JPH09109431A - 熱転写記録方法及びその装置 - Google Patents

熱転写記録方法及びその装置

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JPH09109431A
JPH09109431A JP7272456A JP27245695A JPH09109431A JP H09109431 A JPH09109431 A JP H09109431A JP 7272456 A JP7272456 A JP 7272456A JP 27245695 A JP27245695 A JP 27245695A JP H09109431 A JPH09109431 A JP H09109431A
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ink layer
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JP7272456A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ishii
努 石井
Haruo Harada
陽雄 原田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微小ドットを印字する場合においても記録紙に
確実にインクが転写される熱転写記録方法を得る。 【解決手段】サーマルヘッドを使用し、ベースフィルム
1上に塗布したインク層2を記録紙に転写させる方法で
あって、前記インク層2上には、記録紙とインクとの密
着性を向上させる透明密着層3を設け、前記画像データ
によりインクを転写する印字記録部分を記憶し、この印
字記録部分について、インク層2及び透明密着層3の転
写を行ない、前記印字記録部分を囲む周辺部分につい
て、印字記録部分の転写に要する印字エネルギーより低
い印字エネルギーで前記透明密着層3のみを転写するこ
とにより、透明密着層3の転写領域の面積はインク層2
の転写領域の面積より大きく、且つインク層2の転写領
域は透明密着層3の転写領域に内包されるようにし、微
小ドットのインク層2を印字する場合においても、記録
紙へのインク層2の密着性の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発熱抵抗体
を主走査方向に並設したサーマルヘッドを用いてインク
シートに塗布されたインクを記録紙に転写する印字記録
に関し、特に、発熱抵抗体の副走査方向幅が一画素より
小さい発熱抵抗体を用いて中間調記録を行なうのに適し
た熱転写記録方法及び熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録方法としては、複数の発熱部
をライン状に離散的に配置して構成されたサーマルヘッ
ドを用い、例えば図11の模式図に示すように、ベース
フィルム71上にインク72が塗布されているインクシ
ート70と記録紙80とを重ね、サーマルヘッド91と
プラテンローラー92との間に挿入し、プラテンローラ
ー92により圧力をかけながらサーマルヘッド91の発
熱部91′を電気的な走査により選択的に発熱させ、サ
ーマルヘッドの主走査方向においてベースフィルム71
の裏面からインク72を選択的に記録紙80に転写し、
順次記録紙を副走査方向に移動させて転写して記録紙全
体に印字するものである。
【0003】このサーマルヘッドを用いたカラー中間調
記録方式としては、インクシートに塗布されたインクの
種類により昇華型熱転写記録と溶融型熱転写記録が存在
する。昇華型熱転写記録は、サーマルヘッドの発熱抵抗
体に大きなエネルギーを印加する必要があるため印字時
間がかかる、特殊紙を用いるためコストがかかる等の問
題があった。一方、溶融型熱転写記録は、小さなエネル
ギーで印字できコストも安いが、インクシートによるイ
ンクの転写は発熱抵抗体への印加エネルギーを変化させ
ても階調がとれないため多階調記録が困難であり、ディ
ザ法等のマトリックス法や、副走査分割法,熱集中法
等、発熱領域を小さくして階調をとる方式が提案されて
いる。
【0004】例えば、特開昭60−248074号公
報、特開平3−219969号公報等には、副走査方向
の幅を主走査方向の幅より短くした発熱体素子を用い、
中間調を記録する方式(以下、副走査分割方式という)
が記載されている。図12は、副走査分割方式に用いら
れるサ−マルヘッドの発熱部の平面図であり、複数の櫛
状部101を有する共通電極100と、前記各櫛状部1
01間に配置された櫛状の選択電極102と、櫛状部1
01及び選択電極102上に主走査方向に1列に配置し
た帯状抵抗体103とから成る交互リ−ド型の電極構造
を有している。
【0005】上記サーマルヘッドによる印字は、選択電
極102を選択・通電することにより、選択した選択電
極102とその両側の共通電極100の櫛状部101と
で挾まれた抵抗体部分(副走査方向の幅が短い発熱素
子)が発熱することにより行われる。すなわち、サーマ
ルヘッド上に配置された記録紙に対して前記サーマルヘ
ッドを相対的に連続移動させ、記録紙のサーマルヘッド
側に介在させた熱転写用インクシートのインクを各発熱
素子の発熱により熱溶融し、これを記録紙に転写して画
像データに応じた印字領域を一画素部分104に記録す
るものである。したがって、記録紙に対してサーマルヘ
ッドが一画素分の距離(副走査方向)を移動する間に、
記録すべき画素の濃度に応じて各発熱素子に与えるエネ
ルギー(駆動時間や印加電圧等)を制御することによ
り、中間調の記録が可能なようになっている。
【0006】このサーマルヘッドを用いて中間調記録を
行なったときの印字記録例を図13に示す。すなわち、
一画素部分104内に印字部105と非印字部106を
混在させることにより中間調の記録を行なう。このサー
マルヘッドを用いた記録方法によれば、中間調表現をす
るために副走査方向の発熱抵抗体のサイズが通常のもの
よりも小さくなっており、しかも、記録可能な最小画素
サイズによりハイライト(低濃度部分)の特性が決定さ
れるので、微小な画素を安定して転写することが要求さ
れる。感熱転写記録では、加熱により溶融したベースフ
ィルム上のインクが記録紙と密着し、その後再び固化す
る際に記録紙との粘着力によりベースフィルムから記録
紙に転写される。したがって、感熱転写記録方法におい
ては、記録紙の表面性が優れていないと十分な転写が行
われないという性質を有している。
【0007】例えば、図14(b)に示すように、複写
機等に用いられる通常の普通紙81は、その表面に紙の
繊維が現れているために凹凸が激しく、インク72と記
録紙(普通紙81)表面との十分な密着性が得られな
い。そのためインクと記録紙表面が密着できない部分で
はインクの転写が行われず、インクの白抜けが生じてし
まい記録紙として用いることができない。そのため、イ
ンクの拡散性を上げたコート紙80などを用いれば、図
14(a)に示すように、安定してインク72が転写さ
れ良好な中間調特性を得ることになる。しかし、コート
紙80は普通紙81に対してコスト高となり、消耗品と
しては適さない。そこで、普通紙81上に良好な転写を
行うべく、図14(c)のようにインク72と記録紙
(普通紙81)との間に記録紙の凹凸を平坦化する平滑
層73を転写するような記録方法が提案されている。
【0008】この記録方法は、図15に示すように、ベ
ースフィルム71上のインク層72の表面に平滑層73
を設けたインクシート70を使用し、記録紙にインク層
72を転写する際に記録紙上に平滑層73を同時に転写
し、記録紙上の凹凸を平坦化してインクと記録紙との密
着性を上げるというものである(例えば、特開平2−2
14693号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一画素のサイズと発熱
抵抗体サイズとが等しい通常の2値型の熱転写記録にお
いて上記記録方式を適用すると、印字されるドットサイ
ズ(一画素のサイズ)が記録紙の凹凸サイズより大きい
ので平滑層が記録紙の凹凸を覆うため、密着性の向上を
図るという効果をあげることができる。しかしながら、
この記録方式を上述した副走査分割方式に適用すると、
微小なドットを記録する際には、印字されるドットサイ
ズが記録紙の凹凸サイズより小さい場合があり、この場
合は印字ドットと同じサイズで転写される平滑層が記録
紙の凹凸を覆うことができないため、印字ドットが記録
紙の繊維の凹凸の影響を受け、また最小印字画素サイズ
が小さいため、その不安定さが強調されてハイライト特
性を悪くするという問題があった。
【0010】すなわち、副走査分割方式の記録では、例
えば一画素のサイズ(図12及び図13における一画素
部分104)の1/4の大きさでインクを転写する必要
があり、これが安定して行われないとハイライト特性の
劣化につながってしまう。図15で説明したインクシー
ト70を使って普通紙に印字する場合、一画素部分10
4の1/4の発熱抵抗体91を用いた副走査分割方式で
発熱抵抗体91に等しい面積を印字すると図16(a)
のような印字画素92となる。また、一画素部分104
のサイズと発熱抵抗体サイズとが等しい発熱抵抗体93
を用いた2値型の熱転写記録方式により、発熱抵抗体9
3に等しい面積を単純に印字すると図16(b)のよう
な印字画素94となる。図16(b)の一画素と等しい
サイズの印字画素94では、普通紙の表面の凹凸等の影
響で周辺部が少々歪んでも、印字部分の面積が大きいの
で、大きなドットばらつきは発生しない。しかし、図1
6(a)の一画素の1/4のサイズの印字画素92で
は、普通紙の表面の凹凸等の影響でドットが歪み、印字
記録面積が小さいので大きなドットばらつきが発生す
る。また、印字面積が小さいので、記録紙の凹凸により
平滑層との間に定着力の不足を招き、その結果、記録紙
にインクが転写されないような事態が生じる。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、微小ドットを印字する場合においても記録紙に確実
にインクが転写される熱転写記録方法及びその装置、特
に、中間調を得る場合の副走査分割方式に適した熱転写
記録方法及び熱転写記録装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の熱転写記録方法は、サーマルヘッドの各発熱体
を画像データにより選択的に加熱することにより、イン
クシートのベースフィルム上に塗布した熱溶融性インク
層を記録紙に転写させる熱転写記録方法であって、次の
内容を含む。前記インクシートとして、前記熱溶融性イ
ンク層上に記録紙とインクとの密着性を向上させる透明
密着剤からなる透明密着層が形成されたインクシートを
用いる。そして、先ず、前記画像データによりインクを
転写する印字記録部分を記憶する。次に、この印字記録
部分について、熱溶融性インク層及び透明密着層の転写
を行なう。また、前記印字記録部分の記憶情報に基づい
て前記印字記録部分を囲む周辺部分を、前記熱溶融性イ
ンク層の転写に要する印字エネルギーより低い印字エネ
ルギーで前記発熱体を駆動し、前記透明密着層を転写す
る。
【0013】本発明の熱転写記録装置は、印字エネルギ
ー供給手段からのエネルギーによりライン状に配置され
た発熱体が選択的に発熱するサーマルヘッドを有し、ベ
ースフィルム上に熱溶融性インク層及びこの熱溶融性イ
ンク層の活性化温度よりも融点が低く記録紙とインクと
の密着性を向上させる透明密着層を形成したインクシー
トを用い、記録紙に熱転写により印字記録を行なう熱転
写記録装置であって、次の構成を含む。前記熱溶融性イ
ンク層を転写して印字記録を得るための画像データを格
納する画像データ格納手段を設ける。前記印字エネルギ
ー供給手段からのエネルギーを制御する印字エネルギー
制御手段を設ける。印字エネルギー制御手段は、熱溶融
性インク層及び透明密着層を転写可能な第1の印字エネ
ルギーと、前記熱溶融性インク層の転写に要する印字エ
ネルギーより低い第2の印字エネルギーとの少なくとも
二段階の印字エネルギーで前記発熱体を駆動可能とす
る。前記印字エネルギー制御手段による印字エネルギー
の調整は、前記画像データ格納手段からの画像データに
基づいて、印字記録部分については第1の印字エネルギ
ーに、印字記録部分を囲む周辺部分については第2の印
字エネルギーにそれぞれ設定する。
【0014】本発明によれば、記録紙上に熱溶融性イン
ク層の転写領域よりも広い領域に透明密着層が転写され
るため、凹凸が存在する記録紙として普通紙を用いた場
合においても、紙の凹凸を覆うように安定して透明密着
層を転写できる。そのため、熱溶融性インク層の微小ド
ットでの転写が可能なり、微小画素の不安定さによるハ
イライト画質の低下を解消することができ、特に、普通
紙上にも良好な中間調記録が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる感熱中間調
記録方法について、図1〜図9を参照しながら説明す
る。図1は、本発明のモノクロ表示の感熱中間調記録で
使用されるインクシート10であり、ベースフィルム1
上に、記録紙の転写領域に略等しい大きさ(例えば、略
A4の大きさ)にインク層2が離散的に形成され、イン
ク層2上にインク層2と同じ面積の透明密着層3が形成
されている。インク層2は、濃度を表現するためのもの
であり、透明密着層3は、記録紙の凹凸を覆って記録紙
とインク層2との密着性を向上させる透明密着剤から成
り、この透明密着層3は、インク層2の活性化温度より
も融点が低く設定されている。インク層2及び透明密着
層3は、ワックス,樹脂,顔料,添加剤の混合物から構
成され、例えば、インク層2の融点は80〜90度に設
定され、透明密着層3の融点は50〜60度に設定され
ている。
【0016】次に、上記インクシート10を用いた本発
明の熱転写記録方法による中間調記録について説明す
る。インク層2及び透明密着層3の記録紙への転写は、
従来例で述べたように、サーマルヘッドの発熱抵抗体へ
印字エネルギーを供給し、これを発熱させることにより
行なわれる。インク層2に熱溶融性インクを用いた溶融
型記録は、原理的に2値記録であり、転写されるドット
の濃度をサーマルヘッドに供給される印字エネルギーに
よって変化させることはできない。したがって、中間調
の記録を表現するためには、インク層2が転写される面
積を変える面積階調型記録により行われる。
【0017】本発明の熱転写記録方法に使用するサーマ
ルヘッドの発熱部は、図2(a)に示すように、複数の
櫛状部101を有する共通電極100と、前記各櫛状部
101間にそれぞれ配置される選択電極102と、共通
電極100の櫛状部101と選択電極102の先端部を
覆う帯状抵抗体103と、から構成されている。この電
極構造によれば、選択電極102を選択して通電するこ
とにより、選択された選択電極102とその両側の櫛状
部(共通電極)101で挟まれた発熱抵抗体が駆動され
て発熱する。帯状抵抗体103の幅(発熱抵抗体の副走
査方向の幅)は、1画素の副走査方向の幅よりも短く設
定してある。この例では、発熱抵抗体の副走査方向の幅
を1画素の副走査方向の幅の約1/4にして8階調の中
間調記録をする場合を説明する。また、発熱抵抗体の上
部に接触する記録紙(図示せず)は搬送ローラ(図示せ
ず)により定速度で送られるようにしておき、その速度
は印字周期Tで1画素の副走査方向の幅だけ送られる速
度に設定されている。
【0018】サーマルヘッドの発熱抵抗体103は、図
2(c)に示すように、印字周期T当たり8個の印字パ
ルスから構成される駆動パルスで駆動される。1階調目
は、図2(b)の印字記録Aに示すように、駆動パルス
を印加せず無印字で表現する。2階調目は、印字記録B
に示すように、ほぼ帯状抵抗体103の発熱部と同じ面
積のドットを記録するようなパルス幅Tpの2個の印字
パルスから成る駆動パルスを発熱抵抗体に印加する。こ
れにより1画素の1/4(2/8)の印字ドットでの記
録が行なわれる。3階調目は、印字記録Cに示すよう
に、先ず2階調と同じ記録をした後、印字周期Tの1/
8だけ遅れたタイミング(記録紙が1画素の副走査方向
の幅の1/8だけ送られている)で、パルス幅Tpの印
字パルスを発熱抵抗体に印加する。これにより、1画素
の3/8の印字ドットでの記録が行なわれる。更に、4
階調目は、印字記録Dに示すように、先ず3階調と同じ
記録をした後、印字周期Tの1/8だけ遅れたタイミン
グ(記録紙が1画素の副走査方向の幅の1/8だけ送ら
れている)で、パルス幅Tpの印字パルスを発熱抵抗体
に印加する。これにより、1画素の1/2(4/8)の
印字ドットでの記録が行なわれる。
【0019】さらに順次加える印字パルスの数を増加さ
せていくと、図2の印字記録E〜印字記録Hに示したよ
うに、副走査方向に印字ドットが拡大し、中間調記録を
行なうことができる。図2では、説明を簡単にするため
に8階調としたが、実際には解像度300dpiのサー
マルヘッドにおいて、副走査方向の幅を約20μmと
し、20ms/lineの周期で転写性の良い合成紙に対して
64階調の中間調記録が可能になる。
【0020】本発明方法においては、記録紙上に、透明
密着層3及インク層2を同時に転写する部分(印字記録
部分)と、この印字記録部分の記憶情報に基づいて透明
密着層3のみを転写する部分とを混在させるようにして
いる。すなわち、図3に示すように、画素Xが中間調記
録を行なう部分であった場合、画素Xについては、透明
密着層3及インク層2を同時に転写する部分とし、その
周囲の画素Yについては、透明密着層3のみを転写する
部分とする。そして、画素Yの周囲の画素Zは、印字を
行なわない部分である。
【0021】したがって、図4に示すような中間調記録
の印字(黒色部分)を行なう場合は、斜線部分が透明密
着層3のみを転写する部分となり、転写されるインク層
2よりも大きな面積で且つインク層2を内包するように
透明密着層3を転写するようになる。その結果、記録紙
の凹凸を覆う十分な面積で透明密着層3を定着できるの
で、転写されるインク層2の周辺部分でのインクのきれ
がよくなり、ドットのばらつきを低減できるとともに、
インク層2による微小ドットを印字する場合でも定着不
良が起こりにくくなる。本発明によれば、紙の凹凸など
の影響によるドットばらつきや転写不良という画質の低
下の問題が解消され、普通紙上においても良好な中間調
記録が実現可能となる。また、上述した例では、中間調
記録を行なう1画素に対して、その周囲に位置する8画
素(図3の画素Y)について透明密着層3のみを転写す
る部分としたが、周囲に位置する24画素(図3の画素
Y及び画素Z)について、透明密着層3のみを転写する
ようにしてもよい。
【0022】次に、上記熱転写記録方法を行なうための
熱転写装置について、図5を参照しながら説明する。熱
転写記録装置は、サーマルヘッド11と、このサーマル
ヘッド11にエネルギーを供給する印字エネルギー供給
手段12と、サーマルヘッド11に供給される印字エネ
ルギーを制御する印字エネルギー制御手段13とから構
成される。印字エネルギー制御手段13は、コンピュー
タやスキャナ等から送られてくる画像データが記憶され
る画像データメモリ14と、この画像データを本方式の
階調特性に適合するようにγ補正する画像データ処理回
路15と、透明密着層3の転写の転写の有無を判定する
透明密着層転写判定回路16と、この透明密着層転写判
定回路16を介して補正データをサーマルヘッド駆動用
の2値データに変換する2値変換回路17と、この2値
データ(サーマルヘッド用印字データ)を格納するバッ
ファメモリ18と、ストローブ信号等のサーマルヘッド
制御信号等を発生させるパルス発生回路19とを有し、
これら各部は各部に接続された制御回路20により、一
連の処理を同期をとりながら制御されている。
【0023】画像データメモリ14は、複数ライン、例
えば記録紙の記録領域分の画像データを記憶するもので
ある。透明密着層転写判定回路16は、画像データ処理
回路15を介して得た補正データと、前記画像データメ
モリ14に格納された前ライン及び次ラインの画像デー
タとから、印字画素がインク層2及び透明密着層3の印
字(中間調記録)、透明密着層3のみの転写、無印字で
あるかを判定するものである。すなわち、上述した図3
に示したように、印字を行なうライン(印字ライン)に
おいては中間調記録に隣接する画素位置に透明密着層3
のみ転写する画素とし、前ライン及び次ラインを参照す
るに際しては前ライン及び次ラインの画像データの1画
素が中間調記録である場合、印字ラインにおいて、その
画素に対応する位置及び主走査方向におけるその前後
(図3では左右)の画素位置に透明密着層3のみ転写す
る画素とすることにより、中間調記録を行なう1画素
(図3の画素X)に対して、その周囲に位置する8画素
(図3の画素Y)について透明密着層3のみを転写する
部分とし、さらに周囲の画素が無印字の画素となるよう
に判定する。
【0024】印字エネルギー供給手段12は、前記バッ
ファメモリ18に格納されたサーマルヘッド用印字デー
タと、パルス発生回路19で生成されたストローブ信号
等のサーマルヘッド制御信号との論理積を取ることによ
りサーマルヘッド11へ供給される印字エネルギーを変
化させ、インク層2の転写による中間調記録(インク層
2及び透明密着層3の転写)、透明密着層3のみの転写
が行なわれる。すなわち、各インク層2の中間調を表現
するエネルギーは、画像データメモリ14に基づいて前
記サーマルヘッド制御信号により決定される。
【0025】次に、インクシート10を使用し、転写さ
れるインク層2よりも大きな面積で透明密着層3を転写
する記録方法について説明する。記録紙上に、透明密着
層3のみを転写する部分と、透明密着層3及インク層2
を同時に転写する部分とを混在させるには、印字エネル
ギーを調整することにより行なう。すなわち、図6
(a)に示すように、中間調記録部分,透明密着層記録
部分,無記録部分が存在するような場合、図6(b)に
示すように、透明密着層3のみを転写する画素を小エネ
ルギー(第2の印字エネルギー)とし、透明密着層3及
インク層2を同時に転写するな画素(中間調記録)を大
エネルギー(第1の印字エネルギー)に対応させる。イ
ンクシート10において、透明密着層3の融点はインク
層2の融点より低く設定しているので、インク層2の転
写による中間調記録に比べ低い温度(小エネルギー)で
発熱体を駆動して印字すれば、透明密着層3のみを転写
させることができる。
【0026】すなわち、図7(a)に示すように、サー
マルヘッドに印加する駆動パルスにおいて、中間調記録
を行なう時に比べてパルスの投入する間隔を広げ、サー
マルヘッドの発熱抵抗体に小さなエネルギーを与えれば
よい。このようなパルスを与えることで、サーマルヘッ
ドの発熱抵抗体を透明密着層3の融点より高く、インク
層2の融点より低い温度に保持することができる。
【0027】すなわち、図7(b)に示されるように副
走査方向の印字について説明すると、中間調記録を行な
う部分よりも前の画素において、あらかじめ透明密着層
3のみを転写させるために、投入間隔の広いパルスを印
加する。これにより、サーマルヘッドの発熱抵抗体は、
透明密着層3の融点より高くインク層2の融点より低い
温度に保持され、透明密着層3aのみが記録紙4に転写
される。続いて、中間調記録を行なう部分では、印字パ
ルスの間隔を狭くすることにより、サーマルヘッドの発
熱抵抗体はインク層2の融点よりも高くなり、インク層
2b及び透明密着層3bがともに溶融し、記録紙4へ転
写されて中間調記録を実現する。副走査方向におけるそ
の後の領域にも、透明密着層3のみを印字するために、
印字パルスの間隔を広げる。これにより、サーマルヘッ
ドの発熱抵抗体は、透明密着層3の融点より高くインク
層2の融点より低い温度に保持され、透明密着層3cの
みが記録紙4に転写される。
【0028】このような記録方法を行なうことにより、
副走査方向にはインク層2よりも大きな面積で透明密着
層3を転写できる。また、主走査方向に透明密着層を広
げて転写するには、図6(a)に示すように、中間調記
録画素の隣接画素に透明密着層3の転写に必要な小さな
エネルギーを与えればよい。この記録方法により、中間
調記録のインク層2よりも大きな面積で且つ透明密着層
3でインク層2を内包するように、透明密着層3を転写
することが可能になる。なお、サーマルヘッドに印加す
るエネルギーを変化させる方法は、上記した駆動パルス
を構成するパルスの密度の制御に限らず、例えばパルス
の高さ(電圧)やパルス幅(オン時間)を調整すること
により行なってもよい。
【0029】続いて、上記のような中間調記録による印
字(インク層2及び透明密着層3の印字)と透明密着層
3のみの印字を行うことができる駆動パルスの作成につ
いて、図8を参照して説明する。市販のドライバーを搭
載したサーマルヘッドでは、上記したように、ストロー
ブ信号と印字データとの論理積でサーマルヘッドに印加
される駆動パルスを構成する印字パルスが作成される。
したがって、このような構造のサーマルヘッドにおいて
は、駆動パルスにおける印字パルスのパルス数は、2値
変換回路17(図5)で得られる印字データにより制御
される。すなわち、ストローブ信号(図8(a))をパ
ルス密度が密であるインク層2及び透明密着層3の転写
(中間調記録)の密度にしておき、印字データの
「1」,「0」比率を変化させることで印字パルスのO
N/OFFの比率を変化させることができる。
【0030】図8(b)が従来の副走査分割方式におけ
る中間調記録を行なう場合であり、中間調記録部分では
印字データを連続して「1」にしておき、中間調記録部
分の後の無印字部分では印字データを連続して「0」に
している。駆動パルスは、ストローブ信号と印字データ
の論理積で生成されるので、印字部分ではパルスが存在
し、無印字部分ではパルスが存在しない。これに対して
本発明によれば、中間調記録部分では印字データを連続
して「1」にしておき、中間調記録部分の後の部分では
透明密着層のみを転写するため印字データを「1」と
「0」の繰り返しにしておく。このようにすることで、
生成される駆動パルスは、図8(c)のように、中間調
記録部分では従来と同じ間隔のパルスが発生し、それ以
後の部分ではパルスの間隔が広がる。したがって、中間
調記録部分の後の部分は透明密着層のみが転写されるこ
とになる。図では、中間調記録を行なった後の部分につ
いて説明したが、画像データメモリに複数ライン分(例
えば、記録紙1枚分)の画像データを予め記録すること
で、注目画像の隣接画素や前後のライン画素についても
同様の方法で透明密着層のみを転写することができる。
【0031】次に、上記熱転写記録装置において、中間
調の印字記録を行なう際のサーマルヘッド用印字データ
の作成の一例について、図9を参照しながら説明する。
画像データの解像度は主走査・副走査方向共に300d
piとし、1画素を88個のパルスで表現することにす
る。すなわち、画像データの解像度を主走査・副走査方
向ともに300dpiとし、1画素を88個のパルスで
表現して階調数を256階調とする(ステップ61)。
次に、階調変換回路で画像データ(1〜256階調)を
本方式の階調特性に適合するようにγ補正しながら中間
調用パルスデータ(0〜88のパルスデータ)に変換す
る(ステップ62)。
【0032】次に、この中間調用パルスデータと次ライ
ンデータにしたがって、印字データ発生部でサーマルヘ
ッドに適合するように「1」か「0」の88個の2値デ
ータに変換する(ステップ63)。この際、中間調記録
画素では中間調用パルスデータにしたがって連続した
「1」の印字データを発生させ、残りの部分では印字デ
ータが「1」と「0」の繰り返しになるように変換し、
「1」か「0」の88個の2値データを発生させる。ま
た、画像データが無印字であっても、隣接画素や画像デ
ータから前ライン及び次ラインのデータを参照し、透明
密着層の転写が必要な場合には「1」と「0」の繰り返
しになるように変換する。そして、前記2値データをサ
ーマルヘッドに転送し中間調記録の印字を行なう(ステ
ップ64)。これら一連の処理は、サーマルヘッド制御
用のマイクロプロセッサやROMを用いたルックアップ
テーブル等で行なわれる。
【0033】上述の熱転写記録方法及び装置では、モノ
クロ(単色)表示を行なう場合について説明したが、カ
ラー印字に適用することもできる。この場合のインクシ
ート30は、図10に示すように、ベースフィルム1上
に、記録紙の転写領域に略等しい大きさ(例えば、略A
4の大きさ)のイエロー,マゼンダ,シアンの各インク
層31a,31b,31cを離散的に形成し、イエロー
インク層31a上にのみインク層2と同じ面積の透明密
着層3を形成する。各インク層31は、重ねて印字され
ることによりカラー表示を行なうものであり、透明密着
層3は、図1と同様に記録紙の凹凸を覆って記録紙とイ
ンク層31との密着性を良くするためのものである。ま
た、透明密着層3は、インク層31aの活性化温度より
も融点が低く構成されている。各インク層31及び透明
密着層3は、ワックス,樹脂,顔料,添加剤の混合物か
ら構成されている。
【0034】上記インクシート30を使用したカラー印
字が可能な熱転写記録装置の構成は、図5に示したもの
とほぼ同様であり、制御部分において異なる点を中心に
説明する。カラー記録では、画像データメモリ14にイ
エロー,マゼンダ,シアンの各色画像データについて、
記録紙の記録領域に相当する複数ライン分を格納してお
く。その後、先ず1色目のイエローの画像データについ
て、階調特性に適合するようにγ補正しながら88個の
パルスデータを発生させる。
【0035】カラー記録の場合、イエロー,マゼンダ,
シアンのいずれかに印字があれば、透明密着層3を転写
しておく必要がある。そのため、イエローのインク層3
1aを印字する場合、透明密着層転写判定回路16で
は、画像データ処理回路15からのイエローの補正デー
タと、画像データメモリ14からのイエローの次ライン
データ、画像データメモリ14からのマゼンダ及びシア
ンの同位置の画像データ及び次ラインデータを参照し
て、印字画素について、イエローのインク層31a及
び透明密着層3を転写,透明密着層3のみを転写,
無印字,であるかを判定する。その後、モノクロの場合
と同様の処理を行なってイエローの印字を行なう。この
後、マゼンダインク層31b,シアンインク層31cの
印字では、透明密着層の転写がないので、γ補正と88
個パルスデータに変換後は、透明密着層転写判定回路1
6を使用することなく、2値変換回路17にデータを送
り印字を行なう。これにより、イエロー,マゼンダ,シ
アンの各色が印字でき、カラー印字を実現することがで
きる。
【0036】上述した記録方法によれば、転写するイン
ク層2よりも大きな面積に透明密着層3を転写するが、
記録紙全面に透明密着層3を転写するものでなく、イン
ク層2を微小ドットで安定して印字するに際して透明密
着層3の転写領域を必要十分な面積としている。したが
って、記録紙の紙質が印字により変化することがなく、
印字前の紙質を維持して中間調記録を行なうことができ
るとともに、印字速度の向上を図ることができる。ま
た、上述した熱転写記録方法及び熱転写記録装置は、微
小ドットの印字が必要な副走査分割方式により中間調を
得る場合について説明したが、発熱抵抗体の面積が一画
素の面積に等しい通常のサーマルヘッドによる熱転写記
録に上記インクシート10,30を適用しても、記録紙
に対する印字ドットの定着性の向上が図れることは勿論
である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、転写するインク層より
も大きな面積に透明密着層を転写し、且つインク層が透
明密着層で内包されるため、記録紙上の凹凸を覆うよう
に透明密着層を転写でき、インク層を微小ドットとして
も安定した定着が可能となる。したがって、面積階調を
するのに必要な微小ドットの印字を行っても、密着層が
十分に大きく転写されているので定着不良等によるドッ
ト抜けや印字ドット周辺で発生するドット切れの悪さを
解消し、安定した印字を可能にすることができる。その
結果、印字ドットの大きさにかかわらず、普通紙に安定
したドットが記録できるので、副走査分割方式を用いた
中間調記録において、ドットばらつきなどによる画質劣
化、特にハイライト特性での画質劣化が解消され、普通
紙を用いて良好な画質を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用するインクシートの断面説明図
である。
【図2】 (a)(b)(c)は中間調記録の原理を説
明するためのもので、(a)はサーマルヘッドの構造を
示す平面説明図、(b)は印字パルスの数を変化させた
場合の印字ドットを示し、(c)は(b)に対応する駆
動パルスを示すものである。
【図3】 本発明方法によるインク層及び透明密着層の
転写部分,透明密着層のみの転写部分を説明するための
説明図である。
【図4】 本発明方法による中間調記録の印字例を示す
説明図である。
【図5】 本発明による熱転写記録装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図6】 本発明方法によるインク層及び透明密着層の
転写記録部分を説明するためのもので、(a)は印字
例、(b)は(a)に対応するエネルギー分布を説明す
るものである。
【図7】 (a)は本発明の熱転写記録方法による透明
密着層、インク層をそれぞれ転写(印字)する場合の駆
動パルスの説明図であり、(b)は(a)に対応する印
字記録を示すものである。
【図8】 (a)(b)(c)は印字パルスの作成を説
明するためのタイミングチャートであり、(a)はスト
ローブ信号、(b)は従来の副走査分割方式による駆動
パルス、(c)は本発明方法による駆動パルスを示す説
明図である。
【図9】 中間調記録を行なう場合の印字データを作成
する手順を説明するフローチャート図である。
【図10】カラー印字が可能なインクシートの一例を示
す断面説明図である。
【図11】熱転写記録装置の原理を説明するための模式
図である。
【図12】サーマルヘッドの構造を示す平面説明図であ
る。
【図13】中間調記録による印字例を示す説明図であ
る。
【図14】(a)〜(c)は熱転写記録を説明するため
の記録紙の断面説明図であり、(a)は表面が平滑なコ
ート紙を示し、(b)及び(c)は普通紙を示す。
【図15】従来のインクシートの構造を示す断面説明図
である。
【図16】従来例による熱転写記録の印字例を示すもの
で、(a)は副走査分割方式による1/4の面積の発熱
抵抗体とその印字記録、(b)は通常の方式による発熱
抵抗体とその印字記録を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ベースフィルム、 2…インク層、 3…透明密着
層、 4…記録紙、10…インクシート、 11…サ−
マルヘッド、 12…印字エネルギー供給手段、 13
…印字エネルギー制御手段、 16…透明密着層転写判
定回路、 19…パルス発生器、 30…インクシー
ト、 31a,31b,31c…インク層、 100…
共通電極、 101…櫛状部、 102…選択電極、
103…発熱抵抗体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドの各発熱体を画像データに
    より選択的に加熱することにより、インクシートのベー
    スフィルム上に塗布した熱溶融性インク層を記録紙に転
    写させる熱転写記録方法であって、 前記インクシートとして、前記熱溶融性インク層上に記
    録紙とインクとの密着性を向上させる透明密着剤からな
    る透明密着層が形成されたインクシートを用いるととも
    に、 前記画像データによりインクを転写する印字記録部分を
    記憶し、 この印字記録部分について、熱溶融性インク層及び透明
    密着層の転写を行ない、 前記印字記録部分の記憶情報に基づいて前記印字記録部
    分を囲む周辺部分を、前記熱溶融性インク層の転写に要
    する印字エネルギーより低い印字エネルギーで前記発熱
    体を駆動し前記透明密着層を転写することを特徴とする
    熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】印字エネルギー供給手段からのエネルギー
    によりライン状に配置された発熱体が選択的に発熱する
    サーマルヘッドを有し、ベースフィルム上に熱溶融性イ
    ンク層及びこの熱溶融性インク層の活性化温度よりも融
    点が低く記録紙とインクとの密着性を向上させる透明密
    着層を形成したインクシートを用い、記録紙に熱転写に
    より印字記録を行なう熱転写記録装置であって、 前記熱溶融性インク層を転写して印字記録を得るための
    画像データを格納する画像データ格納手段を設け、 前記印字エネルギー供給手段からのエネルギーを制御す
    る印字エネルギー制御手段を設け、 印字エネルギー制御手段は、熱溶融性インク層及び透明
    密着層を転写可能な第1の印字エネルギーと、前記熱溶
    融性インク層の転写に要する印字エネルギーより低い第
    2の印字エネルギーとの少なくとも二段階の印字エネル
    ギーで前記発熱体を駆動可能とし、 前記印字エネルギー制御手段による印字エネルギーの調
    整は、前記画像データ格納手段からの画像データに基づ
    いて、印字記録部分については第1の印字エネルギー
    に、印字記録部分を囲む周辺部分については第2の印字
    エネルギーにそれぞれ設定することを特徴とする熱転写
    記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5316962A (en) * 1976-07-30 1978-02-16 Asahi Organic Chem Ind Kneading roll

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS569372B2 (ja) * 1976-07-30 1981-02-28

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