JPH0958043A - シリアルサーマルプリント方法 - Google Patents
シリアルサーマルプリント方法Info
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- JPH0958043A JPH0958043A JP21885095A JP21885095A JPH0958043A JP H0958043 A JPH0958043 A JP H0958043A JP 21885095 A JP21885095 A JP 21885095A JP 21885095 A JP21885095 A JP 21885095A JP H0958043 A JPH0958043 A JP H0958043A
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- JP
- Japan
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- Electronic Switches (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 行間の記録濃度が低くなるのを抑えて行のつ
なぎ目が目立たないように記録する。 【解決手段】 ROM49には、階調レベルに応じて決
まる上端用,標準用,下端用のインクドットパターンが
書き込まれた上端用LUT51,標準用LUT52,下
端用LUT53が設けられている。上端用,標準用,下
端用のインクドットパターンは、第n行の下端と第(n
+1)行の上端とがオーバーラップして形成される画素
列上の各画素の記録濃度が同じ階調レベルのオーバーラ
ップしない画素列上の各画素の記録濃度より高くなるよ
うに決められている。ラインメモリ47から駆動データ
発生部48に画像データが入力されと、スイッチSWが
順次に切り換えられ、第n行の下端の画素列上の各画素
には下端用インクドットパターン,第(n+1)行の上
端の画素列上の各画素には上端用インクドットパター
ン,オーバーラップしない画素列上の各画素には標準用
インクドットパターンがそれぞれ記録される。
なぎ目が目立たないように記録する。 【解決手段】 ROM49には、階調レベルに応じて決
まる上端用,標準用,下端用のインクドットパターンが
書き込まれた上端用LUT51,標準用LUT52,下
端用LUT53が設けられている。上端用,標準用,下
端用のインクドットパターンは、第n行の下端と第(n
+1)行の上端とがオーバーラップして形成される画素
列上の各画素の記録濃度が同じ階調レベルのオーバーラ
ップしない画素列上の各画素の記録濃度より高くなるよ
うに決められている。ラインメモリ47から駆動データ
発生部48に画像データが入力されと、スイッチSWが
順次に切り換えられ、第n行の下端の画素列上の各画素
には下端用インクドットパターン,第(n+1)行の上
端の画素列上の各画素には上端用インクドットパター
ン,オーバーラップしない画素列上の各画素には標準用
インクドットパターンがそれぞれ記録される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドが
副走査方向に移動し、記録紙が主走査方向に移動するシ
リアルサーマルプリンタに用いられるプリント方法に関
し、更に詳しくは行のつなぎ目が目立たないように改善
したシリアルサーマルプリント方法に関するものであ
る。
副走査方向に移動し、記録紙が主走査方向に移動するシ
リアルサーマルプリンタに用いられるプリント方法に関
し、更に詳しくは行のつなぎ目が目立たないように改善
したシリアルサーマルプリント方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱記録方法には、感熱記録紙に画像を直
接に記録する感熱記録と、インクフイルムのインクを記
録紙に転写する熱転写記録とがある。この熱転写記録に
は、溶融したインクを記録紙に転写する溶融型と、記録
紙に転写されるインク量が熱エネルギーに応じて変化す
る昇華型とがある。例えば熱転写記録には、装置の小型
・軽量化を図るために、主走査方向に複数の発熱素子を
配列したサーマルヘッドを用い、これを副走査方向に移
動させながら1行を記録した後、主走査方向に紙送りし
て次の1行を記録する方式のシリアルサーマルプリンタ
が多く用いられている。
接に記録する感熱記録と、インクフイルムのインクを記
録紙に転写する熱転写記録とがある。この熱転写記録に
は、溶融したインクを記録紙に転写する溶融型と、記録
紙に転写されるインク量が熱エネルギーに応じて変化す
る昇華型とがある。例えば熱転写記録には、装置の小型
・軽量化を図るために、主走査方向に複数の発熱素子を
配列したサーマルヘッドを用い、これを副走査方向に移
動させながら1行を記録した後、主走査方向に紙送りし
て次の1行を記録する方式のシリアルサーマルプリンタ
が多く用いられている。
【0003】1個の発熱素子は、主走査方向の長さが例
えば70μm程度であるため、シリアルサーマルプリン
タでは紙送りを高精度に行うことが必要であるが、実際
に記録した場合には、隣合う行同士の縁が互いに重なっ
たり、あるいは離れたりすることが多い。行同士が重な
った場合に、濃度が高い画像部分での重なりであれば比
較的目立たないが、濃度が中程度以下の画像部分であれ
ば副走査方向に伸びたスジが現れる。行同士が離れる
と、低濃度の画像部分では目立たないが、中高濃度の画
像部分は、記録紙の地がスジとなって現れる。普通は地
が白い記録紙が用いられるため、極めて目立つ白スジと
なる。
えば70μm程度であるため、シリアルサーマルプリン
タでは紙送りを高精度に行うことが必要であるが、実際
に記録した場合には、隣合う行同士の縁が互いに重なっ
たり、あるいは離れたりすることが多い。行同士が重な
った場合に、濃度が高い画像部分での重なりであれば比
較的目立たないが、濃度が中程度以下の画像部分であれ
ば副走査方向に伸びたスジが現れる。行同士が離れる
と、低濃度の画像部分では目立たないが、中高濃度の画
像部分は、記録紙の地がスジとなって現れる。普通は地
が白い記録紙が用いられるため、極めて目立つ白スジと
なる。
【0004】行端の重なりによるスジよりも、行の離れ
による白スジの方が画質を大きく劣化させるから、隣接
する2つの行において行端の画素列がオーバーラップす
るように紙送りするプリント方法が知られている。この
ようなプリント方法としては、例えば、本出願人が、特
願平6−30245号において、行のつなぎ目を目立た
なくすることができるシリアルサーマルプリント方法を
提案している。
による白スジの方が画質を大きく劣化させるから、隣接
する2つの行において行端の画素列がオーバーラップす
るように紙送りするプリント方法が知られている。この
ようなプリント方法としては、例えば、本出願人が、特
願平6−30245号において、行のつなぎ目を目立た
なくすることができるシリアルサーマルプリント方法を
提案している。
【0005】この方法では、サーマルヘッドの発熱素子
がN個ずつグループ化され、各グループによって各画素
が副走査方向に並んだ画素列が形成される。この画素列
は、N本の副マイクロラインから構成されており、そし
て1個の画素は主走査方向に延びたM本の主マイクロラ
インからなる。したがって、1個の画素は、N×M個の
セルによって構成される。これらのセル内には、階調レ
ベルによって決められたインクドットパターンに応じ
て、サブインクドットが選択的に記録される。各画素内
にあるN本の副マイクロラインの部分は、それそれ副マ
イクロライン部分を構成しており、その中で記録順位に
より1本以上の第1優先副マイクロライン部分及び第2
優先副マイクロライン部分が決められている。サーマル
ヘッドは、1行ずつ記録するが、隣接する第n行と第
(n+1)行は、1本以上の第1優先副マイクロライン
部分でオーバーラップされるように、記録紙の送り量が
決定されている。そして、第n行の下端にある複数の副
マイクロラインと、次に記録される第(n+1)行の上
端にある複数の副マイクロラインとで、行の境界上に位
置する1本の画素列が形成される。
がN個ずつグループ化され、各グループによって各画素
が副走査方向に並んだ画素列が形成される。この画素列
は、N本の副マイクロラインから構成されており、そし
て1個の画素は主走査方向に延びたM本の主マイクロラ
インからなる。したがって、1個の画素は、N×M個の
セルによって構成される。これらのセル内には、階調レ
ベルによって決められたインクドットパターンに応じ
て、サブインクドットが選択的に記録される。各画素内
にあるN本の副マイクロラインの部分は、それそれ副マ
イクロライン部分を構成しており、その中で記録順位に
より1本以上の第1優先副マイクロライン部分及び第2
優先副マイクロライン部分が決められている。サーマル
ヘッドは、1行ずつ記録するが、隣接する第n行と第
(n+1)行は、1本以上の第1優先副マイクロライン
部分でオーバーラップされるように、記録紙の送り量が
決定されている。そして、第n行の下端にある複数の副
マイクロラインと、次に記録される第(n+1)行の上
端にある複数の副マイクロラインとで、行の境界上に位
置する1本の画素列が形成される。
【0006】紙送り量が規定通りの場合には、少なくと
も1本の第1副マイクロライン部分がオーバーラップす
るように行われるので、階調レベルがやや小さく、第2
副マイクロライン部分の記録が開始されるやや低濃度か
らインクドットの重なりが発生する。したがって、紙送
りムラのうち、特に問題となる行同士が離れる方向での
紙送りムラが発生しても、行間の隙間が発生することが
ない。この効果はやや低濃度から高濃度の全範囲にわた
って得られる。
も1本の第1副マイクロライン部分がオーバーラップす
るように行われるので、階調レベルがやや小さく、第2
副マイクロライン部分の記録が開始されるやや低濃度か
らインクドットの重なりが発生する。したがって、紙送
りムラのうち、特に問題となる行同士が離れる方向での
紙送りムラが発生しても、行間の隙間が発生することが
ない。この効果はやや低濃度から高濃度の全範囲にわた
って得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーマルヘ
ッドの発熱素子は、主走査方向にライン状に配列されて
おり、この発熱素子アレイの両端に位置する発熱素子は
冷却しやすい。したがって、上記のようなシリアルサー
マルプリント方法においても、サーマルヘッドの両端に
位置している発熱素子は他の発熱素子より発熱温度が低
くなりやすいため、インクの転写が不充分となって行間
の濃度が他の部分より低くなり、紙送り量にズレがなく
ても行のつなぎ目が目立つ場合があった。これを改善す
るには、行間を構成する画素列の階調レベルを本来の値
より高い値にシフトさせる等の補正演算を行えばよい
が、このような面倒な演算を行うには、高速なCPUが
必要になる等のためにサーマルプリンタがコスト高にな
るという問題があった。
ッドの発熱素子は、主走査方向にライン状に配列されて
おり、この発熱素子アレイの両端に位置する発熱素子は
冷却しやすい。したがって、上記のようなシリアルサー
マルプリント方法においても、サーマルヘッドの両端に
位置している発熱素子は他の発熱素子より発熱温度が低
くなりやすいため、インクの転写が不充分となって行間
の濃度が他の部分より低くなり、紙送り量にズレがなく
ても行のつなぎ目が目立つ場合があった。これを改善す
るには、行間を構成する画素列の階調レベルを本来の値
より高い値にシフトさせる等の補正演算を行えばよい
が、このような面倒な演算を行うには、高速なCPUが
必要になる等のためにサーマルプリンタがコスト高にな
るという問題があった。
【0008】本発明は、特別な演算を行うことなく、簡
単に行間の記録濃度が低くなるのを抑えて行のつなぎ目
が目立たないように記録することができるシリアルサー
マルプリント方法を提供することを目的とするものであ
る。
単に行間の記録濃度が低くなるのを抑えて行のつなぎ目
が目立たないように記録することができるシリアルサー
マルプリント方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第n行の下端の画素列上の各画素には
階調レベルに応じて決まる下端用インクドットパターン
を記録し、第(n+1)行の上端の画素列上の各画素に
は階調レベルに応じて決まる上端用インクドットパター
ンを記録し、オーバーラップしない画素列上の各画素に
は階調レベルに応じて決まる標準用インクドットパター
ンを記録する。これらの下端用,上端用,標準用の各イ
ンクドットパターンは、第n行の下端の画素列と第(n
+1)行の上端の画素列とがオーバーラップして形成さ
れる1本の画素列上の各画素の記録濃度が同じ階調レベ
ルのオーバーラップしない画素列上の各画素の記録濃度
より高くなるように決められる。
に、本発明では、第n行の下端の画素列上の各画素には
階調レベルに応じて決まる下端用インクドットパターン
を記録し、第(n+1)行の上端の画素列上の各画素に
は階調レベルに応じて決まる上端用インクドットパター
ンを記録し、オーバーラップしない画素列上の各画素に
は階調レベルに応じて決まる標準用インクドットパター
ンを記録する。これらの下端用,上端用,標準用の各イ
ンクドットパターンは、第n行の下端の画素列と第(n
+1)行の上端の画素列とがオーバーラップして形成さ
れる1本の画素列上の各画素の記録濃度が同じ階調レベ
ルのオーバーラップしない画素列上の各画素の記録濃度
より高くなるように決められる。
【0010】また、第n行の下端の画素列と第(n+
1)行の上端の画素列とがオーバーラップして形成され
る1本の画素列の階調レベルが所定レベルより低い場合
には、この1本の画素列を第n行の下端の画素列と第
(n+1)行の上端の画素列とで分担して記録すると、
それぞれの記録面積が小さくなってインクの転写不良が
発生しやすくなる。この傾向は、例えばサーマルヘッド
の副走査方向への1ステップあたりの移動量が小さくセ
ルが小さい高解像度のサーマルプリンタで顕著となる。
したがって、請求項2に記載したように、第n行の下端
の画素列と第(n+1)行の上端の画素列とがオーバー
ラップして形成される1本の画素列の記録に際して、こ
の画素列上の各画素の階調レベルが所定レベルより低い
場合には、第n行の下端の画素列と第(n+1)行の上
端の画素列のうちどちらか一方の画素列上の各画素には
空白のインクドットパターンを記録することが好まし
い。
1)行の上端の画素列とがオーバーラップして形成され
る1本の画素列の階調レベルが所定レベルより低い場合
には、この1本の画素列を第n行の下端の画素列と第
(n+1)行の上端の画素列とで分担して記録すると、
それぞれの記録面積が小さくなってインクの転写不良が
発生しやすくなる。この傾向は、例えばサーマルヘッド
の副走査方向への1ステップあたりの移動量が小さくセ
ルが小さい高解像度のサーマルプリンタで顕著となる。
したがって、請求項2に記載したように、第n行の下端
の画素列と第(n+1)行の上端の画素列とがオーバー
ラップして形成される1本の画素列の記録に際して、こ
の画素列上の各画素の階調レベルが所定レベルより低い
場合には、第n行の下端の画素列と第(n+1)行の上
端の画素列のうちどちらか一方の画素列上の各画素には
空白のインクドットパターンを記録することが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のプリント方法を適用した
シリアルサーマルプリンタを示す図2において、箱形を
したプリンタ本体1の上部に給紙口10が形成され、こ
れから記録紙11が挿入される。この記録紙11は、パ
ルスモータ12により駆動される一対の送りローラ1
3,14でニップされて1行ずつ間欠送りされる。
シリアルサーマルプリンタを示す図2において、箱形を
したプリンタ本体1の上部に給紙口10が形成され、こ
れから記録紙11が挿入される。この記録紙11は、パ
ルスモータ12により駆動される一対の送りローラ1
3,14でニップされて1行ずつ間欠送りされる。
【0012】ヘッドキャリッジ15には、リボンカセッ
ト16がセットされる。このリボンカセット16は、周
知のように2個のリールを備え、両端が固定された状態
で溶融転写用のインクリボン17が外周に巻き付けられ
ている。また、リボンカセット16の前側には、切欠き
18が形成されている。
ト16がセットされる。このリボンカセット16は、周
知のように2個のリールを備え、両端が固定された状態
で溶融転写用のインクリボン17が外周に巻き付けられ
ている。また、リボンカセット16の前側には、切欠き
18が形成されている。
【0013】ヘッドキャリッジ15には、サーマルヘッ
ド20と、リール軸22,23とが設けられている。サ
ーマルヘッド20には、周知のように、1行分の幅を持
った発熱素子アレイが形成されており、リボンカセット
16の切欠き18に入り込む。発熱素子アレイは、詳し
くは後述するように、記録紙11の給送方向である主走
査方向に配列された複数の発熱素子で構成されている。
ド20と、リール軸22,23とが設けられている。サ
ーマルヘッド20には、周知のように、1行分の幅を持
った発熱素子アレイが形成されており、リボンカセット
16の切欠き18に入り込む。発熱素子アレイは、詳し
くは後述するように、記録紙11の給送方向である主走
査方向に配列された複数の発熱素子で構成されている。
【0014】リール軸22,23は、リボンカセット1
6のリールのハブに嵌合する。一方のリール軸22は、
ヘッドキャリッジ15内のパルスモータ(図示せず)で
駆動され、インクリボン17を副マイクロラインの幅
分,すなわちサブインクドットの1個分の長さずつ巻き
上げる。
6のリールのハブに嵌合する。一方のリール軸22は、
ヘッドキャリッジ15内のパルスモータ(図示せず)で
駆動され、インクリボン17を副マイクロラインの幅
分,すなわちサブインクドットの1個分の長さずつ巻き
上げる。
【0015】ヘッドキャリッジ15は、ガイド棒25に
挿通され、かつガイドレール26にスライド自在に支持
されている。また、このヘッドキャリッジ15には、タ
イミングベルト27の一部が固定されている。このタイ
ミングベルト27は、プーリ28,29に掛けられてい
る。一方のプーリ28は、パルスモータ30に連結され
ている。プラテン31は、記録紙11の背後を受け止め
るように配置されている。
挿通され、かつガイドレール26にスライド自在に支持
されている。また、このヘッドキャリッジ15には、タ
イミングベルト27の一部が固定されている。このタイ
ミングベルト27は、プーリ28,29に掛けられてい
る。一方のプーリ28は、パルスモータ30に連結され
ている。プラテン31は、記録紙11の背後を受け止め
るように配置されている。
【0016】プリンタ本体1には、プリント開始を指示
するプリントキー32,ディスプレイ33が設けられて
いる。このディスプレイ33は、操作手順や各種のトラ
ブルを警告表示するために用いられる。
するプリントキー32,ディスプレイ33が設けられて
いる。このディスプレイ33は、操作手順や各種のトラ
ブルを警告表示するために用いられる。
【0017】記録時には、インクリボン17がサーマル
ヘッド20によって背後から記録紙11に密着されると
ともに、リボンカセット16がサーマルヘッド20と一
緒に副走査方向に移動される。サーマルヘッド20は、
インクリボン17の背後を加熱し、溶融又は軟化したイ
ンクを記録紙11に転写する。このインクは、図3にお
いて、仮想的に表したセル36内に付着し、サブインク
ドットを形成する。1行の記録が終了すると、サーマル
ヘッド20及びリボンカセット16は、初期位置に戻さ
れるとともに、記録紙11が主走査方向に1行の幅より
僅かに少なく搬送される。
ヘッド20によって背後から記録紙11に密着されると
ともに、リボンカセット16がサーマルヘッド20と一
緒に副走査方向に移動される。サーマルヘッド20は、
インクリボン17の背後を加熱し、溶融又は軟化したイ
ンクを記録紙11に転写する。このインクは、図3にお
いて、仮想的に表したセル36内に付着し、サブインク
ドットを形成する。1行の記録が終了すると、サーマル
ヘッド20及びリボンカセット16は、初期位置に戻さ
れるとともに、記録紙11が主走査方向に1行の幅より
僅かに少なく搬送される。
【0018】図3において、サーマルヘッド20には、
例えば144個の発熱素子20a1,20b1 ,20c
1 ,20d1 ,20a2 ,20b2 ,・・・,20
c36,20d36が主走査方向に沿って配列されている。
各発熱素子は、主走査方向の長さがL1(例えば、70
μm),副走査方向の長さがL2(例えば、20μm)
の矩形状をしている。例えば、4個の発熱素子20
a1 ,20b1 ,20c1 ,20d1 は、1本の主走査
方向マイクロライン(以下、主マイクロラインという)
38だけ送られる毎に駆動され、4本の副走査方向マイ
クロライン(以下、副マイクロラインという)41A〜
41Dを記録する。主マイクロライン38の幅は、発熱
素子の副走査方向の長さL2と同じである。
例えば144個の発熱素子20a1,20b1 ,20c
1 ,20d1 ,20a2 ,20b2 ,・・・,20
c36,20d36が主走査方向に沿って配列されている。
各発熱素子は、主走査方向の長さがL1(例えば、70
μm),副走査方向の長さがL2(例えば、20μm)
の矩形状をしている。例えば、4個の発熱素子20
a1 ,20b1 ,20c1 ,20d1 は、1本の主走査
方向マイクロライン(以下、主マイクロラインという)
38だけ送られる毎に駆動され、4本の副走査方向マイ
クロライン(以下、副マイクロラインという)41A〜
41Dを記録する。主マイクロライン38の幅は、発熱
素子の副走査方向の長さL2と同じである。
【0019】隣合う2行の端で副走査方向に伸びた1画
素列を形成するために、本実施例では、1行が144個
の発熱素子で記録されるとともに規定の紙送り量が14
0個の発熱素子の主走査方向の長さ(L1×140)と
なっている。1画素は、主走査方向に4個,副走査方向
に16個のセル36で構成され、図4,図5及び図6に
示すように、64個のセル36で32階調を表現する。
このように階調数よりセルの数が多いため、滑らかな中
間調画像を記録できる。
素列を形成するために、本実施例では、1行が144個
の発熱素子で記録されるとともに規定の紙送り量が14
0個の発熱素子の主走査方向の長さ(L1×140)と
なっている。1画素は、主走査方向に4個,副走査方向
に16個のセル36で構成され、図4,図5及び図6に
示すように、64個のセル36で32階調を表現する。
このように階調数よりセルの数が多いため、滑らかな中
間調画像を記録できる。
【0020】1画素に記録されるインクドットパターン
の形状は、同じ階調レベルでも隣合う2行がオーバーラ
ップされる画素列とオーバーラップされない画素列とで
異なる。また、オーバーラップされる画素列でも行の上
端と下端とで異なる。オーバーラップしない画素列上の
画素P2 〜P35には、図5に示す標準用インクドットパ
ターンが記録される。この標準用インクドットパターン
では、階調レベルが高くなるに従って、横線→逆T字→
細十字→太十字と形状が変化する。なお、図3に示した
画素P2 ,P35には、階調レベル14の標準用インクド
ットパターンが記録されている。
の形状は、同じ階調レベルでも隣合う2行がオーバーラ
ップされる画素列とオーバーラップされない画素列とで
異なる。また、オーバーラップされる画素列でも行の上
端と下端とで異なる。オーバーラップしない画素列上の
画素P2 〜P35には、図5に示す標準用インクドットパ
ターンが記録される。この標準用インクドットパターン
では、階調レベルが高くなるに従って、横線→逆T字→
細十字→太十字と形状が変化する。なお、図3に示した
画素P2 ,P35には、階調レベル14の標準用インクド
ットパターンが記録されている。
【0021】行の上端に位置する画素列上の画素P1 に
は、図4に示す上端用インクドットパターンが記録され
る。また、行の下端に位置する画素列上の画素P36に
は、図6に示す下端用インクドットパターンが記録され
る。これらの上端用,下端用の各インクドットパターン
は、行の境界上に位置する画素の階調レベルが「13」
以上(中濃度以上)では、紙送り量が規定通りであれば
サブインクドットが少なくとも副マイクロライン41C
で重なって記録されるように決められている。そして、
図7に示すように、画素P1 に記録された上端用インク
ドットパターンと画素P36に記録された下端用インクド
ットパターンとが互いにオーバーラップして形成される
合成インクドットパターン(イ)は、これと同じ階調レ
ベルの標準用インクドットパターン(ロ)よりサイズが
やや大きく、記録濃度が高くなるようにしてある。これ
により、発熱素子アレイの両端側に位置する発熱素子2
0a 1 〜20d1 及び発熱素子20a36〜20d36が冷
却しやすいことに起因する合成画素の記録濃度の低下が
防止される。なお、図7には、階調レベル「3」,
「9」,「17」,「25」の例を示してある。
は、図4に示す上端用インクドットパターンが記録され
る。また、行の下端に位置する画素列上の画素P36に
は、図6に示す下端用インクドットパターンが記録され
る。これらの上端用,下端用の各インクドットパターン
は、行の境界上に位置する画素の階調レベルが「13」
以上(中濃度以上)では、紙送り量が規定通りであれば
サブインクドットが少なくとも副マイクロライン41C
で重なって記録されるように決められている。そして、
図7に示すように、画素P1 に記録された上端用インク
ドットパターンと画素P36に記録された下端用インクド
ットパターンとが互いにオーバーラップして形成される
合成インクドットパターン(イ)は、これと同じ階調レ
ベルの標準用インクドットパターン(ロ)よりサイズが
やや大きく、記録濃度が高くなるようにしてある。これ
により、発熱素子アレイの両端側に位置する発熱素子2
0a 1 〜20d1 及び発熱素子20a36〜20d36が冷
却しやすいことに起因する合成画素の記録濃度の低下が
防止される。なお、図7には、階調レベル「3」,
「9」,「17」,「25」の例を示してある。
【0022】また、下端用インクドットパターンは、階
調レベルが「1」〜「12」のとき空白になっている。
すなわち、行の境界上に位置する画素の階調レベルが
「1」〜「12」のとき、図4と図6から分かるよう
に、画素P1 のみにインクドットを記録して画素P36に
はインクドットを記録しない。また、図4と図5から分
かるように、階調レベル1〜階調レベル12の上端用イ
ンクドットパターンは、同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサイズが大きくなっている。すなわ
ち、行間に位置する画素が低階調レベルである場合に
は、この画素の記録を発熱素子20a1 〜20d1 と発
熱素子20a36〜20d36とで分担せずに、一方の発熱
素子20a1 〜20d1 のみで標準用インクドットパタ
ーンよりサイズの大きな上端用インクドットパターンを
記録する。これにより、発熱素子アレイの両端側に位置
する発熱素子20a1 〜20d1 及び発熱素子20a36
〜20d 36が冷却しやすいこと、及び1個のセル36の
面積が小さい(転写されるサブインクドット1個あたり
のサイズが小さい)ことに起因して、インクの転写不良
が極めて発生しやすかった低階調レベルの記録が良好に
行われるようになり、行間の濃度低下が防止される。
調レベルが「1」〜「12」のとき空白になっている。
すなわち、行の境界上に位置する画素の階調レベルが
「1」〜「12」のとき、図4と図6から分かるよう
に、画素P1 のみにインクドットを記録して画素P36に
はインクドットを記録しない。また、図4と図5から分
かるように、階調レベル1〜階調レベル12の上端用イ
ンクドットパターンは、同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサイズが大きくなっている。すなわ
ち、行間に位置する画素が低階調レベルである場合に
は、この画素の記録を発熱素子20a1 〜20d1 と発
熱素子20a36〜20d36とで分担せずに、一方の発熱
素子20a1 〜20d1 のみで標準用インクドットパタ
ーンよりサイズの大きな上端用インクドットパターンを
記録する。これにより、発熱素子アレイの両端側に位置
する発熱素子20a1 〜20d1 及び発熱素子20a36
〜20d 36が冷却しやすいこと、及び1個のセル36の
面積が小さい(転写されるサブインクドット1個あたり
のサイズが小さい)ことに起因して、インクの転写不良
が極めて発生しやすかった低階調レベルの記録が良好に
行われるようになり、行間の濃度低下が防止される。
【0023】このように、行の境界上の画素に記録され
る合成インクドットパターンは、全階調レベルにわたっ
て同じ階調レベルの標準用インクドットパターンよりサ
イズが大きくなるように設定されている。このため、合
成インクドットパターンは、標準用インクドットパター
ンの副マイクロライン41A,41Dの片方もしくは両
方に、1〜2ドットを付加した形状になっている。とこ
ろが、これによって、合成インクドットパターンの副マ
イクロライン41Cに記録される部分が所定サイズより
大きく記録されるという現象が発生する。そこで、この
現象が顕著になる階調レベル19以上の下端用インクド
ットパターンは、図6に示すように、副マイクロライン
41C上の一部(2ドット分)を削除してある。なお、
第1行目の上端及び最終行の下端の画素は隣の行が存在
しないので、標準用インクドットパターンを記録しても
よい。
る合成インクドットパターンは、全階調レベルにわたっ
て同じ階調レベルの標準用インクドットパターンよりサ
イズが大きくなるように設定されている。このため、合
成インクドットパターンは、標準用インクドットパター
ンの副マイクロライン41A,41Dの片方もしくは両
方に、1〜2ドットを付加した形状になっている。とこ
ろが、これによって、合成インクドットパターンの副マ
イクロライン41Cに記録される部分が所定サイズより
大きく記録されるという現象が発生する。そこで、この
現象が顕著になる階調レベル19以上の下端用インクド
ットパターンは、図6に示すように、副マイクロライン
41C上の一部(2ドット分)を削除してある。なお、
第1行目の上端及び最終行の下端の画素は隣の行が存在
しないので、標準用インクドットパターンを記録しても
よい。
【0024】図1において、プリンタ本体1に内蔵され
たフレームメモリ45には、プリントすべき中間調画像
等の画像データが書き込まれる。記録時に、コントロー
ラ46は、階調レベルを表す画像データをフレームメモ
リ45から、1行目の1列分,すなわち主走査方向に並
んだ36個の画素の画像データを画素毎に順番に読み出
してラインメモリ47に書き込む。ラインメモリ47に
書き込まれた複数列の画像データのうち、1列分の画像
データが画素毎に読み出されて、駆動データ発生部48
へ送られる。
たフレームメモリ45には、プリントすべき中間調画像
等の画像データが書き込まれる。記録時に、コントロー
ラ46は、階調レベルを表す画像データをフレームメモ
リ45から、1行目の1列分,すなわち主走査方向に並
んだ36個の画素の画像データを画素毎に順番に読み出
してラインメモリ47に書き込む。ラインメモリ47に
書き込まれた複数列の画像データのうち、1列分の画像
データが画素毎に読み出されて、駆動データ発生部48
へ送られる。
【0025】駆動データ発生部48は、画像データに応
じて図4,図5,図6に示す上端用,標準用,下端用の
各インクドットパターンを記録するための駆動データを
ROM49から読み出す。このROM49には、図8,
図9,図10に示すような上端用ルックアップテーブル
(上端用LUT)51,標準用ルックアップテーブル
(標準用LUT)52,下端用ルックアップテーブル
(下端用LUT)53が書き込まれている。駆動データ
発生部48と各LUT51〜53とは、スイッチSWを
介して接続され、この切り換えはコントローラ46によ
って行われる。
じて図4,図5,図6に示す上端用,標準用,下端用の
各インクドットパターンを記録するための駆動データを
ROM49から読み出す。このROM49には、図8,
図9,図10に示すような上端用ルックアップテーブル
(上端用LUT)51,標準用ルックアップテーブル
(標準用LUT)52,下端用ルックアップテーブル
(下端用LUT)53が書き込まれている。駆動データ
発生部48と各LUT51〜53とは、スイッチSWを
介して接続され、この切り換えはコントローラ46によ
って行われる。
【0026】各LUT51〜53は画像データの階調レ
ベル毎に区分され、各区分には1個の画素の各セルにサ
ブインクドットを記録するかどうかを表す駆動データが
書き込まれている。ここで、「1」は、発熱素子を駆動
してサブインクドットを記録することを表している。
ベル毎に区分され、各区分には1個の画素の各セルにサ
ブインクドットを記録するかどうかを表す駆動データが
書き込まれている。ここで、「1」は、発熱素子を駆動
してサブインクドットを記録することを表している。
【0027】1個の画素は主走査方向に並んだ4個の発
熱素子で記録されるから、各LUT51〜53の1個の
アドレスには、それぞれ4ビットの駆動データが書き込
まれている。この4ビット駆動データのうちA列にある
1ビットは、例えば発熱素子20a2 に供給され、B列
にある1ビットは発熱素子20b2 ,C列にある1ビッ
トは発熱素子20c2 ,D列にある1ビットは発熱素子
20d2 にそれぞれ供給される。
熱素子で記録されるから、各LUT51〜53の1個の
アドレスには、それぞれ4ビットの駆動データが書き込
まれている。この4ビット駆動データのうちA列にある
1ビットは、例えば発熱素子20a2 に供給され、B列
にある1ビットは発熱素子20b2 ,C列にある1ビッ
トは発熱素子20c2 ,D列にある1ビットは発熱素子
20d2 にそれぞれ供給される。
【0028】また、1個の画素は、副走査方向で16個
のセルから構成されているため、各階調レベルの区分
は、4ビットの駆動データが16個並んでいる。階調レ
ベルは「1」〜「32」の32ステップであるため、各
LUT51〜53のアドレスは「0」〜「511」とな
る。なお、1画素の全てのセルにサブインクドットを記
録しない階調レベル「0」を用いてもよく、この場合に
はアドレスが「0」〜「527」となる。
のセルから構成されているため、各階調レベルの区分
は、4ビットの駆動データが16個並んでいる。階調レ
ベルは「1」〜「32」の32ステップであるため、各
LUT51〜53のアドレスは「0」〜「511」とな
る。なお、1画素の全てのセルにサブインクドットを記
録しない階調レベル「0」を用いてもよく、この場合に
はアドレスが「0」〜「527」となる。
【0029】駆動データ発生部48は、画素の階調レベ
ルと主マイクロライン位置情報(ピクセル位置情報)と
から各LUT51〜53のアドレスを求め、このアドレ
スに対応する駆動データを各LUT51〜53から読み
出す。例えば、駆動データ発生部48に標準用LUT5
2が接続された状態において、画素の階調レベルが
「1」であり、記録しようとする主マイクロラインが4
番目である場合には、図9に示すように、標準用LUT
52のアドレスが「3」であるから、駆動データ発生部
48は標準用LUT52のアドレス「3」に格納されて
いる駆動データ「0010」を読み出す。
ルと主マイクロライン位置情報(ピクセル位置情報)と
から各LUT51〜53のアドレスを求め、このアドレ
スに対応する駆動データを各LUT51〜53から読み
出す。例えば、駆動データ発生部48に標準用LUT5
2が接続された状態において、画素の階調レベルが
「1」であり、記録しようとする主マイクロラインが4
番目である場合には、図9に示すように、標準用LUT
52のアドレスが「3」であるから、駆動データ発生部
48は標準用LUT52のアドレス「3」に格納されて
いる駆動データ「0010」を読み出す。
【0030】この4ビットの駆動データの取出しは、1
列中の第1番目の画素から順番に行われる。すなわち、
1行中の1本の主マイクロラインを記録するために、ま
ず駆動データ発生部48に上端用LUT51が接続さ
れ、4ビットの駆動データが上端用LUT51から1回
取り出される。次に、スイッチSWが切り換えられて駆
動データ発生部48に標準用LUT52が接続され、4
ビットの駆動データが標準用LUT52から34回取り
出される。そして、スイッチSWが切り換えられて駆動
データ発生部48に下端用LUT53が接続され、下端
用LUT53から4ビットの駆動データが1回取り出さ
れる。この36個の4ビット駆動データは、シフトレジ
スタによって144ビットの駆動データに変換され、サ
ーマルヘッド20に供給される。
列中の第1番目の画素から順番に行われる。すなわち、
1行中の1本の主マイクロラインを記録するために、ま
ず駆動データ発生部48に上端用LUT51が接続さ
れ、4ビットの駆動データが上端用LUT51から1回
取り出される。次に、スイッチSWが切り換えられて駆
動データ発生部48に標準用LUT52が接続され、4
ビットの駆動データが標準用LUT52から34回取り
出される。そして、スイッチSWが切り換えられて駆動
データ発生部48に下端用LUT53が接続され、下端
用LUT53から4ビットの駆動データが1回取り出さ
れる。この36個の4ビット駆動データは、シフトレジ
スタによって144ビットの駆動データに変換され、サ
ーマルヘッド20に供給される。
【0031】主マイクロラインを1本ずつ記録すること
により、1行目の記録が終了すると、コントローラ46
によりドライバ55を介してパルスモータ12が駆動さ
れ、記録紙11が1行の幅(L1×144)よりも1画
素の主走査方向の幅(L1×4)だけ少なく搬送され
る。したがって、1行目と2行目とが副走査方向に伸び
た幅L1×4の1画素列でオーバーラップされる。この
部分の画像データは、1行目と2行目とで同じものが使
用される。なお、パルスモータ30は、ドライバ56を
介してコントローラ46により駆動される。
により、1行目の記録が終了すると、コントローラ46
によりドライバ55を介してパルスモータ12が駆動さ
れ、記録紙11が1行の幅(L1×144)よりも1画
素の主走査方向の幅(L1×4)だけ少なく搬送され
る。したがって、1行目と2行目とが副走査方向に伸び
た幅L1×4の1画素列でオーバーラップされる。この
部分の画像データは、1行目と2行目とで同じものが使
用される。なお、パルスモータ30は、ドライバ56を
介してコントローラ46により駆動される。
【0032】図11に示す記録例は、全画素を階調レベ
ル「14」の画像データで記録したもので、規定の紙送
り量が1行の幅(L1×144)より1本の画素列の幅
(L1×4)だけ少ないため、n行目の下端の画素列S
L36と(n+1)行目の上端の画素列SL1 ’とがオー
バーラップして1本の画素列SL0 が形成される。
ル「14」の画像データで記録したもので、規定の紙送
り量が1行の幅(L1×144)より1本の画素列の幅
(L1×4)だけ少ないため、n行目の下端の画素列S
L36と(n+1)行目の上端の画素列SL1 ’とがオー
バーラップして1本の画素列SL0 が形成される。
【0033】画素列SL0 の各画素に記録されるインク
ドットパターンは、紙送りにバラツキがない場合には、
画素列SL36の各画素に記録される矩形の下部に1個の
サブインクドットを付加したインクドットD1(図3参
照)の下半分と、画素列SL 1 ’の各画素に記録される
横方向に細く上下に2個ずつのサブインクドットを付加
したインクドットD2(図3参照)の中央部とが重なっ
ており、全体としてやや横方向に太い逆T字形をしてい
る。このインクドットパターンは、画素列SL 2 〜SL
35の各画素に記録された同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサイズが大きくなっている(7ドッ
ト分)。したがって、発熱素子20a1〜20d1 及び
発熱素子20a36〜20d36が冷却しやすいために本来
記録濃度の低下が発生しやすい画素列SL0 の各画素
は、画素列SL2 〜SL35上の各画素とほとんど変わら
ない濃度に記録される。したがって、n行目と(n+
1)行目との間は目立たない。
ドットパターンは、紙送りにバラツキがない場合には、
画素列SL36の各画素に記録される矩形の下部に1個の
サブインクドットを付加したインクドットD1(図3参
照)の下半分と、画素列SL 1 ’の各画素に記録される
横方向に細く上下に2個ずつのサブインクドットを付加
したインクドットD2(図3参照)の中央部とが重なっ
ており、全体としてやや横方向に太い逆T字形をしてい
る。このインクドットパターンは、画素列SL 2 〜SL
35の各画素に記録された同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサイズが大きくなっている(7ドッ
ト分)。したがって、発熱素子20a1〜20d1 及び
発熱素子20a36〜20d36が冷却しやすいために本来
記録濃度の低下が発生しやすい画素列SL0 の各画素
は、画素列SL2 〜SL35上の各画素とほとんど変わら
ない濃度に記録される。したがって、n行目と(n+
1)行目との間は目立たない。
【0034】また、紙送り量が多い場合には、その変動
量が副マイクロライン41Cの主走査方向の幅L1以下
であれば、図12に示すように、n行目と(n+1)行
目との間に隙間が生じない。また、n行目と(n+1)
行目とがオーバーラップして形成される画素列SL0 ’
の各画素に記録されるインクドットパターンは、他の画
素列の各画素に記録される標準用インクドットパターン
よりサイズが大きくなるため、画素列SL0 ’の各画素
の記録濃度は低下しない。したがって、行のつなぎ目は
目立たない。
量が副マイクロライン41Cの主走査方向の幅L1以下
であれば、図12に示すように、n行目と(n+1)行
目との間に隙間が生じない。また、n行目と(n+1)
行目とがオーバーラップして形成される画素列SL0 ’
の各画素に記録されるインクドットパターンは、他の画
素列の各画素に記録される標準用インクドットパターン
よりサイズが大きくなるため、画素列SL0 ’の各画素
の記録濃度は低下しない。したがって、行のつなぎ目は
目立たない。
【0035】また、紙送り量が少ない場合には、図13
に示すように、n行目と(n+1)行目との間に隙間が
生じない。また、n行目と(n+1)行目とがオーバー
ラップして形成される画素列SL0 ”の各画素に記録さ
れるインクドットパターンは、他の画素列の各画素に記
録される標準用インクドットパターンよりサイズが大き
くなるため、標準用インクドットパターンより記録濃度
が低下することがない。したがって、行のつなぎ目は目
立たない。
に示すように、n行目と(n+1)行目との間に隙間が
生じない。また、n行目と(n+1)行目とがオーバー
ラップして形成される画素列SL0 ”の各画素に記録さ
れるインクドットパターンは、他の画素列の各画素に記
録される標準用インクドットパターンよりサイズが大き
くなるため、標準用インクドットパターンより記録濃度
が低下することがない。したがって、行のつなぎ目は目
立たない。
【0036】次に、上記実施例の作用について説明す
る。シリアルサーマルプリンタのフレームメモリ45に
は、スチルビデオカメラ等から1フレーム分の画像デー
タが入力される。プリントキー32を操作すれば、パル
スモータ30が駆動され、ヘッドキャリッジ15が左端
の初期位置に移動される。また、パルスモータ12が駆
動され、一対の送りローラ13,14を回転させる。こ
れらの送りローラ13,14は、給紙口10から差し込
まれた記録紙11をニップしてヘッドキャリッジ15に
向けて搬送する。この記録紙11の画像記録領域がサー
マルヘッド20に対面したときにパルスモータ12の回
転が停止する。記録紙11のセット後に、サーマルヘッ
ド20がプリント位置に向けて移動され、インクリボン
17を記録紙11に圧接させる。
る。シリアルサーマルプリンタのフレームメモリ45に
は、スチルビデオカメラ等から1フレーム分の画像デー
タが入力される。プリントキー32を操作すれば、パル
スモータ30が駆動され、ヘッドキャリッジ15が左端
の初期位置に移動される。また、パルスモータ12が駆
動され、一対の送りローラ13,14を回転させる。こ
れらの送りローラ13,14は、給紙口10から差し込
まれた記録紙11をニップしてヘッドキャリッジ15に
向けて搬送する。この記録紙11の画像記録領域がサー
マルヘッド20に対面したときにパルスモータ12の回
転が停止する。記録紙11のセット後に、サーマルヘッ
ド20がプリント位置に向けて移動され、インクリボン
17を記録紙11に圧接させる。
【0037】フレームメモリ45に書き込まれた1フレ
ーム分の画素の画像データは、行及び列によって指定さ
れ、1列を構成する36個の画素の画像データが主走査
方向の順番で読み出され、一旦ラインメモリ47に書き
込まれる。このラインメモリ47に書き込まれた複数列
の1つが画素毎に読み出され、駆動データ発生部48に
送られる。
ーム分の画素の画像データは、行及び列によって指定さ
れ、1列を構成する36個の画素の画像データが主走査
方向の順番で読み出され、一旦ラインメモリ47に書き
込まれる。このラインメモリ47に書き込まれた複数列
の1つが画素毎に読み出され、駆動データ発生部48に
送られる。
【0038】コントローラ46により、まず上端用LU
T51が駆動データ発生部48に接続される。駆動デー
タ発生部48は、階調レベルを表す画像データと主マイ
クロラインの位置情報とで上端用LUT51のアドレス
を作成し、上端用LUT51からから4ビットの駆動デ
ータを1回読み出す。続いて、スイッチSWが切り換え
られて標準用LUT52と駆動データ発生部48とが接
続され、駆動データ発生部48は標準用LUT52から
4ビットの駆動データを34回読み出す。さらにスイッ
チSWが切り換えられて下端用LUT53が駆動データ
発生部48に接続され、駆動データ発生部48は下端用
LUT53から4ビットの駆動データを1回読み出す。
そして、駆動データ発生部48は、この36個の4ビッ
ト駆動データを144ビットのシリアル駆動データに変
換して、サーマルヘッド20に供給する。
T51が駆動データ発生部48に接続される。駆動デー
タ発生部48は、階調レベルを表す画像データと主マイ
クロラインの位置情報とで上端用LUT51のアドレス
を作成し、上端用LUT51からから4ビットの駆動デ
ータを1回読み出す。続いて、スイッチSWが切り換え
られて標準用LUT52と駆動データ発生部48とが接
続され、駆動データ発生部48は標準用LUT52から
4ビットの駆動データを34回読み出す。さらにスイッ
チSWが切り換えられて下端用LUT53が駆動データ
発生部48に接続され、駆動データ発生部48は下端用
LUT53から4ビットの駆動データを1回読み出す。
そして、駆動データ発生部48は、この36個の4ビッ
ト駆動データを144ビットのシリアル駆動データに変
換して、サーマルヘッド20に供給する。
【0039】パルスモータ30が回転すると、タイミン
グベルト27を介してヘッドキャリッジ15を副走査方
向に一定量ずつ移動させる。このヘッドキャリッジ15
の移動に同期して、ヘッドキャリッジ15内のパルスモ
ータを回転させ、インクリボン17を一定量ずつ巻き上
げる。このヘッドキャリッジ15の副走査方向への移動
と、インクリボン17の巻上げとを行いながら、サーマ
ルヘッド20がインクリボン17を背後から加熱・加圧
して、溶融したインクを記録紙11に転写する。
グベルト27を介してヘッドキャリッジ15を副走査方
向に一定量ずつ移動させる。このヘッドキャリッジ15
の移動に同期して、ヘッドキャリッジ15内のパルスモ
ータを回転させ、インクリボン17を一定量ずつ巻き上
げる。このヘッドキャリッジ15の副走査方向への移動
と、インクリボン17の巻上げとを行いながら、サーマ
ルヘッド20がインクリボン17を背後から加熱・加圧
して、溶融したインクを記録紙11に転写する。
【0040】ヘッドキャリッジ15が記録紙11の右端
まで移動して1行が記録紙11に記録されると、インク
リボン17への加熱・加圧が中止され、パルスモータ3
0が逆転されて、ヘッドキャリッジ15が初期位置へ戻
される。この戻り中に、送りローラ13,14が回転し
て記録紙11が搬送され、次の行がサーマルヘッド20
の位置まで搬送される。この搬送量は、L1 ×140で
あり、これにより最下端の画素列SL36と、次行の最上
端の画素列SL1 ’とによって1本の画素列SL0 が記
録される。以下、この動作を繰り返して画像を1行ずつ
記録し、全ての行の記録が終了すると、送りローラ1
3,14が連続回転され、記録紙11が排出される。
まで移動して1行が記録紙11に記録されると、インク
リボン17への加熱・加圧が中止され、パルスモータ3
0が逆転されて、ヘッドキャリッジ15が初期位置へ戻
される。この戻り中に、送りローラ13,14が回転し
て記録紙11が搬送され、次の行がサーマルヘッド20
の位置まで搬送される。この搬送量は、L1 ×140で
あり、これにより最下端の画素列SL36と、次行の最上
端の画素列SL1 ’とによって1本の画素列SL0 が記
録される。以下、この動作を繰り返して画像を1行ずつ
記録し、全ての行の記録が終了すると、送りローラ1
3,14が連続回転され、記録紙11が排出される。
【0041】以上のように、行の境界上にある1本の画
素列SL0 は、前行の画素P36と次行の画素P1 を合成
したものであるから、2度に別けて記録される。そし
て、この2つの画素P36と画素P1 には、それぞれ異な
る下端用インクドットパターンと上端用インクドットパ
ターンが記録され、これらが合成して形成される合成イ
ンクドットパターンは、同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサブインクドットの個数が多くな
る。したがって、画素列SL0 の記録濃度が他の画素列
より低下することがなく、行のつなぎ目は目立たない。
素列SL0 は、前行の画素P36と次行の画素P1 を合成
したものであるから、2度に別けて記録される。そし
て、この2つの画素P36と画素P1 には、それぞれ異な
る下端用インクドットパターンと上端用インクドットパ
ターンが記録され、これらが合成して形成される合成イ
ンクドットパターンは、同じ階調レベルの標準用インク
ドットパターンよりサブインクドットの個数が多くな
る。したがって、画素列SL0 の記録濃度が他の画素列
より低下することがなく、行のつなぎ目は目立たない。
【0042】また、画素列SL0 上の各画素の階調レベ
ルが「1」〜「12」の低濃度である場合には、下端用
インクドットパターンは空白となり、画素P1 に記録さ
れる上端用インクドットパターンのみによって画素列S
L0 上の各画素が記録されるから、インクの転写不良が
発生するおそれがない。また、紙送り量にバラツキがあ
ると、画素列SL0 に記録されたサブインクドットが画
素内で上下にシフトする。この場合に、原理的にはつな
ぎ目が分るはずであるが、低濃度ではつなぎ目が目立ち
にくい。
ルが「1」〜「12」の低濃度である場合には、下端用
インクドットパターンは空白となり、画素P1 に記録さ
れる上端用インクドットパターンのみによって画素列S
L0 上の各画素が記録されるから、インクの転写不良が
発生するおそれがない。また、紙送り量にバラツキがあ
ると、画素列SL0 に記録されたサブインクドットが画
素内で上下にシフトする。この場合に、原理的にはつな
ぎ目が分るはずであるが、低濃度ではつなぎ目が目立ち
にくい。
【0043】また、階調レベル「13」以上では、紙送
りが規定通りであれば、画素列SL 0 に記録された上端
用インクドットパターンと下端用インクドットパターン
は副マイクロライン41Cでオーバーラップする。紙送
りにバラツキがあっても、その変動量が副マイクロライ
ン41Cの幅以下であれば、行間に隙間が生じないか
ら、行のつなぎ目が目立つことはない。
りが規定通りであれば、画素列SL 0 に記録された上端
用インクドットパターンと下端用インクドットパターン
は副マイクロライン41Cでオーバーラップする。紙送
りにバラツキがあっても、その変動量が副マイクロライ
ン41Cの幅以下であれば、行間に隙間が生じないか
ら、行のつなぎ目が目立つことはない。
【0044】なお、図4,図5,図6に示す上端用,標
準用,下端用の各インクドットパターンは、これに限定
されず、上端用インクドットパターンと下端用インクド
ットパターンとをオーバーラップして合成された合成イ
ンクドットパターンが標準用インクドットパターンより
サイズが大きくなるものであれば、他のインクドットパ
ターンであってもよい。
準用,下端用の各インクドットパターンは、これに限定
されず、上端用インクドットパターンと下端用インクド
ットパターンとをオーバーラップして合成された合成イ
ンクドットパターンが標準用インクドットパターンより
サイズが大きくなるものであれば、他のインクドットパ
ターンであってもよい。
【0045】モノクロ記録の場合を説明したが、本発明
はカラー記録にも勿論適用できる。この場合には、イン
クリボンに、周知のように、シアン,マゼンタ,イエロ
ーのインクエリアが一定ピッチで形成されているものを
使用し、各色について線順次又は面順次で記録すればよ
い。また、本発明は、イエロー感熱発色層,マゼンタ感
熱発色層,シアン感熱発色層を順次設けたカラー感熱記
録紙を用いるカラー感熱プリントにも適用することがで
きる。
はカラー記録にも勿論適用できる。この場合には、イン
クリボンに、周知のように、シアン,マゼンタ,イエロ
ーのインクエリアが一定ピッチで形成されているものを
使用し、各色について線順次又は面順次で記録すればよ
い。また、本発明は、イエロー感熱発色層,マゼンタ感
熱発色層,シアン感熱発色層を順次設けたカラー感熱記
録紙を用いるカラー感熱プリントにも適用することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
リアルサーマルプリント方法では、行の境界上に形成さ
れる画素列の各画素は、第n行の下端の画素列の各画素
に記録される下端用インクドットパターンと次の第(n
+1)行の上端の画素列の各画素に記録される下端用イ
ンクドットパターンとによって記録され、この記録濃度
がオーバーラップしない画素列上の各画素に記録される
同じ階調レベルの標準用インクドットパターンの記録濃
度より高くなるようにしたので、特別な演算を行うこと
なく、行間の記録濃度が低くなるのを抑えることがで
き、行のつなぎ目が目立たないように記録することがで
きる。また、行の境界上に形成される画素列上の各画素
の階調レベルが所定レベルより低い場合には、この画素
列を成形している少なくとも一方の行の画素列上の各画
素に空白のインクドットパターンを記録することによ
り、インク転写不良による行間の記録濃度低下を抑える
ことができる。
リアルサーマルプリント方法では、行の境界上に形成さ
れる画素列の各画素は、第n行の下端の画素列の各画素
に記録される下端用インクドットパターンと次の第(n
+1)行の上端の画素列の各画素に記録される下端用イ
ンクドットパターンとによって記録され、この記録濃度
がオーバーラップしない画素列上の各画素に記録される
同じ階調レベルの標準用インクドットパターンの記録濃
度より高くなるようにしたので、特別な演算を行うこと
なく、行間の記録濃度が低くなるのを抑えることがで
き、行のつなぎ目が目立たないように記録することがで
きる。また、行の境界上に形成される画素列上の各画素
の階調レベルが所定レベルより低い場合には、この画素
列を成形している少なくとも一方の行の画素列上の各画
素に空白のインクドットパターンを記録することによ
り、インク転写不良による行間の記録濃度低下を抑える
ことができる。
【図1】本発明を実施したシリアルサーマルプリンタの
電気的構成を示すブロック図である。
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】シリアルサーマルプリンタの概略を示す斜視図
である。
である。
【図3】サーマルヘッドと1行分の画素との関係を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】階調レベルと上端用インクドットパターンの関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図5】階調レベルと標準用インクドットパターンの関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図6】階調レベルと下端用インクドットパターンの関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図7】行の境界上の画素について、階調レベルを変え
た場合のインクドットパターンを示す説明図である。
た場合のインクドットパターンを示す説明図である。
【図8】上端用LUTの一例を示す説明図である。
【図9】標準用LUTの一例を示す説明図である。
【図10】下端用LUTの一例を示す説明図である。
【図11】紙送り量が規定値通りである場合のn行と
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
【図12】紙送り量が規定値より大きい場合のn行と
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
【図13】紙送り量が規定値より小さい場合のn行と
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
(n+1)行の記録状態を示す説明図である。
11 記録紙 17 インクリボン 16 リボンカセット 20 サーマルヘッド 20a1 〜20d1 ,20a2 〜20d2 ,・・・,2
0a36〜20d36 発熱素子 36 セル 38 主マイクロライン 41A〜41D 副マイクロライン 48 駆動データ発生部 49 ROM 51 上端用LUT 52 標準用LUT 53 下端用LUT P1 ,P2 ,P36 画素 SL0 境界上の画素列
0a36〜20d36 発熱素子 36 セル 38 主マイクロライン 41A〜41D 副マイクロライン 48 駆動データ発生部 49 ROM 51 上端用LUT 52 標準用LUT 53 下端用LUT P1 ,P2 ,P36 画素 SL0 境界上の画素列
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
サーマルヘッドを用い、これを記録紙上で副走査方向に
移動することによって複数の画素列からなる1行分を記
録するとともに、第n行の下端の画素列と次の第(n+
1)行の上端の画素列とがオーバーラップして1本の画
素列を形成するように、1行の記録後に記録紙を主走査
方向に移動するシリアルサーマルプリント方法におい
て、 第n行の下端の画素列上の各画素には階調レベルに応じ
て決まる下端用インクドットパターンを記録し、第(n
+1)行の上端の画素列上の各画素には階調レベルに応
じて決まる上端用インクドットパターンを記録し、オー
バーラップしない画素列上の各画素には階調レベルに応
じて決まる標準用インクドットパターンを記録するとと
もに、第n行の下端の画素列と第(n+1)行の上端の
画素列とがオーバーラップして形成される1本の画素列
上の各画素の記録濃度が同じ階調レベルのオーバーラッ
プしない画素列上の各画素の記録濃度より高くなるよう
に、前記下端用,上端用,標準用の各インクドットパタ
ーンを決めたことを特徴とするシリアルサーマルプリン
ト方法。 - 【請求項2】 前記オーバーラップして形成される1本
の画素列の記録に際して、この画素列上の各画素の階調
レベルが所定レベルより低い場合に、第n行の下端の画
素列と第(n+1)行の上端の画素列のうちどちらか一
方の画素列上の各画素には空白のインクドットパターン
を記録することを特徴とする請求項1記載のシリアルサ
ーマルプリント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21885095A JPH0958043A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | シリアルサーマルプリント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21885095A JPH0958043A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | シリアルサーマルプリント方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958043A true JPH0958043A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16726319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21885095A Pending JPH0958043A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | シリアルサーマルプリント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0958043A (ja) |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21885095A patent/JPH0958043A/ja active Pending
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