JPH08216540A - 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法 - Google Patents

多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法

Info

Publication number
JPH08216540A
JPH08216540A JP7045004A JP4500495A JPH08216540A JP H08216540 A JPH08216540 A JP H08216540A JP 7045004 A JP7045004 A JP 7045004A JP 4500495 A JP4500495 A JP 4500495A JP H08216540 A JPH08216540 A JP H08216540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
multicolor
layer
recording
energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7045004A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Koseki
忍 小関
Hiroshi Arisawa
宏 有沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7045004A priority Critical patent/JPH08216540A/ja
Publication of JPH08216540A publication Critical patent/JPH08216540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写多色記録において、印字時間を長くす
ることなく、インクシートの構造もできる限り簡素にし
て普通紙上への記録が可能な多色インクシートを得る。 【構成】 ベースフィルム1上に2色以上のインク層2
を周期的に塗布して成り、記録紙に前記インク層2を選
択的に順次転写して多色を表示可能とする多色インクシ
ート10であって、第1番目に転写されるインク層2の
表面にのみ、前記インク層2の活性化温度よりも融点が
低い透明層3を形成し、透明層3を確実に記録紙に転写
させることにより記録紙とインクとの密着性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを用い
てインクを記録紙に転写する印字記録に関し、特に多色
記録を行なう際の熱転写多色記録方法、更に前記方法に
使用される熱転写多色記録装置及び多色インクシートに
関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙に印字を行なう記録方法として
は、ランニングコストが安価であるという利点を有する
サーマルヘッドを用いた熱転写記録方法が知られてい
る。サーマルヘッドは複数の発熱部をライン状に離散的
に配置して構成され、その記録方法は、例えば図7の模
式図に示すように、ベースフィルム71上にインク72
が塗布されているインクシート70と記録紙80とを重
ね、サーマルヘッド91とプラテンローラー92との間
に挿入し、プラテンローラー92により圧力をかけなが
らサーマルヘッド91の発熱部91′を選択的に発熱さ
せ、ベースフィルム71の裏面からインク72を選択的
に記録紙80に転写することにより印字記録を行なうも
のである。
【0003】上記記録方法においては、インクシート7
0に塗布されたインク72の種類により溶融型記録と昇
華型記録が存在するが、いずれの場合もインク72の記
録紙80への転写性において問題があった。すなわち、
溶融型においては、加熱により溶融したインク72が記
録紙80と密着し、その後にインク72が固化する際に
記録紙80との粘着力によりベースフィルム71から記
録紙80に転写される。また、昇華型においては、加熱
により昇華性インクが記録紙80に拡散することにより
転写される。したがって、これらの記録方法において
は、記録紙80の表面の特性がインクに適していないと
十分な転写が行われないという問題点があった。
【0004】通常、複写機等に用いられる普通紙81
は、図8(b)に示すように、その表面に紙の繊維が現
れているために凹凸が激しく、インクとの十分な密着性
が得られない。そのため、インク72と普通紙81表面
が密着できない部分ではインク72の転写が行われず、
インクの白抜けが生じるので、普通紙81をそのまま記
録紙として用いることができない。そのために図8
(a)に示すように、表面を平滑にした合成紙やインク
の拡散性を上げたコート紙が記録紙80として用いられ
るが、消耗品のコストがかかるという問題が生じる。そ
こで、普通紙81上に転写を行なう方法として、図8
(c)に示すように、インク72と普通紙81との間
に、インク72と普通紙81との密着を補助する層(密
着層73)を設ける記録方法が提案されている。
【0005】この記録方法には、図9に示すように、イ
ンクシート70にインク層72とは別に透明の密着層7
3を設け、第1番目のインク層72の転写前に密着層7
3を予め塗布する記録方法が提案されている(特開平2
−171272号公報参照)。また、図10に示すよう
に、インクシート70の各インク層72の表面に密着層
73を設け、インク層72が転写される際の普通紙との
密着性を上げるという記録方法が提案されている(特開
平2−214693号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
記録方法においては、インク層72とは別に密着層73
を転写する必要があるので、印字に要する時間が余計に
かかるという問題点がある。また、後者の記録方法にお
いては、各インク層72の表面に密着層73を形成する
必要があるので、多色記録ではインクシート70の構造
が複雑になるという問題点がある。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、熱転写多色記録方法において、印字時間を長くする
ことなく、また、インクシートの構造もできる限り簡素
にして普通紙上への記録が可能な熱転写多色記録方法、
更に、この記録方法に使用される熱転写多色記録装置及
び多色インクシートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、ベースフィルム上に2色以上のイン
ク層を周期的に塗布して成り、記録紙に前記インク層を
選択的に順次転写して多色を表示可能とする多色インク
シートであって、次の構成を含む。第1番目に転写され
るインク層の表面にのみ、前記インク層の活性化温度よ
りも融点が低い透明層を形成し、記録紙とインクとの密
着性を向上させる。
【0009】請求項2の発明は、印字エネルギー供給手
段からのエネルギーにより発熱するサーマルヘッドを有
し、請求項1の多色インクシートを用いて記録紙に熱転
写により記録を行なう熱転写多色記録装置であって、次
の構成を含む。前記印字エネルギー供給手段からのエネ
ルギーを制御する印字エネルギー制御手段を設ける。印
字エネルギー制御手段は、第1番目のインク層及び透明
層を転写可能なエネルギーと、第1番目のインク層にお
ける透明層のみを転写可能なエネルギーと、第2番目以
降のインク層を転写可能なエネルギーとの少なくとも三
段階の印字エネルギーに調整可能とするよう構成され
る。
【0010】請求項3の発明は、印字エネルギー供給手
段からの印字エネルギーにより発熱するサーマルヘッド
を有し、請求項1の多色インクシートを用いて記録紙に
熱転写により記録を行なう熱転写多色記録方法であっ
て、前記多色インクシートの第1番目のインク層におい
ては、前記印字エネルギーを調節することにより透明層
のみ若しくは透明層及びインク層を熱転写し、前記透明
層により記録紙とインクとの密着性を確保した後に、第
2番目以降のインク層を選択的に順次熱転写して多色記
録を得る。
【0011】
【作用】本発明によれば、多色インクシートにおける第
1番目のインク層の印字時において、インク層を転写す
る必要のない記録紙の領域にも密着層のみを転写するよ
うにしたので、第2番目以降のインク層の印字に際して
は、密着層がすでに転写されているために、第2番目以
降のインク層の表面に密着層を設けていなくとも密着性
を損なうことなく良好な印字記録を行なうことができ
る。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について、図面を参照しな
がら説明する。熱転写による多色記録は、記録紙に複数
のインク層を選択的に順次転写して多色を表示可能とし
ている。図1は、本発明の熱転写記録方法に使用される
多色インクシート10を示すものであり、ベースフィル
ム1上に4色のインク層2が面順次にY(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の順に
周期的に並んでいる。各インクの色を発色する色剤とし
てのインク層2は、ワックス,樹脂,顔料,添加剤の混
合物から構成される溶融型インクを、コート法等により
ベースフィルム1上に塗工して形成され、インク層2の
融点は80〜90度になるように設定されている。
【0013】周期的に配置されたインク層2の内、第1
番目に転写されるインク層2(実施例の場合、Y(イエ
ロー)のインク層)の表面にのみ透明層3が形成されて
いる。この透明層3は、記録紙とインクとの密着性を向
上させるためのもので、ワックス,樹脂,添加剤の混合
物から構成されている。また、その融点は、インク層2
の活性化温度よりも融点が低くくなるように、50〜6
0度に設定されている。また、M(マゼンタ),C(シ
アン),K(ブラック)のインク層2上には、透明層を
設けていない。
【0014】次に、上記多色インクシート10を用いて
実際に印字を行なう場合について説明する。インク層の
記録紙への転写は、従来例で述べたように、サーマルヘ
ッドへ印字エネルギーを供給しこれを発熱されることに
より行なわれる。インク層に熱溶融性インクを用いた溶
融型記録は、原理的に2値記録であり、転写したドット
の濃度をサーマルヘッドに投入されるエネルギーによっ
て変化させることはできない。従って、多色記録におい
ては、特に中間調を表現するためにはインクを転写する
面積を変える面積階調型記録が行われる。
【0015】上記多色インクシートを用いて記録紙に熱
転写により記録を行なう場合、多色インクシート10の
Y(イエロー)のインク層2(第1番目のインク層)に
おいては、サーマルヘッドに供給される印字エネルギー
を調節することにより透明層3のみ若しくは透明層3及
びインク層2を熱転写する。すなわち、サーマルヘッド
には、透明層3のみを転写可能とする印字エネルギー、
若しくは、透明層3及びインク層2を転写可能とする印
字エネルギーが供給される。面積階調型記録によれば、
Y(イエロー)のインク層2を転写する必要のない領域
が発生するが、その領域でも第2番目以降のインク層2
の印字に備えてY(イエロー)のインク層2上の透明層
3のみ転写させる。従って、Y(イエロー)のインク層
2の転写の有無にかかわらず、透明層3が記録紙に転写
され記録紙の平坦性を確保することができる。
【0016】また、透明層3はインク層2上に形成され
ているので、従来例の図9に示したように透明層3の転
写のために時間がかかるということはない。そして、第
2番目以降のインク層2(M(マゼンタ),C(シア
ン),K(ブラック))を選択的に順次熱転写する場
合、既に透明層3が記録紙上に転写されているので、イ
ンク層2との密着性を確保して多色記録を得ることがで
きる。本実施例においては、第1番目に印字される色が
Y(イエロー)であるので、Y(イエロー)のインク層
2の表面に透明層3を積層している。従って、従来例の
図10に示したインクシートに比較して、多色インクシ
ートの構造の簡略化を図ることができる。
【0017】次に、上記実施例の熱転写記録方法を行な
うための熱転写多色記録装置について、図2を参照しな
がら説明する。熱転写多色記録装置は、サーマルヘッド
11と、このサーマルヘッド11にエネルギーを供給す
る印字電圧供給部(印字エネルギー供給手段)12と、
サーマルヘッド11に供給される印字エネルギーを制御
する印字エネルギー制御手段13とから構成される。印
字エネルギー制御手段13は、画像データが記憶される
画像データ記憶部14と、画像データの読み出しを行な
う印字制御部15と、三段階の印字エネルギーに対応す
るパルスを選択するパルス選択部16と、パルス選択部
16及び印字電圧供給部12からの信号を入力しサーマ
ルヘッド11へ印字信号を出力するAND回路17とか
ら構成される。
【0018】パルス選択部16においては、多色インク
シート10のY(イエロー)のインク層2及び透明層3
を転写可能なエネルギーと、Y(イエロー)のインク層
2における透明層3のみを転写可能なエネルギーと、第
2番目以降のインク層2を転写可能なエネルギーの三段
階の印字エネルギーにそれぞれ対応するパルスデータが
選択される。すなわち、図3(a)〜(c)に示すよう
に、ある時間幅をもった複数のパルス20の密度を変化
させた三種類のパルスデータ(透明層転写用パルスデー
タ,インク層及び透明層転写用パルスデータ,インク層
転写用パルスデータ)を用意し、各パルスデータにより
印字電圧供給部12からの電圧の印加時間が制御される
ことにより、サーマルヘッド11に供給される印字エネ
ルギーを三段階に調整するようになっている。また、各
パルスデータは、ある時間幅をもった複数のパルス20
から構成するようにしたが、「オン」である持続時間が
異なる1つの長いパルスとしてもよい。
【0019】図3(a)は、本発明の記録方法による多
色インクシート10のY(イエロー)の透明層3のみ転
写する透明層転写用パルスデータであり、図3(b)
は、多色インクシート10のY(イエロー)のインク層
2及び透明層3を転写可能なインク層及び透明層転写用
パルスデータであり、図3(c)は、多色インクシート
10の第2番目以降のインク層2(M(マゼンタ),C
(シアン),K(ブラック))の印字において用いるイ
ンク層転写用パルスデータである。透明層転写用パルス
データ(図3(a))は、図4(a)に示すように、Y
(イエロー)のインク層部分において、インク層を転写
する必要がなく、透明層3のみ普通紙(記録紙)81に
転写させればよいので、パルス密度を疎にしてサーマル
ヘッド11に供給される印字エネルギーを小さくしてい
る。インク層転写用パルスデータ(図3(c))は、従
来のインク転写に用いられるもので、図4(c)に示す
ように、透明層3が既に転写されている普通紙(記録
紙)81に、多色インクシート10の第2番目以降のイ
ンク層2(M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラッ
ク))が転写される印字エネルギーをサーマルヘッド1
1に与える。インク層及び透明層転写用パルスデータ
(図3(b))は、図4(b)に示すように、インク層
2に加えて透明層3も普通紙(記録紙)81に転写する
必要があるので、図3(c)よりも大きなエネルギーを
与える必要がある。そこで、パルス密度を密にして印字
エネルギーを大きくしている。
【0020】上記したように透明層転写用パルスデータ
を与えることで、インク層2は、透明層3の融点より高
く、インクの融点より低い温度に保持される。従って、
インク層2と透明層3とは、融点の相違により両方又は
透明層3のみが転写するようにしたので、インク層2の
転写が不要な場合においても透明層3のみを普通紙(記
録紙)81上に確実に転写させることができる。尚、印
字エネルギーを変化させるためには、上記した方法のみ
に限らず、例えばパルスの高さ(電圧)を変化させた
り、一つ一つのパルスの幅(オン時間)を変化させても
よい。
【0021】次に、熱転写記録装置において、画像デー
タがサーマルヘッドまで送り出されるまでの流れについ
て説明する。印字プリンタでは、印字が開始されると印
字制御部15が画像データ記憶部14の画像データを記
憶しているメモリの印字対象ドットのデータを参照する
(画像読み出し)。画像データ記憶部14からは、印字
を行なうなら「1」、行なわないなら「0」のバイナリ
データが出力され、印字制御部15がこの信号を受け取
る。印字制御部15は、前記バイナリデータをパルス選
択部16に送るとともに、画像データが1色目(イエロ
ー)のデータであるか2色目以降のデータであるかを判
断するセレクトシグナルを送る。
【0022】パルス選択部16においては、パルスデー
タとして先に説明したように3種類が用意され、適宜選
択されて出力される。すなわち、多色インクシート10
の1色目(イエロー)の印字においては、画像データよ
り読み出されたバイナリデータが「1」の場合、印字制
御部15より出されるセレクトシグナルによってインク
層及透明層転写用パルスデータが選択され、一方、画像
データより読み出されたバイナリデータが「0」である
場合、透明層転写用パルスデータが選択され、通常のイ
ンク層転写用パルスデータよりも弱い印字エネルギーが
サーマルヘッドに与えられる。多色インクシート10の
2色目以降の印字においては、バイナリデータが「1」
の場合にはインク層転写パルスデータが選択され、バイ
ナリデータが「0」の場合にはパルスをAND回路17
へ送らない。
【0023】実際に印字する際の印字エネルギーの供給
と印字記録との関係について、図5及び図6を参照して
説明する。実施例では9個の印字ドットで一つの記録画
素を表示するようになっており、各印字ドットのインク
層2の印字の有無及びインク層2を重ねて印字すること
を組み合せることにより、記録画素のカラー表示が可能
となる。図5は、多色インクシート10の第1番目のイ
ンク層(イエロー)2を印字する場合を示し、インク層
2の転写有り、インク層2の転写なしの印字ドットを形
成するために、印字エネルギー(a)と(b)を選択す
る。印字エネルギー(b)を選択した印字ドットには透
明層3及びインク層2が、印字エネルギー(a)を選択
した印字ドットには透明層3のみが転写される。このよ
うに印字ドットの領域ごとに印字エネルギー(a)と
(b)を選択しながら転写をすることで第1番目のイン
ク層の印字が完了する(印字エネルギー(a)(b)
は、図3のパルスデータ(a)(b)に対応してい
る。)。
【0024】図6は、多色インクシート10の第2番目
のインク層を印字する場合を示し、インク層を転写する
場所には印字エネルギー(c)を供給し、形成しない場
所に印字エネルギーを供給しない(印字エネルギー
(c)は、図3のパルスデータ(c)に対応してい
る。)。多色インクシート10の第3番目及び4番目の
インク層を印字する場合も同様の処理を行なう。
【0025】本実施例で使用されるサーマルヘッド11
は、その幅が記録紙の紙幅と同じであるライン型、又は
シリアル型のどちらでもよい。また、多色インクシート
1のインク層2は溶融型のインクを例に説明したが、昇
華型のインクを使用してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、多色インクシートの1
番目のインク層にのみ透明層を形成するようにしたの
で、従来と同じ印字時間で、かつインクシートの構造の
簡素化を図りながら、普通紙等のように表面に凹凸が存
在する記録紙上へ転写記録することができる。
【0027】また、インク層と透明層とは、融点の相違
により両方又は透明層のみが転写するようにしたので、
インク層の転写が不要な場合においても透明層のみを記
録紙に確実に転写させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る多色インクシートを
示すもので、(a)は平面説明図、(b)は断面説明図
である。
【図2】 熱転写多色記録装置の実施例を示すブロック
図である。
【図3】 (a)〜(c)は熱転写多色記録装置で使用
されるパルスデータの説明図である。
【図4】 図3の(a)〜(c)のパルスデータに対応
する転写記録を説明するための記録紙の断面説明図であ
る。
【図5】 多色インクシートの1番目のインク層におい
て、転写されるインク層と印字エネルギーの対応関係を
示す説明図である。
【図6】 多色インクシートの2番目以降のインク層に
おいて、転写されるインク層と印字エネルギーの対応関
係を示す説明図である。
【図7】 熱転写記録装置の原理を説明するための模式
図である。
【図8】 (a)〜(c)は転写記録を説明するための
記録紙の断面説明図であり、(a)は表面平滑紙を示
し、(b)及び(c)は普通紙を示す。
【図9】 従来の多色インクシートの構造を示す平面説
明図である。
【図10】従来の多色インクシートの構造を示す断面説
明図である。
【符号の説明】
1…ベースフィルム、 2…インク層、 3…透明層、
10…多色インクシート、 11…サーマルヘッド、
12…印字電圧制御部、 13…印字エネルギー制御
手段、 70…インクシート、 71…ベースフィル
ム、 72…インク、 80…記録紙、 81…普通紙
(記録紙)、 91…サーマルヘッド、91′…発熱
部、 92…プラテンローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルム上に2色以上のインク層を
    周期的に塗布して成り、記録紙に前記インク層を選択的
    に順次転写して多色を表示可能とする多色インクシート
    であって、 第1番目に転写されるインク層の表面にのみ、記録紙と
    インクとの密着性を向上させるため前記インク層の活性
    化温度よりも融点が低い透明層を形成することを特徴と
    する多色インクシート。
  2. 【請求項2】印字エネルギー供給手段からのエネルギー
    により発熱するサーマルヘッドを有し、請求項1の多色
    インクシートを用いて記録紙に熱転写により記録を行な
    う熱転写多色記録装置であって、 前記印字エネルギー供給手段からのエネルギーを制御す
    る印字エネルギー制御手段を設け、 印字エネルギー制御手段は、第1番目のインク層及び透
    明層を転写可能なエネルギーと、第1番目のインク層に
    おける透明層のみを転写可能なエネルギーと、第2番目
    以降のインク層を転写可能なエネルギーとの少なくとも
    三段階の印字エネルギーに調整可能とすることを特徴と
    する熱転写多色記録装置。
  3. 【請求項3】印字エネルギー供給手段からの印字エネル
    ギーにより発熱するサーマルヘッドを有し、請求項1の
    多色インクシートを用いて記録紙に熱転写により記録を
    行なう熱転写多色記録方法であって、 前記多色インクシートの第1番目のインク層において
    は、前記印字エネルギーを調節することにより透明層の
    み若しくは透明層及びインク層を熱転写し、前記透明層
    により記録紙とインクとの密着性を確保した後に、第2
    番目以降のインク層を選択的に順次熱転写して多色記録
    を得ることを特徴とする熱転写多色記録方法。
JP7045004A 1995-02-10 1995-02-10 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法 Pending JPH08216540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045004A JPH08216540A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045004A JPH08216540A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216540A true JPH08216540A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12707249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7045004A Pending JPH08216540A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216540A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091235A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Brother Industries Ltd テープカセット及びテープ印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091235A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Brother Industries Ltd テープカセット及びテープ印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0995029A (ja) 熱転写式カラープリンタ
US4556891A (en) Printing apparatus and method
JPS58148779A (ja) 熱転写印刷方法
JP4392972B2 (ja) 熱転写記録媒体および画像形成装置
JPH08216540A (ja) 多色インクシート、熱転写多色記録装置及び熱転写多色記録方法
JPH03219969A (ja) 溶融型熱転写記録方法
JP3109386B2 (ja) 熱転写プリンタ
JPH01206094A (ja) 色彩転写シート及び該シートによる熱転写記録方法
JPH05208508A (ja) 画像記録装置
JPH09109431A (ja) 熱転写記録方法及びその装置
JPH03221468A (ja) 溶融型熱転写記録方法
JPH0872284A (ja) 熱転写カラー記録装置
JP3066197B2 (ja) 昇華型サーマルプリンタ
JP2605262B2 (ja) 階調プリンタにおける濃度特性測定方法
JP2000085171A (ja) 溶融型熱転写記録装置および溶融型熱転写記録方法
JPH0459284A (ja) 熱転写プリンタ
EP0584807A2 (en) Thermal transfer recording system
JPH01186340A (ja) 昇華型熱転写プリンタの駆動方法
JPS6147273A (ja) シリアル型熱転写プリンタの記録方法
JPH08324010A (ja) 熱転写カラープリンタとこれに用いられるインクシート
JPH09109567A (ja) インクシート、べースフィルム、熱転写記録装置及び熱転写記録方法
JPH07314900A (ja) サーマルプリント方法
JPS5921173A (ja) カラ−熱転写記録方式
JP2002264379A (ja) 熱転写記録方法および熱転写記録装置
JP2002178552A (ja) マルチサーマルヘッド駆動方法およびマルチサーマルヘッドプリンタ