JPH06206328A - カラー画像記録方法 - Google Patents

カラー画像記録方法

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JPH06206328A
JPH06206328A JP290693A JP290693A JPH06206328A JP H06206328 A JPH06206328 A JP H06206328A JP 290693 A JP290693 A JP 290693A JP 290693 A JP290693 A JP 290693A JP H06206328 A JPH06206328 A JP H06206328A
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
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  • Electronic Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主走査方向及び副走査方向でレジずれが発生
しても色調が変化しないようにする。 【構成】 マゼンタの画素15を、主走査方向において
隣合う画素の間では、1/2ピッチだけ副走査方向にず
らす。シアンの画素17及びイエローの画素18を、主
走査方向において2画素毎にグループ化して、これらグ
ループ毎に、1/2ピッチだけ副走査方向にずらす。 【効果】 レジずれが発生しても、隣合う2列の色パタ
ーンは補色関係が保たる。これにより、ミクロ的には色
が変化するが、マクロ的に見ると相殺されて色調が変化
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副走査方向におけるイ
ンクドットの長さを変えて中間調を表現するカラー画像
記録方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像記録方法としては、カラー熱
記録方法,カラーインクジェット記録方法,カラー電子
写真記録方法等が知られている。装置の小型化及びメン
テナンスの簡便性から、最近はカラー熱記録方法が着目
されている。このカラー熱記録方法には、感熱記録シー
トにカラー画像を直接に記録するカラー感熱記録と、イ
ンクフイルムのインクを記録紙に転写するカラー熱転写
記録とがある。このカラー熱転写記録には、溶融したイ
ンクを記録紙に転写する溶融型と、記録紙に転写される
インク量が熱エネルギーに応じて変化する昇華型とがあ
る。
【0003】主走査方向に複数の記録素子を配列した記
録ヘッドを用い、四角形をした画素に、副走査方向にお
けるインクドットの長さを変えて階調を表現するカラー
画像記録方法が提案されている(例えば特願平2ー15
886号)。このカラー画像記録方法では、次のような
問題点がある。すなわち、インクドットは、主走査方向
に伸びた線となるため、色モアレが発生しやすい。ま
た、画素のサイズが極めて小さく(例えば125×12
5μm)、かつ記録紙を副走査方向に移動しながら記録
するために、副走査方向において各色の画素が一致せず
に、僅かではあるがずれることが多い。この画素の位置
ずれ(レジずれ)が発生すると、カラー画像の色調が変
化して原画と異なった色になったり、色ムラが発生した
りする。
【0004】この色モアレやレジずれに起因する色調変
化等をなくすために、本出願人は、目立ちやすいシアン
とマゼンタの間では、画素の副走査方向での長さを変え
るとともに、これらの色の記録では、主走査方向で隣合
う画素の間で、画素の副走査方向の長さの1/2だけ画
素の位置をずらすようにした記録方法を提案した(例え
ば特願平2ー163726号)。しかしながら、前述し
たカラー画像記録方法では、レジずれが生じた場合に、
副走査方向に伸びた隣接する2つの列の間で、同じ色パ
ターンが周期的に発生するため、原画の内容によって
は、レジずれに起因する色調変化や色ムラがあまり改善
されず、画質が劣化してしまう。
【0005】これに対し、本出願人は、イエロー,シア
ン,マゼンタのうち2色の画素は、副走査方向の長さを
残りの1色の画素の2倍にするとともに、各色とも主走
査方向において隣合う画素の間では、画素の副走査方向
の長さの1/2だけ画素位置を副走査方向にずらして、
レジずれに起因する画質の劣化を防止した記録方法を提
案した(例えば、特願平3−320521号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
カラー画像記録方法では、3色中1色の階調が犠牲にな
り、グレーバランスがうまくとれないという問題があ
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、画質を犠牲することなしに、レジずれによる色相
変化を防止するとともに、主走査方向におけるレジずれ
や送りむらに起因する画質の劣化も防止することができ
るようにしたカラー画像記録方法を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、イエロー,マゼンタ,
シアンの3色のうち、1色の画素に対しては、主走査方
向で1画素おきに、画素を所定ピッチだけ副走査方向に
ずらし、他の2色の画素に対しては、主走査方向におい
て2画素毎にグループ化して、1グループおきに、この
1グループの画素を所定ピッチだけ副走査方向にずらし
たものである。また、請求項2に記載した発明は、上記
1色の画素と他の2色の画素とを入れ換えて記録するよ
うにしたものである。また、請求項3に記載した発明
は、ずらし量を画素の副走査方向の長さの1/2とした
ものである。
【0009】また、請求項4に記載した発明は、イエロ
ー,マゼンタ,シアンの3色のうち、1色の画素に対し
ては、主走査方向で奇数番となる画素では、一端から他
端に向かってインクドットを増やすドットパターンを用
い、偶数番となる画素では画素の副走査方向の所定の開
始位置から一端に向かってインクドットを増やし、一端
に達した後は他端から開始位置に向かってインクドット
を増やすドットパターンを用い、他の2色の画素に対し
ては、主走査方向において2画素毎にグループ化して、
これらグループ毎に、主走査方向で奇数番となるグルー
プの画素では、一端から他端に向かってインクドットを
増やすドットパターンを用い、偶数番となるグループの
画素では画素の副走査方向の所定の開始位置から一端に
向かってインクドットを増やし、一端に達した後は他端
から開始位置に向かってインクドットを増やすドットパ
ターンを用いたものである。また、請求項5に記載した
発明は、上記1色の画素と他の2色の画素とを入れ換え
て記録するようにしたものである。また、請求項6に記
載した発明は、ずらし量を画素の副走査方向の長さの1
/2としたものである。
【0010】
【実施例】図1は、溶融型熱転写記録の記録状態を示す
ものである。(A)に示すように、サーマルヘッド10
は、複数の発熱素子10a,10b,10c・・が主走
査方向に一列に配置されている。各発熱素子は、主走査
方向の長さがLであり、副走査方向の長さがDの細長な
矩形をしている。主走査方向の長さLとしては例えば1
25μmであり、副走査方向の長さDとしては例えば2
5μmである。
【0011】図5に示すように、記録紙12とインクフ
イルム13とは密着した状態で、サーマルヘッド10に
対して副走査方向に相対移動する。サーマルヘッド10
は、インクフイルム13の背後を加熱し、溶融又は軟化
したインクを記録紙12に転写する。このインクは、仮
想的に表した画素内に付着し、インクドットを形成す
る。
【0012】図1(B)に示すように、点線で囲んだマ
ゼンタの画素15は、一辺がLで他辺が2Lの長方形を
している。主走査方向の長さLは、発熱素子の主走査方
向の長さに対応しており、副走査方向の長さ2Lは発熱
素子の通電状態によって決まる。本実施例では、1画素
につき10階調としており、1画素は10個のサブライ
ンから構成されている。例えば1階調の場合にはサブラ
イン1個が記録され、2階調の場合にはサブライン2個
が記録される。主走査方向で隣接する画素は、モアレや
平行線が発生しないように、記録位置が副走査方向で2
L/2(=L)だけずれている。図1(B)に示す各画
素15には、ハッチングで示すように、面積率が50%
のインクドット16が記録されている。
【0013】図1(C),(D)は、シアンとイエロー
の画素をそれぞれ示すものである。シアンの画素17及
びイエローの画素18もマゼンタの画素15と同じよう
に、主走査方向の長さがLであり、副走査方向の長さ2
Lは発熱素子の通電状態によって決まる。主走査方向で
隣接する画素は2画素毎にグループ化され、これらグル
ープ毎に、記録位置が副走査方向でLだけずれている。
符号19,20は、面積率が50%のシアンインクドッ
トとイエローインクドットとを表す。なお、上記ずらし
量はLに限定されない。
【0014】図2は、面積率が50%のグレイを記録し
た状態を示すものであり、これは図1に示す各色の画素
を重ねたものである。主走査方向に伸びた任意の第1列
では、白(W),マゼンタ(M),緑(G),黒(K)
の色パターンが4画素1周期の割合で周期的に発生す
る。これに隣合う第2列では、黒(K),緑(G),マ
ゼンタ(M),白(W)の色パターンが発生する。この
隣合う2列は、色パターンの配列順が逆であり、かつ隣
合う色は補色の関係になっている。
【0015】図3は、面積率が50%のグレイを記録す
るときに、イエローが副走査方向に少しずれた状態を示
すものである。この状態では、第1列に大きな幅でW,
M,G,Kの色パターンが現れ、第2列に小さい幅で青
(B),シアン(C),赤(R),イエロー(Y)の色
パターンが現れ、第3列に大きな幅でK,G,M,Wの
色パターンが現れ、第4列に小さい幅でY,R,C,B
の色パターンが現れる。これら4つの色パターンも、補
色の関係が保たれている。例えば、第1行においては、
第1列のWが減ってその下側にBが現れるととも、第3
列のKが減ってYが現れる。このBとYは補色関係にあ
るから、マクロ的に見ればこれらはグレイになる。他の
行の色も同様である。
【0016】このように、イエローにレジずれが発生す
ると、ミクロ的には色が変化する。しかし、人間の目
は、微小な個々のインクドットを識別するのではなく、
複数のインクドットの集まりから色を識別している。し
たがって、ミクロ的には色が変化しているが、補色関係
を保って変化するから、全体としては色調が変化せず、
また色ムラも目だたない。
【0017】図4は、マゼンタが主走査方向に少しずれ
た状態を示すものである。このマゼンタのレジずれが発
生すると、色パターンが変化するが、やはり補色関係を
保っているから、全体として色調が変化しない。
【0018】図5は、本発明を実施する溶融型熱転写記
録装置を示すものである。緑色の画像データは、ルック
アップテーブルメモリ(以下LUTという)25でマゼ
ンタの印画データに変換される。このLUT25は、主
走査方向で隣合う画素の間では、1/2ピッチだけ遅延
した印画データを出力する。また、この印画データは、
インクドットの長さをD〜2Lの範囲で変化させるよう
な信号形態となっている。この印画データは、セレクタ
SW2の接点aを介してサーマルヘッド10に送られ
る。
【0019】赤色の画像データと青色の画像データは、
セレクタSW1によって選択的に取り出され、LUT2
6に送られる。このLUT26は、主走査方向で2画素
毎にグループ化され、この隣合うグループの間で、1/
2ピッチだけ遅延した印画データを出力する。また、こ
の印画データは、インクドットの長さをD〜2Lの範囲
で変化させるような信号形態となっている。セレクタS
W2は、2個のLUT25,26のいずれか一方に接続
され、印画データをサーマルヘッド10に送る。
【0020】前記サーマルヘッド10は、発熱素子のア
レイがプラテンドラム27の軸方向に伸びた状態で配置
されている。このプラテンドラム27の外周には、記録
紙12が装着されており、一定ピッチずつ矢線で示す副
走査方向に回転する。また、記録紙12とサーマルヘッ
ド10の間には、インクフイルム13が配置されてお
り、ガイドローラ28,29にガイドされながら、記録
紙12と一緒に副走査方向に移動する。このインクフイ
ルム13には、周知のように、シアン,マゼンタ,イエ
ローのインクエリアが一定ピッチで形成されている。
【0021】図6は記録手順を示すものである。記録時
には、プラテンドラム27が記録紙12を保持したま
ま、矢線で示す副走査方向に回転する。これとともに、
インクフイルム13が矢線方向に給送され、マゼンタイ
ンクエリアの始端がサーマルヘッド10の下にセットさ
れる。緑色画像データは、LUT25でマゼンタの印画
データに変換され、セレクタSW2の接点aを介してサ
ーマルヘッド10に送られる。このサーマルヘッド10
は、印画データに応じて駆動され、インクフイルム13
を背後から加熱・加圧して、溶融したインクを記録紙1
2に転写する。これにより、図1(B)に示すように、
副走査方向の長さが記録濃度に応じて変化するととも
に、主走査方向でジクザク状となったインクドットを画
素15内に記録する。プラテンドラム27の回転に伴っ
て、マゼンタ画像が1ラインずつ記録紙12に記録され
る。
【0022】プラテンドラム27が一回転すると、記録
紙12の始端が記録開始位置へ戻り、またインクフイル
ム13はシアンインクエリアがセットされる。赤色画像
データは、セレクタSW1の接点aを介してLUT26
でシアンの印画データに変換される。この印画データ
は、セレクタSW2の接点bを介してサーマルヘッド1
0に送られ、図1(C)に示すように、シアン画像が1
ラインずつ記録される。
【0023】イエロー画像の記録では、セレクタSW1
が接点bに接続され、青色画像データがLUT26でイ
エローの印画データに変換される。このイエローの印画
データは、セレクタSW2の接点bを介してサーマルヘ
ッド10に供給され、イエロー画像が1ラインずつ記録
紙12に記録される。なお、このイエロー画像の記録で
は、イエローインクエリアがサーマルヘッド10にセッ
トされる。
【0024】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。この実施例では、マゼンタの色については、図7,
図8(A)に示すように、主走査方向で奇数番となる画
素では、一端から他端に向かってインクドットを増やす
ドットパターンを用い、偶数番となる画素では画素の副
走査方向の長さの1/2の開始位置から一端に向かって
インクドットを増やし、一端に達した後は他端から開始
位置に向かってインクドットを増やすドットパターンを
用いる。
【0025】また、シアン及びイエローの色について
は、主走査方向で隣合う2個毎にグループ化し、これら
グループ毎に、奇数番となるグループの画素と偶数番と
なるグループの画素との間で、マゼンタの色と同じよう
に、インクドットのパターンを変えるようにしたもので
ある。すなわち、奇数番となるグループの画素では、図
7(A),図8(B),(C)に示すように、一端から
他端に向かってインクドットを増やすドットパターンを
用いる。また、偶数番となるグループの画素では、図7
(B),図8に示すように、画素の副走査方向の長さの
1/2の開始位置から一端に向かってインクドットを増
やし、一端に達した後は他端から開始位置に向かってイ
ンクドットを増やすドットパターンを用いる。なお、イ
ンクドットの記録開始位置が画素の中央、すなわち画素
の副走査方向の長さの1/2であるが、この他に画素の
副走査方向の長さの1/3,2/3,3/4,3/5等
であってもよい。
【0026】図8(A)に示すように、実線で囲んだマ
ゼンタの画素40は、一辺がLで他辺が2Lの長方形を
している。主走査方向の長さLは、発熱素子の主走査方
向の長さに対応しており、副走査方向の長さ2Lは発熱
素子の通電状態によって決まる。本実施例では、1画素
につき10階調としているから、1画素は10個のサブ
ラインSL1〜SL10から構成されている。例えば1
階調の場合にはSL1のサブラインが記録され、2階調
の場合にはSL1,SL2のサブラインが記録される。
図8(A)に示す各画素40には、ハッチングで示すよ
うに、面積率が50%のインクドット41が記録されて
いる。
【0027】図8(B),(C)は、シアンとイエロー
の画素をそれぞれ示すものである。シアンの画素42及
びイエローの画素43もマゼンタの画素40と同じよう
に、主走査方向の長さがLであり、副走査方向の長さ2
Lは発熱素子の通電状態によって決まる。なお、符号4
4,45は、シアンインクドットとイエローインクドッ
トとを表す。
【0028】これら各画素を重ね合わせると、前記実施
例と同じように図2に示すパターンとなる。すなわち、
主走査方向に伸びた任意の第1列では、白(W),マゼ
ンタ(M),緑(G),黒(K)の色パターンが周期的
に発生する。これに隣合う第2列では、黒(K),緑
(G),マゼンタ(M),白(W)の色パターンが発生
する。この隣合う2列は、色パターンの配列順が逆であ
り、かつ隣合う色は補色の関係になっている。また、副
走査方向や主走査方向にレジずれが発生した場合も、図
3,図4に示すようなパターンになり、ずれにより発生
する色同志が補色関係にあるから、マクロ的に見ればこ
れらはグレイになる。しかも、各インクドットは適当に
散らばるから、主走査方向につらなったラインが形成さ
れにくくなり、モアレの発生を抑えることができる。更
に、前記実施例のように,画素の位置を副走査方向にず
らしていないため、解像度が低下しない。
【0029】図9は、本実施例に示すような画素パター
ンを記録するためのヘッド駆動部の一例を示すものであ
る。ビデオテープレコーダやスキャナーから入力された
画像データは、フレームメモリ55に書き込まれる。記
録時に、コントローラ56は、階調レベルを表す画像デ
ータをフレームメモリ55から1ラインずつ読み出す。
この読出し時に、マゼンタ画像データの場合には、コン
トローラ56は、セレクタ57を作動させて、主走査方
向で奇数番となる画素と、偶数番となる画素とに振り分
ける。また、イエロー及びシアン画像データの場合に
は、コントローラ56はセレクタ57を作動させて、主
走査方向で奇数番となるグループの画素と、偶数番とな
るグループの画素とに振り分ける。そして、奇数番の画
素の画像データはラインメモリ58に送られ、偶数番の
画素の画像データはラインメモリ59に送られる。
【0030】前記ラインメモリ58,59に書き込まれ
た画像データは、バッファメモリ60,61へ転送され
る。LUT62は、図7(A)に示すドットパターンを
記録するための駆動データを発生する。LUT43は、
画像データに応じて図7(B)に示すドットパターンの
駆動データを発生する。
【0031】第1行の画素の駆動データは、サブライン
毎に順番に取り出されてシリアル信号を形成し、このシ
リアル信号がシフトレジスタ44,45に送られる。こ
のシフトレジスタ44,45は、シリアル信号をパラレ
ル信号に変換し、スイッチング回路46,47に送る。
発熱素子アレイ48は、多数の発熱素子10a,10
b,・・からなり、これらが主走査方向に一列に並んで
いる。スイッチング回路46は、発熱素子アレイ48中
の奇数番の発熱素子の通電を制御し、スイッチング回路
47は偶数番の発熱素子の通電を制御する。
【0032】これにより、階調レベル「0」ではインク
ドットは記録されず、階調レベル「1」ではSL1のサ
ブラインからなるインクドットが記録される。同様にし
て、階調「8」の場合にはSL1〜SL8のサブライン
からなるインクドットが記録される。このようにして1
画素の記録が終了すると、以下同様の手順により1行ず
つ画素が記録される。また、1色の記録終了後は同様の
手順により、他の2色も記録される。この場合には、前
述したように、主走査方向で2画素毎にグループ化し、
奇数番のグループと偶数番のグループで用いるパターン
を変える。
【0033】なお、上記各実施例では、ラインプリンタ
を例にして説明したが、本発明は二次元に相対移動する
シリアルプリンタに対しても適用することができる。こ
の場合には、副走査方向のみならず、主走査方向でも、
全体的にみれば色調が変化せず、また色ムラも目立たな
いため、レジずれにより画質が劣化するのをより一層防
止することができる。
【0034】また、上記各実施例は、溶融型熱転写記録
であるが、本発明は、昇華型熱転写記録,感熱記録,イ
ンクジェット記録,電子写真記録等に対しても利用する
ことができるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イエロー,マゼンタ,シアンの3色のうち、1色の画素
に対しては、主走査方向で1画素おきに、画素を所定ピ
ッチだけ副走査方向にずらし、他の2色の画素に対して
は、主走査方向において2画素毎にグループ化して、1
グループおきに、この1グループの画素を所定ピッチだ
け副走査方向にずらしたから、副走査方向のみならず主
走査方向で、レジずれが発生しても隣合う2列の色パタ
ーンは補色関係が保たれている。したがって、全体的に
みれば色調が変化せず、また色ムラも目立たないため、
レジずれにより画質が劣化するのを防止することができ
る。また、上記1色の画素と他の2色の画素とを入れ換
えて記録しても同様の効果を得ることができる。
【0036】また、イエロー,マゼンタ,シアンの3色
のうち、1色の画素に対しては、主走査方向で奇数番と
なる画素では、一端から他端に向かってインクドットを
増やすドットパターンを用い、偶数番となる画素では画
素の副走査方向の所定の開始位置から一端に向かってイ
ンクドットを増やし、一端に達した後は他端から開始位
置に向かってインクドットを増やすドットパターンを用
い、他の2色の画素に対しては、主走査方向において2
画素毎にグループ化して、これらグループ毎に、主走査
方向で奇数番となるグループと、偶数番となるグループ
とで、上記1色の画素と同じように、上記パターンを使
い分けたから、同様に、副走査方向のみならず主走査方
向で、レジずれが発生しても隣合う2列の色パターンは
補色関係を保つことができる。しかも、インクドットを
適当に散らばらせることができるから、解像度を低下さ
せることなく、モアレの発生を無くすことができる。な
お、上記1色の画素と他の2色の画素とを入れ換えて記
録しても同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イエロー,マゼンタ,シアンの各画素の記録状
態を示す説明図である。
【図2】面積率が50%のグレイを記録したときの色パ
ターンを示す説明図である。
【図3】副走査方向にレジずれが発生した時の色パター
ンを示す説明図である。
【図4】主走査方向にレジずれが発生した時の色パター
ンを示す説明図である。
【図5】本発明を実施する溶融型熱転写記録装置を示す
概略図である。
【図6】熱記録の手順を示すフローチャートである。
【図7】(A)は奇数番の画素のドットパターンを示
し、(B)は偶数番の画素のドットパターンを示す説明
図である。
【図8】イエロー,マゼンタ,シアンの各画素の記録状
態を示す説明図である。
【図9】ヘッド駆動部のブロック図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 10a,10b・・・ 発熱素子 12 記録紙 13 インクフイルム 15,17,18,40,42,43 画素 16,19,20,41,44,45 インクドット
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 114 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を主走査方向に配列した
    記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
    副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
    もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
    のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
    カラー画像記録方法において、 前記イエロー,マゼンタ,シアンの3色のうち、1色の
    画素に対しては、主走査方向で1画素おきに、画素を所
    定ピッチだけ副走査方向にずらし、他の2色の画素に対
    しては、主走査方向において2画素毎にグループ化し
    て、1グループおきに、この1グループの画素を所定ピ
    ッチだけ副走査方向にずらしたことを特徴とするカラー
    画像記録方法。
  2. 【請求項2】 複数の記録素子を主走査方向に配列した
    記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
    副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
    もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
    のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
    カラー画像記録方法において、 前記イエロー,マゼンタ,シアンの3色のうち、2色の
    画素に対しては、主走査方向で1画素おきに、画素を所
    定ピッチだけ副走査方向にずらし、他の1色の画素に対
    しては、主走査方向において2画素毎にグループ化し
    て、1グループおきに、この1グループの画素を所定ピ
    ッチだけ副走査方向にずらしたことを特徴とするカラー
    画像記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラー画像記録方
    法において、副走査方向での画素のずらし量は、画素の
    副走査方向の長さの1/2としたことを特徴とするカラ
    ー画像記録方法。
  4. 【請求項4】 複数の記録画素を主走査方向に配列した
    記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
    副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
    もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
    のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
    カラー画像記録方法において、 前記イエロー,マゼンタ,シアンの3色のうち、1色の
    画素に対しては、主走査方向で奇数番となる画素では、
    一端から他端に向かってインクドットを増やすドットパ
    ターンを用い、偶数番となる画素では画素の副走査方向
    の所定の開始位置から一端に向かってインクドットを増
    やし、一端に達した後は他端から開始位置に向かってイ
    ンクドットを増やすドットパターンを用い、他の2色の
    画素に対しては、主走査方向において2画素毎にグルー
    プ化して、これらグループ毎に、主走査方向で奇数番と
    なるグループの画素では、一端から他端に向かってイン
    クドットを増やすドットパターンを用い、偶数番となる
    グループの画素では画素の副走査方向の所定の開始位置
    から一端に向かってインクドットを増やし、一端に達し
    た後は他端から開始位置に向かってインクドットを増や
    すドットパターンを用いることを特徴とするカラー画像
    記録方法。
  5. 【請求項5】 複数の記録画素を主走査方向に配列した
    記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
    副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
    もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
    のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
    カラー画像記録方法において、 前記イエロー,マゼンタ,シアンの3色のうち、2色の
    画素に対しては、主走査方向で奇数番となる画素では、
    一端から他端に向かってインクドットを増やすドットパ
    ターンを用い、偶数番となる画素では画素の副走査方向
    の所定の開始位置から一端に向かってインクドットを増
    やし、一端に達した後は他端から開始位置に向かってイ
    ンクドットを増やすドットパターンを用い、他の1色の
    画素に対しては、主走査方向において2画素毎にグルー
    プ化して、これらグループ毎に、主走査方向で奇数番と
    なるグループの画素では、一端から他端に向かってイン
    クドットを増やすドットパターンを用い、偶数番となる
    グループの画素では画素の副走査方向の所定の開始位置
    から一端に向かってインクドットを増やし、一端に達し
    た後は他端から開始位置に向かってインクドットを増や
    すドットパターンを用いることを特徴とするカラー画像
    記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のカラー画像記録方
    法において、副走査方向での画素の開始位置は、画素の
    副走査方向の長さの1/2としたことを特徴とするカラ
    ー画像記録方法。
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