂直偏向コ
イルに流入した垂直偏向電流IVによって垂直偏向磁界
が発生するので、CRT4の画面上にラスタが走査され
る。
【0013】一般に、このラスタには例えば青色Bを表
示する電子ビーム線と赤色Rを表示する電子ビーム線と
が画面のX軸端の上下部で位置ズレを起こす弓形状の横
ミスコンバージェンスが含まれる場合がある。これは
管軸の偏向中心Oから円錐に沿ってR,G,Bの電子ビ
ームが放射(偏向)されるとみなされるためである。こ
の横ミスコンバージェンスは画面の左右部で生ずる。
【0014】また、波形状の横ミスコンバージェンス
は青色Bの電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム線とが画
面のX軸端の中間部で位置ズレを起こしたものである。
この横ミスコンバージェンスは画面の左右部で生ず
る。更に、クロス状の縦ミスコンバージェンスは青色
Bの電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム線とが画面のY
軸端の左右部で位置ズレを起こしたものである。この縦
ミスコンバージェンスは画面のY軸上下部で生ずる。
また、クロス状の縦ミスコンバージェンスは青色Bの
電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム線とが画面のY軸中
間部の左右部で位置ズレを起こしたものである。縦ミス
コンバージェンスは画面のY軸上下部で生ずる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
偏向ヨーク10において、大型化及びフラット化するカ
ラー陰極線管に対処するために、水平コイルの低インピ
ーダンス化を前提にして、上述の縦・横ミスコンバージ
ェンスを補正で対処する要求がある。
【0016】しかしながら、従来方式の偏向ヨーク10
によれば、水平コイルL1〜L4の低インピーダンス化
が図られるが、水平コイルL1及びL3と、水平コイル
L2と、水平コイルL4とに水平偏向電流Ihを分流す
る方法が採られるので、CRT4の画面の四隅及びその
画面左右の中間付近の縦・横ミスコンバージェンスを高
精細に補正することが困難となるという問題がある。
【0017】因なみに縦・横(水平動)ミスコンバージ
ェンスを高精細に補正しようとすると、その補正のため
に四重極コイルを用い、これを偏向ヨーク10と組合わ
せてコンバージェンス調整及びラスタ調整をしなくては
ならない。従って、部品点数が多くなってマルチスキャ
ン型のディスプレイ装置のコストアップにつながった
り、また、コンバージェンス調整及びラスタ調整が複雑
に絡みあって出荷前の調整機器のスループットが低下す
る。
【0018】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、水平コイルの低インピーダン
ス化を図りつつ、陰極線管の画面の四隅及びその画面左
右の中間付近の水平動ミスコンバージェンスを少なくで
きるようにしたコンバージェンス補正機能付きの偏向ヨ
ークを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、陰極線
管の管軸に関して水平方向をX軸及び垂直方向をY軸と
したとき、この陰極線管のY軸寄り上部に設けられて水
平偏向磁界を発生する第1の水平コイルと、この第1の
水平コイルの下部であってX軸よりも上部に設けられて
水平偏向磁界を発生する第2の水平コイルと、陰極線管
のY軸寄り下部に設けられて水平偏向磁界を発生する第
3の水平コイルと、この第3の水平コイルの上部であっ
てX軸よりも下部に設けられて水平偏向磁界を発生する
第4の水平コイルと、第1及び第3の水平コイルに流れ
る水平偏向電流を変調する可飽和リアクタとを備え、こ
の可飽和リアクタに垂直偏向電流又は該垂直偏向電流を
加工した疑似垂直偏向電流を流すようになされたことを
特徴とするコンバージェンス補正機能付きの偏向ヨーク
によって解決される。
【0020】本発明の第1の偏向ヨークによれば、第1
及び第3の水平コイルに流れる水平偏向電流を変調する
ために可飽和リアクタが設けられ、この可飽和リアクタ
に垂直偏向電流又は疑似垂直偏向電流を流すようになさ
れたものである。
【0021】この構成によって、陰極線管左右のX軸端
の上下部の水平偏向磁界を増減するような調整を行うこ
とができるので、水平コイルの低インピーダンス化を図
りながら、陰極線管画面の四隅の水平動ミスコンバージ
ェンスを補正することができる。
【0022】本発明の第2の偏向ヨークは、陰極線管の
管軸に関して水平方向をX軸及び垂直方向をY軸とした
とき、陰極線管のY軸寄り上部に設けられて水平偏向磁
界を発生する第1の水平コイルと、この第1の水平コイ
ルの下部であってX軸よりも上部に設けられて水平偏向
磁界を発生する第2の水平コイルと、陰極線管のY軸寄
り下部に設けられて水平偏向磁界を発生する第3の水平
コイルと、第3の水平コイルの上部であってX軸よりも
下部に設けられて水平偏向磁界を発生する第4の水平コ
イルと、第2及び第4の水平コイルに流れる水平偏向電
流を変調する差動式の可飽和リアクタとを備え、この可
飽和リアクタに垂直偏向電流又は該垂直偏向電流を加工
した疑似垂直偏向電流を流すようになされたものであ
る。
【0023】本発明の第2の偏向ヨークによれば、第2
及び第4の水平コイルに流れる水平偏向電流を変調する
差動式の可飽和リアクタが設けられ、この可飽和リアク
タに垂直偏向電流又は疑似垂直偏向電流を流すようにな
されたものである。
【0024】この構成によって、陰極線管のY軸上部の
中間付近の左右及びそのY軸下部の中間付近の左右の水
平偏向磁界を増減するような調整を行うことができるの
で、水平コイルの低インピーダンス化を図りながら、陰
極線管画面の中間部付近の左右の水平動ミスコンバージ
ェンスを補正することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るコンバー
ジェンス補正機能付きの偏向ヨークの一実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明をする。
【0026】(1)第1の実施形態 図1は第1の実施形態としてのコンバージェンス補正機
能付きの偏向ヨーク100の構成例を示す図である。
【0027】この実施形態では陰極線管の管軸の上下部
の水平コイルに流す水平偏向電流を変調するために可飽
和リアクタを設け、この可飽和リアクタに垂直偏向電流
又は該垂直偏向電流を加工した疑似垂直偏向電流を流し
て、陰極線管の画面の四隅の縦・横ミスコンバージェン
スを少なくできるようにしたものである。
【0028】図1に示す偏向ヨーク100には、陰極線
管(Cathode-Ray Tube,以下CRTという)の管軸に関
して水平方向をX軸及び垂直方向をY軸としたとき、そ
のX軸を境にして図示しないセパレータなどにセクショ
ン巻きされた上部水平偏向コイル12及び下部水平偏向
コイル13が配置されている。
【0029】上部水平偏向コイル12の巻始部Sから約
1/3程度の巻線部には中間タップ端子11Aが接続さ
れる。この中間タップ端子11Aによって画定されたC
RTのY軸寄り上部には第1の水平コイルL1が設けら
れ、水平偏向磁界が発生される。水平コイルL1は正方
向にコイルが巻き付けられる。
【0030】この水平コイルL1の下部であってX軸よ
りも上部には第2の水平コイルL2が設けられ、水平偏
向磁界が発生される。水平コイルL2は水平コイルL1
に対して逆方向にコイルが巻き付けられる。
【0031】同様に下部水平偏向コイル13の巻き始S
から約1/3程度の巻線部には中間タップ端子11Bが
接続される。この中間タップ端子11Bによって画定さ
れたCRTのY軸寄り下部には第3の水平コイルL3が
設けられ、水平偏向磁界が発生される。水平コイルL3
は正方向にコイルが巻き付けられる。
【0032】この水平コイルL3の上部であって、X軸
よりも下部には第4の水平コイルL4が設けられ、水平
偏向磁界が発生される。水平コイルL4は水平コイルL
3に対して逆方向にコイルが巻き付けられる。更に、水
平コイルL4の巻終部Fが中間タップ端子11Aに接続
される。水平コイルL2の巻終部Fが中間タップ端子1
1Bに接続される。これまでは従来方式の偏向ヨーク1
0と同様であるが、以下の構成が異なっている。
【0033】すなわち、本実施の形態では水平コイルL
1の巻始部Sと水平コイルL3の巻始部Sとの間に可飽
和リアクタ14が接続され、水平コイルL1,L3に流
れる水平偏向電流Ih3が変調される。
【0034】この可飽和リアクタ14はT型フェライト
コア(以下単にコア部という)14AとC型フェライト
コア(以下単にコア部という)14Bとを有している。
コア部14Aの両端とコア部14Bの端部との間には磁
気素子17A,17Bが設けられ、コア部14Aからコ
ア部14Bへ通る磁束が一定の透磁率μよりも低下しな
いようにバイアスされる。
【0035】コア部14Aの中央部には一次コイルLv
が巻き付けられ、この一次コイルLvの巻始部Sは一次
端子15Aに接続され、その巻終部Fは一次端子15B
に接続される。左右部のコア14Bには二次コイルLs
1,Ls2がそれぞれ同じ巻数で巻き付けられる。この
例では二次コイルLs1の巻終部Fと二次コイルLs2
の巻始部Sとが接続され、二次コイルLs1の巻始部S
が二次端子16Aに接続され、二次コイルLs2の巻終
部Fが二次端子16Bに接続される。二次端子16Aは
水平コイルL1の巻始部Sに接続され、二次端子16B
は水平コイルL3の巻始部Sに接続される。
【0036】この一次コイルLvに垂直偏向電流を加工
したような一次電流Ivを流すと、一次コイルLvによ
る磁束は両側のコア部14Bを通る。しかし、この磁束
によって二次コイルLs1,Ls2に生ずる誘起電力が
互いに逆向きになるように、二次コイルLs1,Ls2
が巻かれているので、両電圧は相殺される。従って、二
次端子間16A,16Bには電圧は発生しない。
【0037】また、二次コイルLs1,Ls2に水平偏
向電流などのような二次電流Ih3を流すと、二次コイ
ルLs1,Ls2による磁束が両側コア14Bを通る。
しかし、中央部のコア14Aを通る磁束は互いに向きが
逆になるので、相殺されてそこには磁束は生じない。従
って、水平偏向電流Ih3によって一次端子15A、1
5B間には電圧は発生しない。
【0038】この例では一次コイルLvに垂直偏向電流
又はその垂直偏向電流を加工した一次電流Ivを流すよ
うになされたものであり、上述の磁気素子17A,17
Bによって磁気バイアスされたコア24A,24Bが、
一次電流Ivによって磁気飽和する。この性質を利用し
て水平偏向電流Ih3を変調することができる。
【0039】上述の偏向ヨーク100を電気回路図に示
すと図2のようになる。図2において、水平コイルL
1、可飽和リアクタ14の二次コイルLs1,Ls2及
び水平コイルL3は直列回路を成す。この直列回路と並
列に水平コイルL2及びL4を接続すると、コンバージ
ェンス補正機能付きの3回路並列接続式の鞍型偏向ヨー
ク100が構成される。
【0040】この可飽和リアクタ14の一次コイルLv
には全波整流用のダイオードD1及びD2が接続され、
図示しない垂直出力回路からの垂直偏向電流IVの一部
が垂直波形回路18で分流されて全波整流される。垂直
波形回路18では垂直偏向コイル18Aに鋸歯状波の垂
直偏向電流IVが出力されると共に、抵抗R1及び容量
C1によって垂直偏向電流IVが整形され、抵抗R2及
び容量C2によって垂直偏向電流IVに直流電流がバイ
アスされる。従って、図3に示す全波整流後の一次電流
Ivを可飽和リアクタ14の一次コイルLvに出力する
ことができる。
【0041】図4は可飽和リアクタ14の動作特性を示
す図である。図4に示す横軸は一次電流Ivであり、縦
軸は二次コイルLs1,Ls2の合成リアクタンスXL
である。この動作特性によれば一次電流Ivを0から徐
々に増加して行くと、合成リアクタンスXLは徐々に小
さくなって行く。これは一次電流Ivによって、コア1
4A,14B内に磁気飽和が生じ、二次コイルLs1,
Ls2に対してコア14A,14Bの透磁率μが低下す
るからである。
【0042】従って、一次コイルLvに図3に示した一
次電流Ivを流すと、合成リアクタンスXLが一次電流
Ivによって変調され、抵抗R2によるバイアス電流に
よって可飽和リアクタ14の直線性が変化するようにな
る。これにより、偏向ヨーク100の水平コイルL1及
びL3に流れる水平偏向電流Ih3が変調され、水平コ
イルL1及びL3によって発生される水平偏向磁界が変
化するようになる。
【0043】この結果で、図5に示すCRT画面の左右
のX軸端の上下部の水平偏向磁界を増減するような調整
を行うことができるので、CRT画面の四隅の弓形状の
横ミスコンバージェンスを補正することができる。
【0044】ここで、横ミスコンバージェンスの評価
量をCBHとすると、この評価量は次式(1)によって
示される。 CBH=(a+b+c+d)/4・・・・・(1) ただし、位置ズレ量aはCRT画面の右X軸端の上部で
青色Bを表示する電子ビーム線と赤色Rを表示する電子
ビーム線との偏向差であり、位置ズレ量bは画面右X軸
端の下部で青色Bの電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム
線との偏向差である。位置ズレ量cはCRT画面の左X
軸端の下部で青色Bを表示する電子ビーム線と赤色Rを
表示する電子ビーム線との偏向差であり、位置ズレ量d
は画面左X軸端の上部で青色Bの電子ビーム線と赤色R
の電子ビーム線との偏向差である。
【0045】この例では第1及び第3の水平コイルL3
に流れる水平偏向電流Ih3を一次電流Ivによって変
調したため、従来方式の偏向ヨーク10に比べて評価量
CBHを少なくすることができた。後述する評価量も含
めてCBHがゼロに近くなるほど画歪感度が向上する。
【0046】また、図6に示すCRT画面の左右のX軸
端の上下部の水平偏向磁界を増減するような調整を行う
ことができるので、CRT画面の上部のクロス形状の縦
ミスコンバージェンスを補正することができる。
【0047】ここで、縦ミスコンバージェンスの評価
量をCCVとすると、この評価量は次式(2)によって
示される。 CCV=(e+f+g+h)/4・・・・・(2) ただし、位置ズレ量eはCRT画面の上部Y軸端の右側
における青色Bを表示する電子ビーム線と赤色Rを表示
する電子ビーム線との偏向差であり、位置ズレ量fは画
面下部Y軸端の右側における青色Bの電子ビーム線と赤
色Rの電子ビーム線との偏向差である。位置ズレ量gは
CRT画面の下部Y軸端の左側における青色Bを表示す
る電子ビーム線と赤色Rを表示する電子ビーム線との偏
向差であり、位置ズレ量hは画面上部Y軸端の左側にお
ける青色Bの電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム線との
偏向差である。
【0048】この例では水平コイルL1,L3に流れる
水平偏向電流Ih3を一次電流Ivによって変調したた
め、従来方式の偏向ヨーク10に比べて評価量CCVを
少なくすることができた。
【0049】これにより、水平偏向コイル12や13の
低インピーダンス化に対して従来方式の水平偏向コイル
の約1.5倍程度の巻数を確保できると共に、従来方式
の4重極コイルなどが不要になるので、偏向ヨーク10
0を応用したマルチスキャン型のディスプレイ装置のコ
ストダウンを図れる。また、コンバージェンス調整及び
ラスタ調整を簡単に行えるので、出荷前の調整機器のス
ループットを向上させることができる。
【0050】(2)第2の実施形態 図7は第2の実施形態としての偏向ヨーク200の構成
を示す図である。この実施形態では陰極線管の管軸の中
間部の水平コイルに流す水平偏向電流を変調するために
差動式の可飽和リアクタを設け、この可飽和リアクタに
垂直偏向電流又は該垂直偏向電流を加工した疑似垂直偏
向電流を流して、陰極線管の画面左右の中間付近の縦・
横ミスコンバージェンスを少なくできるようにしたもの
である。第1の実施形態と同じ記号及び同じ名称のもの
は同じ機能を有するためその説明を省略する。
【0051】この偏向ヨーク200には第1の実施形態
と同様に図7に示す水平コイルL1及びL2から成る上
部水平偏向コイル22と、水平コイルL3及びL4から
成る下部水平偏向コイル23が配置される。上部水平偏
向コイル22の巻始部Sから約1/3程度の巻線部には
中間タップ端子21Aが接続される。この中間タップ端
子21Aによって画定されたCRTのY軸寄り上部には
第1の水平コイルL1が設けられる。水平コイルL1は
正方向にコイルが巻き付けられる。
【0052】この水平コイルL1の下部であってX軸よ
りも上部には第2の水平コイルL2が設けられる。水平
コイルL2は水平コイルL1に対して逆方向にコイルが
巻き付けられる。水平コイルL4の巻終部Fが中間タッ
プ端子21Aに接続される。これまでは第1の実施形態
と同様である。
【0053】この例では下部水平偏向コイル23の巻き
始Sから約1/3程度のところで水平コイルL3が区切
られる。この水平コイルL3は正方向にコイルが巻き付
けられる。この水平コイルL3の巻始部Sと水平コイル
L1の巻始部Sとが接続されると共に、水平コイルL3
の巻終部Fが中間タップ端子21Bに接続される。
【0054】また、水平コイルL3に対して電気的に絶
縁され、かつ、水平コイルL3の上部であって、X軸よ
りも下部には第4の水平コイルL4が設けられる。水平
コイルL4は水平コイルL3に対して逆方向にコイルが
巻き付けられる。そして、本実施の形態では水平コイル
L2の巻終部F及び水平コイルL3の巻始部Sと、中間
タップ端子21Bとの間に差動式の可飽和リアクタ24
が接続され、水平コイルL2に流れる水平偏向電流Ih
1及び水平コイルL4に流れる水平偏向電流Ih2が変
調される。
【0055】すなわち、可飽和リアクタ24のコア部2
4A(中央部)には一次コイルLvが巻き付けられ、こ
の一次コイルLvの巻始部は一次端子25Aに接続さ
れ、その巻終部は一次端子25Bに接続される。左右部
のコア24Bには二次コイルLs1,Ls2がそれぞれ
同じ巻数で巻き付けられる。この例では二次コイルLs
1の巻終部Fと二次コイルLs2の巻始部Sとが中間タ
ップ端子21Bに接続されると共に、二次コイルLs1
の巻始部Sが水平コイルL2の巻終部Fに接続され、二
次コイルLs2の巻終部Fが水平コイルL3の巻終部F
にそれぞれ接続される。
【0056】そして、この例では一次端子25A,25
Bに一次電流Ivを流し、この一次電流Ivによってコ
ア24Bが磁気飽和する性質を利用して水平コイルL
2,L4に流れる水平偏向電流Ih1及びIh2を変調
するものである。
【0057】上述の偏向ヨーク200を電気回路図に示
すと図8のようになる。図8において、水平コイルL1
及び水平コイルL3は直列回路を成し、水平コイルL2
及び二次コイルLs1は直列回路を成し、水平コイルL
4及び二次コイルLs2は直列回路を成す。この3つの
直列回路を並列に接続すると、コンバージェンス補正機
能付きの3回路並列接続式の鞍型偏向ヨーク200が構
成される。
【0058】この可飽和リアクタ24の一次コイルLv
には第1の実施形態と同様にして、垂直偏向電流の一部
を分流して全波整流された一次電流Ivが供給される。
従って、一次コイルLvに図3に示した一次電流Ivが
流れると、可飽和リアクタ24の直線性が変化するよう
になる。これにより、偏向ヨーク200の水平コイルL
2及びL4に流れる水平偏向電流Ih1,Ih2が変調
され、水平コイルL2及びL4によって発生される水平
偏向磁界が変化するようになる。
【0059】この結果、図9に示すCRT画面のX軸端
上部の中間付近及びそのX軸端下部の中間付近の水平偏
向磁界を増減するような調整を行うことができるので、
CRT画面の左右の中間付近の波形状の横ミスコンバー
ジェンスを補正することができる。
【0060】ここで、横ミスコンバージェンスの評価
量をMBHとすると、この評価量は次式(3)によって
示される。 MBH=(i+j+k+l)/4・・・・・(3) ただし、位置ズレ量iはCRT画面の右X軸端上の中間
部付近で青色Bを表示する電子ビーム線と赤色Rを表示
する電子ビーム線との偏向差であり、位置ズレ量jは画
面右X軸端下の中間部付近で青色Bの電子ビーム線と赤
色Rの電子ビーム線との偏向差である。位置ズレ量kは
CRT画面の左X軸端下の中間部付近で青色Bを表示す
る電子ビーム線と赤色Rを表示する電子ビーム線との偏
向差であり、位置ズレ量lは画面左X軸端上の中間部付
近で青色Bの電子ビーム線と赤色Rの電子ビーム線との
偏向差である。
【0061】この例では水平コイルL2,L4に流れる
水平偏向電流Ih1,Ih2を一次電流Ivによって変
調したため、従来方式の偏向ヨーク10に比べて評価量
MBHを少なくすることができた。
【0062】また、水平コイルL2,L4に流れる水平
偏向電流Ih1,Ih2を一次電流Ivによって変調す
ることによって、図10に示すCRT画面のY軸上部の
中間付近及びそのY軸下部の中間付近の左右の水平偏向
磁界を増減するような調整を行うことができるので、C
RT画面の左右の中間付近のクロス形状の縦ミスコンバ
ージェンスを補正することができる。
【0063】ここで、縦ミスコンバージェンスの評価
量をMCVとすると、この評価量は次式(4)によって
示される。 MCV=(p+q+r+s)/4・・・・・(4) ただし、位置ズレ量pはCRT画面の右X軸端上の中間
部付近における青色Bを表示する電子ビーム線と赤色R
を表示する電子ビーム線との偏向差であり、位置ズレ量
qは画面右X軸端下の中間部付近における青色Bの電子
ビーム線と赤色Rの電子ビーム線との偏向差である。位
置ズレ量rはCRT画面の左X軸端下の中間部付近で青
色Bを表示する電子ビーム線と赤色Rを表示する電子ビ
ーム線との偏向差であり、位置ズレ量sは画面左X軸端
上の中間部付近で青色Bの電子ビーム線と赤色Rの電子
ビーム線との偏向差である。
【0064】この例では水平コイルL2,L4に流れる
水平偏向電流Ih1,Ih2を一次電流Ivによって変
調したため、従来方式の偏向ヨーク10に比べて評価量
MCVを少なくすることができた。
【0065】(3)第3の実施形態 図11は第3の実施形態としての偏向ヨーク300の構
成を示す図である。この実施形態では第1の実施形態と
第2の実施形態とを組み合わせ、各々の可飽和リアクタ
14及び24に垂直偏向電流又は該垂直偏向電流を加工
した疑似垂直偏向電流を流すようになされたものであ
る。第1及び第2の実施形態と同じ記号及び同じ名称の
ものは同じ機能を有するため、また、水平コイルL1〜
L4の接続方法についてもその説明を省略する。
【0066】この偏向ヨーク300を電気回路図に示す
と図11のようになる。図11において、水平コイルL
1、可飽和リアクタ14の二次コイルLs1,Ls2及
び水平コイルL3は直列回路を成す。水平コイルL2、
可飽和リアクタ24の二次コイルLs1は直列回路を成
し、水平コイルL4及び可飽和リアクタ24の二次コイ
ルLs2は直列回路を成す。この3つの直列回路を並列
に接続すると、コンバージェンス補正機能付きの3回路
並列接続式の鞍型偏向ヨーク300が構成される。
【0067】この偏向ヨーク300によれば、水平コイ
ルL1及びL3に流れる水平偏向電流Ih3が可飽和リ
アクタ14によって変調され、水平コイルL2及びL4
に流れる水平偏向電流Ih1及びIh2が差動式の可飽
和リアクタ24によって変調されるので、CRTの上下
のY軸端の左右部や、そのY軸上部の中間付近の左右及
びそのY軸下部の中間付近の左右の水平偏向磁界を増減
するようなきめ細かな調整を行うことができる。従っ
て、CRT画面の四隅及びその画面の中間付近の左右部
の水平動ミスコンバージェンスを高精細に補正すること
ができる。
【0068】なお、可飽和リアクタ14の一次端子15
A,15B及び可飽和リアクタ24の一次端子25A,
25Bには、図11に示す短絡線(破線)でショートし
て同一の一次電流Ivを入力してもよく、別々に発生さ
せた一次電流Ivを各々の一次コイルLvに入力しても
よい。
【0069】(4)第4の実施形態 図12は第4の実施形態としての偏向ヨーク400の構
成を示す図である。本実施の形態では2回路並列接続式
の鞍型偏向ヨークに可飽和リアクタ44を適用したもの
であり、この可飽和リアクタ44の一次端子45A,4
5Bに垂直偏向電流をそのまま流すようになされたもの
である。
【0070】この偏向ヨーク400を電気回路図に示す
と図12のようになる。図12において、水平コイルL
1、可飽和リアクタ44の二次コイルLs1及び水平コ
イルL2は直列回路を成し、水平コイルL3、可飽和リ
アクタ44の二次コイルLs2は直列回路を成す。この
2つの直列回路を並列に接続すると、コンバージェンス
補正機能付きの2回路並列接続式の鞍型偏向ヨーク40
0が構成される。
【0071】この偏向ヨーク400によれば、水平コイ
ルL1及びL2に流れる水平偏向電流Ih1及び水平コ
イルL3及びL4に流れる水平偏向電流Ih2が可飽和
リアクタ44によって変調されるので、CRTの上下の
Y軸端の左右部や、そのY軸上部の中間付近の左右及び
そのY軸下部の中間付近の左右の水平偏向磁界を増減す
るような調整を行うことができる。従って、CRT画面
の四隅及びその画面の中間付近の左右部の水平動ミスコ
ンバージェンスを補正することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンバー
ジェンス補正機能付きの第1の偏向ヨークによれば、陰
極線管の管軸の上下部の水平コイルに流れる水平偏向電
流を変調する可飽和リアクタが設けられ、この可飽和リ
アクタに垂直偏向電流又は疑似垂直偏向電流を流すよう
にしたものである。
【0073】この構成によって、水平コイルの低インピ
ーダンスを確保できると共に、陰極線管の画面左右上下
部の水平偏向磁界を増減するような調整を行うことがで
きるので、陰極線管の画面の四隅の水平動ミスコンバー
ジェンスを補正することができる。
【0074】本発明の第2の偏向ヨークによれば、陰極
線管の管軸の中間部の水平コイルに流れる水平偏向電流
を変調する差動式の可飽和リアクタが設けられ、この可
飽和リアクタに垂直偏向電流又は疑似垂直偏向電流を流
すようにしたものである。
【0075】この構成によって、水平コイルの低インピ
ーダンスを確保できると共に、陰極線管のY軸上部の中
間付近の左右及びそのY軸下部の中間付近の左右の水平
偏向磁界を増減するような調整を行うことができるの
で、陰極線管の画面の中間付近の左右部の水平動ミスコ
ンバージェンスを補正することができる。
【0076】この発明は大型化及びフラット化するカラ
ー陰極線管の偏向ヨークに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態としての偏向ヨーク100の構
成例を示す図である。
【図2】偏向ヨーク100の電気回路例を示す図であ
る。
【図3】偏向ヨーク100の可飽和リアクタ14に入力
する一次電流の波形例を示す図である。
【図4】可飽和リアクタ14の動作特性例を示す図であ
る。
【図5】偏向ヨーク100による横ミスコンバージェン
ス(上下部)の補正例を示す図である。
【図6】偏向ヨーク100による縦ミスコンバージェン
ス(上下部)の補正例を示す図である。
【図7】第2の実施形態としての偏向ヨーク200の構
成例を示す図である。
【図8】偏向ヨーク200の電気回路例を示す図であ
る。
【図9】偏向ヨーク200による横ミスコンバージェン
ス(中間部)の補正例を示す図である。
【図10】偏向ヨーク200による縦ミスコンバージェ
ンス(中間部)の補正例を示す図である。
【図11】第3の実施形態としての偏向ヨーク300の
構成例を示す図である。
【図12】従来方式の3回路並列接続式の鞍型偏向ヨー
ク10の構成例を示す図である。
【図13】偏向ヨーク10の片側の電気回路例を示す図
である。
【図14】偏向ヨーク10の動作例を示す図である。
【符号の説明】
2,12,22・・・上部水平偏向コイル、3,13,
23・・・下部水平偏向コイル、10,100,20
0,300・・・偏向ヨーク、14,24・・・可飽和
リアクタ、L1〜L4・・・水平コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の管軸に関して水平方向をX
    軸及び垂直方向をY軸としたとき、 前記陰極線管のY軸寄り上部に設けられて水平偏向磁界
    を発生する第1の水平コイルと、 前記第1の水平コイルの下部であって前記X軸よりも上
    部に設けられて水平偏向磁界を発生する第2の水平コイ
    ルと、 前記陰極線管のY軸寄り下部に設けられて水平偏向磁界
    を発生する第3の水平コイルと、 前記第3の水平コイルの上部であって前記X軸よりも下
    部に設けられて水平偏向磁界を発生する第4の水平コイ
    ルと、 前記第1及び第3の水平コイルに流れる水平偏向電流を
    変調する可飽和リアクタとを備え、 前記可飽和リアクタに垂直偏向電流又は該垂直偏向電流
    を加工した疑似垂直偏向電流を流すようになされたこと
    を特徴とするコンバージェンス補正機能付きの偏向ヨー
    ク。
  2. 【請求項2】 陰極線管の管軸に関して水平方向をX軸
    及び垂直方向をY軸としたとき、 前記陰極線管のY軸寄り上部に設けられて水平偏向磁界
    を発生する第1の水平コイルと、 前記第1の水平コイルの下部であって前記X軸よりも上
    部に設けられて水平偏向磁界を発生する第2の水平コイ
    ルと、 前記陰極線管のY軸寄り下部に設けられて水平偏向磁界
    を発生する第3の水平コイルと、 前記第3の水平コイルの上部であって前記X軸よりも下
    部に設けられて水平偏向磁界を発生する第4の水平コイ
    ルと、 前記第2及び第4の水平コイルに流れる水平偏向電流を
    変調する差動式の可飽和リアクタとを備え、 前記可飽和リアクタに垂直偏向電流又は該垂直偏向電流
    を加工した疑似垂直偏向電流を流すようになされたこと
    を特徴とするコンバージェンス補正機能付きの偏向ヨー
    ク。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第3の水平コイルが設けら
    れる場合であって、 前記第1及び第3の水平コイルに流れる水平偏向電流を
    変調する可飽和リアクタが設けられ、 前記可飽和リアクタに垂直偏向電流又は該垂直偏向電流
    を加工した疑似垂直偏向電流を流すようになされたこと
    を特徴とする請求項2記載のコンバージェンス補正機能
    付きの偏向ヨーク。
JP35323297A 1997-12-22 1997-12-22 コンバージェンス補正機能付きの偏向ヨーク Pending JPH11185667A (ja)

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