JPH06270450A - 溶融型熱転写記録方法 - Google Patents

溶融型熱転写記録方法

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JPH06270450A
JPH06270450A JP6040593A JP6040593A JPH06270450A JP H06270450 A JPH06270450 A JP H06270450A JP 6040593 A JP6040593 A JP 6040593A JP 6040593 A JP6040593 A JP 6040593A JP H06270450 A JPH06270450 A JP H06270450A
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JP6040593A
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English (en)
Inventor
Yasuko Sonoda
泰子 園田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙送りのむらに起因する行間のスジや隙間の
発生を解消する。 【構成】 (n−1)行目とn行目とが15本のサブラ
インをオーバーラップさせた状態で印画される。オーバ
ーラップ部OL1 における(n−1)行目のサブライン
は、階調レベルが縁に向かって15,14,13,・
・,2,1のように直線的に減少する。n行目のサブラ
インは、階調レベルが縁から1,2,3,・・・,15
の配分になるように直線的に増加された状態で印画され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドが主走
査方向に移動し、記録紙が副走査方向に移動するシリア
ルプリンタの溶融型熱転写記録方法の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱記録方法には、感熱記録シートに画像
を直接に記録する感熱記録と、インクフイルムのインク
を記録紙に転写する熱転写記録とがある。この熱転写記
録には、溶融したインクを記録紙に転写する溶融型と、
記録紙に転写されるインク量が熱エネルギーに応じて変
化する昇華型とがある。熱転写記録には、装置の小型・
軽量化を図るために、主走査方向に複数の記録素子を配
列した記録ヘッドを用い、これを副走査方向に移動させ
ながら1行を印画した後、主走査方向に紙送りして次の
1行を印画する方式のシリアルプリンタが多く用いられ
ている。
【0003】ところが、シリアルプリンタでは、紙送り
にむらが生じやすいため、主走査方向で隣合う行同士の
縁が互いに重なってその部分(オーバーラップ部)の濃
度が増して副走査方向にスジができたり、また逆に、行
と行との間に隙間ができて副走査方向にスジ状に記録紙
の地が出るという欠点があった。これを改善する方法と
して、例えば特開昭63−276565号に記載されて
いるように、(n−1)行の端とn行の端とを1ドット
分オーバーラップさせて印画するものが知られている。
【0004】また、特開平3−146363号には、サ
ーマルヘッドの蓄熱現象によって、その両端の記録層が
低下するのを防止するために、各行の端を7ドット分オ
ーバーラップさせて印刷するとともに、サーマルヘッド
の端にゆくにつれて記録濃度が零になるように濃度勾配
をつける熱記録方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの熱記録方
法も、発熱素子の熱エネルギーに応じて転写インク量が
変化する昇華型熱転写記録方法であるため、転写インク
量が一定な溶融型熱転写記録には適用することができな
い。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、紙送りのむらに起因する行間のスジや隙間の発生
を解消したシリアルプリンタの溶融型熱転写記録方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の溶融型熱転写記録方法は、階調レベ
ルによって画素内に記録されるインクドットの位置と大
きさが異なった印画パターンを用い、縁に行くに従って
オーバーラップする部分の階調レベルが下がるように各
行を印画するようにしたものである。
【0008】請求項2記載の溶融型熱転写記録方法は、
階調を表現する一画素記録に主走査方向2以上の整数P
個の発熱素子を組として割り当て、副走査方向の対応す
る一画素長さを当該P個の発熱素子を独立に駆動させつ
つ副走査方向に記録ヘッドと記録紙を発熱素子の副走査
方向長より短いピッチで相対的に微小送りしつつ重ね記
録することにより形成し、上記オーバーラップ量を(該
一画素内で表現し得る最大階調数)×(主走査方向の発
熱素子長)にとるようにしたものである。
【0009】請求項3記載の溶融型熱転写記録方法は、
前記請求項1又は2記載の溶融型熱転写記録方法におい
て、オーバーラップする部分の(n−1)行目の階調レ
ベルDn-1 (X)と、n行目の階調レベルDn (X)と
は、それぞれ下記の式(1),(2) Dn-1 (X)=(1/G)・Kn-1 (X)・D(X)+0.5 ・・・(1) Dn (X)=(1/G)・Kn (X)・D(X)+0.49 ・・・(2) を用いて算出し、各算出値の小数点以下を切り捨てるこ
とによって得られる値としたものである。 ただし、X :オーバーラップする部分のサブ
ラインの位置を示す番号 Kn-1 (X):オーバーラップ部分における(n−1)
行目の階調レベルの配分を示す係数 Kn (X) :オーバーラップ部分におけるn行目の階
調レベルの配分を示す係数 D(X)/G:印画面積率 D(X) :Xの位置の階調レベル G :表現し得る最大階調数 例えば、G=1
6,32,64,128,256,・・・ である。
【0010】
【作用】隣合う行同志が常に所定の幅だけオーバーラッ
プして印画されるから、行間が開いてスジ状の隙間が生
じることがなくなる。また、階調レベルによって画素内
に記録されるインクドットの位置と大きさが異なった印
画パターンを用いるとともに、縁に行くに従ってオーバ
ーラップ部の階調レベルが下がるように各行が印画され
るから、オーバーラップ部も高階調の画素が記録され
る。
【0011】
【実施例】本発明の画像記録方法を適用したシリアルプ
リンタを示す図2において、サーマルヘッド10はヘッ
ド移動機構11によって水平方向(副走査方向S)に往
復動され、記録紙12はプラテンローラ13及び搬送ロ
ーラ14によって記録位置に対して縦方向(主走査方向
M)に搬送される。溶融転写用のインクリボン15は周
知のリボンカセット16で供給される。リボンカセット
16はサーマルヘッド10の後方に装着され、インクリ
ボン15はリボンカセット16から僅かに引き出されて
サーマルヘッド10と記録紙12との間に通される。な
お、符号17はプラテンローラ13及び搬送ローラ14
を駆動するパルスモータ,符号18はドライバである。
【0012】記録時には、インクリボン15がサーマル
ヘッド10によって背後から記録紙12に密着されると
ともに、リボンカセット16がサーマルヘッド10と一
緒にヘッド移動機構11によって副走査方向Sに移動さ
れる。サーマルヘッド10は、インクリボン15の背後
を加熱し、溶融又は軟化したインクを記録紙12に転写
する。このインクは、仮想的に表した画素内に付着し、
インクドットを形成する。1行の記録が終了すると、サ
ーマルヘッド10及びリボンカセット16は、初期位置
に戻されるとともに、記録紙12が主走査方向Mに1行
の幅より僅かに少なく搬送され、例えば15本のサブラ
インだけ上下の行がオーバーラップされる。
【0013】図3において、前記サーマルヘッド10に
は、複数,例えば128個の発熱素子10a,10b,
10c,・・・が主走査方向Mに沿って配列されてい
る。隣合う2個の発熱素子10a,10bによって1個
の画素20が印画され、1回の走査で64本のサブライ
ンからなる1行が印画される。即ち、発熱素子10aに
よって画素20の上半分のサブ画素20aが印画され,
発熱素子10bによって画素20の下半分のサブ画素2
0bが印画される。画素20は、主走査方向M及び副走
査方向Sの長さがL(例えば160μm)となってい
る。この実施例では、各発熱素子は、主走査方向Mの長
さが例えば80μmであり、副走査方向Sの長さが例え
ば20μmである。
【0014】本実施例では、1画素につき16階調とし
ており、1画素は16個のマイクロエリアから構成され
ている。サブ画素20a,20bは、8個のマイクロエ
リア21a〜21hに仮想的に区画され、サーマルヘッ
ド10が副走査方向Sへ単位送り量(例えば20μm)
だけ搬送される際に、階調レベルに応じて各マイクロエ
リア21a〜21hにインクドットを記録する。各マイ
クロエリア21a〜21h内には、インクドットの記録
順を表す数字が付してある。
【0015】図4に示すように、奇数番となるサブ画素
20aは、階調レベルが高くなるに従って画素の左端か
ら右端に向かってインクドットの面積が増えるドットパ
ターンで記録される。また、偶数番となるサブ画素20
bは、階調レベルが高くなるに従って、画素の中央から
右端に向かってインクドットの面積が増え、そして右端
に達してからは、左端から中央に向かってインクドット
が増えるドットパターンで記録される。
【0016】階調レベル「1」では、発熱素子10aが
1回通電され、ハッチングで示すように、マイクロエリ
ア21aにインクドットを記録する。階調レベル「2」
では、発熱素子10a,10bが1回ずつ通電され、マ
イクロエリア21aと21eにインクドットを記録す
る。また、例えば階調レベル「11」では、発熱素子1
0aが6回通電され、マイクロエリア21a〜21fに
インクドットを記録するとともに、発熱素子10bが5
回通電され、マイクロエリア21aと21e〜21hに
インクドットを記録する。
【0017】図5は、ヘッド駆動部の一例である。ビデ
オテープレコーダやスキャナーから入力された画像デー
タは、フレームメモリ25に書き込まれる。記録時に、
コントローラ26は、階調レベルを表す画像データをフ
レームメモリ25から1行分ずつ読み出す。ラインメモ
リ27に書き込まれた画像データは、バッファメモリ2
8へ転送される。OL変換部29は、前後の行とオーバ
ーラップする例えば15個ずつの画素の階調レベルを、
後述する計算式を用い、行の縁に行くに従って徐々に下
がるように変換する。なお、オーバーラップ部が生じな
い最初の行の上縁と最後の行の下縁に関しては、階調レ
ベルの変換は行われない。
【0018】LUT30は、階調レベルに応じて図4に
示したドットパターンを記録するための駆動データを発
生する。1個の画素は2個の発熱素子で記録され、各駆
動データはそれぞれ8ビットで構成される。インクドッ
トを記録するためのマイクロエリアには「1」が割り当
てられている。例えば、階調レベル「2」では、サブ画
素20aを記録する発熱素子10aには「100000
00」の駆動データがシリアルに出力され、サブ画素2
0aを記録する発熱素子10aには「0000100
0」の駆動データが出力される。
【0019】前記OL変換部29で行われる階調レベル
の変換は、次の式(1),(2)を用いて行われ、各算
出値の小数点以下は切り捨てられる。 Dn-1 (X)=(1/16)・Kn-1 (X)・DX +0.5 ・・・(1) Dn (X)=(1/16)・Kn (X)・DX +0.49 ・・・(2) ただし、X:サブラインの位置を示す番号 Kn-1 (X):(n−1)行目の階調レベルの配分を示
す係数 Kn (X) :n行目の階調レベルの配分を示す係数 DX /16 :印画面積率
【0020】図1に示した例は、画像データの階調数が
16で印画面積率100%の場合に、(n−1)行目と
n行目とが15(=階調数−1)本のサブラインずつオ
ーバーラップしている状態を示している。オーバーラッ
プさせるサブラインの本数は、(階調数−1),(階調
数/m−1),(階調数/m)のいずれかを選択する。
なお、mは整数で、例えばm=2である。
【0021】印画面積率が100%であるからDX =1
6であり、各式(1),(2)は、以下の式(3),
(4)になる。 Dn-1 (X)=Kn-1 (X)+0.5 ・・・(3) Dn (X)=Kn (X)+0.49 ・・・(4) ここで、Kn-1 (X)及びKn (X)は整数であるか
ら、小数点以下を切り捨てると、式(3),(4)の各
々は、以下の式(5),(6)になる。 Dn-1 (X)=Kn-1 (X) ・・・(5) Dn (X)=Kn (X) ・・・(6) 図1は、これに従って模式的に描いたオーバーラップ部
OL1 であり、重ね合わされた各サブラインの階調レベ
ルは、重ね合わされていない部分と同様に、全て16に
なって印画面積率は100%になる。
【0022】次に、シリアルプリンタの記録手順を説明
する。記録時には、プラテンローラ13,搬送ローラ1
4が矢印方向に回転して、記録紙12の記録エリアの先
端がサーマルヘッド10の位置まで給送される。サーマ
ルヘッド10及びリボンカセット16は左端の初期位置
に移動される。
【0023】画像データがフレームメモリ25に書き込
まれた後、1行ずつラインメモリ27に読み出されてバ
ッファメモリ28に転送される。OL変換部29で、オ
ーバーラップ部OL1 の階調レベルが縁に行くに従って
下がるように変換される。LUT30で各階調レベルに
応じた駆動データに変換され、隣合う2個の発熱素子で
1画素が印画されるようにサーマルヘッド10が駆動さ
れる。
【0024】サーマルヘッド10及びリボンカセット1
6が副走査方向を右方へ移動しながら、サーマルヘッド
10がインクリボン15を背後から加熱・加圧して、溶
融したインクを記録紙12に転写する。これによって、
図4に示したような印画パターンにより、階調レベルに
よって画素内に記録されるインクドットの位置と大きさ
が異なったモアレのない印画が行われる。次の行とオー
バーラップされるオーバーラップ部OL1 では、図1に
示すように、縁に行くに従ってオーバーラップする部分
の階調レベルが下がるように各サブラインが印画され
る。
【0025】サーマルヘッド10が記録エリアの右端ま
で移動して1行が記録紙12に記録されると、インクリ
ボン15への加熱・加圧が中止され、サーマルヘッド1
0及びリボンカセット16が副走査方向を左方へ移動し
て戻る。この戻り中に、プラテンローラ13及び搬送ロ
ーラ14が回転して記録紙12が搬送され、次の行がサ
ーマルヘッド10の位置まで搬送される。この搬送量
は、128個の発熱素子10a,10b,・・・の列長
より15個分少なく、この分だけ隣合う行同志がオーバ
ーラップされる。以下、この動作を繰り返して画像デー
タの全部が記録紙13に印画される。
【0026】印画が全て終了すると、プラテンローラ1
3及び搬送ローラ14が矢印方向に連続回転され、記録
紙12が排出される。オーバーラップ部OL1 は、オー
バーラップしていない部分と同様の濃度に仕上がり、副
走査方向にスジのない高品質なプリントを得ることがで
きる。
【0027】なお、図4に示した印画パターンによる
と、オーバーラップ部OL1 において重なりあう画素の
一方の印画パターンは他方の印画パターンに包含される
ように見えるが、(n−1)行目とn行目とは互いにレ
ジずれがあるから、オーバーラップ部OL1 をマクロ的
に見れば、オーバーラップしていない他の部分と同様
に、ほぼ印画面積率100%になる。
【0028】図6及び図7は、印画面積率が50%のグ
レイである場合を示す。DX =8であるから、式
(1),(2)は、下記の式(7),(8)のようにな
る。 Dn-1 (X)=(1/2)・Kn-1 (X)+0.5 ・・・(7) Dn (X)=(1/2)・Kn (X)+0.49 ・・・(8) これに従って算出した値の小数点以下を切捨てた結果を
図6の表中下側に示す。例えば、(n−1)行目の第1
サブラインの階調レベルDn-1 (1)は、 Dn-1 (1)=(1/2)・15+0.5 =7.5+0.5 =8 n行目の第1サブラインの階調レベルDn (1)は、 Dn (1)=(1/2)・1+0.49 =0.5+0.49 =0.99 これらの小数点以下を切捨てると、それぞれD
n-1 (1)=8,Dn (1)=0となる。同様に、第2
サブラインでは、Dn-1 (2)=7.5→7,D
n (2)=1.49→1,第3サブラインでは、Dn-1
(3)=7→7,Dn (2)=1.99→1となり、第
2サブラインから最後の第15サブラインまで2本ずつ
が同じ階調レベルになる。
【0029】別の実施例を示す図8において、この実施
例は、オーバーラップ部OL3 が7(=階調数/m−
1,m=2)本のサブラインで構成されている。階段状
の図は、DX =16(印画面積率100%)の場合を示
し、Dn-1 (X)=Kn-1 (X),Dn (X)=K
n (X)である。
【0030】DX =15のときには、表中に示すよう
に、 Dn-1 (1)=(1/16)・14・15+0.5=13.625→13 Dn (1)=(1/16)・2・15+0.49=2.365→2 Dn-1 (2)=(1/16)・12・15+0.5=11.75→11 Dn (2)=(1/16)・4・15+0.49=4.24→4 ・・・・・・・ となる。また、DX =7のときには、 Dn-1 (1)=(1/16)・14・7+0.5=6.625→6 Dn (1)=(1/16)・2・7+0.49=1.365→1 Dn-1 (2)=(1/16)・12・7+0.5=5.75→5 Dn (2)=(1/16)・4・7+0.49=2.1775→2 ・・・・・・・ DX =1のときには、 Dn-1 (1)=(1/16)・14・1+0.5=1.375→1 Dn (1)=(1/16)・2・1+0.49=0.615→0 Dn-1 (2)=(1/16)・12・1+0.5=1.25→1 Dn (2)=(1/16)・4・1+0.49=0.74→0 ・・・・・・・ となる。
【0031】別の実施例を示す図9において、この実施
例は、オーバーラップ部OL4 が8(=階調数/m,m
=2)本のサブラインで構成されているもので、階段状
の図はDX =16の場合を示しており、Dn-1 (X)=
n-1 (X),Dn (X)=Kn (X)である。DX
8のときには、表中に示すように、 Dn-1 (1)=(1/16)・15・8+0.5=8→8 Dn (1)=(1/16)・1・8+0.49=0.99→0 Dn-1 (2)=(1/16)・13・8+0.5=7→7 Dn (2)=(1/16)・3・8+0.49=1.99→1 ・・・・・・・ また、DX =2のときには、 Dn-1 (1)=(1/16)・15・2+0.5=2.375→2 Dn (1)=(1/16)・1・2+0.49=0.615→0 Dn-1 (2)=(1/16)・13・2+0.5=2.13→2 Dn (2)=(1/16)・3・2+0.49=0.865→0 ・・・・・・・ となる。
【0032】以上説明した実施例は、モノクロ印画の場
合であったが、本発明はカラー印画にも勿論適用でき
る。この場合には、インクリボンに、周知のように、シ
アン,マゼンタ,イエローのインクエリアが一定ピッチ
で形成されているものを使用し、各色について面順次に
印画すればよい。また、上記実施例では階調数を16と
したが、本発明はこれに限定されないのは勿論である。
また、印画パターンについても、任意のものを使用でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融型熱
転写記録方法によれば、階調レベルによって画素内に記
録されるインクドットの位置と大きさが異なった印画パ
ターンを用いるとともに、縁に行くに従ってオーバーラ
ップ部の階調レベルが下がるように各行が印画されるの
で、オーバーラップ部の濃度が高くなってスジが形成さ
れたり、あるいは空白が生じることがないとともに、オ
ーバーラップ部の画素を高階調で熱記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】n行目と(n+1)行目とを15本ずつのサブ
ラインでオーバーラップさせ、印画面積率を100%で
記録した状態と、このオーバーラップ部の階調レベルの
配分との関係を示す説明図である。
【図2】本発明を実施した溶融型のシリアルプリンタを
示す概略斜視図である。
【図3】画素内のマイクロエリアの記録順を示す説明図
である。
【図4】画素内の印画パターンを示す説明図である。
【図5】ヘッド駆動部の一例を示すブロック図である。
【図6】印画面積率が50%のグレイに印画したオーバ
ーラップ部と、このオーバーラップ部を構成する各サブ
ラインの階調レベルとその配分との関係を示す説明図で
ある。
【図7】図6に示したオーバーラップ部の(n−1)行
目とn行目の印画状態を示す説明図である。
【図8】7本のサブラインでオーバーラップさせた実施
例を示す図1と同様な説明図である。
【図9】8本のサブラインでオーバーラップさせた実施
例を示す図1と同様な説明図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 10a,10b,・・・ 発熱素子 12 記録紙 15 インクリボン 16 リボンカセット 20a,20b サブ画素 21a〜21h マイクロエリア 29 OL変換部 OL1 ,OL2 ,OL3 ,OL4 オーバーラップ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
    サーマルヘッドを記録ヘッドとして用い、これを副走査
    方向に移動することによって1行分記録するとともに、
    記録ヘッドと記録紙を主走査方向に一定量ずつ相対移動
    させ、(n−1)行目とn行目とを所定量だけオーバー
    ラップさせて記録するシリアルプリンタの画像記録方法
    において、 階調レベルによって画素内に記録されるインクドットの
    位置と大きさが異なった印画パターンを用い、縁に行く
    に従ってオーバーラップする部分の階調レベルが下がる
    ように各行を印画することを特徴とする溶融型熱転写記
    録方法。
  2. 【請求項2】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
    サーマルヘッドを記録ヘッドとして用い、これを副走査
    方向に移動することによって1行分記録するとともに、
    記録ヘッドと記録紙を主走査方向に一定量ずつ相対移動
    させ、(n−1)行目とn行目とを所定量だけオーバー
    ラップさせて記録するシリアルプリンタの画像記録方法
    において、 階調を表現する一画素記録に主走査方向2以上の整数P
    個の発熱素子を組として割り当て、副走査方向の対応す
    る一画素長さを当該P個の発熱素子を独立に駆動させつ
    つ副走査方向に記録ヘッドと記録紙を発熱素子の副走査
    方向長より短いピッチで相対的に微小送りしつつ重ね記
    録することにより形成し、上記オーバーラップ量を(該
    一画素内で表現し得る最大階調数)×(主走査方向の発
    熱素子長)にとることを特徴とする溶融型熱転写記録方
    法。
  3. 【請求項3】 前記(n−1)行目とn行目とがオーバ
    ーラップする部分の(n−1)行目の階調レベルDn-1
    (X)と、n行目の階調レベルDn (X)とは、それぞ
    れ下記の式(1),(2)を用いて算出し、各算出値の
    小数点以下を切り捨てることによって得られる値である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の溶融型熱転写記
    録方法。 Dn-1 (X)=(1/G)・Kn-1 (X)・D(X)+0.5 ・・・(1) Dn (X)=(1/G)・Kn (X)・D(X)+0.49 ・・・(2) ただし、X :オーバーラップする部分のサブ
    ラインの位置を示す番号 Kn-1 (X):オーバーラップ部分における(n−1)
    行目の階調レベルの配分を示す係数 Kn (X) :オーバーラップ部分におけるn行目の階
    調レベルの配分を示す係数 D(X)/G:印画面積率 D(X) :Xの位置の階調レベル G :表現し得る最大階調数 例えば、G=1
    6,32,64,128,256,・・・
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JP6040593A Pending JPH06270450A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 溶融型熱転写記録方法

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JP (1) JPH06270450A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285268A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Sony Corp 記録方法及び記録装置

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JPH07285268A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Sony Corp 記録方法及び記録装置

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