JP2003165242A - 熱転写記録方法および熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録方法および熱転写記録装置

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JP2003165242A
JP2003165242A JP2001368877A JP2001368877A JP2003165242A JP 2003165242 A JP2003165242 A JP 2003165242A JP 2001368877 A JP2001368877 A JP 2001368877A JP 2001368877 A JP2001368877 A JP 2001368877A JP 2003165242 A JP2003165242 A JP 2003165242A
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ink ribbon
transfer ink
recording
thermal
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Takeo Miki
武郎 三木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱転写インクリボンの使用量により画質が劣化
することなく、高画質な画像を記録できる熱転写記録方
法および熱転写記録装置を提供する。 【解決手段】被記録媒体14、熱転写インクリボン13
およびサーマルヘッド12を用いた熱転写記録方法にお
いて、エンコーダと数量カウンタを用いて熱転写インク
リボン13の張力を検出し、この検出した熱転写インク
リボン13の張力に応じてサーマルヘッド12の各発熱
体へ通電する複数のパルスの時間幅を変更制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱溶融性のインク
を受像層を有する被記録媒体に熱により転写することに
より画像を記録する熱転写記録方法および熱転写記録装
置に係り、特に自動車の運転免許証やパスポートなどの
個人認証用の高画質な顔画像および個人情報などの文字
画像を被記録媒体上に記録する熱転写記録方法および熱
転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、運転免許証、パスポー
ト、クレジットカード、会員証などの個人認証用の高画
質な顔画像が入った画像表示体に顔画像を記録する方法
としては、昇華型熱転写記録方法が主流となっている。
この昇華型熱転写記録方法は、長尺フィルム状支持体の
上に昇華性(あるいは、熱移行性)の染料を熱転写可能
にコーティングしてなる熱転写インクリボンと、昇華性
染料を受容できる受容層を有する被記録媒体とを重ね合
わせ、サーマルヘッドなどにより、画像データに基づき
熱転写インクリボンを選択的に加熱し、被記録媒体に所
望の画像を昇華転写記録するものである。
【0003】この昇華型熱転写記録方法によれば、階調
性豊かなカラー画像が手軽に記録できることは広く一般
的に知られている。しかし、昇華型熱転写記録方法で
は、昇華性材料で染色できる材料が限られており、限ら
れた被記録媒体に対してのみしか適応できないという欠
点がある。また、一般的に昇華性染料は、耐光性、耐溶
剤性などの画像耐久性が劣っているという欠点もある。
【0004】一方、溶融型熱転写記録方法は、長尺フィ
ルム状支持体の上に着色顔料あるいは染料を樹脂やワッ
クスなどのバインダに分散させたものをコーティングし
てなる熱転写インクリボンを選択的に加熱し、被記録媒
体にバインダごと転写し、所望の画像を記録するもので
ある。
【0005】この溶融型熱転写記録方法によれば、着色
材料を一般的に耐光性のよいといわれる無機および有機
顔料を選択できる。また、バインダに用いる樹脂やワッ
クスなどを工夫することができるため、耐溶剤性を向上
させることができる。基本的にバインダに対する接着性
を有している被記録媒体であれば何でもよく、幅広い被
記録媒体を選択することができるなど、昇華型熱転写記
録方法に対して利点がある。
【0006】しかし、溶融型熱転写記録方法は、転写し
たドットのサイズを変化させて階調記録を行なうドット
面積階調法を用いているため、ドットサイズを正確に制
御して多階調記録を行なうのには、様々な工夫が必要と
なる。たとえば、特公平6−59739号公報において
開示されているように、転写ドットの配列をいわゆる千
鳥状に並べて記録する方法がある。この千鳥状配列を用
いると、サーマルヘッドの隣り合う発熱体の熱干渉が減
らせられ、隣接画素の影響を受けることなく、ドットサ
イズを制御することができるため、良好な多階調記録を
行なうことができる。
【0007】また、ドットサイズを正確に制御するため
には、被記録媒体の表面状態が良好であることが必要で
あるが、幅広い被記録媒体の選択性を有する溶融型熱転
写記録方法の利点を阻害してしまう。そこで、表面状態
が良好な受像層を有する中間転写体上に多階調記録を行
なった後、中間転写体の受像層を、被記録媒体に転写す
るような間接転写記録方式が考案されている。この方式
によれば、中間転写体を被記録媒体に転写可能なように
調整しさえすれば、被記録媒体を選ぶ必要がないため、
どのような媒体に対しても多階調記録を行なうことがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記記録方法
にも以下のような課題があった。
【0009】図9は、溶融型熱転写記録装置の概略図で
ある。被記録媒体2および熱転写インクリボン3をプラ
テンローラ1上に導き、その上からサーマルヘッド4を
押圧し、被記録媒体2と熱転写インクリボン3とを密着
させて搬送させながら、サーマルヘッド4を駆動するこ
とにより、熱転写インクリボン3のインク層のインクを
被記録媒体2の受像層へと転写し、所望の画像を記録す
る。
【0010】このような熱転写記録装置において、熱転
写インクリボン3を搬送させるために熱転写インクリボ
ン3に課せられる張力により、熱転写インクリボン3の
インク層のインクの転写量が変化することが、本発明者
らの実験によりわかった。すなわち、熱転写インクリボ
ン3の巻取り量(使用量)に応じて、熱転写インクリボ
ン3にかかる張力が変化してしまい、その結果、インク
の転写量が変化するものである。図10は、搬送時の熱
転写インクリボン3の張力を変えたときのエネルギに対
する反射濃度の変化をプロットしたもの(以降、ガンマ
特性と称す)を示している。この場合、張力Trl,T
r2は[Trl>Tr2]の関係にある。
【0011】このように、階調画像を得るようにした溶
融型熱転写記録方法では、熱転写インクリボンの使用量
に応じて、熱転写インクリボンにかかる張力が変化し、
図10に示したように、画像のガンマ特性が変化してし
まい、画質劣化を引き起こすという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、熱転写インクリボンの
使用量により画質が劣化することなく、高画質な画像を
記録することができる熱転写記録方法および熱転写記録
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の熱転写記録方法
は、複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の
一方の面に形成されてなる熱転写インクリボンと、この
熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性インク層の
インクを熱転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方
の面に形成されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有
するサーマルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写イン
クリボンと被記録媒体とを搬送し、前記サーマルヘッド
の各発熱体へ通電するパルス数を制御することで、前記
熱転写インクリボンの複数の熱溶融性インク層のインク
の溶融面積を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階調
画像を記録する熱転写記録方法であって、前記搬送され
る熱転写インクリボンの張力を検出し、この検出した熱
転写インクリボンの張力に応じて前記サーマルヘッドの
各発熱体へ通電するパルスの時間幅を変更制御すること
を特徴とする。
【0014】また、本発明の熱転写記録方法は、複数の
熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の一方の面に
形成されてなる熱転写インクリボンと、この熱転写イン
クリボンから前記複数の熱溶融性インク層のインクを熱
転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方の面に形成
されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有するサーマ
ルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写インクリボンと
被記録媒体とを搬送し、前記サーマルヘッドの各発熱体
へ通電するパルス数を制御することで、前記熱転写イン
クリボンの複数の熱溶融性インク層のインクの溶融面積
を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を記録
する熱転写記録方法であって、前記搬送される熱転写イ
ンクリボンの張力を検出し、この検出した熱転写インク
リボンの張力に応じて前記サーマルヘッドの各発熱体へ
通電するパルスの数を変更制御することを特徴とする。
【0015】また、本発明の熱転写記録方法は、複数の
熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の一方の面に
形成されてなる熱転写インクリボンと、この熱転写イン
クリボンから前記複数の熱溶融性インク層のインクを熱
転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方の面に形成
されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有するサーマ
ルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写インクリボンと
被記録媒体とを搬送し、記録する画像に応じて前記サー
マルヘッドの各発熱体への通電量を制御することで、前
記熱転写インクリボンの複数の熱溶融性インク層のイン
クの溶融面積を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階
調画像を記録する熱転写記録方法であって、前記搬送さ
れる熱転写インクリボンの張力を検出し、この検出した
熱転写インクリボンの張力に応じて前記記録する画像の
ガンマ補正を行なうことを特徴とする。
【0016】また、本発明の熱転写記録装置は、複数の
熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の一方の面に
形成されてなる熱転写インクリボンと、この熱転写イン
クリボンから前記複数の熱溶融性インク層のインクを熱
転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方の面に形成
されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有するサーマ
ルヘッドと、この熱転写インクリボンと被記録媒体とサ
ーマルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写インクリボ
ンと被記録媒体とを搬送し、前記サーマルヘッドの各発
熱体へ通電するパルス数を制御することで、前記熱転写
インクリボンの複数の熱溶融性インク層のインクの溶融
面積を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を
記録する画像記録手段と、前記搬送される熱転写インク
リボンの張力を検出する張力検出手段と、この張力検出
手段により検出した前記熱転写インクリボンの張力に応
じて前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電するパルスの
時間幅を変更制御するパルス制御手段とを具備してい
る。
【0017】また、本発明の熱転写記録装置は、複数の
熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の一方の面に
形成されてなる熱転写インクリボンと、この熱転写イン
クリボンから前記複数の熱溶融性インク層のインクを熱
転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方の面に形成
されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有するサーマ
ルヘッドと、この熱転写インクリボンと被記録媒体とサ
ーマルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写インクリボ
ンと被記録媒体とを搬送し、前記サーマルヘッドの各発
熱体へ通電するパルス数を制御することで、前記熱転写
インクリボンの複数の熱溶融性インク層のインクの溶融
面積を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を
記録する画像記録手段と、前記搬送される熱転写インク
リボンの張力を検出する張力検出手段と、この張力検出
手段により検出した前記熱転写インクリボンの張力に応
じて前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電するパルスの
数を変更制御するパルス制御手段とを具備している。
【0018】さらに、本発明の熱転写記録装置は、複数
の熱溶融性インク層が長尺フィルム状支持体の一方の面
に形成されてなる熱転写インクリボンと、この熱転写イ
ンクリボンから前記複数の熱溶融性インク層のインクを
熱転写可能な受像層がフィルム状支持体の一方の面に形
成されてなる被記録媒体と、複数の発熱体を有するサー
マルヘッドと、この熱転写インクリボンと被記録媒体と
サーマルヘッドとを重ねた状態で、前記熱転写インクリ
ボンと被記録媒体とを搬送し、記録する画像に応じて前
記サーマルヘッドの各発熱体への通電量を制御すること
で、前記熱転写インクリボンの複数の熱溶融性インク層
のインクの溶融面積を制御し、前記被記録媒体の受像層
上に階調画像を記録する画像記録手段と、前記搬送され
る熱転写インクリボンの張力を検出する張力検出手段
と、この張力検出手段により検出した前記熱転写インク
リボンの張力に応じて前記記録する画像のガンマ補正を
行なうガンマ補正手段とを具備している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は、本発明に係る溶融型熱転写記
録装置の構成を模式的に示すものである。図1におい
て、プラテンローラ11上には、熱記録手段としてのサ
ーマルヘッド12が設けられている。サーマルヘッド1
2は、熱転写インクリボン13と被記録媒体14とを介
してプラテンローラ11上に接離可能に設けられてい
て、複数の発熱体(発熱抵抗体)を記録ライン(被記録
媒体14の搬送方向と直交方向)と平行方向に配列して
なるライン形サーマルヘッドである。
【0020】被記録媒体14は、給紙ローラ15により
プラテンローラ11とサーマルヘッド12との間に供給
される。熱転写インクリボン13は、送出し軸16によ
りプラテンローラ11とサーマルヘッド12との間に供
給されて、サーマルヘッド12の押圧により被記録媒体
14と密着され、巻取り軸17により巻取られるように
なっている。プラテンローラ11の近傍で、被記録媒体
14の搬出側には、搬出される被記録媒体14を搬送す
る搬送ローラ18が設けられている。
【0021】このような構成において、記録動作が開始
されると、図示しない給紙トレーから給紙ローラ15へ
被記録媒体14が供給され、給紙ローラ15によりプラ
テンローラ11とサーマルヘッド12との間に供給され
る。ついで、サーマルヘッド12がプラテンローラ11
上に移動することにより、熱転写インクリボン13およ
び被記録媒体14を密着させてプラテンローラ11上に
所望の圧力で圧接し、記録動作が開始される。記録動作
は、図示しない制御部から送られる記録する画像データ
に応じたサーマルヘッド駆動信号によりサーマルヘッド
11を駆動するとともに、記録周期に応じた回転速度で
プラテンローラ11を回転させることにより行なわれ
る。
【0022】記録画像が複数色の場合、1色目の記録が
終了すると、サーマルヘッド11および熱転写インクリ
ボン13が被記録媒体14から離れ、一方、プラテンロ
ーラ11は記録動作時とは反対方向に回転して、被記録
媒体14を記録開始位置まで給紙ローラ15側に排出す
る。ついで、再び記録動作が繰り返され、順次、4色の
記録が行なわれる。
【0023】図2は、熱転写インクリボン13の構成を
模式的に示すものである。図2において、熱転写インク
リボン13は、長尺フィルム状支持体21の一方の面
に、複数の熱溶融性インク層としてのインク層22〜2
5がその順に形成されている。各インク層22〜25
は、イエロー(Y)インク層22、マゼンタ(M)イン
ク層23、シアン(C)インク層24、および、ブラッ
ク(K)インク層25の順に並んで形成されている。こ
こで、カラー着色インク層の順番は、必ずしも上記順番
である必要性はない。
【0024】支持体21は、たとえば、厚さが2〜6μ
mのPETなどの合成樹脂フィルムで形成されている。
各インク層22〜25は、樹脂などからなるバインダ中
に無機顔料、有機顔料と微粒子を分散したものである。
バインダとしては、酢ビ−塩ビ共重合体、酢ビ−エチレ
ン共重合体、飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂などの熱溶融性で無色透
明あるいは単色透明の樹脂で、融点が約60℃〜約10
0℃のものが好適に用いられる。また、微粒子は顔料の
分散剤などである。
【0025】なお、本実施の形態では、各色インクのド
ットを順次重ねて転写し、所望の色を表現するため、先
に転写してあるインクが厚いと、そのドットの凹凸の影
響を受け、転写不良やドットの欠けなどを生じる場合が
あるため、インク層の厚みはできる限り薄い方が好まし
い。また、低濃度領域を表現するためには、できるだけ
小さいサイズのドットを再現しなければならず、小さい
ドットを再現するためには、インク層が薄いことが望ま
しい。具体的には、たとえば、0.4μm〜1μmであ
ることが望ましい。
【0026】このように構成された熱転写インクリボン
13は、図3に示すように、送出し軸16と巻取り軸1
7との間に巻き付けられていて、記録動作時、巻取り軸
17に連結されたパルスモータ31(図4参照)によ
り、巻取り軸17を図示矢印方向に回転させることによ
り、熱転写インクリボン13を搬送するようになってい
る。
【0027】送出し軸16および巻取り軸17には、図
4に示すように、それぞれ回転軸16a,17aが固定
され、これら回転軸16a,17aにそれぞれトルク発
生器32,33が設けられていて、これらトルク発生器
32,33により、図示矢印方向に一定のトルクをかけ
ることにより、熱転写インクリボン13に対して所定の
張力を与えるようになっている。
【0028】トルク発生器33によりトルクをかけた場
合、前述したように、熱転写インクリボン13の巻取り
量により、熱転写インクリボン13にかかる張力が変化
してしまう。すなわち、熱転写インクリボン13の使用
量に応じて、熱転写インクリボン13にかかる張力が変
化し、画像のガンマ特性が変化する。
【0029】熱転写インクリボン13にかかる張力は、
図4に示すように、巻取り軸17の回転軸17aに張力
検出手段の1つとしてのエンコーダ34を取り付け、こ
のエンコーダ34から発せされるパルスの数から求めら
れる巻取り軸17の回転数、すなわち、熱転写インクリ
ボン13の巻取り量から変換することができる。
【0030】エンコーダ34から出力されるパルスは、
張力検出手段の1つとしての数量カウンタ35に入力さ
れ、数量カウンタ35により巻取り軸17における巻取
り量に変換される。数量カウンタ35で変換された巻取
り量を用いて、後述するパルス数やパルス幅の変更制
御、あるいは、画像のガンマ補正制御を行なうようにな
っている。数量カウンタ35は、たとえば、カウンタ回
路とROMとからなり、カウンタ回路によりエンコーダ
34のパルス数をカウントし、そのカウント値をROM
に入力することにより、パルス数を巻取り量に変換する
ようになっている。
【0031】図5は、記録動作を制御する制御部の構成
を概略的に示すものである。この制御部は、インタフェ
ース41、バッファメモリ42、記録制御回路43、カ
ウンタ44、ストローブ発生回路45、データ展開回路
46、階調カウンタ47、および、サーマルヘッドドラ
イバ48によって構成されている。記録制御回路43に
は、前記数量カウンタ35が接続されている。
【0032】すなわち、インタフェース41には、たと
えば、スキャナやデジタルカメラなどの画像入力手段に
より得られた画像データをパーソナルコンピュータ(以
降、単にパソコンと略称する)49で処理した画像デー
タおよび記録制御データなどが入力される。インタフェ
ース41に入力された画像データはバッファメモリ42
に入力され、記録制御データは記録制御回路43に入力
される。ここで、画像データは、パソコン49により後
述するパルス数(ストローブ数)データに変換されたも
のである。
【0033】記録制御回路43は、記録動作にしたがっ
て種々の制御信号を発生し、搬送系を駆動するモータの
モータドライバ(図示しない)などへも信号を送信す
る。なお、ここでは、サーマルヘッド駆動のための処理
についてのみ説明する。記録制御回路43は、記録動作
に合わせてカウンタ44に開始信号Sを供給し、ストロ
ーブパターンを選択する選択信号をストローブ発生回路
45に供給する。カウンタ44は、開始信号Sによって
アドレスを生成して、バッファメモリ42に供給し、バ
ッファメモリ42はそのアドレスにしたがって、格納し
たパルス数データから1ライン分のデータをデータ展開
回路46に順次出力する。
【0034】ここに、パルス数mは、印加ストローブを
m個発生することにより、サーマルヘッド15の発熱体
を発熱させる。したがって、バッファメモリ42から出
力される1ライン分のデータは、0からストローブの総
数Nまで順次出力されることになる。
【0035】また、カウンタ34は、バッファメモリ4
2からサーマルヘッド12の1ライン分のデータが読出
されるごとに、階調カウンタ47にパルスを出力する。
階調カウンタ47は、入力されたパルスを基に階調信号
を発生し、データ展開回路46に供給する。この階調信
号は、第1番目のパルスのデータであれば「1」、第N
番目のパルスのデータであれば「N」を表わす。
【0036】次いで、データ展開回路46は、バッファ
メモリ42からのそれぞれのデータと階調信号とを比較
し、データが階調信号よりも大きいか等しければ
「1」、データが階調信号よりも小さければ「0」なる
比較信号Dを発生し、サーマルヘッドドライバ48内の
図示しないシフトレジスタに入力する。図示しないシフ
トレジスタには、カウンタ44からクロックCKが入力
されて、図示しないシフトレジスタに入力された比較信
号DはクロックCKによりシフトされ、1ライン分の比
較信号Dを図示しないシフトレジスタ内に配列する。
【0037】また、カウンタ44は、バッファメモリ4
2からサーマルヘッド12の1ライン分のデータが読出
されるごとに、ラッチパルスLtをサーマルヘッドドラ
イバ48の図示しないラッチ回路およびストローブ発生
回路45に出力する。図示しないシフトレジスタ内に配
列された1ライン分の比較信号Dは、ラッチパルスLt
により図示しないラッチ回路に記憶される。図示しない
ラッチ回路から出力された比較信号Dは、図示しないゲ
ート回路に入力される。
【0038】一方、ストローブ発生回路45には、記録
制御回路43からの選択信号、および、ラッチパルスL
tが入力され、選択信号により決まる時間幅のストロー
ブ信号Stを出力する。そして、図示しないゲート回路
は、図示しないラッチ回路から入力された比較信号Dと
ストローブ発生回路45から入力されたストローブ信号
Stとにより、サーマルヘッド12の発熱体を加熱駆動
する。以上のような動作を繰り返すことにより、サーマ
ルヘッド12は駆動され、記録動作が行なわれる。
【0039】ここで、ストローブ発生回路45から出力
されるストローブ信号Stは、図6に示すように、同一
周期、同一幅のパルスがN個並んだパルスとなる。この
場合、パルスの総数Nは多い方がより細かく階調を制御
できる。1周期内にできる限り多くのパルスを入れる方
がよい。
【0040】また、ストローブ信号Stの0〜数十ない
し100パルス程度は、インクが受像層へ転写可能なほ
ど発熱体の温度が上昇しないため、予熱としてのバイア
スパルスとして作用する。このため、仮に256階調を
表現しようとしたとき、100パルス程度はバイアスパ
ルスとなるので、パルス総数は400パルス程度は必要
となる。
【0041】また、バイアスパルスの次のパルスからイ
ンク転写が可能となるよう、画像の第1階調目はバイア
スパルス+1に変換している。バイアスパルスは、環境
温度、サーマルヘッドでの蓄熱などにより変化するた
め、これらを考慮して、階調データをパルス数データに
変換する必要がある。
【0042】次に、第1の実施の形態に係る要部の動作
について説明する。パソコン49から記録開始信号がイ
ンタフェース41を介して記録制御回路43に送られる
と、記録準備が開始される。すなわち、記録制御回路4
3から、モータドライバなどに各種制御信号が送られ、
被記録媒体14の挿人、サーマルヘッド12の上下動、
熱転写インクリボン13の頭出しなどが行なわれる。熱
転写インクリボン13の頭出しのため、熱転写インクリ
ボン13は所望の回転数で巻取りが行なわれる。この
際、エンコーダ34から出力されるパルスを数量カウン
タ35がカウントし、熱転写インクリボン13の巻取り
量を算出する。そうすることで、現段階での熱転写イン
クリボン13の使用量を調べることができる。
【0043】こうして記録準備が終了すると、記録制御
回路43は、数量カウンタ35から巻取り量を読込み、
この読取った巻取り量からストローブの時間幅を算出
し、この算出した時間幅に応じたストローブパターン選
択信号を、記録開始信号と同時、あるいは、後からスト
ローブ発生回路45へ送出する。ストローブ発生回路4
5は、記録制御回路43からの選択信号をパルスの時間
幅へと換算し、その時間幅のストローブ信号Stをサー
マルヘッドドライバ48へ送出する。これ以降の動作は
前述と同様であるので説明は省略する。以上のような動
作により、熱転写インクリボン13の使用量に応じた時
間幅のパルスによりサーマルヘッド12を駆動し、熱転
写インクリボン13にかかる張力に影響を受けないガン
マ特性を実現することができる。
【0044】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態は、パソコン49からの画像デー
タが、画像の階調データである場合に適用されるもので
あり、図7に示すように、インタフェース41とバッフ
ァメモリ42との間にROM(リード・オンリ・メモ
リ)50を設け、このROM50により画像の階調デー
タをパルス数データに変換するものである。
【0045】以下、第2の実施の形態に係る要部の動作
について説明するが、上述の第1の実施の形態と共通す
る部分は説明を省き、異なる点のみ説明する。第1の実
施の形態と同様に記録準備が終了すると、記録制御回路
43は、数量カウンタ35から巻取り量を読込み、この
読取った巻取り量を、階調データをパルス数データに変
換するROM50に送る。この場合、巻取り量は、画像
データ(階調データ)がインタフェース41から送られ
ている間、同じ値に保たれている。
【0046】ROM50では、インタフェース41から
の階調データを、記録制御回路43からの巻取り量の値
に応じてパルス数に変換する。すなわち、巻取り量をR
OM50の入力アドレスの4ビットに対応させるととも
に、階調データを8ビットに対応させて、合計で12ビ
ットの入力アドレスとする。その入力アドレスのデータ
は、あらかじめ設定されたパルス数データとなってお
り、ROM50の出力端からアドレスに対応したパルス
数データをバッファメモリ42へ出力する。これ以降の
動作は前述と同様であるので説明は省略する。
【0047】ここで、パソコン49からインタフェース
41へ送られる画像データがパルス数データであった場
合、巻取り量は記録制御回路43からインタフェース4
1を介してパソコン49へ取込まれる。この際、巻取り
量は1回だけパソコン49に取込まれる。パソコン49
は、巻取り量と階調データとを基にパルス数データを算
出し、そのパルス数データをインタフェース41を介し
てバッファメモリ42へ送る。以上のような動作によ
り、熱転写インクリボン13の使用量に応じた数のパル
スによりサーマルヘッド12を駆動し、熱転写インクリ
ボン13にかかる張力に影響を受けないガンマ特性を実
現することができる。
【0048】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態は、パソコン49で色変換画像処
理を行なう場合に適用されるものである。数量カウンタ
35で求められた巻取り量は、第2の実施の形態と同様
に、記録制御回路43へ読込まれた後、インタフェース
41を介してパソコン49へ送られる。パソコン49に
は、カラー画像の場合、色変換画像処理部が設けられて
いて、この色変換画像処理部は、図8に示すような手順
で処理が行なわれる。
【0049】すなわち、まず、デジタルカメラやスキャ
ナにより人力された画像のRGB信号に対してγ補正を
行ない、補正後の信号R1,B1,C1を得る。このγ
補正は、図8(b)に示すように、8ビットの入力信号
を8ビットの出力信号に変換する処理である。これは、
デジタルカメラやスキャナの特性に依存したRGB信号
を標準的なRGB信号に変換したり、あるいは、画像の
明るさ補正などを行なうために実行する処理である。
【0050】次に、γ補正を行なった後の信号R1,B
1,C1は、LOG変換されて、濃度データであるCM
Y信号へと変換され、ついで色変換が施され、色変換後
の信号C1,M1,Y1が得られる。この色変換には種
々手法が知られているが、本実施の形態ではLa*b*
色空間を用いて色変換を行なった。この際、ルック・ア
ップ・テーブル(LUT)を用いた。
【0051】次に、色変換を行なった後の信号C1,M
1,Y1は、再びγ補正が施され、階調データC2,M
2,Y2へと変換される。このときのγ補正は上述のγ
補正と同じ手法で行なう。これは、標準的なCMY信号
を記録装置特有の階調データに変換するために行なう処
理である。本実施の形態では、図8(c)に示すよう
に、記録制御回路43から入力された巻取り量R1,R
2(R1<R2)に応じて、γ補正曲線を変更する。
【0052】このようなγ補正を施すことにより、熱転
写インクリボン13の使用量に応じた階調データを算出
することができ、熱転写インクリボン13にかかる張力
に影響を受けないガンマ特性を実現することができる。
以上説明した熱転写記録装置により、たとえば、同じ画
像を400枚記録したところ、熱転写インクリボン13
の使用量により画質が劣化することなく、高画質な画像
を記録することができた。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、熱
転写インクリボンの使用量により画質が劣化することな
く、高画質な画像を記録することができる熱転写記録方
法および熱転写記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融型熱転写記録装置の構成を模
式的に示す概略構成図。
【図2】本発明に係る熱転写インクリボンの構成を模式
的に示すもので、(a)図は平面図、(b)図は縦断側
面図。
【図3】本発明に係る熱転写インクリボンの使用状態を
模式的に示すもので、(a)図は平面図、(b)図は側
面図。
【図4】本発明に係る熱転写インクリボン近傍の概略説
明図。
【図5】第1の実施の形態に係る制御部の構成を概略的
に示すブロック図。
【図6】本発明に係るストローブ信号の説明図。
【図7】第2の実施の形態に係る制御部の構成を概略的
に示すブロック図。
【図8】第3の実施の形態に係る画像処理(γ補正)を
説明するための図。
【図9】従来の溶融型熱転写記録装置を説明する模式
図。
【図10】エネルギと反射濃度との関係を示す特性図。
【符号の説明】
11……プラテンローラ、12……サーマルヘッド、1
3……熱転写インクリボン、14……被記録媒体、15
……給紙ローラ、16……送出し軸、17……巻取り
軸、18……搬送ローラ、21……支持体、22……イ
エローインク層、23……マゼンタインク層、24……
シアンインク層、25……ブラックインク層、31……
パルスモータ、32,33……トルク発生器、34……
エンコーダ43、35……数量カウンタ、41……イン
タフェース、42……バッファメモリ、……記録制御回
路、44……カウンタ、45……ストローブ発生回路、
46……データ展開回路、47……階調カウンタ、48
……サーマルヘッドドライバ、49……パソコン、50
……ROM。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性
    インク層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支
    持体の一方の面に形成されてなる被記録媒体と、複数の
    発熱体を有するサーマルヘッドとを重ねた状態で、前記
    熱転写インクリボンと被記録媒体とを搬送し、前記サー
    マルヘッドの各発熱体へ通電するパルス数を制御するこ
    とで、前記熱転写インクリボンの複数の熱溶融性インク
    層のインクの溶融面積を制御し、前記被記録媒体の受像
    層上に階調画像を記録する熱転写記録方法であって、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出し、こ
    の検出した熱転写インクリボンの張力に応じて前記サー
    マルヘッドの各発熱体へ通電するパルスの時間幅を変更
    制御することを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性
    インク層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支
    持体の一方の面に形成されてなる被記録媒体と、複数の
    発熱体を有するサーマルヘッドとを重ねた状態で、前記
    熱転写インクリボンと被記録媒体とを搬送し、前記サー
    マルヘッドの各発熱体へ通電するパルス数を制御するこ
    とで、前記熱転写インクリボンの複数の熱溶融性インク
    層のインクの溶融面積を制御し、前記被記録媒体の受像
    層上に階調画像を記録する熱転写記録方法であって、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出し、こ
    の検出した熱転写インクリボンの張力に応じて前記サー
    マルヘッドの各発熱体へ通電するパルスの数を変更制御
    することを特徴とする熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性
    インク層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支
    持体の一方の面に形成されてなる被記録媒体と、複数の
    発熱体を有するサーマルヘッドとを重ねた状態で、前記
    熱転写インクリボンと被記録媒体とを搬送し、記録する
    画像に応じて前記サーマルヘッドの各発熱体への通電量
    を制御することで、前記熱転写インクリボンの複数の熱
    溶融性インク層のインクの溶融面積を制御し、前記被記
    録媒体の受像層上に階調画像を記録する熱転写記録方法
    であって、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出し、こ
    の検出した熱転写インクリボンの張力に応じて前記記録
    する画像のガンマ補正を行なうことを特徴とする熱転写
    記録方法。
  4. 【請求項4】 前記熱転写インクリボンは送出し軸と巻
    取り軸との間に巻き付けられ、前記巻取り軸を回転させ
    て熱転写インクリボンを巻取ることにより当該熱転写イ
    ンクリボンを搬送させるようになっていて、前記巻取り
    軸における熱転写インクリボンの巻取り量から当該熱転
    写インクリボンの張力を検出することを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか1つに記載の熱転写記録方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、 この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性インク
    層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支持体の
    一方の面に形成されてなる被記録媒体と、 複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、 この熱転写インクリボンと被記録媒体とサーマルヘッド
    とを重ねた状態で、前記熱転写インクリボンと被記録媒
    体とを搬送し、前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電す
    るパルス数を制御することで、前記熱転写インクリボン
    の複数の熱溶融性インク層のインクの溶融面積を制御
    し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を記録する画
    像記録手段と、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出する張
    力検出手段と、 この張力検出手段により検出した前記熱転写インクリボ
    ンの張力に応じて前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電
    するパルスの時間幅を変更制御するパルス制御手段と、 を具備したことを特徴とする熱転写記録装置。
  6. 【請求項6】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、 この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性インク
    層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支持体の
    一方の面に形成されてなる被記録媒体と、 複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、 この熱転写インクリボンと被記録媒体とサーマルヘッド
    とを重ねた状態で、前記熱転写インクリボンと被記録媒
    体とを搬送し、前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電す
    るパルス数を制御することで、前記熱転写インクリボン
    の複数の熱溶融性インク層のインクの溶融面積を制御
    し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を記録する画
    像記録手段と、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出する張
    力検出手段と、 この張力検出手段により検出した前記熱転写インクリボ
    ンの張力に応じて前記サーマルヘッドの各発熱体へ通電
    するパルスの数を変更制御するパルス制御手段と、 を具備したことを特徴とする熱転写記録装置。
  7. 【請求項7】 複数の熱溶融性インク層が長尺フィルム
    状支持体の一方の面に形成されてなる熱転写インクリボ
    ンと、 この熱転写インクリボンから前記複数の熱溶融性インク
    層のインクを熱転写可能な受像層がフィルム状支持体の
    一方の面に形成されてなる被記録媒体と、 複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、 この熱転写インクリボンと被記録媒体とサーマルヘッド
    とを重ねた状態で、前記熱転写インクリボンと被記録媒
    体とを搬送し、記録する画像に応じて前記サーマルヘッ
    ドの各発熱体への通電量を制御することで、前記熱転写
    インクリボンの複数の熱溶融性インク層のインクの溶融
    面積を制御し、前記被記録媒体の受像層上に階調画像を
    記録する画像記録手段と、 前記搬送される熱転写インクリボンの張力を検出する張
    力検出手段と、 この張力検出手段により検出した前記熱転写インクリボ
    ンの張力に応じて前記記録する画像のガンマ補正を行な
    うガンマ補正手段と、 を具備したことを特徴とする熱転写記録装置。
  8. 【請求項8】 前記画像記録手段は、前記熱転写インク
    リボンを送出し軸と巻取り軸との間に巻き付け、前記巻
    取り軸を回転させて熱転写インクリボンを巻取ることに
    より当該熱転写インクリボンを搬送させる搬送手段を具
    備し、 前記張力検出手段は、前記巻取り軸における熱転写イン
    クリボンの巻取り量から当該熱転写インクリボンの張力
    を検出することを特徴とする請求項5乃至請求項7のい
    ずれか1つに記載の熱転写記録装置。
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