JPH07312695A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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Publication number
JPH07312695A
JPH07312695A JP32811894A JP32811894A JPH07312695A JP H07312695 A JPH07312695 A JP H07312695A JP 32811894 A JP32811894 A JP 32811894A JP 32811894 A JP32811894 A JP 32811894A JP H07312695 A JPH07312695 A JP H07312695A
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JP
Japan
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recording
scanning direction
head
image
main scanning
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Pending
Application number
JP32811894A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Sawano
充 沢野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP32811894A priority Critical patent/JPH07312695A/ja
Publication of JPH07312695A publication Critical patent/JPH07312695A/ja
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  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主走査方向の解像度が構造上固定されている
場合でも効果的に色モワレを抑制することができる画像
記録方法を提供することを目定とする。 【構成】 ヘッド501の配列方向に単位素子間隔以下
のピッチ1/nで移動可能で、実質的な記録素子の数が
n×m+1(n,m:自然数)である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドット周期可変によ
り、多色多階調表示を可能にする画像記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多色多階調記録を得る手段として、例え
ば、階調に応じて各網点面積を可変して所望階調を表現
する網点階調表現が挙げられる。この場合、多色記録に
対応するべく、同一形状を有する各色の網点を重ねて記
録している。しかし、記録毎にレジずれが生じ、これに
より色モワレが発生してしまう。
【0003】上記色モワレを回避するには、機械精度を
向上させることにより対処可能であるが、技術的困難が
伴うことから、オフセット印刷等の分野では各色毎に網
点角度を変化させることにより、色モワレを回避してい
る。すなわち、網点を格子状に規則的に配列するのに対
して、網点の配列角度を主走査方向に対して、例えば、
15°、30°、45°若しくは75°に変化させてい
る。
【0004】また、所定サイズの網点を、階調に応じて
ランダム配列する所謂FMスクリーニングを採用して、
各色毎に方向性のないランダムな網点で色モワレを抑制
する手段もある。上記各手段は、主走査方向及び副走査
方向の解像度が、単位画素より小さく設定可能である場
合は効果的に色モワレの発生を抑制することができる。
しかし、主走査方向の解像度が、記録素子のサイズによ
り規定されて略単位画素に設定される、サーマルヘッ
ド、液晶ヘッド、LED(発光ダイオード)ヘッド又は
EL(エレクトロルミネッセンス)ヘッド等のラインヘ
ッドでは、ドット配列変化の自由度は、副走査方向に限
定されてしまう。従って、モワレ縞を効果的に抑制する
ことができない。
【0005】上記事情を解決するために、特開平5−1
5507号公報に開示されたカラー画像記録方法が提案
されている。すなわち、3原色の各画素が主走査方向に
整列しないように、略1/2ピッチだけ副走査方向にず
らすとともに、3原色のうちの1色については、副走査
方向での画素密度を1/2にし、これによりレジストレ
ーションずれが発生した場合でも隣接する2列の色パタ
ーンが補色関係に保たれる。従って、全体的に色調が変
化せず、色ムラも目立たなくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、多色多
階調記録時の色モワレを回避するために各種手段が提案
されている。しかし、網点の配列角度を変化させて多色
多階調を表現する場合でも、ざらつき感の要因となるロ
ゼッタパターンと称される色モワレの発生を回避するこ
とはできない。
【0007】また、特開平5−15507号公報に開示
されたカラー画像記録方法によれば、主走査方向の解像
度が限定されている場合でも、3色の場合には色モワレ
を効果的に抑制できるものの、印刷で広く普及している
4色分解により多色多階調を記録する場合に発生する色
モワレを回避することはできない。そこでこの発明は、
上記事情に鑑みて成されたもので、主走査方向の解像度
が構造上固定されている場合でも効果的に色モワレを抑
制することができる画像記録方法を提供することを目定
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる画像記
録方法は、複数の記録素子と記録材料とを相対的に移動
させてシリアル記録する画像記録方法であって、前記記
録素子が、該記録素子の配列方向に単位素子間隔以下の
ピッチ1/n(n:自然数)で移動可能であり、前記記
録素子を前記ピッチで順次移動させて各行を記録するも
のである。さらに、前記ピッチ1/nにk(k:自然
数)を加えて得られるk+1/nを前記記録素子のピッ
チとするものである。さらに、前記記録素子の数が、n
×m+1(m:自然数)で定義されるものである。さら
に、各行で前記記録素子に印加するエネルギを夫々可変
するものである。複数の記録素子が主走査方向に配列さ
れたヘッドを副走査方向に移動せしめ、画像濃度に応じ
て各画素の濃度若しくは面積率を可変するとともに、イ
エロ、マゼンタ、シアン及びブラックの各色を組み合わ
せて多色画像を記録する画像記録方法であって、前記ヘ
ッドを主走査方向に対して所要角度傾斜させるようにし
たものである。若しくは、複数の記録素子が主走査方向
に配列されたヘッドを副走査方向に移動せしめ、画像濃
度に応じて各画素の濃度若しくは面積率を可変するとと
もに、イエロ、マゼンタ、シアン及びブラックの各色を
組み合わせて多色画像を記録する画像記録方法であっ
て、前記ヘッドを副走査方向に対して所要角度を有して
搬送移動させるようにしたものである。若しくは、複数
の記録素子が主走査方向に配列されたヘッドを副走査方
向に移動せしめ、画像濃度に応じて各画素の濃度若しく
は面積率を可変するとともに、イエロ、マゼンタ、シア
ン及びブラックの各色を組み合わせて多色画像を記録す
る画像記録方法であって、前記ヘッドを主走査方向に対
して所要角度傾斜させるとともに、副走査方向に対して
所要角度を有して搬送移動させるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明に係わる前記手段によれば、記録素子
を素子の配列方向に移動させてシリアル記録する際に、
この記録素子の移動ピッチを単位素子間隔以下のピッチ
で移動させることにより、解像度が向上する。移動ピッ
チは1/n(n:自然数)で定義される。さらに、移動
ピッチをk+1/n(k:自然数)と定義することによ
り、ヘッドに端部が、同一ライン上に位置することが回
避される。さらに、記録素子の数をn×m+1(m:自
然数)と定義することにより、各ラインでの記録素子の
移動量が等しくなるため、簡易に移動制御することがで
きる。さらに、各行で記録素子に印加するエネルギ量を
可変することにより、ドットサイズが均一化される。
【0010】また、複数の記録素子が所定ピッチで配列
されたヘッドを傾斜配列及び/又は斜め移動させること
により、ヘッドの配列ピッチに拘束されることなく、主
走査方向の解像度が可変される。このように、主走査方
向の解像度を可変するとともに、搬送ピッチを可変する
ことにより、記録されるドット配列変化の自由度が2次
元で確保され、これにより、色モワレが抑制される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の第1の実施例を示している。
図1に示されるように、主走査方向に配列されたヘッド
501を副走査方向にハーフピッチで搬送移動させて、
境界を目立たなくするとともに、ヘッド501を所定幅
で主走査方向に移動させて、主走査方向の解像度を向上
させる。
【0012】この実施例では、ヘッドを構成する記録素
子の数を10として、主走査方向に1/3画素単位で移
動させることにより、主走査方向の解像度を3倍に向上
させ、さらにランダム若しくは所定値に設定されるkを
加算して(k+1/3)画素単位で主走査方向に移動さ
せることにより、複数回の移動時に各ヘッド端部が、そ
れぞれ同一ライン上に位置することを回避している。
【0013】なお、図2は、比較例として、複数の記録
素子が主走査方向に配列されたヘッド503を副走査方
向に搬送移動させる従来手段により記録された傾斜パタ
ーンを示している。
【0014】図3は、上記方法を実施するための記録装
置を示している。該装置は、プテン601と、プラテン
601に巻回される受像シート603と、受像シート6
03に転写されるインクを含有するインクシート605
と、インクシート605のインクを受像シート603に
転写するヘッド607と、ヘッド607を主走査方向に
移動させるリニアエンコーダを備えたボールネジ移動レ
ール609とを有し、ヘッド607と移動レール609
とは、昇降駆動可能な昇降機構611により連結されて
いる。
【0015】図4は、上記装置を駆動制御するブロック
図を示している。すなわち、3画素単位でプラテン1周
分の画像データは、データバッファ701に記憶保持さ
れ、3画素単位で1行分の画像データがラインバッファ
703に転送される。ラインバッファ703に記憶保持
された画像データは、ヘッドドライバ705に供給さ
れ、ヘッドドライバ705は、画像データに基づいてヘ
ッドを駆動する。
【0016】3画素単位で設定される1行分の画像記録
が終了すると、制御部711は、プラテンドライバ70
7を駆動させ、これによりプラテンが1行分回転駆動さ
れる。そして、データバッファ701からさらに3画素
単位で1行分の画像データがラインバッファ703に転
送される。上記ステップの繰り返しにより、1周分の画
像記録が終了すると、制御部111はボールネジドライ
バ709を駆動させ、これによりヘッドが(n+1/
3)画素分、主走査方向に移動される。そして、上記ス
テップの繰り返しにより、さらに移動位置で1周分の画
像記録が実行される。
【0017】ボールネジドライバ709は、ボールネジ
移動レールに備えられたリニアエンコーダからの位置情
報に基づいてヘッドの移動量を制御する。この実施例で
は、ヘッドは主走査方向解像度300dpi、精度5μ
mで移動される。なお、主走査方向の解像度をさらに向
上させる場合は、ヘッドの主走査方向の移動ピッチを1
/4若しくは1/5画素の如く設定することにより対処
可能である。ヘッドを構成する記録素子数は、ヘッドの
主走査方向に記録素子の幅未満の移動ピッチを1/n
(n:自然数)に設定したとき、n×m+1(m:自然
数)と定義される。上記実施例では、ヘッドを間欠移動
させているが、ヘッドを等速度(n+1/3)/プラテ
ン回転速度)で連続移動させるようにしても良い。ヘッ
ドを連続移動して得られる画像は螺旋状となるが、記録
素子数/インターレース回数で定義される値が十分に小
さいものであれば、実用上問題はない。特に、ビーム照
射による記録等、記録速度が速い場合は、ヘッドを連続
移動させた方が制御が容易となる。
【0018】上述のように、複数の記録素子の配列方向
に、この記録素子を微小間隔で移動させて画素配列ピッ
チに制限されずに解像度の向上を得る記録方法におい
て、図5に示されるように、記録時に記録素子に印加さ
れる記録エネルギを順次可変することにより、隣接ドッ
ト間でドットサイズの均一化を図ることができる。表1
はヘッドを1/3画素単位で移動させて記録する際に、
ヘッドに印加されるエネルギを変えたときと固定したと
きのドットサイズを示している。なお、感熱紙として、
富士写真フイルム(株)製サーモオートクロームペーパ
FJX−TV P−20を採用している。
【0019】
【表1】
【0020】表1から明らかなように、ヘッドを移動さ
せて記録する際に、第1回目、第2回目及び第3回目の
記録時にヘッドに印加するエネルギを、それぞれ10m
J/mm2 、9mJ/mm2 及び8mJ/mm2 と漸減
させた場合、ヘッドに記録するエネルギを固定して記録
した場合に比して、各記録時で得られるドットのサイズ
が均一であることが確認された。
【0021】上記実施例は、サーマルヘッドで記録され
る直接カラー感熱記録、溶融転写感熱記録及び昇華型転
写感熱記録に対して適用可能である。また、液晶アレイ
ラインヘッドで記録される電子写真、銀塩写真、フォト
ポリマ多色感光材料に対して適用可能である。また、L
EDラインヘッド若しくはELラインヘッドで記録され
る電子写真及び銀塩写真に対して適用可能である。レー
ザ記録の場合、主走査方向に高解像度で記録可能である
ものの、境界を目立たなくするために上記手段が適用さ
れる。また、多色印刷以外の中間媒体に記録する場合に
も適用可能であり、例えば、リスフィイルム及び刷版を
有する出力装置に対して適用可能である。図6はこの発
明の第2の実施例を示している。図6(a)は、比較例
として、主走査方向に配列されたドットピッチ85μm
のヘッド101を副走査方向に搬送移動させる従来手段
により、ドット配列角度45°で記録されたパターン1
03を示している。
【0022】これに対し、図6(b)は、主走査方向に
対して角度45°を有して傾斜配列されたヘッド101
を、副走査方向に搬送移動させることにより、ドット傾
斜角度0°で記録されたパターン105を示している
(図中濃領域)。ここで、図中淡領域で示された従来手
段により記録されたパターンと比較すると、主走査方向
に配列されたヘッドを用いた従来手段による記録パター
ンに対して、主走査方向に対して角度45°を有して傾
斜配列されたヘッドを用いた記録パターン105は、主
走査方向のピッチが広いことが判る。
【0023】また、図6(c)は、主走査方向に対して
角度30°を有して傾斜配列されたヘッド101を、副
走査方向に搬送移動させることにより、ドット傾斜角度
150°で記録されたパターン107を示している(図
中濃領域)。ここで、図中淡領域で示された従来手段に
より記録されたパターンと比較すると、主走査方向に配
列されたヘッドを用いた従来手段による記録パターンに
対して、主走査方向に対して角度30°を有して傾斜配
列されたヘッドを用いた記録パターン107は、主走査
方向のピッチが狭いことが判る。
【0024】図7は、ヘッドを主走査方向に対して所要
角度傾斜させるための概略斜視図を示しており、ヒータ
列151を端部に有するヘッド101は、軸受け155
に軸支されるホルダ153に支持され、軸受け155を
貫通する枢軸至端にはベルト157が巻回されるプーリ
159が設けられている。ヘッド101は、図示しない
モータのベルト駆動により、主走査方向に対して所要角
度傾斜される。
【0025】図8は、この発明の第3の実施例を示して
いる。図8(a)は、比較例として、主走査方向に配列
されたヘッド201を副走査方向に搬送移動させる従来
手段により、ドット配列角度45°で記録されたパター
ン203を示している。これに対し、図8(b)は、主
走査方向に配列されたヘッド201を、副走査方向に対
して角度15°を有して搬送移動させることにより、ド
ット傾斜角度30°で記録されたパターン205を示し
ている(図中濃領域)。
【0026】ここで、図中淡領域で示された従来手段に
より記録されたパターンと比較すると、副走査方向に搬
送移動されるヘッドを用いた従来手段による記録パター
ンに対して、副走査方向に対して角度15°を有して搬
送移動されるヘッドを用いた記録パターン205は、主
走査方向のピッチが狭いことが判る。また、図8(c)
は、主走査方向に配列されたヘッド201を、副走査方
向に対して角度30°を有して搬送移動させることによ
り、ドット傾斜角度15°で記録されたパターン207
を示している(図中濃領域)。
【0027】ここで、図中淡領域で示された従来手段に
より記録されたパターンと比較すると、副走査方向に搬
送移動されるヘッドを用いた従来手段による記録パター
ンに対して、副走査方向に対して角度30°を有して搬
送移動されるヘッドを用いた記録パターン207は、主
走査方向のピッチが更に狭くなるとともに、各ドット面
積が縮小されることが判る。
【0028】なお、記録されたパターンの各ドット面積
の縮小は、以下の手段により補償される。
【0029】図9は、第2及び第3の実施例を組み合わ
せて得られる第4の実施例を示している。すわわち、主
走査方向に対して角度30°を有して傾斜配列されたヘ
ッド301を、副走査方向に対して角度30°を有して
搬送移動させることにより、ドット傾斜角度15°で記
録されたパターン303を示している(図中濃領域)。
【0030】ここで、図中淡領域で示された先の図8
(a)で示した従来手段により記録されたパターンと比
較すると、主走査方向に配列されたヘッドを用いた従来
手段による記録パターンに対して、副走査方向に対して
角度30°を有して搬送移動され、主走査方向に対して
角度45°を有して傾斜配列されたヘッドを用いた記録
パターン303は、ドット面積の縮小を生じることなく
主走査方向のピッチが狭くなることが判る。
【0031】以上説明した第2乃至第4の実施例によれ
ば、ヘッドの配列ピッチにより主走査方向の解像度が規
定される場合でも、該ヘッドを傾斜配列及び/又は斜め
移動させることにより、主走査方向の解像度が可変され
る。従って、主走査方向の解像度を可変するとともに、
搬送ピッチを可変することにより、記録されるドット配
列変化の自由度が2次元で確保される。
【0032】なお、上記各実施例に依り記録した場合、
印刷時と同様のざらつき感が観察されるため、校正用等
に適する。
【0033】上記第2乃至第4の実施例は、それぞれサ
ーマルヘッドで記録される直接カラー感熱記録、溶融転
写感熱記録及び昇華型転写感熱記録に対して適用可能で
ある。また、液晶アレイラインヘッドで記録される電子
写真、銀塩写真、フォトポリマ多色感光材料に対して適
用可能である。また、LEDラインヘッド若しくはEL
ラインヘッドで記録される電子写真及び銀塩写真に対し
て適用可能である。なお、主走査方向に高解像度で記録
可能なレーザ記録において、高解像度の画像データに基
づいて画像を記録する場合は、この発明に係わる課題を
伴うため、また、低解像度の画像データに基づいて画像
を記録する場合でも、解像度を可変して階調画像が得ら
れるので、レーザ記録に対しても適用可能である。
【0034】また、多色印刷以外の中間媒体に記録する
場合にも適用可能であり、例えば、リスフィイルム及び
刷版を有する出力装置に対して適用可能である。なお、
上述の実施例は、画像記録について説明しているが、例
えば、ライン撮像素子を用いた画像読取りの場合にも適
用可能である。
【0035】以下、この発明に適用可能な記録手段に係
わり、転写されるインクドットを均一化して良好な画質
を提供するための手段について説明する。熱溶融型転写
記録において、インクドットを受像シートへ良好に転写
させるには、インクシートが十分加熱され、インクが融
点以上に加熱されること要する。インクシートの加熱
は、ヘッドにより達成されるが、ヘッドのみによるイン
クシートの加熱では、加熱効率が悪い。
【0036】そこで、予めインクシートを所要温度に加
熱し、この状態でインクドットを受像シートに転写する
ようにする。すなわち、図10に示されるように、プラ
テンローラ801の回転駆動により搬送移動される受像
シート803と、所要エネルギをインクシート805へ
供給するヘッド807とを有する構成において、プラテ
ンローラ801近傍に配置された温度センサ809によ
る検知温度に基づいて赤外線ランプ811及び冷却ファ
ン813が作動し、これによりプラテンローラ801の
表面温度が制御される。
【0037】表2は、熱インクシートにセイコー電子
(株)製溶融4色A3スーパーインクシートCH78
7、受像シートに溶融用白PETフイルムCH895を
採用し、各色材(Y、M、C及びK)が所要温度で加熱
された状態で受像シートにインクを転写したときのドッ
トサイズの均一性(実施例)と、温度25℃環境下で転
写したときのドットサイズの均一性(比較例)とを示し
ている。
【0038】
【表2】
【0039】表2に示されるように、各色材が予め所要
温度に加熱された状態で、インクドットを受像シートに
転写した場合、全ての色材において、ドットサイズの均
一性を向上させることができた。さらに、各色材に供給
する記録エネルギを抑えることができた。なお、感熱記
録においても、上述の効果が得られる。表3は、感熱紙
に富士写真フイルム(株)製サーモオートクロームペー
パFJX−TV P−20を採用し、各色材(Y、M、
C及びK)が所要温度で加熱された状態で画像を発色さ
せたときのドットサイズの均一性(実施例)と、温度2
5℃環境下で転写したときのドットサイズの均一性(比
較例)とを示している。
【0040】
【表3】
【0041】なお、図11はレーザヘッドに依る熱記録
を示しており、ドラム901に巻回される受像シート9
03(若しくは感熱紙)と、受像シート903に重合さ
れたインクシート905へ所要エネルギを供給するレー
ザヘッド907とを有する構成において、ドラム901
近傍に配置された温度センサ909による検知温度に基
づいて赤外ヒータ911及び冷却ファン913が作動
し、これによりドラム801の表面温度が制御される。
【0042】図10及び図11に示した各実施例は、そ
れぞれ多色印刷以外の中間媒体に記録する場合にも適用
可能であり、例えば、リスフィルム及び刷版を有する出
力装置に対して適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、記録素子の
移動ピッチを単位画素間隔以下である1/n(n:自然
数)としてシリアル記録することにより、記録素子の配
列方向の解像度を向上させることができる。さらに、記
録素子の移動ピッチをk+1/n(k:自然数)とする
ことにより、記録素子の端部が同一ラインに位置するこ
となく分散させることができる。さらに、記録素子の数
をn×m+1(m:自然数)とすることにより、各行に
おける移動量が等しくなるので、記録素子の移動制御を
簡易化することができる。また、各行で記録素子に印加
されるエネルギ量を可変することにより、ドットサイズ
が均一化されるので記録ムラが回避される。また、主走
査方向の解像度がヘッドの構造上固定されている場合で
も、ヘッドと記録紙とが傾斜及び/又は斜め移動するこ
とにより、主走査方向の解像度が可変される。従って、
主走査方向の解像度を可変するとともに、搬送ピッチを
可変することにより、記録されるドット配列変化の自由
度が2次元で確保され、これにより、効果的に色モワレ
を抑制することができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる第1の実施例を示すパターン
図。
【図2】従来手段による記録により得られるパターン
図。
【図3】図1で説明した記録方法を実施するための概略
構成図。
【図4】図3に示した装置を駆動制御するためのブロッ
ク図。
【図5】この発明に係わる記録素子に印加されるエネル
ギを説明するための図。
【図6】この発明の第2の実施例を示すパターン図。
【図7】図6に示したヘッドを示す概略斜視図。
【図8】この発明の第3の実施例を示すパターン図。
【図9】この発明の第4の実施例を示すパターン図。
【図10】この発明に適用可能な記録手段を説明するた
めの概略構成図。
【図11】この発明に適用可能な記録手段を説明するた
めの概略構成図。
【符号の説明】
101、201、301 ヘッド 103、105、107、203、205、207、3
03 記録パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/255 2/30 2/325 H04N 1/19 // B41J 2/44 2/45 2/455 B41J 3/10 101 T 106 L 114 E 3/20 117 C H04N 1/04 103 C B41J 3/21 L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子と記録材料とを相対的に
    移動させてシリアル記録する画像記録方法であって、 前記記録素子が、該記録素子の配列方向に単位素子間隔
    以下のピッチ1/n(n:自然数)で移動可能であり、
    前記記録素子を前記ピッチで順次移動させて各行を記録
    することを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 前記ピッチ1/nにk(k:自然数)を
    加えて得られるk+1/nを前記記録素子のピッチとす
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】 前記記録素子の実質的な数が、n×m+
    1(m:自然数)で定義されることを特徴とする請求項
    1若しくは2に記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 各行で前記記録素子に印加するエネルギ
    を夫々可変することを特徴とする請求項1若しくは2に
    記載の画像記録方法。
  5. 【請求項5】 複数の記録素子が主走査方向に配列され
    たヘッドを副走査方向に移動せしめ、画像濃度に応じて
    各画素の濃度若しくは面積率を可変するとともに、イエ
    ロ、マゼンタ、シアン及びブラックの各色を組み合わせ
    て記録紙に多色画像を記録する画像記録方法であって、 前記ヘッドと前記記録紙とが主走査方向に対して所要角
    度傾斜していることを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 複数の記録素子が主走査方向に配列され
    たヘッドを副走査方向に移動せしめ、画像濃度に応じて
    各画素の濃度若しくは面積率を可変するとともに、イエ
    ロ、マゼンタ、シアン及びブラックの各色を組み合わせ
    て記録紙に多色画像を記録する画像記録方法であって、 前記ヘッドと前記記録紙とが副走査方向に対して所要角
    度を有して相対移動することを特徴とする画像記録方
    法。
  7. 【請求項7】 複数の記録素子が主走査方向に配列され
    たヘッドを副走査方向に移動せしめ、画像濃度に応じて
    各画素の濃度若しくは面積率を可変するとともに、イエ
    ロ、マゼンタ、シアン及びブラックの各色を組み合わせ
    て記録紙に多色画像を記録する画像記録方法であって、 前記ヘッドと前記記録とが、主走査方向に対して所要角
    度傾斜しているとともに副走査方向に対して所要角度を
    有して相対的に移動することを特徴とする画像記録方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6008830A (en) * 1997-05-30 1999-12-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Serial thermal recording apparatus
JP2007237691A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光記録ヘッド

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