JPH07314900A - サーマルプリント方法 - Google Patents

サーマルプリント方法

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JPH07314900A
JPH07314900A JP6117220A JP11722094A JPH07314900A JP H07314900 A JPH07314900 A JP H07314900A JP 6117220 A JP6117220 A JP 6117220A JP 11722094 A JP11722094 A JP 11722094A JP H07314900 A JPH07314900 A JP H07314900A
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image
ink
monochrome
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JP6117220A
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English (en)
Inventor
Souichirou Kubota
草一郎 久保田
Hiroyuki Iwasaki
弘幸 岩崎
Masamichi Sato
正倫 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モノクロ画像とカラー画像の両方を高画質で
簡便に記録するサーマルプリント方法を提供する。 【構成】 白黒感熱記録材料20を用いて、白黒画像を
白記録するには、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッ
ドを白黒感熱記録材料20の表面に直接接触させるとと
もに、これと相対移動させながら、所定の熱エネルギー
を与えて白黒感熱発色層3を発色させ、画素36を記録
する。カラー画像を記録するには、イエロー,マゼン
タ,シアンのインクエリアが所定の順序で繰り返して形
成されたカラーインクリボンをサーマルヘッドによって
白黒感熱記録材料20の表面に密着させ、このインクリ
ボンに、白黒感熱発色層3が発色せず、インクリボンの
各インクが溶融又は軟化する熱エネルギーを与え、サー
マルヘッド及びインクリボンを相対移動させながら、溶
融又は軟化した各インクを白黒感熱記録材料20の表面
に三色順次で転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノクロ感熱記録材料
を用いてモノクロ画像とカラー画像の両方を記録するサ
ーマルプリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリント方法には、感熱記録シ
ートに画像を直接に記録する感熱記録と、インクフイル
ムのインクを記録紙に転写する熱転写記録とがある。感
熱記録には、支持体の上にモノクロ感熱発色層,保護層
が層設されたモノクロ感熱記録材料が用いられている。
このようなモノクロ感熱記録材料としては、例えば白黒
感熱発色層を設けたワープロ用感熱紙やファクシミリ用
感熱紙がある。
【0003】熱転写記録には、溶融したインクを記録紙
に転写する溶融型と、記録紙に転写されるインク量が熱
エネルギーに応じて変化する昇華型とがある。溶融型の
熱転写記録は、構造が比較的簡単でローコスト化が容易
である等の理由から、広くワープロ等で使用されてお
り、カラーインクを塗布したインクリボンを使用すれ
ば、カラー画像も記録可能になっている。また、最近で
は、1画素内でのインクドットの面積を変えて中間調を
表現する面積階調法に用いてカラーの中間調画像を記録
する方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、モノクロ感熱
記録材料を用いて、文字等のモノクロ画像はモノクロ感
熱記録材料を直接に加熱して発色させ、自然画等のカラ
ーの中間調画像は、モノクロ感熱記録材料の表面にカラ
ーインクを熱転写することにより、モノクロ画像とカラ
ー画像の両方を記録する方法が考えられる。しかしなが
ら、カラーインクを熱転写する際にモノクロ感熱記録材
料に与えられる熱エネルギーによってモノクロ感熱記録
材料のモノクロ感熱発色層が発色するため、この発色さ
れた所定の色と、この上に転写されたカラーインクの色
とが混ざり合い、カラーインク本来の色の冴えが失わ
れ、転写されたカラー画像の画質が悪くなるという問題
点があった。
【0005】本発明は、モノクロ画像とカラー画像の両
方を高画質で安価にしかも簡便に記録できるサーマルプ
リント方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルプリント方法は、支持体の上に所
定の熱エネルギーを与えると所定の色に発色するモノク
ロ感熱発色層を層設し、さらにその上に保護層を層設し
たモノクロ感熱記録材料を用いる。このモノクロ感熱記
録材料にモノクロ画像を記録する際には、複数の発熱素
子を備えたサーマルヘッドをモノクロ感熱記録材料の表
面に直接接触させるとともに、これと相対移動させなが
ら、モノクロ感熱記録材料に所定の熱エネルギーを与え
てモノクロ感熱発色層を発色させる。モノクロ感熱記録
材料にカラー画像を記録する際には、カラーインクを塗
布したインクフイルムをサーマルヘッドによってモノク
ロ感熱記録材料の表面に密着させ、サーマルヘッド及び
インクフイルムをモノクロ感熱記録材料と相対移動させ
ながら、溶融又は軟化したカラーインクをモノクロ感熱
記録材料の表面に転写する。また、前記インクフイルム
は、シリアルプリンタの場合には、細幅のインクリボン
が用いられ、ラインプリンタの場合には、幅広のインク
シートが用いられる。
【0007】前記インクフイルムには、イエロー,マゼ
ンタ,シアンのインクエリアが一定ピッチで形成されて
おり、三色順次でカラー画像を記録するのがよい。ま
た、前記インクフイルムには、モノクロ感熱発色層が発
色せず、かつインクフイルムのカラーインクが溶融又は
軟化する範囲の熱エネルギーを与えるのがよい。また、
モノクロ画像とカラー画像との記録順序としては、モノ
クロ画像を記録してからカラー画像を記録する方法と、
カラー画像を記録してからモノクロ画像を記録する方法
とを用いることができる。カラー画像とモノクロ画像を
モノクロ感熱記録材料の同じ位置に重ねて形成してもよ
いし、またそれぞれを別の位置に形成してもよい。
【0008】
【作用】支持体の上にモノクロ感熱発色層及び保護層を
層設したモノクロ感熱記録材料を用いる。モノクロ画像
を記録する際には、サーマルヘッドがモノクロ感熱記録
材料の表面に直接に接触されるとともに、サーマルヘッ
ドがモノクロ感熱記録材料と相対移動しながらサーマル
ヘッドが駆動され、所定の熱エネルギーがモノクロ感熱
記録材料に与えられる。これによって、モノクロ感熱発
色層が所定の色に発色してモノクロ画像が記録される。
また、カラー画像を記録する際には、インクフイルムが
サーマルヘッドによってモノクロ感熱記録材料の表面に
押しつけられ、サーマルヘッド及びインクフイルムがモ
ノクロ感熱記録材料と相対移動しながらサーマルヘッド
が駆動され、モノクロ感熱発色層が発色しない範囲でイ
ンクフイルムのカラーインクを溶融又は軟化させる熱エ
ネルギーがインクフイルムに与えられる。これによっ
て、カラー画像の記録時に、モノクロ感熱記録材料のモ
ノクロ感熱発色層が発色し、この発色した所定の色と転
写されたカラーインクの色とが混ざり合って予期しない
色のカラー画像が記録されるという不都合が生じること
なく、カラーインク本来の色鮮やかなカラー画像が記録
される。
【0009】モノクロ感熱発色層に定着性を与えた場合
は、モノクロ画像を記録後に、モノクロ感熱発色層を定
着する。その後、インクフイルムを用いてカラー画像を
溶融熱転写記録する。
【0010】
【実施例】本発明のプリント方法を適用したシリアルサ
ーマルプリンタを示す図2において、モノクロ画像記録
用,例えば白黒画像記録用と、カラー画像記録用の2個
のサーマルヘッド10,11を設けた移動台12が、本
体13の内側に固定された棒状の軸14を介して水平方
向(副走査方向)に往復移動自在に取り付けられてい
る。この移動台12は、パルスモータ15で回転駆動さ
れる無端ベルト16に取り付けられ、プリント時に水平
方向に往復動される。白黒感熱記録材料20はプラテン
ローラ21によって縦方向(主走査方向)に搬送され
る。
【0011】溶融転写用のインクフイルムとして使用す
るカラーインクリボン23はリボンカセット24で供給
される。リボンカセット24にはカラー画像記録用のサ
ーマルヘッド11が挿通される2個の切欠24a,24
bが形成されている。
【0012】白黒画像記録用のサーマルヘッド10は、
白黒感熱記録材料20と直に対面するように、カラー画
像記録用のサーマルヘッド11より前方に突出して移動
台12に取り付けられている。リボンカセット24を移
動台12の上部に装着すると、切欠24a,24bのう
ち一方にサーマルヘッド11が挿通され、カラーインク
リボン23がサーマルヘッド11と白黒感熱記録材料2
0との間にセットされる。なお、カラーインクリボン2
3には、周知のように、イエロー,マゼンタ,シアンの
インクエリア23a,23b,23cが一定ピッチで形
成されている(図7参照)。
【0013】白黒画像を記録する場合には、サーマルヘ
ッド10が白黒感熱記録材料20に直接に密着され、カ
ラー画像を記録する場合には、サーマルヘッド11がサ
ーマルヘッド10よりも前方に突出してカラーインクリ
ボン23を白黒感熱記録材料20に密着させる。この実
施例では、白黒感熱記録材料20の上半分にカラーの中
間調画像,下半分に白黒画像として文字等の白黒二値画
像を記録するから、まずカラーインクリボン23がサー
マルヘッド11によって背後から白黒感熱記録材料20
に密着されるとともに、移動台12が水平方向(副走査
方向)に移動される。
【0014】サーマルヘッド11は、距離Lだけ移動さ
れる毎に駆動され、カラーインクリボン23の背後を加
熱し、溶融又は軟化したインク,例えばイエローインク
を白黒感熱記録材料20に転写する。この時、サーマル
ヘッド11によってカラーインクリボン23に与えられ
る熱エネルギーは、白黒感熱記録材料20の感熱発色層
が黒色に発色しない範囲に設定されている。以下、これ
を簡単に説明する。
【0015】白黒感熱記録材料20は、図1に示すよう
に、表面が白色をした支持体2の上に、熱を加えられる
と黒色に発色される白黒感熱発色層3が層設され、さら
にその上に保護層4が層設されている。この白黒感熱記
録材料20としては、例えば一般に市販されているワー
プロ用感熱紙やファックス用感熱紙等を用いることがで
きる。図3において、一般的なワープロ用感熱紙は、実
線で示すような発色特性Pを有している。一方、インク
リボンに使用されている転写用のカラーインク,例えば
イエローインクが、一点鎖線で示すような溶融特性Qを
有していると、このイエローインクの溶融特性Qは発色
特性Pとオーバーラップする。したがって、イエローイ
ンクを溶融するために必要な熱エネルギーEを発色特性
Pの白黒感熱記録材料に与えてイエロー画像の記録を行
うと、白黒感熱記録材料の白黒発色層がわずかではある
が黒色に発色し、転写されたイエローインクの色が黒ず
んで本来の色の冴えがなくなる。
【0016】本実施例の白黒感熱記録材料20では、保
護層4の厚みを調節して、白黒感熱記録材料20の発色
特性を破線で示すような発色特性P’とし、イエローイ
ンクの溶融特性Qとオーバーラップしないようにしてあ
る。これによって、図1に示すように、イエローインク
は、白黒感熱記録材料20の白黒感熱発色層3を発色さ
せることなく、保護層4の表面に転写され、イエローの
インクドット25が記録される。また、他のマゼンタイ
ンク,シアンインクも同様に、色が黒ずむことなく転写
され、例えばマゼンタのインクドット26,シアンのイ
ンクドット27が記録される。なお、保護層4の厚みを
調節する代わりに、白黒感熱発色層3の組成を変更して
白黒感熱発色層3の発色感度を調節してもよい。この場
合には、保護層4を省略することができる。また、図1
では、水平方向が主走査方向,紙面に対して垂直方向が
副走査方向である。
【0017】白黒感熱記録材料20に転写されたインク
は、図4において、仮想的に表した区画内に付着し、各
階調レベルに応じた面積のインクドットを形成する。1
行の記録が終了すると、移動台12は初期位置に戻され
るとともに、白黒感熱記録材料20が主走査方向に1行
分だけ搬送される。この場合に、行間に紙送りムラに起
因して、未記録となった白スジが入るのを防止するため
に、行の終わりと次の行の最初がオーバーラップするよ
うに、紙送りしてもよい。
【0018】図4において、サーマルヘッド11には、
例えば144個の発熱素子11a1,11b1 ,11c
1 ,11d1 ,11a2 ,・・・が主走査方向に沿って
配列されている。各発熱素子は、主走査方向の長さが
A,副走査方向の長さがBの矩形状をしている。例え
ば、Aは約70μm,Bは約110μmである。各発熱
素子は、副走査方向に延びた幅Aの副サブライン31を
記録するので、サーマルヘッド11が一往復することに
より、144本の副サブライン31が記録される。
【0019】この実施例では、隣接する4個の発熱素子
毎にグループ化され、各4個の発熱素子によって1個の
画素32を記録する。この画素32は4本の副サブライ
ン31と、8本の主サブラインとで構成され、ほぼ正方
形をしている。第1番目の主サブライン33aの幅は、
発熱素子の副走査方向の長さBに近い。第2番目〜第8
番目の主サブライン33bの幅は、サーマルヘッド11
の1ステップ送り量Lである。
【0020】1個の画素32を記録する際に、第1主サ
ブライン33aの記録後に、サーマルヘッド11を距離
Lずつ間欠送りしながら、画素32の画像データに基づ
いた駆動データによって、各発熱素子11a1 〜11d
1 を駆動する。この画素32の記録後は、発熱素子を次
の画素34の第1主サブライン33aに対面させるため
に、サーマルヘッド11が4ステップ送られる。この4
ステップの空送りはブランク区間となり、各発熱素子1
1a1 〜11d1 には、インクの転写を行わないような
仮想駆動データが供給される。したがって、この間、発
熱素子11a1〜11d1 は駆動されず、サーマルヘッ
ド11は冷却される。また、画素32,34の各区画内
に記した番号は、各区画内にインクが転写される階調レ
ベルを表す。例えば、階調レベル14では、数字1〜1
4を付した各区画にインクが転写される。
【0021】図5は、階調レベルとインクドットパター
ンの関係を示すものである。階調レベル「1」では、発
熱素子11b1 が1回だけ通電され、面積A×Bのイン
クが2列目の副サブライン上で第1番目の主サブライン
上にある区画に転写される。そして、階調レベルが
「2」〜「8」では、第2以降の主サブライン上にある
面積A×Lの区画にインクが順次に転写され、転写され
るインクの面積が面積A×Lずつ副走査方向に増える。
階調レベル「9」〜「16」では、発熱素子11b 1
ともに発熱素子11c1 が駆動され、2列目と3列目の
各副サブライン上で第1番目の主サブライン上にある区
画からインクが順次に転写され、階調レベルが増加する
毎に転写されるインクの面積が副走査方向に増える。同
様に、階調レベルが「17」では、第1主サブライン上
の区画にインクを転写する際には、3個の発熱素子11
1 ,11b1 ,11c1 が駆動され、第2〜8主サブ
ライン上の区画にインクを転写する際には、2個の発熱
素子11b1 ,11c1 が駆動される。そして、階調レ
ベルが「18」以上では、発熱素子11a1 〜11d1
の全てが駆動され、階調レベルが増加するにつれて第1
主サブライン上にある区画から副走査方向に向かって転
写されるインクの面積が増加され、各階調レベルでは、
斜線が施された形状のインクドットが記録される。
【0022】白黒二値画像の記録時には、カラー画像記
録用のサーマルヘッド11が突出しない初期位置に戻さ
れた後、白黒画像記録用のサーマルヘッド10が白黒感
熱記録材料20が直接に密着され、移動台12が副走査
方向に移動される。サーマルヘッド10は、所定の単位
距離だけ移動される毎に駆動され、白黒感熱記録材料2
0を直接加熱し、白黒感熱記録材料20の感熱発色層3
を黒色に発色(以下、黒化という)させる。
【0023】サーマルヘッド10には、図6に示すよう
に、発熱素子10a,10b,10c,・・が主走査方
向に一定ピッチCで配列されている。各発熱素子は、主
走査方向の長さがD,副走査方向の長さが2Dの細長い
形状をしている。例えば、Cは約420μm,Dは約3
30μmであり、各発熱素子間の主走査方向の間隔は9
0μm(C−D)である。各発熱素子は、中央部に比べ
て両端では温度が低くなり、1個の発熱素子によって感
熱発色層3が黒化して記録される1個の画素36(図1
参照)のサイズは、発熱素子のサイズよりも小さく、ほ
ぼC×Cとなる。なお、本実施例では、1行を24本の
副サブライン37で記録するように発熱素子の数を24
個としてある。これによって、1行の記録幅が10,0
80μm(420μm×24)となってカラー画像の1
行の記録幅(70μm×144)と同一になるから、白
黒画像の記録時とカラー画像の記録時とで紙送り量を変
更する必要がなく、紙送り機構が簡単になる。
【0024】図7は、ヘッド駆動部の一例である。ビデ
オテープレコーダやスキャナーから入力されたカラーの
中間調画像の画像データは、イエロー,マゼンタ,シア
ンの各画像データ毎にそれぞれ独立した3個のフレーム
メモリ41a,41b,41cに書き込まれる。そし
て、キーボード等の入力機器から入力された白黒二値画
像コードは二値画像用メモリ42に書き込まれる。
【0025】カラー画像の記録時に、コントローラ43
は、まずイエロー画像用のフレームメモリ41aから階
調レベルを表す画像データを1行目の1列分,すなわち
主走査方向に並んだ36個の画素の画像データを画素毎
に順番に読み出してラインメモリ44に書き込む。ライ
ンメモリ44に書き込まれた複数列の画像データのう
ち、1列分の画像データが画素毎に読み出されて、駆動
データ発生部45へ送られる。
【0026】駆動データ発生部45は、画像データに応
じて図5に示すインクドットパターンを記録するための
駆動データをROM46から読み出す。このROM46
には、図8に示すようなDOT−LUT47が書き込ま
れている。このDOT−LUT47には、画像データの
階調レベル毎に区分され、各区分には1個の画素を構成
する各区画(図4参照)にインクを転写するかどうかを
表す駆動データが書き込まれている。ここで、「1」
は、発熱素子を駆動してインクを転写することを表し、
「0」は発熱素子を駆動しないことを表している。
【0027】1個の画素は主走査方向に並んだ4個の発
熱素子で記録されるから、DOT−LUT47の1個の
アドレスには、4ビットの駆動データが書き込まれてい
る。この4ビット駆動データのうちA列にある1ビット
は、例えば発熱素子11a1に供給され、B列にある1
ビットは発熱素子11b1 ,C列にある1ビットは発熱
素子11c1 ,D列にある1ビットは発熱素子11d1
にそれぞれ供給される。
【0028】また、1個の画素は、副走査方向で8個の
区画から構成されているため、各階調レベルの区分は、
4ビットの駆動データが8個並んでいる。階調レベルは
「1」〜「32」の32ステップであるため、DOT−
LUT47のアドレスは「0」〜「255」となる。な
お、1画素の全ての区画にインクを転写しない階調レベ
ル「0」を用いてもよく、この場合にはアドレスが
「0」〜「263」となる。
【0029】駆動データ発生部45は、画素の階調レベ
ルと主サブライン位置情報とからDOT−LUT47の
アドレスを求め、このアドレスに対応する駆動データを
DOT−LUT47から読み出す。例えば、画素の階調
レベルが「2」であり、インクを転写しようとする主サ
ブラインが2番目である場合には、DOT−LUT47
のアドレスが「9」であるから、駆動データ発生部45
はDOT−LUT47のアドレス「9」に格納されてい
る駆動データ「0100」を読み出す。この4ビットの
駆動データの取出しは、1列中の第1番目の画素から順
番に行われる。したがって、1行中の1本の主サブライ
ン上の区画にインクを転写するために、4ビットの駆動
データが36回取り出される。この36個の4ビット駆
動データは、シフトレジスタによって144ビットの駆
動データに変換されてから、サーマルヘッド11に供給
される。マゼンタ,シアンの各画像データの処理も同様
であるから説明を省略する。
【0030】白黒二値画像の記録時には、二値画像用メ
モリ42から、二値画像コードが1ラインずつ読み出さ
れ、キャラクタジェネレータ48に送られ、ここで二値
画像パターンに変換される。この二値画像パターンは、
各画素のデータが主走査方向に伸びたライン毎に読み出
され、駆動データ発生部49でそれぞれ1ビットの駆動
データに変換される。この24個の1ビット駆動データ
はシリアルデータに変換されてからサーマルヘッド10
に供給される。なお、コントローラ43には、前記パル
スモータ15を駆動するドライバ51と、前記プラテン
ローラ21を回転駆動するパルスモータ52及びそのド
ライバ53とが接続されている。
【0031】次に、シリアルプリンタの記録手順を説明
する。まず、白黒感熱記録材料20の上半分であるカラ
ー画像記録領域にカラー画像を記録する。プラテンロー
ラ21が矢印方向に回転して、カラー画像記録領域の記
録エリアの先端がサーマルヘッド11の位置まで給送さ
れる。移動台12は左端の初期位置に移動されるととも
に、カラーインクリボン23のイエローインクがサーマ
ルヘッド11の位置にセットされる。
【0032】フレームメモリ41に書き込まれたイエロ
ー画像の1フレーム分の画素の画像データは、行及び列
によって指定され、1列を構成する36個の画素の画像
データが主走査方向の順番で読み出され、いったんライ
ンメモリ44に書き込まれる。このラインメモリ44に
書き込まれた複数列の1つが画素毎に読み出され、駆動
データ発生部45に送られる。駆動データ発生部45
は、階調レベルを表す画像データと主サブラインの位置
情報とでROM46のアドレスを作成し、ROM46内
のDOTーLUT47から4ビットの駆動データを読み
出す。この36個の4ビットの駆動データはシリアルデ
ータに変換されてからサーマルヘッド11に供給され
る。
【0033】移動台12を副走査方向で右方へ移動しな
がら、サーマルヘッド11がカラーインクリボン23を
背後から加熱・加圧して、溶融したイエローインクを白
黒感熱記録材料20の表面に転写する。このとき、カラ
ーインクリボン23に与えられる熱エネルギーによって
白黒感熱発色層3は黒化しないから、転写されたインク
は鮮やかなイエローになる(図1参照)。
【0034】サーマルヘッド11が白黒感熱記録材料2
0の右端まで移動して1行が白黒感熱記録材料20に記
録されると、カラーインクリボン23への加熱・加圧が
中止され、移動台12が副走査方向で左方へ移動して戻
る。この戻り中に、カラーインクリボン23が送られて
マゼンタインクのエリアがサーマルヘッド11の位置に
セットされる。そして、イエロー画像の記録時と同様
に、移動台12が副走査方向で右方へ移動しながら、サ
ーマルヘッド11がカラーインクリボン23を背後から
加熱・加圧して、溶融したマゼンタインクを白黒感熱記
録材料20に転写する。さらに、同様にしてシアン画像
の画像データに従ってシアンインクが白黒感熱記録材料
20に転写される(図1参照)。このマゼンタインク,
シアンインクの転写時にも、白黒感熱記録材料20の白
黒感熱発色層3は黒化しないから、白黒感熱記録材料2
0の表面に転写されたいずれのインクもインク本来の鮮
やかな色になる。
【0035】このように最初の1行の記録が終わると、
プラテンローラ21が回転して白黒感熱記録材料20が
搬送され、次の行がサーマルヘッド11の位置まで搬送
される。以下、この動作を繰り返し、例えばフルカラー
画像(自然画)が三色順次で1行ずつ順次に記録され
る。このようにしてカラー画像記録領域の全ての行の記
録が終了すると、次に白黒感熱記録材料20の下半分で
ある白黒画像記録領域に白黒二値画像の記録が開始され
る。
【0036】移動台12が左端の初期位置に移動される
とともに、白黒感熱記録材料20が主走査方向に送られ
て白黒画像記録領域の記録エリアの先端がサーマルヘッ
ド10に達すると、二値画像コードが二値画像用メモリ
42から1ラインずつ読み出される。この二値画像コー
ドは、キャラクタジェネレータ48で二値画像パターン
に変換された後、駆動データ発生部49でシリアルの駆
動データに変換されてからサーマルヘッド10に供給さ
れる。
【0037】サーマルヘッド10は、白黒感熱記録材料
20に直接に密着され、移動台12が副走査方向に所定
の単位距離だけ移動される毎に駆動データに従って駆動
される。白黒感熱記録材料20はサーマルヘッド10に
よって加熱され、感熱発色層3が黒化して白黒二値画像
が記録される(図1及び図6参照)。移動台12が右端
まで移動して1行の記録が終わると、移動台12が左端
の初期位置に戻されるとともに、プラテンローラ21が
回転して白黒感熱記録材料20が主走査方向に給送さ
れ、次の行がサーマルヘッド10の位置にセットされ
る。以下、この動作を繰り返して白黒二値画像の記録が
完了すると、プラテンローラ21が矢印方向に連続回転
され、白黒感熱記録材料20は、例えば図9に示すよう
な絵はがき55となって排出される。
【0038】以上説明した実施例では、カラー画像と白
黒画像とを別々の記録領域に記録したが、図10に示す
絵はがき56のように、同じ記録領域に重ねて記録する
こともできる。この場合には、まず白黒画像を発色記録
した後、プラテンローラ21を逆回転させて白黒感熱記
録材料20を初期位置に戻し、この上にカラー画像を熱
転写記録する方法と、これとは逆に、カラー画像を熱転
写記録した後、白黒画像を発色記録する方法とがある。
カラー画像を記録してから白黒画像を記録すると、白黒
画像の記録時にカラーインクがサーマルヘッドの熱で再
溶融するとともにサーマルヘッドで擦られるため、白黒
画像が流れたようになる。これを特殊な視覚効果として
有効に利用することもできるが、一般的な用途には白黒
画像を記録してからカラー画像を記録する方が画質の良
好な画像を記録することができる。なお、白黒画像とカ
ラー画像とが重なる部分は、カラー画像の濃度が低い領
域を選んで白黒画像を記録するようにすると、白黒画像
を鮮明に記録できる。
【0039】また、カラー画像としては、いわゆる自然
画であるフルカラー画像等のカラーの中間調画像を記録
する例について説明したが、階調のない原色を使った漫
画等のマルチカラー画像を記録するようにしてもよい。
また、白黒画像として、黒文字等の白黒二値画像を記録
する例について説明したが、白黒の中間調画像やマーク
等を記録するようにしてもよい。
【0040】また、上記実施例ではカラー画像用と白黒
画像用に別々のサーマルヘッドを用いたが、1個のサー
マルヘッドを用い、これにインクリボンをかけたり外し
たりするようにしてもよい。また、カラー画像の記録時
に白黒感熱記録材料の白黒感熱発色層が黒化しないよう
に、白黒感熱記録材料の保護層の厚みを調節したが、イ
ンクリボンに用いるカラーインクの溶融特性を調節し
て、白黒感熱発色層の発色温度よりも低い温度でカラー
インクが溶融又は軟化するようにしてもよい。また、前
記カラーインクリボンとして、イエロー,マゼンタ,シ
アンの各インクエリアが一定ピッチで形成されたものを
使用したが、本発明は、この色の順番に限定されないの
は勿論であり、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順
番にインクエリアを形成したものでもよい。
【0041】また、白黒感熱記録材料の表面の平滑度が
高いものほど良好にインクを転写することができるが、
表面が粗い白黒感熱記録材料に150dpi程度の高い
画素密度でインクを転写すると、画像にザラツキ感が目
立つようになる。上記実施例では、カラー画像の1画素
のサイズを280μm×280μm(70μm×4)と
したから、画素密度が90dpiになり、表面が比較的
粗い一般的な白黒感熱記録材料でも画像にザラツキ感が
生じないという利点がある。また、白黒感熱記録材料の
保護層の親水性が高いと、インクがつきにくくなるの
で、保護層の親水性は低い方が好ましい。また、熱転写
用のインクとしては、ワックス系のバインダではなく樹
脂系バインダを使用したものが、表面が比較的粗い一般
的な白黒感熱記録材料への付着力が良好となるから好ま
しい。
【0042】また、以上説明した実施例では、モノクロ
感熱記録材料として、表面が白色をした支持体の上に白
黒感熱発色層を層設し、熱を加えると画像が黒色に発色
して記録される白黒感熱記録材料を用いたが、この発色
される色は黒色に限定されないのは勿論で、例えば青色
や赤色でもよい。例えば、画像を青色に発色させるに
は、表面が白色をした支持体の上に青色感熱発色層を層
設し、赤色に発色させるには、表面が白色をした支持体
の上に赤色感熱発色層を層設したモノクロ感熱記録材料
を用いればよい。また、以上説明した実施例は、シリア
ルプリンタであるが、本発明は、多数の発熱素子を主走
査方向にライン状に配列し、白黒感熱記録材料を副走査
方向に移動して熱記録するラインプリンタに対しても適
用することができる。この場合には、カラー画像の記録
時に使用されるインクフイルムとして幅広のインクシー
トを用いる。
【0043】なお、白黒感熱発色層に電磁線で定着され
る特性を与えておき、白黒画像の記録後、白黒感熱発色
層を定着し、その後、カラー画像を熱転写記録すること
ができる。この場合には、白黒感熱発色層の熱感度を考
慮することなく、インクフイルムのカラーインクを溶融
転写してカラー画像を記録することができる。また、こ
の場合には、記録位置の下流に定着用の電磁線を放出す
る定着用ランプを設置する。上記実施例の場合には、定
着用ランプを図2に示すシリアルサーマルプリンタの左
方に配置することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明のサーマルプリン
ト方法によれば、モノクロ画像の記録時には、モノクロ
感熱記録材料を直接加熱してモノクロ感熱発色層を所定
の色に発色させるとともに、カラー画像の記録時には、
モノクロ感熱発色層が発色しない範囲でインクフイルム
のカラーインクが溶融又は軟化する熱エネルギーをイン
クフイルムに与え、カラーインクをモノクロ感熱記録材
料の表面に転写するようにしたので、鮮明なモノクロ画
像と、モノクロ画像の色との混色のない鮮やかな色のカ
ラー画像とを記録することができる。また、一般に市販
されている安価なモノクロ感熱記録材料を使用できると
ともに、従来からあるサーマルプリンタをそのままで、
あるいはやや改良するだけで実施が可能であるから、安
価にしかも簡便にモノクロ画像とカラー画像の両方を高
画質で記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】白黒画像及びカラー画像が記録された白黒感熱
記録材料の層構造の一例を示す説明図である。
【図2】本発明を実施したシリアルサーマルプリンタの
概略図である。
【図3】白黒感熱発色層の発色特性とイエローインクの
溶融特性を示すグラフである。
【図4】カラー画像記録用のサーマルヘッドと各区画に
インクが記録される階調レベルとを示す説明図である。
【図5】各階調レベルとインクドットパターンとの関係
を示す説明図である。
【図6】白黒画像記録用のサーマルヘッドと発色される
画素との関係を示す説明図である。
【図7】ヘッド駆動部の一例を示すブロック図である。
【図8】DOT−LUTの一例を示す説明図である。
【図9】カラー画像と白黒画像とを別々の領域に記録し
た記録例を示す説明図である。
【図10】カラー画像と白黒画像とを同じ領域に記録し
た記録例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 支持体 3 白黒感熱発色層 4 保護層 10,11 サーマルヘッド 12 移動台 20 白黒感熱記録材料 23 カラーインクリボン 24 リボンカセット 25,26,27 インクドット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/18 Z 7267−2H 5/26 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の上に所定の熱エネルギーを与え
    ると所定の色に発色するモノクロ感熱発色層を層設した
    モノクロ感熱記録材料を用いるとともに、このモノクロ
    感熱記録材料にモノクロ画像を記録する際には、複数の
    発熱素子を備えたサーマルヘッドをモノクロ感熱記録材
    料の表面に直接接触させるとともに、これと相対移動さ
    せながら、モノクロ感熱記録材料に所定の熱エネルギー
    を与えてモノクロ感熱発色層を発色させ、モノクロ感熱
    記録材料にカラー画像を記録する際には、カラーインク
    を塗布したインクフイルムをサーマルヘッドによってモ
    ノクロ感熱記録材料の表面に密着させ、サーマルヘッド
    及びインクフイルムをモノクロ感熱記録材料と相対移動
    させながら、溶融又は軟化したカラーインクをモノクロ
    感熱記録材料の表面に転写することを特徴とするサーマ
    ルプリント方法。
  2. 【請求項2】 前記インクフイルムには、イエロー,マ
    ゼンタ,シアンの各インクエリアが所定の順序で繰り返
    して形成されており、三色順次でカラー画像を記録する
    ことを特徴とする請求項1記載のサーマルプリント方
    法。
  3. 【請求項3】 前記インクフイルムには、モノクロ感熱
    発色層が発色せず、かつインクフイルムのカラーインク
    が溶融又は軟化する範囲の熱エネルギーを与えることを
    特徴とする請求項1記載のサーマルプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記モノクロ画像の記録は、カラー画像
    の記録より前に行うことを特徴とする請求項1記載のサ
    ーマルプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記モノクロ画像の記録は、カラー画像
    の記録より後に行うことを特徴とする請求項1記載のサ
    ーマルプリント方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030110A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 ニスカ株式会社 印刷システムおよび印刷装置

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